前々からずっと不満に思っていたことである。自分の理想が、願望が叶えられる日は来るのだろうかと、ずっと頭にこびりついて離れなかった。
夜な夜な部屋を抜けだしては辺りを散策し、火照った体を冷ますために一人遊びに興じ、部屋に戻っても遊びがやめられない。退屈で刺激の少ない、なんともつまらない日常だった。
ではどうすれば自分は満たされるのか。そんな問題、答えなどとっくの昔に判明している。
だから彼女は夜道を一人歩き、重苦しいため息と共に自らの願いを口にするのだ。
「あーあ、どこかに両奈ちゃんを上手にイジメてくれるご主人様はいないかなぁ」
これである。秘立蛇女子学園の忍学生、両奈という少女は事あるごとにそう呟き、毎日を悶々としたまま過ごしていた。
何かきっかけがあったのか、それとも生来の性質か、彼女は他者から痛めつけられることを快感と感じ取る。いわゆる、強いマゾヒズムを持つ重度のマゾヒストなのである。相手が誰でも、というわけではないが、それでも余りある性への探究心は、忍としての戦闘中ですら発揮されるほどだった。敵の攻撃を敢えて尻で受ける忍など彼女しか存在しないだろう。
できるだけ痛めつけてほしい。言葉で汚く罵ってほしい。なんならいっそ、この人だと思う人に縛りつけられて常に監視してもらいたい。もしくはペットのように甲斐甲斐しく世話をしてもらいたい。もちろん粗相をした際には激しい折檻付きで。
そんなことを考えて夜道を一人でふらふらと歩き、たまたま無人の公園へ立ち寄った時だ。時刻はすでに十二時を回って、物音と言えば風に揺られて木々の葉が揺れることくらい。多くの緑に囲まれた公園は昼間の喧騒が嘘のように静かだった。
しかし忍学生である両奈の耳は、しっかりとかすかな物音を聞きつける。弱弱しい風によって葉が揺れる音に混じって、わずかな水音が聞こえてくる。それも聞き覚えのある、何やらいやらしい音。考えるまでもなく瞬間的に脳裏に浮かぶ映像がある。
瞬く間に目を輝かせ、両奈は自身の足音を殺して公園の中へと入り込んだ。音の出所を聞きつけ、できるだけ静かに接近を試みる。
気配を殺し、音を消して、彼女は期待に満ちた状態で草むらの向こう側をそっと伺い見た。すると期待していた通りの光景が目に飛び込んできたのである。
「あぁっ、あぁぁっ……若、若っ、これ以上されると我は、我はもう……!」
「叢、声が大きいぞ。もう少し静かに」
「で、でも、んっ、んんっ――!」
着ていた物をすべて脱ぎ去り、裸で抱き合う二人の男女。女の方は木の幹に両手をつき、腰砕けになりそうになりながらも尻を突き出して、声を絞り出している。一方の男は彼女の腰へ手を回し、片手で大きな乳房を掴んで、慣れた調子で腰を動かしていた。
反りかえった大きなペニスがずるずると膣の中を出入りし、卑猥な水音が断続的に聞こえる。出所は確かにそれだった。ひどく淫靡で、魅惑的で、思わず惹きつけられる光景。彼女はいつしか声を押し殺し、食い入るようにその姿を見つめていた。
大きな期待で瞳が輝き、興奮から頬が上気して、ともすれば体が熱くなる。奥の奥、芯の部分から独特の熱が感じられた。
男の手が、女の顔を覆っていた般若面を取り上げる。
「あっ、だめ、若……そ、それがないと我は、我はっ」
「素顔が見たいんだ。可愛いよ、叢」
「んんんんっ、そんな、そんなこと――あっ」
びくり、と女の背が震えた。直後には腰がびくびくと大きく揺れ始め、女が絶頂を感じていることは傍目から見て明らかだ。
それでも男は腰を止めず、一方的に女を責め続ける。絶頂の波が引かないせいか、女は悲鳴にも似た声を発しながら体を揺らし、顔を振って嫌だという感情を伝えていた。なのに男はやめない。パタパタと揺れるサイドポニーの髪を上機嫌に眺め、笑みすら浮かべた状態で腰を振り続ける。
威容を放つ怒張が何度も膣へ出入りして、その度に大量の愛液が外へ飛び出した。
「うんんっ、んあぁ、あぁぁっ!? だめっ、若、だめですぅ! イキました、もうイキましたからぁ!」
「まだ大丈夫だろう。もう少しこのまま気持ちよくなれ」
「いやぁぁ、だめぇ! 声、声我慢できないからぁ……んんっ、んんんっ、また、またイクっ……! いやっ、またイッちゃうよ、イクイクイクっ……!」
「見つけた――」
思わず呟いてしまっていたようだ。両奈がぽつりと発したそれに男が気付いたようで、迷うわけでもなく、声が聞こえたその方向へすぐさま顔を向ける。一方で女は強く歯を食いしばって目を閉じ、与えられる快感に耐えることで必死なようで、少しも気付く気配はない。
もはや無意識の行動だった。気付けば両奈は自ら草むらの向こうへと足を進め、その姿を現していたのである。隠れることもなく、仁王立ちで。男の視線を受けた両奈は再度小さく呟く。
「見つけた……両奈ちゃんの、ご主人様!」
「あああぁぁぁっ、イクぅぅぅっ!」
男が動きを止めなかったために、女が今度こそ大声で吠えた。そのせいで彼女の呟きは、その瞬間にはまだ男には届いていなかったようだ。女の絶叫が空に響き渡る。
ただ、二人の視線がまっすぐに絡まっていたことは確かである。
*
若の屋敷に秘立蛇女子学園の忍学生選抜メンバーが訪れるようになって少し。
蛇女子学園の選抜メンバーは若の屋敷に入り浸るようになっていた。以前に彼と戦った経験を持ち、少しと言わず彼と知り合ったためか他の少女たちと同じ役目を持つようになり、今や若の下には善悪その他関係なく、麗しい忍の少女たちが集まるのである。
彼は善悪を問わず、自らが出会った人物は一人の人間として触れ合う。そこに忍としての打算はなく、驚くほど無防備だ。本来ならば忍としての在り方を疑問視されるほどである。
しかしそんな裏の世界での常識を知らないかのような態度が、むしろ心地よさを与えてくれるのだろうか。不思議と彼女たちは彼の傍に居る間だけただの人間として振る舞える。
屋敷に居る間だけ、彼女たちは普段とあまりに違う姿。いつもの姿を知る者が頭を抱えてしまうほどの変貌ぶりを見せる。
それはとある日の昼間のことであった。
「はぅぅんっ、ご主人様ぁ。両奈ちゃんいつまで放置されるの? 両備ちゃんにイジメられるのもいいけど、やっぱりご主人様がいいよぉ」
金髪ショートカットの少女、両奈は全裸になって豊満な肉体を惜しげもなく披露し、畳の上に置かれた背の低いテーブルの上でなぜか大股を広げて自らの脚を抱えており、淫らに濡れた秘所を見せつけるかのような格好。美しいと感じる笑顔だった。
大きく張り出した乳房も、ピンと自己主張する桃色の乳首も、だらだらと愛液を垂れ流し、何かを求めるようにぱくぱくと口を開閉させる膣も。彼女のすべてが淫靡な雰囲気を称えていて、彼女を中心に一室すべてがむっとした空気に包まれていた。
しかしなぜか、部屋の中央でそうしている彼女は多くの者から無視されており、それがまた堪らないとばかりに両奈の口からは熱い吐息が洩れるのだ。
「うっさいわね、バカ犬。若様があんたみたいな雌豚相手にするわけないでしょ。わかったら黙って自分の指でマンコ掻き混ぜて潮でも噴いてなさい。そうね、一リットルくらい噴いたら両備が顔に座ってあげるわ。好きでしょ、顔面圧迫されてマンコ舐めるの。あんたみたいな淫乱ビッチにはご褒美よね」
「はぅぅっ、好きっ、好きですぅ。両備ちゃんのおマンコぺろぺろするの大好きですぅ。だから早く乗ってぇ、顔の上にぎゅって座ってぇ」
