今回より魔法戦士レムティアナイツ編スタート。
初回より微エロ?ですがエロありです。
原作からかけ離れた展開になりそうな本作ですが、お気に召しましたら、読んでやってください。
では、どうぞ。
三度かの地へ ♡
「アクラ……お前を前線から外す」
「……は?」
異世界ロア、メッツァー陣営本営、ドルトナの屋敷の会議室にて、今は幹部会が行われていた。
そこでアクラにとってはあまりに信じ難い言葉が投げかけられていた。
「キヒヒッ!つまり俺様に任せとけば良いんだよぉ!」
「ディラック……」
最強の上魔。
魔力の化け物。
あざ笑う死神。
メッツァー陣営最強の手札である上魔ディラック。
今日はこいつさえも参加する大事な幹部会なのだ。
アクラの進退を決める場ではないはずである。
「冗談はよせ、メッツァー。まさかディラックを前線に出すつもりか?」
「流石にそんなつもりはない。ディラックの魔力を使い、アレをまた起動させる」
「アレを……?」
アクラがいぶしげな表情でディラックを見るが、ディラックは笑っているだけで答えない。
「アレの起動は、ディラックも了承済みだ」
「つまり未熟もんは下がってろってことよぉ!」
「くっ……」
チンピラのような口調だが、ディラックは強い。
かつての暴王テンペストまでアクラが至れば同格になれるかもしれないが、そこまでいっても同格。
つまり、今のアクラにとっては天と地ほどの差がある。
納得いかない話でも、最高司令官であるメッツァーと最高戦力であるディラックが了承しているなら、アクラに言えることはなかった。
「……それで、どこに俺は左遷されんだ?」
「そう怒るな。というより、それが理由だな」
「あ?どういうことだよ」
「お前は集中を欠いている。自分の部下が持ってきた情報もきちんと精査出来ないほどにな」
「…………」
メッツァーの言葉に自覚があるのか、アクラが押し黙る。
アクラの作戦により、地上に新たな勢力を作り出してトランシルヴェール王家にこちらに集中させないこと、またシルヴァを使い、いつか戦わねばならない相手であるパレンシア帝国もこの戦争に関わることにも成功した。
今の勢力は、混沌としている。
ここ異世界ロアでは、メッツァー陣営とトランシルヴェール王家率いる女神近衛騎士団。
地上ではファルケ、シルヴァの連合軍とミネルヴァ・ガードを前身に持つ地上の魔法戦士の組織、白薔薇。
そしてそこにシルヴァを追ってきた異世界パレンシア帝国、そんなパレンシア帝国の動きを察知して動き出した王国派。
そんな混沌とした勢力争いにおいて最も有利なのが、アレこと切り札、
「アレを使ってまた下魔を数千体作れば、今の集中を欠いたお前が抜けても問題はない」
大召喚機はメッツァーとアクラ、そして古代の魔法技術の集大成。
使用する魔力は途方も無いが、数千体というとんでもない数の下魔を一度に生み出せる。
しかも他の陣営が使っている下魔より遥かに強力な下魔をだ。
メッツァー陣営はその強力な下魔達をロア各地に派遣し、地力で勝るも数に限りのある女神近衛騎士団を破ってきているのだ。
戦いは数。
これは地上での戦争の歴史を学んだメッツァーとアクラによる判断だった。
「……待て。もしかして、行き先は地上か?」
「やっと少しは頭が働いたようだな」
大召喚機に関しては、メッツァーに使用判断を委ねているのでアクラ自身にとってはそれほど気になることではない。
行き先とアクラも既に知っている情報。
それを組み合わせた時に出る結論は一つだ。
「レムティア計画……」
「レムティア計画。諜報部が名前だけは入手してきたロア側の切り札とされている計画ですね」
「香那葉ちゃん達もちょっとだけ口にしてたわね」
アクラの言葉にココノや、すっかり馴染んだ凛々子が反応する。
メッツァーの副官として、情報のまとめなどを行うココノや、基本は内政官としての仕事を行っているが、その魔法戦士特有の戦闘力の高さから前線にも出る凛々子ならば聞いたことがある言葉なのだ。
むしろ諜報部を預かるアクラが言われないと出てこない辺り、本当に集中を欠いている。
「スイートナイツや、エンジェルナイツなどの上位ナイツの連中ならば詳細を知っているかもしれないが……流石に戦場での捕獲は奴らも警戒してるからな」
「それを調べて来いと。つまり任務は、地上に現れた新たな戦士、レムティアシータの調査、または捕獲ってとこか」
いくら有利であってもメッツァーは地上の監視を緩めてなどいない。
ファルケやシルヴァもだが、もしその二人が敗れれば白薔薇はメッツァー陣営に刃を向けるはず。
どちらも完全に放置して良い組織ではない。
そしてその監視が捉えたのだ。新たな地上の魔法戦士レムティアシータの存在を。
「時間は」
「2週間だ。正確に言うなら2週間で一度戻れ。どうやらアザハイド帝国にも動きがあるようだ」
「……聞いてないぞ」
「さっき入ったばかりの新情報だからな」
「……ちっ」
ぼんやりしていたわけではなく、本当に聞いていない情報が出てきて流石にアクラは表情に不機嫌さを浮かべるが、先ほどのようにメッツァーにそう言われたら何も言えない。
そして今の状況の理由が何となく分かるため、余計に苛立つアクラ。
「いつからだ」
「すぐにでも構わん。アザハイド帝国が動く前に当たりを付けて欲しいからな」
「なら……すぐに向かう!」
そう言ってアクラは苛立ちを隠そうとせずに、会議室を出ていく。
だが、それを誰も咎めはしない。
(クソっ……ココノか、凛々子だな。余計な……っ……クソっ!)
