※この作品はR-18です。

カムラの里、姉妹竜人娼婦年代記   作:伊倉米磁

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一章 はじめてのばいしゅん

 一人の男が、カムラの里の門の前に立っていた。

 

(ここが、百竜夜行とやらの噂があったカムラの里か)

 

 この地方では珍しくない様式の、木製の大きな門。他は岩山か、川に面しており侵入が容易でない地形。開拓村としては理想的な立地と言っていい。

 門自体も立派な出来で、噂……百竜夜行を辛くも凌ぎきったという話も本当なのだろうと思わせた。

 

(古龍に、巡り会えるだろうか)

 

 男の名は、ロクサリス。ドンドルマでG級ハンターにまで上り詰めた人物だが、古龍の討伐経験はなかった。

 無論、古龍の討伐経験のあるハンターなどG級であっても数少ないので、それでアヤが付くということはないのだが、多くのハンターがそうであるようにロクサリスも古龍討伐者の称号にあこがれてはいた。

 

 なんでも、この里は40年も前に原因不明のモンスター集団移動……「百竜夜行」に見舞われ、村の総力でもって里の消滅だけは防いだらしい。結局百竜夜行の原因は解明されていないという。

 そういう話は古龍の影響である可能性が高い。ロクサリスのこれまでの調査結果はそう告げていた。

 そうして、カムラの里へと脚を踏み出すのだった。

 

◆◇◆◇◆◇◆ヒノエ◇◆◇◆◇◆◇

 

「まあ、ロクサリス様とおっしゃるんですか? ロクサリス(カタバミ)……お花の名前だなんて、可愛らしくて素敵な名前ですね」

 

 私は酒を注ぎながら、カムラの里にやってきたロクサリス様と歓談しています。

 G級ハンターだけあって、ロクサリス様はとても沢山の地域を巡ってモンスターの討伐をしてきたようで、その話は刺激的で聞き飽きる事もありません。

 

「かわ、いい? そんな事を言われたのは初めてだ」

 

 近くにいるとまるで岩山のような巨躯であるのに、目を丸くした表情は少年のようで、私は思わず微笑んでしまいました。

 

「姉さまのおっしゃるとおりです。きっとロクサリス様は玉のような赤子だったのでしょう」

 

 私の反対側には、ミノトが座っています。はしたないけれど身体がくっつく位に身を寄せて、いつもより襟をくつろげて胸元が見えるように服を着て、まずはロクサリス様にソノ気になって頂こうという肚です。

 

「自分の名の由来など、気にしたこともなかったな」

 

 寡黙なお方ですが、先程からチラチラと胸元に視線が行っているのを感じます。性交が日常になった40年前から、このような視線を受けると身体が火照るようになってしまいました。

 私はミノトに目配せします。

 

(ミノト、本当に良いの? 別に私がお相手しても……)

(いいえ、姉さま。もしも連続してG級ハンターの方が来られたら大変です、まずは私が一人でお相手します)

 

 共鳴……私達が持つ不思議な力で、ロクサリス様の目の前で内緒のお喋りをして妹の意思が堅いことを再確認しました。まあ、ロクサリス様なら滅多な事にはならないとは、これまでの会話で何となく察せられる所だったので、危ぶんでいるわけではないのですが……

 

 いえ、きっと私が訳もなく不安がっているだけなのでしょう。

 里の外の方と、あまり触れ合って来なかったから、緊張しているだけに違いありません。

 

 初対面なのに、この方に里長以上に『男』を感じてしまって、侍っているだけで胸が高鳴るような心地になるなど……ミノトに知られたら大騒ぎされてしまいますね。

 私はクスリと笑みを深めて、ロクサリス様の手にかするように手を触れながらお酒をまた注ぐのでした。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆ミノト◇◆◇◆◇◆◇

「ロクサリス様は……ご滞在はどれほどのご予定で?」

 

 ヒノエ姉さまが、酒気で頬を赤くした天上の美しさの笑顔でロクサリス様に訪ねます。

 

「そうだな……何度か狩りをして、古龍の気配を感じなければ次に行こうと思っている」

 

 その答えは、概ね予想通りでした。しかし、カムラの里としてはそれでは困ります。

 

