※この作品はR-18です。

俺の妹が最高のオカズだった   作:風見 源一郎

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美優先生と保健の授業

 

 リビングのソファーに腰を据え、ガチガチに固まった体と思考をどうにか動かそうと、俺は必死になっていた。

 

「お兄ちゃん。脱いで」

 

 美優は指示棒を使って、ズボンの上からぎゅうぎゅうと俺のペニスをつついてくる。

 間接的とはいえ美優から刺激を与えてもらったのは初めてだった。

 これを続けられただけで射精できる自信がある。

 パンツの先っぽがぬっとりと湿っているのが自覚できるくらいだ。

 

「すごく、膨らんでますね」

「佐知子も触ってみたら?」

 

 隣には二人の少女がいた。

 実の妹である美優と、その友達の佐知子だ。

 

「触っていいの? ここって、男の子の気持ちいいところ……だよね?」

「そうだよ。佐知子のここと一緒」

 

 美優は背後から佐知子の股ぐらに腕を忍ばせると、パンツの中に手を入れて指を動かす。

 

「ふあぁっ……んくっ……美優ちゃ……ダメ……」

 

 佐知子もオナニーに慣れているせいか、感度は良いようだった。

 さっきから二人で勝手に盛り上がりやがって。

 

 くそう。

 見てるだけで射精しそうだ。

 

「お兄ちゃん。いいから早く脱いで」

「……お、おう」

 

 彼女たちが求めているのは、俺の脱衣。

 もっと言えば、肉棒を露出させることを期待されている。

 この状況は本来であればおかしい。

 女の子とのセックスは俺が望んでいるのだから。

 

 なのに気付けば俺は命令される側。

 罪悪感と興奮で膨らんだパンツの中身を、この少女たちの前にさらけ出せと言われている。

 

 発端は、妹でしか抜けなくなったと、当の妹である美優に告げたことだ。

 女性経験の少なさを指摘され、それを補うために彼女を作ればいいと、言い出したのは美優だが。

 

 二次元に入り浸りながらも『童貞を卒業したい』『女の子とエッチがしたい』と強く願ってきた。

 そんな俺が、セックスをするから脱いでと命令されて躊躇している。

 誰もが羨む状況のはずなのに。

 

「ぬ、脱ぐぞ……」

 

 体中にむずがゆさが走り抜ける。

 

 美優の前では散々脱いできたが、他の人の前では男が相手ですら経験がない。

 山本さんには脱がせてもらったし、美優にだって最初はパンツを下ろした状態を見られただけだった。

 

 他人の前で、意図的にパンツを脱ぎ、秘部を晒す。

 しかも最大限に勃起したモノをだ。

 

 佐知子は無知なようだから、それが大きくなってても何も思わないのかもしれない。

 でも、その背後には美優がいる。

 妹の友人を前にして、万全に準備ができていることを知られてしまう。

 

「遅い。佐知子に脱がせるよ」

「ふぇ!? わ、私……?」

 

 チャックをどうにか下ろすところまでいった俺は、腰を浮かす直前でまたソファーに沈めた。

 

 ひけらかすように脱ぐのも興奮する。

 無知な女の子にたどたどしく脱がせてもらうのも興奮する。

 

 どっちでもよかった。

 

 佐知子は恐る恐る俺の腰に手を伸ばしてくる。

 

 やってもらうべきか。

 

「代わりにお兄ちゃんは佐知子のパンツを脱がせてね」

「私も!? 脱ぐの!?」

「うん」

「うぅ……なら自分で脱ぎます……」

 

 佐知子がソファーから足を下ろして立ち上がる。

 俺は自分で脱がざるを得なくなった。

 

「佐知子はパンツ脱ぐの恥ずかしいの?」

 

 美優も佐知子に合わせて立ち上がり、背中に回り込む。

 後ろから抱きつくのが好きなんだな。

 

「だって、その、えっとね」

 

 佐知子が顔を後ろに向けて美優に耳打ちする。

 スカートをギュッと握って、ほんのり顔を赤らめさせた。

 

「ふーん。それがそんなに恥ずかしいんだ」

「うん。だって、変だし……」

 

 佐知子はサイドテールの髪の先を指でくるくるさせる。

 それ山本さんもやってたな。

 

「でも外側からじゃわからないから平気だよ」

「そ、そうかな……?」

 

 佐知子が美優に何かを諭されて自らのパンツに手をかける。

 両手でゴム紐を引っ張ると、いままでのためらいがなんだったのかと思うくらいあっさりとパンツを下ろした。

 

