つまりは詳しい描写を増やすために書き方を変えました。なのでタイトルの付け方も変わります。
ただ書き方が変わったので、主人公の名前を決めるべきか決めないべきかと悩んでおります。どっちがいいとかあれば、ご一報ください。どっちでもよければ何も言わなくて大丈夫なので。
じゅぷじゅぷ、といやらしい音が室内に広がっていた。
他には音を発する物はなく、いつもならついてるテレビは消されたまま、季節的にエアコンが働く必要はないし、たまに冷蔵庫がブゥンと鳴くくらい。
では音の出所はなんだ、と聞かれると、それは俺の股間から発生している。
素っ裸に首輪、今日は犬耳をつけた関羽が俺の股に顔を埋めて、うっとりとした目で俺のイチモツを舐めまわしている音だった。
「必死だな、関羽。そんなに俺のがおいしい?」
「んっ、おいひぃ……」
「あーほら、またしゃべった。またちょっとの間お預けだな」
「んふ、ひょ、ひょんな……あっ」
根元に手を添えて、玉をやさしく揉まれながら、竿の部分に舌を巻かれたり頬の内側で先端を押しつぶされたり、そうした関羽の奉仕は非常に気持ちいい。
しかしウチのバカ犬はまだ俺の言いつけを守る気がないらしく、俺は首輪につけられた鎖をぐいっと引っ張って、彼女の顔を俺のモノから引き剥がす。それだけで関羽は残念そうな表情を見せて、ともすれば俺の同情を買ってまた奉仕を続けさせようと試みてくる。しかしそんな簡単に流されるほど、今の俺は以前のように弱くはない。
腕っ節では完全に負けるだろう俺は、すでに性的な面では関羽を圧倒しているのだ。今となっては彼女の体をどう弄れば悦ぶか、焦らすことができるか、理性を飛ばせるか完璧に理解している。これも監禁生活八日目になった成果だろう。無論、監禁されてるのは俺だけど。
鎖を引っ張って関羽が俺のモノを舐めないようにしつつ、テレビでも見ようかとリモコンに手を伸ばす。その頃には関羽は舌をだらりと伸ばし、頭の悪い犬のようによだれを垂らしながら俺のモノをじっと見つめていた。手を伸ばして俺のモノを弄ろうとしないのは、調教がうまくいっている証拠かもしれない。
浅ましいとも、いやらしいとも思える裸の女の姿。これに俺は気分を良くしつつ、そのままテレビを見始めた。どうせすぐに抗議してくるだろうなと思いながら。
「うっ……わ、わぅん」
「ん? 何?」
「んん、んや、わぉぉん……」
「はいはい、ちゃんと聞いてるよ。どうかした関羽?」
やっぱり、と思わずにはいられない。
関羽はソファの下に正座したまま俺の顔をじっと見上げ、真っ赤な顔で、唇辺りをべちょべちょに濡らしながら鳴き始める。盛りのついた本物の犬のように。もじもじと小刻みに腰が揺れているのはおそらく無意識だろう。
俺は彼女ににこっと笑いかけてやり、頭を撫でながら返事をする。黒い髪はさらさらで手触りがよく、たまに黒髪に紛れるようにする犬耳にも触れるのだが、これが意外と出来がよくて感心してしまう。当然、こうして彼女の声を聞きながらも鎖は手放さない。
本当は関羽が何を言いたいのかちゃんと理解できているが、このまま言うことを聞いてしまったのではどちらが飼い主かわからない。ペットにはしっかりとしつけをしなければならない、とどこかで聞いた。
だから俺は尚も関羽が何を伝えたいのかがわからないふりをし続け、ただやさしく頭を撫でるだけ。そのほかのことは一切しなかった。
「はっ、はっ、はっ……くぅん、あふ、わんッ……」
「こら、前にも言っただろ。床によだれ落とすなって。舌を仕舞いなさい」
「うう……わ、わん……」
「おいおい、泣くなって。しょうがないなぁもう」
そうし続けて一分もしない内に、初めは興奮した面持ちだった関羽も徐々に涙目になっていき、最終的には目にこぼれんばかりの水滴を貯めて俺をじっと見つめてきた。