「左様ですか……ロクサリス様、不躾なお願いとなり大変恐縮なのですが、滞在を伸ばして頂くことは出来ませんか?」

 

 姉さまがそう切り出すと、ロクサリス様は眉を顰めました。

 

「実のところ……それも、考えなくはない」

「ほ、本当ですか?」

 

 私は思わず身を乗り出してしまいました。はしたなくも、胸の膨らみがロクサリス様の岩塊のような腕に押し当てられてしまいます。

 

「う、うむ……これまで調査してきた中で、俺が去った後に古龍が観測された例もあった。そろそろ、出そうな所に腰を落ち着けて待つかどうか、悩んでいる所だ」

 

 なるほど……古龍を狩るための旅なのに、旅を続ける事で古龍から遠のく。古龍を狩れるかどうかは、実力以前に巡り会いということなのでしょう。

 

「でしたら、ぜひぜひカムラの里にご滞在くださいな。……ロクサリス様を満足させるおもてなし……出来ると思いますわ」

 

 姉さまが自身の胸の谷間に挟むようにロクサリス様の腕を抱き、耳に染み入るような玲瓏たるお声で囁きました。

 ああ、男を誘う時の姉さまの妖艶さときたら……

 

 ハッと我に返って、私も同じくロクサリス様の腕を胸の谷間にはさみます。

 

「もしも、ご滞在を伸ばしてくださるのであれば……一度の狩りのたび、一日中私の身体を好きなようにしてくださって構いません」

 

 卒倒しそうなほどはしたない台詞。しかし、これもカムラのため。私達の魅力がどこまで通じるかわかりませんが、精一杯の事をしなければ。

 

 結果はすぐに現れました。ロクサリス様の目の色が変わります。これまでの遠慮がちなチラ見から、自分のものになる雌をどう料理してやろうか吟味する、雄の視線へ。

 その迫力に、心臓がどくん、と一つ高鳴ります。まるで、剥ぎ取られるのを待つばかりのケルビにでもなった気分です。

 

 大丈夫……男性の性処理など、可愛いものです。一日と言っても、夜に数回出して差し上げるだけのことでしょう。

 

「昼に」

 ボソリ、と低い声でロクサリス様がつぶやきました。

 

「フゲン殿から聞いた、この里に特有のハンター技術。それらを習得するまでは、滞在するとしよう。それから先は、また考える」

 ロクサリス様は腕を谷間から引き抜いて、私達の腰を抱き寄せました。

 

「あっ……」

 私か、姉さまか……どちらの声かわかりません。どちらも、だったかもしれません。抱かれるのを了承する声色を漏らし、抵抗しないのを確認してロクサリス様は唇の端を吊り上げました。

 

「まさか、これほど美しい竜人を抱けるとは思わなかった。約束、期待している」

 そう言って、私達の胸を下から持ち上げ、たぷ、たぷと弄びます。股間に目をやると、インナーの腹の辺りまで棍棒でも入っているかのように盛り上がっています。

 

 どく、どく。心の臓の鼓動が収まりません。

 自分でも制御できないほど、それに見入ってしまいます。下腹が熱を帯び、大事なところの一番奥が蜜を分泌する感覚がはっきりとわかりました。

 

(まあ……すごい。ふふ、ミノト、変わってあげましょうか?)

(け、結構です。やはり姉さまにこの方のお相手はさせられません! こ、このようなものを入れられたら、繊細な姉さまが壊れてしまいます)

(竜人は身体が丈夫だからなんとかなると思うけど……ミノトも無理だと思ったら断って良いのですからね?)

 

 身体が疼く感覚が、自分の身体の外にもあります。……姉さまもまた、ロクサリス様の巨根を見て興奮していらっしゃるのでしょう。

 それに嫉妬するような、姉さまが私と同じ様に感じてくれていて興奮するような複雑な思いをしつつ、その夜は更けて行きました。

 

 

 その夜、私は部屋に戻ってすぐ床についたのですが……姉さまは火照った身体を里の男衆とまぐわう事で宥めたようでした。

 共鳴で伝わってくる姉さまの性交の昂奮、性の悦びを一人ゆっくりと玩味し、私は指で自分を慰めてから眠りました。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 ロクサリスは翌日、一番近い狩場である大社跡に赴き、オサイズチを狩った。なんのことはない中型鳥竜であったが、初見のモンスターは狩りたくなるのがハンターの性というものだ。