余計なことと言いたくとも言えない苛立ちが募り続けながらアクラは廊下を早足で歩き、地上に向かう準備をするため自室に向かう。
そして、アクラが出た会議室には安堵の溜息が漏れる。
「……これで良かったのか、ココノ」
「……はいメッツァー様。メッツァー様のお手を煩わせて申し訳ございません」
「ココノちゃんを責めないであげてメッツァー。流石に見てられないのよ。今のアクラ」
アクラの予想通り、彼の地上派遣を提案したのは、ココノと凛々子だった。
戦力が下魔で足りてる以上、ディラックやサキュバス以外の幹部は大体内政に取り組んでいる。
元ゼーロウから引き抜いたものや、先見を持ってメッツァーの臣下についた領主の部下も居るが、覇王になるのだから、下の仕事はするなとアクラに言われているメッツァーですら内務をやらないといけないくらいの人手不足なのだ。
そして地上から戻ってきた内政勤務のエース、アクラの調子があからさまに悪いことはすぐに分かった。
単純な実務能力ならばココノの方が高いが、アクラは疲れ知らずの魔族。実務に費やせる時間が違う。
その能力は内政官10人分に匹敵する、なんて言われているが、地上から戻ったアクラは精々3人分。
仕事中の溜め息やぼんやりしていることも多く、何より高い性欲を持つためにある程度消費しないといけないにも関わらず、捕えたナイツの尋問にも参加しないのだ。
そんなアクラを見て、ココノと凛々子はすぐさま原因に気付き、アクラの不調は分かっていても原因の分からないメッツァーに相談したのだ。
そして、今に至る。
「甘樹菜々芭か……」
白薔薇の創設者の一人であり、技術開発スタッフチーフ。シンフォニックナイツの一人、シンフォニックシュガー。
そして、アクラが勧誘に失敗した少女。
メッツァーの認識ではそれくらいだったが、ココノと凛々子の認識は違った。
アクラの初恋と失恋を、二人は敏感に感じ取り、不調の原因と判断したのだ。
そしてそれは事実として間違っていない。
それはアクラの反応を見てメッツァーも理解していた。
「キヒヒッ!お優しいなぁ!」
「ディラック、何か文句があるのか?」
「いやいやないさ!俺様だってわざわざ煽る演技してやったんだからよぉ!」
「…………」
この場にいる全員がディラックの先ほどのが演技でないことが分かっているが何も言わない。
テンペストの知り合いであるディラックがアクラを気に入っていて、隙あらば弄ろうとしているのは誰の目にも明らかだからだ。
そして、次の日、アクラは地上に旅立っていった。
その初日。
「んぐ〜!んんん!んんんん!!」
「あ〜静かに静かに」
アクラは夜の公園の芝生の中で、あちこち服を破られ、ほぼ裸同然の格好をしたエリクシルローズの口を後ろから押さえて、座らせていた。
(なに!?なんですのこの状況!?全く理解出来ませんわ!)
