なんとか仕上がりました。
色々確認したら媒体によってちょくちょくキャラが変わっているエレニスです。
多分出番はそんなに多くないかな?
一応エロありですが、少なく、また説明回です。
今回から新章扱いになってます。
では、どうぞ。
ロアの異変(エレニス)♡
「ティアナに接触した」
「ここまで来るともはや運命だな」
国際教導桃園学園の学生、水瀬蒼也としての学生生活が始まった初日、メッツァーの口から出たのは素早い接触報告だった。
ココノに作戦準備の後を任せ、メッツァーに招集されたアクラは、相変わらずの引きの良さを誇るメッツァーに、舌を巻く。
国際教導桃園学園は私立国際教導学院にはギリギリ劣るも、生徒数の多い所謂マンモス校だ。同い年扱いによる転入とはいえ初日の遭遇はかなり難しいはずだった。
「しかし問題もある。 何かしらトラブルがあったようでな、今日新たに転入生が入った。 無論あれが護衛だろうな」
「……もしかして、沙倉愛梨の行方不明と関係が?」
続くメッツァーの報告に心当たりが出たアクラは、思い当たる節を問いかける。
スイートナイツの最後の一人と思われる愛梨の行方が数日前から掴めないのだ。不安定要素のためココノやアクラは転入を先延ばしにする提案をするも結局メッツァーの意思により、予定を変えることなく転入を決めたが、どうやら何かしらあったようで、メッツァーはアクラの言葉に頷いた。
「あぁ沙倉愛梨は転勤は辞めになっていた。 ロア側に何かしらのトラブルがあったに違いない。 分かるか?」
「……5分くれ」
メッツァーの問いかけに、アクラが目を閉じ集中する。
ロアに置いてあるメッツァー陣営のものと連絡をとっているのだ。ゼーロウの情報を鵜呑みにするなど、甘い考えはメッツァー陣営のものなら誰も持っていない。
そのまま数度頷いたり、呟いたりしたアクラが目を開き、メッツァーに向き直る。その瞳はある種の
「報告。 トランシルヴェール王家、ナイツ達の報復だ。 現在ロアにてゼーロウに対する全面攻撃が始まってる」
「……ほう」
アクラの予想よりも遥かに早い報復報告にメッツァーは小さく声を上げる。
しかしこちらも瞳にある種の
それほど大事な報告なのだ。
「この事態にこっちに連絡を寄越して来ないと、いうことか」
「あぁゼーロウの連中、俺らの切り捨てを決めたみたいだな」
この情報だけで、何故そうなるのか?それはゼーロウという組織の在り方が関係していた。
元々ゼーロウは魔導を極め、利用することで自らを高めることを目的とした魔導士が集まって出来た組織だ。
しかしそれには犠牲や危険が伴うため、それを管理したい国との間に争いが産まれ、今日まで戦いが繰り返されてきたが、今はそこは関係はなく、実力者の集まりというのが大事だ。
今や権利や策略などが渦めく場所だが、元々が実力主義の集まりのため、成果や実力が重視される傾向にあるのだ。
つまり成果を出せば、その際に産み出された成果の一部を報酬として手に入れることが出来る。
ナイツの捕獲の報酬として、ココノをメッツァーが手に入れることが出来たのは分かりやすい例だ。
今回ならばスイートナイツを手に入れる権利や、回収したマナの保有する権利などが与えられるはずの任務だ。普通ならばだが。
「戦時中による
戦時中による強制徴収。ゼーロウの一部では反発も大きいが、仕方ないと半ば諦められている風習だ。
女神近衛騎士団、ナイツと戦争が激化した時に行われるもので、成果の是非を問わず、手に入れたものを全てゼーロウに献上させる、本当に徴収と言うべき風習だ。
大本であるゼーロウが潰れては仕方ない。だから諦められているのだが、正直な所、現場にとっては洒落にならない。
故に現場は報告を偽造したりなどして、ある程度手元に残るようにしており、そしてそれ自体、半ば暗黙の了解で許されている。
そしてそれを行うために戦時中になれば、どんな現場にも上層部から連絡が来るはずなのだ。例外として、その現場の全てを初めから徴収する気でなければ。
「未熟でもナイツであるスイートナイツに対する善戦報告のせいかね? こりゃあティアナも手に入れるんじゃないかって思われてるな。 少なくとも戦闘経験って話じゃあティアナの方が劣るはずだしな」
「そしてゼーロウとしてはそれを認めないとならない。 だから無理矢理徴収する気か……舐められたものだな」
お互いに思い浮かんだゼーロウの思惑を口にし合うことで、予想を深めていく。
他の誰かならいざ知らず、互いの判断ならば信頼出来る。
結論は分かりやすかった。
「まぁ……遅いか、早いかの違いだな。 あぁ……戦線にはスイートルージュを名乗るナイツが居たらしい。 多分それが最後のスイートナイツ、沙倉愛梨だ。 大方、戦闘経験が豊富なナイツが欲しかったんだろうよ。 どこも人手不足だねぇ」
