一人暮らしを始めた僕の高校生活はバラ色でした。 作:チャンドラ=グプタ
「ああ、ようやく終わったぁ......」
俺は額の汗を拭い、ぐったりと木で出来た椅子に腰を掛けた。
このアパートの一室に越してきた初日、俺は絨毯をセットしたり、家具をセットしたりして、新生活の準備にかなりの時間を費やした。
俺の名前は
中学時代までは地方に住んでいたのだが、上京し高校進学に当たって一人暮らしを始めることにした。
そこで、このアパートに住むことに決めたのである。
このアパートーー『キンキィ梅田』は最寄駅から徒歩五分という場所に位置し、非常に交通の便がいい。
その上、近くには食堂やコンビニもあり、非常に恵まれた所に位置している。
「さて......荷解きも終わったことだし、行くか」
俺は地元のお土産用のお菓子を手に持ち、部屋から出た。
俺の住むアパートは202号室であり、両隣の部屋がある。
隣人にも挨拶に行くつもりだが、まずは大家さんに挨拶に向かうことにした。
大家さんは俺の真上の部屋、302号室にいる。
階段を上がり、302号室に向かった。
俺の部屋と同じく赤色でコンクリートの扉であり、扉の上には302と書かれている札がついていた。
俺はインターホンのボタンを押した。
ピンポーンという音がなる。
しかし、中々大家さんが出てこなかった。留守かもしれない、俺はそう思い、戻ろうとすると、
「はいはーい!」
ガチャっと中から大家さんが出てきた。
「う......お......」
「あら!」
一瞬、体が硬直してしまった。
驚いたのは大家さんの服装。
ところどころ、穴が開いたボロボロの白いTシャツと下はピンク色のパンティを履いているだけという無警戒にも程がある格好をしていた。
大家さんは見た目、二十代半ばくらいの年齢に見え、赤色のメガネをかけていた。
さらに、つい見入ってしまうほどのものすごい大きさの胸がついていた。
「は、初めまして......今日からここに越して来ました。竹内優馬です。こ、これ......つまらないものですけど」
胸に目が行かないように細心の注意を払いながら、俺は持って来たお菓子を大家さんに差し出した。
「あらあら、わざわざありがとう。私はこのアパートの大家の
薫さんは恥ずかしそうに頰をかきながら微笑んだ。
「い、いえ......」
「せっかくだから上がっていって!」
薫さんは俺の腕を掴み、部屋の中に招き入れようとした。
「え? そんな、悪いですよ......」
さすがに女性の部屋に入るというのは気が引けた。
「いいから遠慮しないで!」
しかし、薫さんは俺の心配などつゆ知らずといった感じで半ば強引に部屋の中へと連れていった。
俺は靴を脱ぎ、薫さんの部屋へと上がった。
「適当に座ってて。今、お茶を淹れるから」
「分かりました」
俺は床に正座した。部屋の中は有り体に言って、ものすごく散らかっていた。
空き缶やお菓子の空箱、さらには下着まで床に脱ぎ散らかっている。
「はいお茶。良かったら飲んで」
「あ、ありがとうございます......」
薫さんが淹れてくれたお茶を飲む。温かく程よい苦味と渋みがあるお茶で結構美味しいと思った。
お茶を飲みながら、俺は床に落ちている黒色のブラジャーをチラ見した。
こ、これはまさか......
「あれ、今日の朝脱いだやつなんだけど、欲しい?」
「ブホ!!!」
思わずお茶を吹き出してしまった。吹き出したお茶のせいでテーブルが汚れてしまった。
「あっははは! そんなに慌てるなんて、竹内くん面白い! ちょっとからかうだけのつもりだったんだけど、なんかごめんね」
腹を抱えて大爆笑する薫さんだった。笑い終えると布巾で俺が吹き出したお茶を拭き始めた。
くっ......この大家さん、ちょっと苦手かも......
「まーからかうのはここまでとして、確か竹内くんって高校生だったよね?」
「ええ。進学するに当たって上京することにしました」
「まだ若いのに一人暮らしなんてすごいわね。このアパートの人たちはちょっと変わってる人が多いけど、基本いい人ばっかりだから仲良くするといいわよ」
そう言うと薫さんは立ち上がり、台所に向かった。
「はいこれ。良かったらどうぞ」
部屋に戻って来た薫さんはタッパーを俺に渡してきた。
中を確認すると、野菜の煮物が入っていた。
「ありがとうございます」
俺はありがたくそのタッパーを受け取った。
その時だった。
カサカサカサ。
俺の視界に、いつもニコニコ私たちのとなりに這い寄る黒光りのGが映り込んだ。
しかも、結構デカイサイズである。
「うわあああぁぁぁぁ!!!」
圧倒的恐怖に苛まれた俺は薫さんに抱きついた。
Gを初めて生で見たがかなり不気味な姿をしている。
東京人はこんなのと共存しているのか!?
