※この作品はR-18です。

カムラの里、姉妹竜人娼婦年代記   作:伊倉米磁

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六章 最愛の人

「だっはははははは!」

 カムラの里にある唯一の旅館は、来客用のゲストハウスとしても使われる。

 滅多に使われたこともなく里の規模相応の豪華さしかなかったそこは、今や王侯貴族も唸るほどの行き届きぶりで男をもてなしていた。

 

「ささ、ファンゴ様♥ もう一献♥」

「こちら、逸品タケノコの造りで御座います♥ はい、あーん♥」

 座敷には大男がどっかり胡座をかいて座り、その両脇には美女が2人侍っている。

 大男の後ろにはファンゴの頭を模した被り物が置いてあった。

 

 女は言わずもがなヒノエとミノトの2人である。その着物は前を下品なほど開き、乳首さえ見えてしまいそうなほど緩んでいた。

 更にはその豊満な胸を男の腋の下辺りに押し付けるように身体を密着させ、慣れなれしく肩を抱かれて腰や尻を撫でられるままにさせている。

 2人はそれを嫌がるどころか、うっとりと微笑んで頬を紅潮させていた。

 

 男のほうの格好は、上下を簡単に覆うインナー姿だ。

 常人と大きく違うところは、片手剣でも仕舞っているのかと思うほどにくっきりと浮き出た股間の膨らみである。

 腕のように太いのはもちろん、まるでベルトのように横に逃さなければ半分以上がはみ出てしまう化け物のような長さも併せ持っていた。

 このインナー姿にファンゴフェイクという奇っ怪な出で立ちで街から里へとやってきて、G級ハンターであることが分かりすぐさまもてなされている。

 

「うん、美味い! 逸品タケノコは聞いたことがないな。これはどこで採れるんだ?」

 変態としか言いようのない格好ではあるが、この男は龍歴院で世界をめぐり、半裸のままで数多のモンスターを討伐した猛者である。

 カムラ以外で出回っていない素材であることを瞬時に理解した発言に、雌二匹も笑みを深めた。

 

「さすがご慧眼でございますね♥ この里からほど近い狩場で今朝採れたもので御座います♥」

 媚び媚びの甘ったるい声でヒノエが応える。着物の下で乳首が固くシコり、それが男にも伝わるほどに胸を押し付けながら男を褒めそやした。

 ヒノエとミノトの品性の欠片もない色仕掛けに応じて、男のインナーの股間が大きなテントを張る。

 チンポの事しか頭にない雌二匹が、舌舐めずりをせんばかりに口角を上げて笑み崩れる。

 

「そうかそうか。まだ昼前だ、お代わりを取ってくるかな」

「ぜひぜひそうしてくださいませ♥ オサイズチの討伐を済ませたら、私ミノトが一日中ファンゴ様の『お相手』をいたしますから♥」

「もう、ミノトったら! こんなに素敵な方なのだから、たまには私に譲ってくれてもいいじゃない!」

「姉さまはユウゴみたいなのがお好みなのでしょう? リンもまだぶらついてますから適当に発散してくださいませ♥」

 

 恥も外聞もなく巨根を奪い合う光景を見て、ファンゴが口の端を歪ませる。

 やおら自らの象徴でもあるファンゴフェイクを被り立ち上がって、目線の高さに現れた股間のテントに下品な雌が注目しているのも構わず宣言した。

「もう我慢できん! さっさと行って帰ってくるぞ! ミノト! 身奇麗にして待っていろ!」

 

「はいっ♥ クエスト処理は済ませておきますので、お早くお戻りください♥」

 ぱあっ、とまるで初恋が成就したような華やかな笑みを浮かべて、毎日デカチン夫とセックスを楽しむ既婚者であるミノトが夫以上の巨根男を見送った。

 

 

 そして、たったの一時間後。

「お疲れ様でございました♥ お待ちしておりました、ファンゴさま♥」

 ハンターに用意された家に直帰したファンゴの男は、布団の上で全裸になって三つ指を突くミノトを前に、まるで本当のファンゴのように鼻息を荒くして詰め寄った。

 

「なんというスケベな身体だ……たまらんっ!」

 もう何年も男とセックス漬けの日々を送ってきたミノトの身体は、竜人ならではの十代の生娘のような瑞々しい若さと、熟れた人妻の開発されきった淫らさが合わさり、人間にはありえない色気を醸し出していた。

