先生の職務は実のところさほど多くはない。
将来を有望視され、集められた少女たちを鍛えることが忍務であり、彼女たちの修行を見守る以外には特に責任が発生していないのである。
ただ一方で、先生はとても忙しい。
それは彼が自発的に引き受ける、少女たちの相手をする時間が多かったからだ。
修行の時間よりも多いのが実情であり、忍びの力量を高める修行はきちんと行っているものの、それ以外の時間はあれこれ理由をつけては彼が呼び出される。
趣味趣向も様々。中には少女たちに会って初めて体験したという行為もある。
先生はそのどれもを許容していたのだが、楽しんでいるわけではない。
「先生、風呂に行きませんか? ……一緒に」
夕刻、修行も済んで一日を終わらせる準備に入ろうかという頃、先生の自室に訪ねられた。
頬を赤らめて誘うのはすらりと脚が伸びた長身で、白の短髪、ゆさっと揺れる爆乳、スカートを履いていても美しい男性と見間違えられてしまう雅緋である。
風呂に入るのは好きだ。誘われることも珍しくない。
先生はあっさりと受け入れて頷く。
一日の終わりとして、疲れを癒すにはやはり風呂がいい。特に彼は肉体労働であり、どれだけ鍛えられていても、並の忍びよりも疲労が溜まる。だからこそより風呂への信頼と感謝が大きく、一日として欠かすことなく入浴する。
たとえその風呂場でさらに疲れることになろうと、やはりあの温かい湯に全身を包まれる感触がなければならないのだ。
「わかった。もう行けるのか?」
「は、はい」
「じゃあ行こう」
そう言って先生は着替えを手に取り、雅緋と共に廊下を歩きだす。
その時の雅緋はやけに嬉しそうで、まるで想い人とデートに行くみたいに、頬を赤らめて緩んだ微笑みを浮かべており、少しでもこの時間が続けば良いと言わんばかりに、まるで生娘のように先生の隣をしずしずとゆっくり歩く。
先生も少女も住んでいる大きな屋敷とはいえ、当然、十分も歩いていられる距離ではない。大浴場の脱衣所にはすぐに着いた。
代え難い時間はなんとも短い。雅緋は寂しげな様子で暖簾をくぐる。
彼女たちが住む屋敷に明確なルールなど存在しない。
おそらくは先生がそうしたのだろう。入浴の時間は限られてなどおらず、食事も睡眠も、屋敷での過ごし方は各々が決める。修行さえきちんとしていれば誰に文句を言われることもなかった。
二人が訪れたタイミングでは、数人の少女が入浴中で、数は多くなかったようだ。
脱衣所には一人の少女が服を脱いで待っていた。
「やあ雅緋、ちゃんと先生を誘えたようだね」
「ああ。待っていてくれたのか」
「もちろんだよ! やっぱり修行の後には雅緋と一緒に入浴しないとね!」
待ち構えていたのは眼鏡をかけた少女、本人の意思により雅緋の右腕とも称される忌夢だった。すでに入浴の準備は済ませて裸になっており、身じろぎの度に爆乳を揺らして、同時にこれ見よがしに勃起させている大きなちんぽを揺らしていた。
興奮しているのか、だらだらと体液を垂らすそれは彼女の心境をよく表している。
刺して貫くような熱視線は雅緋に向けられていて、本人にも伝わっていた。
忌夢が待ち切れないのは別として、先生は空いている籠へ近付くとおもむろに服を脱ぎ始める。
少女たちの面倒をまとめて看ていると、中にはそうした趣味を持つ者も居る。理解があるとも言える反面、興味がないとも言いたげな態度で、先生が何かを言ったことはない。
彼の冷静な行動を見た雅緋も慌てて移動し、刺すような忌夢の視線より、先生をちらちら気にしながらも一枚ずつ服を脱いでいく。忌夢がふおおっとうるさいが気にしない。