「ふん、やっぱりバカ犬ね。座ってほしいならどうすればいいかもう言ったでしょ。あ、その代わり両備が満足するくらい激しくするのよ、わかった? わかったらとっとと一人寂しくオナニーしてなさい。でないとケツをぶっ叩いて真っ赤にしてやるわ」
「はぅぅんっ、両備ちゃん、やっぱり鬼畜だよぉ……うんん、でもやっぱり好きぃ。お尻も叩いてぇ。真っ赤になるまで何発でも引っ叩いてぇ!」
にへらとだらしない笑みを見せながら自分の指で秘所に触れ、くちゅくちゅという音を立て始めた両奈を見るのは彼女の妹、両備だ。
栗色の長い髪を二つに纏めて背へ垂らし、全裸の姉とは違って蛇女子学院の制服を身に纏っているのだが、布越しに見ても胸は小さく、ミニスカートからすらりと伸びる脚も含めて全体がほっそりとした印象。ただ尻だけが魅力的なほど大きい。
それがコンプレックスとなっているためか、先程から手の動きに合わせてぷるぷると揺れる両奈の胸を見つめる目はどこか危険な色を孕み、今にも自身の武器である銃を抜きかねないほどの危険な雰囲気があった。胸が大きな女性は基本的にすべて彼女の敵である。
大きな喘ぎ声を発する両奈と、彼女へうるさいと声をかける両備。
騒がしい姉妹を傍目に、いつも通りのほほんと壁に背を預ける若の隣には、彼に寄りそうようにして座る少女が居た。
紫色の長い髪を持ち、どこか憂鬱そうな暗い表情の少女。若の肩に頭を預け、体からは一切の力を抜き、子供っぽく甘える姿。そのせいか歳よりも幼く見える彼女は紫といい、普段は滅多に自室を出ないいわゆる引きこもりだ。近頃は自室だけでなく若の家にも引きこもるようになり、信頼しているのか彼が傍に居ると精神が落ち着いている姿がよく見られる。
彼の肩に頭を擦りつけて甘える彼女も今だけはわずかに笑みを浮かべ、レースがついた黒の下着姿になって愛用している間抜けな顔のぬいぐるみを抱いていた。
「んぅ……若様は、えっちなこと、好き?」
紫の小さな声が若に問いかけた。彼は何気なく彼女の頭を撫でながら答える。
「そうだな。好きなんだと思う」
「そう……じゃあ、私も好き」
「いいのか? ちょっと前はいい顔してなかったのに」
「うん……お姉ちゃん、気持ちよさそうだし。それに若様、やさしいから」
まるで娘か恋人のよう。無邪気に甘える紫は若に抱きつき、安堵した様子で目を閉じる。普段の陰鬱とした表情は鳴りを潜めていた。それだけ彼を信頼しているらしい。
彼女を抱きとめて頭を撫でる若は、ふと視線の先を変える。
両奈が両備を虐める傍ら、裸の少女が下着姿の少女に体を弄られている。戸惑いが感じられる小さな甘い声が聞こえ、手を動かす少女はやけに鼻息が荒い。距離に関わらず両奈に負けず劣らずの異常なほどの興奮具合が見て取れた。
裸で全身に触れられ、恥じらいながらも快感を感じているのは普段冷静な素振りを崩さない、雅緋という少女だった。真っ白なショートカットの髪でどこか男っぽくも見えるが、胸は大きく、腰はくびれ、上背は五人の中で一番高い。脚は肉付きが良くも太すぎず、長いため、非常に女の魅力に溢れている。そんな彼女が普段の冷静さなどかなぐり捨て、体に触れられる度に甘い声を出し、頬を紅潮させて目は潤み、身を捩って感じていた。
この様子に辛抱たまらんと鼻血を垂らしていたのが、刺激を与えていた少女だ。
同じくショートカットで、縁なしの眼鏡をかけており、多くの肌を晒しているものの胸と股間は迷彩柄の下着で覆い、脱ぐことすら忘れて雅緋の体に集中している。頬が赤く染まり、目はぐるぐると興奮し過ぎて焦点が合っておらず、異様な雰囲気を纏っている。決して雅緋を離さないと普段にはない力が発揮されていた。
彼女が紫の姉、忌夢である。自身も豊満な胸と尻を持ちながら、同じく女性の雅緋の裸体に夢中となって我を忘れた様子。周囲の情報もすべて断絶し、ただ自らの本能に素直に従ってすべての意識を雅緋に向ける様は凄まじい執念を感じさせていた。
少し離れて彼女たちを眺め、妙に落ち着いている若は無表情でありながら感心している様子だ。
「はぁっ。い、忌夢、少し待ってくれ。私は、若には体を許したが、どうしておまえが――」
「はふぅ、ふんんっ。雅緋のおっぱい、雅緋の腰、雅緋のおまんこ……!」
「こ、こらぁ。女同士でなんて、私は……くふぅっ」
「はふはふ、雅緋のお尻、すべすべだ。乳首可愛い。おまんこきれい。あぁもう雅緋っ、大好きだ! 雅緋のすべてが可愛過ぎるんだ!」
「やぁ、あぁぁっ――!」
熱っぽい様子で激しく愛撫が続けられている。その様は一方的ながら深い愛が感じられた。
その近くではテーブルの上で脚を広げる両奈が居て、サディスティックな笑みを浮かべながら嬉々として彼女の膣に指を突き入れ、素早く腕を振る両備が居る。こちらも負けないくらい淫靡で激しいやり取りをしていた。
「ほらほら、どうなのよバカ犬! この雌豚! 血が繋がった姉妹に手マンされて気持ちいいんでしょ、この変態! ド変態! 若様のチンポは両備が頂くから! あんたなんか両備の指で十分なのよ、身の程をわきまえなさい!」
「きゃぅぅんっ、気持ちいいぃ! あぁぁだめだめ、そんなに激しくされると壊れちゃうぅ! 頭バカになって、おまんこゆるゆるで、ご主人様に捨てられちゃうぅ!」
「当たり前でしょ、あんたみたいなド変態が若様のチンポもらえるわけないじゃない! やっぱり両備の指すらふさわしくないわ、あんたには両備の足の指で十分なのよ! ほら、ほらぁ!」
「あぁぁんっ、ごめんなさいっ! ご主人様にふさわしくない雌豚でごめんなさいぃ!」
「ごちそうさまと言いなさい、ごちそうさまと!」
「ごちそうさまですぅぅぅっ!」
荒々しくも楽しげな空気は若の目にも伝わって、四人の美少女たちはそれぞれ幸せそうである。
紫の頭を撫でながら、ぽつりと呟いた。
「日本は、平和なんだなぁ」
気のない声で平坦に告げられた。どことなく呆れている風にも見える無表情である。
「若様……私も、えっちなことしたい」
「うん? いいのか、ベベタンは」
「うん。ベベタンは、若様が相手なら、構わないって」
「そうか。それなら俺も問題ない。紫がそう言うならいつだって相手をする」
「んっ……」
柔らかな髪を指で梳き、下から顔を覗き込んでくる紫が目を細めたのを見る。
若はそっと彼女の頭を後ろから抱き寄せ、自ら唇を奪った。
二人の唇が触れ合う。感触は柔らかく、ふと頬が緩んでしまう幸福な瞬間。
すぐに離れてしまったが紫は満足した様子。やさしい手つきでぬいぐるみを傍らへ置く。
それから両手で強く若に抱きつき、首筋へ頬ずりした。幼い子供が甘える様相でもあり、若は珍しく柔らかい微笑みを浮かべて、手で彼女の頬に触れるとやさしく撫でる。
目が細められて気持ちよさげな表情だ。
「ん、若様……やっぱりやさしい」
「そうか? 自分じゃよくわからない」
「若様に触られると、なんだか落ち着く」
「それはいいことだな」
頬に触れて、額にキスを落とし、表情が和らぐ紫を愛でる。
すでに彼女も身に着けているのは下着のみの状態。上下黒のそれが白い肌に映え、魅惑的な雰囲気を醸し出している。肉体は仕草と違って妙に大人っぽさを持っていた。
若は右手で頭を撫でつつ、左手は頬、唇、首筋へと順に降りて撫でていき、ついに胸元へ触れ始める。柔らかい体はどこへ触れても心地よく、若の心が安堵に包まれた。
