精吸戦姫サキュバスナイト~くっ、仕方がないわね!私の子宮で浄化してあげる!~ 作:平々論茅乃
また、次話以降はNTR色が強くなりますゆえ、苦手な方はご注意ください。
それではお楽しみください。
平日の午後。県内きっての進学校と名高い典真学園のプールでは、夏限定の水泳授業が行われていた。容赦なく差し込む夏の日差しを浴びながら、生徒たちは自分のレベルに合わせて無理をしない程度に泳ぐ。
「ぷはぁ!」
25Mを泳ぎ切った女生徒が水面から顔を出す。昨日の商店街でライノロイドと戦いを繰り広げ、グリード因子の浄化を行ったサキュバスナイト・リリスルージュ=御伽凛音だった。
100センチ越えのJカップバストは、ぴっちりとした競泳水着を着用する事でいつもに増して目を引き、性別を問わず邪な視線に否応にも集めてしまう。豊満なバストに対して控えめなヒップは水着の素材で艶めいており、健康的な色気を醸し出していた。
「あーあ。女の子だけなら水泳もいいんだけど」
「まあ、そういうなよ。共学なんだししかたないだろ?」
水から上がった凛音にタオルを渡すのは日出明人。先月から付き合い始めたばかりの、凛音の恋人である。
「ありがと。そういえば、明人はあたしの水着みて平気なのね。他の男子、例えばあそこのオタク君なんてこっちじろじろ見たあと前かがみになっちゃってるのに」
「これでも見ないように努力してるのさ・・・あとは理性ってやつかな。大事な彼女の前だし、カッコつけたくもなるんだよ」
昨日のライノロイドが現れた時も、凛音を逃がす隙を作ろうと明人は率先して怪人に立ち向かった。何の力も持たない、恋人の見えっぱりなカッコつけ。それでも凛音はすごくうれしかった。この人を初めての彼氏に選んで良かったと心から思えた。
しかし、凛音が初めてを捧げたのは別の男なのだ。使命のためとは言え、揺るがない事実に胸が締め付けられる。
「昨日の怪人、すごかったな。そっこーでやっつけた凛音もすごいけどさ。そういえばあの後、怪人に変身していたおっさんを連れてどこに行ったんだ?」
「え?ああ、あれね。あれは・・・そう、怪人になって暴れてたー、なんてつまらない記憶を消して夢に思わせる必要があったの。だから近所の公園まで運んで、そこで眠らせたのよ」
「なるほど。確かその力、サキュバスナイトの力とグリード因子は別の世界から来たんだよな。だとしたら、こっちの世界で無用なトラブルは避けたいってところか」
「そうそう!そうなの。だから怪人を倒しても元の人間の記憶を消さないと行けないのよ。あっちの世界にも事情があるんでしょ。まあ、シルフィーネの声も聞こえなくなっちゃたし、しばらくはあたし一人での戦いよ」
プールサイドに腰掛けて二人は昨日の非日常を語る。街中に突然、怪人が現れた事。別の世界から力を経てサキュバスナイトになったこと。そして(凛音は口にしないが)、怪人の根源であるグリード因子を浄化するためにはサキュバスナイトの子宮で寄生された人間の精液を受け止める必要があること。
「ね、ねえ明人。今日、空いてるかな。一緒に勉強でもしない?」
「それなら今日は両親がデートに行く予定で留守番を頼まれてるから、俺の家だったらいいぞ」
「ふぅん、今日は明人の家に誰も居ないんだ。じゃ、放課後行くから。おかしとジュースよろしくね!」
これからサキュバスナイトとして本格的な戦いが始まる前に、凛音にはどうしてもやらなくてはならない事があった。
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「違うって、ここは別の公式を使って数値を代入するのよ」
「へぇ、やっぱり凛音は頭がいいな。さすが、全国模試上位の常連だけあるよな」
「えへへ。こんなかわいい凛音先生が今日は付きっ切りで見てあげるんだから、感謝しなさいよね」
「はいはい」
恋人の部屋で他愛もない時間を過ごす。何の変哲のないこの日常を守るために、凛音は戦うことを決めたのだ。それでも、思い人と身体の繋がりがないまま一人戦うのはあまりにも辛い。
「明人は、さ。あたしの事どう思ってるの?」
「どう、って。大事な彼女だよ。それ以下でも以上でもない」
「彼女だったらこういうこと、・・・してもいいよね。んっ」
隣あって肩を寄せ合う姿勢のままで、凛音は明人へ口づけをした。短く、唇同士がわずかに触れるだけのキス。初めて同士の淡い交わいだった。
「えへへ。ちゅーしちゃった」
「・・・ちゅー、されちゃった。凛音に」
蕩けた表情の凛音は体制を崩し、恋人の胸へ倒れこむ。
「ねぇ、明人。しようよ。恋人なんだから、キス止まりはイヤだよ」
「凛音・・・いいのか?」
「うん」
二人はベッドに場所を移し、わずかに汗ばんだお互いの制服を脱がせ合う。
「凛音の胸、すごく大きい」
「男の子ってみんなおっぱい好きだよね。ふふっ、明人がいつもあたしのおっぱい見てるの知ってるんだからね」
初めて見る恋人の豊満な胸に思春期の男は夢中になるが、彼女のに嫌われたくない一心で理性を保っていた。
「いい、よ。触っても、揉んでも。ちゅーってしても、いいよ」
「り、凛音・・・!」
絶対に気付けたり痛くしたりしないよう、優しく繊細な手つきで恋人の爆乳を愛撫する。撫でるようで時折少しだけ指を食い込ませ、慎重に慎重に触れる。愛しい人から与えらえれる胸への感覚に、凛音は顔を曇らせて身を捩った。
(気持ちいい。・・・でも、なんでだろう。あの時みたいな、燃えるような感覚がない)
恋人と肌を重ねる事はとても満たされる気持ちになる。しかし、何かが足りない。昨日のような本能を揺さぶるようなセックスには程遠い。
(こ、これでいいのよ・・・。こうして明人とくっついているだけで、あたしは幸せんだから!)