これはずるい、と思うのだがさすがにそのまま放置できるほど俺のレベルは高くなく、胸がズキズキと痛み始めたので手に持っていた鎖を離す。するともう彼女の動きを制限するものはないので、関羽は再び自由になった。
だけどまだ関羽は動かず、その事実に気付いていながらもじっと俺の顔を見続け、動かない。どうやら命令を待っているようだ。
このままにしておけばどうするんだろう。そんな想いに囚われた俺は、ぽろりと頬を伝っていった水滴を確認しつつ関羽の顔をじっと見た。
「……」
「うっ、うう……はっ、はっ、はっ」
やはり関羽は動かない。裸でぺたりと地面に座り込んで、かすかに腰を前後に動かしてはいるが、本能のままに俺のモノを銜えこもうとはしなかった。
さすがに、今日は頑張った。ここまでよく我慢できた方だろう。
俺はついに関羽の頭をやさしく撫でながら、やさしい口調で言ってやる。
ここ数日でずいぶん俺も変わったよなぁ、なんて思いながら。
「いいよ、関羽。好きにして」
「ッ!? わ、わぉんッ!」
叫ぶように犬の鳴き真似をした関羽は嬉しそうに体を震わせ、俺の腰に勢いよく抱きついてくる。そのままの勢いで大口を開けて俺のモノを口内に含み、長い舌をじゅるじゅると竿に絡ませてきた。
さらに焦りすら見える調子で頭を上下に振り、勢いよく俺のモノを唇で扱きあげる。強く吸いつきながら、根元を手で扱き、玉を揉んで俺を絶頂へと導いていく。
ここ数日で、関羽の口淫はどんどんうまくなっていった。本人の「奉仕したい」という気持ちが強いからだろうし、あとは暇さえあれば俺の命令を聞いていたせいだろう。
ソファでテレビを見ている時に銜えてもらったり、学校へ行こうとする彼女を呼び止めて銜えてもらったり、俺が食事をしている時に銜えさせたり、散々犯し抜いた後に銜えさせたり。一体何度彼女の口の中に精を吐き出したかわからない。
そうして技術力の向上に従事していたおかげで、関羽は完璧に俺のツボを理解しているようだったし、俺が悦ぶ責め方なんかもわかっていた。
だから、さっきまで必死に頭を振っていた関羽はようやく冷静になり、頭を止めた代わりに舌で先端をちろちろと舐め、上目遣いで俺の顔を見るようになっていた。
「ッ、はぁ……関羽、うまくなったな。さすが、一日中俺に犯されること考えてるだけはあるな」
「んっ、ふっ、ふぅぅ……」
「あぁ、はぁ……なぁ関羽、ちょっとだけ、下の方も頼む」
「んっ、はっ、わふっ」
肯定の返事か、それとも犬になりきってるだけか。関羽は息を洩らした後にだんだん顔を下げていく。同時に俺はソファに乗せた尻をずいっとずらして、座り方をかなり崩した。
そうすることで、今関羽の目の前にはそそり立った俺のモノと、だらりと力なくぶら下がってる二つの玉、それから足を開いたせいで露わになっている尻穴がある。
ごくり、と息を呑む音が聞こえた。基本的に関羽はMだし、自分でも認めるほど変態なので、普通の人が拒むような屈辱的な行為も自ら進んでする。
彼女にとって、俺の下半身すべてを舐めまわすというのは、屈辱的であるが故にご褒美にも近いのである。
「あ、あんまりがっつくなよ? 結構デリケートなんだからな?」
「……わふ」
「ほ、ほんとにわかってる?」
自分から勧めたことだが、いざその時になるとなんとなく不安になった俺の問いに、明確な答えが返されることはなかった。
関羽がゆっくりと俺の尻に顔を近付け、ぺろりと穴を舐める。初めはその感触を確かめるように、ぺろぺろとやさしく、まわりからだんだん中心に向かっていくような動きで舐められる。
