色々なシリーズを気まぐれに更新していくつもりです。だからこれ以外にもまた増えるかも。
あと、このシリーズは基本的に頭の悪い文章です。ご注意を。
楽園での生活:かすみの場合
シオン、というのは日本人の青年の名前だ。
今年で二十二となり、色々と事情があって大学を辞めてしまったニート候補の一人である。
ただ、彼には特技があった。それが仕事へとつながりそうな可能性を生み出しているのだ。
幼少の頃から親に仕込まれた格闘技を引っ提げ、とある格闘大会に出場し始めたのが数年前。それからというもの、彼は様々な国の、様々な立場の友人を作っており、およそ普通とはいえない人脈を持っていたのである。
そして、大学を辞めてしまって仕事を探していた彼は、とある派手好きな男に協力することとなった。
ザックという男、あらゆる分野において天才的な才能を発揮するお調子者の指令を受けて、彼はひょんなことからある仕事に就くことになったのである。
それは、忙しくて年中色んなところを駆けまわっている彼に代わって、ザックアイランドという孤島の管理をすることであった。
ザックアイランド。
そこは男子禁制で女人のみが入ることを許された楽園。常夏の環境下、美しい海や壮大な大自然、或いはプールやカジノといったレジャー設備もある、まさしくこの世の楽園とも思える場所である。
しかもそこにいるのは管理者となったシオンを除いて、すべて女性。知り合いしかやってこないという奇妙な状況ではあったが、雑務をこなして管理するだけのシオンからしても楽園であろう。
「あぁ……もう、だめだ……!」
しかし、そんな彼にも悩みがあった。それはむしろ幸せな悩みでもあるし、我慢しきれるはずもなかった問題でもある。
これまでの人生、彼女の一人もできず、自分の性欲を右手だけで発散してきた彼にとって、その環境は天国であると同時に地獄でもあったのだ。
晴れ渡る青空からさんさんと降り注ぐ太陽の光。それを受けて輝く波しぶきと、真っ青な海。島を見渡せば目を癒してくれる緑の大自然があり、同時に心を癒す施設がたくさん存在する。
そしてそんな島にいるのは、小さな水着からこぼれんばかりのわがままボディを見せつけて、元気にはしゃいで人生を謳歌する、世界的に見てトップだろう美女ばかり。
これで性欲を持て余すな、という方が無理という状況だろう。故に、本来は大人しい性格で目立つような行動をしないむっつりスケベのシオンも、ついにはおかしくなってしまったのだ。
「ええいっ!もうどうなっても知るか!うおおっ、ボクは人間をやめるぞザックぅ!!」
色々あってザックアイランドの管理者となってから約三日目、わりと早めに精神の限界を迎えたシオンはそう叫んで、自分が唯一身に着けていたビキニタイプの水着を脱ぎ去り、天高くへと放り投げた。
そうして、シオンは全裸となった。白昼堂々、外で、いくら島に居る人間が少ないとはいえ目撃者がいたところでおかしくはない状況下で。
さんさんと輝く太陽の光を、海の方からやってくるやさしい潮風を、大自然から漂ってくる木々の香りを、まさに文字通り全身で感じる。
隠すものはなく、隠した部分もない。彼は今、まさしく自由を感じていた。
「あぁ……気持ちいい……」
うっとりと呟くシオン。彼はこの時、初めて自分の欲求に素直に従い、その結果新たに生まれ変わったのである。
自分の欲求に素直に従う、これ以上ないほどの変態として。
すべてを解放して変態へとランクアップした彼は、まずぐりんと首を動かしてそちらを見た。昼間っから外で裸になることは気持ちいいが、今の彼にはそれだけでは足りないのだ。
彼が求めるもの、それは想像すらできない快楽である。
今、シオンの視線の先には、プールサイドに置かれた白いリクライニングチェアで眠る、一人の美少女があった。
栗色の髪を黄色いリボンでポニーテールにして、はちきれんばかりのボリュームを持つ肢体を水色のビキニに詰め込み、体を隠そうともせずリクライニングしたイスで眠りこける少女。
彼女はシオンと同じく日本人、かすみというくのいちだった。とある格闘大会でシオンと知り合い、以来友達として友好な関係を築いているのである。
今、シオンは彼女を見ていた。ギラギラと光り、なんならきゅぴーんと物理的に光を発しそうな危うい視線で、友人であるかすみを見つめているのだ。
