題名で書いてある通り、イクシードアイリスこと紫鶴の初エロです。
基本的に自分は相棒ポジションが好き。
百果にも出番をあげなきゃいけないですがね。
では、どうぞ。
「やっぱり仕掛けてきたか。 デプレダの奴ら」
一通りやることの終わったアクラが地上に出て来て初めに確認したフローターボールの過去視にそれは映っていた。
一部の学園の教師が殺され、魔族に入れ替わっていたのだ。
奴らの狙いは学園の生徒及び、魔法戦士である莉々菜と菜々芭。
結論からすると、偶然菜々芭の危険を察知した魔法科の生徒により魔族は撃退された。
無論、偶然ではない。
「こういう時のための保険ってね」
菜々芭を助けた魔法科の生徒は菜々芭に秘密で付けていた護衛であり、アクラが堕としてある部下である。
こんなこともあろうかと護衛を用意しておいたのだ。
予定よりは早かったとはいえ、仕込みには時間がかかるのは分かっていたのだから。
「王子様の方も中々頑張ってるみたいじゃないか。 悪くはない策だしね」
2週間かかる所を10日間で済ませたアクラだが、地下に籠もっている間に事態は随分と変化していたようだ。
「イクシードナイツ……イクシードピーチにイクシードアイリス。 中々良いじゃないか」
まずは予定通りノエルはアクラが貸した下魔を上手く使ったようで、沢渡継の味方としてイクシードナイツという新たな魔法戦士が誕生していた。
無論、正体は百果と紫鶴だ。
ただどうやらキールの策略はただ誕生させるだけでは終わらなかったようだ。
「デプレダの奴らの襲撃に合わせて莉々菜を襲撃。 菜々芭の不調と魔族の進出について不信感を募らせる。 うん、面白い。 面白い策だ」
キールの魔法がいくら異質でも、強大な上魔抜きでは熟練の戦士である莉々菜に勝つのは難しい。
そして今の世界は強大な上魔と契約するリスクは計り知れない。
故にキールは搦手を選んだのだ。
アクラが原因で出撃出来ない菜々芭。
キールとの戦いに赴かなければならない莉々菜。
それがもたらす結果と、そうなった原因に焦点を当てたのだ。
「この状況は彼女達にも無関係じゃないのが、また面白い。 まぁ元をたどれば俺らやゼーロウやロアの奴らのせいなんだけどさ」
キッカケは、ロアとゼーロウの戦いにおいて、マナを補給するためにゼーロウが地上に進出したこと。
だが、地上に魔力が溢れ、野良魔族や魔法犯罪者が現れたのは……地上に魔法科学が発展してしまったから。
魔法科学を発達させたのは、百合瀬財閥が出資したから。
そして、菜々芭が大本となるシステムを開発してしまったから。
つまり、結果だけを見れば、シンフォニックナイツは今の地上の混乱の原因の一つなのだ。
それが、地上を支配しようとしていた銀髪の魔王、つまりアクラ達や、アクラ達に扇動されたファルケやシルヴァに対抗するためであったとしてもだ。
「あの二人が重症を負ったり、家族を失ったのは魔族の仕業。 いくら彼女達が善良でも割り切るのは難しいだろうからね」
まずは紫鶴に、後に百果にナノマシンを投与したアクラは何故そうなったかも資料を読んで知っていた。
二人は魔族という存在の犠牲者。
言ってしまえばシンフォニックナイツの二人は彼女達の人生を狂わせた存在の一員なのだ。
どうやらそれをキールは利用しているらしい。
「菜々芭を戦闘不能にしたのは、結果的に王子様の援護になったみたいだ。 莉々菜や菜々芭自体に被害は出てないけど……ククッ」
そしてもう一つ、イクシードナイツの二人がシンフォニックナイツを不信に感じる理由。
それが犠牲者の数だった。
莉々菜がキールと戦うしかない状況かつ菜々芭が戦えない。
つまり、他の人間を守る人材が居なかったのだ。
今はイクシードナイツの二人が現れたことにより、被害は収まっているようだが、それまでに教師3名、生徒7名が犠牲になっている。
それでも戦わず、戦わない理由を言わない菜々芭に、二人は強い不信感を感じているのだろう。
「ただ……う〜ん。 彼女達を素直に王子様に渡すのは……癪だな」
しかしそこまでキールの手腕と、世界の混乱の様子を楽しんでいたアクラの瞳の中に、冗談では済ませられない剣呑な光が混じる。
それはキールのアジトに潜ませたフローターボールの過去視の映像を見たからであった。