そして中心に触れるようになると動きが変わって、穴の中に入り込もうとするかのように舌に強い力が加わる。いや、それはまるでなんていう動きじゃない、しっかりと穴の中に入ろうという意思が伺える動きだった。
ぺろぺろっていうよりもぐりぐりって感じ。ねじ込もうとするかのように、それでいて感触やら何やらを味わおうとするかのように。
関羽は一心に俺の尻の穴を舐めまわす。それも嬉しそうに、涙なんてすっかり引っ込めて目元をやさしくしてである。
「ん、ふっ……は、あぁ……」
「ふぅ、うぅ、おまえほんとに、これが好きだよなぁ……」
「んん、ふんっ……」
しばらくは穴の入口をぐりぐりと舌で押されていたが、次第に舌が舐める場所が上に向かってくる。
ゆっくり、舌先でつつっと体を撫でられ、次に関羽は俺の玉を片方、口の中にすっぽりと銜えこんだ。舌で転がすように遊び、頭をゆっくり小さく振ってフェラの真似ごとをする。尻を責められるより淡い快感だが、これもどちらかと言えば気持ちいい。
片方を舐めまわすと、次はもう片方。そうして両方を口に入れられてべとべとにされた後、関羽の口は再び俺のモノへ近付けられた。
しかも今度は持ち前の巨乳をぎゅっと俺の玉の辺りに押しつけて、先端を銜えてさっきよりも激しく頭を振る。
俺はその頭を撫でながら、裸でソファに座ったまま天井を見上げる。そうすると視覚からの情報がなくなって、じゅぷじゅぷという音と柔らかい感触、それらに与えられる快感がより一層高まったように感じられた。
我慢していたことも相まって限界が近づいてくる。それがわかったのか、俺も関羽も息が荒くなるばかりだ。
「関羽……も、もうそろそろ……」
「うっ、ふっ、んんっ」
関羽のフェラチオがさらに激しくなる。こっちが歯を食いしばってしまうくらい、すごい気持ちよさだ。
そしてついに限界が来て、俺は急いで関羽の頭を押しのけ、彼女が銜えていたモノを外へ解放した。
「か、関羽、口開けろッ」
「んあっ」
関羽が手で竿を激しく扱いていたおかげもあり、直後に俺は絶頂し、自分でもえげつないと思うほどの精液を吐き出していた。
大口を開けて待ちかまえていた関羽の口に、舌の上に、顔や髪や小麦色の巨乳に、ボタボタと大量の粘液が降りかかる。関羽はそれを嬉しそうに受け止めている。
関羽の学校が休みである今日は、まだ朝の早い時間だっていうのにすでに三発目、膣内と喉に射精した後だっていうのに多すぎる量。思わず出してる俺も引いてしまうほどだが、関羽はむしろそっちの方が嬉しそうである。射精が終わったことを確認してから俺のモノを再び銜え、凄まじい吸いつきで尿道に残っていた分を吸い取り、しっかりと舐めてきれいにしてから、舌の上に残っていた精液をうまそうに飲み干した。
さらには今も額や頭から垂れ落ちてくる精液をべろりと舐めとり、顎から滴り落ちる分は手を使って胸に塗りたくっている。さすがにそれは、と想い、俺は慌てて止めたのだが。
「こらバカ犬、そんなことしたらまたシャワー浴びなきゃいけないだろ。せっかくさっき昨日の分落としたのに」
「くぅん……」
「甘えてもダメ」
実際にペットを飼ったことはない俺でも、おそらくしつけはこうやってやるんだろうな、と思う。そうやって悪い癖を当たり前のようにやり始める裸の女を叱りながら、傍に置いといたティッシュで精液が塗られた胸元を拭うのだ。
精液っていうのは出した瞬間はねっとりした液体でも、時間が経てば全く違う状態になる。今こうしておかないと後々大変なことになるのだ。おまけに勾玉をもらってから量が尋常じゃなくなってるから、被害の拡大もえげつない。
なので大惨事にならないようにと、俺はティッシュ越しに関羽の胸を全体的に揉んでいるわけだ。顔についた分を指で掬って、ぺろぺろと赤い舌で舐めとっている彼女にげんなりしながら。
