今回よりスイートナイツ2編。
プリンセスティアまではメッツァー主役ですが、ここからアクラ視点も結構増えます。
オリジナル設定、展開が増えていきますよ。
では、どうぞ。
新たな戦いの予兆(香那葉)♡
「はぁァァァァァ!」
「グギャアアアアアア!」
夜の路上に少女の気合の入った叫びと獣のような咆哮が響き渡る。最近この街では良くある瞬間だ。
獣のような咆哮を上げ、倒れ伏すのは、トカゲのような影、下魔。
気合の入った叫びを上げて下魔を倒したのは……魔法戦士だ。
「ふぅ……」
「先輩! 流石ですね! やっぱり魔族なんて楽勝ですよ!」
「ううん。 相手が下魔だったから楽だっただけ。 油断しちゃダメだよ、パッション」
「はい!」
下魔を倒し、一息付いた魔法戦士はかつてメッツァーと戦っていた魔法戦士、七瀬凛々子ことスイートナイツの一人スイートリップ。
そして後から走ってきた少女、彼女は宮守麻由希。地上で四番目になった魔法戦士、スイートパッションである。
スイートキッスであった香那葉と同い年で、凛々子の後輩だ。
尊敬している凛々子には敬語を使い、こうやって後輩として振る舞うが、プライドが高い上にはっきりとものをいう勝気な性格の持ち主である。
「でも最近本当に多いわね……」
「ですね。 昨日も3匹倒したばかりなのに」
二週間ほど前から、ココ地上では下魔の出現が絶えなかった。
地上での活動が基本のスイートナイツである彼女達が知る由はないが、それはメッツァーが地上から撤退してからの話である。
これはメッツァーほど上手く地上でマナを回収出来ていないゼーロウの魔道士が、数でそれを補っているため大量に発生しているから起こっていることだった。
しかしこれは別にゼーロウが悪いわけではない。
スイートナイツの強さが上がっているのだ。
キッスはあれから変身出来なくなってしまったが、代わりに選ばれたパッションは好戦的な性格のためか戦士としての才能に溢れており、メキメキと頭角を示している。
しかもリップは本家の女神近衛騎士団のメンバーに見劣りしないほど強くなっている。
そんな二人が守る地上で、活動を起こせる魔道士は少ない。
そもそもきちんと言うことを細かく聞く上魔を何体も従えているメッツァーがおかしいのだ。
「……メッツァー」
敵の気配を感じないため、変身を解き、リップからただの凛々子に戻った彼女は小さく名を呟く。
好きだったかもしれない。まだ恋をしたことがない凛々子には分からない感情だが、初恋の相手だったかもしれない男。
そして仮にも女神近衛騎士団のメンバーである自分の敵。そんな彼の姿が見えないのは、凛々子を複雑な気分にさせた。
「凛々子先輩?」
「……なんでもない。じゃあ帰ろっか」
「はいっ!」
凛々子と同じようにパッションから麻由希に戻った後輩に笑いかけ、凛々子が歩き出す。
ティアナと違い凛々子はメッツァーの目的は知らない。しかし凛々子には分かっていた。このままスイートナイツとして戦い続ければ、またメッツァーと戦うことになると。
竜人として一緒に過ごしていた日々で見たからだ。
優等生と言えば聞こえが良いが、自分の意思を強く持てず、みんなが望むようにしてしまっていた凛々子が憧れたあの意思を貫く瞳を。
あの瞳をしている限り、メッツァーは諦めることはないだろう。それが凛々子には分かってるのだ。
「やるようになったね、スイートリップ」
そして、そんな二人を監視する一つの影。それはあの上魔アクラである。
ティアナを逃がすことで、メッツァーと共にロアに一時帰還出来なかったアクラは、ここ地上に潜伏していたのだ。
どちらの陣営に見つかっても面倒なことになるため、アクラは本当に潜伏に徹していた。故にここでスイートナイツの戦いを見たのも偶然。しかしその偶然にアクラは感謝していた。
「あれならゼーロウの下魔なんて10体がかりでも無理だな。 うちのなら……いや、下魔だけじゃ厳しいか」
リップの戦闘能力の向上をこの目で見れたからだ。もはやリップは未熟な戦士ではない。十二分に警戒に値する一流の戦士だ。
それが実際に戦う前に知れたのは大きい。アクラから見てもそれだけリップの成長の幅は素晴らしかった。
「逆にあっちは荒削りだな。 才能はあるみたいだけど」
逆にパッションの評価はアクラとしては微妙だった。
才能も、度胸もある。しかし少し強すぎるのだ。
戦いをゴリ押しで進められてしまっている分、戦いに対する思慮深さが欠けている。短絡的に言えば調子に乗っているのだ。
「崩すならあっちからか……まぁ束の間の平和を過ごしていてくれたまえ」
毎日のように科学を勉強していたために軽く忘れかけていた邪悪な感情がアクラに笑みを与える。
