※この作品はR-18です。

蛇獣書房   作:ヘビとマングース

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君の支えになろうとしたのは(エヴァンゲリオン)

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 第3新東京市にある、とある中学校の屋上。

 そこには授業中だというのに二人の男子生徒が寝そべっており、学生の本分も忘れて、流れていく雲を眺めていた。いわゆるサボりというやつである。

 これまでも何度か二人で授業を抜け出したことがあった。最初は、転校生だった彼が思い詰めた表情をしていたため。元気づけてみようかと思い立ち、少しは肩の力を抜けと言わんばかりに連れだしたのがもう何か月か前のことになる。初めて学校の授業をサボったという真面目な彼に笑みを向け、大人になるにはズルを覚えることも大事だ、などとわかったような口を利き、その日から彼らは友達になったのだ。

 今日で何度目かもわからない。時間が経ったためか、それとも様々な話を通して仲良くなったためか、どちらもすっかりそこに居ることに慣れ、当然のように肩の力が抜けて安心していた。

 固いコンクリートに背を置き、脱力して。無防備に寝そべったまま時折口を開いてはぽつぽつと会話を繰り返しているのだが、その内容は中学生としてはおよそ公にできないようなもの。いくら友達同士とはいえ、彼らがそんな話をしたのは今日が初めてのことだった。

 仕掛けたのは、転校生を元気づけた男子生徒である。

 

 「なぁ、シンジってさ、ミサトさんとセックスしてるんだろ?」

 「……え?」

 

 片方はシンジと呼ばれる少年だった。

 体つきは細く、顔は幼い様子がありありと見られて、気弱そうという言葉が似合う平凡な外見である。言われた言葉にすぐさま反応し、目を真ん丸と開いている様子から、どうやら嘘がつけない素直な性格のようだ。

 彼は雲へ向けていた視線を左へ移動させ、そこに寝転んでいる男子生徒を見る。服装は同じで学校の制服、背格好も同じ。では何が違うかと問われれば、明確な部分で言えば顔つきよりもその目。

 そこに寝転んでいる少年は、シンジと同じように童顔、しかし彼よりも凛とした顔つきをしている。格好いい、とも称せるだろう。顔立ちこそまだ少年のものだがその目だけはやけに大人びていて、子供を装っている普段とは違い、親友とも呼べるシンジに向けては十四歳とは思えない目を見せていた。

 シンジに授業をサボることを教えた男子生徒。やけに楽しげな笑みを持つ彼は話の内容を理解しているだろうに、訳もないとばかりに発言している。

 

 「な、なに、それ。なんのこと? 噂か、何かかな……そりゃ、いっしょに住んでるけど、そんなことないよ。ミサトさんとは、何もない」

 「本当に? じゃあ聞くけど、ハメ撮りとかしたことない? 例えばそれがネルフの同僚を伝わって、ネルフ子飼いの俺に伝わったとしたら……」

 「あ、ま、まさか――」

 「知らなかったっけ? 俺、リツコさんとデキてんの。もっと子供の時から。で、どうやらミサトさんがリツコさんにその映像見せたらしくてさ。どうやったか知らないけど、その映像こっそり隠し持ってたリツコさんが、俺に見せてくれたわけ。いやぁすごく激しいプレイだったなぁ」

 

 シンジの隣にいるのは彼が転校してきて一番最初に仲良くなった人物、名前は赤城アキラ。赤城、とは彼を育てた女性の名字で、アキラは産んだ親がつけた名前。

 ネルフという組織の中で育った少年であり、同じくネルフに所属することとなったシンジの良き理解者。同性であることも作用し、現状最も親しくしている人間でもあった。

 時折、唐突な発言や危険な考えを持つものの、基本的には善良でやさしい性格。容姿も相まって校内での人気も高く、彼の協力もあって人間不信気味だったシンジにも友人ができたのである。

 そんな彼の、またしても突然な発言だった。

 いくら初めて出来た親友であっても、知られたくない秘密がバレていた。こうした状況に、頭は悪くないもののすぐに混乱する癖があるシンジは気が動転してしまい、気の利いた嘘の一つもつけない様子。

 しどろもどろになりながら、なんとか弁解をしなければと、言葉にもならない声ばかりが連なる状況である。

 

 「あ、あれは、その、あの……」

 「いいよ、別に。このネタでおまえを脅そうとかじゃないし、悪いこともしない。むしろ、予想もできてたんだ。リツコさんもミサトさんに対して勧めるような発言したらしいし、俺とリツコさんがそうだったから。一つ屋根の下、年齢差があるとはいえ男と女が暮らしてるんだろ? そうなっちゃってもおかしくないって」

 「う、うぅ、絶対言わないでよ。トウジやケンスケなんか、冗談でそういうこと言ってくるんだし」

 「わかってるよ。ただ、さ。そうは言っても色々聞きたいこととかあるわけだよ」

 「き、聞きたいこと?」

 「答えてくれるか?」

 「内容によるよ。その、あんまりべらべらしゃべるわけにもいかないし」

 「大丈夫だって。俺に話したところで逮捕されるわけでもなし、気にせず全部打ち明けてみな。どうせ俺だって変わんないんだから」

 「そ、そうなんだ……」

 

 にこりと微笑むアキラが、シンジへ向けて言う。

 声色こそ平常で、普段と全く変わり映えの無いものではあるが、話している内容を考えれば中学生にしてはあまりにもおかしい。

 自然、シンジはアキラのことを経験豊富な男なのだと見るようになった。こんな話を、下劣な雰囲気もなくただの世間話のように話せる相手など、きっと彼以外にはいないだろう。少し彼の過去が気になったが、互いに他人には言えない秘密を持つ者同士。なんとなくまた少し距離が近くなったような気すらする。

 若干頬を赤く染めた状態だったが、シンジもその話題を避ける仕草はすぐに失くした。話してみてもいいかもしれない。相手がアキラだけということもあって、いつの間にか自然とそう思っていたようだ。

 

 「最初のセックスって、どっちから誘ったんだ?」

 「え? えっと……ミサトさんの、方から……夜、僕の部屋にやってきて、その時にはもう裸で、それで――」

 「そのままイタしてしまった、と。ふふん、やっぱりな。俺の予想は当たってた」

 「予想って、なんのこと?」

 「シンジの方から手ぇ出すわけないって思ってたけど、やっぱりそうだったんだな。ミサトさんの方から襲うとは、明らかにリツコさんの話が利いてるなぁ。しかも裸で部屋に来たとは。かなり鬱憤溜まってたのかも」

 「う……それって、僕と、その、せ、セックスした方がいいって?」

 「まさしくそう。なんせリツコさんも俺とヤリまくりだから。相手の男がこの歳でも十分満足できるとか、そういうこと言ってんじゃない?」

 「どうなんだろうなぁ、それ……嬉しいんだか、悲しいんだか」

 

 普段通りの穏やかな雰囲気の中、年齢にふさわしくない会話が続く。

 アキラは、女性に関する話をしても羞恥心を感じていないようだった。ただ隠すのが上手いだけ、という可能性も捨てきれない。ただどちらにしても頬を真っ赤に染めて、視線がうろうろと落ち着かない初心なシンジよりも落ち着きがあることは確かだろう。

 昼前の屋上。まだ十年と少ししか生きていない少年たちが堂々と猥談をしている姿というのは、目撃者がいれば些かどころではなく大問題となる光景であった。

 

 「で、どうなんだ。ミサトさん以外、他の女抱いたりしてんの?」

 「で、できるわけないじゃないか。僕にはミサトさんがいるし、それに……普通に考えたら、僕みたいなやつが女の人になんて、モテるわけない」

 「エヴァのパイロットやってるって正直に言っちゃえば? それだけで寄ってくる女っていると思うけど」

 「だめだよ、守秘義務があるだろ。トウジやケンスケにだって言ってないのに」

 「はっきりとはな。でもバレてると思うぞ、多分。おまえの反応とか見ると特に」

 「そ、そうなの? でも一応気をつけてるけど――」

 「まぁそれは別にいいとして。じゃあ、経験したのはミサトさんだけか」

 「う、うん……」

 

 シンジの頬の赤みがさらに増す。だがアキラはすでに雲を眺めるため空を見ているので、言葉の節々から感じていたかもしれないが、己の目で確かめようとはしなかった。

 

 「そういうアキラは? その、リツコさんと、してるんでしょ……他には?」

 「んー、外には何人か。病院のナースとか、戦自の人とか、あとOLなんかも少々。でも頻繁に会うのはネルフの人ばっかり。ほら、マヤさんっているだろ? あの人とか。そもそもリツコさんと出来てた人だから、3Pで相手してもらったり、フェラ抜きなんかは日常的にやってくれる。まぁ頼まないと自分からは誘ってくれないけどな。結構シャイなんだよ」

 「そ、そうなんだ……すごいね、なんか。知ってる人だけど想像できないや」

 「あとレイとかな。綾波レイ、おまえと同じ、エヴァのパイロット。かなり前からセフレなんだ」

 「あ、綾波と?」

 「おっ、羨ましいと思ってるな」

 「ち、違うよ! 全然思ってない!」

 「ふっふっふ、相変わらずわかりやすい奴。おまえレイのこと結構気にいってるんだな。好きなのか?」

 「別に、そういうわけじゃないけど……」

 

 アキラが笑い、恥ずかしくなったシンジもまた空へ目を向ける。

 今日はとても穏やかな日和だった。ひょんなことから死と隣り合わせの生活に放りこまれたシンジにとって、これ以上なく心が落ち着く空模様である。

 こんな日にこんな話をしてるなんて、と思わずにはいられない気もする。しかし、自分がいつ死ぬかもわからない立場にいると説明された以上、いつまで続くかもわからない人生を思う存分楽しむ必要があった。アキラに言われ、今では彼自身もある程度はそう思っているらしい。