先に先生が裸になり、脱いでいる途中だった雅緋を待つ。
その際の視線が気になって、彼女は見るからに緊張していた。
どうしてこんなにも胸がときめくのか。
その感覚を理解できず、雅緋はいまだに戸惑いを覚える。
裸だって見られているはずだし、彼と体を重ねたこともある。彼の中に入ったこともあれば、彼を迎え入れたこともある。今更恥ずかしがってどうする。
そう思っていても、彼を前にすると心臓は勝手に跳ね上がる。
今日も同じで、彼女は胸の内が押し潰されそうになりながら服を脱ぎ切った。
身じろぎ一つでぷるぷる揺れる爆乳。ピンク色のつんと立った乳首。シミ一つない白い肌。股間には光を浴びて輝くような、毛髪と同じ白い陰毛。そして自ら課した厳しい修行の影響を明確な形で感じさせる、鍛え抜かれた筋肉が確認できる。
雅緋はわずかに息を乱して、自らを守るように、割れた腹筋の辺りをきゅっと抱いた。
鼻血を垂らしかねない勢いで奇声を上げる忌夢とは裏腹に、先生は静かにその体を見ていた。
女性らしい美しさと、男性的な強さを併せ持った肉体。彼女自身は盛り上がる筋肉を嫌がる素振りを見せていたのだが、彼はその姿を素晴らしいと感じていた。
「いつも思うが、きれいな体だ」
「うっ……そ、そうでしょうか。私は、あまり……」
「何を言ってるんだ雅緋! 先生の言う通りだよ! こんなにきれいで、強くて、興奮する体は世界広しと言えども雅緋しか持っていないよ!」
言いながら忌夢は自分でちんぽを扱いていて、おかしくなりそうなほどハァハァ言っていた。
このままでは脱衣所を汚すことになる。
咄嗟の判断で先生は雅緋の手を取って共に大浴場の中へ入った。当然のように、忌夢は雅緋の尻を凝視しながらついてくる。浴室に入れば、まだマシだろう。
濡れたタイルの上に立ち、二人は真っ先にその少女の姿を目にした。
床に寝そべって仰向けになり、両脚をがばっと広げて、自らの濡れたおまんこを指で開き、あからさまに待ち構えている。
「待ってました~! 両奈ちゃん、先生のおちんぽ様でぐちょぐちょに犯してほしくて、ずっとオナニーしながら待ってたんだよ? もう焦らしプレイはお腹いっぱいだよぉ~」
「両奈……またお前は」
先程のドキドキもどこへやら、呆れた表情で雅緋が呟く。
両奈は元々、雅緋と同じ学校に所属する忍びだ。紆余曲折があったとはいえ、今では仲間として大事に想っている。しかし、こうした姿を見せられると、彼女の趣味が理解できず、仲間を想う自分の気持ちが時々わからなくなるというのが本音であった。
「あぁ~んだってぇ、両奈ちゃんは先生のおちんぽ様に堕とされた雌豚だからぁ、ご主人様の先生の前では濡れ濡れおまんこ広げて犯されなきゃいけないんだも~ん」
「ハァ、まったく……」
両奈は本人が言う通り、恐ろしいほどのマゾヒストであった。
自ら雌豚と呼ばれることを望み、勝手にご主人様認定した先生にされることは、焦らしプレイ以外は喜んで受け入れる。それどころか自ら催促することも多い。
実のところ先生は、彼女に熱望されて叶えてやった行為が多い。
頬へのビンタ。尻を叩く。乳首を引っ張る。野外露出。拘束して玩具を入れて何時間もイキ続けさせる。彼女の姉妹と共に二穴同時に犯したこともあって、もう一人加えて口も塞ぎ、同意する少女を多く集めて全身がどろどろになるまで犯したこともある。おまんことアナル、どちらであっても中出しは基本。鼻フックを着けたまま全裸で戦闘修行をさせたこともある。
初めは驚き、理解できないと騒ぎ立てた少女も、慣れた今では呆れるばかり。
両奈が股を広げて風呂で待ち構えているなど、今更驚く姿でもない。だから先生は冷静な目で彼女を見つめていて、勃起もせずに動揺もしなかった。