指先でつんとつつくだけでふるりと揺れる柔らかな乳房。大ぶりのそれは谷間を作るほどで、左手は狙って谷間に滑り込んだ。シミ一つない白い肌、柔らかな感触に手が挟まれる。彼はそうするのが好きだったようだ。紫が恥ずかしげに唇をきゅっと結ぶ。
「んぅ……ちょっと、恥ずかしい」
「嫌か?」
「ううん。嫌じゃ、ない」
「もっと触りたいんだ。いいか?」
「うん……若様なら、いくらでも」
「わかった」
谷間にある手を動かし、ぐにと乳房を鷲掴みにした。
快感よりも羞恥心の方が大きい様子。紫はわずかに肩を動かして反応を見せる。
左手で揉みつつ、右手もまた下へ降りていき、ブラジャーに覆われる乳房を掴んだ。
持ち上げるように下から、紫を横抱きにするため背面から触れてふにゅりと形が変わる。指先が白い肌に埋まるようで、力を入れる度に面白いほど丸々とした形が潰れていた。
遊ぶような手つきに恥ずかしさが大きくなり、紫の口から吐息が出る。
若の手は女を愛でることに慣れていて、どうしてもそれを意識してしまって顔が熱くなった。
左手は尚も胸を揉むが、右手はさらに下へ進み、腹を撫でる。何処を目指しているのか、すぐにわかった。恥ずかしいとは思うものの、しかし止めるのも悪いと思い、紫は若の着流しを掴んで体を小さくする。円を描くように腹を撫でられて、はぁと熱いため息をつく。
いつしか紫の目はわずかに潤んでいた。若の顔を見上げて、熱っぽくじっと注視する。
「そっちも、触るの?」
「ああ。ちゃんと濡らしておかないと」
「ん、でも……恥ずかしい」
「すぐに済むから」
腹を撫でていた右手が下腹部へ降り、下着の中に滑り込む。
紫の肩がびくつく中、指先は確かに秘所を撫で、ぴたりと閉じたそこの形を確かめた。わずかに湿り気を帯びているもののまだ固く、準備が整っていないようだ。
中指でゆっくりと撫で始める。柔らかい感触だが挿入には早い。
指先でぐにぐに揉んで刺激を与え、紫の呼吸が徐々に乱れていた。
「んっ、ふっ」
「まだ固いな」
「あっ、若様……」
秘所を弄る一方、胸を揉んでいた左手がブラジャーに指を引っかけ、勢いよく下へ降ろす。ぶるりと二つの乳房が揺れて、すでに勃起した乳首が露わになった。
途端に紫の顔が恥ずかしげに伏せられ、真っ赤になって視線を避けようとする。
それを許さないと、若が顔を寄せて半ば無理やり唇を塞いだ。
「若様、あの……んんっ」
ぐっと唇を押しつけて、伸ばされた舌が紫の唇に触れた。表面をなぞって濡らした後、唇を割って口内に入り、無防備なそこを舐め始める。まだ紫が反応できていない内に慣れた様子で歯列を舐め、戸惑う舌を絡め取っていた。
口の中すら犯されて紫の目が閉じられる。淡い快感が確かにあって、抑えきれない羞恥心から逃げたくなったようだ。
力が入っているのか体がぴくぴく震えるようだが、若は彼女を労りつつ、やさしい手つきでじんわりとした快感を与えていく。
右手は秘所を撫で、左手は露わになった乳首を摘んで捻り、時折ピンと弾いて。反応の良い体を常に飽きさせないよう刺激を続ける。その甲斐あって膣からは徐々に愛液が分泌されつつあった。
ある時若は抱えていた紫の体を畳の上へ押し倒し、間を置かずに上から覆いかぶさった。短い悲鳴が彼女の口の中で飲み込まれる。
床に押さえつけ、おもむろに右の乳房に口をつけて乳首を舌で転がす。左の乳房は左手で揉み、乳首を弾いて刺激しつつ、右手は相変わらず下着の内側に滑り込んで秘所を撫でてている。
執拗なまでの、しかし丁寧な愛撫はなんとも心地よく、気持ちよくもあって、紫の声は確実に大きくなっていった。掴む物を失くした両手は力無く畳の上へ投げ出され、気付けば体は敏感になり、腰が独りでにゆるりと揺れていた。
「あっ、んっ、はっ、はっ――」
「大分良くなってきた。もう少しで入れられそうだな」
「やぁ、言わないで」
「パンツ、脱がすぞ」
そう言うと若の顔が胸から離れて上半身が起こされ、両手が下へ移動し、腰の辺りで止まる。膣から出た愛液でわずかに濡れたショーツが掴まれて一息に脚から抜き取られた。脱がされたショーツは一度若の顔の前で掲げられ、まじまじと確認されてから畳の上に置かれる。
すでに紫は恥ずかしそうに両手で股を隠していた。その手を握ってやさしく退けさせ、彼女の裸体を見つめる。どれだけ見ても飽きない美しい裸体だ。
ブラジャーはずらされただけでいまだ身に着けているが、右も左も乳頭が露わになってあられもない姿。さらに股間は下着を取られて今や白日の下へ晒され、ぴたりと閉じた秘所に、つるりと毛の生えていない下腹部が確認できる。
紫の顔はますます真っ赤に染まっていき、壁に向いて目を合わせようとしない。
それでも若は彼女の全身を眺め続け、満足した様子で口を開いた。
「きれいだよ紫。やっぱり毛は生えてないんだな」
「う、ん……変、かな」
「そんなことない。気にしなくていいぞ。これだけきれいな良い体してるんだから」
「そう、なのかな。でも、若様がそう言ってくれるのは……嬉しい」
何も言わず、唐突な動きで若の顔が下腹部へ向かった。思わずあっと声が洩れる。
紫が驚いている間に彼は手を使って脚を広げさせ、その付け根にある秘所へ口をつけた。
じゅるりと音が鳴る。唇で吸いつき、舌での愛撫が始まっていたのだ。
「あっ、んっ……」
「声、我慢しなくていいぞ。みんなも我慢してない。思い切り鳴いてくれ」
わざと音を立てながら彼女の膣をすする。分泌される愛液が吸い取られ、飲み込まれているようだ。若はそうすることに恥も感じず戸惑いも抱かず、平気でやってのけている。舌先もまた慣れた調子で動いていた。
膣の内部へわずかに入り込み、穴を広げるように縦横無尽に動く。そうしながらも味を確かめるような気すらして、時折口を離す若は包皮を剥いたクリトリスに口づけ、ちゅっと音を立てつつ紫の顔を見た。ふと視線が合い、尚更紫の顔が真っ赤に染まる。
「気持ちいいか?」
「う、うん。いいよ……」
「よかった。やっと慣れてきたみたいだな。初めての時より、緊張も緩んでる」
若は丁寧に、それでいて激しく、紫のそこを舐めていく。
卑猥な水音が小さく立てられ、反応して紫も声を洩らしていた。
しかしそれ以上に室内は少女たちの嬌声で溢れ、開かれた障子の向こう側、縁側すら越えて外へ洩れ聞こえている。ここが人がやってこない屋敷だから良かったものの、本来ならば大騒ぎになっていたところだ。
いくつもの嬌声に触れて、徐々に気にあてられ、感化されていく。次第に紫の声も大きくなっていくようで、若の舌の動きに合わせて体が震え、嬌声を上げ始めていた。
「あぁっ、んんっ、気持ちいい……あぁぁっ――!」
普段は引っ込み思案な彼女だが素直な感情を吐露していた。声は震え、体が赤らみを得るほどの快楽を感じている。時間がかけられればかけられるほど、彼女の声は甘く、大きく、高ぶっていった。今では恥ずかしがるだけの余裕すら失われている。
部屋が嬌声で満たされる。凄まじい音と光景であった。
裸の女たちが恥も外聞もかなぐり捨てて快楽に満たされる。どこか異常性すら感じさせる空間。
若もついに大人びた様相を捨てたのか、着流しを脱ぎ捨てて下着も放り、全裸になる。股間にあるペニスは固くそそり立って我慢できないといった様子。それを紫に見せつけ、驚いた表情を見た後、赤らむ亀頭を秘所にゆっくりとした動きで擦りつける。
「あっ、若様……」
「入れるぞ」
「はぁ……うん」