 もっと小さかった頃は一人だった。だが今ではアキラも隣にいる。同居しているミサトという女性を筆頭に、自身の味方となるネルフの職員たちもいる。改めて思い返せば、それだけのことがただただ嬉しい。心配事は何もなかった。

 だからミサトとの時間を受け入れている。これも自分の幸せの一つだと噛みしめて。何一つ不満や不安など持っていなかった。

 

 「なぁシンジ、俺もミサトさんとヤラせてくれないか? 3Pしよう。したことないだろ。その代わり、俺はレイにおまえを紹介する。それでどう?」

 「え? い、いいの? あ、いや、ミサトさんに聞かなきゃいけないけど……」

 「俺はいいよ。多分、レイもオーケーするだろ。ああ見えて結構セックス好きでな、言えばなんでもしてくれるし、俺が色々教え込んだんだ。まぁ代わりに言わないとマグロっぽいけど」

 「そ、そうなんだ……」

 「初めての相手は自分が良かったか?」

 「そんなことは、考えてないけど」

 「ふぅん、そうか。まぁおまえの初めてがミサトさんだったわけだしな。今色々教えてもらってる最中、ってところじゃないのか」

 「いや、教えてもらうっていうか……そうかもしれないけど」

 「その気があるなら、レイと二人っきりになってもらってもいいんだぞ。俺は正直ネトラレとかネトリとかそっち系嫌いだから嫌なんだけど、おまえだけは特別。なんか許せそうな気がする」

 「うっ……そう?」

 「期待してるな」

 「し、してないよ」

 「口ではそう言えても股間は正直だぞ」

 「へ? あ、わっ、わっ」

 

 ズボンの股間部分が膨らみ始めたのを気にして、シンジは両手をそこへやって上体を起こした。アキラは寝転んだままくすくすと笑っている。

 

 「なんなら、今からレイ呼んで口でさせようか。それで明日の約束ってことで。今日はとりあえずミサトさんの交渉に充ててもらいたいけど。前からミサトさんとヤッてみたかったんだよなぁ。あの胸とか尻とか、ネルフで毎日会ってりゃ誰でも思うって」

 「そ、そんなこと、できるの?」

 「昼休みまであと数分だろ。ならタイミング的にもちょうど……おっ、鳴ったな。じゃあ呼ばなくても来るよ。実は昼休みって俺とレイ、いっつもここで飯食ったり、軽くセックスしたりしててな。教室にいなかっただろ」

 「あ、そういえば」

 「すぐに来るよ。レイも期待してるから来るわけだし」

 

 授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。同時に昼休みが始まったことが告げられていた。

 そう言って二人が待つこと数分。屋上へ続く扉が開き、誰かがやってきた。

 二人同時に視線を向けてみれば、やはり立っていたのはアキラが言った通り、綾波レイという少女だ。

 水色のショートカットの髪と赤い目が特徴的で、普段通りの無表情。制服をぴしりと着こなして、まっすぐに二人、とりわけアキラの方を見ている。顔立ちが整っていることもあって、静かな雰囲気はまるで人形のようにも見えた。

 シンジの鼓動がどくんと高鳴る。背筋を伸ばして立つ姿は、彼が想像していた通りのものだ。

 まさか彼女が、親友と裸で淫らなことを。

 悔しがるどころかますます興奮が膨らんでいき、股間を手で押さえる彼は羞恥心から立ち上がることもできない。それどころか顔を真っ赤にして慌てて俯いてしまう始末。

 彼の方を見ることはなく、それを理解しているアキラが先に立ちあがり、手招きでレイを傍へと呼んだ。彼女は従順にアキラの元へ近寄り、小走りのまま彼の胸元へと体を寄せる。

 ぽすんと腕の中に納まり、キスを求めるように首を伸ばしたのは彼女の方からだった。

 

 「あ――」

 

 ちゅっ、と軽いリップ音。待ち受けるアキラの唇に、レイのそれが重ねられる。

 時間にして数秒。しかし見つめるシンジにとってはそれ以上に長い時間だと感じられた。

 自分の親友と、気になる異性。当然のようにキスを交わす姿は嫉妬や羨望が入り混じって、気付けば自分でも知らない内にズボンの内にある物をぎゅっと握っていた。

 二人の顔がわずかに離れる。ただしまだ抱き合ったまま。

 そんな状態で言葉を交わし始め、ハッと我に返ったシンジは少し半身に、体の全面をレイに向けないようにする。やはりズボンの張りが気になるらしい。

 

 「レイ。今日は、俺とシンジのを口でしてくれ。それと明日、おまえの家に行って三人で楽しみたいんだけど、いいか?」

 「三人……碇君も、いっしょに?」

 「ああ。おまえのことが好きみたいなんだ。きっとやさしくしてくれるよ」

 「なっ、ちょ、アキラ……!?」

 「そう。わかったわ」

 

 予想に反し、レイはあっさりと首を縦に振った。これにはシンジも驚かざるを得ない。

 これほど簡単に受け入れてくれるとは、と思っていたのだろう。しかし彼自身は知らないだろうが、アキラの命令には絶対に逆らわない彼女のこと、別段不思議な話でもなかった。

 裸になれと言われれば学校の屋上でも服を脱ぐし、抱かせろと言われればどこででも股を開く。アキラに対してのみその従順さを見せる、それが現在の綾波レイである。

 今もアキラから胸を揉まれ、スカートの下に手を差し込まれて尻を揉まれても、文句一つ言わない。それどころか無表情は変わることなく、若干頬を赤らめてうっとりしているようにも見える様子で目を閉じていた。

 シンジの喉が唾液を呑みこみ、ごくりと鳴る。

 

 「とりあえず、今は口で、な。レイのは俺がしてやるから」

 「うん……」

 「あ、そ、その、えっと……」

 「あぁいいよ、そのままで。レイが脱がしてくれるから。とりあえず立ってくれてればそれでいい」

 「わ、わかった」

 

 そう言われてシンジも立ち上がり、二人が揃って彼の前へと立った。

 屋上のタイルに両膝をつけ、上体を傾けて四つん這いにも近い体勢のレイが手をすっと伸ばし、シンジの股間に恥ずかしげもなく触れるのと、同じくしゃがみ込んだアキラの両手がスカートをまくりあげるのは全くの同時。

 まっ白い、装飾もされていないショーツが、シンジの前で惜しげもなく露わになってしまう。唯一立ったままのシンジの視線は下へ向かい、今やそこに釘付けであった。

 アキラは笑い、片手でスカートを押さえながらそのショーツを指でするりと撫で、クロッチを弱弱しく指で押し、レイはぴくりと反応しながらもズボンの上からシンジの股間を撫でる。

 中学校の屋上、昼間にあまりにも問題のある光景である。

 しかしその中の誰もが行為をやめようとはせず、むしろ期待して、その先へ進もうとしていた。

 

 「この角度じゃ見えないか。なぁシンジ。ここ、触るだけで濡れてくるんだ。レイはクリトリスと耳が弱くてな。責めてやればすぐ濡れる」

 「んっ、んっ、んっ――」

 「こんな感じで、喘ぎ声も目立たないからさ。大体どこでもヤレるよ。トイレとか、バスの中とか、あとランジェリーショップの更衣室でもしたか。店員さんに声かけようとしたら、締まりがぎゅっとよくなってな、そういうの結構好きなんだ」

 「へ、へぇ……あ、あの、綾波……」

 「レイ。出してやれよ。シンジのチンポ、おまえに触ってほしくて苦しそうだ」

 「ん――」

 

 アキラに命じられるまま、レイは迷いも見せずに素直な態度でベルトを外し、下着ごとズボンをずりおろしてシンジのペニスを露出させる。少し細いが長い、同時に亀頭をパンパンに張らした威容だった。腹に向かって固く反りかえっている。

 亀頭の半ばまで包皮がかぶっているがすでに勃起しており、何かを期待するかのようにカウパー液を溢れさせている。下着にも小さな沁みができていた。

 こうした行為は初めてではない。だがレイに見せるのは初めてのことで、無理やり脱がされたその瞬間から、シンジはうるさくなった自分の鼓動を聞きつつ激しい興奮に包まれていた。

 クラスでも一、二を争う美少女。綾波レイが自分の下半身を、裸体を見ている。それがどうしようもなく興奮する。自分では気づかないが鼻息も荒くなっていたようだ。

 それを眼前に置くと、レイは何も言わずに唇を寄せ、抵抗すらなくちゅっと軽く吸いつく。亀頭の先端、まるで挨拶のよう。これから何かを始めるかのように。

 途端にシンジは耐えるかのように目を閉じ、びくりと背を反らして全身を固くした。

 

 「う、うわっ……あ、あの、ちょっと、アキラ、別に僕はこんなこと……!」

 「まぁまぁ。嫌じゃないならそのままでいいって。レイ、ちゃんと顔見ながら舐めてやんな。その方が気持ちよくなるから」

 「ん――」

 

 言われた通り、ペニスに唇を当てたまま顔を動かし、レイの視線が上目遣いにシンジの顔を見る。視線が合うと、シンジにとっては堪ったものではなかった。

 ペニスにキスをされている。そう思っただけで射精感がぐんぐん強くなるのが理解できた。

 前々から可愛いと気になっていた相手が自分のペニスへ吸いつき、ちろちろと舌を這わせて、いつも通りで少しぼんやりした様子だが自分のことを見つめている。それがどれほど心に来るか。

 彼は顔を真っ赤にして硬直し、こちらも言われるがまま黙ってその場で立ちつくしていた。

 アキラはその間、レイの体に触れている。シャツの下へ手を忍ばせ、小さな乳房を揉んで、乳首を摘み、もう片方の手は下着越しに股の割れ目をそっと撫でる。ショーツの感触からすでに濡れ始めているのが伝わった。