シオンはゆっくりと動き始めた。
寝ているかすみが起きないように、そろりそろりと、忍び足でゆっくり接近していく。無論、全裸で。
すでに彼の股間にある肉棒はこれ以上ないほど天を見上げ、己の存在を誇示しており、もう辛抱たまらんと全体で主張していた。
そのため、今さらシオンが我慢などできるはずもなく、かすみが眠る傍へと立ったシオンは荒い呼吸のままで覚悟を決める。
「よ、よし……!ボクはもうやるぞ……もう決めたんだ……!」
小さくそう呟いてから、シオンはゆっくりと手を伸ばしていった。その先には眠りこけるかすみの体。
突然、ふにゅんとした感触が彼の右手に触れる。かすみの胸に、シオンの右手が置かれていたのだ。
「んっ……」
寝ているかすみが小さく声を洩らすが、起きる気配はない。しかしそんなことを確認できるほど今のシオンは冷静ではなく、その感触を理解した途端、彼は大きな感動に包まれていたのだ。
(や、やわらかい!すっごいやわらかい!)
かすみを起こさないように、なんて考えをすっかり忘れ去ったシオンは欲望のままに行動し始めた。
白いイスを跨いでかすみの体を自分の下に置き、両手で彼女の大きな胸を揉み始めたのだ。しかも先っぽの割れ目からだらだらとだらしなく我慢汁を垂れ流す肉棒を、薄く腹筋のついた彼女の腹にすりつけながら。
シオンは今、明らかに興奮していた。そして同時に感激すらしていた。
初めて触った女性の胸、いわゆるおっぱいというものの凄さを理解して、もうどうにも自分を押さえられなくなっているのである。
(うわぁなにこれ!?やわらかい!やわらかすぎる!マシュマロ!?おもち!?いやいや、おっぱいだ!かすみさんのおっぱい!)
やさしくしよう、なんて考えは微塵もなく、シオンは思いっきりかすみの胸を揉みまくった。
彼の手の中で大きな乳房はぐにゅぐにゅと形を変え、面白いほどに彼の手によって波打っている。しかも気付けば水着に覆われている部分から、小さな突起が自己主張を始めており、シオンが「かすみの乳首が立っている」ということに気付くのはすぐのことだった。
さらにシオンは調子に乗って、我慢汁を出し続ける肉棒を腹にこすりつけながら、ゆっくりと顔をかすみの顔へと近付けていった。
「んっ……あっ、はっ……」
(すごい、かすみさん、乳首立ってる!寝てても気持ちいいのかな……。あ、顔も赤くなってる。やっぱり気持ちいいんだろうな……)
かすかに頬を赤く染めているかすみに、どうしようもない愛おしさすら感じつつ、シオンはぷっくらとした唇へ己の唇を合わせた。かすみの唇は、非常に柔らかかった。
初めはただぐっと押しつけるだけ。しかしすぐに舌で唇を舐めはじめ、何度も柔らかいその上を這って、その後口の中へと舌を侵入させる。
ぴったりと合わさった二人の口から、ぴちゃぴちゃと卑猥な音が鳴った。唾液を口の端からだらだらと垂れさせながら、そんなことすら気にせず深いキスを続ける。
そうしながらもシオンは両手でかすみの胸を揉んでおり、乳房を抱え上げるようにして揉んだり、時には乳首を指で挟んでぐりぐりといじめたり、とにかく忙しない動きで愛撫を続けている。
さらに、勃起した肉棒を腹にこすりつけ、粘着性の高い透明な液体で彼女の体を汚しながら、だ。
(あぁ、すごい、気持ちいい!もう
「はぅんっ、んあっ、はっ……」
加速する想いを言葉にすることなく、シオンは激しい口づけを続けた。
その一方で、かすみが唯一着ているビキニを脱がし始め、彼女を全裸へと剥いていった。幸いにして、かすみが着ていたのは紐でくくるタイプのものだったので、紐さえ解けば簡単に脱がすことができたのである。
お互いに全裸になった後、しばらく続いていた長いキスをようやくやめて、シオンはかすみの体を見下ろした。
頬は赤く染まり、荒く呼吸をしながら、それでもまだ起きないかすみ。ぷるんとそびえ立つ乳房はとても美しく、さらに下を眺めてみれば、そこには無毛の小高い丘がある。
思わずシオンは目を輝かせながら腰を突き出した。完全に勃起した陰茎を右手で掴み、彼女の秘所へと触れさせたのである。
(よし!もう行くぞ!誰が止めたってやめるもんか!何があったってボクはかすみさんとセックスする!)
