※この作品はR-18です。

蛇獣書房   作:ヘビとマングース

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一応、簡単なストーリーの流れみたいなものがあります。他のシリーズを書く時も同様。
できれば一人に二話くらいで次のキャラに行くつもり。


呂蒙子明と生活 in彼女の自宅

 俺と呂蒙が初めて体を重ねた日から、約一週間が経った。

 この一週間、一から全部説明してたんじゃとても言葉では表しきれない。なにしろとても濃厚な日々だったから。

 だからダイジェスト、なんていいもんじゃないけど、簡単に説明だけしてみたいと思う。

 俺と彼女がどういう日々を過ごして、そこでわかった呂蒙子明という女性、或いは人間について。

 

 まず簡単に言えることは、お互いの初めてを交換し合った日から今日まで、俺はずっと彼女の家で生活しているということ。

 もちろん、平凡な家系に育った俺には家族がいるし、帰る家だってちゃんとある。ただ今は少し理由があって、家族には「一人暮らしの友達に頼まれて、しばらく共同生活してくる」と言っているのだ。といってもそれは嘘ではない。彼女は一人暮らしだし、少し変わった形だが友達のような関係には違いない。

 そしてなにより、俺が呂蒙の家に入り浸りなのは、彼女から頼まれたからという理由に他ならない。そして、なぜ男である俺が、女である呂蒙の家で生活しているのかというと、理由は一つだ。

 最初の日から今日まで毎日、俺と呂蒙はとにかくセックスしまくっているからである。

 

 料理、食事、入浴、トイレ、そして睡眠。それら以外の時間は常に、まるで盛りのついた猿のようにセックスばかりしていたのだ。

 家にいる時は二人ともほとんど全裸。いつでもどこでもやれるようにそうしていて、事実どこにいたってやってる。そのすべてが呂蒙から襲いかかってきてるので、俺は彼女に促されるまま相手をしているわけだ。

 家にいない時、例えば学校にいる時とかでも、時間を見つけたらすることもある。昼休みなんかがいい例で、ふらっと俺の前に現れた呂蒙が俺を連れて、初めてやった体育倉庫へ連行していく。もう何度あそこでお世話になったかわからない。もちろん、他の場所にもお世話になっているが。

 

 それで、わかったこと。

 まず一つは、怖いと思っていた彼女は意外とやさしかったということがある。初めての時なんかまさしくそうだったけど、こっちの都合とかお構いなしに襲ってくる癖に、しかしいざ事が始まったりすると俺をやさしく扱ってくれるのだ。だったら初めからやさしくしてくれ、とはやっぱり怖くて言えなかったりするけども。

 この一週間ほどもそうだった。いつも呂蒙から手を出してきて、まるで恋人が愛を確かめるかのように体を重ねる。しかも多分俺のため(だと思いたいが自分のためかもしれない)に色々と工夫すらしてくれたりするのである。

 例えば、服装一つとってもそうだ。現在の俺が帰る家は呂蒙の家なのだが、周囲の人間に俺たちの関係がばれないためにも帰る時間をずらしている。で、俺が帰った時に彼女はコスプレとも取れるような格好で出迎えてくれるわけである。ウチの学校の制服はもちろん、青いチャイナ服とか、薄いピンクのナース服とか、初めての時の青いメイド服とか。

 

 ここまでの話だけならば、まわりの人からすれば羨ましい限りの話に聞こえるかもしれない。しかし当事者である俺からすれば問題点はある。たとえ相手が学校を代表するほどの美少女であったとしても。

 彼女と一週間ほど同居して、他にもわかったことがある。それは、呂蒙子明という女性は、意外とやさしい代わりに嫉妬深くて執着心が強いということである。

 そしてその強すぎる執着心が俺に向いているからこそ、俺は現状を素直に喜べたり喜べなかったりするわけだ。

 

 例えば、家に帰った時。まず初めに呂蒙が俺にしてくることは、深くて甘いキス、と同時に俺の制服をすべて脱がせることである。

 そして次に、いつもなぜなんだと思っていることだが、呂蒙は俺と彼女の手を手錠で繋ぐ。どこから入手したんだかわからないが、明らかに玩具じゃなさそうなそれで。

 そうなってからはもう、先程言った通りだ。いつでもどこでも二人いっしょにいて、暇さえあれば俺の体をまさぐってきて、流された俺が彼女を抱く。いや、むしろ抱かれることの方が多いのだけど。しかもいつもゴム無しで中だし、すべて呂蒙の命令で行われている。「つけた方がいいと思う」という俺の意見は何度もガン無視されて。