 スカートのせいで大事な部分が隠れた秘境。

 そこからは、一筋の愛液が垂れていた。

 

 トロッと指先に自分の愛液がかかり、小さく息を吸う佐知子。

 固まって、口を真一文字に結んでから、何事もなかったかのようにまたパンツを上げた。

 

「美優ちゃん、やっぱりダメだった……」

「うん。やめとこっか」

 

 美優は佐知子の頭をよしよしと撫でる。

 なんだったんだろうこのやりとりは。

 

 佐知子は思いのほか傷心したようで。

 腕の中、もとい胸の中に抱え込んで佐知子を慰める美優。

 まだ脱ぎかけの俺を鋭く睨んできた。

 

 歳下の女の子に先に脱いで貰ってしまった。

 スカートで隠していたとはいえ、女の子にリードさせるのはまずい。

 

 俺はチャックを下ろして腰を浮かせると、パンツごとズルっと足まで下ろした。

 

 その瞬間は、まだ前かがみ。

 Tシャツに隠れて肉棒は半分ほど隠れている。

 

 佐知子は慰み止んで、俺に意識を回してきた。

 

 まだそれを何に使うのかすら知らない少女。

 そんな子の前で、俺はガチガチに硬くなった肉棒を突き立てた。

 

「うわぁ……女の子と全然違うんですね」

 

 それが佐知子のコメントだった。

 今の子たちが保健体育でどこまで習っているのかは知らないが。

 さすがにこの反応でいいのだろうかと心配になってくる。

 

「はい。じゃあ佐知子はお兄ちゃんの前に座って」

 

 美優に促されて、佐知子は俺の股の間で座り込んだ。

 

 美優の無関心顔とは違い、熱心な真顔で佐知子は俺の肉棒を見つめる。

 ピクつくたびに瞬きが多くなった。

 

「私のと違い過ぎてよくわかんないんだけど。触ったら気持ちいいの?」

 

 親密度の差もあってか、佐知子は美優に尋ねる。

 美優はそれに答えず、俺に視線を送ってパスしてきた。

 

「触ってもらったら、気持ちよくなると思う」

 

 俺も他人に触って貰ったことはない。

 触れたことがあるのは二人分のおっぱいだけ。

 

 それはそれでおかしな遍歴だが。

 手で触ってもらったことがないから、他人に触られるのが気持ちいいのかは知らないんだ。

 手コキなんてものがあるくらいだし、俺自身もオナニーでシゴいてるから、気持ちよくないことはないと思うけど。

 

「そう、なんですね。触ってみてもいいですか?」

「ああ。触ってもらえるなら。嬉しい」

 

 美優には散々拒まれてきた。

 手で男性器を刺激するという行為。

 

 佐知子は両手を近づけると、手のひらでペタペタと触り始めた。

 

「うっ……ぁ……」

 

 自分の体とは違う体温。

 自分の手とは違う柔らかさが触れて、息が漏れた。

 

「アツくて、硬い、です」

 

 佐知子は両手で俺の肉棒をすっぽりと包むと、指先で亀頭の柔らかさを確かめたり、裏筋をなぞったりする。

 

「あっ……き……もちいぃ」

「いい、ですか?」

「うん。かなり」

 

 佐知子はきっと、手コキなんてものを知らない。

 だから握ったり小突いたりするだけ。

 

 そんな佐知子の後ろから手を回してきた美優が、今度はスマホの画面を佐知子に向ける。

 

「その柔らかいところが亀頭、傘になってるところがカリっていうんだって。一番敏感らしいよ」

「ふむふむ」

 

 佐知子は美優に示された場所を丁寧に撫でる。

 無知でも触り方が優しいあたり、自分の秘部の敏感さをよく知ってるんだろう。

 思っていた以上に触り方が上手くて、説明が終わるまでに射精が耐えられるかわからない。

 

「先っぽの穴がおしっこと精液が出るところで、裏っかわのちょっと色が違う線も感度が違うんだって。根元に付いてる袋のやつが睾丸……陰嚢? よくわからないけど、精子が溜まってるみたい」

「覚えるのたくさんあるね。この袋のやつは、自分の体と比べてもイメージがつかないや」

 

 佐知子の指がフグリの方まで伸びてくる。

 肌を掠るように撫でられた瞬間、ゾクッと膝が震えるほどの快感が突き抜けた。

 

「あ、そこ、すっごい……」

 