端的に告げられて腰が前へ進んでいく。根元に手が添えられ、ゆっくり亀頭が膣へ入り込んでいった。膣が押し広げられるようで、濡れた熱い感触にペニスが喜ぶ。若の表情はわずかな変化だが確かに喜んでいた。
噛みしめるように亀頭が肉を分けて奥へ進む。その間にも愛液がペニスに絡みついた。
「うっ、ふぅ――」
「くっ、きついな。もう少し慣れないとな」
腰が振られて膣内が掻き混ぜられ、ぐちゅぐちゅと音が鳴る。
掻き出す度に愛液が畳を濡らし、甘い嬌声が室内へ響いた。
ペニスが出入りする速度は時間が経つごとに速くなり、徐々にではあるが紫の表情から余裕が失われていく。口は半開きになってよだれを垂らし、突かれるがままに乳房が大きく揺れて、腕は為す術もなく投げ出されている。
速度は増し、行為は激しくなっていった。
若は無言で彼女の胸を掴み、ぐにぐにと揉みほぐしながら膣を突く。
子宮まで届く衝撃が確実に快感へと変えられていた。まだ初体験を終えてからそう日が経っていない。それでも紫の体はどんどん性に開放的になる様子。抵抗しない投げ出された手が印象的だ。
紫はぼんやりした目で若の顔を見つめ、突かれる衝撃で体を揺らすのみ。自ら動き出すことはなく、されるがままで快感を受け取っていた。
「んっ、んっ、んっ、あっ……わか、さま。きもちいっ。イッちゃいそうっ……」
「よし。じゃあ俺もすぐに」
「えっ、あっ、はぁぁっ」
さらに速度が増した。すると数度と突かず、紫が口を大開に大声を出していた。
どうやら気をやったらしい。全身が思わず震えて、膣内がうねうねと淫らに蠢く。ただでさえ締まりが強いそこだが若のペニスがさらにきつく締めつけられた。
先に絶頂へ達してしまったと知って若が腰を止める。先程までは集中して彼女を責めていたはずだが、今は労るように頬を撫でてやり、ひどくやさしい姿に見えた。
震えが止まるまで待ってやり、落ち着いてから声をかける。
手で頬を撫でつつ、だらしない笑みを浮かべる紫は甘えるように自分の手を彼に重ね、膣内では呆けた表情とは裏腹に強く締めつけていた。見ているだけで非常に愛らしい様子である。
「紫、イッたのか?」
「う、うん……イッちゃった。ごめんなさい。我慢できなくて……」
「謝る必要はない。俺の方こそすまん。いっしょにと思ったんだが気遣ってやれなかった」
「うん……だけど、気持ちよかった」
手を握り合ったまま、再び腰が振られ始める。
紫は達したが若はまだ満足していない。おそらくこれから長い時間行為を続けねばならないだろうという想いもあったが、紫のため、自分のために一度彼女の膣内に射精しておきたいところだ。すかさず自分も達するため動き出す。
腰の動きが段階を置かずに速くなっていき、途端に彼女の平静は消え去った。
再び紫は表情を歪めて快楽に打ち震え、体を固くして目を閉じて耐える。
「んっ、んっ、んぅっ――!」
「もうちょっと我慢してくれ。今出すから」
ずるずると膣内が動かされ、カリが引っ掛かって快感が全身に伝えられる。びりびりと震えるようであって、目を閉じれば余計に体内のそれが際立つようであった。
ある時から気遣わずに全力で腰が振られた。叩きつけるようでもあり、愛液を撒き散らすほど激しく出入りが繰り返される。我慢せずに声を発する内、紫の両手が若の首に回され、出来る限り肌を合わせて強く抱きしめ合った。
「あんっ、んぅ、はぅ……若様、私っ」
「いいぞ。またイクんだな」
「う、んんっ。あっ、あっ――」
激しい水音と共に肉が叩きつけられる音が響き、激しい様子でラストスパートがかけられた。
若の腰がびたりと止まり、亀頭が子宮にゴツンと当たって、射精が始められる。
大量に精液が放たれ、子宮へ遠慮もなくぶっかけられた。熱く、どろりとした感触は体内でもわかりやすい。放たれた途端に紫の体がびくりと震えた。
またしても達したようだ。抱きついていたはずだが、四肢を弛緩させた紫は力無く倒れ込む。
精液すべてを紫の膣に納め、それから若がペニスを抜く。
ずるりと出てきたそれは幾分硬さを失くしつつ、二人の体液を付着させてなんとも淫靡な様相となっていた。
紫はぼうっとした目でペニスを見つめ、ふと自分の手を股へ伸ばす。そっと撫でてみれば溢れてきた精液がわずかにこぼれ出していて、どろりとしたそれで指が濡れる。
なんとなく嬉しくなる状況だ。自らの内に彼の子種があるのだと、気付けば頬が緩んでいた。
若は何をするでもなくぼんやりとそんな彼女を見つめる。
膝立ちになって動きを止めていれば、突然後ろから抱きつかれた。振り返る前からすでにペニスが握られており、元気づけようと軽く握られて上下に擦られている。
それが誰なのかなんとなくわかる気はしたが、確信を持つ前に若が首だけで振り返る。
肩に顎を乗せて覗き込んできていたのは、いつの間にやら下着姿になった両備だった。頬は赤く染まり、目はやけに潤んでいて、先程より興奮している様子が伝わる。
見れば他の少女たちも完全に動きを止めて二人の姿を見つめていた。
それほどおかしなことをしただろうか、と思って動きを止めて熟考していると、ペニスをゆるりと扱いていた両備が耳元で囁いてくる。自然と若の意識はそちらに集中された。疲れながらも満足した様子の紫が寝返りを打つ様を見つつ、些か表情が変わる。
「若様。さっきの、すごく素敵だった。両備たちも見てるだけで興奮しちゃったの。だから今度は順番に、ね。みんなのこと相手にして欲しいな」
「ああ。いいぞ」
「うふふ。それじゃ早速、両備からね。若様、体面座位でしましょ。座ったまま正面から抱きつくの。両備はぎゅうって抱きつけるあれが好きなんだ」
若が畳に尻をつけて座り、正面に回りこんだ両備が股を開いて彼の脚の上に座ろうとする。
がに股になって腰を落とし、再び天を剥いたペニスを目で確認すると楽しげに笑い、自ら下着を横へずらした。薄い桃色のショーツの下から、ピンク色の女陰がわずかに顔を出す。
右手で若の肩に触れつつ、ゆっくり腰を落として位置を整える。手でペニスを支える気はなく、そのまま挿入するつもりのようだ。膣の入り口に亀頭が当たってぐっと押しつけられる。
挿入する直前、よほど気になったのか若の両手が同色のブラジャーに包まれる胸に触れた。
そこは両備にとって最大のコンプレックスだ。自分の体で自慢できる部位は大きな尻、一番見て欲しくないのが小さな胸。あまり膨らみが感じられない、ほぼ真っ平らなそこは周囲に居る女性が爆乳ばかりだという事実もあって彼女の怒りの引き金になっており、不用意に注目すれば烈火の如く怒り狂う。しかし若がやさしく触れて撫でたところで怒りの念は表れず、恥ずかしげに唇を噛みつつ、少々気まずげな目で若の顔を見ていた。
「んっ、若様。そこ、そんなに気にしなくていいから」
「なんで」
「なんでって――」
「俺は好きだぞ。だって両備の胸だ」
「ば、ばかっ」
恥ずかしげだったが一言で機嫌は回復したらしい。一転して嬉々とした表情になる。
今度こそぐっと腰が沈められ、ペニスが膣へ挿入された。寸前までよっぽど期待していたのか、内部はじっとり濡れており、ペニスを包み込んだ瞬間に意識せずともひだが絡みつく。
深くため息がつかれる。
銜え込んだそれは固く、熱い。体内を抉られたと感じて一気に全身が熱くなった。
両備の顔は至福で歪んでおり、傍目から見ても気持ちよさそうな表情。そのせいなのだろう、放置されてしまった少女から寂しげな声が聞こえてくる。だが慣れているのだろう、二人は気付いていながら特別反応を見せるでもなかった。