 そんな生活が一週間だ。おそらく常人ならもう死んでるだろう、毎日精液を絞り取られ過ぎて。男なら誰もが憧れる腹上死ってやつで。え?憧れない?あぁ、俺だけか……。

 

 しかしそんな肉食女性と草食男性のような俺たちが淫らな生活を続けて、なんだかんだで呂蒙が満足して、且つ俺がいまだ死んでいないのにはおそらく理由がある。

 確証は何もないが、何度も精を放ちながらも全く薄まらず、常に濃いドロドロの精液が出続けるのは、おそらく俺がもらった勾玉にあるんじゃないだろうか。

 俺だって健全な男子高校生だ、自慰の経験だって何度もある。だからこそわかることだが、変なおっさんから勾玉をもらう前と後じゃ全然違う。さっき言ったように何度射精しても精液は濃いままだし、何度出しても尽きることがない。その上一度に出てくる量がかなり増量されているし、なんだか感度も上がってるような気がする。いっつも呂蒙から「早漏が」と罵られるのはそのためだ。断じて本来の俺のせいじゃない。

 

 ……話が色々と左右したが、そう、今は呂蒙の話だ。

 で、彼女の何がすごいって、かなり嫉妬深いという話だ。

 そしてそれを説明するいい機会が、ズバリ今なわけである。

 

 「んっ、ふっ……じゅっ……じゅるっ」

 

 さて。

 今日も今日とて家の扉を閉めた瞬間、いつも通り呂蒙が飛びつくようにキスをしてきて、そのまんま流れで服を全部脱がされて、さらに俺の息子を手で弄ばれているわけなんだが。ちなみにすでに手錠で俺の右手と彼女の左手が繋がれてる。

 そこまではいつも通りなんだが、今日はちょっと様子が違うようだった。何と言ってもキスの熱烈さが尋常じゃないし、俺を抱きしめる力がやけに強い。これは多分、何か怒ってるんだろう。すでに何度か経験していることなので、今となっては簡単に理解できる。

 こういうことは初めてじゃない。俺は何もしてないのに、彼女がなぜか怒っている時はいつも同じ理由だから。

 ちなみに今日の格好はスクール水着らしい。胸とか尻とか今にもこぼれそうなほどパッツンパッツンなんだが……すごくいいです。

 

 「んっ、ちゅっ……はぁ、今日の昼、伯符と何を話していた……?」

 

 呂蒙の怒りの原因はいつも同じ。要は「俺が他の女の子と話している姿を見た」ことに尽きる。

 彼女が言った名前、孫策伯符は俺の友人でクラスメイト、同時に呂蒙の友人だ。これは彼女も知っている事実だから怒られるようなことではないし、なんなら呂蒙がいる場で普通に孫策とだってしゃべってる。

 なのになぜ彼女が今怒っているのかというと、結局「呂蒙がいない場所でしゃべってた」ことが問題らしい。どうやら俺と孫策が普通にしゃべってるところを、どこかから見てしまったようだ。たまたまなのか、それとも監視みたいなことしてたのかは知らないが、それだけのことで彼女は怒ってるのである。

 

 「んっ、はっ……別に、普通の話だって……ッ」

 「んん、どんな……?」

 「はっ、あいつが、ッ……最近、あんまり戦ってないから、つまんないって……それだけっ、だ」

 「本当か……?嘘じゃないな?」

 「ん、はぁ、嘘じゃない、ほんとに、それだけ……」

 

 首筋を吸われて、右手でモノをしごかれて、左手で尻の穴を撫でられる。かくいう俺も左手で彼女の胸を揉んで、右手で尻を揉んでるわけだけど。

 いまだに玄関でお互いの体をまさぐりつつ、俺たちは今日も必死に快楽をむさぼり合っていた。しかもその間、尋問にも似た呂蒙の質問を受けながら、だ。当然俺は素直に真実だけを答えて、できるだけ波風が立たないように頑張ってるわけだが、どうやら彼女の機嫌はよくならなかったらしい。

 突然、俺のイチモツが、なんと玉ごと、万力のような握力でぎゅっと握られたのである。尋常じゃないくらい痛かった。

 

