※この作品はR-18です。

俺の妹が最高のオカズだった   作:風見 源一郎

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どんなにイヤなことでもお兄ちゃんの命令に絶対に従う妹

 

 真夏の時期が過ぎ去ったこの頃も、晴れの日は外を歩くとジリッと額に汗が滲む。

 放課後の帰宅時間にはまだアスファルトが吸収した太陽光の熱が残っていて、早く秋の訪れを報せる風が吹いてくれたらと思う帰路の住宅街は、木の葉が擦れる音すら聞こえないほどの静寂だった。

 

『準備はできています。いつでもお帰りください』

 

 スマホの画面に表示されたメッセージを確認して、俺は自宅へと足を進めていた。

 はやる気持ちに歩幅は大きくなり、それでも運動に昇華されるはずの性欲は体から逃げ切らず、家に辿り着く頃には他人に見せられないほどズボンが張り出していた。

 

(いよいよか……)

 

 思えばここまで長い道のりだった。

 美優にロリータ趣味があることを知ったあの日。

 俺は昏倒するほどの威力で美優に鳩尾を叩かれて、そのお詫びにとアソコを舐めることを要求したら、虫嫌いが害虫を追い払うより酷く拒絶された。

 

 俺だって舐めることにこだわりがあったわけではない。

 でも、美優には散々ペニスを舐めさせているのに、俺は大切な恋人のアソコを舐めたことがない事実だけが残っていて、それはあのときのやり取りと合わさって言いようのないモヤモヤになっていた。

 美優が意地になって隠そうとするせいで、いつしか俺はあの美優のつるつるのぷにマンに好奇心を囚われていたのだ。

 

「よし」

 

 気合を入れて、ドアノブへと手をかける。

 この扉の向こう側には、ロリコスをしたノーパンの妹が待っている。

 甲斐甲斐しくも俺にアソコを舐めさせるために。

 

 ドアを開けて、玄関へと足踏み入れた。

 冷房による涼しい風が吹いてきて、汗ばんだ肌をしっとりと冷やしていく。

 

「ただいま」

 

 俺の帰宅の合図は、すでに玄関で待機をしていたその一人に向けられていた。

 

「お……お、おかえりなさい。お兄ちゃん」

 

 両手を前に重ねて、スッと背筋を伸ばし、緊張のせいか殺意すら感じさせる目つきで俺を睨んでから頭を下げる我が妹。

 美優が体を起こすと、ゆるく巻かれた二つ結びの髪が、カチューシャに付けられたレースリボンと一緒に揺れる。

 

 白いシャツで作られた乳袋が、胸元が開かれているドレスからはみ出して、キツく締め上げられたウエストとのコントラストに、俺はひと目で心を奪われた。

 唇はリップで紅く塗られ、ネイルも艷やかにムラ無く整えられたその化粧技術も、このコスプレ趣味によって培われたものなのだろう。

 しかし、俺の興味を最も煽ってきたのは、その愛らしい小顔でも、コスチュームを立体作る巨乳でもなかった。

 

 美優はニーハイにガーターベルトまで着けていたのだ。

 俺がノーパンを指定したにもかかわらず。

 あの美優が人との約束を一方的に破るわけがなくて、もし俺の想像が正しければ、上辺のレースから続く左右の細いベルトとストッキングのくちゴムによって縁取られた、美優の真っ白なパイパンがスカートの中に隠されているはず。

 

 ゴクリッ……と、生唾を飲まずにはいられなかった。

 ただでさえ窮屈なズボンが張り裂けてしまいそうなほどペニスが暴れ回っている。

 

「美優……可愛いよ。とても、キレイだ……」

「そ、そうですか」

 

 美優も毅然と振る舞おうとはしている。

 だが、これから自分がしなければならない行為を考えると、心を穏やかなまま律しきるのも難しいのだろう。

 スカートを摘み上げる指先が震えていた。

 

「お……お、おもっ……お申し付けの、通り……。本日は、スカートの中の、着衣物を減らしておりますので……」

 

 緊張に声を淀ませながら、美優は俺の目の前でノーパンのスカートを持ち上げていく。

 そうするところまでは、美優も俺を強く睨みつけることで、なんとか目を合わせてくれていたのだが。

 

「お好きなように……私のアソコを、舐めてください……」

 