「はぅぅ、ずるいよ両備ちゃん。両奈ちゃんのご主人様なのにぃ」
「うるさいバカ犬。はぁ、くっ、大きい……」
「うぅぅ、両奈ちゃんもずぼずぼして欲しいよぉ。くぅぅん、ご主人様ぁ」
「バカ犬、そこで鳴いてなさい。気が向けば若様が相手してくれるかもね」
「はぅはぅ、わんわんっ」
寂しがる両奈をそっちのけに、両備が自ら腰を振ってペニスを刺激する。両手は若の肩に置き、脚は開いて惜しげもなく股間を見せ、若の両手で薄い胸を揉まれながらだった。
水音を発して出入りを繰り返し、膣内を刺激する。
そうするとさほど時間もかけずに両備の表情はわかりやすく変わった。
我慢を続けた分、快感を与えられると脳天まで貫かれるようにとめどなく、頭が真っ白になる。自然に声が出て何も考えられない。幸福感が身を包むようで、意識も肉体も快楽に支配されながら彼女は微笑んでいた。
「はぁんっ、んんっ、あはっ……すごっ。これ、きもちいい……!」
「いいなぁ両備ちゃん。気持ちよさそう」
「黙りなさいバカ犬。気が散るでしょ……うぐっ、ふんんっ、んちゅ」
一心不乱に腰を振りながら、両備が強く若に抱きついた。流れるように唇を合わせる。
乳房を揉んでいた両手を押し退け、胸と胸がぴたりと触れ合う。二人は強く抱き合って腰だけを動かし、主導権は両備が握っていたが、若も応じて腰を上下へ小刻みに振っていたようだ。
「んっ、んっ、んっ――ぷあっ」
「んふぅぅ、両奈ちゃん、とっても切ないの。ねぇ誰かいじめてぇ。紫ちゃん、両奈ちゃんのおまんこぐちゃぐちゃに掻き回したくない? もうめちゃくちゃにして欲しいのっ」
「いい……興味、ないから」
「そんなぁ」
何やら周りでやる気を削ぐ声が聞こえる気がするが、気にしないことに決めて相手に集中する。
鼻先を触れさせて至近距離で見つめ合い、荒い呼吸をぶつけながら腰を振っていた。
いつしか両備も若も汗を掻いており、濡れた背中が光を受けて怪しく光る。集中すればするほど体が熱くなって抜け出せず、腰の動きはさらに大胆に激しくなった。
両備の動きには気合いが感じ取れ、大きな疲労が伴うことも覚悟した上での速度だ。
叩きつける音が聞こえるほど激しく腰がぶつかる。快感を得るごとにどんどん硬さを増していくようなペニスを相手に、膣内は素早く擦られていて、一瞬でも気を抜けば達してしまいそうになる。しかしまだ早いと我慢を続けていた。
はぁと一際重く息を吐き、目は蕩けて我慢の限界を表す。
出来るだけ長く繋がっていたいというのが本音だったが、どうにもそうはいかないらしい。名残惜しさを感じつつ最後の力を振り絞る。その際、気持ちを合わせるように深いキスを交わす。
汗だくになってまるでスポーツのような激しさでピストンを繰り返し、ついに果てた。
タイミングは奇跡的に同時。両備が膣を震わすと、若も膣内で射精を始めていて、彼女の中に大量の精液がぶちまけられた。
「んんんんんっ!? んんぅ、んっ、ふぅ……」
唇を合わせたまま達し、落ち着く頃に舌を絡め始めた。
ぴちゃりと音が鳴って静かになった部屋に木霊する。皆が羨ましそうに二人を見つめていた。それで気を良くしたのか舌を絡めたまま、目を閉じた両備が微笑む。まるで勝ち誇ったかのようだ。
舌が離れ、二人の間に唾液の橋がかかるも、距離が離れれば重力によって切られて落ちる。
両備が落ち着いた顔で腰を動かせば、膣内でまたペニスが刺激され、見せつけるように抜かれた。流石の精力でペニスはすぐに硬くなる。
立ち上がって胸を張り、腰に手を置いて若を見下ろす彼女は意地悪そうな顔だ。すでに何やら思いついているらしく、そっと若の頬へ手をやるとやさしく語りかける。
「若様、ありがとう。すっごく気持ちよかったわ」
「いや。俺の方こそありがとう」
「うふふ。でもまだ寂しそうな人たちが居るから、相手してあげてくれる?」
「ああ、わかった。それじゃあ――」
「じゃあ先にあっちの二人ね。もう我慢できないみたいだから」
そう言って両備が促したのは、秘所同士を擦りつけ合う雅緋と忌夢だ。
彼女たちはもはや辛抱たまらんといった様子で脚を組み合わせ、股を擦りつけて少しでも気持ちよくなろうとしている。忌夢の目は相変わらず雅緋を見つめたままだが、雅緋は懇願するように若を見ていて、その瞳は珍しく潤んですらいた。
わずかに頷いて承認し、若も立ち上がって彼女たちの下へ向かう。
そうなれば当然文句を言う人物が居るわけで、一足早く両備がそちらに向かっていた。
「えぇぇっ、両奈ちゃんは? ご主人様ぁ、両奈ちゃんもデカマラセックスして欲しいのぉ」
「黙りなさい。あんたは両備が相手してあげる。若様に中出ししてもらってちょっとだけ満足したしね。まだ物足りないけど」
「ふんんぅ、両奈ちゃんも欲しいー。若様のザーメン、若様の中出しーっ」
「うるさい。黙れって言ってるでしょこの雌豚」
「はぅぅぅんっ。気持ちいいけど、もっと気持ちよくなりたいーっ」
騒がしくなった姉妹を尻目に、近付く若に気付いた忌夢がパッと笑顔を輝かせた。
股間から響く快感に気を良くしていた彼女の更なる笑顔。雅緋は嫌な予感を感じるも、全身を執拗に責められたため、呆けて身動きが取れない。抵抗することは不可能そうだった。
忌夢は立ち上がると嬉々として若を手招きし、呼び寄せ、彼を見上げて妙に興奮しつつ言う。
「わ、若っ。いつものあれをしよう! ボクの股の間からアレを出してくれ!」
「わかった」
「い、忌夢。またあれをするのか……まぁ、若が気持ちよくなるなら、拒みはしないが」
呼びつけられた若が忌夢の背後に立つ。
慣れた様子で太ももの間からペニスがずるりと現れ、忌夢の秘所を押し上げるよう。見ようによっては、忌夢の股間にペニスが生えているようにも見える。途端に忌夢の表情が至福を表し、恥じらいながらも雅緋の目がそこに釘付けとなった。
これが彼女たちの普段の光景。雅緋を心から愛する忌夢が、彼女からの疑似フェラを味わうための体勢。この状態になれば自然と雅緋も期待せざるを得なかった。
雅緋は若に心酔している。彼が言うことには決して逆らわないほどだ。
忌夢が期待して雅緋を見れば、やることはわかっているらしく、そっと口がペニスに近付く。恐る恐るといった様相だったが口が開かれて、亀頭が銜えられる。
じゅるりと音を立てて唾液が絡みつき、舌が亀頭に巻きつくようだ。
そうされているのは本来若だったが、立ち位置の関係上、どうしても忌夢がしゃぶられているように見える。それが狙いだったらしく、目を閉じて熱心に若のペニスを銜えて頭を動かす雅緋を見下ろす忌夢は口元がだらしなく開かれていた。
男に生まれなかったせいで女の雅緋とは結ばれない。しかしこうして疑似的に男の気分を味わうことができる。これに気付いた時、忌夢が若へ向ける忠誠心はそれまで以上となった。
まさにこの世の天国に居るかのような夢心地の気分。忌夢は熱くなった息を吐き、一瞬たりとも雅緋から目を離さない。自らが刺激を受けるわけでもないのに気付けば肌を震わせていた。
後ろから若の手が伸び、忌夢の乳房を掴む。
それすらも嬉しい刺激で彼女はわずかに若の顔へ振り返った。
「あぁんっ、若っ。雅緋が、雅緋がボクのチンポをしゃぶってる! あぁ、気持ちいい……」
「ああ、よかったな」
「んっ、むっ……ち、違うぞ忌夢。私は若のを口にしているだけで――」
「ほら雅緋、もっと奥まで。いつもみたいに喉まで使って、もっと気持ちよくして」