 

(これが翔虫か……確かに素晴らしい技術だ)

 そして、カムラの里の狩りに慣れる目的もあった。

(この機動力、一度覚えたら手放せないほどに魅力的だな)

 

 本気で滞在を考えても良いかもしれないと思いつつ、無傷で狩ったオサイズチと取り巻きのイズチの剥ぎ取りを済ませる。

 近場で朝早くから出かけたとは言え、帰る頃には昼を過ぎているだろう。

 

(一日というのは、行為を初めてから一日ということで良いのだろうか)

 

 良くなくても、それを要求してみよう。狩りのときよりも獰猛な笑みで、次なる獲物が待つ里へロクサリスは歩いていった。

 

 

「あら、ロクサリス様。もうお帰りですか?」

「ああ、楽しみで早く狩り終えてしまった」

 

 昼間の集会所に帰ってきたロクサリスがミノトに声をかける。

 ロクサリスがニヤリと笑みを浮かべると、ミノトは頬を赤くしてキョロキョロを視線を彷徨わせた。

 

「あ、あの、その、アレのことはG級ハンター様と村の大人だけの秘密で御座いますので、できれば……」

「そうなのか。承知した。まあ約束通り、これから一日相手をしてもらおう。俺は部屋で待っているから、すぐ来てくれ」

「あっ……」

 

 一方的にそう告げて去っていくロクサリスに、ミノトは手を伸ばしかけるが……覚悟を決めるように深く呼吸して、今日の業務を終了するのだった。

 

 

 

「お、おまたせしました、ロクサリス様」

 

 程なくして、ロクサリスとミノトはハンター用の家の中で対面した。畳には既にルームサービスが布団を敷いており、行為が終わった後に拭けるよう桶と手ぬぐいも用意されている。

 

「ああ、待ちかねたぞ。さあ、こちらへ」

 ロクサリスに手首を掴まれ、子供のように引きずられてミノトは慌てて靴を脱いだ。

 

「さあ、まずは脱いでくれ。もう待ちきれないんだ」

「えっ……あ、あの、まだ外も明るいのですが……」

「ひとまず一日しか無いのだろう? 一時も無駄には出来ない」

 

 ハンターの家として作られたここには、戸というものが無い。大きな武器を出し入れするにあたって邪魔になるからだ。里の端の方にあるとは言え、窓や入り口から風が涼しげに吹いてきているし、子供の遊ぶ声や、耳をすませばたたら場の稼働音だって聞こえる。

 

 そんな時分に男とまぐわおうというのだ。ミノトは躊躇し、これまでになく動悸が激しくなるのを自覚した。しかし、意を決して巫女服のような装束を一枚、また一枚と脱ぎ捨てていく。

 

 するり、と腰の帯が解け、袴が床に落ちた。ミノトの白い脚が露わになる。

 ロクサリスが、ほうという顔をした。

 

「竜人の素脚というのは見たことがなかったな。こうなっているのか」

 まるで初見のモンスターの肉質を見定めるような目で、ミノトの足を眺めた。

 

 竜人の足は、ちょうどアイルーの足と同じような構造をしている。ふくらはぎが人間の半分位の長さで、足の指の付け根から足首までの骨がそれを補うようにとても長い。

 肌の質感は人間と同じように滑らかなので、爪先立ちをしているような不思議な見た目になっている。

 

「ご不快……でしたか?」

 少し暗い顔でミノトが言った。

 

 どれほど里の皆が家族と言った所で、ヒノエとミノトは竜人だ。同年代のようだったフゲンが老人になっても二人は若々しく、どれほど子宮に精を受けた所で子を孕むこともない。

 普段はヒノエ共々なんとも無いように振る舞っているが、手と足の違いを思う度にほんの少し心が重くなってしまう。

 

「まさか。昨日も言ったとおり、楽しみで仕方なかった。このとおりだ」

 そう言うとロクサリスも服を脱ぎ捨て、あっという間に全裸になる。

 