 「痛ッ……!?」

 「約束しただろう。私以外の女と、気安くしゃべるなと」

 

 ギリギリと根元を強く握られ、体から力が抜けていく。思わず俺は呂蒙に抱きついて、思いっきり顔をしかめながら、みじめに体を震わせていた。

 その間も彼女の愛撫は続いていて、顔や首筋を舐められて、尻の穴を撫でられる。しかもイチモツを締め上げられながら、である。これにはもう参った。

 まだ呂蒙の怒りは収まっていないらしい。確かに、彼女の言う通り、俺は呂蒙と約束した。あまりにも無茶なことだが、内容は「呂蒙以外の女の子としゃべらない」こと。だが普通に生きてるだけで、そんな約束守れるはずもないわけで。

 だからこそ俺はいつも通り、知らない内に約束を破ってしまって、彼女にその現場を目撃されて、いつも通りに彼女から一方的に攻め立てられているわけである。主に性的な意味で。

 

 「で、でも呂蒙、他の女の子としゃべらないなんて、できるわけ……」

 「できるかどうかじゃない、やるんだ。私の体を好きにしていい代わりの条件だろう。何がなんでもやれ」

 「そ、それだって元々、呂蒙の方から襲ってきて――うっ!」

 「おまえが物欲しそうな顔して誘うから、ヘタレなおまえに代わって私から手を出してやったんだろう。……今みたいに、な」

 

 逃げようとしてなんとか体をよじるけど、いまだに快感が抜け切ってないせいでうまく動けない。しかも呂蒙に体を押さえこまれてるから、どのみち無理だ。

 片手で尻を揉まれながら、片手でイチモツを強く握られて、横から抱きつかれて両側を押さえられてるので、俺は前にも後ろにも進めない。しかも最大の弱点を文字通り握られてるせいで、抵抗しようなんて意思すら殺される。

 今の俺は完全に、呂蒙に支配されていたのだ。

 

 「うあっ、くぅ……!わ、わかった、わかったから……!」

 「ん?なんだ、何がわかった?」

 「りょ、呂蒙の言う通りにする……!はぁ、だから、早くっ……!」

 「言う通りに何をするんだ?それだけじゃわからない、ちゃんと口に出して言ってみろ」

 

 抱きついてるせいで顔は見えなかった。だがずいぶんと楽しそうな声が聞こえてきたせいで、思わずムカッとしてしまったが、直後に彼女の右手に更なる力が込められたので後悔する。どうやら彼女には俺の心が読めるらしい、戦意なんて一瞬で奪われた。

 なので俺は屈辱に苦しみながらも、必死に声を絞り出して、彼女の望む通りの言葉を伝える。のんきに俺の耳をぺろぺろしてる彼女に向かって。

 

 「お、俺は、呂蒙以外の女の子と、ッ……しゃ、しゃべらない……!だから、早く離して……!」

 「本当に約束できるか?この前もそう言って、今日伯符と話していたんだろう?……今度こそ、信じていいんだな?」

 「いい、いいから……絶対守るから……!だから、もう……!」

 「ふぅ、仕方ないな」

 

 その直後、ようやく手がするりと離れていった。だけど次の瞬間には先端を手のひらでぐりぐりされて、さっきまでとは違う意味で体がびくっと震えてしまう。

 根元と玉には鈍い痛みが残ってるのに、先端はかなりの快楽がある。しかもかなりやさしくそうされてるせいでさっきまでとのギャップも大きく、いい加減頭がおかしくなりそうだった。

 なのでいつものことではあるが、俺は今日も彼女にお願いする。ただしその理由は、そうした方が彼女の気分がよくなるからに他ならない。決して俺の趣味とか、そういうことではない。断じてない。

 

 「はぁっ、呂蒙、そろそろ、その……」

 「ん?なんだ?」

 

 抱きしめていた腕から少しだけ力を抜いて、至近距離で見つめた顔は非常に楽しそうで、もうこれ以上ないほどサディスティックな表情をしてらっしゃった。

 思わずイラッとしてしまったが、後が怖いので余計なことは言わない。よって俺が発する言葉は彼女の望む言葉だけである。

 ただ俺の小さなプライドのためにも言っておきたいことなので言おう、決して、調教なんてされてないぞ。

 