「むぅ……違うのにな。あむっ、ふっ――」
雅緋のハスキーな声は聞こえていても言葉の意味まで受け止めようとしていない。異様なほど興奮した忌夢は行為にばかり集中していた。
彼女を促してさらに銜えさせ、さらに奥までを求める。すると雅緋も若のペニスならと抵抗せず、忌夢の言葉には渋々といった反応を見せながら、深くペニスを銜えた。
亀頭を口内に含み、その先をも含もうと首を伸ばして亀頭を喉まで進めていく。
流石に苦しげな表情は見せていた。しかしやめるつもりはなく、嫌がっている様子でもない。苦しさを感じながらも奥まで進め、ゆっくり引き抜き、もう一度奥まで進める。そうして何度もピストン運動を繰り返した。
若は腰を動かさず、忌夢もまた雅緋の顔を見つめるのに忙しい。余計な会話もなく荒くなる呼吸だけが部屋に広がる。他の少女たちも三人の痴態を目にしていた。
「はぁ、んっ、すごい……雅緋、そんなにおいしそうな顔して」
うっとりした声で忌夢が呟く。
熱心に、すべての情報が耳に入らないような様子でペニスをしゃぶる雅緋を見つめていると、どうしても股が寂しくなってくる。疑似的に体験できてもやはり自分は女なのだと強く認識した。膣が刺激を求めて疼いている。
時間をかけて徐々に、忌夢も刺激を欲して寂しく思うようになっていた。
後ろから胸を揉まれつつ、一応とはいえ秘所にペニスが押し当てられ、そして雅緋の可愛らしい顔と愛らしいフェラチオ、裸の肉体も目が離せず、気付けば忌夢は右手を股に伸ばし、クリトリスを指先で転がして自分を慰めているようだった。何から何まで興奮を高める材料となり、喉まで使って苦しげな顔の雅緋に膣から愛液が溢れ出る。
「も、もうだめだ。雅緋、今すぐ入れてあげるからね。それと若、ボクにも入れて欲しいんだ。もう切なくて、苦しくて、我慢できそうにない」
「いいよ。そうしよう」
若が忌夢から離れたことで、雅緋の口からペニスが無理やり引き抜かれ、幾分寂しそうな顔をする。瞬間的に忌夢が彼女を押し倒していて、驚く間もなく二人で倒れた。
上から覆いかぶさった忌夢は雅緋の両手首を押さえ、逃げられないようにした上で唇を奪う。先程まで若のペニスを銜えていた口で、それを思い出せば女としての自分が興奮を覚え、そうでなくとも雅緋とキスをすれば股が濡れる。目を白黒させる雅緋とは裏腹に彼女ばかりは楽しそうだった。
「んっ、ふっ、い、忌夢っ。こら、また――」
「はふっ、ふむぅ、雅緋の唇柔らかくて、舌使いもエロくて……!」
「あっ、んっ、ふむぅんっ……」
二人は肌を隙間なく合わせ、爆乳と称される胸がぎゅっと押し潰される。
ねっとりと舌を絡めながら何かを待つようで、どちらも何を言うでもなく脚を開いており、そこに人が来ても問題ないようにしていた。そこへ、若が腰を降ろしてペニスを突き出す。
「あっ、うぅ、若……やっと、来てくれた」
先に亀頭を当てられたのは雅緋の膣だった。彼女は嬉しそうに頬を緩め、普段誰にも見せない蕩けた表情で見えない若の顔を想う。
その表情を引き出せるのは若だけで、思わず忌夢は嫉妬を覚えた。
一方で彼ならば仕方ないと思う自分も居て、複雑な胸中の彼女は自分のことを忘れるなとばかり、再び雅緋の唇を塞いで舌と舌を絡ませる。
若の動きに気を取られていたのか今度はさほど抵抗はなかった。
勃起したペニスが雅緋の膣へ一息に挿入される。
「うむぅ、うっ、ふぅ――」
「はぁ、締めつけてくるぞ雅緋。気持ちいいか?」
「うっ、ふむっ」
「そうか」
上に乗る忌夢の尻を掴んで、その下に仰向けで横たわる雅緋の膣を突く。少し奇妙な体勢だったがいつも通りではあったため抵抗はなかった。
マイペースに動いて一定の速度を保ち、ペニスが膣の内部を刺激する。
一突きごとに甘い声が聞こえた。深いキスのせいでくぐもってはいたが感じているらしい。
若の動きには余裕が感じられる。ペニスを前後に動かしつつ、両手は忌夢の尻を揉みしだいていた。二人同時に刺激されることを嬉しく想い、二人は同じ男に抱かれて確かに気分が良くなっていたようだ。
「んっ、ふっ、ひゃあ……わかぁ」
「はふっ、んんんっ、みやびぃ」
「はっ、はっ、気持ちいいぞ二人共。もう少し速くするからな」
宣言通り、若が腰を動かすペースが速まった。先程以上の快感に雅緋の顔から余裕が消える。
しかし数度突かれ、腰を回して掻き回されただけで、すぐにペニスが抜かれてしまった。あっと思った時には亀頭も外へ抜け出していて、呆気ない様子に雅緋は思わず呆然とする。
かと思えば数秒とせず、今度は忌夢の膣に挿入された。途端に忌夢がだらしない笑みを浮かべて喘ぎ始め、悔しく思う雅緋は拗ねた表情を見せていた。
「うっ、また……若は、それが好きなんだな」
「あはぁっ、きたぁ。チンポ、雅のなかに入った若のチンポっ」
気持ちよさげな嬌声を発する忌夢は自然な動きで雅緋の胸に顔を挟み、両手で横から鷲掴みにした。柔らかい感触で心まで満たされ、体の快楽は若が与えてくれる。
彼女にとって最高の一瞬だった。
先に雅緋の膣で感じていたせいか、挿入直後から腰が動く速度は速く、すぐに気分が高められていく。満足できずに唇を尖らせる雅緋の上で、強い快感を得る忌夢は耐え切れずに、気付けば腰をがくがくと淫らに振っていた。
「あっ、あっ、あっ、あっ――!」
「むぅ、いいな忌夢。私だってそんな風にして欲しいぞ」
「んんんぅ、あぁ、はぁぁっ!」
すでにラストスパートへ入っていたようで、腰が掴まれて尚も一方的な責めが続けられる。
ある時、若はぐっと忌夢の腰を持ち上げ、無理やり彼女を立たせた。
脚が震えておぼつかない足取りだが、押されてわずかに前へ歩く。ちょうど仰向けで寝転ぶ雅緋の顔の真上に二人の接合部がやってきて、見上げれば愛液を掻き出しながらペニスが膣へ出入りする様がよく見える。
立ったままの後背位で激しく突き、尻の肉がぶるりと揺れるところまで見えていた。
雅緋は羨ましげに、しかしどこか美しい物を見る目で二人を眺め、ぽたぽたと降って来る体液を避けもせず顔で受け止めながらじっと寝転んだままだった。
「んんんっ、だめ、イッちゃう、イッちゃうよぉ!」
「俺も、出すぞ。このまま中に出すからな」
「あぁっ、はぁっ、あぁぁっ――!」
パンパンと渇いた音が響き、嫌でも耳に残る。
凄まじい勢いでピストンが繰り返されていたが、突如ぐっと腰が押し付けられるように体が一つになり、動きが止まる。その瞬間に忌夢は口を限界まで開くが、声は出ず、白目を剥かんばかりの様子で達し、膣から潮を吹いていた。真下に居る雅緋の顔が余すところなく濡らされる。
すでに射精もしていたらしく、少し遅れて若がペニスを抜くと、溢れだしたそれもまた雅緋の顔に落ちた。こちらは受け止めると表情が嬉しげになり、ふと伸ばした指で掬って、わざわざ見て確認する。そのまま舌を伸ばして舐め取ってすらいた。
忌夢の脚が限界を迎え、そのまま崩れ落ちそうになるも、若が抱えて事なきを得る。
彼は何を言うでもなく彼女を雅緋の隣へ横たえ、それから座ることなく立ち上がった。
自分の手で数度ペニスを扱けばすぐに勃起する。まだまだ精力は限界を見せないようだ。
今度は雅緋に手を差し出し、彼女を立たせようとする。気にかけてもらったことが何より嬉しく、パッと少女じみた笑顔を見せた雅緋はその手を取って立ち上がり、急激に裸で向かい合うことに羞恥を感じたらしくもじもじと恥じらいを見せ始めた。