繋いだままだった雅緋の手を引っ張り、敢えて両奈を素通りする。
当然抗議する声が発されるのだが、先生は冷徹に無視をした。
「あぁ~ん、待ってよせんせぇ~! 両奈ちゃんおまんこ濡らして待ってたんだよぉ? 入れてずぽずぽすると気持ちいいのにぃ」
「また後でな。今はまず雅緋だ」
「そんなっ!? 先生、僕も待ってたのに! 雅緋とえっちしたくて堪らないのに!」
雅緋は抵抗しなかった。
彼の言動、手を引く優しい力、強引に連れられる状況。きゅんっという感覚が胸の奥でして、またこれだ、と思いながら従順についていく。
二人はシャワースペースに入った。
頭から温かいお湯をかぶって正面から向き合う。
先生はちょうどいい温度のお湯が全身を伝って落ちていく感覚に酔いしれていたが、雅緋はそうではなく、冷静になれないままおずおずと先生の顔を見つめている。
「雅緋」
「は……はい」
背丈はほぼ同じだった。
躊躇いなく広げられた両腕で、雅緋は抱きすくめられる。
彼の顔が近付いてくるのを目を閉じて受け入れ、直後に唇へ触れる柔らかい感触。思わず小さな声と吐息が漏れてしまう。
キスをされていた。触れるだけの優しいキス。雅緋はくっと尻を上げる。
「んっ……んむっ」
目を閉じて、抵抗する力は微塵もなく、体を相手へ預ける雅緋は安堵していた。緊張しているが嫌がってはいない。むしろ、やっときたと言いたげに自らも先生を抱きしめている。
ちゅっと静かな音が鳴る。
乱暴にはせず、やり過ぎなほどに優しい触れ方。
雅緋はそうしたキスが好きだった。ただ触れているだけの時間が多くて、何度もついては離れてを繰り返し、たまに弱々しく吸われる。その音さえも気に入って、何度も顔の角度を変えながら、可能ならばずっとこうしていたいと思うほど好んでいた。
先生は、雅緋が誘ってくれたからというのもあったが、彼女を選んだのは理由がある。
両奈の相手をするとどうしたって長い。底無しの性欲を持つ彼女は、いじめられると心から喜ぶ変態で、いつまでもセックスしようとする。
安心と休息を欲した先生は、同じセックスでも雅緋を求めたのであった。
雅緋は今、確かに幸福感を覚えていた。
何度となく繰り返されるキス、言わばそれだけなのだが、先生はゆっくりとちんぽを勃起させつつあって、抱き合っているから目を閉じていても鮮明に伝わる。
完全に勃起する前、まだ柔らかさを残しながら上を向きつつあるそれを、腰を揺らして体へ擦りつけてくる。それが雅緋をやけに興奮させた。
ずっとキスだけでも文句はない。だが少し動きを変えるだけで欲求が変化する。
顔を離した先生は、真っ直ぐに雅緋を見つめた。
恥じらいを覚えつつ、目を逸らさずに見つめ返して、言いようのない感情を覚える。
「してもいいか?」
「はい……どうぞ。私の体、気が済むまで、使ってください」
にこりと笑いかけて雅緋が言った。
頷いた先生は、次の瞬間には大きな乳房を下からぐっと持ち上げて、ぐにぐにと指を埋めながら揉み始め、左の乳首に口をつけて強く吸う。
雅緋の声は途端に弾んで、耐えるように目を閉じて、白い尻をぷるぷる震わせていた。
面白くないのが期待しながら放置された少女たちだ。二人がこれ見よがしに始めたのをただ眺めているだけであり、意中の相手を取られてしまっている。
忌夢は涙目になって自分のちんぽを扱き、両奈は膣に指を突っ込んで激しく出し入れしていた。
「そんなっ、僕だって待ってたのに……! あぁ雅緋、どうして僕じゃないんだ……! いつも僕のちんぽでイカせてるのに、僕じゃだめだっていうのか!? 僕はネトラレは好きじゃない!」