「ちょっと......竹内くん? あらあら、急に抱きついてくるなんて、もしかしてホームシックかしら?」
よしよしと薫さんは優しい手つきで俺の髪を撫でてきた。
ん? 何やら手に柔らかいものが......これってもしかしておっ......いや、今はそれどころではない。
「ちちちち、違いますよ! 見てください! あれ、ゴキブリですよ!」
「あ、本当だ。ちょっと、離れて」
薫さんは立ち上がり、テーブルに置いてあったティッシュを一枚取った。
ゆっくりと奴に狙いを定めてティッシュを被せるとぐぐっと握りしめた。
「どーよ! あっという間に捕まえたわ! こんなの男の玉だと思って握り潰せば楽勝よ!」
ドヤ顔でGの死骸が入っているティッシュを俺に見せてきた。
つーか、なんだそのめっちゃ痛そうな表現は。まさかやったことがあるのか。
「わ、分かりました。分かりましたから早くそれ、捨ててください!」
俺はガクガク震えながら薫さんに懇願した。
「分かったわよ、もう......もしかして竹内くんってもしかして虫苦手?」
薫さんは小馬鹿にするようにニヤニヤしながら訊いてきた。
「ちょっと苦手ですね......」
本当は大の苦手なのだが見栄を張ってそう答えた。
「ふーん、そっか」
薫さんはティッシュを捨てに行った。
しばらくすると、薫さんは右手には缶コーラ、左手には缶ビールを持って、部屋に戻ってきた。
「はい!」
「ありがとうございます......」
コーラはキンッキンッに冷えていた。
薫さんは缶ビールを開けた。プシュッという泡の音が耳に入る。
「それじゃ乾杯しよっか!」
「まだ明るいですけど、もう飲むんですか?」
今の時間は午後四時頃。夕暮れ時前で、部屋の外はまだ明るかった。
「うん、教えておこう竹内くん。ビールってのはいつ飲んでもいいんだよ」
「さ、さいですか......」
俺はコーラを喉に流し込んだ。
「あー! うめぇ! この為に生きてるよんなもんだわぁ!」
退社後のおっさんのような見事な飲みっぷりだった。
「あ、あの大家さん。飲んでるところ悪いんですけど......」
「んー? どうした竹内くん?」
薫さんぐいっとは顔を近づけてきた。
すでに薫さんの頰は赤みを帯びていた。肌がきめ細かく、とても綺麗な顔立ちをしている。
まじまじと見つめられて、俺の心拍数がいつもより上がった。
「その......下履いてくれませんか?」
薫さんは俺と会った時の姿と変わらず、穴が開いたボロボロの白いTシャツと下はピンク色のパンティのみという警戒心ゼロの姿だった。
「え? ああ、そっかー。高校生にはまだ刺激が強いのかー」
薫さんはうふふと蠱惑的な笑みを見せた。
って、履かないのかよ!
さらに薫さんは飲むペースが上がり、ごくごくごくと一気にビールを喉に流し込んだ。
「あー......なんか、酔っ払っちゃってきちゃったな......」
薫さんは俺に寄っ掛かってきた。
この人、本当に酔っ払っていやがる。
香水のような香りが俺の鼻腔をくすぐった。薫さんの体はなんだか柔らかくて落ち着いた。
「か、薫さん......ちょっと離れてください!」
「んー? なんでー?」
薫さんは上目遣いで俺を見つめてきた。
やばい、すっごい緊張してきた。身体の温度が一気に跳ね上がるようだった。
「うーん、なんか暑いわね......」
薫さんは腕を伸ばし、身体をほぐし始めた。
腕を伸ばした事で白いシャツから大きな胸の形がくっきりと浮かび上がった。
おお、で、でかい......すごい、すごいぞ東京は!
こんなラッキースケベに出会えるなんて、地元じゃこんなことはなかった。
「ちょっと脱ごうかしら」
「ふぇ!?」
すると、薫さんは上に羽織っている白いTシャツを脱いだ。
ピンク色のブラジャーをつけた大きい胸が視界にガッチリと映った。
興奮のあまり、俺はごくりと生唾を飲み込んだ。
しっかりと俺の記憶メモリの中に永久保存しておきたい。
「いやー! やっぱり下着姿が一番落ち着くわねー」
ビールを片手に下着姿と化した薫さんが俺の腕に肩をかけてきた。
なんだか少し酒臭い。
この人っていつもこんな感じなのだろうか。
男といる前でもこんなことを......