 「お、俺、呂蒙にいれたい……」

 「何を、どこに挿入(い)れたいんだ?ちゃんと全部言ってくれないとわからない」

 「だ、だから、その……あのだな」

 「はっきり言ってくれ。私に、何を、どうしてほしいのか」

 

 非常に楽しそうな笑顔である。思わず無理やり押し倒して力ずくでやってやろうかと思ったけども、もちろん、その後十倍くらいにして返されるだろうからそんなことしない。今日の怒りなんてまだ序の口、彼女が本気出すともっとすごい折檻が待ってるんだから。

 

 「……俺、の、チンポを……呂蒙のおまんこに、いれたい……」

 「もう少し大きな声で言ってくれ。……できるだろ?」

 「……ッ!だ、だから、俺のチンポを、呂蒙のおまんこに、挿入(い)れたいッ……!」

 「ふふふ」

 

 俺がこんなに顔を熱くして嫌がってるというのに、呂蒙がすごくいい笑顔になった。もういっそのこと玉砕覚悟で押し倒してやろうかと思ったけど、数秒でひっくり返されて徹底的に犯されるのでやっぱりやめた。でも俺はヘタレではない、断じて違うと言っておこう。

 にっこり笑った呂蒙が、両腕を俺の首にまわして、ちゅっとやさしい口づけをくれた。

 

 「んっ……はっ……」

 

 その直後に、スクール水着の股の部分がずらされて、俺のモノがずるりと彼女の秘所に入っていく。ぎゅっと締め付けつつも、やさしく包み込むかのような、ひどく気持ちがいいそこにすべてが納まった。

 あまりの気持ちよさに、俺は天井を見上げながら大きく息を吐いた。何度も経験しているそこはやはりあたたかく、じっとりと湿っていて、全く飽きさせないほどの快感があるのだ。

 俺が腰を動かそうとすると、なぜか呂蒙は俺の尻を両手でぎゅっと掴んで、動かせまいとし始めた。

 

 「なぁ、風呂場に行こう。ふふ、せっかく水着を着てるんだから、らしい方がいいだろう?」

 「あ、ああ」

 「ふふ、じゃあ、このまま行こう。運んでくれ」

 

 そう言って呂蒙がひょいっと両足を地面から離して、すらりと長い脚を俺の腰にまわしてくる。ちなみに両腕は首にまわして。いわゆる、なんだ、駅弁スタイル?とかいうやつ。

 要するに彼女は、俺と一つになったまま移動したいらしい。まぁその気持ちもわかる。だって帰ってきてからというもの、ずっと玄関でやってるんだから、いい加減ここから離れた方がいいだろう。しかもできればお互い気持ちいいまま。

 というわけで俺は彼女のすべすべの尻を掴んで、ゆっくりと歩き始めた。

 一歩前に進むごとに、彼女の膣がぎゅっと締まって、同時に小さくも甘い声が口から洩れる。呂蒙が俺の首にしがみついてるせいで、甘い声がダイレクトに届くのだ。

 ついつい俺も調子に乗ってしまって、できるだけ歩幅を小さく、しがみついてる彼女が揺れるように歩いてみた。するとやはり彼女の声が大きくなる。うむ、なんとも気分がいいものだ。

 ちなみに、ちらっと呂蒙の顔を見てみると、ちょっと拗ねたかのように唇を尖らせていたが、怒るまではいかなかったらしい。無事に俺たちは風呂場に到着できた。

 呂蒙の家は風呂、トイレ別で、浴室にはちょっと広いシャワースペースと、そこそこいい感じの浴槽がある。

 とりあえず呂蒙を俺と壁で挟んで落とさないようにしつつ、シャワーを出す。最初は水が出てきたが、彼女の体と触れているし、さっきまでのやり取りのせいで体が熱くなってたからむしろ気持ちがいい。無論、呂蒙との行為の方がよっぽど気持ちいいけど。

 

 「ふぅっ、はぁん……」

 「はぁ、呂蒙……気持ちいい……」

 「んんっ、あぁっ……わ、私もだ……はっ、キス、キスを……」

 「ん……わかった」

 

 シャワーから出てくる水がお湯に変わるまで、俺と呂蒙はキスをしながら、立ったままで快楽をむさぼっていた。

 小刻みに腰を振るごとにぐちゃぐちゃと卑猥な音が鳴って、同時に舌と舌が絡まる小さな音もあって、水が床に落ちる音と混じってる。それらを耳にしながら、とにかくお互いを求めまくった。