「あぁんっ、雅緋ちゃんずるい~。両奈ちゃんだって先生に犯されるの楽しみにしてたのにぃ。オナニー準備してたぐちょぐちょ淫乱おまんこに、かったいおちんぽ様でいっぱいずぼずぼして、くっさい濃厚ザーメン子宮にぶっかけてほしかったのにぃ。両奈ちゃんも放置プレイは気持ちよくないから好きじゃないの!」
不満を訴えた二人は、互いにちらりと確認して、何かを察する。
むふふと笑った両奈が先に動き出し、起き上がるとゆっくり忌夢へ近寄った。
背後から抱きつき、腰に腕を回して捕まえると、彼女の耳元で怪しく囁き始める。
「ねぇ忌夢ちゃん、両奈ちゃんのおまんこでずぼずぼしたことなかったよね? 余りもの同士、一緒に気持ちよくなっちゃわない? 両奈ちゃんのおまんこ、気持ちいいってみんな褒めてくれるんだよ。両備ちゃんなんてねぇ、恋人にするには最低だけど、便所に置いておく肉便器としては最高級品だって言ってくれたんだ。両奈ちゃんそれ聞いてきゅんきゅんしちゃって」
「だっ……だめだだめだそんなの! 僕は一途なんだ! このちんぽは、雅緋専用って決めてるんだから。そんな、浮気みたいなこと……」
「ん~でも忌夢ちゃん、先生ともずぼずぼしてるよねぇ? この間もみんなに隠れて倉庫で先生のお尻ずぼずぼしてたし、気持ちよさそうな声出してたよね」
忌夢の全身が大きく跳ねた。
愕然とした表情で、恐る恐る両奈に振り返り、にやにや笑う顔を見て恐怖しながら尋ねる。
「ど、どうして、それを……」
「実はあの時、両奈ちゃんは両手両足拘束されて、バイブ調教されてる途中なのでした! ずぼずぼする先生と忌夢ちゃんの真上に居たんだよ?」
「ひぃぃっ!? し、知らない! 知らないなぁ! 僕には全く身に覚えが……!」
「いいのかなぁ? このこと、雅緋ちゃんに相談しようかなぁ?」
忌夢の全身が再び大きく跳ねた。
あからさまに震え始め、怯える彼女は声まで震わせて呟く。
「それだけはっ、どうかそれだけはぁ!? 違うんだ雅緋、僕は浮気なんて……!」
「浮気する人はみんなそう言うんだよねぇ~」
「あぁぁぁっ、頼む、雅緋には言わないでくれぇ!?」
「ふふん。だったら解決するのは簡単だよ」
両奈はいそいそと動き出し、動揺して脱力する忌夢の体をそっと床へ寝かせた。錯乱しかけている彼女は抵抗せず、何が起きているのかもわからないまま仰向けになる。
ちんぽは尚も硬くそそり立ち、不思議と忌夢の精神とは裏腹にさらに硬くなってさえいた。
意気揚々と跨いで、両奈はゆっくりと腰を落としていく。
「そんな時はねぇ、両奈ちゃんとずぼずぼしちゃえばいいんだよ。何も考えられなくなるくらい出しちゃえばなんでも解決だよね」
「あっ!? いつの間に! 待ってくれ両奈、それじゃ何も解決にならない! むしろ、み、雅緋の見てる前で浮気なんて――!」
「あんっ! かたぁい♡」
「あああああああっ!?」
気付いた時には遅く、抵抗も間に合わずに、一気にずるんっと入ってしまった。両奈のおまんこに包まれた忌夢のちんぽは、本人の心境とは正反対にびゅるっとわずかに精を放つ。
一度捕まえてしまえば簡単には離さない。両奈は優しく包んだ忌夢のちんぽのため、腰を上下に動かしてさらに気持ちよくしてあげようとする。
気持ちよくなるのを待ち侘び、オナニーさえしたが射精はしていなかった忌夢のちんぽは、たとえ相手が雅緋でなくても素直に従順に気持ちよくなってしまう。そんな自分のちんぽを忌々しく思いながらも、忌夢は抑えられない声を思わず発してしまっていた。
その頃、入念に胸を揉んで乳首を責めた先生は、立たせた雅緋の股間に鼻先を埋め、執拗なまでにおまんこを舐め回していた。