まさか、この大家さんビッ○なのでは。
「薫さん!」
俺は力強い眼差しで大家さんを見つめた。
「なーに? 竹内くん」
薫さんはキョトンとした様子で首を傾げて俺を見つめた。
ちょっと可愛いじゃないか。
「え、エッチなのはいけないと思います!」
俺は人差し指をピンと立てて薫さんにそう伝えた。
これ、俺が言うのなんかおかしい気がするけど......まぁいいか。
「えー! いいじゃん。竹内くんはこういうの好きじゃない?」
薫さんは俺の背中に手を回し、抱きついて来た。
「ほぁ!?」
思わず情けない声が出てしまった。
肩からムニュっとした薫さんのおっぱいの感触が感じられた。
「うふふふ。竹内くん、可愛い......竹内くんってドーテイ?」
うっとりした様子で俺を見つめる薫さん。
下着姿の薫さんを俺は直視することができなかった。
「邪魔だしこれも脱ごうかしら」
薫さんは抱きつくのをやめると、ブラジャーのホックに手を回した。
「ちょ、ちょっと薫さん!?」
「うふふふ。竹内くんもおっぱい見たいでしょ?」
ホックが外れ、薫さんは生乳を俺の前に曝け出そうとした。
「す、すみません! 俺、そろそろ行きます! それじゃ、今日からよろしくお願いしますー!」
俺は目を瞑り、タッパーを持って玄関の扉へと移動した。
「あ、ちょっと、竹内くん!」
薫さんの引き止めようとする声が聞こえてきたが俺は振り向かず、部屋を飛び出した。
「ハァハァ......」
慌てて部屋から飛び出したため、俺は息を切らした。
それにしても、すごい大家さんだった。
美人で少しときめいてしまった。なんといってもエロすぎる。
大家さんのおっぱいを見たいという気持ちがあったことを否定できないが出て行って正解だった。
あのまま薫さんの部屋にいれば何か間違いが起こる気がする。
俺は一度部屋に戻り、薫さんからもらったタッパーを冷蔵庫に入れた。
今日のオカズにさせてもらおう......もちろん夕食の方の。
俺はお菓子を二袋持って、再び外に出た。
今度は隣人の部屋に挨拶に行く。
まず向かったのは201号室。
インターホンを押してみたが反応がなかった。
どうやら留守のようである。
仕方ないので先に203号室に挨拶に行くことにした。
203号室のインターホンを押した。すると、
「はーい!」
明るい声とともに、金髪の女性がやってきた。
ハーフのような顔立ちに黒のキャミソールに紺色のデニムのショートパンツを履いていた。
肌は雪のように色白く、背は女性にしては結構高めで、雑誌の表紙に載ってそうなくらい美人である。
本当にすごいな東京。こんな綺麗な人が近くに住んでいるなんて。
「初めまして。今日から202号室に越して来ました。竹内優馬って言います。これ、つまらないものですけど......」
俺は持ってきたお菓子を203号室の女性に渡した。
「あらあら。わざわざありがとう。私は
「こちらこそよろしくお願いします」
俺は深々と頭を下げた。
「あらあらしっかりした子ね。優馬くんって高校生?」
「ええ。明日から高校に通います。進学するにあたって引っ越して来ました」
「そっかぁ。ねぇ、優馬くん。せっかくだからちょっと上がっていかない?」
留衣さんは家に上がるよう勧めてきた。
薫さんといい、高校生とはいえこのアパートの住居人は始めて会った人を部屋に上げるのに抵抗はないのだろうか。
「いえ、そんな悪いですし......」
「いいって遠慮しないで! ね?」
「そ、それじゃ、ちょっとだけ......」
俺は留衣さんの提案に乗り、部屋に上がることにした。
留衣さんの部屋は薫さんの部屋と違い、綺麗に片付けられていた。
全体的に部屋はピンク色のものが多く置かれており、可愛らしい部屋だなと感じた。
ピンク色の絨毯にピンク色のテーブル。
布団もピンク色である。
もしかして下着もなのだろうか......って! 何を考えているんだ俺は.....
.
「どう? なかなかいいでしょ。この部屋」
「はい。きちんと片付いていて素敵だと思います」
すると、なんだか突然トイレに行きたくなってしまった。
さっき、薫さんの部屋でお茶とコーラを飲んだせいだろうか。
「すみません。留衣さん、ちょっとお手洗いを借りてもいいですか?」
「うん、いいよ」
俺はトイレへと向かった。
当然のことながら留衣さんの部屋の作りは俺の部屋と同じであるため、部屋の間取りは分かっていた。
トイレの隣にはお風呂がある。トイレの扉に手をかけた時だった。
ガチャっとお風呂の扉が開いた。
「ふ〜。いい湯だった」
バスタオルを手に持った、全裸の女性と出くわした。
桜色の突起物が乗っかった大きい果実が真っ先に目に留まり、下の毛が整えられている割れ目もバッチリと目に焼き付けた。
全裸の女性は留衣さんとよく似た顔立ちで、銀色の髪をしていた。
「きゃあああ! お姉ちゃん! なんか男の人いるんだけど!」
慌てた様子で銀髪の女性は留衣さんのいる部屋に向かった。
び、びっくりした。
それにしても女性の裸なんて初めて見たな。しかもあんな美人のなんて。
「これは......やばい......」
俺はトイレに入り、尿だけでなく、自分の股間を扱き、溜まっている精を吐き出すのだった。