「なっ……!」

 ミノトは目を見開き、絶句してしまった。

(こ、こんなに太いだなんて……)

 

 娼婦になることを決める前、色々と金策を模索していた事もあった。そのうちの一つに土産物として工芸品を輸出すると言う案があり、幾つか試作を作ったのだが……ヒノエとミノトの二人を象った「カムラの双こけし」というこけし。ミノトの腕より少し太い程度のそれは今も部屋に飾ってある。

 

(こけしと同じくらい、長くて太い……こんなもの、本当に姉さまに入れられなくて良かった)

 

 ミノトが生唾を飲んでいると、ロクサリスが苦笑した。

「はは……不快だったか?」

「あっ! い、いえ、その……お、大きすぎて、つい驚いてしまいまして」

「褒め言葉と受け取っておこう。さあ、布団へ」

 

 残る上着もするりと脱ぎ去ると、一糸まとわぬ姿となったミノトの白く豊満な胸が露わになる。昼の強い光が窓の連子の形にミノトの肢体に影を落とし、その身体の艶めかしい起伏をより強調していた。

 

「まずは、胸で奉仕してくれないか」

 すでに腰を下ろしていたロクサリスがそう言うと、ミノトは困惑したように形の良い眉をしかめた。

 

「胸で……とは? どうすれば良いのでしょう」

 

 首を傾げて、四本指の手で人差し指らしきものを顎に当てるミノト。ロクサリスは竜人の娘に性技を教え込める幸運に顔をほころばせた。

 

「その大きな胸で挟んで、扱くんだ。口も同時に使ってくれるとありがたい」

 

 ロクサリスは豊満な胸が好きだった。容姿が厳つく股間も大きすぎる彼にとって、抱ける相手は商売女程度だったため、いい女と胸の大きい女が一致してくれたことはまず無いのだが……望外の幸運に、触られる前から我慢汁を垂れ流すほどに昂奮していた。

 

「挟んで……しごく……しょ、承知しました。やってみますね」

 

 ミノトは行為を想像するように宙に視線をやった後、素直に言うことを聞いた。商売女なら媚びた笑みを浮かべるか、露骨に顔をしかめる所だ。

 擦れていない自然なミノトの態度に、ロクサリスは好感をもった。

 

 全裸のミノトが、ロクサリスの正面に膝をついて正座する。ロクサリスは股間を突き出すように後ろに手をついて座っていた。

 赤子のように四つん這いで移動すると、ミノトの胸が重力に引かれてゆさゆらと揺れる。やがてロクサリスの股間に屹立する太マラにぴとりとくっつくと、ミノトが小さく身をすくませた。

 

「えっと、し、失礼します」

 ミノトは四本指の手を、ロクサリスの太ももの付け根に置いた。身体を支えながら体勢を工夫して、最終的には正座のように膝を折って上半身の体重を男に預けるような姿勢に落ち着いた。

 

 ミノトの薄っすら汗をかいた胸の谷間に、ロクサリスの肉棒が挟まる。

 

(熱い……それに、こんなに長いなんて……)

 

 たたら場に放置した鉄塊のように熱く、ミノトの豊満な胸でも半分ほどしか挟めない。根本を刺激するのは諦め、射精しやすい亀頭を胸で包み込み、両脇から自分の胸を押しつぶして圧迫する。

 ゆさ、ゆさと小刻みに縦に手を動かすと、胸もそれにつれて形を変形させる。

 

「んっ♥」

 ミノトの、胸の大きさに見合ったぽっちりと目立つ乳首がロクサリスの下腹部に擦れる。その刺激で乳首はムクムクと勃起し、ミノトは羞恥に顔をそむけた。

 

「こ、こうで、しょうか……?」

 上目遣いにロクサリスを見る。

 

「うむ……胸の大きさは素晴らしいが、やはりぎこちないな。口も使ってくれ」

 

 ロクサリスの視線が胸に釘付けになっているのを否応なく意識し、ミノトは乳首を勃起させて胸をゆさゆさ揺らす自分の恥ずかしい姿を見つめられている事に強い羞恥を覚える。

 視線を切る言い訳のように、胸で挟む位置を少し下にずらし、亀頭を露出させた。

 