 最後のその台詞を放つ直前に、美優は床に視線を落として、顔は化粧の上からでもはっきりとわかるぐらいに羞恥に赤らんでいた。

 美優にとって無毛の女陰を自ら見せつけることほど屈辱的な行為はない。

 

 俺は花に誘われる蝶のように顔を近づけて、鼻孔を拡げて、どれだけ目を凝らしても毛穴の一つすら見つからないつるつるの秘所をその目に拝んだ。

 

「すぅ……はぁ……っ……美優のここ…………明るいところで見ると、こんなにキレイなのか……」

 

 美しかった。

 芳ばしかった。

 ガーターベルトに挟まれたそこは、額縁に飾られた一枚絵のようで。

 世界で最も貴重なその表面に、俺は恐る恐る手を触れた。

 

「うっ……ううっ……」

 

 スカートをたくし上げている美優は、俺に触れられるとビクッと脚を震わせた。

 きっとこの割れ目に指を入れたらまた卵を割ったみたいなエロい粘液が溢れてくるんだろう。

 

「お腹も……ふともも……お尻も……どこも、真っ白でつるつるだ……ふうっ……ああっ……なんてかぐわしい……」

 

 美優の肌の各所に鼻を近づけては、その表皮の匂いを薬物のように摂取していく。

 美優は恥ずかしがり屋さんなので、体はどこもかしこもボディソープの香りがした。

 俺にじっくりと観察されることになるからと、自分の身体の匂いは少しも嗅がせたくない一心で、入念にお風呂で洗ってきたのだろう。

 そんな妹の健気さだけで俺は興奮することができる。

 

「っ……んっ……お兄ちゃん、変態みたいでとても気持ち悪いのですけれど……」

「美優はその変態にアソコの匂いを嗅がせてるわけだが」

「やっ……やめてください……! そういうことを言うのは……!」

 

 美優はスカートの上から俺の頭を押さえた。

 今すぐ舐めて美優の体液を直に飲んでみたかったが、妹のアソコの匂いを堪能しているだけでもう射精してしまいそうだったので、俺は仕方なく立ち上がった。

 

 美優は目に涙を溜めていて、しかし、化粧によって膨らんだ涙袋によって、それは色っぽさを強調するアクセサリーにさえなってしまっているのだった。

 

 こんなエロい妹を持って変態にならない兄がいるのか?

 俺はそうは思わない。

 

「俺はこれから体を清めてくる。そうしたら、美優が膣に溜めてるそれをたっぷり頂くからな」

「どうぞご勝手に。私はタオルを用意して待っておりますので、日が変わるまでごゆっくりお清めください」

 

 美優は丁寧な口調で自分という意識を限りなく消し去り、毒舌で俺に対抗することでなんとか恥ずかしさに耐えていた。

 俺は美優と一緒に脱衣所に入って、逞しい陰茎を見せつけるように堂々たる脱衣をして全裸になった。

 そのとき、お腹につきそうなほどそそり立った自分のイチモツを見て、ちょっとした嗜虐心が働いた。

 

「ここだけは美優の口で清めてもらえるかな」

 

 汗と我慢汁とで決して清潔な状態ではない肉棒だが。

 だからこそ、清楚な装いに身を包んだ美優に、フェラでお掃除をしてほしくなった。

 

「お兄ちゃんにそう言われては、私は承服するほかございませんので」

 

 美優は元気いっぱいの勃起に目を落として、「そんなに元気ならもう私の舐めさせる必要ないじゃん」と毒づいてから、俺の前で膝を突いた。

 

「はむっ……じゅるっ…………ちゅうっ、ちゅっぷっ……」

 

 美優は俺の陰茎の根元を両手の指先で支えて、まずは竿の半分までを口に含んで、上目で俺を睨みながらフェラチオをしてくれた。

 こんなに嫌な顔をされながらペニスを咥えてもらうのはいつぶりだろうか。

 昔の美優を思い出して、また興奮してしまう。

 

「どうかな? 完全に勃った俺のモノは」

「んむ……じゅるっ……ちゅぱっ…………んっ……汗と、おしっこで……へろっ…………しょっぱくて…………はぁむっ……んっ、じゅるるっ……じゅっぱっ……先走りで出た生臭さと、苦さが混ざってる……」

 

 美優は舌を伸ばして、ペニスをすすり上げて、陰嚢と鼠径部とを舐めてから、更に奥深くまで剛直を咥える。

 