「おまえ、またそんな……うまくなんかないだろ、それ」
「んっ、ふぅ……わんっ」
「あー今はしゃべっていいよ。ちょっと休憩」
「ん――いいや、おまえの体から出されたんだ。嘘や冗談じゃなくこれはおいしい。なんというか、癖になる甘さがあって、ずっと舐めていたくなるような――」
「いや、いい。細かい説明なんかしなくていいから」
一旦手を止めたかと思えば、やけに生き生きと語りだす関羽。せっかく楽しそうにしているところ申し訳ないが、正直言ってあんまり気分のいい話じゃない。
だから俺はすぐにやめるようにと胸を揉みながら伝える。すると関羽は不満そうに唇を尖らせながら「むぅ」と唸り、俺に伝えられないことが不満だと態度で示してきた。
いや、俺男だし、自分の精液のこと細かく伝えられても嬉しくないから、絶対。
しばらく時間はかかったが、俺は関羽の胸と髪や顔についていた精液をティッシュで拭きとることに成功する。「舐めたいんだ」と主張して妨害してくる関羽を、乳首やクリトリスを弄ってへにゃりと無力化させてから。
「腹減ったな。さすがにそろそろ朝飯食おうか」
「わかった。では私が作ろうか?」
「いや、いいよ。ちょっと疲れただろ? 俺がやるって」
「む……すまないな」
朝から、いや、正確には昨日の夜から何度も休憩を挟みながらやりっぱなしだったのだ。さすがに疲れもするし、腹も減る。
なので朝食を取ろうと提案してから、俺たちはお互い素っ裸のまま動き出した。
俺はキッチンに入って料理を作るためエプロンに手を伸ばし、ただその瞬間、関羽がトイレに行く姿を見たのでぴたりと手を止めた。
すらりと伸びた足の上にはきゅっと締まった尻があり、長くてさらさらした黒髪に隠されかけているが、玉のような汗を掻いたその後ろ姿はとてもきれいだ。
いつも想うのだがそれがいけない。ここで無心になれるほど俺が大人だったのならまだしも、ただ歩くだけの彼女の仕草が妙にかっこよくて、しかも全裸なために妙に艶めかしい。思わずさっき出したばかりなのに、またむくむくと反応してしまうほどである。
俺はエプロンを取るのをやめ、少し時間差ができるようにゆっくりと歩き始めた。もちろん足音を立てないよう注意しつつ。
そして関羽から遅れること数秒、俺もまた風呂とトイレが一緒のユニットバスの前に辿り着き、おもむろに扉を開けてみた。
「あっ……」
やはり想像通り、関羽は全裸で洋式便器に腰かけ、小便している真っ最中だった。
チロチロと小さな水音が耳に届き、それと同時に彼女の顔がかっと赤くなったのが目に見えた。
俺は何も言わずにその狭い空間に入り込み、風呂が隣接している関羽の左側に立って、すでに半立ちになっていたモノを左頬に押しつける。すると関羽は見られることを恥ずかしそうにしながらも、すぐに俺のそれを銜えた。
「んっ、ふっ、んっ……」
小さく頭を振ることで、また心地よい快感が俺に与えられる。イッてしまうような激しいものじゃなく、思わず息を吐いて安心してしまうかのような淡い感覚。
じゅぽじゅぽと関羽のよだれが元で音が鳴り、同時にまだ便器の中に尿が出される音が響いている。俺は上体を倒して関羽の胸を揉みつつ、モノを銜えさせたまま、関羽の放尿シーンをじっと眺めた。
とてつもない背徳感と、赤くなった顔を見てしてやったりという満足感、さらには文句も言わずにされるがままの彼女の姿にとてつもない充実感が得られる。
それからさほど時間が経たない内に関羽の用は終わり、室内の音が一つ減った。それを目で見ていてわかったので、俺は関羽の頭をぽんぽんと叩いて口を離させる。次いで彼女に命令した。
「関羽、両足持って股広げて。俺が拭いてあげるから」
「あ、う、でも――んむっ」
「ほら、早く」