 力が入っていない弱弱しい愛撫でも、すでに彼女は少しだけ息を乱して感じていた。頬はいつもより少し赤みを増し、外見的な変化では気付きにくいが、日常的に彼女と会っているアキラには彼女の興奮の大きさが手に取るようにわかる。元々感じやすい体で、いやらしいことを覚えた後では反応も良好。今日の態度も心地よく、思わず頬がにやけてしまう。

 するりと下着の中へ手が忍びこんで、今度は直接割れ目へと触れた。毛の生えていない恥丘は手触りがよく、アキラはうなじにキスを与えて上機嫌だ。

 

 「うっ、はぁ……き、きもちいい」

 「だってさ、レイ。よかったな。もうちょっと強めに吸ってやってもいいぞ。あと銜えるとかさ」

 「んっ、ふっ――」

 

 今度はぱくりと口内へ迎え入れられる。シンジのペニスはレイによって銜えられ、唇がぐっと包皮を押し、赤々と膨らむそこへ直接舌が這わされた。

 腰が抜けそうなほどの快感に、引けるどころか、思わず腰を突き出してしまう。シンジの反射的な行動によって、ペニスはレイの喉を目指してぐっと押しこまれたようだ。

 しかし彼女は嫌がりもせず、苦しいという表情すら見せずに無表情でそれを受け入れ、ゆっくりと頭を振り始める。堪らずシンジは口を力なく開いたまま、口の端から唾液が垂れることにも気付かない。目は虚ろで、与えられる快感に酔っていた。

 前後にゆっくり、じゅぽじゅぽと音を立てて。白昼堂々、学校の屋上に卑猥な音が鳴っていた。

 彼女がシンジに奉仕している間、アキラの手がするりとレイの下着をずり下ろして、脚の半ばで止めたところで、自らのズボンのベルトを外す。

 純白のショーツにははっきり沁みができていた。口元はにやりと笑みを表し、固く屹立したペニスは迷う素振りもなく彼女の太ももへと触れた。

 

 「あぁ、やっぱ俺も我慢できそうにない。レイ、このまま入れていい?」

 「んん、んふっ――うん。平気」

 「じゃあ失敬して。それとさ、やっぱり今日レイもいっしょに来いよ。3Pじゃなくて4Pですればいいじゃんか。ここでこんなにされたら、我慢なんてできないだろ?」

 「え? あ、あの、アキラ?」

 「そういうことでどうだ、シンジ。レイとの本番はその時に、な」

 「う……うん」

 

 ごくり、と喉が音を鳴らしたのは明白だった。恥ずかしがっていても素直なシンジを見てアキラは上機嫌に笑い、早速自身のペニスをレイの膣へと突き立てる。

 しっかりと指で愛撫した結果、彼女のそこはすでにびしょ濡れの状態。いつでも男を銜え込める体勢だった。それでもなくても日常的に挿入している。ずいぶんと慣れたものだろう。

 両膝をつけさせ尻を持ち上げて、シャツの下では両手で乳房を弄びながら、腰の動きだけでペニスを前へ送りだす。するとレイの腰の動きもあってずるりと先端が入り込み、強い抵抗と共に肉のうねりが感じられた。

 尻と腰がぶつかり、パンっ、と大きな音が発せられる。当然二人の肉体が一つに繋がったせいだった。

 入り込んだペニスは強く締め付けられ、だが膣に絡みつかれるようでもあって、独特の感触に声が洩れる。何度味わっても飽きない体だ。止まっていても幸福感を感じる。

 シンジはペニスを銜えられながらも、蕩けそうな感覚の中で二人が繋がる姿を見ていた。レイの目が恥辱に揺らいだ後、静かに閉じられ、アキラが腰を振る姿を見る。ペニスからじんわり広がる快感に酔い、よだれを垂らしながらも興奮した面持ちで目が離せなかった。

 

 「んっ、ふっ、ふっ――」

 「あぁっ、やっぱ締まりが最高……はぁっ、いいマンコだなぁ、レイ」

 

 がしがしと素早く振られる腰使いのせいで、まるでそれは彼女を犯しているかのよう。尻がぶつかる下腹部にぶつかり、ぶらぶらと揺れる睾丸が激突する音と同時に激しく掻き乱す水音が聞こえ、シンジの想像はますます大きくなる。

 だがレイの表情を見下ろせば。普段はわかりにくいはずなのに、今ははっきりと喜んでいることがわかるその表情に乏しい顔を見れば、勝手な想像とは違い、彼女が喜んでいることが伺えて。

 シンジは息を乱して口を半開きに、わずかに唾液を垂らして食い入るようにレイの顔を見つめた。

 膣を犯され、淫らに喜ぶいやらしい顔。

 犯しているのが自分の親友で、犯されているのが自分が気になっていた人。そして自分は、わずかながらそこに加わっていて、ペニスが彼女に銜えられている。

 自分でも理由がわからぬまま、興奮はますます高まり、ペニスの固さは増していく。そしてその固くなったペニスは、激しくレイの口を出入りしていた。

 アキラがペニスを突きいれたものの、頭を振ることをやめないレイは半ばまでを銜えてじゅるじゅると唇で吸いついており、シンジは決して腰を動かそうとはしないというのに、波の動きのように快感が引いては与えられ、また遠ざかって与えられる。

 極度の興奮と度重なる快楽。棒立ちになっているシンジは二人を見つめたまま、ある時、唐突に射精を始めた。

 

 「あっ、あぁっ、あぁぁぁっ!」

 

 ぶしゅ、びゅくっ、とレイの口内で勢いよく精液が吐き出され、それらは直接喉の奥まで飛び散っていく。腰が抜けるような感覚。強く目を閉じたシンジは舌を伸ばしながら勝手に声を出していた。

 突然のことであってもレイは口を離さず、むしろもう少し深く銜えて、それらをすべて受け止める。

 大量に出された粘度の高い精液をごくごくと飲み干し、勢いが弱まるとさらに強く吸いついて尿道の中に残った分を吸い出す。シンジは歯を食いしばってその快感を味わった。

 ありがたいと思うほど丹念な舌使い。そして吸引だ。これには思考を蕩かせたシンジであっても、我が親友に感謝せずにはいられない。心から暖かくなる気持ちよさだった。

 ようやく射精が終わった時、襲い掛かる快感に満たされたシンジはがくがくと膝を震わせて、耐えきれずにその場で尻もちをついてしまう。当然レイの口からペニスは離れ、少しばかり固さを残しながら萎えたペニスがぶらりと垂れる。足首までズボンと下着を下ろしていたせいでひどく惨めな格好だ。

 荒く息をつきながら一度目を閉じ、呼吸を整えて落ち着きたい。だが聞こえてくる音が気になって再び目を開けると、どうしたって目の前の二人の姿が目に入った。

 楽しげなアキラはシンジと目が合うとレイのスカートをめくり、二人が繋がった部分を見せつけるかのよう、レイの背を反らさせて腰を突き出すような格好にさせる。

 ぐちゃぐちゃと卑猥な液を飛び散らせる接合部。太く、固そうなペニスが出し入れされるその部分が不思議とはっきり見え、シンジの目にしっかりと焼きついた。

 

 「ほら、見えるか? 結構慣れてるだろ。体質だろうけど毛もないし、きれいなもんだよ」

 「あっ、んっ、はっ、はっ――」

 「喘ぎ声とかも小さくて色っぽいしさ。どこ連れまわしたって抱けるぞ、レイは」

 

 首筋に舌を這わせながら後ろから突くアキラを見ていると、こうした行為に相当慣れているだろうことが伺える。堂々としていて同性ながら格好いいと思えるほどだ。

 対するレイは目を閉じて快感に集中し、わずかながらも艶っぽい声を出している。小さな声だからか妙に色っぽく、制服の下で手がもぞもぞと動いていることも卑猥さを感じさせた。

 射精した直後だというのに、食い入るように二人を見つめるシンジはまたもペニスを固く勃起させ、興奮からびくびくと震え始める。疲労感など、今は微塵も感じない。

 普段ならばいざ知らず、今ばかりはそれを隠そうともせず、熱を秘めた彼の目は激しく求め合う二人を見つめていた。

 

 「はぁっ、レイ、どうだ……?」

 「んっ、んっ、んっ、き、もち、いい……」

 

 どれもこれもがシンジを興奮させ、熱くなるペニスを震わせる。触れてもいないのに射精しそうだ。

 耳を舐めて囁くアキラの表情も、恥じらいだ姿で呟くレイも。固くて強そうなペニスや、毛が生えていない恥丘のさらに下にあるだろう膣。激しくぶつかる腰の音や、膣を掻きまわす水音、地面へぽたぽたと愛液が落ちるわずかな音まで。

 彼らの存在すべてが、彼を興奮させた。

 顔を真っ赤にしたシンジは微塵も動くことなく、じっとそこにある性交を見守る。張り切って勃起した自らを扱きたい衝動すら必死に我慢して。

 淡々とした動きだが熱く、艶っぽく続けられ、異様な雰囲気の中で時間だけが流れていく。

 そうしてしばらくして、アキラがレイの耳たぶを甘噛みしながら、先程より余裕のない声を出した。

 

 「くっ、レイ、イクぞ。中に出すからな」

 「あんっ、あっ、あっ……わ、わかった」

 「くぅっ、イクぞ。イクイク、イクっ……!」

 「あっ、はっ――」

 