「その人手を切り捨てる無能も居るがな。 まぁ良い。 では、護衛は未熟……いや経験の少ないナイツに変わったということか」
「だな。 偵察には俺が出るよ。 俺の相手だからな……」
ゼーロウの思惑は分かった。しかしまずは目の前の問題から解決しなければならない。ゼーロウと袂を分かつのは、それからだ。
そう決定付けた二人は作戦の変更と、方針を詰めていく。
「ハァ!」
「なっ……!? あいつは……!」
しかしメッツァー達の予想は一つだけすぐに覆された。
護衛のナイツの偵察のために出撃したアクラが見た人物。それは茶髪のショートカットの女性で、アクラは見覚えがあった。
いやむしろ見間違えるはずがない。メッツァーが頭角を現した戦いがアップルナイツであるココノの捕獲であるならば、メッツァーの立場がゼーロウで確立した戦い。
女神近衛団第一騎士団エンジェルナイツの団長、フェリセス・レクシアの捕獲作戦でアクラ自身が戦った人物、女神近衛団第一騎士団エンジェルナイツの副長であり、フェリセスの妹、エレニス・レクシアだったのだから。
当時は一団員に過ぎなかったのと、現在においても若く経験不足が目立つため、ティアナの護衛に回されたのだろうが、戦闘力で言うならばスイートナイツの面々やティアナとは桁違いなはずだ。
護衛としては予想より遥かに厄介な相手だった。
(こりゃあ無駄に時間稼ぎとかは出来ないな……無駄なダメージはごめんだ)
キッスが相手の時はある程度リップが責められるまで時間を稼いだりしていたが、エレニスが相手ならば不可能、ではないが危険が伴うのは確かだ。
ティアナを堕とせたは良いが、アクラが戦闘不能になりました。では、笑えない。
(まぁそれでも……挨拶くらいはするかね)
知らない仲ではない。向こうもあの日の、姉であり団長を失った日に戦った上魔の存在を覚えていないわけはないのだ。
故に悪としてアクラは挨拶する。
「ハハハ、相変わらずの腕だ。 エレニス・レクシア」
「……! 貴様は!」
自らが連れてきた下魔達はマナを吸収させて引き上げさせたため、残っているのはゼーロウの連中の下魔のみだ。
故にそれが全て、エレニスの戦斧の犠牲になったのを見届けるとアクラは仮面は付けたままだが、エレニスの前に姿を現した。
新手の出撃に、冷静に戦斧を構えたエレニスだったが、アクラの顔を見ると驚きに目を見開きながら戦斧を握る腕に力を込める。
やはり気付いたようだ。
「あの時の上魔!」
「久しぶり。 エンジェルナイツ副長、いや今は団長かな?」
「っ! 未だに私は副長だ! 団長はお姉様だ!」
(……まだまだ青いね)
無論、アクラは姉であるフェリセスがいつでも帰って来れるようにエレニスが副長の座に留まっていることは調査済みだ。
まだ若く、精神的に隙があるエレニスの精神を揺さぶるためにわざと間違えたのだ。
普段は冷静に振る舞っているようだが、まだまだ青い。
そして上魔でも実際は上澄みであるアクラを前に激昂し、隙を晒すなど愚行だ。
「っ!? はやっ!?」
「はい、おしまい」
「んぐっ!? んんー!?」
素早い動きで戦斧の射程の内側に入ってきたアクラに驚き、咄嗟に後ろに跳び退こうとするエレニスの身体を片腕で抱きしめるように捕まえ、その唇を奪う。
ついでに戦斧を掴んでいた腕を捕まえてしまえばエレニアは抵抗が出来なくなる。
身長はアクラの方が低いが、単純な力では上魔であるアクラにエレニスは勝てない。故にナイツは基本的に上魔に掴まれないように立ち回るのだ。
本来ならばこんな単純な手には引っ掛かりはしないだろうが、隙を晒した状態では仕方なかった。
(汚らわしい……この舌、噛み切って……ん゛お゛!?♥)
普通ならばこの程度では流石に拘束し切れたとは言えない。噛み付いたり、魔法を使ったりと抵抗の余地はないわけではない。しかしそれは
アクラは戦闘力も低くはないが、基本的にサキュバスと同じく搦手を得意とする上魔。キッスには使わなかったが、淫術をしっかり使えば、捕まえたナイツが抵抗出来る理由は、ない。
(こ、これは上魔の……ダメだ! 流され、てはぁ……♥)
エレニスには良くも悪くもエリートだ。団長であるフェリセスの妹である彼女は戦闘力も高く、そして囮のような敗北しかねないであるような任務には回されていない。
初めてなのだ。上魔に蹂躪されるのは。故に簡単だった。
「んぶう♥んぶっ♥んぐ♥うむう♥おむっ♥んふウン♥♥」
実際に唇を塞がれてからは一分すら経っていないだろう。しかしそんな僅かな時間ながら、エレニスは膝から力が抜け、身体をアクラに預けてしまい、自力で立てないほど快楽を感じていた。
魔法着のミニスカートからは、ダラダラと愛液が流れ出しており、口からは愛液の代わりとばかりに涎が零れ落ちていた。