口答えしようとした愛らしい唇にモノをぐいっと当てると、すぐにそれは彼女の口内に導かれた。
それで諦めがついたのか、ふるりと身を震わせた関羽は自分の手で両足を持ちあげ、さっきまで尿を出していたそこを俺に見えるように広げる。
立ち位置的に真っ正面からとはいかなかったが、それを目で確認できた俺はぞくぞくと背が震えるのを自覚しつつ、トイレットペーパーを取ってそこを拭き始める。できるだけやさしく、でも時間がかかるように。
ちなみにこの時関羽は顔を真っ赤にしながらもやっぱり抵抗せず、俺のを熱心にしゃぶりながら、俺の右手の指に左の乳首を摘まれて小さな喘ぎ声を発していた。
「よし、これでいいだろ。関羽、もういいよ」
「うっ、あっ……は、恥ずかしい……」
「でも結構よかっただろ? それに俺がしてるところに強引に押し入ってきたんだ、お返しだよ」
「うぅ……」
恥ずかしさのせいで目も合わせてくれない関羽を立たせ、水を流して一緒に狭いユニットバスから出る。
するともうすぐ傍には玄関があるわけだが、俺は何も気にしないようにして、彼女に対してまた命令する。
「関羽、そこに立って。壁に背中つけて。あ、あと足もちょっと開き気味で」
「うん? こうか」
「そうそう、そんな感じ」
玄関のすぐ傍、話しているだけで外まで声が聞こえるそこに立ち、関羽は壁に背を預けて肩幅に足を開く。まだ何をされるのかわかってないらしい。
俺は彼女の足元にしゃがみ込んで、関羽のアソコを下から見上げてみた。ここまでならば関羽も抵抗しようとは思わなかったんだろう、何をされてるかわかりながらも何も言わない。
しかし俺は好奇心が止められず、そのままそこをぺろりと舐めてみた。さっきまで関羽が排尿していた、彼女の一番大事な部分を。
「なっ!? い、一体何を――そこはだめだッ!」
「なんで? 別にいつものことだろ」
「だ、だってさっき、その……よ、汚れてるから……!」
「大丈夫だって。俺が丁寧に拭いたからさ」
いつものことではあるのに、タイミングの問題か。関羽はいやいやというように首を左右に振っている。それでも俺は気にせず、彼女の腰を掴んで、羞恥に歪む顔を見ながら舐め続けた。
確かに彼女の言う通り、膣にちょっとばかり舌先を埋めるとしょっぱいというか、いつもと違う感覚はある。しかしこれはいつも俺がやられていることでもあるし、どうやら関羽も口で色々言う割に喜んでいるらしいので大丈夫だろう。
咄嗟に、俺は関羽が自分の顔を隠してしまわないようにお互いの両手を握り合わせて、目を潤ませてこちらを見下ろす表情をじっと見続けた。舌で丹念に関羽のアソコを舐めながら。
「うぅ、はぁぁ……い、いやだ、恥ずかしい……」
「関羽、すごい濡れてきてるな。吸っても吸っても出てくるぞ」
「いやぁぁ……そ、そんなこと、言うな……」
「ほら、聞こえる? 吸ったらさ、一気にどばって関羽の愛液が俺の口ん中に入るんだよ」
「んんっ、やぁぁ……」
ずずっ、と卑猥な音が俺の口元と関羽のアソコから聞こえる。彼女に言った通り、そこはすでに数分愛撫した後みたいに濡れそぼってて、挿入も簡単にできるような状態だった。
そして多分、もう関羽はそれを望んでるんだろう。わずかに腰を前後に揺らし始めたのがその証拠だ。
それでも俺はしばらくそのまま舐め続け、逆に言うと舐めることしかせず、それ以上の快感は与えなかった。
しかしそれも限界だったのか、関羽はついに腰を揺らしながらおねだりし始めた。
「はぁっ、もう、もう挿入れてぇ……はやくっ……」
ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、今にもこぼさんばかりに目に涙を貯めて懇願する関羽。さすがにもう限界だろう。