 最後の数度、一際強くパンパンっと強く腰が打ちつけられ、動きが止まった途端に二人の体がびくびくと震えた。

 レイは口を半開きにしてよだれを垂らし、アキラは彼女の首筋に強く吸いついて思い切り抱きつく。絶頂を感じているのはどちらも非常にわかりやすかった。

 二人の顔を見ているだけでも鼓動が高鳴り、抑えきれない興奮が渦となって胸の内で巻き起こる。

 しかし不思議と、今はどうすることもできず。自分でもわからぬ内に混乱しているらしいシンジは脚を広げたままの体勢。股間にそびえるペニスはびくびくと震え、触っていないというのにわずかばかりの精液を吐き出していた。

 数秒後、小刻みに震えていた二人の動きが落ち着く。レイは余韻を楽しんでいるのか表情が呆けているが、先にアキラが我に返った。

 目の前で脚を広げて尻もちをつき、股間の逸物を大きくしている初心な親友。また一人で射精したらしい。ペニスにべっとりと精液が張り付き、垂れ流れて、睾丸すらも濡らしている。

 苦笑してため息を吐いたアキラはやれやれと首を振り、膣の中からペニスを抜きだすと、いそいそと体勢を変え始めた。

 二人が繋がっていた場所から漏れ出した精液が地面へと落ちる。シンジはその光景すらしっかり見つめていた。

 

 「まぁ、まだ昼休みも終わりじゃないし、わざわざ後のお楽しみにする必要もないか」

 

 そう言ってレイの膝の裏を持ち、彼女を抱えるようにごろりと体勢を変える。二人もまた地面に尻をついて座りこんだ。

 脚を抱えられたことで無毛の秘所が、どろりと精液が垂れ流れる膣が、シンジの眼前へ晒される。

 またしてもペニスが大きく震えた。

 

 「時間はあるし、シンジも一回ヤッとくか?」

 

 再び音を立てて息を呑んで、期待に目を輝かせたシンジはこくりと頷いた。

 恐る恐る膝立ちになって前へ進み、足首に絡みつく下着とズボンを煩わしく思いながらも、その場所へと辿り着く。

 アキラに見守られ、レイの視線を感じる中。

 ぶるりと揺れるペニスが、濡れそぼった膣の入り口へと触れた。

 

 

 1

 

 友達が来た、と言われ、その顔を見た時、葛城ミサトは思わず眉間にしわを寄せた。

 赤城アキラ。彼女の親友、赤城リツコが世話をしている中学生の少年。女受けのいい、幼さを残す甘いマスクに、薄く筋肉がついた細い肉体。女性に対するやさしい態度も知っている。

 ミサトにしてみれば、親友の子供と言って過言でない関係の人物だ。よく知ってはいるが、今まで一度たりとも男として見たことがない。せいぜいが大人びた子ども、という印象。

 しかし彼が女好きの性格で、事実色んな女性と体を重ねていることは知っている。狭い社会だ、噂ならいくらでも聞こえてきた。

 そもそもは赤城リツコが彼に性教育を施し、自らの体を使って女を悦ばせる術を教えたことも聞いている。事実なのだろう、と思えるほど、彼らの距離に違和感を覚えたこともある。

 そういった出来事もあって、ミサトは自身が世話をする少年、シンジがアキラと仲良くしていることを快く思っていないようだった。それは、自身がシンジとの秘め事を始める前からのことである。

 性に奔放、或いは、尻が軽い。ミサトから見たアキラの印象とはそういった悪いものだ。決して好きになるタイプではない。

 もしかしたらシンジへ悪影響を及ぼすかもしれない。後々になって自らがしたことを省みつつも、シンジが転校してきた当初からそんな考えを持っていた。

 だが、想像しなかったと言えば嘘になる。噂を聞いていた以上、ずいぶんと近しい位置にいたわけだし、いつかはやってくるかもしれないと思っていた。

 今、ミサトはシンジに求められるがまま、いつも通りに裸になり、寝室のベッドの上で座っている。

 そしてその目の前には、全裸になって屹立したペニスを突き出す二人の少年と、その一方の尻に舌を這わせる裸の少女がいた。

 少し前ならあまり良く思っていなかったというのに、今のミサトはアキラのペニスを手で支えながら口の中へ含み、もう片方の手でシンジのそれを扱いているのだ。

 

 「んっ、ふぅ、ふっ――」

 「あー気持ちいい。やっぱ思ってた通り、ミサトさんはフェラ上手いね。吸いつき方とか、舌の動きとか慣れてるもん。これはすぐイッちゃいそうだわ」

 

 頭を振る度にぐぷぐぷという唾液による音が聞こえ、小さなそれが妙ないやらしさを感じさせる。

 普段は自分が見下ろすことの多いその顔。目を閉じて、うっとりとした表情でペニスを口に含む姿。横目に見ているのは少しの嫉妬心と、大きな興奮をもたらすことは今になって知った。

 すぐ傍で二人の姿を見つめるシンジは顔を真っ赤にして興奮し、普段よりペニスをガチガチに固くして、ミサトの手によって扱かれ、裸になったレイに尻の穴を舐められながら、息を荒くしていた。

 素っ裸で隣に立つアキラは腰に手を当て、仁王立ち。余裕を持った非常に楽しげな姿だった。

 

 「いいなぁシンジ、ミサトさんと毎日セックスできて。おっぱい大きいし美人だし。この口で毎日抜いてもらってるかと思うと羨ましいばかりだよ」

 「そ、そうかな。でも、アキラだって色んな人としてるんでしょ?」

 「まぁな。ただ俺が思うに、別に経験人数なんてのは大したもんじゃない。やっぱ女に関しては、量より質だ。良い女と出会えたら、その一人を離さないようにした方がいい。より良いセックスのためにもな」

 「それは経験から来る持論?」

 「まぁそんな感じだ。あんまり修羅場は経験したことないけど」

 

 ふぅん、と呟きながらも、シンジの注意は会話とは別の物へ向けられている。

 自身のペニスを扱くミサトの左手。アキラのペニスを銜えるミサトの顔。そして尻の穴へ舌を這わせ、ともすれば内部へ舌を突き入れようとしてくるレイの動き。

 どれもが彼へ強い快感を施し、これまでに経験したことのない熱が思考を溶かしていく。

 自分ではない誰かに体を触られるということがこれほど気持ちいいなんて。

 まるで初めてミサトと性交をした時のように。否、ひょっとしたらそれ以上なのかもしれない。凄まじい興奮に包まれる彼は平然と話すアキラを尊敬するかのような眼差しすら持っていて、初めての時と同じく些か我を忘れているようだった。

 お互い裸になって銭湯へ入った時とは違う。どちらも完全に勃起していて、女性二人の裸だけでなく、不思議と彼の裸体にすら興奮を覚えているような気がした。

 

 「あぁー気持ちい。そっちはどうだ? レイのアナル舐めはさ」

 「あ、うん、気持ちいいよ……でも綾波、こんなことまでしてくれるなんて」

 「俺が教え込んだからな。今なら大抵のことはしてくれる。フェラも、イラマチオも、なんならアナルセックスだって」

 「そ、そんなことまで?」

 「経験ないのか? ミサトさんと」

 「あるわけないよ。だって、色々大変そうだしさ」

 「慣れれば大丈夫だ。仕込む方法を教えてやってもいい。結構気持ちいんだぞ」

 「お尻で、か……でもちょっと怖くない? 裂けちゃうとか、色々想像するし」

 「裂けないために準備すれば問題ないさ。なんなら、あとでレイのケツでやってみるか? 洗浄だってしてるし、マンコとは違う感触で意外とハマるぞ。まずはお試しってことで」

 「う……ま、まぁ、それもいいかな」

 

 一見すれば気軽な会話。裸を晒してなんとも無防備な様子である。

 二人の少年のペニスを弄っていたミサトはこの時、ようやくアキラのペニスから口を離し、少し睨むような目つきでアキラを見上げる。

 手は尚も二人の少年のペニスをやさしく愛撫し、亀頭を握られるシンジは小さく声を洩らした。

 両方を握ればよくわかる。どちらも形が違って、固さや他の部分も特有のもの。大人とも違う若さも感じる。手で触れ、口に含み、両方を味わった結果知ることができたのだろう。

 口では色々と言いつつ、睨むような目つきをしながらも、ミサトもまたかつてない興奮に包まれていた。彼らより年上の自分が、少年二人に好き勝手に体を弄ばれる。そんな想像がいとも簡単に快楽へと変わる。

 

 「ちょっと二人とも、何勝手なことばかり言ってるの。中学生らしくないわよ、あなたたち」

 「うっ、うっ、み、ミサトさっ――」

 「あはは、まぁまぁ。今のご時世、中学生だってただの学生じゃいられないでしょ? いつ死ぬかもわからないんだし、それに俺ら二人ともネルフの関係者だ。中学生らしくないのも、俺たちらしさですよ」

 「まったく、物は言いようね。ま、中学生に手ぇ出しちゃってる私が言うのもなんだけどさ」

 「そうそう、細かいことは言いっこなし。明日には俺たちみんな死んじゃってるかもしれないんだから、今は気持ちいいことしましょうよ」

 

 そう言うとアキラは急所を握られたまま膝を折ってその場へ座り、ミサトと視線を合わせて大きな乳房へと触れる。

 竿の部分を強く擦られながら胸を揉むというのはなんとも興奮するものだ。アキラの表情はますます笑みを深くし、ミサトの首筋へ唇を触れさせる。

 対するミサトもまた笑みを深め、抵抗することなく彼の行動を受け入れ、自身はシンジのペニスへと唇を寄せる。

 期待する顔を見せる彼を見ていると、普段からの行いのせいか、どうにも見過ごせなかったらしい。

 

 「ごめんねシンジくん、お待たせ。今気持ちよくしてあげるから――んっ」

 「うわっ、ミサトさん……!」

 

