平凡な日。平凡な街。誰しもが想像し、ほとんどの人が体験したことがあるであろう普通の毎日。それを体現するような場所。ここは彩南町。様々な人が平凡を生きている中。この平凡な街はたまに姿を変え とらぶるだらけの日々へと変わる。今日もまたこの街に不穏な風が吹いており…
「嫌な風ですね…」
そう呟く少女。きれいな金髪。黒いミニスカート付きドレスを着た存在。顔立ちも良く 初見は当たり前、街の人も会えば振り向いてしまう程の美しさ。まさに美少女という言葉が似合う彼女は電柱の頂上に凄まじいバランス感覚で立ちながら空、街を見つめていた。
「ヤミさん!」
そんな彼女=ヤミを下から声を掛ける存在。幼さを残した姿に大人びた雰囲気。その少女はヤミの親友。ヤミのターゲットである「結城リト」の妹の「結城美柑」で、ヤミは声を掛けられれば その電柱から飛び降り 見事に着地してみせる。そんな人間技ではないことを次々行うヤミ。それもそのはず彼女は地球人ではない。正確にはではなかったのだ。「金色の闇」それが彼女のかつての名。コードネーム。宇宙に名を轟かせた元宇宙一の暗殺者。今は「元」という名の通り暗殺は辞め 今は親友や様々な人との出会いをキッカケに「人」としての生活をはじめていた。
「そうなのですね…」
他愛の無い話をする二人。その姿を見れば 誰も元暗殺者だと思わない普通の女の子。ヤミも親友と話していると先程の怪しい雰囲気など忘れてしまえる。 ただただ二人で温かい空気が流れる。流れ続けるとそう思っていたのだが…
「なるほ…美柑!下がってください!」
「え、どうし…」
言葉を遮るようにヤミが叫ぶ。美柑が疑問の声を発するよりも早く その結果が現れる。
ドンッ!!
地面のコンクリートが砕け散り あたりに砂埃が舞う。とっさに美柑を庇いながら後ろに下がり 瞬時にその行為を行ったであろう存在が居る場所に振り向く
「何者ですか?…」
静かに問いかける。しかし、その声は冷たい殺気を放ちながら…
「おうおう 怖い怖い…」
その砂埃から現れる存在。黒い羽毛の服装。見えている肌は全身赤い皮膚。鬼のような顔。ツノは折れており 全身が傷だらけ。片眼は見えてないのか眼帯をしており 右腕がない存在。ヤミはその存在を見つめながら 再び問いかける
「何者ですか?…」
そう言われた相手は少し表情を怒りの顔に変えると
「ヤッた相手は覚えてないってか?…俺はお前にすべてを奪われた存在だ…」
「貴方のような野蛮なやつは腐るほど居ましたから…」
確実に覚えてないとは明言してはいないがその男にとってそれで十分だった。そう「復讐」の理由には
「お前はただ消すだけじゃ面白くない…それに…」
男はヤミの下から上まで舐め回すように見ながら 舌なめずりを行い
「前のお前はガキだったが 少しは成長したみたいだなぁ…俺の奴隷に加えてやるよ!」
そう言う男は言葉を終える前に走り出す 凄まじい速さ。あたりが揺れ動く。ガラスは割れ 地面は砕け そしてその片手でヤミを捉え 放つ…が そこにヤミは居なかった。それどころか男の顔面に黒い影、いや金色の拳が現れるとそのまま直撃し吹き飛ばされる。
「がぁッ!?」
ヤミは一瞬にして判断したいた。このようなタイプとは何人も何百 何千、何万と戦ってきた。そこからある程度行動は絞れてくる。武器のない相手があの肉体を武器にしない訳はない。もちろん他の能力も警戒してのカウンター。ヤミは全身を変幻自在に様々なものに変えることができる「トランス」兵器。今回は髪の毛を拳に変えて それは見事に決まった。ヤミが着地すると同時に男もゆらゆらと立ち上がる。
「な、なんだよ…この星に来て…弱くなったんじゃなかったのか…話がちげぇ…」
「話…なるほど一人ではないのですね…さてそれを教えたのは誰ですか?この件に何人関わってるのですか?教えてくだされば痛い思いもせずにデビルーク星の衛兵に連行させますけど…」