 揉みこまれてわずかに垂れた胸の先には、みっともないほど肥大化した乳首が……赤子ではなく……大の男にしゃぶられるのを待ちわびているし、むわりと部屋に立ち籠める甘酸っぱい匂いはアワビのように淫らに満開になったミノトのマンコから滴る愛液の匂いだった。

 後ろから見れば男に叩かれるために肥大化したようなむっちりとした尻たぶの間に、拡がりすぎて穴が縦に閉じるようになった、第二の性器と化したどどめ色のアナルがパクパクと物欲しげに開閉しているのが丸見えになっただろう。

 

 男はもどかしげにインナーを脱ぎ捨て、ファンゴフェイクも放り捨てる。

「まあっ♥」

 ぶるん! と大きく揺れて鍛え上げられた腹にもぶつかる巨根がついにミノトの目に晒された。

 まるでファンゴのように荒々しく、竿は節くれだってボコボコと突起が隆起している。

 カリなどはどう育ったらそうなるのか、細かい瘤のようなものがびっしり生えており、ミノトは目にハートを浮かべて溢れ出るヨダレを飲み下した。

 

「ハァッ、ハアっ、はやく、股を開けっ!」

「準備は整っております♥ いつでもミノトのスケベマンコにファンゴ様のデカチンをハメてくださいませ♥」

 そう言いながら、ミノトは服従の印のように仰向けになって寝転んだ。

 自身の膝の裏を引き寄せるように抱き、マンコ穴を真上に来るように尻を浮かせると、ファンゴの男は武器の柄よりよほど太い自身のチンポを握り、もどかしげにミノトのぱっくり開いた膣穴に押し当てて直ぐに貫く。

 

「お゛っ、っほ、お゛おおおおーーーんっ♥」

 ぶじゅん! と膣に溜まっていた愛液を押しのけて噴出する汚い水音を鳴らし、拳のように大きなチンポがミノトの穴を押し広げた。

「おおっ……! 俺のチンポを全部飲み込んだ上で、こんなにも吸い付いてくるとは……! なんて女だ……!」

 

「しゅっ、ごいぃ……♥ この、チンポ、気持ちいい所ゴリゴリこしゅれましゅぅ♥ もっと、ミノトのスケベマンコぐちゃぐちゃに掻き回してくださいぃ♥」

 ミノトは一突きされただけで自分の膣と相性が良いことを感じ取り、これから始まるセックス漬けの一日がどれほど素晴らしくなるのかを思って恍惚と笑った。

 幼児退行したかのように舌っ足らずになった口調で、卑猥な言葉を弄して雄を煽り立てる。

 

「お、思い切り動いて良いのか?」

「勿論でございます♥ こわしてっ♥ 貴方様のチンポでこわされるならそれでもいいのっ♥」

 人並み外れた巨根の持ち主として、全力でのセックスなど数えるほどしか機会のなかったファンゴの男の胸に熱いものがこみ上げる。

 

「ミノトぉ!」

 上からのしかかるようにミノトに抱き着き、薄桃色の美しい唇を無骨な男の唇で蹂躙するように口づけた。

 無理な体勢であるにも関わらず、一流のハンターの膂力が速く力強く正確な動きでの腰振りを可能にし、ほっそりとしたミノトの腹の中をぐちゃぐちゃにかき回す。

 ミノトのかつてハンターを目指したこともある鍛えられた腹筋は男の巨根を喜ばせるためだけに腹腔を引き締め、時折内側から押されてボッコリと隆起していた。

 

「お゛っ♥ しゅごいっ♥ イボイボがこしゅれて、もう、イグッ♥ イッグゥゥゥゥゥゥ♥♥♥」

 ミノト好みの巨根に加えて刺激の強いイボが合わさり、あっという間に絶頂に上り詰める。

 ギュウギュウと締め付けられたファンゴの男は、ミノトの数の子天井の肉粒によって亀頭を指先でくすぐるかのように刺激される。

「うああっ! こ、腰が抜けそうだっ……!」

 

「だっ、だして、せーえき♥ びゅーびゅーって♥ ミノトに注いでぇ♥」

 男も激しすぎる快楽に歯を食いしばって、ミノトが淫らに促すのに従って早速一発目の射精を放つ。

「おおお……っ!」

 