 初めてわかったことだが、スクール水着というものは、なんだかこう、いいものだ。水に濡れて呂蒙の体にぴったり張り付いて、さっきと同じ格好なのに、なんだか濡れる前よりエロい。それはもう、思わず俺も余計に元気になってしまったほどだ。

 

 「んっ、はっ、な、なぁ」

 「ん?」

 「わ、私以外の、んんっ!あぁ……私以外の女と、セックスするなよ」

 「え?」

 「おまえがセックスしていいのは、んっ……私だけだからな」

 

 突然の言葉を聞いて、思わず腰の動きを止めてしまった。いや、予想はできていたが、それでも驚きは隠せなかったのだ。

 いや、もちろん呂蒙とできるってだけで嬉しいことだし、全く飽きることなんてないんだけども……なんかこう、そう言われてしまうとちょっと、寂しくなるというか。褒められた話ではないけれども、俺だってできれば色んな人と……ねぇ?

 なぁんて思ってるのがおそらくバレたんだろう。急に彼女の膣の中がぎゅううと締まって、俺のモノが痛いくらいに締め付けられた。っていうか正直、痛すぎる。

 

 「痛ッ!?あっ、呂蒙、それは……ッ!」

 「おい。なんだその顔は。まさか、残念だとでも思ったのか?そんなわけはないよなぁ、なぁ?」

 「いや、ちょっと待って、まず落ち着いて……!あの、終わってから!まず色々終わってから話をしよう、ゆっくりと!」

 「あれだけ体を重ねたというのに、どうやらまだわかってないらしいな……いいだろう。今までは手加減が過ぎた、今日は徹底的にわからせてやる」

 「ちょっと、痛ッ……!わ、わかったから、まず落ち着いて、あっ!?」

 

 さらにぎゅうっと締め付けられて、気付けば俺は彼女に押し倒されていた。

 シャワースペースに押し倒され、シャワーから出る温かいお湯をかぶりながら、俺と呂蒙の立場が一変する。せっかく今日は主導権を渡してくれていたのに、なぜだか今は、正常位で男女が逆になったかのような構図になっている。俺が床に寝転がされて、俺の両足を手で開けさせながら彼女が乗っかっているのだ。しかも、いまだに繋がったまま。

 

 「おまえは私のものだ。だから私以外の女とセックスすることは許さない。いいな?」

 「呂蒙、ちょっと、待っ――!」

 

 急に、呂蒙が激しく腰を振り始めた。叩きつけるような動きのせいで肉がぶつかる音が鳴り、彼女の秘所からしぶきが上がる。

 セックスをする、というよりも、女の子に犯されるかのような性交。俺はこれが苦手だった。多分初めての時のトラウマがあるからかもしれないが、なぜか妙に体から力が抜けて、何の抵抗もできなくなってしまう。

 そしてなにより、バカみたいに感じまくって、涙目になりながらされるがままになるしかできない。だから今回も、俺は呂蒙に犯されるばかりだった。

 

 「くぅっ、んんっ、ああっ!」

 「ほら、ほら!はぁっ、変態のおまえにこんなことしてやるのは、私だけだぞ!んんっ、あっ、はぁんっ!」

 

 男性の役と女性の役が逆転して、呂蒙の攻めで俺が鳴かされる。できれば避けたい光景ではあるが、彼女がキレたらまず間違いなくこうなる。

 こうなった時はもう力で負けてる俺はどうすることもできず、ただされるがまま。もうちょっと速度を落として欲しい、と思ったところで聞きいれてもらえるわけがなく、自然と俺は、歯を食いしばって叫んでいた。

 

 「はぁぁ、もうダメだ!呂蒙、俺はもう……!」

 「んはぁっ、いいぞ、私の膣内(なか)でイッてしまえ!」

 

 自分で動く時はペースも調整できるが、彼女が主導権を握った時はそうはいかない。早ければ数分もせずに終わりが来る。

 だから限界はすぐにやってきた。俺は下半身を彼女に押さえこまれたまま、呂蒙の攻めで、絶頂に至る。

 

 「うぐっ、ダメだ……イクッ!」

 「んんっ!んあっ!あっ……んん!」

 