ふるり、とかすかに波立つ左の乳房にしゃぶりつき、口の中に入りこんだ乳首を舌で転がす。錯覚からか甘さすら感じられるその行為に、シオンは簡単にのめり込んでいった。何度も何度も舌を上下左右に動かして、ぴんと張り詰めた乳首を舐めまわす。
そして一方で、彼は己の陰茎を彼女の秘所に差し込もうとしているわけだが、これがうまくいかなかった。きちんと見ながらしていないことも関係しているのかもしれないが、陰茎はずるりと秘所を撫でまわすだけで、一向に膣に入ろうとはしないのだ。
(あ、あれ?ここ、かな?まずいぞ、あんまり時間かかったら、かすみさんが起きちゃうな――)
「んっ……」
多少焦りながらも乳首をしゃぶることはやめず、シオンは再び狙いを定めて腰を前へと突き出した。
その瞬間、いまだに寝ているはずのかすみの腰がくいっと動いた。するとシオンの勃起した陰茎がずるりとかすみの秘所へと入っていき、ようやく二人は合体を果たしたのだ。
「はぁっ、あふっ」
(うおおっ、入った!こ、これは気持ちいい……!)
また両手で胸をまさぐりながら、シオンの心は歓喜に包まれていた。
かすみの膣内はあたたかく、かなり強めにぎゅううと締め付けてくるのだが、シオンにしてみればそれがどうしようもなく気持ちいい。
気付けばシオンはイスの上、またもかすみに深い口づけを送りながら、両手で胸を揉みしだき、獣のように激しく腰を振り始めていた。コンドームすらつけていない、生の状態で、彼はそのまま射精する気でいるのだ。
「んっ、んっ、んっ」
(かすみさん、気持ちいい、気持ちいいよ!今までの人生で一番気持ちいい!)
「んっ、じゅるっ、んあっ、ちゅるっ」
快楽に浸って、必死に絶頂へ向かって突き進む。シオンは完全に快楽に支配されていた。
そのせいで彼は気付いていない。いつの間にかかすみの舌が意志を持って動いていて、両腕は首にまわされ、両足がシオンの腰にまわされていることに。
全身で抱きつくかのような体勢、俗称で「だいしゅきホールド」というそれは、見方を変えれば女が男を逃さないための姿勢にすら見えるのだが、シオンは全く気付くことなく腰を振り続けているのである。
「んっ、んんっ、んっ」
(あぁ、やばい、そろそろイキそうだ……!このまま中に出していいかな、いや、むしろ出さなければ!ここまで来てもう引き返すことなんてないぞ!全部かすみさんの中に出してしまえばいいんだ!)
「んんっ、あふっ、んにゅうっ」
一突きする度に二人の接合部がぐちゅぐちゅと音を立て、噴き出した愛液が二人の下腹部を濡らす。
ぴったりと体を重ねながら、格闘技で鍛えた筋肉を無駄に駆使して、二人は尚も激しく腰を動き続けていた。もはやかすみも起きていることを隠すつもりはないらしく、自らも腰を振りながらもぎゅっとシオンに抱きついている。まるで、もう離さないとでも言わんばかりの態度だ。
しかし、必死すぎるシオンにはそんなことすら気付けず、だんだん高まりつつある射精感を感じてさらに腰の動きを速めていった。唇どころか口すらぴったり接合させて、大きな胸を揉みながら。
「んふぅ、んにゅ、んんんっ」
(かすみさん、かすみさん!もうヤバい、イキそうだ!このまま出すよ!かすみさんの中に全部出すよ!)
