短いです。
ヒトデナシと成り果てた者は、既に人ではない。まさしく『人でなし』なのだから、当然のことだ。
しかしながら、それでも人で有りたいと願うヒトデナシも存在する。しかし、その数は少ない。
殆どのヒトデナシは、元々は人間であったのに、なぜなのか。簡単だ。ヒトデナシとなった者は皆、溺れてしまったからだ。ヒトデナシの本能に。
つまり、人としての自覚がなくなる。
故に少数。殆どの人間がヒトデナシに抗えない状況も、ヒトデナシを増やす要因になっている。
そんなヒトデナシのやることは、極めて単純だ。食べるか、寝るか、犯すか、殺すか。他にもあるのかもしれないが、殆どのヒトデナシは単純に上記のものを求める。
そして、ヒトデナシは同族であるヒトデナシあろうと、相手が異性であれば獲物にしてしまう。
襲う者の好みはあるだろうが、弱いヒトデナシの行く先は、いつだって決まっている。
即ち、蹂躙である。
薄暗い洞窟の中。
ぐちゅぐちゅと、音が響く。
「んぶっ、んっ、じゅぶぅ!」
女のヒトデナシが、紫色の触手に囚われ、犯されていた。
空中で頑丈そうな枝や根で覆われた両手両足を縛られ、身動きが取れない状態にされているそのヒトデナシは、同じヒトデナシの触手に犯され蹂躙されていた。
油断……ではなかった。
確かに彼女は、油断はしていなかった。襲いかかってきたため、自分を守るためにヒトデナシとしての力を振るって倒し、それで追い詰めたと勘違いしただけで。
本気を出した触手の猛攻は、容易く彼女の硬い両手足の鎧の如き木を破壊し、戦闘不能にした。
単純に、地力で負けた。ただそれだけのことだったのだ。
「ぐぽっ、んぐ、ぷはぁ」
口をめちゃくちゃにしていた触手が離れる。
息ができず酸欠気味だった彼女の脳が、肺を動かし酸素を取り入れ活動を始める。
しかしすぐに口を塞がれ、穴という穴を犯された。
口はもちろん、何度も犯され愛液を溢れさせている秘部や、同じように犯され硬く閉じられた菊門は、容易く侵入されるほどにほぐされた。
触手自体の長さはともかく、太さはそれほどでもない。せいぜいが人間の指程度でしかないだろう。
しかし、何事もイチモツの大きさだけが快楽を与える要因ではない。
長く細い触手が口内に侵入し、舌に巻き付き締め付ける。菊門から侵入した触手は、入り込んだ触手をうねらせて腸壁を内側から押し上げる。秘部に入った触手は、さらに小さな触手で女の陰核に巻き付きながら、沢山の細い触手を侵入させて膣内どころか子宮まで触手で埋め尽くす。
数が多く、細いからこそ出来るやり方。彼女は、触手の術中にハマっていた。
意外と力が強いだけではなく、多くの触手から与えられる快楽が彼女の抵抗力を削ぎ落とし、理性を溶かしていた。
「んんぅ!ふぐ、はっ、んぶぅぅ!」
再び、触手が口から抜かれる。しかし先程よりも早く触手は口内に触手を入れて、一呼吸の猶予すら与えない。
酸欠気味の身体は、ヒトデナシだからこそ無事でいられる。人間ならば、耐えられず窒息死していただろう。
しかしヒトデナシだからこそ、触手のやり方は適していた。
酸欠になれば脳はボヤけ、身体は力を失い、しかしヒトデナシであるために快感が強く感じられる。感じてしまい、反応する。
抵抗力を奪いつつ、女の身体を楽しむ。触手のやり方は、まさしくそういうものだった。
「んぶごっ、んっ、んぅぅぅ!!」
唐突に、女の中に入り込んでいた触手の先端から、ビュルビュルと大量の精液が吐き出される。
触手の数が多いことも相まって、精液の量も相当なものになっている。
口内から入った精液は胃をすぐに満たしてしまい、腸内も入口付近はすぐに精液で埋まり、秘部に至っては子宮から溢れる精液がドバドバ流れ落ちている。
しばしの間流し込まれていた精液だったが、触手を穴から引き抜いたことで逆流するように穴という穴から精液が零れる。
地面はすぐさま精液の池となり、触手が拘束を解除し、女を精液の池に落とした。バシャンと飛沫が飛び散り、ぐったりとした様子で身体を倒れ伏していた。
「っ……ふ、ぁ……」
逃げようとしているのか、身体を震えさせながらも手足を動かし立とうとするが、手足が自重に耐えきれず再び倒れ伏す。
その様子を、触手は嗤う。
彼女には聞こえない声で、洞窟に笑いを響かせる。
そして再び、離していた触手を彼女に向かわせる。
触手の体力は無尽蔵だ。基本的に食事もいらないし、睡眠も最低限度でいい。
触手が飽きるまで、彼女への蹂躙は続いた。
そして。
彼女が触手の蹂躙から解放される機会は、来ることはなかった。
とりあえず思いついたのを三十分程度で書いて仕上げたので完成度は低いです。