(カリ首も、ああ、なんて凶悪な形をしているのでしょう。こんなモノを入れたら……女陰がすべてこそげ落ちてしまいそうです)

 

 知らず胸を高鳴らせながら、首をすくめるように胸で挟んだ肉棒に顔を近づけ、薄くも健康的な桃色に色付く唇をむっちりと強く押し付け、口づけた。

 

「ちゅるっ……れぅ……」

 いきなり胸で奉仕しろと言われたので面食らったが、口淫ならば慣れたものだ。舌を亀頭に巻きつけて蠢かせれば、里の男衆は一人残らず情けない声を上げてミノトに射精を懇願するはめになる。

 

(太すぎて、巻きつけるのは無理ですが……この、ドキドキノコのように張った傘ならば刺激も強いはず……さあ、これで満足なさいませ)

「じゅる、れちゅ、くちゅくちゅっ」

 たっぷりと唾液を絡め、胸をグイグイと押し付けながら亀頭の一番敏感な部分を攻め立てる。

 

「おおっ、これは、たまらん。これが竜人のフェラか」

(ふふ、やはり殿方など可愛いものですね。満足するまで搾り取って……)

 

 ぽん、と肩に手を置かれ、ミノトは我に返った。

「ありがとう、もう十分だ。やはり最初はマンコに射精したい」

「あっ……はい、わ、わかりました」

 

 完全に目算が外れたミノトが、我慢汁と一緒に固唾を飲んだ。

 そこで初めて、ミノトは自分が滴るほどに女陰から蜜を垂らしていることに気づく。

 

(うう……このような事、初めてです。舐めているだけで私までこんな……)

 

 だが勿論男は待ってくれない。鼻息も荒くミノトをブンブジナのようにひっくり返して、こけしのように太い魔羅を女陰にあてがった。枕に頭を載せてくれるのだけは、まだ理性を失っていない証拠だろうか。

 

「行くぞ。あまりにも苦痛だったら言ってくれ」

「は、はぃ……う゛っ!」

 

 さすがG級ハンターというべきか。ミノトの膝を掴んで身体を丸めさせるように布団に付け、ミノトの膣口が少し上を向いたのに完全に角度をあわせ、正確無比に真っ直ぐ貫くように腰を突き出す。

 先端はそれなりに尖っているためミノトの膣をグイグイ押し広げ、ミノト自身の握り拳より太いロクサリスの魔羅がズブズブと突き刺さっていった。

 

「あ゛っ……かっ……」

 ミノトはそれだけで息も絶え絶えで、目を見開いて口をはくはくと動かして呼吸するだけで精一杯といった有様だった。

 

「くうっ……たまらんマンコだ。窮屈で、天井がツブツブと刺激してくる」

 

 ほとんど初対面の男から自分の性器を寸評されても、ミノトには応じる余裕がなかった。竜人の柔軟な身体はロクサリスの魔羅をすべて飲み込み、その熱さを体中に伝えていた。

 

(熱い……太いっ……! ああ、いけない、お腹の中に入っているモノのことしか、考え、られな……姉さま……!)

 片時も頭の中から消えることのなかった姉の姿を浮かべる余裕もないほど、胎に受け入れた魔羅は圧倒的だった。

 

 知り合って間もないとか、姉さまがこの世で一番大事だとか……ミノトの事情を一切考慮せず、成熟した雌として、雄の存在で頭がいっぱいになってしまう。

 

「どうやら、大丈夫そうだな。では動くぞ」

「えっ、ま、ちょっ……!」

 我を取り戻しかけるが、その瞬間にロクサリスが腰を引いた。

 

「あああああああああっ!!!」

 ばちん、ばちんと腹の中に雷が落ちたのかと思うほどの衝撃が走る。

 

 ミノトは目を見開き、枕を力いっぱい握りしめて背をのけぞらせる。形の良い大きな胸がロクサリスの眼前に迫り、そのまま抱きしめられて顔を埋められた。

 

「そら」

 反応を確かめるように、再度ロクサリスが侵入する。雄に蹂躙される倒錯的な悦びが、ミノトの心に渦巻いた。

 

(こんな、このような、野生のけだものの交尾ではあるまいし……!)