「でてりゅっ♥ ファンゴ様の熱くて濃ゆいせーえきっ♥ 子宮に注がれてますぅ♥」

 頭の悪いよがり声、当然のように既に男の身体に絡んでいるしなやかな手足、射精で膨張するチンポを更に締め付けんと力が籠もる腹筋。

 どこをとっても濃密な媚びがたっぷり詰まったミノトの痴態に、ファンゴの男は後から後から後から精液が湧いてくるような心地で、腰をピッタリとくっつけてミノトの(はら)を精液漬けにすることに夢中になった。

 

 

 

「はあ、はあ……こんなに出したのは始めてだ……ミノト……なんて素晴らしい女なんだ。うむ! 結婚してくれ! 頼む!」

 マンコの具合だけ見ての求婚。世にも失礼な男の傲慢な態度に、ミノトは

 

「まあ……っ! 嬉しい、です……♥ はいっ、ミノトは、貴方様の妻になりますっ……!」

 まるで片思いの憧れの人からロマンチックな愛の告白を受けたかのように目を見開いて、キラキラと瞳を輝かせた。

 目尻には涙さえ浮かべて、心の底から感激して求婚を受け入れる。

 

「おお……おおおおおっ! 嬉しいぞ、ミノト! さあ、早速里中に知らせなければな!」

「はいっ♥ あの……ファンゴ様。里の子供以外であれば、私達が『仲よく』している姿を見せても問題ございませんので……」

「うむうむ、わかった! では行こうか!」

 ほんの少しだけ柔らかくなっていたチンポを再びバキバキに固くして、男がミノトの下に手を入れて持ち上げた。

 

「お゛っ♥」

 上半身は男の太い腕で、そして下半身は腹の奥深くまで突き刺さったチンポで体重を支えられ、男のチンポの先端とキスしているミノトの子宮口が強く押し込まれる。

 ビリビリと下腹部に広がっていく幸せが形を取ったような電流に、ミノトは唇を無様に突き出して発情した唸り声を上げた。

 

 そして、あえてミノトは脚を持ってもらうよう提案せず、自分の脚を男の腰に絡めてしがみつく事を選んだ。

 勿論、そのほうがチンポが深く突き刺さって気持ちが良いからだ。

「やあやあ里の衆! 俺は今日からこのミノトと夫婦になる者だ! 今後ともよろしく!」

 

 毎度のようにミノトが男を勃起させて止まないスケベな声を上げているせいで、家の周りには休憩中の里の男衆が股間を膨らませて遠巻きに集まっていた。

 そこに突如中から現れた新婚2人が声をかけるので、開いた口が塞がらないとでもいうようにポカンと口を開けた間抜け顔で呆けている。

「みんなっ♥ そういうわけですのでっ♥ ミノトはこのとっても素敵なオチンポをもったファンゴ様と結婚しますぅ♥ 祝福してくださいねっ♥」

 ミノトの一糸まとわぬ裸身が腰を捻り、美しいくびれを作りながら蕩けた笑顔で男たちを見渡す。

 

「ああ……ミノトが、あんなに気持ちよさそうに……!」

 この場に居る男たちも皆、ミノトとセックスしたことがある。前から挿れても後ろから突いても極上の刺激を与えてくれる数の子天井の肉粒を夢中で貪ったことがあるのだ。

 しかし、男たちの記憶の中のミノトはいくら力強くチンポを突き立てても、微笑ましいものを見る薄い笑みで男たちをただ見守っていた。

 決して自ら快楽を貪ることもなく、ただただ男の性欲を処理するためだけに膣を使って精液を受け止めてくれているだけの女だった。

 

 ミノトは今や変わり果てた姿となって、燦々と日差しが降り注ぐ里を抱きかかえられながら運ばれている。

 道行く人に自ら愛想よく話しかけるのは、腰を捻って体勢を変えることで快楽を得るためにそうしているという事がミエミエだった。

 男が歩くたびに、ミノトの股間からは白く泡立つ本気汁が垂れ流され、土の地面に点々と交尾の跡を恥ずかしげもなく刻みつけている。

 

 男と向かい合って抱きかかえられているせいで、毎日のようにアナルセックスしてチンポをしごくための穴と化した肛門を公衆の面前に晒してしまっていた。

 そんな事は全く気にならないと云う風にみっともなくケツ穴をヒクつかせ、不自然なほど腰をユラユラと動かして挨拶しながらもセックスを中断する気は微塵もない事を、産まれてこの方毎日のように顔を合せている里の皆に知らせるその様は、恥知らずとしか言いようのないふしだらさだ。