あぁいった状況は最も不安定で危ない。転ばせ、堕落させるには一番良いタイミングなのだ。
「っと、そろそろ帰るか」
だが、それはまだだ。メッツァーはまだ地上には戻って来ていない。アクラの予測ではそろそろではあるが、何だかんだ後方作業も得意であるアクラが抜けている穴は、作業を遅らせているのだろう。
地上に戻って来るのはもう少しばかり先の話になりそうだ。
それに今は、アクラにも一つ、やることがあるのだ。
「ただいま」
「お、お帰り……なさい」
図書館で大量の本を借りてきたアクラが帰って来た場所、それはスイートナイツの一人であったスイートキッス、柚木香那葉の家だった。
両親を事故で亡くし、親戚からもお金だけ援助されてるようになっている香那葉の家。
そこに様々な理由からアクラは転がり込んだのだ。
若干緊張気味ながらも、玄関まで来てアクラにお帰りを言いに来る辺り、この二人の関係性が見えた。
しかしそんな緊張気味の香那葉に、アクラは苦笑を浮かべる。
「そんな緊張しなくても……悪かったよ。 玄関で襲ったりはもうしないから」
「そ、そういうわけじゃ……」
「後でベッドで……ね?」
「ひゃ!♡ っ……ぅ……♡」
未だに緊張の取れないアクラが香那葉の耳元で囁きと軽く耳の中を舐めると、力が抜けたように座り込んでしまう香那葉。
そう、香那葉は転がり込んだアクラによって淫らに調教されているのだ。
何故香那葉の家にアクラが居る上に、香那葉がアクラに抱かれているのか?それは会った時に遡る。
「え……? え……? 嘘……!?」
「いやぁ凄い偶然だな。 元気そうで何より」
アクラは見た目には人間だが上魔だ。アクラくらいの上魔ともなれば空気中のマナだけでも足りるが、やはり趣向品として欲しくなる時もある。
故にアクラは少しばかり女子生徒をつまみ食いしていたのだが、ある日通りかかった女子生徒を選んでいる時に香那葉を見つけてしまったのだ。
もう魔法戦士に変身する力を失ってはいても、元魔法戦士。香那葉は上質な獲物だ。アクラが選ばない理由はなかった。
そして路地裏に引きずり込まれた香那葉はアクラに犯された。だが、そこでアクラは
「……抵抗しないの? やけに素直だけど」
「はぁ……♡はぁ……♡それは……んん♡」
香那葉の抵抗があまりに薄い。事実魔法戦士になれない香那葉ではアクラに対抗出来ないが、それでも暴れるくらいは出来る。
しかし香那葉はそれすらせずに、半ば諦めているようにアクラに身を委ねているのだ。
壁に押し付けられ駅弁の体勢で挿入されている今も香那葉からアクラに抱きついているくらいだ。
「私には……もう……これくらいしか出来ないから……」
香那葉の話を要約するとこんな感じだった。
香那葉は魔法戦士に変身出来ず悩んでいた所を新しく魔法戦士になった麻由希に酷く責められた。それにより、何も出来ない無力さを感じる毎日だったようだ。
そこに現れたアクラ。そんなアクラがマナを求めているのが分かった香那葉は、せめて自らの身を犠牲にして一人でも他の女性が犯されることを回避しようとしたらしい。
(随分と献身的だねぇ……
魔法戦士に選ばれるに相応しい献身だ。しかしアクラにとっては気に食わなかった。
麻由希が香那葉を責めた理由は分かる。魔法戦士になれないのは心の問題である可能性が高い。香那葉は戦いに破れ、身体だけではなく心が敗北した。同じく魔法戦士として戦うことを決めた麻由希から見れば戦いから逃げた臆病者にしか見えないだろう。
しかしそれでもそう言われて、はいそうですと素直に納得してしまっている香那葉の弱い心がアクラには気に食わないのだ。
臆病ながらも勇気を振り絞り戦っていたキッスを見ていたアクラとしては、そんなことで折れてしまうなどと思ってしまうのだ。
故に、こうする。
「ならきみが俺の相手を暫くして貰うよ。 良いね?」
「……は、い」
アクラとしては上質なマナを生み出す家畜が手に入り、香那葉としては無力感から逃げ出せる。
お互いにとって利益のある契約。例え、歪な内容だと分かっていても結んでしまったのだ。
そしてその場だけでは済まさず、アクラは香那葉の家にまで転がり込んだのだ。
「ん……ちゅ♡んん♡ちゅぷ♡」
香那葉の作った夕食を食べた後、ここからは淫靡な時間が始まる。
フェラチオも良く知らなかった香那葉。しかし今は、若干の熱すら感じるほどに夢中でアクラの前に跪き、肉棒をしゃぶっている。
「はむ♡れろぉ……♡んふぅ……♡じゅるる……♡」
「大分上手くなったね香那葉」
「は、はい……♡」
アクラの言葉に嬉しさと複雑さが混じった表情で答える香那葉。
無力感は香那葉を堕落させていく。