先生との行為に集中する雅緋は周囲の状況に気付いていない。
大胆に動き回り、クリトリスを、膣の中までを撫でる舌に、甘い声を我慢せず響かせていた。
少女たちの淫らな声が浴場に木霊する。
その場に居合わせれば逃れられないものであり、耳を塞いだところで聞こえてしまう。
浴槽の中で座っていた少女は、熱い湯とは違った熱に赤面していた。
言うなればこれがいつもの状況である。
先生が風呂に入る時、誰も一緒に入らないなどということはまずあり得ない。必ず誰かが一緒に居ていやらしいことをしている。その相手と人数が違うだけで必ずだ。
しばらくは黙っていたのだが、ついには我慢できずに立ち上がる。
青色の短髪を持つ、例に漏れず爆乳の少女は、体を隠すことも忘れて怒りを放った。
「いい加減にしてください! ここはお風呂です! 一日の疲れを取ったり、体を清める場所であって、そうした行為をする場所ではありませんよ!」
夜桜の叫びは大きく響いた。
先生はちらりと視線こそ寄こしたものの、舌は止めずに雅緋のおまんこを責めたまま。
苦悶の表情で気持ち良くなる忌夢の上、両奈が腰を上下させながら答える。
「え~そんなことないよー。お風呂は裸になるし、洗い流せるし、色んないやらしいこといっぱいできるんだよぉ? ローションプレイにぃ、アナル浣腸にぃ、おしっこ飲んだり体にかけられたりとかぁ、ぶっかけは外でやった方がいいと思うな。きれいにしないでくっさいザーメンで汚れたまま歩くの、すっごく気持ちいいの!」
「も、もういいです!? 一体普段何をしてるんですか、あなたは!」
「肉便器調教だよぉ~。両奈ちゃん、いじめられるのが好きだから、もっともっと上手にいじめられて気持ちよくなるために両備ちゃんや先生に調教してもらってるの。おかげで両奈ちゃんのおまんこ、女の子たちみんなに気持ちいいって褒められるんだぁ~」
「うっ、うっ、うぅ……!」
信じられないと言わんばかりに、怒りを溜めている様子で、感情が爆発して上手く言葉にできない夜桜は小さく呻いていた。
彼女は生真面目なところがある。弟や妹も多く、姉として面倒を看る立場であり、こうした問題に直面すると向き合わずにはいられない。
全く響いていない様子なので、改めてやめさせようと声を張り上げた。
「ふ、ふ、不純です! わしらはそんなことをするために集まったわけではないでしょう! 忍びとして成長させて頂くべく、先生の下で修業を――!」
「夜桜はサドだから責められるのは好きじゃないぞ」
一瞬、雅緋のおまんこから口を離した先生が呟いて、すぐにまた舐める作業に戻る。
時間が止まったような気がした。少なくとも夜桜にとっては間違いない。
静かな浴場内で、先生がクンニをする音だけがわずかに聞こえていて、雅緋は空気の変化だけは察しており、恥ずかしく感じて声を抑えようとしている。
夜桜はそんな状況の中、顔を真っ赤にして立ち尽くしていて、しばし思考が動かなくて何も言えずにいた。
止めていた腰を動かして、にんまり笑う両奈が立ち上がった。
ぬぽっとちんぽが抜けた忌夢は寂しそうな顔をして、ハッと我に返ると慌てて離れる。
忘れたわけではないが敢えて彼女は追わずに、両奈は自らの指でおまんこを開いた。
「なぁ~んだ、そうだったんだー。夜桜ちゃんって、いやらしいことが嫌いで、一度もしたことないのかと思ってた。でも、そうなんだぁ~」
「ちっ……違います!? わしは別に、何も、そんなことは……!」
