※この作品はR-18です。

人外異譚   作:オルフェイス

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・蟲姫が一人で歩いているとヒトデナシに囲まれ、抑え込まれる。
・蟲姫は動くヒトデナシの死体に犯され快楽攻めされる。
・黒幕に連れて行かれ実験体となり孕ませられる。

こんな感じです。


蟲姫は元研究者のヒトデナシに捕らえられる

蟲姫。

 

それは、虫のヒトデナシ。その中でも頂点に位置する真の怪物だ。

他のヒトデナシとは違い、彼女は人を殺さずとも人間をヒトデナシにできる。だがヒトデナシ全てに共通することだが、自身と同じ系統のヒトデナシにしかできない。虫は虫に、獣は獣に、といった具合に。

 

蟲姫は虫のヒトデナシを生み出した元凶であると言われている。それ故、過去に彼女を倒そうとした人間もいたが、全て返り討ちにあっている。

蟲姫が怪物と言われるのは、通常のヒトデナシよりも強いからだ。ヒトデナシよりも劣る人間だが、それでも多数集まれば殺すことはできなくもない。しかし、蟲姫の場合だといくら集めても虫のように殺されるだけだ。

 

そうして死んでいった人間は虫のヒトデナシとなり、彼女を頂点としたコロニーが形成される。それが繰り返された結果、誰にも手出しできない蟲姫の軍団が誕生した。

 

本人に手出しは出来ず、軍団を倒すこともできない。

 

まさしく無敵だが、蟲姫にヒトデナシにされ、反抗するヒトデナシも存在する。そういった者は、ヒトデナシにした蟲姫を恨み復讐のために蟲姫を殺そうとする。

しかし多くは蟲姫本人に捕縛され、自身がヒトデナシであることを自覚させられ屈服する。

 

彼女を倒せた者は、この世に一人もいない。恐らく今後、現れることもないだろう。

 

ところで、蟲姫は人類からヒトデナシの支配する世界となった原因の一つと思われているわけだが、彼女も最初から蟲姫であったわけではない。

では、彼女を蟲姫へと変えたのは、一体誰なのか。

 

それは、異形の娘と呼ばれる存在。唯一、蟲姫よりも格上の存在。それこそが、彼女を蟲姫へと変えた元凶なのだ。

 

何を目的としているのか、それは蟲姫にも分からない。ただ、何処までも快楽主義である、ということはわかりきっていた。

 

なにせ、わざわざ蟲姫を作り人間を化け物に変えるほどなのだから。

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

ヒトデナシたちの集まる街で、蟲姫は堂々と歩いていた。

 

自身の異形の身体を晒し、服も着ずに裸も同然。虫が女体の人型をしている姿に、背中からは四脚、臀部からは蠍の尾の生えた蟲姫の身体は、あらゆる武器が通用しない鎧でもある。

 

彼女を知るヒトデナシは、歩く彼女を遠目に見るだけで決して近づこうとはしない。恐ろしくて、到底できないのだ。

それこそ同格でもなければ、気安く接するどころか話すことも出来ないだろう。

 

 

「……何の用です?」

 

 

路地裏へと入った蟲姫を囲むように、隠れていたヒトデナシたちがゾロゾロと姿を現した。

犬、狼、猿、猪……果てには竜人に、数々の虫と、種類だけは多い。

ジリジリと蟲姫の方へと躙り寄って来るが、それだけで怯えるほどではない。蟲姫は憮然とした態度で言い放った。

 

 

「これ以上近寄るようならば、殺します」

 

 

腕から鎌を出し、見せつけるようにして威嚇する。普段ならば、これだけでヒトデナシは道を開くものなのだが、今日は何故か怯えることはなく近付いてくる。

 

警告はしたと、蟲姫は一番近づいてきたヒトデナシへ向かって鎌を振るった。

切り裂かれたヒトデナシは顔がズレ、重力に従うように頭の上半分が地面に落ちそれに遅れるようにヒトデナシの身体も崩れ落ちた。

 

それを合図に他のヒトデナシも蟲姫へと襲いかかり、それぞれが蟲姫に触れる前に身体を切り裂かれ、砕かれた。

どれだけいようとも、スペックに差がある。勝てるわけがない───はずだった。

 

至近距離にまで近付いてきたヒトデナシから離れるために足を動かそうとした蟲姫は、がしりと足を掴まれ動きを止められた。

 

 

「っ、これは、くっ!」

 

 

それが何なのかを視認し、先程殺したヒトデナシ───頭を上半分なくした死体が、蟲姫の足を掴んだのだと気付いた。

 

発生した隙をつくように、他のヒトデナシが蟲姫に飛びかかる。すぐに足元のヒトデナシを切り裂き迎撃する蟲姫だが、数の暴力で抑え込まれ、ついには地に伏せられた。

 

いくら動かそうとも、複数のヒトデナシに抑えられ動けない。ヒトデナシ────その死体であることに気付いた蟲姫は、この異常な力は生き物にあるリミッターが死体にはないからであると察していた。

そうでなければ、複数のヒトデナシに抑えられても無理矢理にどうにかできるはずなのだ。

 

 

「やぁ、見下される気持ちはどうだい、蟲姫」

 

 

地に伏した蟲姫の前に、フードを被った人影が現れる。

蟲姫は抑えられた状況で顔を見ようとするが、フードの中は見えず男なのか女なのかもわからない。

誰であろうと、蟲姫の覚えた怒りをぶつける相手であることには間違いない。

 

 

「っ、あなたは誰ですか」

「教える気はないよ。そして、意味もない」

 

 