「んぐっ……ぐぽっ……じゅるっ……んっ……じゅるるっ、じゅぶっ……妹をノーパンで、ロリコスさせて……アソコを舐めようとする……んむっ、ちゅっ、ちゅっぷっ……サイテーなお兄ちゃんのニオイがいたします……んぐじゅぶっ……じゅるるるっ……じゅぐっ、じゅぱっ……じゅぶるっ……」

 

 美優は俺のペニスをしゃぶりながら、怒りに任せて感想を並べて、最後にはまた刺すような上目遣いで俺を睨みつけてきた。

 

 恨みをたっぷりと声に込めて、それでも舌による愛撫は優しかった。

 いつもよりボリュームの多いまつ毛に、控えめな色ながら瞳に重ねられたカラコンが、ただでさえぱっちりとした美優の目を一層大きく際立たせている。

 兄を興奮させるために妹がロリコスでフェラまでしてくれている事実に、俺は危うく射精してしまうところだった。

 

「ふぅうっ……っ、あぁ。いいよ、美優。ずいぶんとキレイになった。妹がいい子で俺は嬉しいよ」

「…………。イッちゃえばよかったのに」

 

 美優も俺が射精しそうだったことには気づいていたようで、フェラが終わるとまたサラッと悪態をついてきた。

 丁寧なようで粗雑なこの扱いが、また股間に来る。

 言葉で責められただけで射精してしまう前にシャワーを浴びてしまおう。

 

 俺は浴室に入って、美優のエロ熱が冷めないうちに素早く上がって、タオルを受け取ってからもすぐに体を拭いて髪まで乾かした。

 その一連の様子を、美優は無心で眺めていた。

 

「……どうだろうか。この勃ちの良さ、やっぱり美優にロリコスしてもらってよかったと思うんだけど」

「はあ。そうですね。ずいぶんと立派になられて。妹の体の小ささを考えない、いかにも配慮の欠けたサイズだと思います。とても気に入りません」

 

 美優は興味なさそうに冷たく俺をあしらう。

 なんとつれない反応だろうか。

 こんな妹でも俺のことを好きでいてくれるのだから、女心というのはわからないものだ。

 

「お清めが済んだようでしたら。どうぞこちらに」

 

 美優は浴室のドアを開けて俺を先導して階段を登っていく。

 残念ながら下からスカートを覗き込んでもノーパンの割れ目がチラ見えすることがなかったので、この悔しさはこれからのクリ舐めにぶつけることにした。

 

 美優は俺の部屋の前で待機をしていて、俺が追いつくと、なぜか一つ咳払いをしてから目を横にそらした。

 

 それから、美優は俺の部屋のドアを開けて、その内部へと誘導する。

 そこは薄暗くキャンドルの灯りだけに照らされた、ムーディーな空間になっていた。

 ほのかにアロマの香りが漂って、深呼吸をすると、どこか心が落ち着くようだった。

 

「これは?」

「妹が、お兄ちゃんのために、一生懸命にこしらえました」

「そうか」

 

 俺は部屋に入ると、パチッと天井の電灯をオンにして、それから閉じられていたカーテンを全開にした。

 

「あ、ああっ……! なんてヒドいことをするんですか! 妹がせっかく頑張ったのに……!」

「どうせアソコを見られるのが恥ずかしいから暗くしたんだろうが」

 

 キャンドルは火を消して片側に寄せて、いっそ窓も開けてしまおうかと血迷ってから、美優が声を我慢することなどできるわけがないとそれは踏みとどまった。

 

「むぐぐっ……ちゃんとコスはしてあげたんだからいいじゃん……! お兄ちゃんのそれだってもう前より元気なぐらいなんだからさ!」

「それとこれとは話が別だ。いいからそこに立って、スカートを捲れ。これ以上ごねると約束不履行で明日からもやらせるぞ」

「うぅ……お兄ちゃんのイジワル……ばか……」

 

 美優はムッと口を結んで、それでも俺には逆らえないので、大人しく部屋に入ってきて俺と向かい合いになった。

 それからスカートを握りしめて、持ち上げたり下げたりを繰り返して、過呼吸になりそうなほどの深呼吸のあとに、ようやく割れ目が見えるぐらいに裾を捲った。

 

「お兄ちゃん。どうか、妹のここを、舐めてください」

 