「じゃあ~、両奈ちゃんと相性バッチリだよねぇ~? 両奈ちゃんとおまんこずぼずぼする? 乱暴にしたっていいんだよぉ~。ビンタもパンチもスパンキングも、フィストファックもやってほしいなぁ~。おまんこでもアナルでもいいんだよ?」
「うっ、うっ、うぅ……!」
焦った夜桜は一瞬、立ったまま股を広げる両奈のそこへ視線を向けてしまった。まるで吸い寄せられるような、半ば無意識的な行動である。そんな自分に気付いて助けを求めるように、咄嗟に先生へ振り返った。
先生と雅緋は立ったまま向き合って、勃起した先生のちんぽを、雅緋のおまんこへ挿入したところだった。ぐいっと持ち上げるように奥まで挿入して、ああっと感情的な声が漏れる中、慣れた様子で先生が腰を振り始める。
思わず食い入るように見てしまう光景だ。
視線を戻せば、両奈は自分のおまんこに指を突っ込み、激しく中をかき乱している。
少し離れたところでは、ちんぽを突っ込まれた雅緋が先生に抱きついて感じているのを見て、悔しそうな忌夢が自分のちんぽを激しく扱いている。
どいつもこいつも、こんなことばかり。
苛立ちと共に、体の内では異様な熱を持っていて、とても我慢できるものではない。
夜桜は突発的に駆け出した。「うう~!」と癇癪を起こした子供のように唸って、普段は風呂場で駆け回る子供っぽい少女たちを諌める立場にある彼女が、その禁を自ら破って、苛立たしげに一直線に走っていく。
素早く先生の背後に回ると何も言わずに、陰乱忍術で生やしたちんぽを先生のアナルへ勢いよく突き入れた。先生は思わず声を発して、無理やり入ってくるちんぽに目を白黒させる。
「おっ、あがっ、がはぁ……!?」
「ううっ、ううぅ、くぅっ……先生が悪いんですよ。わしに色んなことを教えて、こんなことまで覚えさせるからっ。わしは、サディストじゃないし、変態でもありません!」
「ちぇ~。いいなぁー先生、気持ちよさそうで。また両奈ちゃんフラれちゃった」
またしても放置された両奈はぐるりと勢いよく振り返り、舌舐めずりをした。その先に居た忌夢はねっとりした視線に気付き、わなわなと震える。
一方で、無理やりに先生へ挿入した夜桜はイライラを全てぶつけるかの如く、乱暴に腰をぶつけてアナルを犯す。その動きに応じて勝手に先生の腰も動いてしまい、その影響がちんぽを入れたままの雅緋にまで及ぼし、一際高い声で鳴き始めた。
「全部っ、このっ、おちんぽを気持ちよくするっ、ケツまんこが悪いんですっ。こんなにきゅうきゅう締め付けてきてっ、いやらしく絡んできてっ、ザーメン欲しがるからっ!」
「おぉっ、あおぉっ、ぐぅっ、ぐひっ……!」
「あぁぁっ、先生! だめだ! そんなにっ、激しくされたら……!」
ばちばちと強く肉がぶつかり、苦しそうな声を出す先生だったが、逃れられないと知ると自らも腰を振って、前と後ろの両方を気持ちよくするために動く。
少し離れた位置では再び捕まった忌夢が両奈にのしかかられていて、しかし雅緋の声を聞いてその姿を見てしまったことから、今度は心底幸せそうに感じていた。
「あぁっ、雅緋! 強引に犯される君も、可憐で美しくて素晴らしくきれいだ……!」
「あぁんっ、あぁんっ、あぁぁんっ! みんな、両奈ちゃんを無視して、勝手に気持ちよくならないでぇ! もっと両奈ちゃんのことめちゃくちゃにしてほしいよぉ! みんなのおちんぽで、思いっきり痛くしてどろどろに犯してよぉ!」
これが日常である。
大浴場は常に淫靡な場所であって、それは先生が居ても居なくてもあまり変わらない。
好都合だと言わんばかりにちんぽとおまんこをくっつけて、当然のように少女同士で性欲を発散させているのだ。
そこに先生が現れれば、祭りのように盛り上がるのは珍しくなかった。