 陰茎の先からどぷっ、どぷっと精が放たれる。すべて呂蒙の膣内に吐き出され、彼女は嫌がることなくそれを受け入れた。

 だがここでは終わらない。地獄はむしろこれからだ。

 俺が今イッたばかりだというのに、呂蒙はすぐに腰を動かし始めて、またさっきと同じ、速すぎる速度で俺を攻め立ててきたのだ。

 

 「~~~ッ!?うっ、ううっ、りょ、もう……!」

 「はぁっ、はぁっ、まだだぞ。ちゃんとおまえの全身に教え込んでやる。おまえは気にせずただ鳴いていればいい」

 「わ、わかった!もうわかったから!」

 「いいや、その言い方はわかってない時のだ。とにかく黙ってろ。私がしっかり教育してやる」

 

 強引に与えられる快感が強すぎる。数秒もせずに俺のモノが大きくなって、すぐに第二ラウンドが開始された。

 いつものことだが、こうなってしまうと呂蒙は俺を十回以上イカせないと満足しない。だから俺は嫌でも、彼女が満足するまで犯されなければいけないわけである。

 

 「はぁっ、りょもう、ごめっ……!」

 「んっ、あっ、謝るということは、んっ、やっぱりそう思っていたんだろう。はぁっ、くっ、これは、きつめにしないといけないな……あんっ」

 

 快感が強すぎて、一分だって我慢できない。もう一度俺が射精すると、呂蒙は一度立ちあがって、俺のモノを外へと解放した。抜いたばかりでぱっくり開いた秘所から、ぼとぼとと大量の精液が滴り落ちる。

 そんなことも気にせず、呂蒙は俺の体をまたいで、またすぐに挿入し直した。今度は騎乗位の体勢、精神的に攻めたい逆の正常位じゃなくて、本格的に搾りとりたい姿になった。

 

 「ん、そのままでいろ……ちゃんと私が、気持ちよくしてやるから……」

 

 うっとりと目を潤ませながら、頬を赤くして寄ってくる顔。とてもきれいではあるのだが、今日もまた長くなりそうだ。

 でも、なんでだろうか。俺は抵抗するつもりもなく、そんな彼女を受け入れようとしてる。俺もずいぶんと毒されてるらしい。

 正直言うと少し怖かったけど、俺はやさしく口づけをしてくる呂蒙を拒否することなく、やわらかいそれを感じながら目を閉じた。

 こういうのも悪くないかもしれない、なんて思ったのもつかの間、一気に激しくなった腰の動きのせいで、やっぱりさっき抵抗しとけばよかったと後悔したのは、その五秒後だった。

 

 

 

 温かい湯に胸まで浸かりながら、はぁ、と息を吐いてみる。体はぐったり疲れてるが、その疲れをすべて溶かしてくれるような、やさしい気持ちよさがあった。決して、俺を気絶させるような、激しい気持ちよさではない。

 結局、俺は計十二発ほど射精するまで犯されていたらしく、何度か気絶させられたのでどこか頭がぼーっとしている。しかも俺が気絶しても、呂蒙は攻める動きを止めず、そのせいで気絶と覚醒を何度も繰り返したのだ。むしろ生きててよかった、くらいの気持ちである。

 そして俺を気絶させた張本人は、俺の胸元に頬を預けて上機嫌そうに微笑んでいる。当然とばかりにまだ繋がったまま。

 

 「あー……疲れた。何もここまでしなくても……」

 「む、元はといえばおまえが悪いんだろう。私の言うことを聞かないからだ」

 「いや、でも、なんだかなぁ……」

 

 俺の不用意な発言がきっかけで、どうやらまた呂蒙の機嫌が変化したらしい。といってもほんの少しだけで、さっきみたいに激怒してるわけでもない。

 現に彼女はまだ繋がったままなのに腰を動かそうとはせず、せいぜい膣をぎゅっ、ぎゅっと動かすくらいだ。まぁそのせいで俺のイチモツがまた元気になってるわけだが、これくらいなら問題もない。

 むしろさっきまでと比べれば、普通に落ち着いて気持ちよく思える。ずっとこのままでいてもらいと思ってしまうほどである。

 

 「大体おまえはいつもそうだ。私のこともほったらかしで、他の女ばかり構って……」

 「え、そんなことないだろ。俺、ほとんどずっと呂蒙といっしょにいるけど」

 「ええい、うるさい。それくらいじゃ足りないんだ」

 