エリクシルローズこと鏡島樹は今の状況を全く理解出来ていなかった。
魔法戦士は強くはあっても無敵ではない。
それは彼女本来のポテンシャルのためか、経験が少ないながらも女神近衛騎士団とそう変わらない強さを持つ樹も同じだ。
彼女の場合は特にその生真面目さがネックになっていた。
もはや日常と化しているくらいの頻度で襲い来るファルケ・シルヴァ連合の配下。
その頻度の多さに人間である魔法戦士達は疲労していた。
それでも休める時は休めというリーダー格の菜々芭の言葉に、立花亜梨子や彩姫くるみは良く休んでいる。
しかし樹は、どうしても責任感から休みが疎かになってしまっていた。
そして今夜、疑似上魔に敗北してしまった樹は、その豊満な胸や、意外と薄い陰毛の生えた秘所を露わにされて犯されてしまっていた。
連れられていた洗脳スキン兵達は倒したが、増援が来れば捕まってしまう。
そんな絶望的な状態だったことは覚えている。
しかし、打ち込まれた媚薬のせいか、それ以降が曖昧で、正気に戻った時には見知らぬ男に物陰で捕まっている。樹が混乱するのも無理はなかった。
「ちょっと失礼するよ」
「ぷはっ!なにを……んんん!?」
そして不意に振り向かされたと思うと、そのまま唇を塞がれる。
何かが顔に絡みつき、首を動かすことすら出来ず、口付けを受けるしかなくなる。
だが、それでも終わらない。
「んん!?♡んん♡んぁ!♡♡んんっ!♡♡」
口内に入り込んできたものが太い触手ではなく、舌くらいなら噛み付けると考えた樹の巨乳に、アクラの手が添えられ揉み込まれたのだ。
グニグニと柔らかい乳房に指が沈み込むくらいに強く揉まれているにも関わらず、その手付きには優しさすら感じさせられ、一瞬で噛みつく力が入らなくなってしまう。
「んぐっ♡おっ♡おっ♡んんん!?♡♡」
(何か入ってくる……!?)
口移しで何かが次々と樹の身体の中へと入ってくる。
何かの塊のようなソレが喉を通るたび、妙な不快感と息苦しさを感じるが、まるでそれを誤魔化すかのような指の動きで快楽が途切れない。
むしろ不快感を上回る快楽に、樹は翻弄されていく。
(こんな……こんな気持ち良いのなんて……)
疑似上魔にもシルヴァにも何度も犯されてきた。
処女を奪われ、媚薬を使われ、何度も絶頂させられた。
だが、今まで受けてきた快楽を上回りかねない快楽が、胸を揉まれているだけで生み出されている。
先ほど打たれた媚薬は体に残ってはいるだろうが、腟内よりも快楽を生み出す自らの肉鞠がまるで違うものになってしまったかのような錯覚を起こすほどだ。
「……静かに」
「んん?」
しかし不意に不快感も快楽も止まる。
口を合わせているはずなのにアクラの声が聞こえたことの不思議さもあり、思わず樹も従ってしまう。
すると何かが駆けてくる音が聞こえてくる。
「……疑似上魔、消滅を確認」
「戦闘跡、残留魔力から戦闘したのはエリクシルローズと過程」
「所長。いかがなさいますか?」
(この声は……!)
サッと樹から血の気が引く。
この独特な喋り方は、ファルケのメイン戦力、洗脳スキン兵だ。増援としてきたのだろう。
上魔に敗北してすぐ、しかもアクラのことを知らないため、強さも分からぬ正体不明の相手にも勝てない今の自分では勝利は絶望的。
故に樹は状況に絶望していた。
(こっちに来られたら……!)
周りからは見えないが、所詮今は芝生の中に居るだけ。
周辺を探索されれば、それでバレてしまう。
だが、未だに力が入らず、逃げることすら出来ない。
「んん!?♡♡んんー!?♡♡んんー!?♡♡」
更に一旦は止めていた手の動きや、何かを送り込むような行動を何故かアクラが再開したことで焦りと混乱をさせられる樹。
静かにしろと言ったにも関わらず再開する意味が分からないのだ。
「……了解。周辺を探索。発見出来なければ帰投します」
「んん!♡♡んんん!♡♡♡んんー!!♡♡」
(ダメぇ!本当にダメぇ!見つかっちゃう!見つかっちゃうぅ!)
洗脳スキン兵が周りの芝生や物陰など隠れられそうな所を探し出す。
今、二人が居る場所を探しに来るの時間の問題だが、何故かアクラの手は激しさを増すばかりで、双球がグニュングニュン♡と形を変えていく。
「んん!♡♡んん!♡♡んんんんんんーーーー!?♡♡♡♡♡」
「…………」
そしてその刺激に耐えられず樹が足を開いたまま絶頂してしまうのと同タイミングに芝生が掻き分けられ、二人の姿が露わになってしまった。
どの編が面白かった?
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スイートナイツ編
-
プリンセスティア編
-
スイートナイツ2編
-
シンフォニックナイツ編
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レムティアナイツ編