この世界に来て2日が経とうとしていた。場所は海の上。船の中。未だに目を覚まさない男達をまとめて縄で縛り放置した後 この世界の情報、陸地を探すために甲板に立っていた。
「見えませんね…」
いっそのこと翼を生やして飛んでいこうとも思ったが どれくらい飛べば良いかも分からない。この世界も詳しくない状態でトランスを使い続けるのは危険だと判断し 船での捜索に決めたのだ。しかし、船の知識もないためこのまま進むのも危険で
「さて、どうしたものか…」
そう考え込むヤミ。そんなヤミの眼前に一つの影が現れる。
「船ですか…」
その船を見つめるヤミ。その船はどうやらこちらに近づいているようで ヤミは先程のこともあり警戒する。その船は軍艦のような船で明らかに自分の乗っている船より大きく 装備がしっかりしている。砲台をこちらに向けている船はゆっくりとその距離を詰めて来て ヤミも直ぐに反撃をとれるようにする…そんなヤミは船のマークに気づき
(あの武装、そして…あのマークは…先程の新聞に載ってた…世界政府ですか…)
政府のマークを付けた船。それはこの世界の最大勢力「世界政府」その内の「海軍」の船だと気づいたヤミはこの船が「海賊船」だと言うことを思い出し…
(まずい…確実に攻撃される…)
ヤミは内心焦りを浮かべ どうするべきか考えるが そんなヤミの想像と違った結果を見せる。
「攻撃…して来ない?」
距離は砲台の圏内。こちらが攻撃してこないとは言え 向こうが攻撃してこないことに違和感を覚えつつもヤミは警戒を続ける すると向こうの船から声が来る。
???「おい!チョーカー!今月分の金を取りに来てやったぞ」
(チョーカー…?あの男の事ですか…)
ヤミは物陰から様子を見るように 男の会話を聞き続ける
???「おい!チョーカー!早くしろ!誰のおかげでお前がこの海で自由で居られてるって思ってるんだ!」
それでも船から返事はない。それもそのはず 船の中の男は全部ヤミが倒してしまっている。そのため船の中には気絶した男たちが山のように倒れている。すると向こうの男が他の船員に声を掛けているらしく
???「私を怒らせたれどうなるか…おい!お前たち 向こうの船に乗り込む準備をしろ!奴らを全員捕えるぞ…」
(まずい…この船に乗り込んで…いや これはチャンスかもしれませんね…)
ヤミは少し焦るが 上手く民間人のフリをすれば助けてくれるかもしれないと考える。このまま海で漂っても 何があるか分からない。それなら この世界の政府の味方であろう「海軍」に保護される方が安全だと判断したのだ。そう考えていると向こうの船から数人の男と先程の声の主であろう男が乗ってくる。
部下A「ロープ大佐!誰も見当たりませんね…」
ロープ「変ですね…おい!チョーカー!」
大佐と呼ばれている先程の男が叫ぶも船の中は静まり返っている。すると奥へ向かっていた他の男の叫び声が聞こえてくる。
部下B「た、大佐!た、大変です!こ、こちらに来てください!」
ロープ「どうした!」
あまりにも慌てた様子の部下に呼ばれ 奥へ行く大佐。そこには…
ロープ「な、なんだこれは…」
その男たちの眼前にはボロボロの甲板や部屋。そして縛られ山になっている海賊の男たち。そして…
ロープ「ちょ、チョーカー…まで…」
近くでぐったりと倒れている船長の男。すっかりと意識のない男に動揺の顔を浮かべる。
ロープ(ど、どういうことだ…チョーカーがこんなことになるなんて…海洋生物…い、いや明らかに人の手が…じゃ、じゃあ海賊…いやチョーカーより強い海賊など…この地域にいない、いや、居たら私が困る…なんの為に海賊共と取引きしたと思ってるんだ…わたしの平和な日々が…いや…待てよ…どうせ気絶してるんだ…こいつ等を捕えて…政府に自分の存在価値を見せれば 別の地域に行くことも容易い…ならチョーカーをこんなことにした化け物と会わずにまた平和な海軍ライフを送れる…なら…)
冷や汗をかきながら何かブツブツ言っている男。周りの男はそれを見ながら内心冷ややかな目で見ていると 突然男はニヤニヤとし始め声を出す。
ロープ「コイツらを連行するぞ」
その言葉に周りの部下の男たちは驚きの顔を浮かべ 反対の意を示す。
部下A「こ、こいつら連行したら定期金がなくなってしまいますよ!」
部下B「そ、それに気が付いたこいつらに何をされるか…」
ロープ「それは大丈夫ですよ…こいつらが目を覚ます前に支部、またはインペルダウンに連行。さすれば我々の成果は認められ別の地域、または出世も容易いです。私が出世した暁には貴方方も連れて行くことを約束しましょう」
そんなことを言い出せば 周りの部下の男たちは歓喜の声をあげる。しかし、大佐の男にそんな気はさらさらなく…
ロープ(ふふ 連れて行くわけないでしょ…こんな弱い奴らじゃ もしもの時が危ないからなぁ…もっと優秀なやつを選ばしてもらいますよ)