凛音は自分の中に芽生えつつある”何か”への焦がれを振り払うように、目の前の恋人を脚でがっちりとホールド。
「ねぇ。あんたのアソコ、こんなに硬くなってる。あたしの大事な所を、パンツの上から突っついてるよ」
恋人の腰に回す脚を動かし、自ら進んで恥部へ勃起ペニスを擦り付ける。2人は最後に身に着けていた下着も脱がせ合い、一糸まとわぬ姿で向かい合った。
「ふふ、おヘソまで反り立ってる。あたしでそんなに興奮してくれるなんて、本当に嬉しい」
「だって凛音の身体、すっごいエロいから・・・あ、そうだ。ゴム付けないと。えっと、これどうやって付けるんだろう」
いざという時に備えて買って置いたコンドームの箱を机から取り出し、慣れない手つきで勃起したペニスへ被せた。
(ゴム、付けるんだ・・・。そうだよ、ね。それが普通、なんだよね・・・)
コンドームを装着した恋人ペニスを、凛音はヴァギナへと誘導し挿入を促す。
「もしかして凛音って、セックスに慣れてる?」
「そ、そんなわけないじゃん!今時のJKは雑誌とかで知ってるの!いつでもカレシとの一戦に備えてるのよ!」
嘘。凛音の初めては名前も知らない肥満の中年男に捧げてしまった。しかしそんな事は恋人に言えるはずがない。
「そうなんだ。じゃ、じゃあ、挿れてもいいんだよね?」
「今更確認なんていらないよ。・・・バカ」
なぜだろう。彼氏との初セックスだというのに凛音は恋人の顔を直視できない。
「恥ずかしがってる凛音もかわいいよ」
「・・・」
違う。恥ずかしいわけではない。
「んっ、凛音の膣内、きついっ」
「あっ、入ってきた・・・明人の、ペニス」
初めての相手である中年男と比べると、明人のペニスは細く長さも足りない。
「全部、入ったよ。凛音の膣内に、おれのが全部」
ゴム越しであっても、彼女との初セックスに恍惚の表情を浮かべる。だが凛音はゴム付きのペニスが膣に入ってきても、異物感はあれど痛みを伴う圧迫感は無かった。
「・・・あたしたち、身体の相性がいいのかも。血も出てこないし」
「そうかもね・・・!凛音とおれ、最高に相性がいいのかも!動くよ、凛音!君も気持ちよくなって!」
「あ、ちょっと、いきなり!?」
凛音の両足首を掴み、ピストンを開始した。ゆっくりでぎこちないピストンだが、往復の度に凛音の表情と反応を見てどこが気持ち良いかを確認しながら行う。少しでも彼女に気持ちよくなって欲しいという思いが伝わってくる抽挿だった。
「ああ、そこ、そこいいっ。んああっ・・・!」
「ここだねっ!?ここ、いっぱい突くね!おれが凛音を気持ちよくしてあげるからっ!」
彼女のウィークポイントだと思われるスポットを、ガクついた腰で必死に突き上げる。恋人の抽挿を受け止める凛音も両脚で彼氏の腰をがっちりとホールドし、深い部分へ抽挿を導く。
「も、もう出そうっ!凛音、おれっもう出るっ!イクっ、ああ!」
「あたしもっ、もうイクから!一緒にイって!」
陰茎が膨らむみ、多幸感感と共に精液が駆け上がってくる。一心不乱に振り続けた腰は愛しい恋人の膣内で快楽を解き放った。
びゅ、びゅるっ。びゅるるッ。
「はあーっ、はあーっ。で、出た・・・。すごく気持ちよかったよ、凛音」
恋人の膣内に放った精液はゴムに貯まり、膣粘膜に触れることはない。しかし初めての性交がもたらす快楽と充足感は思春期の青年にとってまさに絶頂と言えた。
「あ、あたしも、良かったよ・・・」
凛音の膣からゴム付きの性器を引き抜くと、二人は覆いかぶさるように抱きしめあう。
「凛音。おれ今すごく幸せだよ。これからもずっと凛音と一緒に居たい」
「明人・・・ありがと。あたしもすっごく良かった。またしよっ!」
「あ、はは。今はちょっと・・・また今度しようよ。今度はおれから誘うから」
「うん。期待してる」
初セックスを終え童貞を捨てた少年はどこか誇らしく、恥ずかしい気持ちで満たされていた。
しかし。
(なんでだろう。ぜんぜん気持ちよくなかった。明人は恋人で、愛しているはずなのに。どうして・・・)
凛音は感じる演技をし、恋人の射精に合わせ絶頂する素振りをしていた。する前には確かにセックスに対する期待があった。初めてであれほど気持ちよかったのだ。恋人とするのはきっともっと気持ち良いに違いない。そう思っていた。
(なんで・・・)
グリード因子の、淫紋の力が無いセックスはなんて味気ないのだろう。太さも長さも足りない、ゴムの異物感を出し入れされるだけの妊娠の危険もない遊びのようなセックス。
(あたしが欲しかったのはこんなのじゃない。あたしが欲しかったのは・・・)
・誤字脱字、表現方法を修正しました(2022/9/19)