 そんな事が脳裏にちらつくが、ロクサリスが止まることはない。

 

「あーーーーっ! ひぃーーーーーっ!」

 昼日中から大声を……それも性交の際の声を上げるなど、恥ずかしくて絶対にしたくないと思っているのに。

(声が、全く……我慢できません……!)

 

 あまりにも太すぎて、その衝撃をなんとか逃してやらなければ頭がおかしくなりそうなのだ。

 

 入り口と一番奥を何度か往復されただけで、ミノトは喉が枯れるかと思うほどに叫び声を上げさせられた。ぜえぜえと息を整えていると、

「む、ここか」

 不穏なつぶやきと共に、下腹にぴりりと電流が奔る。

 

「ひっぐっ♥ んああっ♥」

 一転して、ミノトが甘い声を上げた。

 

 奥まで太マラでいっぱいになったまま揺らすように小刻みに腰を使われ、不可解なほどの心地よさが下腹部で爆発したかのようだった。

「安心しろ、そちらもちゃんと気持ちよくする」

 

 さわさわと涼しげな風が窓から吹き込んだ。日差しを受けて影になったロクサリスの顔が、獲物を前にしたハンターのそれであることを見て取って、ミノトは自分でも理解しきれない感情に揺さぶられ、ずくんと下腹が疼くのを自覚せざるを得なかった。

 

 

 

 そこからはもう、ミノトは一方的におもちゃにされた。

 

「あああーっ♥ もうっ♥ もうだめっ♥ ミノトはおかしくなってしまいますっ♥」

 がっぽ、がっぽ。

 白濁してねっとりと糸を引くミノトの本気汁が、無残なほどに広がったミノトの股間から巨根のえげつないカリで掻き出されて布団に大きなシミをつくる。

 

 小刻みに揺らされただけで何度か絶頂に達した後、だんだん腰の振りは大きくなっていった。なのに、最初の激しすぎる刺激がそのまま快楽と感じられるようになり、ミノトは髪を振り乱して太マラの打ち込みに悶え狂い、昼下がりのカムラの里中に響くような発情した雌竜の鳴き声を上げていた。

 

「だしてっ♥ もうだしてくださいっ♥」

 その声はまるで幼子が泣きべそをかいているかのように震え、実際にミノトは幾筋もの涙を流していた。

 

(ああっ、なんて、なんて、すごい……! これが立派なハンターさまの性交なの……!?)

 

 姉がどうの、などと余所事を考える余裕はとうに失われ、快楽にどっぷり浸りきった脳みそは目の前の雄を無条件で賛美してしまう。

 

(すごいっ♥ こんなの、知らなかった……♥ こんなの続けられたら、頭がおかしくなってしまいます! もう終わって、ミノトの小袋、貴方の精でいっぱいにしてっ♥)

 内心ですら男に媚びて、射精を懇願する。

 

「おおっ、だすぞ、だすぞ、ミノトっ!」

 歯をむき出しにして、モンスターに止めの一撃を打ち込むように、ばちゅんっ! とほとんど真上からの突きを入り口から奥まで叩き込む。

 

 同時に、ミノトの奥深くで熱感が弾けた。

 

「おおおおおおおおっ♥♥♥」

 ミノトは口を突き出した情けない顔で獣のいななきのように絶叫し、里中に今まで決してしなかった本気絶頂をしたことを宣言する。

 

 どぷ、どぷ、とほっそりとしたミノトの下腹部が脈打って見えるほどにロクサリスが精を吐き出し、針一本程度しか無い子宮口をこじ開けて鉄砲水のような勢いで精液が子宮に侵入していく。

 

「あ゛ーーーーーーっ!!!」

 どくん、どくん、心臓の脈動が途切れぬように、ロクサリスの射精も永遠に途切れないかに思われた。

 

(でてるっ♥ ロクサリス様の精液、私の中に染み込んでくるっ♥ ああ、これが子種、これが交尾っ♥ 本当に、やや子を孕んでしまいそうっ♥)

 

 ミノトにとって性交は里の皆との絆を実感するための行為であり、男衆全員の子種を膣に受けたことはある。しかし、ロクサリスの精液は全く違う感慨を抱かせた。

 