 俺の胸元に頭を預けながら、少し怒ったようにそう言う呂蒙。ひょっとしたら拗ねてるのかもしれない。

 ただ、どうしてだろう、とは思う。そりゃあ約束は破ってしまったかもしれないけど、俺と彼女が共有してる時間は多い。なのに何か不満なんだろうか。

 そういえば、と俺はふと一つの疑問を頭に浮かべて、何も考えずに言ってみた。呂蒙の濡れた髪をゆっくり撫でながら。

 右の手首に巻かれた手錠が、小さな音を立てながら揺れる。

 

 「なぁ呂蒙、どうして俺だったんだ?」

 「な、何がだ?」

 「いや、友達だったわけでもないのに、なんで急に呂蒙とこんなことになってんのかなぁと思って。なんか理由があったんだろ?」

 「うっ、い、今さらそんなことを聞くのか?むぅ……そ、それはだな……」

 

 俺がそう聞くと、呂蒙は顔を上げて目を合わせてきたんだが、どうにも顔が赤い。まるでゆでダコのようだ、なんて言ったらまた犯されるから言わないけど。

 もごもごと言いづらそうに、どこか躊躇してる様子で、中々理由を言いだそうとしない呂蒙。見てて非常に可愛いが、そんな姿を見せられると余計に気になってくる。

 俺は期待を込めてじっと彼女の目を見つめた。すると呂蒙はさらに顔を真っ赤にさせて、もごもごしながら小さな声で答えてくれた。

 

 「そ、その、前々からおまえのことは知っていたんだが……なぜか、ある日突然、あの、き、気になってしょうがなくなったというか……だから、その……」

 

 顔を真っ赤にして、俺の視線から逃れようとするかのように少しだけ俯きながら、呂蒙が言う。俺は余計なこと言わずに聞き役に徹した。ただまぁ、そうして彼女を見ているだけで、何もしてないのにさらにガチガチになってるわけだけど。

 

 「お、おまえのことが、あの、その……す、すすす、す、好き、で、好きで好きでたまらなくなったというか、だから、そういう――きゃっ!?」

 

 ああもう、可愛い。なにこの子、もう可愛すぎる。

 ぎゅっとやわらかい体を抱きしめて、呂蒙の顔を胸元に押し付ける。そのまま、彼女の青い髪を撫でつつ、できるだけやさしく言ってみる。

 

 「呂蒙、好きだ」

 「……え?」

 「好きだ。大好き。愛してる」

 「え、な、は、はぁっ!?」

 

 腕の中で呂蒙がじたばた暴れ出すが、離す気はなかった。あんな顔で、あんなに必死に告白されたのでは、もう離せるわけない。

 いきなり襲われて、いきなりヤリまくって、今まで何が何だかわかってなかったけど、そうか、そういうことだったんだ。

 ようやく気付けた。彼女の想いと、俺の想いに。

 

 「あーなるほどなぁ。そうかそうか、だから他の女の子としゃべんなって言ってたのか。ふむふむ、へぇー」

 「うっ、うっ、うるさい!大体なんだいきなり!わ、私をからかうんじゃ――!」

 「好きだぞ、呂蒙。愛してる」

 「はわぁっ!?きゅ、急に言うなバカッ!この、大バカ者がッ!」

 

 耳元で叫ぶな、鼓膜が破れるだろ。でも、その声はかなり嬉しそうだった。

 ああ、そうか。ようやく納得できた。そういうことなら理解できる。

 呂蒙は俺のことが好きだったんだ。そしてそれを知った今、俺の中の不安が全部吹っ飛んだ。

 うん、俺は呂蒙が好きだ。体が、とか、セックスが、じゃなくて、一人の人間として、一人の女性として。

 ちょっと方法が怖かったけど、俺のことを想ってたからこそ彼女は一心に俺を求めてくれていた。それがわかって、彼女に対する恐怖が無くなって、俺はこの可愛い女の子への想いに気付けた。

 

 「あぁ、なんか、安心した。うん、よかった。ありがとな呂蒙」

 「う、うむ……なんだか知らないが、その……こちらこそ、ありがとう」

 「あーもう、可愛いなぁおまえは」

 「かっ!?ば、バカッ!急に変なこと言うな!別に可愛いとか、そういう……!」

 

 繋がったままの場所が、きゅんきゅんと弱弱しく締め付けてくる。こういう反応も、真実がわかった今では愛らしい。

 らしくもないが、俺はちゅっと、彼女の唇を奪ってみた。すると面白いことに、呂蒙の顔がまた真っ赤に染まる。耳とか首とかも、もう全身赤いんじゃないかってくらい。

 