上からの態度を取るヤミ。男はムカついたが文句を言える立場ではないくらいの差を見せつけられる。そして男は口に出し始める。
「俺が知ってるのはお前を憎んでるやつが5万といるってことだけだ…中には俺のように復讐に動いてる奴もな…あと…そうだな俺だけならここで負けてたぜ…」
そう言う男。その瞬間 ヤミは嫌な予感がし 美柑の方へ振り向く
「た、助けてヤミさん!」
声を発する美柑。しかし、次の瞬間
「うるさいですねぇ…」
そこにはローブ姿 全体的に四角いシルエット。眼鏡と片手の本が知的な雰囲気を出している別の宇宙人がいて。その手の本を美柑に翳すと眠ってしまったようで…
(しまっ…私としたことが…)
「美柑!今助けます…」
そう叫び接近しようとするヤミにその存在が語りかけてくる。
「やはりあの方の推測通り この地球で大切な存在とやらが増えたようですね…わかっているでしょ このまま近づけば…」
「ッ…」
ヤミはトランスを解除してその場にとどまる。
「あの方は我々に復讐のチャンスをくれた素晴らしいお方ですが趣味が特殊でね…ま、この星で言うところの変態ってとこでしょうか…あなたのような小娘 私は興味ありませんが どうしても生意気な貴方の恥辱の姿を見たがってまして 無傷で連れてくる以外は我々はナニをしても良いと言われてるものですから…それに…そっちの男も貴方に興味深々だ」
そう眼鏡の宇宙人が呟けば 後ろから瓦礫の音と共に黒い影が背中越しにヤミを包み
「へへ…あのときの恨みだぁ!」
そう言うと男はヤミをガッチリホールドしてしまう。
「くっ…」
痛みはない。驚くほど優しいホールド。しかし、ただでさえ慣れてないハグがされて嬉しい相手でもないため屈辱感だけがヤミをつのらせる。
「は、離してくださいっ…」
そうつぶやくヤミだが状況が状況だけに抵抗できず。男は先程のヤミにやり返すように上から
「良いのか?お前が抵抗すればあの餓鬼には何の命令もないからこのまま消してやっても良いんだぜ?なぁーに…このままお前が何もしなければ あの餓鬼には手出ししねぇよ」(ジュルっ…)
太くてベタベタした舌でヤミの顔舐める。ザラザラとベタベタした感覚に不快感を そして何より美柑を助けれない自分への無力感がヤミを襲う。対して男は
「うめぇ…若くて柔らけえ…微かな塩っ気が良いなぁ…」
ヤミは人間で言う高校生。それも最上級レベルのものに男は興奮している。先程の戦闘での汗がさらに良いものになっているようで…
「さて…甲羅があったら食べれるものも食べれないよなぁ…」
そんなことを呟く男。この男の甲羅。つまりヤミを食べ物として見ている男にとって黒い服は邪魔でしかなかった。
「さあ邪魔な甲羅は剥ぎましょうね…オラァっ」
「ッ…な…」
舐め腐った口調。そして器用な爪の動きでヤミのバトルドレスを引き裂く。ブラジャーはつけてないため小さく小ぶりな胸が晒される。そしてその衝撃で履いているはずの白いパンツにも破れてしまいボロボロで秘部が丸見え。男はヤミをこちらに向けると舐めるように見ながら
「やっぱ胸はねぇかぁ…」
下の秘部を見つめると
「毛も生えてない…ほんとに成長したようだが幼いなぁ…ま、そこが良いんだけどよ…」
「み、見ないでください…えっちぃのは嫌いです…」
全身を見られる それも下心丸出し 敵である存在に。それはヤミの恥ずかしさを一気に上昇させていく…
「へへ…見られたくないってかぁ?…なら…もっと見てやるよぉ」
そう言うと男はヤミの細い両腕を片腕で持ち上げてしまい 隠させることはなく くまなく見ていく。
「良いカラダだなぁ…」
男はヤミをさらにはずかしめるために言葉を投げかけていく。そんなヤミが再び口を開く
(さぁて…どんな可愛らしい反応を見せてくれるんだぁ?)