若は気にせず、彼女の腰と乳房に手を置き、そっと抱き寄せて唇を奪う。抵抗することなくすぐに雅緋も目を閉じた。恋人のような甘いキスがしばし続く。
唇が離れた後、わずかに腰を揺らした若がペニスを秘所へ擦りつけ、掠れた声で囁いた。
「このまま入れるぞ。いいな?」
「わ、わかった。私を好きに使ってくれ――あっ」
数秒とかけずにペニスが膣へ挿入された。手慣れた様子である。
雅緋の目が閉じられ、甘い吐息が吐き出される。
好き勝手に侵入してくるペニスは彼女がどこで感じるかを的確に理解していて、亀頭が狙って押し付けられる度、痺れるような快感が全身に響き渡っていた。
ゆっくりとしたペースで腰が振られる。速度はなんとも遅いがツボは確実に心得ており、もどかしさが加わるだけに雅緋の余裕は見る見るうちに削られていく。一方の若は淡々とした様子だが楽しげにしていた。
「あんっ、くぅ、そこぉ……!」
立ったままの見事な腰使いで突き上げられ、若に抱きつく雅緋は子宮への刺激を感じていた。
その様を見ていた紫は、自分も我慢できなくなったか、二人の傍らで倒れたまま呆けている自身の姉を見つける。じっと見つめると好奇心は驚くほど早く大きくなる。何かを考える前に体は動き出していて、気付けば忌夢に近寄って彼女の体に抱きついていた。
「はぁ、んん、雅緋が、気持ちよさそうだ……」
「お姉ちゃん」
「ん? 紫、どうした」
「私、もっと気持ちよくなりたい」
「そ、そうなのか。でも若は雅緋の相手をしてるから――」
「お姉ちゃん、きれいな肌だね」
腰を動かす二人の傍ら、なぜか妹が姉を襲い始めていた。慣れていない手つきで忌夢の肌を撫で、滑らかな感触に気分を良くし、微笑む紫は次々その体に触れる。乳房を揉み、くびれのある腰を撫でて、尻の肉を強く掴む。そこまで行けば当然そこも気になり、若に精液を注ぎ込まれたばかりの膣へ指を挿入しようとしていた。
「ひゃっ。こら、紫! 何をする! ボクたちは血を分けた姉妹だぞ!」
「うん。だけど、両備さんや両奈さんも、だよ?」
「あの二人はちょっと変わってる。でもボクたちはそういうわけには――」
「お姉ちゃん、いつも雅緋さんとえっちなことしてる。私も、お姉ちゃんとしたい」
「そ、それはまたちょっと違う感情があるわけで、って。こら、そんなところ……あんっ」
すぐ隣で姉妹が絡み合い始めたが、二人は一向に気にしない。深くキスをしながら続けていた。
ペニスは今や彼女の愛液でべっとり濡れ、洩れ出たそれが竿を伝って睾丸をも濡らしている。
繋がっている時間は長く、否が応でも体内にある快感が抑えられなくなった。
頭を振って髪を乱して汗を飛ばし、蕩けた目で若を見つめる雅緋は冷静さなどかなぐり捨てて我を忘れていたようだ。
「んんむっ、ふんんっ、ふぁぁ……若っ」
「ああ。もう少しだ」
若の両手が尻を掴んでぐいと引き寄せ、最後の瞬間のために猛烈に腰が振られる。
もはや雅緋は彼にしがみつくことしかできず、外まで届く大声で喘いだ。
「あんっ、あっ、あっ、あぁっ――!」
「ふぅ、もう少しで出すぞ。中でいいか?」
「う、んんっ、中にっ。中にくれっ。若の子供を孕めるように、全部中にっ……!」
「わかった。全部中に出す」
宣言するように言えば雅緋が嬉しそうに笑った。
大きな嬌声は他の少女たちにも影響を与えるが気にしていられる状態でもない。自分がどう見られているかを気にする余裕はなく、ただ若の存在のみを強く感じる。
さほど時間もかからずに二人は限界を迎えた。
一際強く腰が打ちつけられ、膣内で射精が始まる。何度目かだが精液の量に衰えは見られない。彼女を孕ませようと言わんばかりに勢いよく奥まで注ぎ込まれた。
「はぁぁぁっ、うぅぅぅっ!」
雅緋が背を逸らして絶叫した。
全身が大きく震え、立っているのも難しいほど脚が震える。がくがくと一目でわかるほど余裕がない。それでも表情は幸せそうであった。
対する若はいまだに余裕が見え、立てなくなって寄りかかる雅緋を難なく受け止める。そのまま背と頭を撫でてやる程度には冷静なようだ。
「はぁ、うぅ、す、すまない若。こ、腰が、抜けて……」
「すまん。無理をさせ過ぎたか」
「だ、大丈夫だ。ちょっと、気持ちよ過ぎただけだから」
倒れかかる雅緋を抱きしめ、あやすように背を撫でる。
そうして二人が立ったまま落ち着こうとしていると、すぐに声をかけてくる人物があった。
「ねぇねぇご主人様ぁ、次は両奈ちゃんの番だよぉ。早く早くぅ。おまんこにおちんぽ突っ込んでぇ、ぐりぐりって子宮いじめてぇ。赤ちゃんの種いっぱいいっぱい注いでぇ」
テーブルの上で大股開きになる両奈が余裕のない声で言った。
度重なる我慢と放置と数多の快感で思考が蕩け、普段から卑猥なことばかり考える頭脳だが、今ではそれがさらに助長されている節すらある。両備の手による愛撫は少々激し過ぎたようだ。
両方の乳首にピンクローターをテープで貼り付けられ、絶えず振動が与えられており、包皮が剥かれたクリトリスには電動マッサージ機が押し当てられ、膣の中には台所から持ってきただろうきゅうりが差し込まれて激しく出し入れされている。顔は涙でぐちゃぐちゃになり、らしくもなく気弱な様子だった。
徹底的なまでの責めは彼女の表情に限界だと語らせ、もはや見ていて悲惨な姿である。
普段物静かな若ですらため息をついた。
「雅緋、いっしょに来てくれるか?」
「え? あ、ああ」
若が雅緋からペニスを抜き、呆けた彼女を抱きしめたまま移動する。
両奈の下に辿り着けば、横から抱きついてくる雅緋の背に腕を回しつつ、勃起したペニスを両奈の膣に触れさせる。途端に両奈は嬉しそうに笑みを浮かべた。
雅緋の手によって竿が握られ、支えられる。腰を前に出せば挿入はスムーズに終わり、彼女の中に入ることに成功した。
蕩け切った膣内は柔らかく、ひだが激しく動いてペニスを飲み込もうとするよう。
思わず若の表情も変わる。眉がひそめられ、凄まじい快感に耐える様子だ。
徐々に余裕を取り戻しつつあった雅緋がそんな彼の耳に口付けし、尻を撫でて甘えていた。男っぽい外見ながら甘える姿は存外可愛らしく、若も片手で頭を撫でてやって反応する。するとそれだけでひどく嬉しそうだった。
「はぅぅぅんっ、きたっ! きたきたぁ! 両奈ちゃん、ずっとこれが欲しかったのぉ! 若様のおちんぽでいっぱいずぼずぼして欲しかったのぉぉ!」
「くっ、こいつは、いつもながら凄い感触で……」
「わぉわぉぉんっ! 出して出して! いつでもいいから何発でもいっぱい中出ししてぇ!」
「うっ、出そうだ……」
まだ動いていない内から若の表情は厳しく、非常にゆっくりと前後に動き出す。
緩慢にペニスが前後するだけでもひだが強く絡みつき、数度射精した後でもペニスを敏感にさせて射精を促してくる。そう長くは我慢できそうになかった。
そのため意を決し、唐突に若はピストンの速度を速める。すぐに射精するため最初からラストスパートに入り、全力で両奈の膣内を荒らす。それに応じて悲鳴のような嬌声が響き渡った。
「んひぃぃぃっ!? しゅごい、おちんぽしゅごいのぉぉぉ! わかさまのおちんぽっ、りょうなちゃんのおまんこ、ぶっこわしちゃうぅぅ!」
「す、すごい乱れようね。両奈がこんなになるなんて、ちょっと虐め過ぎたかしら」
「若、気持ちいいのか? あぁ、感じている顔も勇ましい……」