 いい。

 良すぎる。

 他人に触ってもらう極楽が。

 

 これのためだっていうなら、大人が金を払ってまでお願いする訳がわかる。

 

「亀頭と同じくらい敏感で、刺激には一番弱い場所だから、触るときは気をつけてあげてね」

「わかった」

「あとね、手を上下に動かして擦ってあげるのが一般的みたい。このお兄ちゃんお気に入りのエッチなビデオを参考にやってみようか」

「はい。了解です」

 

 知らぬ間にスマホに移し替えられていたエロアニメビデオが、容赦なく再生される。

 それは参考にしたらいけないビデオなんだが。

 食い入るようにエロアニメを視聴する二人の少女を前に、俺は黙っていることしかできなかった。

 

「ポイントは上目遣い、言葉責め、メスの顔です」

「う、上目遣い、言葉責め…………メスの顔……?」

「とろーんとした表情で物欲しげな顔をするの」

 

 漏れ出る音声から、美優がどの作品を選んだのかはわかる。

 帰宅部だった主人公がヒロインに家庭科部に誘われて、幸せな家庭生活を築く練習と称してたくさんの後輩からエッチなプレイをお願いされるアニメだ。

 

 妹モノじゃなくてよかった。

 あるいは避けたのかもしれないが。

 

 とにかく一つ言わせて欲しいことがある。

 

 普通のカップルはメスの顔で言葉責めなんてしない。

 

「お、お兄さんは、え、エッチだから。こういうのが……どうせ、好き、なんでしょ……!」

 

 ぐい、ぐい、とそれなりの握力で扱かれる。

 佐知子は本当に頑張って真似をしてくれているみたいだ。

 

「後輩にいいようにされて……は、恥ずかしくないんですか……!?」

「ぐっ……!」

 

 シチュエーションに合わせてくるのはズルい。

 

 やばっ。

 一瞬射精しそうだった。

 

 ストップストップ。

 

「あ、い、痛かったですか? ごめんなさい。私、下手っぴで」

 

 俺が急に止めたせいで、佐知子に勘違いさせてしまった。

 せっかくあんなに頑張ってくれてたのに。

 

「違うんだ。そうじゃなくて。なんというか……」

「お兄ちゃんは気持ちよすぎてびっくりしちゃったんだって」

「そうだったんですか。よかったです。私、ちゃんとできてたんですね」

 

 射精しそうだった、とは素直に言えず。

 困ってるところに美優からの助け舟。

 佐知子は朗らかに笑って、安心してくれている。

 

 俺は心を撫で下ろす一方で「しっかり覚えました」と腕を引く佐知子に不安を覚えた。

 こんなことを教え込んでしまってよかったんだろうか。

 

「それとね、舐めるのが気持ちいいみたい」

 

 サラッと美優に発言されて、俺の精神は一気に高揚する。

 

 舐める。

 つまりフェラだ。

 

 触れることぐらいは医療関係者ならやる。

 でも舐めるなんてことは通常の関係では絶対にやらない。

 

 だからそれは特別なことだ。

 人によってはフェラをアブノーマルと認定する者もいる。

 それほどまでの禁忌。

 侵してもらえるのか。

 

「これ? この硬いのを舐めればいいの?」

「うん。そうみたい。お兄ちゃんそれがすごくすごくして欲しいみたいで」

 

 説明しながら、美優は俺を軽く横目で睨んでくる。

 

 わかってるから許してくれ。

 

 美優には何回も無理にお願いをしてしまったからな。

 本人にしてもらうことはできなかったけど、こういう結果でも、まあ、よかったよな。

 

「ふーん。こうやって棒になってるのは、舐めるためなのかな?」

「そうなのかも」

「ヒクヒクして硬さが変わったりして。なんだか不思議な感じだね」

「たしかに。よく見てみると、なんでこんな形なんだろ」

 

 まさか妹。

 それは保健体育の範疇だぞ。

 

 ……もしかして、美優の言ってる“形”ってのは、そういう意味なのか?

 

「ちょっと可愛いかも」

 

 佐知子は園児を相手にするような瞳で俺の肉棒を眺める。

 

「えっ……。そうかな?」

 

 美優が引いている。

 俺もちょっとどうかとは思う。

 

「さっきみたいのを、ベロですればいいんだよね」

 

 佐知子はおにぎりを持つように両手の指先で俺の肉棒を支える。

 その先端に、顔を近づけた。

 

 いいのか。

 そこはさっき美優が尿と精液が出る場所だって説明した場所だぞ。

 精液はわからなくても、排尿器官がどういうものかくらいわかるだろ。

 

「あの……舐めてもいいですか?」

 

 佐知子は亀頭に唇が触れるか触れないかのところで止まって訊いてくる。

 

 舐めてもいいですか、だって?