 躊躇いもなく一口に亀頭が銜えられる。どこか嬉しそうな表情だ。

 前からはミサトにペニスを舐められ、後ろからはレイに尻の穴を舐められる。どちらもミサトを相手に体験したことのある行為だったが、同時に体感するのは初めてだった。

 自然と腰が震え、膝も笑いだす。今やシンジは我慢できないといった風貌で舌を伸ばし、中空にぼんやりとした視線を向けていた。

 その間もアキラはいつも通り。性への関心が強く、ミサトの裸体へ遠慮なく触れている。

 左手で片方の乳房を持ちあげ、ピンと勃起した乳首を口内に含んで舌で転がし、右手は股間の茂みを掻きわけて秘所の全体を撫でている。やさしく、慣れが見える手つきである。

 適度な力でヴァギナを揉みほぐす。その慣れが、妙に女が悦ぶポイントを知っているのだ。触れる場所、力の入れ具合、触る手順。

 ペニスを銜えている途中、次第に気分を良くするミサトも徐々に息を乱し始めていた。

 

 「うわ、すげぇとろとろ。ここ、気持ちよさそうですよねミサトさん。触ってるだけで入れたくなる」

 「んっ、んふっ、ふぅんっ――」

 「でももうちょいかな。まだ焦らした方が、あとあと良い反応になりますよね」

 

 正座するような体勢で座るミサトの股へ顔を寄せ、鼻先に黒々とした茂みをぶつけながら、秘所へ舌が這わされ始めた。

 包皮が剥けた淫核をぺろぺろと舐め、彼女の腰が悦ぶかのように揺れるのを確認しつつ、太ももを撫でながらさらに舐める。

 すべすべした手触りが心地よく、思わずずっと触っていたくなるほど。

 股から顔を離したアキラは、彼女の脚をも舐めていった。肉付きのいい太ももへむしゃぶりつき、舌と唇を使って強く吸いつく。白い肌に痕が残ればいい、と思う。

 ペニスをしゃぶりながらも喘いでいるらしい声は聞こえるわけで、視線だけで確認すれば、やはりミサトの腰はわずかに揺れて喜んでいるようだった。

 

 「う、うぅ、ミサトさん……そんなにされたら、もう出ちゃいます」

 

 同時に、限界を告げるシンジの声が聞こえた。気になってアキラはミサトの太ももを舐めることをやめ、顔を上げる。

 確かに彼の顔はすでに限界だと告げている。昼間、レイとの本番で見た射精寸前の顔と同じだった。

 それを確認し、アキラはミサトの胸をぽんぽんと叩いた。力を入れていないため痛みはないが、それで気付いたのだろう。ミサトはシンジのペニスから口を離して解放する。

 ゆさゆさと揺れる乳房を見ていると、むしゃぶりつきたい、という欲求に駆られたが、今はそんな場面ではない。

 射精直前で口を離され、もどかしい感覚がどうしようもなく心を乱す。愕然として立つシンジに目を向け、アキラは楽しげに言い放った。

 

 「まぁ待てよ、シンジ。ミサトさんにイカされるのなんていつものことだろ? せっかく四人集まったんだから、ここは、なぁ」

 「う、うん……そっか」

 「ハァ、勝手なことばっかり言って」

 

 シンジの尻を舐め続けていたレイにも、アキラが肩を叩いて教えてやり。彼女たちは動き出した。

 レイとミサト、二人は並んでシーツに背を預け、ぴたりと肩を触れさせて寝転ぶ。自然、彼女たちの裸体が、対称的な様子を示すかのように並べられたのである。

 大きな胸と小さな胸。脚に見える肉付きの違いや、表情、汗の掻き方、さらに細かく言えば秘所の形。

 すべてが衣服に隠されることなくさらけ出されている。

 思わずシンジは喉を鳴らした。いつも見ているミサトの体、裸では初めて見るレイの体。どちらも確かに女で、甲乙つけがたいほどに魅力的だ。

 そんな彼の背をぽんと叩き、アキラが自分の位置についた。それを見てシンジもベッドの上へ膝をつき、今になってさらに硬度を増したように見えるペニスの先を決める。

 アキラは開かれたミサトの脚の間に、シンジはレイの間に。それぞれ、普段相手にしている女性とは違う相手の前に居た。

 

 「どうだシンジ、こういうのは」

 「う、うん。なんか、良いことなのか悪いことなのかわからないけど……すごく、興奮する」

 「そうだろ。ま、時間はたっぷりあるんだし、ゆっくり楽しもうぜ。それじゃ、お先に」

 

 自分のペニスへ手を添えたアキラが、そっと腰を前へ突き出し、亀頭の先からゆっくりとミサトの膣へと呑みこまれていく。

 ふぅぅと息を吐き、シーツを掴むミサトが目を閉じて息を吐いていた。思えば、シンジとの生活が始まって以来、否、その前から。シンジ以外のペニスを受け入れるのは何年ぶりだろう。

 固く、熱を持った陰茎。シンジのそれより大きい。非常にゆったりとした動きが苛立った。もっと激しくしてほしいと思ったからだ。

 その瞬間、すでにミサトはアキラのことを受け入れていたということだろう。今まで良く思っていなかった相手だが、彼の指や舌を感じ、シンジに見られているとわかった今、どうしても彼が欲しくて堪らない。

 ズン、と強く子宮口を突かれた時、彼女は「ひっ」と声を発して驚き、それ以降は我慢しようとも声を抑えられなくなってしまう。

 

 「あっ、あっ、あっ、あっ――す、すごいっ。んんっ、そこ、そこがいいのっ」

 「はぁ、いいマンコしてる。なぁ、シンジもやれよ。レイの奴、反応薄いけど実は待ってるんだ」

 「あ、う、うん。わかった」

 

 すぐ隣でミサトがアキラとセックスしている。そう思うと、頭がぼうっとして股間が熱くなった。

 嫉妬、羨望、そういった感情なのか。それともまた違った感情、別の何かがあるせいなのか。原因はシンジにもわからなかった。

 ただ、自分がひどく興奮している、ということだけはわかる。今すぐこの劣情を女性にぶつけたい、とも思っている。

 シンジはレイを組み敷くようにベッドへ手をつき、恋人じみた動きで顔を寄せ、小さく囁いた。

 

 「あ、綾波……いくよ」

 「ええ。来て」

 

 最初はぴとりと触れ合い、続いて徐々にペニスが入り込んでいく。

 昼間に初めて味わった、締まりの強い膣内。ミサトのそことは違って、絡みつくような快感はないが、締めつけが強い分射精感の高まりは凄まじい。

 元々の性質も合わさってのことだろうが、挿入し始めたばかりでシンジはくぐもった声を洩らし、すべてを埋め込む前に腰を止め、体をぶるぶると震わせていた。

 さっきの我慢があったせいで、すでに射精は近いらしい。歯を食いしばって必死に我慢する様は滑稽にすら見えたが、レイは無表情でその顔を見つめていた。

 

 「うっ、うぅ、うっ……!」

 「碇くん、大丈夫?」

 「だ、大丈夫……うぅ、でも、正直もうっ――」

 

 まだ全体が入ったわけでもないのに、腰を前へ動かすことも、後ろへ引くこともできない。動かせばその瞬間に果てそうな気配がしたからだ。

 困ったシンジは締めつけに悩まされながら動きを止める。息を荒く吐き、必死に尻の穴へ力を入れて我慢を続けながら。そうまでして射精を遠のけようとするのは、ひとえにレイにも気持ちよくなってほしいという想いがあってのことだった。

 無表情に見つめてくる彼女。普段教室で見る顔とは違い、どことなくやさしい表情に見える。自分を気遣っているのだろうか、なおさら気持ちよくしてあげたいと思った。自分だけ先に達してしまうのは悪いとも。

 隣からそれを見ていたアキラは苦笑し、やさしい彼を気遣うかのように声をかける。

 ミサトと繋がっている部分からはパンパンっと大きな衝突音が聞こえ、膣から噴き出した水がシーツをべっとりと濡らしている。そこまで激しく彼女を抱きながらも、彼はずいぶんと冷静な面持ちである。

 

 「あんっ、やぁっ、はぁっ、あぁぁっ――!」

 「シンジ、無理に我慢するくらいなら一回イケって。どうせまだ何回もできるんだから、その方が気持ちよくできるだろ。お互いにさ」

 「うぅ、うん、わかった……ご、ごめん綾波、僕、もう――」

 「ええ、いいわ。好きなところに出して」

 

 隣で激しく求め合う二人の姿も刺激となって、シンジは思い切り腰を前へ突き出した。ずるり、とペニスの全容がレイの膣へ埋まる。

 その瞬間、最後の行動が引き金となってシンジの射精が始まった。

 びゅーびゅーと飛び出す精液がレイの膣へと注がれていき、流石に彼女の表情も変わる。明らかに自分の物ではない熱。その熱さは快感へと変わって彼女に唇を噛ませた。

 一方でシンジはそんなレイに気を回す余裕もなく、へこへこと腰を振りながら射精を続け、最後の一滴まで子宮へ注ごうと本能的に腰を掴む。もはや冷静な思考などなかった。

 ようやく射精が止まり、少しばかり彼のペニスも落ち着いた時。息も絶え絶えに脱力するシンジを受け止めるレイは、彼の背を抱きしめ、やさしく撫でながら耳元へ囁いた。

 

 「ありがとう碇くん。碇くんの精液、気持ちよかった」

 「あ、綾波……う、うぅぅ」

 