武器である戦斧を手放していないだけ、褒められるべき状態だ。
「ぷは♥……ぁ……♥き、貴様……」
「流石エンジェルナイツの団長、頑張るねぇ」
「っ……! こ、の……んひぃぃ────ッッ!♥♥♥」
ギリギリで耐えていたエレニスを再度挑発し、口を開けた途端に素早く抱き締めていた腕をミニスカートに忍ばせ、下着の上からにも関わらず的確に陰核を指で潰す。
口を閉じていたから出なかったであろう、裏返った高い嬌声がエレニスの口から出てしまう。
絶頂したのもそうだが、あまりに恥ずかしい声を上げてしまったことに羞恥と屈辱を感じたのか、エレニスの顔が真っ赤に染まる。
「お姉さんを攫った相手に簡単にイカされちゃったね。 イキ顔、お姉さんと一緒で随分といやらしい顔だったよ」
「っ……♥う、ぐ……♥ぁ……♥」
同じ手には乗らないとばかりに今度は口を紡いでいるも、くるくると指が陰核の周りを撫でると小さく熱い吐息ぎ漏れてしまう。
屈辱、羞恥、怒り、快楽。そんな感情がごちゃまぜになった表情で、エレニスにはなすがままに弄ばれる。
しかしスイートナイツの面々と違い、現在のエレニスは単独だ。助けも期待することは出来ない状態だ。
「く、ひっ♥あっ♥ぅ……♥あああっ!♥♥♥」
唇を血が出るまで噛み締め、必死に耐えようとしても無駄だ。
経験のないエレニスが淫術を使いながら上魔としてのテクニックを使い責め立てるアクラの動きに耐えられるわけはなかった。
為す術もなく、再度口が開いてしまい、卑猥な嬌声を上げながら絶頂してしまう。
「はぁ……♥は……ぁぁ♥」
いくら元々敏感な陰核とは言え、短時間に2回の絶頂を味合わされたエレニスが、現実を受け入れられないとばかりに目を白黒させる。
彼女は甘く見ていたのだろう。上魔と戦うということを。
(このまま捕まえたいけど……不味いよな)
今回簡単に捕まえられたが、それはエレニスが激昂し、隙が出来たのとどこか彼女には油断があったからだ。
次に捕まえるとしたら、アクラも最低限の痛手は覚悟しなければならない。
しかし今回完全に捕まえるわけにはいかないのだ。
(成果を出して徴収を早められるのはごめんだ。 最低限ティアナを捕まえないと)
エレニスをこのまま捕まえた場合、ゼーロウはそれを作戦の成功として強制徴収を早める可能性がある。
故にエレニスに勝っても、捕まえてはならない。捕まえるなら、ティアナと同時に捕まえるしかなかった。
強制徴収は、ゼーロウと袂を分かつ合図なのだから。
(ティアナを捕まえるにしてもある程度調教しておかないとな……スイートナイツと一緒か)
ティアナはトランシルヴェール王家の人間である以上、非常に強い素質を持っているはずだ。
スイートナイツの面々を戦いの中で調教していったのと同じことを出来れば行いたい。それがメッツァーの希望だ。
そしてメッツァーの希望は、アクラの希望である。
「さ、挨拶は終わりだ」
「なっ……!? き、貴様! 情けをかけるのか!」
アクラはティアナにはなるべく会わない方が良い。それならばエレニスを引き付けるのはアクラの仕事だ。
ここで凌辱もされず、解放されるのは、ただ凌辱されるよりも遥かに屈辱をエレニスに与える。
姉であるフェリセスの仇である上魔に情けをかけられる屈辱は、計り知れないであろう。
エレニスの健康的な肉体は魅力的ではあるが、アクラには目的の方が大事だからだ。
「せめてもう少し強くなっててよね。 じゃないと次はお姉さんみたいになるよ? いやらしい副長さん」
「ま、待て! クソっ! 立てな……あぐっ!」
アクラに離され、ペタンと地面に座り込んでしまったエレニスが追い縋ろうとして足に力が入らず、前に倒れてしまう。
最後まで今後自らを目の敵にするように挑発しながら転移していくアクラ。
残されたエレニスは、立てず、好き勝手され、最後には情けまでかけられた己の不甲斐なさに一人声にならない叫びを上げていた。
こうして、また戦いは始まるのだ。
どの編が面白かった?
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スイートナイツ編
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プリンセスティア編
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スイートナイツ2編
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シンフォニックナイツ編
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レムティアナイツ編