 巨根で丹念に快楽を与えられ、理性を引き剥がされてむき出しの生殖欲求に与えられた精子は、生まれて初めてミノトに性交の……『子作り』の気分を理解させるに至った。

 そうは言っても、竜人と人間の間に子供が生まれたなどという話は全く聴かない……どころか、有史以来記録にない。子作りの醍醐味を味わいながら、子供が出来ることのない『安全』な快楽を、ミノトは無意識に貪っていた。

 

「あっ……♥ うっ……」

 長い長い射精と、射精の度に味わう狂おしいほどの甘美な絶頂から抜けて、ミノトは指一本動かせないほどに疲弊していた。

 

(お、おわっ、た……♥ すごかったぁ……♥)

 これほど充実した性交があるなんて、思ってもみなかった、とミノトがやりきった風に達成感に浸っていると。

「ふう……竜人の美女を抱くのは初めてだが、やはり最高だな。さ、次は後ろからさせてくれ」

 

 膝立ちになったロクサリスが、相変わらずこけし並の巨根をガチガチに勃起させてそう言った。

 

「えっ?」

 ミノトは簡単に転がされ、腰を持ち上げられると独りでに膝がつっかえ棒になり、うつ伏せで男に尻を差し出す姿勢になった。

 

「おお、あんなに広がっていたのにもう元通りだ。さすがは竜人だな。これなら遠慮なくやれる」

「あ、あ、あの、ロク、サリスさ」

「ふっ!」

 まるでモンスターの肉質を測るように、ミノトの膣の感じる部分を的確に突き刺す一撃。

 

 その重撃は、ミノトの膣をぐちょぐちょに濡らすほどに破壊せしめ、里の男との挨拶のようなヌルい性交には二度と戻れないほどの甘美な性快楽を叩き込んでいく。

 

「ん゛おおっ♥ おぐっ♥ ひぐぅぅんっ♥」

 ぱん、ぱんと肉付きの良い尻が、巌のようなロクサリスの身体で打ち据えられて、波打ち、歪み、弾んでいる。

 

 ロクサリスはぐい、と水を掬うように身をかがめてミノトの胸を下から持ち上げ、突っ伏していた上半身を正面の棚と向きあわせた。

 ロクサリスの好物である大きな胸を揉みしだき、淫らに固く勃起した乳首を乱暴に指で弾きながら、秒間にどれほど多くの快楽を叩き込めるか試しているかのように腰を巧みに使って、既にぐちょぐちょのミノトを見る影もなく突き崩していく。

 

「はひゅーーっ♥ こひゅーっ♥」

 

 ミノトはもう息も絶え絶えどころか白目を向きかけていて、涙も鼻水もよだれも垂れ流し、頭の中が交尾の快楽で破裂しそうになりながらギリギリで意識を保っていた。

 

「おお……なんと心地いいマンコだ。また出すぞっ!」

「はひゅっ♥ ふーっ、ふーっ♥」

 

 もう言葉を話すこともままならず、目一杯押し広げられた膣を締めて返事をするミノト。それを誤解せず汲み取って、ロクサリスがぎゅうと胸を握りながらまた最奥で精を解き放った。

 

「んごっ♥ お゛っ♥ おおおおおーーぅ……♥」

 

 力尽きそうなミノトは叫び声を上げる事もできなかった。唸るように、雌の快楽を喉からひりだすように、獣じみた絶頂の声を上げて、全身を痙攣させる。

 巨根が射精した時には自分も絶頂するよう、たった2回の射精で心身ともに快楽を刻みつけられていた。

 

 

 

 

「……さん、ミノトさん! 大丈夫かニャー!?」

 声をかけられたミノトが、薄っすらと目を開く。もうとっぷりと日が暮れており、隅に置かれた提灯が部屋を照らしている。

 

「はっ! わ、私は一体……?」

 ばっ、と上体を起こす。一糸まとわぬ姿で、股間からはとめどなく精液を溢れさせ、太ももと尻を精液だまりに浸していた。

 

「ああ、起きたか。喉が乾いたのでな、ルームサービスに飲み物をもってきてもらった。布団も変えてほしかったしな」

 ロクサリスは気軽な調子でお茶を飲んでいる。

 ルームサービスは努めて明るくミノトに声をかけた。

 