 

「はあ……はあ……」

 だが、里の者は一人としてミノトを蔑んではいなかった。

 ミノトはあまりに淫らすぎ、あまりに楽しそうだった。

 

 男は勿論、女衆すらもミノトが淫らに腰をくねらせて、痛々しいほどに拡がった膣穴でもぐもぐと巨根を美味しそうに頬張る様に魅入られていた。

「くそっ……くそおっ!」

 米穀屋のセンナリが、悔しさと昂奮に耐えきれず隣に居た妻のスズカリに襲いかかる。

 

「やっ、アナタ、まだお昼っ……」

「なっ、なっ、良いだろう? もう我慢出来ないんだ!」

 元々オシドリ夫婦と評判の2人は、初恋の人を目の前で淫売のように犯されている夫と、最愛の夫が他の女に抱いた性欲を横取りしたい妻の同意のもと、非常識な真昼の青姦を始めてしまう。

 

 それを皮切りに、夫婦も、そうでない男女も、限界まで抑えた性欲を手近な異性で発散し始める。

「ほう! 周りの皆もセックスを始めたぞ。俺たちを祝福してくれているんだな! なんて暖かい歓迎だ……ここは良い里だな、ミノト」

「お゛うっ♥ さいこ、さいこうでしゅぅ♥ ちんぽ、ちんぽっ♥ もっとぉ♥」

 奇怪な風体のせいで当然のように一匹狼だったファンゴの男は、自分に合わせて真昼からおっぱじめてくれる里の皆の心意気に胸を打たれて、新婦であるミノトに話しかける。

 ミノトは周りの女同様、いや周りの女の性欲すべてを集めても霞むほどの貪欲さでもって、この場で一番セックスを楽しんでいた。

 

 昼間から乱痴気騒ぎを起こしながら、新婚2人がゆっくりと通りを歩いていく。

 聞こえて来た淫らな声で外に出てきた里の男女を巻き込みながら、清らかさの欠片もない、垂らした愛液で出来るヴァージンロードを悠々と進んだ。

 

 そして、程なくミノトの自宅にたどり着く。

「あんっ♥ あああっ♥ 弟くんのチンポすごいっ♥ あーーーっ、そこ、そこもっと突いてぇ♥」

 家の中からは最愛の姉と、ついさっき元夫になった男が昼間から楽しげにセックスする声が響き渡っていた。

 

「姉さまーっ♥ 只今戻りましたー♥ とっても良いご報告がありますよー♥」

 脚をギュウと男の腰に絡め、絶頂した時のように背を仰け反らせて男に喉を晒し、上下逆に家の中に顔を向けて姉を呼ぶ。

 絹のように艷やかに輝く黒髮が下に垂れ、男の腰の動きに合せてしゃらりと揺れた。

 

「あんだよ、ミノト……今日はここに来んじゃねえって……なっ!?」

 家から出てきたのは、リンだった。大岩のような男に抱えられて股を開いて楽しんでいる自分の妻(・・・・)を睨みつける。

「む? ミノト、この男は?」

 

「ああ、つい先程まで私の夫だった男です。もう関係ありませんから、無視して家に入ってしまってくださいませ♥」

 ミノトはチラと流し見ただけで言葉も交わさず、ファンゴの男に向き合って媚びた笑みを浮かる。

 その態度に、リンが目を見開いた。

 

「て、テメエ! このアバズレがっ! そ、そんなこと許すわけがねえだろうが!」

「なんだと……?」

 衝動的に凄んだリンが、ファンゴの男に睨みつけられる。

 ミノトも含めてお互いに裸という締りのない絵面だが、岩のように大きな身体の男に抱きついて、この期に及んで腰をヘコヘコと振ってセックスを続けているミノトを見せつけられながら、ハンターとしても格上の男と相対する事は、リンのようなG級ハンターの中でも底辺の者にとってはあまりに難事だった。

 

「ミノトは俺と結婚するとはっきり言ってくれた。お前にはすまんが、ミノトは俺がもらう」

「ふっ、……ふざけんな! 許さねええ! そんな事絶対に、許さねえーーーっ!!」

 リンは自分でも制御不能なほどに湧いてくる反発心を持て余し、泣きそうになりながら喚き散らすことしか出来ない。

 