両奈の絶叫で流石にやり過ぎたかと思ったか、彼女をそんな状態にした両備は冷や汗を垂らしていた。普段から少し変わっている人物だが両奈がここまで乱れる姿は見たことがない。少々調子に乗り過ぎたのかもしれない。愛撫し合っていた紫や忌夢も抱き合ったまま彼女を見ていた。
ただ、腰を動かす若は気にする様子はなく、雅緋もまた若の顔を見つめて頬を赤らめ、唇を舐めたり頬に触れるだけのキスをしたりと忙しそうだ。さほど大きな反応はない。
バチバチと揺れる睾丸が叩きつけられ、ペニスは高速で出入りを繰り返す。
耐えられる時間もそう長くはなかったらしい。歯を食いしばった若はその歯列を雅緋に舐められながら、両奈の腰を掴んでぐっと体を寄せ、一番奥まで亀頭を押し込む。
そこで思い切り射精が始められた。
竿の律動によって勢いよく飛び出した精液が両奈の膣内を白く汚し、自分の色に染めていく。まるで支配するかのようだった。それを感じた両奈は背を逸らして両目を見開き、思い切りピンと舌を伸ばして、声すら出せずに絶頂へ至る。
四人の少女に見守られながら膣内射精が終わり、若の震える尻が止まった。
すべての精液が膣内に納められ、溢れた分が膣から洩れだす。テーブルの上には二人の体液が垂れると同時に混じって水たまりを生み出している。
行為は終わった、かに見えた。
不思議と若は休みも取らず、即座に再び腰を動かし始める。ぐっと力を入れて亀頭で子宮を押し、呆けていた両奈の目がまた見開かれる。思わぬ衝撃と快感で瞬間的に肉体に火が点き、すでに彼女も嬌声を上げて感じ始めていた。
「あんっ、んんっ、いいぃ……おちんぽしゅごすぎぃ! またイッちゃうぅ!」
「な、なによ、バカ犬の癖に二回続けてなんて」
「むぅ、ずるいぞ両奈。私ももう二回目ができるのに」
再び少女たちに見守られながら若が両奈を犯し始めた。幾分両備や雅緋からは不評を買っていたようだが、今さら若が気にする様子もなく、全力で彼女を孕ませようとしている。最初から非常に素早い腰使いだった。
少しだけ離れた位置に居た紫と忌夢は、互いの指で膣を弄り合い、そろそろ若が欲しいと思ったところでその光景を見ていた。どちらも快楽のせいでぼんやりとした目つき、力が入っていない様子で、状況が読み切れていないかのような顔である。
動きを止めて強く抱き合い、畳の上に横たわったままキスを交わす。
目を閉じて舌の動きに集中し、相手の唾液を飲んで喉を鳴らした後。忌夢は紫の顔を胸に掻き抱いて落ち着いた。妹と体を重ねるのも悪くない。彼女のテクニックで気を良くしたためそう思っていたらしい。
ただ、落ち着ける時間はそう長くはなかったようだ。
抱き合っていた二人が一番早くその声に気付いた。
「ずるいです」
不思議な冷たさを感じさせる平坦な声。忌夢が気付き、縁側の向こうへと視線を動かす。
そこに彼女が立っていた。戦闘時でもないというの戦闘装束の真っ白い着物を身に纏って、両手には武器となる扇子を持ち、蒼い瞳をギラつかせて一心に若を見つめている。
奇妙な雰囲気を感じる。目を閉じて呼吸を整える紫とは違い、忌夢は思わず体に残る熱を忘れて冷や汗を垂らした。
月閃女学館の雪泉。若に異常なほどの愛情を向ける厄介な女だ。
どこから嗅ぎつけたのか五人が若と交わっていると知って駆けつけたのだろう。その姿は鬼のようでもあり、大事な人を守ろうとする戦士のようであった。
「私が愛する若様と、私が居ないところで愛し合うなんてずるいです。別に独り占めしようとは思っていませんが、せめて一声かけてくだされば、すぐに私も馳せ参じましたのに」
「あー、なんだかやばい? ような……」
「さぁ若様、雪泉が参りました。ぜひとも私の体をお使いください――」
「あはぁぁぁんっ!」
物々しい雰囲気を醸し出す雪泉の言葉を遮って、両奈が絶頂を感じる絶叫を上げた。
若は両奈の膣内に精液を注ぎ込み、二度目の膣内射精を行う。これによって両奈は満面の笑みで途方もない快楽に包まれていた。とても幸せそうな顔である。
発言が遮られたことにより、雪泉の表情が変わる。薄い笑みを浮かべているが口の端がわずかに動いた。同時に寒気を感じるほどの冷気が全身に纏われる。
それでようやく全員が気付いたらしく、ペニスを抜いた若の目も雪泉を見た。それぞれの反応は違い、両備は怪訝そうに眉間へ皺を寄せ、雅緋は気にした様子もなく若のペニスを口に含み、両奈は痙攣するかのようにびくびく震えていた。
「何? もう、せっかく盛り上がってきたところなのに邪魔しに来たのね。そうはいかないわ、今日は蛇女が優遇されるんだから。バカ犬」
「はぅぅ、お腹の中にザーメンいっぱい……次は顔にぶっかけて欲しいなぁ」
「聞きなさいバカ犬」
「ひゃうんっ」
両備が思い切り両奈の乳房を踏みつけた。衝撃でピンクローターがテープから外れて落ちる。本来ならば怒りか悲しみを抱くだろうその行為も、両奈にとっては喜びしか生み出さないようで、嬉々とした表情の両奈は何も気にせず傍らに立つ両備を見上げた。
「なぁに両備ちゃん。あっ、両備ちゃんのおまんこ舐める? それとも両奈ちゃんのおまんこから若様のザーメンすすって取り上げちゃう? はぅぅん、どっちも気持ちよさそぉ」
「どっちもしないわよ。あの女を追い払いなさい」
「えーっ? 気持ちいいことはぁ?」
「あの女がケツぶっ叩いてくれるわよ。わかったらさっさと行きなさい」
「はーいっ。ほんとはご主人様にぶっ叩いて欲しいけど、気持ちいいなら行ってきまーす」
裸の両奈がどこから取り出したか両手に銃を持ち、股から精液を垂れ流しながら雪泉の下へ向かう。冷やかな眼差しでそれを見る雪泉は自然な動作で扇子を構えた。
全身から冷気を放ち、戦闘を避ける気はない様子。
その寒々しい殺気がなぜか両奈を興奮させてしまったようで、目に歓喜が浮かぶ。
「邪魔をする気ですか、両奈さん。私と若様との睦言を――」
「もしかして、もしかしてっ、両奈ちゃんお仕置きされちゃうの? 雪泉ちゃんに気絶するまでお尻ぶっ叩かれちゃうの? はぅぅんっ、そんなの気持ちよ過ぎぃ」
「邪魔をすると言うのなら、誰であっても許しません」
「叩いて叩いてっ。いっぱい両奈ちゃんをいじめてぇ!」
興奮しきった様子で両奈が雪泉へ跳びかかり、応戦が始まる。二人は広い庭で熾烈な戦いを始めてしまい、至るところに次々氷が飛び交うようになった。
両備は満足した顔で頷く。
「よし、バカが行ったわね。これで少しは時間を稼げるはず」
「若、次は私に……もう大丈夫だから、もっとして欲しいんだ」
「いいぞ。それじゃあ今度は寝てくれ」
「は、はい。若が言うならどんな格好でも」
そうなれば他の者たちはまた何も気にせずに行為を続けてしまう。
雅緋が畳の上で寝そべり、股を開いて若のペニスを膣へ受け入れると、両備は彼の背中に抱きついて体を押しつけ、耳を舐める。今度は紫と忌夢も合流し、若の両側から抱きついて彼の体に触れ始めた。その際、忌夢だけは雅緋の体にも手を伸ばす。
「はぁ、あぁっ、若、激しっ……!」
「いい具合だ。少し強く行くぞ」
「はぁぁ、若にチンポ突っ込まれてる雅緋も可愛いなぁ。若、もっと速くしてくれ。鳴いてる雅緋がとっても可愛くてもっと見たいんだ」
「んぅ、若様の乳首……可愛い」
「両奈が問題起こす前にもう一回全員に中出ししてもらわないとね。頑張ってよ、若様。あんまり時間はなさそうだからね」
今日もまた彼の屋敷は騒がしく、物静かな彼だが仲が良いのか悪いのかわからない美少女達に囲まれ、平穏で淫靡な日常を過ごしていた。