「まぁ? まぁまぁまぁ、本人が喜んでるなら、俺は構わないけど? それに、この方が、魔王の後継者らしい姿ではあるけど! まぁまぁまぁ……責任は必要だろうし。 教育も……必要だよね?」
急激に高まった魔力を制御し切れずキールがノエルを襲ってしまった。
最初は戸惑いながらも、ある理由からキールを慕うノエルはそれを喜んで受け入れた。
言葉にするからそれだけ……それだけなのだが、アクラはどう見ても苛立っていた。
「……まぁでも直接は控えるか……久しぶりに実験もしなきゃいけないしね」
しかし、アクラはいきなり急激に表情を無にして落ち着く。
人としての激情的な部分を抑え、魔族としての考え方に切り替えたのだ。
魔族としてなら、大したことではない。
「……行ってくる」
「……行ってらっしゃいませ」
故に切り替えたアクラはその身を闇に変え、世界に関わる。
ここまでは大きな影響はなかったようだが、ここからは違う。
魔王が動き出した。
「くっ……!? 一体、この力は……!?」
イクシードアイリスこと裁明寺紫鶴は、突如として現れた一匹の魔族と戦っていた。
いや、正確に言うならば紫鶴は自らが戦っているものが、魔族かどうかすら理解していなかった。
彼女が見たことある魔族は下魔と、キールの使うスライムや触手などの意思も薄い下等な魔族だけ。
頭が3つある伝説上の生物、ケルベロスのような魔族など見たこともないのだ。
「強い……!」
下魔ならば楽々に切り裂く紫鶴の長剣が、その黒い毛には簡単に弾かれてしまう。
しかもスピードも早く、一旦距離を離そうとしても素早く追い付いてくる。
上魔という存在の強大さは習っていたが、これほどとは紫鶴も理解していなかった。
「あぁ!?」
遂にはムチのように伸びて撓る尻尾の一撃で長剣を弾き飛ばされてしまう。
アレがないと戦えないわけではないが、爪による攻撃を防ぐには長剣がなければ厳しい。
「くっ……!」
それが分かっている紫鶴は、何とか走り出して長剣を回収しようとする。
だが、魔族はその動きを読んでいた。
「きゃあ!?」
長剣の行方をチラリと目で確認し、身を動かそうとしたその瞬間、紫鶴目掛けて魔族が素早く飛び掛かってくる。
隙としてはそれほど大きなものではなかったが、見事にその一瞬を突かれ、なすすべなく仰向けに押し倒されてしまう。
こうなると単純な力では魔族に魔法戦士は勝てない。
「なんて強い力……」
起き上がろうとも片足で押さえつけられているだけで身すら起こせず、触手のように伸びてきた尻尾で両腕を上に上げるようにまとめて縛られては魔法も狙えない。
もはや紫鶴は無力な獲物に過ぎなかった。
「ガルル……」
(くっ……こんな形で……終わるなんて……)
無力化サれてしまった紫鶴に3本の犬の首が迫ってくる。
その鋭い牙は、魔法戦士の障壁すらも簡単に食い破り、紫鶴の首に直接牙を立ててくるだろう。
それが分かる危険を感じさせるものだ。
「百果さん……皆さん……すみません……」
「ガゥ!!」
吠える声と敗北への懺悔。
これにてイクシードアイリスこと裁明寺紫鶴の人生は終わり……とはならなかった。
上魔の牙が狙ったのは、紫鶴の首ではなく、エリクシルローズこと鏡島樹に匹敵する爆乳に近い胸を隠す、彼女の胸部だったのだから。
「……え?」
丈夫なはずの魔法戦士の衣服がまるで紙を引き裂くように、上魔の牙で引き裂かれる。
引き裂かれた部分からブルンッと溢れる紫鶴の真っ白な爆乳。
キールに敗北し、犯されたことはあるが、犬のような魔族にそんなことをされるとは思っても見なかった紫鶴は呆気にとられていた。
「や、やめなさい……!! なんでこんな、ひぃ!?」
困惑と少しばかりの恐怖から動揺したような反応を見せていた紫鶴が引き攣った悲鳴を上げる。
犬の左右の頭がそれぞれ紫鶴の爆乳に舌を添わせたのだ。
「こ、この……! やめっ、ん、ひ……♡んんっ♡」
ヌルッとした生暖かい感触に思わず悲鳴を上げてしまったことを恥じて頬を赤らめ身をよじるも、相変わらず力では勝てない。
その間にも舌は何度も乳肉を上下に行き来し、ピリッとした痺れが紫鶴を襲い始めていた。
(な……まさか、私、感じて……!? こんなこと……!)