「ふぅ……ファンゴ様」

 抱かれているミノトがそうささやくと、空気を読んだファンゴの男がミノトを持ち上げる。

 ずる、ずる。膣の粘膜が引きずり出されるほどに名残惜しげに巨根を締め付けるミノトから、長大なチンポが抜けていく。

 まるでハンター用の大型武器を抜刀するかのように大きな動きを取らなければ離れることも出来ない様子に、心の結びつきまでも幻視してしまったかのようにリンが怯む。

 

 そっと地面に足からおろしてもらったミノトは、ようやく元夫と向き合った。

「見苦しいですよ、リン。私はファンゴ様を選ぶと言っているんです」

「このっ……糞女! チンポだけで選んでんじゃねえ! だれが! お前の雑魚マンコと雑魚アナルを調教したと思ってんだ! いま、今更手放す訳がねえだろ!」

 

「貴方とのセックスは悪くはありませんでした。けれど、ファンゴ様は……最高♥ なんです……♥ お仕事でならこれからも相手してあげますから、さっさと貴方用の家に戻ってください」

 うっとりと微笑みながら、そばに立つ男の節くれだった棍棒のような凶悪なチンポを撫で回し、修羅場の中でも勃起を維持させようとする度を過ぎた浅ましさは、リンがこの数年間親しんできたミノトそのもので……

 自分より巨根のハンターに『仕事』に行くたびに味わわされて来た屈辱を数十倍にした苦痛がリンを襲う。

 

「ぐっ、ああああああ!!!」

 リンは、拳を握ってファンゴの男に向かって駆け出した。

「むっ……」

 ファンゴの男も拳を構えて待ち構える。G級ハンター同士、武器を使うのはご法度だが気性の荒いハンター同士殴り合うのはさほど珍しい事ではない。

 だが、リンにはそれすらも許されなかった。

 

「やめて」

 拳を突き出した先に、ミノトが立ちふさがったのだ。

 静かな……チンポを咥えこんだ時とは似ても似つかぬ、月の光のように静謐で清らかささえ感じる凛とした面持ちで、裸のミノトが両手を広げて立っている。

 ただそれだけで、リンの拳はミノトに触れることも出来なかった。

 

 つい今しがたまでセックスに耽っていたせいで珠のような汗を浮かべた裸身。

 自分が出会ってから昨日までしゃぶり尽くして長く伸びた乳首。

 散々揉み込んで、気が狂ったように下品な単語で快楽を叫ばせた、ほんの少し垂れた乳房。

 まだ清楚なピンクだったのを、毎日飽きもせず抱き続けた事で相応しい淫猥な黒ずみを与えた性器。

 

 そのすべてに、リンは心惹かれていた。

 毎日夢中になって犯して、その翌日に微苦笑を浮かべて仕事に送り出してくれるミノトに、それまで感じたことのなかった安らぎを感じていた。

「ああ……」

 

 裸のままに、リンが膝から崩れ落ちる。

「うあああああああ…………!」

 両手を地について、血を吐くような悲痛な声で叫び声を上げた。

 リンはいつの間にかミノトに心奪われていた。そして、一方的に妻にした時と同じく一方的に他の男に奪われたことで、人生で始めての本気の失恋を味わわされていた。

 

「ううむ……」

 ファンゴの男もまた、リンの本気を感じ取り何も言えないでいたが……

「あら、姉さま」

「ミノト……そちらが私の新しい『おとうとくん』?」

 家の中から、薄い服を一枚羽織っただけの裸身のヒノエが顔をだした。

 

「はいっ! とっっっても、素敵な方でしょう?」

「そうね、とっても……でもちょっと、リンくんが可哀想じゃないかしら」

「フン……いいんです、こんな男。セックスがしたければキリキリ働けばいいではないですか」

 

 ツンと這いつくばった男に目もくれずにそっぽを向くミノトに、ヒノエは苦笑を浮かべた。

「あらあら……ふう、ミノトは家の中で続きを楽しんでて。私はおとうとくんとお話してるから」

「もう弟でもなんでもありません」

 

「そんなことはないわ。一度は家族として迎え入れたんだもの。そう簡単に縁が切れるものではないのよ」

 そう言いながら、這いつくばって呆然としているリンの傍らに膝を付き、優しく背中を擦る。

 