「は、はい! ミノトさんもお茶どうぞですニャ!」

 呆然と湯呑を受け取って飲む。冷えたお茶がカラカラの喉に心地よく染み渡った。

 

 じわじわと状況を理解し、ついには『行為』の最中を顔見知りであるルームサービスのアイルーに見られて、あまつさえ会話をしている事に気づいてどうしようもなく気恥ずかしく、顔が熱くなってくる。

 

「さあ、飲んでベッドメイクが出来たら再開しようか。ミノトの身体が最高すぎて収まる気がせん」

「た、只今ですニャー!」

 

 ギンギンに勃起させたロクサリスに恐れをなして、ルームサービスが速攻で精液と愛液でグショグショになった布団を畳んで新しいものに替える。

 

「で、でも旦那さん、あんまりミノトさんにその、無体なことは……」

 伏し目がちに抗議するルームサービスに、ロクサリスはミノトを見た。

 

「そうなのか?」

(ここで、そうだと言えばロクサリス様は恐らくひいてくださるでしょう……

 しかしそれでは駄目です。約束は、約束なのですから。それに……)

 

 昨日までは、決してなかった感情が奥底に眠っている事に、ミノトは否応なく気付かされてしまった。

 

「大丈夫ですよ、ルームサービス様。これは、そう……とても……」

 ちろり、と舌なめずりをする。

 

「とても、心地よくて。寝入ってしまったのです。全力で運動したものですから……♥」

 

 ミノトは里の誰にも見せたことのなかった、夢見るようにうっとりと性の期待に思いを馳せる、雌の笑顔を浮かべた。

 

「ですから私は大丈夫。明日の昼まで何度かご迷惑をかけるかもしれませんが、お願いしますね」

「は、はいニャ……」

 

 種族を超えて訴えるものがあったのか、ミノトの色気に当てられたようにふらつきながらルームサービスが退出していく。

 

 交尾の余韻を体中に残したミノトが、ぼうっとした提灯の明かりに照らされている。昼日中に見る豊満な女体もいいが、薄明かりに浮かび上がる女体もまた風流と、ロクサリスは軽く股間を突き出す。

 

 ミノトは何も言わず自ら仰向けになり、太ももを抱くように股を拡げて、巨根にほじくり返されて柔軟性を増した膣穴を曝け出した。

 

「…………♥」

 タガの外れた、普段の淑やかさを忘れたかのような誘う笑みで男に媚び、より気持ちいい性交を求める心と身体に従うのだった。

 

 

 

 

 

 

 翌日。腰がガタガタになるくらいに夜通し性交を楽しんだミノトは、ロクサリス共々一日の休憩を取った。

 

「では、また行ってくる」

 そしてクエストカウンターで、ロクサリスを送り出す。成功すればまた、自分をグチャグチャに犯す男を。

 

「行ってらっしゃいませ、ロクサリス様……その、」

 ふと、言いたくなった事がある気がして、ミノトは何を言いたかったのか自分でもわからず口ごもった。

 

「どうした?」

 性交のときとは打って変わって、厳しくも純朴な男としてロクサリスがじっと返事を待った。

 

「なにか……親しい方の間の呼ばれ方など、ございますか?」

「ああ……少し長い名前だからな、サリスと呼ばれることが多い」

「で、では……サリス様、とお呼びしてもよろしいですか?」

 

 自分でも不思議なくらい、顔が熱くなる。らしくない事をしている、という躊躇は高鳴る胸の鼓動に押し切られた。

 

「ああ、もちろんだ。……今回も、期待している」

 ミノトはごくり、と細い喉を鳴らし、昂奮で溢れた生唾を飲み込んだ。

 

「はい……♥ 行ってらっしゃいませ、サリス様。……お部屋を綺麗にして、お待ちしております♥」

 性交のときと同じ媚びた笑みを無意識に浮かべて、ミノトは今日もG級ハンターを送り出した。

 

 

 

 

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一回目 リザルト

ヒノエ

変化なし

 

ミノト

パイズリ知識を得た

巨根で開発された

本気絶頂を覚えた

膣内射精の度に絶頂するようになった

雄に屈服する悦びを覚えた




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