パチンと指を鳴らす。それと共に蟲姫を抑えつけていたヒトデナシは彼女の体制を変え、足を開かせ股を晒すようにした。

そこまでしたところで察しがついた蟲姫は、蔑んだ目でフードの人影を睨んだ。

 

 

「程度が知れますね。わざわざこんなことのために、死体を使うだなんて」

「それがヒトデナシだ。君も、そうやってきたんだろう?それに、君を使うのは僕じゃない」

「何を……っ!」

 

 

蟲姫に近付く虫のヒトデナシ。足の間から生えるペニスは大きく勃起し、死んでいるというのにペニスの先から何か液体を垂れ流している。

これから犯されるのだと、蟲姫は理解していた。しかし犯されたところで蟲姫が乱れることは絶対にない。そんなこと、彼女のプライドが許さない。

 

この状況から逃れたら、こいつは死ぬことを懇願する苦しみを味あわせる────そんな意思を込めてフードの人影を睨みつける蟲姫の女性器に、虫のペニスが挿入された。

 

中から感じるペニスの感触に、ピクリと身体を震わせる。ヒトデナシが腰を動かし膣内を擦り犯しても、快感はあってもそれ以上の快楽を感じることはない。

 

このまま相手を満足させて隙を見つけて……そこまで考えることは出来た。

 

 

「ふっ、んっ、ぁ……っ、あんっ」

 

 

奥を突かれ、快楽の声が漏れた。咄嗟に口を抑えようとしたが腕も抑えられ動けないことを今更思い出した。

なぜ急に……先程まで問題はなかった、はずなのに─────困惑する蟲姫だが、ヒトデナシの攻めは続いた。

 

何度も奥を突かれ、子宮口を叩かれる。その度に蟲姫の口から艶声が出て、否応なしに感じているのだと思い知らされる。それがどうしようもなく屈辱だった。

機械的に腰を動かすヒトデナシは、時々ペニスを突くスピードを変えながら蟲姫の弱点を探し、攻め立てる。

感じたくなくても、感じさせられる。無意識に蟲姫の身体はヒトデナシのペニスを受け入れていた。

 

 

「あっ、あっ、やだ、これ……クる、イくっ……!」

 

 

攻められ溜め込まれた快楽が、蟲姫を絶頂させようと全身に駆け巡る。そして強く腰を押し込まれた瞬間に、蟲姫は絶頂し身体を痙攣させた。

ペニスを強く締め付け、内側から電流のように流れる快楽は、蟲姫の思考を真っ白にした。

だらしなく口から涎を出し、力なく脱力する蟲姫を見ていたフードの人影は、クツクツと小さく笑った。

 

 

「あの蟲姫が、無様だねぇ。しかも男性器から出る媚毒に気付かないんだから、滑稽だよ」

 

 

クツクツと笑い続けるフードの人影をよそに、ヒトデナシの動きは止まることを知らない。まだ射精していないのだとばかりに腰を動かし絶頂の余韻に浸る蟲姫を突き続けた。

 

 

「やっ、まって、動かなっ、いでぇ……」

 

 

ズコズコと腰を振り続けるヒトデナシは、出るはずもない精液を出そうと幾度も奥を突き蟲姫に快楽を与えた。

 

終わりの見えない蟲姫への快楽攻めはフードの人影が止めるまで続き、その頃には蟲姫に身体を動かし抵抗するだけの体力は残されていなかった。

 

 

「はーっ、はーっ」

「随分楽しんだようだね、蟲姫。疲れているところ悪いけど、付き合ってもらうよ」

 

 

フードの人影は動けなくなった蟲姫をヒトデナシに抱えさせ、路地裏の奥へと連れて行った。

あとに残ったのは、ここで性交をしていた痕跡である愛液の垂れた跡だけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蟲姫を捕らえることに成功したフードの人影は、捕らえた蟲姫の前でフードを取りその顔を晒した。

 

獣、虫、竜───そのどれとも違うその顔。一番近いものすらない。口も鼻も目もなく、あるのは顔に走る浅い溝のような線。それでなんとか顔と認識できる程度。

 

彼───あるいは彼女は、機械の身体を有するヒトデナシであった。

 

 

「偶然にも死体を動かす術を見つけたのは幸運だった。そのおかげで蟲姫、貴女を手に入れることができた」

 

 

独り言を呟く機械人は、蟲姫に言って聞かせるように言葉を紡いだ。

 

 

「貴女を手に入れることで、ヒトデナシの仕組みを知りたかった。貴女を生み出した異形の娘は流石に無理だから貴女で我慢したけど、それで正解だったよ」

『ひっ、ぐ、ぁぁぁ!やめ、て、もう入れないでぇ』

 

 

貴女でなければ捕まえることも、こうして実験をすることもできなかっただろう、と機械人は続けた。

こうして機械人が話している中で、蟲姫は実験室に入れられ、中にいる実験体のヒトデナシと交尾させられていた。

 

ガラフケース越しに見えるし聞こえるとはいえ、今の蟲姫に機械人の話を聞く余裕はない。蟲姫にも効く媚毒を大量に入れられ、ヒトデナシに犯されているために彼女の脳内は快楽でオーバーヒートしそうだったのだ。

 

 

「とりあえず何体か子供を産んでもらいたい。生まれた子供は片親によって変わるのかも知りたいからね。それじゃあ、僕は準備があるからしばらく離れるよ。それまで、楽しんでね」

『や、出さないでっ、イきたくな───ぁぁぁ!』

 

 

機械人がその場を離れたタイミングで、蟲姫を犯していたヒトデナシは射精し蟲姫の中へと大量の精液を吐き出した。

 

こうして蟲姫は捕らえられ、機械人の実験体となるのであった。




まずは2話目。
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