「もう、姉さまはお優しいんですから。あまり甘やかすとつけあがりますよ、その男は。私が一番よく知っています……さ、ファンゴ様♥ 私達の愛の巣に参りましょう♥」

「お、おう……そうだな。俺も夫として、ミノトをずっと夢中にさせるよう励むとしよう」

「もうっ♥ とっくにミノトは貴方様に夢中ですっ♥」

 

 惨たらしいほどに残酷に、元夫の前という事を一切考慮しないミノトの媚びが新しい夫に発揮される。

 G級ハンターの握力で、地面に指の跡が付くほどに強く土を握るリンを助け起こし、家から離れる。

 媚び媚びの笑顔でファンゴの男に抱き着きながら自宅に入っていくミノトは、元夫に一度も振り向くことはなかった。

 

 

 

「ふふ。ミノト……お前も怖い女だな」

 自宅の中、先程までヒノエとリンが性欲を発散しあっていた布団に寝そべって、ミノトが大きく股を開いて両手で膣を自ら広げている。

「うふふ……♥ ファンゴ様が私を夢中にさせ続けてくだされば、何も心配することなどありませんよ♥」

 

 只々従順に男が望むままに股を開く淫売そのもののミノトは、しかし根本のところは何も変わっていなかった。

 自分の心の赴くままに姉を敬愛し、里の皆を大事にしてきた女は、一度も男に強制されてセックスしたことなど無かった。

 男に何を言わされた所でどこ吹く風で、一番好きなチンポを咥えこんで離さない。それがミノトと云う女だった。

 

「なら、これからたっぷりと夢中にさせてやる!」

 白昼堂々と散歩したおかげですっかり馴染んだ膣に、ファンゴの男がぞぶりと肉棒を突き立てる。

 股間だけで愛しあう2人が夫婦として心を近づける第一歩が、元夫の残滓を踏み潰して力強く開始された。

 

「ああっ♥」

 一突きされただけで夢見心地のようにミノトが満面の笑みを浮かべる。

 ファンゴの男はそれに満足せず、一番キく動きを探って巨体からは想像もつかないほど繊細に腰を細かく使った。

 男の瘤が幾つも隆起するチンポが、ミノトの膣を引っ掻くように愛撫する。

 

「んいいいっ♥ しゅごっ♥ びりびり、キちゃいますぅ♥」

 これまで巨根のハンターたちに散々開発されたミノトのGスポットが、ポルチオが、歓喜の叫びを上げてミノトの身体をうち震わせる。

 あっという間に再び本気汁を分泌し始めるミノトの反応を探りつつ、ファンゴの男はなおも休まずミノトを攻め立てる。

 

「おっと、お前ばかり楽しまないでくれ」

 ミノトの数の子天井を味わいながらも、あっという間に絶頂しようとするミノトを窘めて腰を止めた。

「ああん……♥ こんな良いところで止めるなんて、殺生です……♥」

 

 鼻にかかった甘えた声を上げるミノトに、思わず腰を振りかける男だが……ぐっと踏みとどまる。

「こういうのは嫌いか?」

「くすっ……♥ いいえ、アナタ♥ 私、焦らされるとオチンポの事しか考えられなくなってしまうんです♥ だから……」

 

 にぃ、と妖艶な笑みを浮かべて、つい先程夫になった男を真っ直ぐに見つめた。

「アナタの最高のオチンポで焦らしに焦らされてしまったら……きっとアナタに夢中になってしまいますね♥」

 そう言って、キュンキュンと名器を締め付けて男を煽り立てるミノトの挑戦を、ファンゴの男も獰猛な笑みで受け止めた。

 

「ああ……! 俺の妻を夢中にさせてやる!」

 奇しくも元夫がミノトを仕留めた方法を自ら推奨して、最愛のチンポを心に受け入れていく。

 

 その日、愛の巣から響くケダモノそのものの嬌声が一日中途切れることはなかった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 ミノトの家から離れた旅館の中。

「お゛っほおーーーーんっ……♥」

 何軒も離れているというのに部屋の中にまで微かに声が聞こえてくる。

 

「ああっ♥ いいわ、もっと、もっとちょうだい、おとうとくん♥」

「うう……あああっ……!」

 布団の上で、リンがヒノエに覆いかぶさって胸に顔を埋めている。股間は当然のようにぐっぷりと繋がって、泡立つ本気汁が布団に淫らなシミを広げていた。

 