男は期待しながらヤミが口を開き発した言葉を聞いた。
「さっきからイチイチうるさい人ですね…地球の言葉の弱い犬ほどよく吠えるとはこのことですね…」
そんなヤミの言葉は男が期待していた反応。態度ではなかった最初のヤミのような上から馬鹿にしたような物言い。圧倒的有利なはずの男なのだが 彼の沸点を引いてしまったようで
「おもしれぇ…めちゃくちゃにしてやるよ…」
その男は自分のズボンを引裂く。あらわれるのは人間の物でも宇宙人の中でも極めて珍しいサイズ。あまりの大きさのソレを固くさせた男はヤミのまだ準備してないところに狙いを定める。それを見た眼鏡の宇宙人は急ぎ叫ぶ
「それは許可されてませんよ!?」
そんな静止など聞かない男。
「うるせぇ!ホントは準備してじっくり遊んでからブチ壊してやるつもりだったが…お前が悪いんだぜ!?」
そのまま勢いよく突き抜く。が、男が感じたのは快感ではなかった。それと同時に
「うがぁッ!?」
何故か眼鏡の宇宙人の叫び声が聞こえた途端 こちらの方に吹っ飛んでくる。そして自分に直撃 二人して後ろに倒れる。一体 何が起こったのか男はその理由を見た。「穴」だ 自分のあれを突き刺したヤミのあそこがあった部分に別の穴、いや空間が生まれている。向こう側にはヤミの親友である餓鬼が見えると それは消えてしまう。
「な、何をしやがっ…な、なんだ…お前は…」
疑問を投げかけるのはやめた。すでに目の前にそれが居た。金髪から伸びるツノ。両手は爪となり 黒いドレスを着た少女。ヤミ。いやそれは彼女の本気の姿。
「これがダークネスです…」
クロとの戦いで制御した姿。それを見せる。そして男と眼鏡の宇宙人が声を発する前に何発もの打撃がくる。
(な、なんだよこれっ…勝てるわけっ…ねぇ…化け物め…)
気づけば男はボロボロとなっており 眼の前の化け物は一言呟く。
「降参した方が良いですよ…今なら貴方方を誤って仕留めてしまうかもしれません…」
そう呟くダークネス。その言葉はハッタリではないというほどの殺気と強さが二人を恐怖へと陥れていく。
「さて…美柑の目を覚まさせてください」
「ッ…仕方ありません…」(ペラッ)
先ほどと同じように本を開く眼鏡の宇宙人。彼は美柑の目を覚まさせるかと思ったが…
「油断しましたね…やはり貴方は弱くなった…あんな女ほっといて我々を倒せば良かったものの…」
「な、何をっ…」
本から眩い光が放たれる。倒れていた男は美柑を攫い その光からゲートのようなものが現れる。その中に入っていく二人と美柑 姿は見えなくなると声だけがヤミに響いてくる。
「助けたければこの先に来なさい…すぐに来なければゲートは閉じてしまいます。そうなれば一生会えないでしょう…」
状況を整理する時間も与えない相手。助けももちろん呼べない。しかし、ヤミは躊躇なくその中に飛び込んでいく…
今回 私の初作品である「金色のヤミ極」を読んでくださりありがとう御座います!早速ですが皆さんからの評価をもらいたいのでアンケートにご協力ください!意見があればコメントやツイッターで小説のタイトルを検索してもらえればアカウントが出るので そこに感想を是非!
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面白かった これからもこの調子で
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面白かったが読みにくい部分がある
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面白かったが描写が下手くそ
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普通
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面白くなかった