 たった一言。それだけでまたもペニスが見る見るうちに元気を取り戻していく。

 射精したばかりだというのに固さを取り戻したそれは、当然とばかりにレイの中にあって。考える前に腰を振り始めたシンジにより、今度こそ本格的にレイの膣を荒らし始める。

 精液と期待から出た愛液が混ざり合って、ぐちゃぐちゃと。シーツの上へ、白濁した体液が流れ落ちた。

 すぐ隣に居る二人も、互いに腰を振って刺激し合っていたため、シーツがびっしょりと濡れる有様。

 二人の姿を見るアキラは、些かの羨望を抱き。自分もまた射精したいとばかりにさらに腰の速度を上げるのだ。

 

 「じゃ、俺もそろそろ一発目出そうかな。行くよミサトさん、中出しするからね」

 「はぁっ、んんっ、はぁっ」

 「それっ」

 「んああっ!?」

 

 体を前へ倒して肌を合わせ、乳房を掴み、唇を塞いで、上からのしかかるようにペニスを突きいれる。

 疲労と快感が襲い掛かり、半ば朦朧とするミサトは今よりさらに自分を乱され、アキラの意のままに体を貪られていた。

 ベッドがギシギシと激しく揺れ、他の何を考えられる余裕も薄れていき、彼女は自らを見失っていただろう。ただ必死な声だけが部屋に木霊する。

 気付いたのは寸前になってから。あ、と気付いた時、すでに彼女が絶頂を感じていたのだ。

 

 「んんっ、んっ、んんんんっ!?」

 

 唇を塞がれ、舌を絡めたまま、くぐもった声を発して目を見開く。

 腰がびくんと大きく跳ね、背筋を逸らし、何かから逃れるように激しく身を捩った。

 しかしアキラが強く抱きしめるため、体を離すことができない。

 彼はまだイッていない。今もまだ強く膣内を突かれていた。

 

 「んはぁぁっ、イッた、もうイッたからっ! やめて、もうイカさないでぇ!」

 「はぁ、んっ、俺はまだイッてない」

 「んいぃっ、いっ、いあぁっ!」

 

 絶頂を感じた直後、体が敏感になっているその時も休ませてもらえず、ミサトは悲鳴のような嬌声を上げた。

 気持ちいい。だがこれが続けば狂ってしまう。そう思わされるだけの強い快感が襲い掛かっていた。

 髪を振り乱し、首を左右へ振って嫌がるも、顎を押さえて唇を奪うアキラに解放してもらえず。ミサトは尚も強く貫かれ続けた。

 膣内がペニスで荒らされる。まるで自分の形になれと脅迫されている気持にもなった。途方もない快感で視界の中で何度も星が弾け、狂ったように声を出す。

 しかしさほどの時間も経たず、彼も限界に至ったようだ。

 腰の動きは異様なまでに速いまま、アキラが乱れた呼吸の合い間に呟く。

 

 「うぅ、もう出る。行くよミサトさん、子宮で受け止めろっ」

 「あぁぁっ、はぁぁぁっ!」

 

 一番奥に亀頭を叩きつけ、精液が勢いよく吐き出された。

 濃厚で熱く、それでいて勢いが凄まじい。ミサトは自らの中に注ぎこまれた異物に気付き、快楽の波が引かぬというのに、また呑みこまれる。

 全身を震わせ、しがみついたアキラの背に爪を立て。彼女は声なき声を発して首を逸らせた。

 アキラの射精が止まった時。髪がじっとりと濡れるほど汗を掻いたミサトは、朦朧とした意識の中でふと目を閉じる。体の力は抜けたままだ。

 快感の波がまだ引かない。むしろ大きな熱となって体内に残留するかのよう。再び元に戻れるのかすら怪しくなる。もう彼から離れられないのではないかと。

 一方のアキラは平気な様子で数度腰を振り、最後の瞬間までミサトの膣内を楽しんだ後、ようやくペニスを抜いた。

 隣には彼らを見ながらぬぷぬぷとペニスを出し入れするシンジと、少し頬を赤くしたとはいえ無表情のレイ。にやりと笑ったアキラはミサトを置き、そちらへと向かう。

 正常位で繋がる二人はアキラに興味津津で、彼の行動を見つめる。

 すると彼は、シンジの背を押してベッドへ倒させると、繋がったままのレイを起こす。正常位から、騎乗位の体位へと変わった。

 

 「あ、わっ」

 「なぁシンジ、せっかくだから二人でなきゃできないことやろうぜ。きっとレイも気に入るだろうし」

 「ふ、ふたりで? それって――」

 「おまえが想像してる通りだよ」

 

 そう言うとアキラはレイの背を押し、上体を倒させた後、彼女の尻へ向けてペニスの先端を持ちあげた。

 向かう先がどこなのか、経験があるレイも、見たことがないシンジもわかる。胸の内がドキドキと高鳴って、期待から頬が赤く染まった。

 彼らの期待通り、アキラのペニスはレイの尻の穴へと触れ、そこで一度止まる。

 にやりとした笑みが二人の顔を向き、期待を煽るかのように言葉で説明されたのだ。

 

 「二本挿しなんてやったことないだろ。俺も経験ないし」

 「は、入るの?」

 「ちゃんと開発したからな。任せろ」

 

 指の腹をぺろりと舐め、まずは尻の穴に唾液を塗りたくる。

 勝手知ったる指の動きは確かに慣れており、それは彼女の尻の穴もまた同じだ。少し触れられただけで固い感触が徐々に和らいでいき、しばらくすると簡単に指を呑みこむようになった。

 あらかじめ洗浄されていたらしく、排泄物が付着することもない。ぬぽっ、と抜けた指はきれいなままだ。

 人さし指は今度は二人の接合部へ行き、膣から垂れ出る愛液とシンジの精液を指に塗りたくると、またも尻の穴へと運ぶ。

 そうして数度、体液を交えて穴をほぐせば、レイは背を震わせて悦んだ。

 すでに準備は整ったということだろう。呆然と見守っていたシンジが動けずにいると、アキラは今度こそレイの尻の穴へペニスを押しこむ。

 強い抵抗を感じながらだったが、ずるずると亀頭が押し込まれていき、時間をかけてすべてが埋まる。

 レイは初めて目を細め、大口を開いてか細い声を発し、シンジもまたアキラを感じてうめき声を出す。

 肉の壁を隔てて膣と尻。互いの固いペニスの感触がわかるようで、初めての快感は三人ともに絞り出すような声を出させた。

 

 「う、うぅ、うあっ……す、すごいっ」

 「はぁ、これも気持ちいいな。レイ、どうだ? 俺とシンジのチンポ、同時に銜えてるぞ」

 「はぁぁ、うぅぅ……き、気持ちいい」

 

 白い背中が震えている。普段は反応を表しにくいレイがそうなっているということは、相当な快感が襲っているのだろう。

 余裕のないシンジとは違い、アキラは彼女の腰を掴んで、ぐいと腰を前へ振りだす。

 当然、レイだけでなくシンジにもその影響が及んで快感がやってくるのだが、今にも射精してしまいそうな彼は悲鳴のような声を出すばかりだった。

 

 「うあっ、アキラ、ちょっと待って! 急に動かれると、まずい……!」

 「はぁ、なぁに、気にすんなって。出したい時に出せばいいさ。だからほら、シンジも腰振れよ。レイをイカせたいんだろ?」

 「う、そうだけど……う、うぅ、うぅっ」

 「んっ、んっ、はぁっ、あっ――」

 

 動けないシンジに代わり、アキラが元気よく前後に動き、レイの体も倣って揺れる。

 またしてもベッドがギシギシと軋みを上げ、しばらくぼんやりしていたミサトもようやく元に戻って体を起こした。

 まだ年端もいかぬ彼らの、激しく淫らな性交。大人として、ある程度の経験を積んでいる彼女ですら体験したことがない体勢、状況。

 ミサトは呆然と彼らを見やり、誰に言うでもなくぽつりと呟いた。

 

 「すごい……あんなことまで」

 「んんっ、はぁ、んあっ――」

 「うぅ、だめだアキラ、もうイキそう……! イク、出る出る、出ちゃうっ」

 

 必死に目を閉じ、歯を食いしばるシンジは限界だとばかりに悲鳴を上げた。しかしアキラは腰を振るのをやめず、彼も限界が近そうな顔でラストスパートをかけていたようだ。

 上と下から、されるがままのレイは小さな喘ぎ声を出し、ただ受け止めるばかりである。

 

 「くぅ、流石にアナルはきついな……俺もそろそろイクぞ、レイ」

 「んっ、んふぅ、はぁ――わ、わかったわ」

 「ううあっ、も、もうだめだっ。い、イクぅ……!」

 

 先に根を上げたのはシンジだ。

 最後の一瞬、思い切りもよく腰を上下へ振ってスパートをかけ、膣に入ったまま再び射精する。

 先程よりも量は少ないが、それでも勢いは良く、彼女の膣内をさらに汚す。先程出した分が奥から流れ出るほどの勢いであった。

 それからいくばくもせず。まだシンジの射精が終わっていない頃にアキラも限界を迎え、叩きつけるような動きでレイの尻を震わせながら、唇で首筋に強く吸いつく。

 胸を鷲掴みに、しがみつくような体勢だった。

 

 「ぐっ、イクぞレイ! しっかりアナルで受け止めろよ!」

 「んっ、んっ、んっ、んっ――はっ、あぁっ、あぁぁっ」

 

 びゅっ、びゅっと尻の中で精液が吐かれた瞬間、レイもびくんと体を震わせて絶頂へ達した。

 前も後ろも精液に満たされ、レイの体からは力が抜けてシンジの上で脱力する。すでにシンジの射精は終わっており、彼もまた余裕がない状態で抱きとめる仕草すらできなかった。