 「なっ、あっ、かっ」

 「どうしたんだよ。こんなのもう何回も、っていうかもっとすごいことだってやってるだろ?ほら、今だって」

 「きゃんっ!?こ、こら、今はダメだ!動かすなっ!」

 

 腰を緩く動かしてみると、嬉しがるようにきゅんきゅん締めてくる彼女の秘所。

 この状況に、なんだか俺は感動すらしていた。いつも俺を鳴かせてばかりだった呂蒙が、俺に攻められて焦っている。

 そこで俺は確信する。ついに政権交代の時が来たのだ。

 

 「ふっふっふ、どうした呂蒙。ずいぶんと可愛い声なんて出しちゃって。いつものおまえらしくないぞ」

 「かっ、可愛いなんて、言うなと――ひあっ!?だ、ダメだ!今は、くぅんっ、動かすなぁ……!」

 「愛してるぞ、呂蒙」

 「――!?あっ、ダメッ、んん~~~~ッ!!」

 

 ビクビクと全身を震わせ、膣内すら痙攣させて、呂蒙が盛大にイッた。俺がまだイッてないのに、彼女だけがイッたのだ。

 ついに来た。虐げられてきた者が上位の者を押しのけ、主導権を握る。下剋上はついに成った。

 よし、これからは俺の時代だ!ふっふっふ、はっはっはっは!いやぁ笑いが止まらないなぁ!

 

 「~~~!はっ、くぅ、はぁっ……!……おい」

 

 くっくっく、これまで色々と好き勝手されて、男なのにいやんうふんと鳴かされたこの屈辱、これからはもう倍にして――

 

 「おまえは、少し調子に乗りすぎだ……」

 

 などと考えてたら、いつの間にやら、目の前にある顔がまるで別人かのようになっている。目はギラギラ輝いていて、口元はへの字にきゅっと噤んでいて、両手は俺の腰を掴んでいる。ふむ、呂蒙が俺を犯そうとする時の癖だな。

 おや?ひょっとして呂蒙さん、怒ってらっしゃる?

 

 「ようやくわかったかと思えば、どうやらまだ教育しなければならないことがあるようだな。いいだろう。今日と明日、学校も休んで、これからたっぷり可愛がってやる。あぁ、心配するな。これからはもう二度と間違えないように、あるべき立場をしっかりその体に叩きこんでやるとも」

 

 ふむ、どうやらずいぶんとお怒りになってらっしゃる。これはなんとかして逃げないと、いくら勾玉をもらってから体質が変わったとはいえ、死んでしまう。

 あれ、おかしいな、体が震えて動けない。ははっ、なんだか知らないが目から汗が……うん、覚えがあるぞ、これはきっと恐怖という感情だな。

 

 「ふ、ふふ、ふふふ。そうだ、おまえはそういう表情の方がよく似合ってる。私とセックスする時、常にそんな顔をしていられるよう、ゆっくり、じっくり開発してやるとするか」

 

 あぁ、やっぱり調子に乗らなきゃよかった。これから俺は一晩中、いや、明日を迎えてそして終わるまで、休む暇すらなくずっと犯されるに違いない。

 政権交代はあまりにも短かった……具体的には、一分にも満たない数十秒。これはもう短すぎる。せめてもうちょっと攻めさせてほしかった。

 

 「……ただ、まぁなんだ、その……おまえに愛してると言われたのは、ほんの少し、ほんの少しだぞ?その……う、うれしかっ――ええい!やっぱり無しだ!おまえはただ私の下で鳴かされていろっ!」

 

 ――あぁ、さっきまでは絶望してたのに、そのツンデレ的発言は卑怯すぎる。かなり萎えてたのにまたギンギンになってしまったじゃないか。

 まぁ、彼女のそういう一面を、たとえたまにでも見られるのであれば、あの気絶させられるほど刺激が強すぎる逆レイプも、悪くないかもしれない。

 そんなことを想いながら、俺は呂蒙に唇を奪われ、今までで一番激しく腰を振られながら、また彼女と体を重ねるのだった。

 もちろん、彼女に犯され始めて数十秒、やっぱりもっとやさしくしてほしい、と大きな後悔を持ちながら。

 

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