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
パンッ、パンッともはや叩きつけるかのように腰をぶつけて、ついに二人は絶頂を迎える。
「んんっ!んふぅっ!んんぁっ!」
(ううっ、出るっ!イクッ、イクぅッ!)
遮る物もなく繋がったまま、シオンはかすみの膣の中へと勢いよく精を吐きだし、かすみはそのすべてを受け止めていく。
びゅくびゅくと何度も陰茎が膣の中で跳ねて、その度に熱い精液が吐き出されていく。それでもかすみはシオンの腰を捕まえた足をどけようとはせず、むしろ一層力を込めて彼を抱きしめた。抱きつく、というよりかはしがみつくようにも見える。
しばらく続いた射精が終わった時、二人とも目をとろんとさせながら脱力し、全身から力を抜いていた。重なり合ったまま一つのイスの上で抱き合い、やがてゆっくりと視線を合わせた。
「……かすみさん……大好きです……」
「はい……私もです。初めてだったんですよ?だから……これからも、よろしくお願いします……」
「んっ……」
「んんっ……」
ちゅっ、とやさしい口づけを交わす。
シオンが異変に気付いたのはその後のことだ。彼は急に「あれ?」と首をかしげてかすみの顔を見て、先程までの気だるい雰囲気を霧散させていた。
「……かすみさん、起きてます?」
「ええ。ぱっちりと」
「……いつから起きてましたか?」
「えっと、『ボクは人間をやめるぞザックぅ!!』ってところからです」
「ああ、じゃあ初めからってことですね。……え?」
「うふふ、そうですね。じゃあ初めからってことです」
はっきりと顔を青ざめさせるシオンとは裏腹に、かすみはにっこりと笑っていた。しっかりと下半身が繋がったままで。
慌てたシオンは思わず「あわわ……!」などと情けない声を出しながら、いまだに膣に挿入したままの陰茎を抜こうと腰を動かすが、それより速くかすみがぎゅっと膣に力を加えた。
その結果、シオンの肉棒がぎゅっと締めつけられ、強い快感を与えながらも抜けなくするという、前にも後ろにも進めない状況が生み出されてしまったのである。
「うっ、あぁ……!か、かすみさん?あの、これは、その……」
「いいんですよ、シオンさん。私、嬉しかったんです。この島に来てからずっと、せっかくのチャンスだと思ってシオンさんを誘惑してるのに、今まで全然手を出してくれなかったから……私の初めて、シオンさんのためにずっと守ってきたんですよ?」
「へ?え?そ、それって……」
「うふふ、私、ずっとシオンさんとこうなりたかったんです。だから今、とっても嬉しい」
にっこりと笑って、こてんと首を傾けながらそう言ったかすみ。それはあまりにも予想外過ぎる発言だった。
清純で、やさしくて、非常に仲のいい友人だったかすみから告げられた、告白とも思える愛に満ちた言葉。
それをしっかりと耳にしたシオンはごくりと息を呑み、頬を赤くしながら次のシオンの言葉を待つかすみに向かって、ゆっくりと口を開いた。
「か、かすみさん……」
「はい」
唇が震える。それだけでなく腕が、体が、心が震えていた。
しかし、言わなければ。せっかく彼女から勇気を出して言ってくれたのだから。
意を決して、目をキリッとさせたシオンが、ついにその言葉を発した。
「――つまりかすみルート突入ってことですか!?」
「うふふ――犯しますよシオンさん」
しかし、どうやら彼の発言がかすみに気にいられることはなかったらしく、なぜだかかすみの目からはすっと光沢が消えてしまい。
彼女の言葉通り、シオンはその直後にかすみが宿泊するホテルへと連れ帰られ、かすみが満足する言葉を発するまで精液を絞り取られたそうな。
ただ、夜が明ける頃にはかすみも満足そうな微笑みを称えながら眠りにつき。
その腕の中にはカラッカラに干からびたシオンらしきものが抱きしめられていたらしい。