 ゆるく腰を振りながらアキラの射精もようやく落ち着き、それからやっとペニスが抜き取られる。

 ぐったりと倒れたままの二人をそのままに、ベッドの上で立ちあがったアキラは自分の竿を扱き、ちらりと隣を見る。

 濡れたシーツの上にぺたんと座りこむミサトは、自らの秘所へ指を這わせている。どうやら先程の光景で気分ばかりが高まっていたらしい。

 またいやらしい笑みを浮かべ、彼女の背後へ回って抱き締めたアキラは大きな乳房を揉み、素早く唇を奪って舌を絡め取る。

 口元からくちゅくちゅと淫らな音を響かせながら、楽しげな声が告げていた。

 

 「羨ましかった? マンコとアナルの二本挿し。だったらさ、ミサトさんも今度、シンジにアナル開発してもらいなよ。その時は邪魔しないから」

 「べ、別に私は、そんなこと――んっ」

 「俺とシンジのチンポ二本銜えこんで、両方から思い切りガツガツ犯されるんだ。きっと気持ちいいよ。あのレイでも飛ぶくらいだったんだから。ほら、見て」

 

 アキラに舌を吸われながら、ちらりと確認する。確かにレイもシンジも息を乱した状態で倒れ込み、ぴくりとも動かず抱き合っている。

 自分もあんな風になるのだろうか。そう思えば期待している自分が居ることに気付いた。

 ぐにぐにと乳房を弄んでいた手の内、右側が、股へ向かって降りていく。それを今さら止めようとは思えなかった。

 先程彼に出された精液と、新たに出てきただろう愛液。シーツを濡らすそれらがまた、外へ向かって出てきている。

 もはや疑うまでもない。自分は期待しているのだ。

 アキラとシンジのペニスで、膣も尻も同時に犯されることを。

 ぶるりと震えたミサトはわずかな刺激だけで達したらしく、シーツ目掛けてびゅっと潮を吹いていた。

 

 「まぁでも、別に二人同時にやるならアナル使わなくてもできるし、今日はそっちでね」

 「ふぅ、ふぅ……え? ちょ、ちょっと待って。まさか、まだやる――ふっ、ぐっ」

 「もちろん。俺まだ満足してないし、ミサトさんだって満足できてないでしょ?」

 

 半ば無理やり口の中へペニスを突っ込んで、半分ほど勃起していたそれを大きくするため、腰を振る。

 ぐぽっ、ぐぽっと卑猥な音がするのはミサトが口をすぼめ、決して歯を立てないようにと気遣っているため。態度では驚きながらも、彼女もそれを望んでいたようだ。

 アキラはゆっくりと腰を振りつつ、背後を振り返ってシンジへと声をかける。

 ようやく正気を取り戻した二人はねっとりと舌を絡めている真っ最中。アキラの声によって我に返り、再びミサトへ注意が向けられた。

 

 「シンジ、ミサトさんに突っ込んでくれ。二人で満足させてやろう」

 「あ、う、うん。わかった」

 

 いそいそとレイから離れ、シンジがやってくる。それだけでミサトの股が熱くなり、気付けば自ら股を開いていた。

 彼を抱きとめるように正常位で。アキラのペニスをしゃぶりながらではあったが、いつも通りに犯して欲しいという表れだ。

 軽く頷き、シンジは自分のペニスへ手を添えて位置を正す。彼女の秘所を見た途端、そこから流れ出る精液と愛液が彼の頭をかっと熱くさせ、瞬間的に勃起していたのである。

 亀頭を入口に合わせ、ゆっくり腰を進め始める。慣れた調子で見る見るうちに挿入されていった。

 ミサトはくぐもった声で悦び、銜えたペニスを熱心にしゃぶって、シンジもすぐにかくかく腰を振り始めて行為に没頭する。

 アキラはそんな二人を見た後、レイへ声をかけて手招きした。

 

 「レイ、こっちおいで。気持ちよくしてやるから」

 「ん」

 

 そっと寄り添ってくる彼女を抱きとめ、ペニスではミサトの口を犯しながら、キスを交わして胸を揉み、膣へ指を突っ込んで愛撫する。

 二人の女を同時に愛す。こうした瞬間、ひどく幸福な気持ちに包まれた。

 ミサトの口内を味わい、レイと舌を絡めて、シンジはミサトを抱いている。驚くほど淫靡で、タガが外れた空間。

 辺りを見回したアキラは、楽しげに笑っていた。

 

 

 *

 

 

 薄暗い一室でパソコンに向かってキーボードを叩いていると、唐突に後ろから抱きしめられた。

 その途端に彼女、赤城リツコは相手が誰であるかを理解し、ふふっと小さく笑う。

 

 「ただいま、リツコさん」

 「おかえりアキラ。今日もどこかでお楽しみだったのかしら」

 

 彼女が世話をしている少年、赤城アキラ。こうした行動に出るのは彼しかいない。

 イスの後ろから抱きすくめられ、断りもなく胸を揉み、頬へ軽くキスをする。いつも通りの、何一つ変わらぬ軟派な彼。そうなるようにしたのは彼女だけれど、あまりにも普段通り過ぎた。

 楽しげなアキラの空気を感じ、何か良いことがあったのだろう、とリツコも機嫌を良くする。

 アキラにすべてを与えたのは彼女だ。金を出して彼を育て、女とは何かを自らの体を使って教え、我が息子のように愛情を注いで今日まで付き合ってきた。その一挙一動を気にして一喜一憂するのもそのためだろう。彼が何を為し、何を欲するのか、リツコは強い興味を持っていた。

 そんな性質があるせいか、アキラもその日どんな風に過ごしたのかをリツコによく報告する。求められたわけでもないのに、自発的に。

 服の上から胸を揉み、首筋へ舌を這わせ、愛撫のように耳元へ囁きかけているのだ。

 

 「まぁね。今日さ、シンジに頼んでミサトさんとセックスさせてもらったんだ。予想通りいい体だったよ」

 「あら、そうなの。よくオーケーしたわね、シンジくんもミサトも」

 「シンジはほら、レイとセックスしていいって言ったらわりと簡単に。前々からレイに気があったみたいだしね」

 「なるほど。あの子も男だったってことかしら」

 「そりゃそうだよ。でなきゃミサトさんと毎日やりまくってないって。今日もずいぶん頑張ってたし。リツコさんもやりたい?」

 「遠慮しておくわ。私はあなたがいれば十分だもの。あなたから頼まれれば拒む理由もないけど」

 「じゃあ考えとくよ。俺もリツコさんを独占しておきたい気持ちもあるから」

 「ふふ、正直ね」

 

 首筋を伝って徐々に移動し、舌がリツコの頬を撫でた。

 すると彼女はくすぐったそうに肩を揺らして、すぐにそちらへ顔を向け、アキラの唇を受け入れる。ちゅっ、と軽いリップ音が鳴り、静かな室内に何度も響いた。

 それが彼らの日常。親子とは名ばかり、何度も体を重ね合った仲。

 恋人より深く、夫婦とはまた違い、家族よりもさらに近い。

 何度か舌を絡め合った後、また少し顔が離れて、笑顔のまま会話が続けられる。

 

 「いつかはそうなるかもしれないと思ってたけど、まさか本当にミサトと寝るなんてね。育て方を間違えたかしら」

 「今さらそんなこと言う? 俺は全部リツコさんに教えられた通り生きてるつもりだけど」

 「ふふ、冗談よ。それにしてもずいぶんシンジくんを気遣ってるように思えるんだけど、私の気のせいかしら?」

 「気のせい、じゃないかもね。まぁ、気遣ってるって感じでもないけど、シンジとは仲良くしたいと思ってるのは事実だよ」

 

 イスから離れて今度は前へと回る。アキラはリツコと机の間に割って入り、彼女の胸へと顔を埋めた。

 柔らかな感触が布越しに頬へ触れる。子供じゃないが、思わず安心する感触だ。

 そう考えた後、まだ子供だったか、と自嘲して笑う。まだ子供な自分が彼女へ甘えるのも当然、そんな態度で服の中へ手を忍ばせ、今度はブラジャー越しに乳房を揉んだ。

 

 「考えてみれば、シンジの境遇ってもろに主人公っぽい感じだよね。孤児院で育って、母親はすでに亡くなってて、今まで一度も顔を見たことがなかった父親に呼び戻された途端にエヴァンゲリオンのパイロットで戦闘。窮地に陥っても暴走で相手を返り討ち。一躍町の救世主に。ほんと、なんていうか、出来すぎってくらいよく出来てる。そういう星の下に生まれてんのかな」

 「そうね。確かに、彼は特別な人間だと思うわ。本人が望む望まないに限らずね」

 「だから興味があるんだ。俺は主人公になるタイプじゃないし、そんな立場好みじゃない。むしろ、主人公を傍で支えていくような、サブキャラの中で目立つ感じが好きなんだよ」

 「なるほど。だからシンジくんにあれこれ世話を焼くの? 友達になったり、レイの体を与えたり、いっしょに同じ女を抱いたりして」

 「そんな感じかな。あいつのことが好きなのは本心だよ。でも、世界がどうこうとか興味ないし、シンジ本人を気に入ってってのと同時に、俺のためって感じもある」

 

 手は乳房を揉み、乳首を転がしつつ、顔はさらに下へと向かう。

 片手でスカートをめくり上げた後は顔面の前に下着が現れ、再び乳房を揉みながら顔をそこへ近付ける。

 下着を脱がすことなく、舌が伸ばされる。秘所を舐めるためだった。

 

 「シンジもそうだし、多分、レイやアスカもそうだけどさ。上手く導ける奴が居れば意外とあっさり使徒を倒せたりするんじゃないかな。俺としてはそれが面白いわけだよ」

 「いい趣味ね。それとも悪趣味と言えばいいかしら」

 「どっちでも。でもそのおかげでシンジの精神状態は安定してるし、友達だって増えてる。シンクロテストでも良い結果出たって聞いたけど」

 「そうね。数字として結果が出てるわ。シンジくんも、レイもね」

 