俺は立ちあがって、彼女の手を握ったままキスをした。男の俺が見上げて、女の関羽が顔を下に向けてするキスも、今ではもう慣れてしまった。
そのままお互いに体勢を変えて、腰の位置を合わせる。関羽は左足を上げて挿入しやすいようにしてくれる一方、若干腰を降ろして俺の腰の高さに合わせてくれる。
「いくぞ、関羽」
「ああ……」
そのままずぶりと完全に勃起したそれを、熱く濡れそぼった膣の中に入れ、一番奥に到達したところで「ほぅ……」と息をついた。
熱くもあり、ぎゅうぎゅうと締め付けるようでいて、やさしく包み込んでくれるかのような感覚。もう何度も味わっているが、いつまで経っても飽きない感触だった。
俺たちはしばらく動かず、お互いの熱を感じて抱き合ったまま、どちらからともなくキスを続けていた。
「関羽……」
「んっ、ふぅ……」
舌が絡み合い、お互いの唾液がこれでもかと混ざり合って、口の端からこぼれた分が小麦色の巨乳に落ちていく。それでも甘い何かが感じられるそれをやめられるはずもなく、俺たちはしばらくキスを続けた。
そしてようやく、俺が腰を動かそうかと、ぷるりと震える胸を両手で揉みながら繋がっているそこを見下ろしたその時。
突然、驚くほどの大轟音と共に俺たちがいる部屋の扉が蹴り飛ばされ、あっという間に玄関の扉を粉々に破壊されて、外から全裸で繋がってるという俺たちの姿が丸見えになってしまう。
しかし実際そんなことはどうでもよくて、そんなことよりも――
「あ」
「む? おまえは……」
問題なのは、そこに立っていたのが俺の知り合い、なんて言葉では説明できないほどの関係の人で――
「ようやく見つけたぞ……この、浮気者がッ」
蹴りを放ったままの格好のせいで、青いメイド服のスカートから純白の下着が丸見えで。
わなわなと震える両手には青いグローブ、髪も鮮やかな青のボブカットで、左目には眼帯。
俺と何度も体を重ねた、俺の初体験の相手――恋人になったはずの呂蒙と、何日振りかでついに再会できた瞬間だった。
◆
呂蒙子明はこれまでにないほど激怒していた。
その怒りというものは凄まじく、何も言っていないのに彼女の姿を見た者が「ひぃッ!?」と悲鳴を上げてしまうほどに恐ろしい。鬼や悪魔がいたところで今の彼女ならば数秒で殺害できるだろう。それほどまでに彼女の全身から発される怒りの念というものは凄まじかった。
しかし本来の彼女は至極冷静で、それほど自分の感情を波立たせるような人間ではない。優れた闘士に見合った精神力を持つ、味方にしておけばまず損はない人材なのである。
なのにここまで、一目でわかるほどに激怒しているのはなぜか。
誰も理由は知らなかったが、それは彼女と同棲していたはずの少年がある日を境に行方不明になってしまったからだった。
いつものように学校へ行き、周囲にバレてはいけないからと帰る時間をずらし、それぞれ一人ずつ同じ家に帰る。それが少し前の日常だった。
だというのにある日を境に、なぜか後から帰ってくるはずの少年は一向に帰ってこず、心配になった呂蒙が彼の家へ赴き、親に聞いても「友達の家で寝泊まりしているはず」と答えるばかり。本来の自分の家へ帰ったわけではないというのだ。
まさか、と呂蒙は想う。勘が鋭く、頭もいい彼女はすぐに気付いたのだ。
闘士である自分が理由もわからぬのに彼に惹かれ、同時期に彼女の主君たる孫策という女の子もやたらと彼といっしょに時間を過ごそうとしていた。つまりこれは、何らかの理由で闘士を引き寄せる彼が、誰かに誘拐されてしまったのではないかと。
そう気付いてからの彼女の行動は早かった。
まず孫策に尋ねて、彼女は悲しげな顔で「知らない」と言うと、ひとまずは主君への疑いは晴れた。嘘をつけるような少女ではないのだ、おそらく彼を連れ去っていたとしたら一発で顔に出るだろう。
