・ヒトデナシを捕えた医者の女。
・いつの間にかヒトデナシへと変えられたことを自覚する
・ヒトデナシの人形に連れ去られ、延々と犯される
こんな内容です
『一日目』
異形の怪物を捕らえることに成功した。これで研究が進みそうだ。
今まで血や毛などのサンプルを手に入れることが出来なかったから、異形病を治すための特効薬を作ることができなかった。
しかし、その問題は解決した。あとは慎重に、逃さないように捕えた怪物からデータを取るだけだ。
今回捕えたのは、一目見ただけでは人間の女となんら変わりない。敢えて上げるならひどく美しい、というところだろう。
しかしよくよく見てみれば、人間の身体に例えると関節に当たる部分にある骨が露出し、まるで人形のようになっている。
一番近いのは、球体関節人形、であろうか。実物は私も見たことはないけど……
とにかく、この異形を捕えた以上、器具が必要になってくる。壊れないようにと手入れは怠っていないが、倉庫から引っ張り出してこよう。
『三日目』
肝心な問題に気付けていなかった。
私の持つ器具、例えば注射針やハサミなどでは異形からサンプルを取ることが出来ない。
なぜなら、硬すぎるのだ。人間用の器具では使い物にならない。となれば、闇商人の売っていたヒトデナシ用の器具を買い揃える必要があるわけだけど……
幸いにも物々交換に使えるものはある。私の私物だけれど……人類の未来のためだ、私情は捨てよう。
まずは異形からサンプルを取れなくては話にならない。闇商人から買う予定の器具が、異形にも有効ならいいんだけど……
『五日目』
やった!ついに異形からサンプルを取り出すことに成功した!
切り落とした皮膚と、長い髪の一部。それに注射針で取った血……は、人形だからか存在しなかった。
しかしこれは大きな進歩だ。いずれは眼球や腕全体など調べたいが今は様子見、観察だ。
なに、時間はタップリあるんだ。ゆっくりでもいいから異形の身体の秘密を調べる。そうすることで、異形病を治す手掛かりが見つかるはずだから。
『七日目』
少し、変だ。
異形を捕まえ、その皮膚や髪などのサンプルを取り、研究も順調に進んでいる。
そのはずなのに、何か違和感を覚える。その違和感の正体を掴むことができない。
このままでは何か取り返しのつかないことになってしまいそうな……そんな予感がある。
気の所為、だといいんだけど……
『十日目』
身体が軽い。力もついてきた気がする。そういえば、最近食べる量が増えたような気がする。それが理由なのだろうか。
数日前まで違和感を覚えていたらしいが、今は違和感はない。違和感を覚えたことに違和感があるようにすら思う。
つけていた日記では書かれているけど、私はなぜかそれを思い出せない。
けれど、今はそんなことどうでも良いことだ。研究を進めなくては……
『?日目』
違う!絶対に違う!
なぜ今まで気づかなかったんだ!?身体が軽いどころじゃない、これじゃあまるで、あの捕えた異形みたいな──────いや、そんなわけない!
私は人間だ!人間なんだ、怪物なんかじゃない!
私は、異形病を治すために………………
───日記はここで途切れている───
「……」
ある医者がいた部屋の中に、一体の人形が転がっていた。
仰向けに寝転がっている球体関節人形。銀色の髪と人形特有の滑らかな肌。そして硬い四肢とは違い、重力に従って左右に垂れている柔らかな牛の如き爆乳。
目は開かれ、青い瞳が見える。知らぬものから見れば、よくできたダッチワイフか何かと勘違いするだろう。
しかし、その人形は生きている。人形に生きている、というのは解釈違いかもしれないが、とにかく生きているのだ。
その証拠に。
「あ……ぁ……」
人形はひとりでに動き出し、あろうことか声すら出していた。
彼女はこの部屋の主であった元人間。彼女は至って善良な、病を治そうとする医者であった。
だが、同時に愚かであった。叶うはずの無い夢を追いかけていたのだから。
「ぃ、ぎ、ぁぁ」
カタカタと、生まれ変わったばかりの身体を動かし、立ち上がる。
彼女はヒトデナシを捕えた。そして、そこから特効薬を作り出そうとした。
だが、彼女は最初から捕まえたはずのヒトデナシに捕らえられていた。逆だったのだ、誰が捕らえられていたのか、が。
彼女は最初から、人形のヒトデナシに殺されていた。殺されていたが、自覚していなかった。あまりに綺麗に殺されたせいで、自覚できなかったのだ。
人形のヒトデナシは、同族が欲しかった。だから待った。完全に人形であることを自覚するまで。
そして、今がその時であった。
「ル、ル、ルー♪」
歌いながら、部屋の陰から姿を表した人形。その人形は、元医者の人形よりも滑らかに動き、立ち上がった人形を抱えて部屋を出ようとする。
元医者の人形は、自覚したばかりの身体ではどうすることもできず抱えられるままに運ばれた。
その先で、何をされるのか知らぬまま。
「ぢが……が、ぃぎゃ」
「ルー♪」
パツン、パツン、と肉が弾ける音。壁に手をやり胸を大きく揺らす雌人形と、それを後ろから犯すヒトデナシの人形。
元医者の人形は、自分を人形にしたヒトデナシに犯されていた。
雌と雄。人形にも性別がある。元医者の人形は雌であり、女に似た顔と体型をしているヒトデナシは、しかし立派なペニスを持つ雄。
元医者の人形は、犯されるためにここまで連れてこられたのだ。
「ぃが、ゃ、がびぁ」
「ラ、ラ、ラー♪」
楽しそうに歌い腰を振るヒトデナシとは対照的に、元医者の人形は苦しそうに、逃れるように声を捻り出す。
しかしそれは、苦痛……痛みから来るものではない。むしろその逆。感じる快楽から逃れようとする声だった。
彼女は必死に否定する。自分は人間だと、ヒトデナシになんてなっていない、違う、違うのだと。
それを、ヒトデナシは捻じ伏せるように、強く腰を前に出した。
「ぃひぃ!」
「ルラー♪」
お前はヒトデナシ。人間ではない、ただの怪物。それを受け入れろ───言外に、そう言うように腰を振って攻め立てる。
もはや先程までの苦悶の声など出せず、ただ雌の鳴き声を漏らすだけとなった元医者の人形は、ヒトデナシの腰使いに合わせて自身の巨尻を押し付けた。
そして、人形のペニスから精液のような熱い液体が流れ出し、吐き出される。
ズルリと出されるヒトデナシのペニスと、一緒に飛び出す熱い液体。元医者の人形は、力なく崩れ落ちる。
しかし、ヒトデナシのペニスはまだまだ硬く勃起している。こんなものでは終わらないと言わんばかりだった。
ヒトデナシは元医者の人形の頭を押さえつけ、尻を高く上げさせる。
そして開かれたまんこの口から、中へと再び挿入した。
「ぁ、ァ♪」
元医者の人形の口からは、ヒトデナシと同じような声が漏れ、楽しそうに口を歪めた。
こうして病を治そうとした医者は、いやらしい雌人形へと変えられ犯されるのだった。
人形系のやつ書きたくなったので書きました。裏設定的なやつはあるけど今回は出さないスタイル