紫鶴にとって恥であり忘れたいことだが、キールに襲われた時も処女であったにも関わらず快楽に狂わされ、絶頂までしてしまった。
だから今自分の身に走る感覚が快楽であることはすぐにわかったが、こんな簡単に感じてしまうことには戸惑う。
「あぁ!♡ ちく、び……そんな転がしたら♡ひんっ♡いや、こんな……感じたく、なんて……んああっ!♡♡」
必死に歯を食いしばり耐えようとするも、ゾクゾクとした快楽は次々襲いかかり、食いしばりが解かれてしまう。
「ひぅ♡あっ♡あっ♡らめっ♡そんなコロコロしない、でぇ♡♡声、我慢出来な、いぃ♡ひゃああああっ!♡♡♡」
上魔の舌がコロコロと紫鶴の乳首を転がすように舐めてくる。
その刺激にあっという間に紫鶴の乳首は硬く尖っていってしまい、更に敏感になったため、食いしばる唇が開き甘い声が漏れ出す。
「あっ♡あっ♡んあっ!♡♡♡ す、すわっれ、吸われてるっ!♡♡♡ んあ♡だっめ♡そ、それいっじょうは♡♡んんんんんっ!!♡♡♡」
周りは避難しており誰も居ないからか、徐々にだが紫鶴が乱れ始める。
紫鶴は知る由もないが、上魔の唾液には下魔とは比べ物にならない媚薬効果がある。
浸透してきた唾液は更に紫鶴を狂わせる。
「こん、なぁ♡♡いやら、しい声♡♡とまっら、とまっらないいっ!♡♡♡ あおっ♡♡あひっあひっ♡♡んひぃぃぃっ!♡♡♡」
特に
乳首が伸びてしまうかと思うほど吸われ、飴玉のように転がされ、背を反らしそうになるのを押さえつけられて、快楽を逃せない。
それにより、紫鶴に限界が迫っていた。
「ふあっ♡♡はああっ♡♡あはぁあああっ!♡♡ はああっ♡♡♡」
必死に快楽を逃そうと甘い吐息を吐くが、もはや一刻の猶予もない。
(イク……このままじゃ……私、イッちゃう……こんな、こんな……♡)
犬のような魔族に大きすぎて少し恥ずかしさすらある爆乳を責められて絶頂する。
まともに絶頂した経験すらこの前にキールに襲われた時が初めてにも関わらず、二回目が犬に胸だけで絶頂させられるなど恥辱でしかない。
しかしそれが分かっている上魔は更に紫鶴を恥辱快楽に堕としていく。
「んんんっ!?♡♡♡」
1つだけ何もせず紫鶴の痴態を見守っていた中央の頭が、急に紫鶴の口を塞ぐように動き、その太い舌を口内にねじ込んだのだ。
一瞬は頭が真っ白になるも、当然抵抗しようとした紫鶴だが、上魔は首の力だけで強く彼女の頭を地面に押さえつけてくるため、首すら動かない。
(獣臭い舌が口の中に……! 臭くて、気持ち悪いのに……舌がビリビリって……こんな獣にキスされて、気持ち良いなんて……いやぁ……!)
真面目で強い正義感と強い使命感を持つ紫鶴でも、まだまだ少女。
強姦されてキスされるだけでも少なからずショックを受けるにも関わらず、その相手が獣の如き魔族であればその精神的ダメージは大きい。
敵に弱みを見せたくなどない紫鶴の瞳が無意識に潤んでしまう。
それがショックからか、快楽によるものかは、本人にすら分からないだろう。
「んちゅ♡じゅる♡おぶっ♡ん♡ん♡ん♡んんんんーーーーーッッッ!!?♡♡♡♡♡」
そんな精神的なダメージとは裏腹に、紫鶴はそのまま絶頂してしまう。
獣臭さを味わいながら受けた絶頂は、あまりに心地良く、それがまた紫鶴の精神を削る。
「む……ぐぅ……♡んん!?」
しかし終わらない。
魔族はこの程度で止めはしない。
あまりの快楽に呆然としていた紫鶴の下半身に太く硬く熱い感触が当てられる。
それがこの上魔の巨大な肉棒であることはすぐに分かってしまう。
「んぐーーっ!! んんっ! んんんっ!」
身に迫る危機に必死に紫鶴は身を振るう。
だが、やはり押し返すことなど出来ない。
敗北した魔法戦士が助かることなど……ないはずだった。
「んぐっ!? ぷはっ……な、なに……?」
「ガルル……」
突如として飛来した魔力弾。
それは今までのものより遥かに圧縮率の高い未知の魔法。
今それをこの場所で使えるのは一人しか居ない。
「そいつは俺の獲物だ。 魔族無勢にやるつもりはない」
謎の魔法犯罪者キール。
次代の魔王。ただ一人なのだ。
どの編が面白かった?
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スイートナイツ編
-
プリンセスティア編
-
スイートナイツ2編
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シンフォニックナイツ編
-
レムティアナイツ編