ならばと、呂蒙は頭を使って考え始める。勾玉を持つ闘士という存在は、少ないように思えて意外に多い。一つ一つ当たるしかないにしても、それなりの時間がかかるのは明白だった。
それでも呂蒙は諦めず、根気強く探し始める。たとえどれほど時間がかかっても見つけ出してみせる、そう想いながら。
それからの彼女はらしくもなく、自分から様々な人間に会いに行って、一人ずつ話を聞いていった。
本来ならばそれほど好んでいない、緑の髪のツインテールの少女にも会った。感情が読み取りにくい長い黒髪をオールバックにする、暗殺者のような少女にも会った。いつも目を閉じて刀を携行する、剣士のような少女にも会った。
しかし彼女たちから返ってくる答えは「知らない」というものばかり。
ならばと呂蒙は可能性が低いと見ていた人物に会いに行く。普段からぽややんとしたメガネの少女に話を聞くと、たまたま傍に居た勝ち気そうなショートカットの少女にも話を聞くことができたのである。
「あ、ひょっとしたら関さんの彼氏さんじゃないですか?」
「……関羽の……彼氏……?」
「そうなんですよ。関さん、いつの間にか彼氏さんができてて、最近は学校が終わるとすぐ帰っちゃうんです。私たちも何回か会わせてほしいって頼んだんですけど、全然会わせてくれなくって」
「その割にはやけに幸せそうな顔でのろけてくんねんなぁ。別に男ができるんはええけど、さすがにあれだけは勘弁してほしいわ」
「あの関羽が……彼氏……?」
その話を聞いた時、まさか、と呂蒙は想う。
彼女が知る関羽という女は、どことなく怪しげな雰囲気を持っており、話を聞かせてくれたメガネの女しか愛していないのだと考えていた。いわゆる同性愛者、レズというものだとばかり思っていたのである。
だが関羽に対するその意見はわりと有名な話で、真実か否かは定かではないにしても、そういった噂を聞いたことがあるのは一人や二人ではないはず。
そんな女が突然、男を作った。しかも自慢するだけ自慢して一切他人に会わせず、学校が終わるとそそくさと家に帰るという。
ますます怪しいと睨んだ呂蒙は自分の学業を大事にする一方、以前は自分とも戦ったことがある関羽という女を調べ始めた。
しかしこの女が厄介なのだ。
現在の住居は全く掴めず、尾行しようにもそもそも呂蒙が成都学園に到着した頃にはすでに姿が見えず、ならばと聞きこみをしたところで誰も知らないという状況。
それでも諦めずに調査を続けたものの、その労力やかかった時間はかなりなものだ。
しかし、掴んだ。
本来ならばあまり友好的にしたくない、どうやら話を聞いて面白がっているらしい、自分の宿敵のような緑髪の女からの情報提供によって、ついに彼女の住居を掴むことができた。
町の中でも特に目立たないところ、とでも言えばいいのか。どうやら以前の家から引っ越したらしい、あまりパッと目立つような場所に立っていない隠れ家のような小さなアパートに、彼女は住んでいるらしい。
そうして呂蒙は話に聞いた部屋の前に訪れ。
「関羽……」
「んっ、ふぅ……」
あの仏頂面が似合う女のやけに色っぽい声と、耳にした途端に愛しくてたまらないと思う男の声を聞いたのだ。
気付けば体が勝手に動き出していた。木で作られた古い扉を一発で蹴り砕き、そのままの体勢で眼帯をしていない方の目を光らせ、室内を見る。
そしてようやく見つけることができた。
扉にほど近い廊下だというのに、全裸で抱き合い、明らかに行為の途中だということが分かる接合部分がこちらに見える体勢で二人は固まり、こちらを見る。
彼女は小さく呟いた。
「ようやく見つけたぞ……この、浮気者がッ」