「ぐうっ……!」

 リンがうめき声を上げて、ヒノエに断りもなく射精する。

「んんっ……♥ そうよ、大丈夫、つらい気持ちを全部吐き出して良いからね……♥」

 豊満な胸に顔を埋めているリンの耳元で、甘くささやく。

 

 蕩けそうに、骨まで溶かしそうに甘いささやきが、餌を差し出されたガルクがよだれを垂らすように当然の結果として、リンの勃起を取り戻させる。

「ううっ……ぐすっ……」

「うふふ……♥ またしたいのね。おねえちゃんに、幾らでも吐き出して良いんですからね……♥」

 

 甘く甘く、G級ハンターのプライドをグズグズに腐らせる甘さを伴って、ヒノエの声が染み渡っていく。

 射精直後の半勃起チンポにヒノエのミミズ千匹の膣ヒダが優しくまとわりつき、ささやかな刺激を与えた。

 ムクムクと、チンポに再び血液が送り込まれていく。

 

 誰の意思で勃起しているのかも定かでなく、からくりのように自動的に、リンが腰の振りを再開した。

 G級ハンターの屈強な肉体が竜人とは言え女のヒノエを抑え込み、膝が胸の横の布団に付くほど屈脚させられている。

 人間に比べて半分ほどの長さしか無いふくらはぎ、足首から足の指の付け根までの骨が倍ほども長い竜人の足。

 それが、か弱い人間の雌のように天井に向けてぷらぷらと揺れていた。

 

「ああ……♥ 素敵よ、おとうとくん♥ 私の子宮口、いっぱいえぐっていいのよ……♥」

「はあ、はあ、はあ……!」

 じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん! とことさらに愛液の水音と肉の打ち合う音を高く響かせて、リンは腰を振り続ける。

 

 そうでなければ……

「お゛っ、ほおぉぉぉぉん…………♥」

 獣の遠吠えのような、つい数時間前まで最愛の妻だった女の楽しげな声が耳に入ってしまうから。

 

 そんな嗚咽混じりの獣欲を吐き出し続けるリンのつむじを、ヒノエはうさ団子のタレが残った皿を卑しく舐め回すような笑みで見つめている。

 男に組み伏せられてまるで身動きできず、ひたすらに犯されなければならない惨めな女のナリをして、元義弟の精液を残らず啜り上げるために膣を締め、甘い声を上げる。

 

 ヒノエの『慰め』は、結局ミノトの『初夜』が終わるまで、延々と続けられたのだった。

 

 

 

 

---------------------------------------------

六回目 リザルト

 

 

ヒノエ

男を責める快感を知った

男の潮吹きを知った

乳首舐めを覚えた

TYPE2にプロポーズを受けた

TYPE1にプロポーズを受けた

本当の意味で女の喜びを知った

恋愛感情よりもチンポの快楽のほうが強いと知った

里の男に本気でセックスしたときは獣のように乱れる事を知られた

妹と尻を並べて一晩中犯された

妹と同時に巨根にパイズリした

TYPE4の巨根の味を知った

巨根相手のセックスの技を習得した

モノのように扱われるセックスの良さを知った

満足できないセックスでもイッているフリが出来るようになった

フッた後でも男を情愛で縛る作法を身に着けた

欲求不満のためなら妹の前で義弟に抱かれるようになった

男の傷心につけ込んで精液を絞る事を覚えた NEW

 

 

 

ミノト

パイズリ知識を得た

巨根で開発された

本気絶頂を覚えた

膣内射精の度に絶頂するようになった

雄に屈服する悦びを覚えた

巨根に慣れて穴がほぐれた

フェラの基本がひょっとこフェラになった

パイズリが上達した

焦らされると我慢できない事を知った

自分の人格よりチンポの気持ちよさのほうが優先される事を知った

里の男たちに気持ちいいセックスのためなら品性を捨てる事を知られた

姉と尻を並べて一晩中犯された

TYPE3と結婚した

夫とセックスしまくって乳が垂れた

夫とセックスしまくってマンコが黒ずんだ

夫よりも巨根を選んだ

話を誤魔化して男を興奮させる事を覚えた

男に媚びる技術が心底板についた

夫にアナル調教を受けた

姉の前で排泄して絶頂することを覚えた

姉の痴態をオカズにオナニーする快感を覚えた

チンポ欲しさにバツイチになった NEW

心から愛せるチンポに出逢った NEW




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