 カタカタとキーボードを叩く音を響かせながら、リツコが答える。机の下ではアキラが自分の股間を舐めているというのに、平然とした様子である。

 その答えを聞いて、アキラは少し不思議そうに舌を止めた。同時に次の段階へ進むためでもある。

 胸から手を離し、今度こそリツコの下着を脱がす。わずかに濡れた秘所が見え、ピンと大きく立った淫核も顔を出していた。アキラはそこへ強く吸いつき、一方で会話を続ける。

 初めてリツコがぴくりと反応し、ぢゅっ、という吸いつき音で少し呼吸が乱れた。

 

 「アスカ、あんまりいい感じじゃないの?」

 「最近、少しね。元々ポテンシャルは高かったけれど、シンジくんやレイのテストを知っているだけにショックもあるんでしょう。あの子、プライドが高いから」

 「ふぅん。じゃあまずい状況かもね」

 「人を育てるのが好きなら、アキラ、あの子も面倒見てくれない? 十分過ぎるほど美少女だし、胸は小さいけど、外国の血が入ってるから楽しめると思うわよ」

 「うーん、そうだなぁ」

 

 徐々に息が乱れていく。脚は自ら開かれ、さらに舐めやすい環境になった。

 アキラはさらに強く吸いつき、膣の中へ舌を差し込んだ。柔らかな感触と独特の熱が心地よく、愛液をすすりあげる音も殊更大きくなる。

 

 「もっと面白い方法があるんじゃないか」

 「例えば?」

 「シンジの方が適任だ。アスカはああいう感じだから自覚ないだろうけど、多分その気があるだろうし」

 「ふふ、難しい方法だと思うわ。色んな意味で、ね」

 「でもできるさ。俺が上手く背を押してやれば」

 

 ずずっ、という音を最後に、アキラはリツコのそこから口を離した。

 次いで自らのズボンと下着を一気に脱ぎ捨て、シャツもそこらへ放り捨てて裸になる。

 机とリツコを遮るように立ち、自らの裸体をさらけ出す。背後からモニターの光で照らされ、雰囲気はあるものの異様な光景に思えた。

 リツコは笑っていた。しかし少し困った様子でもある。

 まだ仕事を片付けていないのに、彼がその気になってしまっては夜が明けてしまう可能性すらあったからだ。

 

 「あん、待って。まだ仕事が終わってないの。続きはその後で」

 「無理だよ、もう我慢できない。俺専用マンコだって言ったよね? なら今使わせてよ」

 「もう、仕方のない子ね……でも一回だけよ。一回したら夜まではお預け。いい?」

 「リツコさんのマンコが、それで納得するならね」

 

 イスの上で脚を開いたリツコを組み敷き、アキラのペニスが膣へと突きいれられる。それだけでリツコは官能的な声を発し、さらに彼の気分を良くする。

 静かな一室にぐちゅぐちゅと卑猥な音が流れ始めた。

 ゆっくりと腰を動かして感触を楽しむ。ひどく慣れた挙動であり、改めて体感したリツコはため息を洩らさざるを得ない。まさかここまで成長するとは。

 初めての時が懐かしい。まだその頃の彼は純粋で、何も知らない小さな子供だった。

 今も大人になったとは言い難いが、技術や態度は大人も顔負けのそれ。数多の女と寝所を共にしたのはひとえにリツコのおかげである。

 ずいぶん大きくなった。彼に抱かれる最中もリツコは笑み、我慢せずに声を出して悦びを露わにする。

 

 「くぅ、やっぱ気持ちいいなぁ。リツコさんのマンコ最高だよ。さすがにこれだけはシンジに渡したくないな」

 「んっ、んんぅ。はっ、勝手ね。シンジくんからはミサトを奪ったのに」

 「奪ったわけじゃない。ただ共有しただけさ。それに俺だって独占してたレイを抱かせたんだから、条件はイーブンでしょ」

 「ふぅっ、はぁっ。んっ……そうかもしれないわね」

 

 ぬぷぬぷと、わざとゆったりした動きで時間をかける。楽しむような動きだ。

 意地が悪い、とリツコは笑う。彼の味を知った女がこんな速度で満足するわけがないと知っているだろうに、敢えて腰の動きを遅くしている。それが好ましいと同時に自分だけは特別扱いでもいいのではないかと思う。

 抗議する意味で下腹部に力を入れ、ぎゅっと締めあげてやる。するとアキラの表情が変わり、驚いたように強く目を閉じた後、目を開けば嬉しそうな笑顔だ。

 両手が腰を掴んで速度が変えられる。前後に一定のペースでペニスが出し入れされ、膣の中を好き勝手に暴れまわり、背もたれに体重を預けるリツコは首を反らせて目を閉じた。

 

 「ねぇリツコさん、一回だけで我慢するから裸になってよ。裸で仕事するとこ見せて」

 「うっ、んっ、んんっ。はぁ、恥ずかしい、格好ね。それはちょっと、はぁっ」

 「いいじゃん。どうせここに来るのって俺とマヤさんくらいでしょ。見られて困ることはないって」

 「んんっ、もう、仕方ない子ね……あぁんっ」

 

 繋がったまま、突かれながらもそもそと上半身を動かす。自ら服を脱ぎ始めていた。

 白衣を脱ぎ棄て、シャツを落とし、ブラジャーもその辺りへ。どっしりと重そうな大きな乳房が露わになり、その魅力に思わず胸が高鳴る。

 子供のように嬉々として、突かれる衝撃でぷるんと揺れる乳房へ両手を置く。上から鷲掴みにするような力だ。

 尚も腰の動きは巧みな様子で止まらず。射精感は徐々に高まっていく。

 

 「んんっ、んっ……し、下は?」

 「あとで俺が脱がすよ。今日は胸にかけたいな」

 「はぁ、んっ、あぁっ。す、好きにしていいわ」

 「こういう時ってやっぱさ、おっぱいって言った方が興奮する? マヤさんとかは言葉責め弱いんだけど、リツコさんの好みは?」

 「ふぅ、はぁ。んっ、私も……おっぱいの、方が。あっ、んんっ。子供っぽさが、いいっ」

 「へぇ、そうなんだ。初めて聞いたな、そういうの」

 

 言葉を止めて淡々と腰だけを動かし、射精することを第一と考える。自然に二人の会話はそれで終わった。

 ペニスから感じるリツコへ意識を向ける。リツコもまた、自身の内にあるアキラへ集中していた。

 ずりずりと内側が抉られ、速度が変わればそれだけで身を襲う快感が違う。

 時間にして数分間。言葉もなく息を切らして快楽を貪り合った。

 アキラが射精を始めたのは、何の説明もなく唐突だった。

 ラストスパートに入った、とは腰の動きが叩きつけるような速度に変わったためわかったが、リツコが気をやった瞬間、ペニスがずるりと勢いよく引き抜かれる。右手で竿全体を扱き、亀頭の狙いは胸の谷間へ。無理やりイスの上に乗った途端に割れ目からびゅっと精液が飛び出し、狙い通りにリツコの胸が汚される。

 行動が止まる。室内には静寂が満たされていた。

 荒い呼吸だけが静寂を切り裂き、アキラがイスを降りてから疲れた様子のリツコは背もたれに体を預けたまま力を抜く。髪が乱れてじっとりと汗を掻いている。体に残った疲労感も大きい。

 かといって気分が悪いかと言えばそうでもない。有言実行でスカートとショーツを脱がしにかかるアキラのされるがままになりながら、リツコは安堵のため息をついた。

 すっかり裸にされてしまい、それからようやくだらしない体勢をやめて体を起こした。裸でイスに座り、仕事を続けなければ。たとえ異様な状況に羞恥心を感じていようとも。

 とはいえ、リツコの表情はこの状況を楽しんでいるようにも見えた。口角がきゅっと上がり、何やら楽しげな表情。胸元にべっとりと精液で汚したまま背筋を伸ばし、キーボードへ手を伸ばし始めた。

 

 「さぁ、これでいいでしょう? 私は仕事するから、今からは大人しく――あっ」

 

 イスの左側へ立ったアキラへそう言うと、そちらから頬にぐいとペニスが押しつけられる。自分で出した精液と、彼女の愛液にまみれたそれだ。いまだ半ばほどの力で勃起しており、完全に静まったとは言いにくい。

 これには流石にリツコも苦笑を禁じえず、くすりと笑いながら眉をへの字にする。どうやら彼女の息子はまだ悪戯をやめるつもりがないらしい。

 

 「一回だけって言ったでしょう?」

 「そうだよ。一回セックスしてもらったから、今はもう頼まない。でもリツコさんの体でオナニーしちゃだめとは言われてないよね?」

 「もう、屁理屈ね。どうしてそんな子になっちゃったのかしら」

 「リツコさんに育てられたからだよ。その体見ちゃったら、いつでもどんな時でも勃起しちゃうから、俺は」

 「嬉しいのか悲しいのかわからないわ。とにかくもうちょっとで終わるから、しばらくは大人しくして――あっ、うんっ」

 

 開かれた唇の内側へぐいと亀頭を押しこみ、わずかに腰を振り始める。

 アキラの顔に目をやったリツコはしかし怒るでもなく、歯を当てないように口をすぼめながら、再びパソコンへ向き直った。これも受け入れるのに難しくない状況らしい。

 きっとこれだけでは終わらないだろう。自然とそんな考えが頭に浮かんだ。

 親と子、血の繋がりはないとはいえ、同じ名字を持つ彼女たちのいつもの遊びはまた、今日も当然のように始められたのである。

 

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