最初は嫌々だったが、今ではある程度進んでアクラのモノを奉仕している。
その様子にアクラは満足げに笑う。
「よし、そろそろ
「んちゅ♡んん♡んんんーーー!♡♡♡」
アクラの宣言に、更に深くまで飲み込む。
そしてアクラが射精した瞬間、喉の奥へと精液を流し込まれ、そのまま胃に流し込まれる。
「はぁ……はぁ……はぁ……♡」
「美味しかったかい?」
「そ、そんなこと……」
ないとまでは言えない香那葉。
しかも瞳は潤み、欲情しているのは明らかだった。
「ならもう一回だ」
「分かり、ました……♡」
だが、それには気付かぬフリをし、アクラは再度のフェラチオを要求する。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……♡」
「お疲れ様」
「は、はい……♡」
結局、香那葉はアクラのを5回以上飲まされてしまった。
既に潤みに潤んだ瞳は、欲求不満を訴えている。
座っていた床に、シミが出来ているのもアクラは見逃していない。
「じゃあ次は本番だよ」
しかし、これで終わりではない。むしろ本番はこれからだ。
「じゃあ四つん這いになって」
「っ……ぅぅ……♡」
アクラの指示に従い、香那葉はアクラに向かって尻を突き出した体勢になる。
恥ずかしさはあるが抵抗はしない。そんな香那葉のスカートを捲り上げる。
アクラの命令通り、家ではきちんとノーパンのようだ。
「ひゃっ♡」
「相変わらず良いケツだな」
「や、やめてください……恥ずかしい……です」
「そう言いながら腰振ってるのは誰だい? ほら、もっと突き出せよ」
「んぁ♥ぁぁぁ♥♥」
アクラは香那葉のアナルを指で弄る。
アクラの言う通り、香那葉はアクラにアナルを触られる度に、まるで誘うように腰を揺らしてしまう。
前はしない。これがアクラと香那葉との間に交わした約束だ。
アクラも香那葉のトラウマを無駄に刺激する気はないため、これはきちんと守っている。
しかしその分だけ香那葉のアナルは度重なるアクラとの交わりにより、すっかり性器と化していた。
そして少し解した所でアクラの肉棒が香那葉の中に挿入されていく。
「あっ♥ああぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥」
「良い締まりだ。 動くよ」
「あっ♥んっ♥んっ♥んっ♥あっ♥んっ♥んっ♥」
「声我慢しないでいいんだよ」
「で、でも……ひゃうん!?♥♥♥」
香那葉の答えを待たずにアクラの動きが激しくなる。
「は、激しい……!♥激し過ぎますぅ!♥ダメ!♥♥それ以上激しくされたら!♥♥もう……もう!♥♥♥」
パン!♥♥パン!♥♥パン!♥♥パン!♥♥
アクラがアナルを突くたびに、香那葉は軽く絶頂を繰り返す。
しかし香那葉は知ってしまっている。軽いものではない深いものがあることを。そしてそれが一気に近付いてることを。
「
「は、はいぃぃ……!♥♥」
アクラの宣言に、香那葉は震えた声で返す。
そして次の瞬間には、熱い液体が香那葉の腸内に吐き出されていた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!♥♥♥」
ドクンッ!ドッピュルルルルゥッ!♥♥♥
絶叫を上げる香那葉。アナルへの中出しと同時に、潮吹きすらしてしまっていた。
「は……はふ……♥」
そしてそのまま半ば気絶する。いつものことだ。
「お疲れ様香那葉。 今日も美味しかったよ」
「っ……♥ん……ふ♥」
そんな香那葉にアクラは口付けを落とす。しかしアクラには分かっている。これが一時の関係だと。
アクラの知る魔法戦士ならば傷心から立ち直れば必ず立ち塞がる。
淫らに堕とすにはあまりに時間が足りなすぎるのだ。
だが、アクラとしてはそれでも良かった。強いものを倒してからこそ、彼女らを手に入れる価値があるのだから。
新たな戦いはすぐそこに迫っていた。
どの編が面白かった?
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スイートナイツ編
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プリンセスティア編
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スイートナイツ2編
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シンフォニックナイツ編
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レムティアナイツ編