そんなことを知らずに部下の男たち そして後から合流した船の中に残っていた男たちが船に男たちを運び始める。山になっていた男たちはきれいに連行され リーダーの男は大佐の男自らが連行していく。そんな自分の姿を周りの男に撮らせ あたかも自分が倒したかのように振る舞う。そんな男たちが自分の船に戻ろうとした瞬間。
「すいません…」
後ろから声を掛ける。突然 話しかけられたためか男たちは背中をびくっとさせ 後ろに振り返ってくる。そこにはきれいな金髪に赤みがかった目 きれいな顔立ちの少女が立っており 男たちは全員 少し見とれてしまう。しばらく返事がないため ヤミはもう一度声をかける。
「あの…すいません…」
もう一度声を掛けられれば 大佐と呼ばれている男が気がついたように声をかけてくる。
ロープ「え、えっと…あなたは?…」
ヤミの予想通りの反応に先程考えた嘘の情報を垂れ流す
「この海賊に連れ去られてしまったところ 途中 別の海賊との抗争に巻き込まれてしまって…この船で漂っていたところ 海軍の皆さんが入って来られたのが見えたので…どうか助けてくださいませんか?…」
ヤミは男たちをじっと見つめながら呟く。見つめられれば更に男たちはその綺麗な少女に見惚れてしまう。そして慌てて返事を返す男。
大佐「ま、まあ良いでしょ…保護して差し上げます。貴方の家はどこですか?…」
何とか保護してもらうようにはなったがヤミの家などこの世界には存在しない。そのためここも嘘を付くしかなく…
「ごめんなさい…何も…思い出せなくて…」
簡単ではあるが 今 考えうる最良の選択。それを言えば男は少し驚いた顔を浮かべる。
ロープ(これは困りましたねぇ…記憶喪失の少女。それもかなりかわ…と、それてしまいました…面倒事は増やしたくないですけど…)
そう考え込む男。そんなヤミの身体を舐め回すように見渡せば…露出している太ももから顔。少し興奮した男は良いことを思い付く。
ロープ(そうだぁ…良いことを思いついた…)ニタァ
ロープ「良いですよ 保護いたしましょう。色々 聞きたいのでこのあと私の部屋に連れて来てあげてください」
ヤミに返事したあと 周りの男に指示を出せば 男たちは見惚れながら 少し嬉しそうに船に戻る。ヤミは何とか乗り込むことに成功したが これからどうするかを考える。
(ここからどうするべきか…この世界について知らないことがバレれば怪しまれる。かと言って知っていることを話しても先に進めれるか分からない…)
そう考えていると大佐と呼ばれる男は海賊の男を部下に連行させ先に部屋に戻って行く。少しこちらの顔を見て来たときの雰囲気に違和感を感じるも ほっといて部下の男に客部屋に案内される。その移動の最中も船内の男たちの視線を感じていたが その視線は海賊によるものよりも安心感があった。海賊と違い政府の組織である海軍が市民に手を出すとは考えにくかったからだ。そのあと ヤミは部屋のシャワーを借り しばらく洗えなかった身体を流し さっぱりとし部屋で待っていると
部下「失礼します。あ、た、大佐がお呼びですので…ご案内します。」
部屋を開ける男。その男は鼻先に女の子のシャワーの匂いを感じつつ少し動揺した様子。そのまま先程の男の元へ案内されると男がドアを叩き
部下「失礼します!お客様をお連しました!」
ロープ「ご苦労さまです!あなたは指示があるまで下がって良いですよ」
部下「はい!失礼しました!」
そんなやり取りを隣で見つつ。男が来た道を戻って行くと部屋の奥の男に声を掛けられる。
ロープ「さあ…こちらにどうぞ」
部屋の中央のソファーに案内されると男と机を境に向かいになる。そんな男にもうっすらシャンプーの匂いが届いてきて
ロープ(す、すばらしい匂い…た、たまりません…あ、い、いけない…自分を見失うところでした…まずは計画通りにすすめなければ)ニタァ
男は不敵な笑みを内心浮かべるとヤミの座ってる太ももを見つめ 口を開く。
ロープ「早速で悪いのですが…"身体検査"を始めさせてもらいます。」
今回 私の初作品である「金色のヤミ極」を読んでくださりありがとう御座います!早速ですが皆さんからの評価をもらいたいのでアンケートにご協力ください!意見があればコメントやツイッターで小説のタイトルを検索してもらえればアカウントが出るので そこに感想を是非!
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面白かった これからもこの調子で
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面白かったが読みにくい部分がある
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面白かったが描写が下手くそ
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普通
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面白くなかった