 俺の肉棒の手に取って、そんなことを聞かれる日が来るなんて。

 

「舐めてもらえるなら、嬉しい」

「わかりました」

 

 フェラ童貞、とでも言うべきか。

 本番よりも興味の対象であったそれを、佐知子はあっさりと叶えてしまった。

 

 まずはペロッと裏筋をひと舐め。

 それから美優に敏感と教わっていたカリの部分まで入念に舌を這わせて、亀頭の先まで丹念に舐りあげてくる。

 

「ああっ……あっ……それ……ほんとすごくいい……!」

 

 力が抜けて声が震えた。

 口内のトロけるような熱が肉棒を滑っていく。

 一生懸命にしてくれる佐知子の顔も、堪らないほどにエロい。

 

 根元から尿道の割れ目まで、しっとりと舌が回ってくる。

 得もいわれぬ快楽。

 しかしそれも、期待したほどには続かなかった。

 

 思っていた以上に慣れが早かった。

 もっともどかしいほど、どうにもならないくらいに気持ちいいものだと思っていたのに。

 

「ちゃんとした舐め方もあるみたいだよ。袋の表面も舐めるといいんだって。それと、舌をいっぱい出して接触面積を増やしたりとか。唾液はたっぷりつけるのが一番大事なんだって」

「ふぇ。ひょうなんだ」

 

 佐知子は舌を口の中に戻してもごもごさせてから、裏筋にキスするくらいに唇を近づけて、そこに唾液でダラダラにした舌を擦り付けてきた。

 

「あッ────!!」

 

 あまりの気持ちよさのあまり仰け反ってしまった。

 

 まるで違う。

 這い上がってくる快感のレベルが別物だった。

 

 心なしか佐知子の舐め方もだいぶサマになってきて、ちゅぱちゅぱと時折キスを交えながら肉棒を舐めてくる。

 

 天国だ。

 こんなに気持ちのいい世界があったなんて。

 一生これだけをされながら生きていたい。

 

「きもひぃ……れふか……?」

「あぁ、もう、なんつぅか、幸せなくらいで……」

「えへへ。……んちゅ。よかったです」

 

 佐知子は照れくさそうにほっぺをかく。

 もう照れるポイントが違うとかどうでもいい。

 ただ舐められていたい。

 

「次の参考資料がこれね」

 

 美優はなるべく邪魔にならないようにひっそりとスマホを呈示する。

 そこに映っているのはもちろんエロアニメ。

 そのフェラシーンだ。

 

「な、なんか、すごい。口いっぱいまで含んじゃうんだね」

「こっちがメインみたいだよ。口の中でぐちゅぐちゅやって、そのときも舌を使って刺激してあげて……」

「うんうん」

 

 本物のペニスを前に、エロアニメ鑑賞する二人。

 お勉強熱心なのはいいことだ。

 そのために俺の財産が使われるなら本望だ。

 

「他にも色々と観たけど。お兄ちゃんの好みはね、さっきみたいに手で支えないで……手は腰辺りを掴んでおいて、口だけでするのがいいみたい。あとメス顔は基本」

「はい。メス顔は基本、ですね。美優先生」

 

 佐知子がだんだんとピンク色に染まっていく。

 どこまでも純粋で淡いピンク色に。

 

「えっと、こんな、感じかな」

 

 佐知子は心なしか息を荒くして頬を上気させると、自らすぼめた口と舌に肉棒をねじ込んだ。

 

 口内の肉感と粘液を存分に使って。

 アニメの影響か、一度に根元まで咥えこんで、溢れそうになる唾液を吸い上げながらねっぷり舌を動かしてくる。

 

「あぁ、あっ、あっ……待って、で、出る…………ッ!!」

 

 あまりに突然のことだった。

 蕩け顔で、にゅる、ジュポッと口を動かされて、耐えられたのはわずか数秒。

 突然やってきた肉棒を包み込む温度に、瞬殺だった。

 

「ん? んん……?」

「いいから佐知子。飲んで」

「んぐっ……うん……」

 

 美優に命令されて、根元まで咥えた状態で固まる佐知子。

 

 そのまま出すのはマズい。

 いきなり喉奥に射精することになる。

 

「でも……もう……ぐ、ああっ──!!」

 

 どぴゅ、ドピュ、ドビュ、と等間隔に、精液を押し付けるように射精する。

 

「んんっ!? んん!! ん~!!」

 

 佐知子は驚いて首を引いた。

 それを、美優がガッチリとホールドして抑え込んだ。

 

「飲んで」

「んーん!! ンー!! ンンーーーッ!!」

 

 佐知子は力いっぱいに首を振って抵抗する。

 その間にも俺の精液は佐知子の口に吐き出されていて、そのときには可哀想なんて感情は吹き飛んでいた。

 

 口の中に射精するのが、ただひたすらに気持ちいい。

 

「んー。ダメそう?」

 

 俺の射精が収まり、キュポっと口を離した佐知子の、その口を美優が手で塞いでいた。

 吐き出させないために。

 俺の好みに合わせてか、どうしても飲ませたかったらしい。

 

「ん……うぅ……」

 

 佐知子の目が真っ赤だった。

 涙をいっぱいに溜めて、今度はゆっくり首を横に振って美優に懇願する。

 

「そっかぁ」

 

 美優も手を放した。

 佐知子は息もろくにできずに横隔膜を引きつらせている。

 

「うぅ……みゅ……ゆるひへ……」

 

 唾液の分もあってか、口の半分は精液で満たされていた。

 佐知子は今にも吐きそうで、手を受け皿にして顔を下に向ける。

 

「しょうがない」

 

 美優は両手で佐知子の頬を挟む。

 

 そして、涙を流して震える佐知子の唇に、そっと自らの唇をあてがった。

 

 舌をねじ込んで、佐知子の口の中のものを奪いにいく。

 

「んっ……」

 

 佐知子の顔は苦痛から悦楽へと変わっていた。

 口づけが始まってしばらくした後、もう精液の口移しが済んだだろうと思われたその後も、佐知子はしばらく美優に口内を舐られていた。

 

「ん……むちゅ……はぁ。ごめんね。無理に飲ませようとして」

「ふぇ……ぃ……いぃよぉ……らいひょうふ……」

 

 くたっと佐知子は床に倒れる。

 どっちが原因なのかは明白だった。

 

「お兄ちゃんは出しすぎだし精子も濃すぎ。最初はこんなじゃなかったよね。もっと佐知子のこと考えて」

「無理言うなって」

 

 射精量がコントロールできるなら、そもそもさっきみたいな暴発はしてない。

 フェラがあれほど気持ちいいものだとは思わなかった。

 

 これは……ハマってしまいそうだ。

 

「佐知子も起きて。続きするよ」

 

 美優は天国に旅立っていた佐知子をビンタして体を引っ張った。

 

「続き……?」

 

 俺が尋ねると、美優は仁王立ちして眼鏡をキリッとかけ直す。

 

「セックス」

 

 ビシッと指示棒が俺のペニスまで伸びてくる。

 さっき射精したばかりの、硬さ半分の肉棒に。

 

「まだ出るよね?」

 

 美優に訊かれて、俺はドサッとやってきた疲労感に焦り始める。

 昨日は美優のおっぱいに大量射精して、今朝も美優の口に出させて貰っている。

 その上でさっきのフェラに、出せるものは出し尽くした。

 

 たしかに今日の目標はセックスだったが。

 限界というものはどうしたってある。

 

「美優、悪いけど……」

 

 もう出ない。

 

 そう口にしようとした俺に、美優は近づいてきて。

 

 まだ肉棒を露出したままの俺の下半身にまたがった。

 

 浅めに座っているとはいえ、擬似的に対面座位の体勢になった俺と美優。

 半勃ちだった俺の肉棒がまた硬さを宿し始めた。

 

「お兄ちゃん」

 

 今度は手が伸びてくる。

 俺の肩の後ろ。

 ソファーの背もたれに手をついて、美優が俺の耳に顔を近づける。

 

「せーえき、まだ出せるよね?」

 

 それはある種の魔法のように。

 一瞬で俺に射精感を取り戻させた。

 

 悪魔的だった。

 いったいどこに射精するだけの精液が残っているのか、自分でもありえないと思うくらいなのに、もうイチモツは次の射精の準備を始めている。

 

 ソファーから降りて、佐知子の頭を撫でる美優。

 

 俺と佐知子の二人に対して、美優ははっきりと、その言葉を口にした。

 

「セックス、してもらうからね」

 

 俺はもう、美優に命令されたら射精すら止められないのかもしれない。

 

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