 それを、口にしたら、後はなされるがままに、舐られるだけ。

 そう思っているはずの美優は、ようやく恥部を晒すことにも慣れてきたのか、あとは兄の役割だと言わんばかりにふぅと息を吐いた。

 

「では、思う存分、堪能させてもらおうか」

 

 ゴシックドレスに身を包んだ妹の前に膝を突いて、全裸の俺が股間に顔を埋める。

 夏前と比較すると、トレーニングジムで鍛え上げてきたかのような筋肉が、俺の全身には搭載されていた。

 

 それほど筋トレを頑張ったわけではない。

 美優と山本さんとのセックスを繰り返しているうちに、段々とこの体になっていった。

 いつだかの山本さんの予言が現実になってしまったというわけだ。

 この体に完全状態の剛直と合わさって、小柄な美優からしたら鬼が金棒を携えているようなもの。

 そんな凶悪なペニスをギンギンにして控えたまま、俺は繊細な舌使いでまず美優のおヘソを舌先でくすぐる。

 

「あっ、あんっ……ちょっと、そこは……!」

 

 美優は咄嗟のことにビクンと腹筋を引き攣らせた。

 直接アソコを舐めると思っていたのだろうが、俺がこれまで制限されていたのは何もクンニだけではないのだ。

 そもそもとして、全身が敏感なこの妹は、指だろうと舌だろうと体に触れられることを厭う。

 恋人である俺に対してでさえだ。

 

 だから、今日は美優のアソコを味わう日ではないのだ。

 

 美優の体を隅々まで味わう日なんだ。

 

 おっぱいだけは吸ったり揉んだりすることを許されるようになったけど、やはり下半身ともなるとこの妹は容易には体を明け渡さない。

 

「んむっ……へろっ……はぁ……美優……」

 

 おヘソを舐めて、薄い贅肉の上から子宮を刺激してから、今度は女陰を通り越してふとももへと舌を這わせていく。

 

「あっ、あっ、ダメだってば……! そんな、とこ……んんっ……こらぁ……! やめっ、あっ、内側のとこっ……舐めちゃやだ……!」

 

 美優は内股になることでどうにか抵抗をするが、スカートを上げ続けなければならない美優には、俺の舐め回しを防ぐ術などその程度しかない。

 俺はニーハイストッキングのくちゴムをペロペロと舐めて、ガーターベルトに舌を挟んで下から舐め上げて、ふとももの付け根から腰のあたりまでを、丹念に愛撫していく。

 苦情をつけながらも逃げることのない美優は、もうそれだけでハァハァと息を切らして快楽に悶え苦しんでいる。

 

「やだやだ、もうお願い……許して、あっ……アソコのとこ、好きなだけ舐めていいから、それやめて……ん、んんっ……ひあっ……!」

 

 美優の体はどこを舐めても美味しかった。

 丁寧に洗われた肌の全てにいい匂いがして、俺はこのときに初めて、女の子を味わうという感覚を強く抱くことができた。

 もしかしたら俺は、今日この瞬間になってようやく童貞を卒業できたのかもしれない。

 

「ヤバい……美優の脚を舐めてるだけで、射精しそう……」

「うううぅ……お兄ちゃんが変態だよぉ……んっ、んんっ……あっ……ぅうぐっ……」

 

 玄関での俺の発言のせいで、美優には自らその変態に体を舐めさせている意識が植え付けられている。

 俺が変態的に興奮するほどに、同じだけ美優の羞恥を煽ることになるのだ。

 

「んむっ……んじゅる……ぺろれろぉ……んむちゅっ……。あっ」

 

 そして、ついにはそれが溢れてきてた。

 口を開くきっかけがなければ、固く閉ざされたまま封印されているはずの美優の愛液が、割れ目から滲み出して床までその糸を引いている。

 

「美優、もったいないから、漏らさないように膣の入り口を締めてもらえないか」

「そんなこと言ったって……どうやったらいいかわかんないし……」

 

 美優はなんとか俺の要望に応えようとしてくれているのか、まっさらな股間部にはわずかに筋肉の動きが見られた。

 しかし、残念ながらそれは逆効果だったようで、美優が膣の入口を閉めようとするほど、膣内の筋肉が締まって、蜜部からは余計に愛液が漏れてきてしまった。

 

「もうやだこれ……恥ずかしくて死んじゃいそう…………お願いだから、早く舐めて満足して……」

 

 美優が俺に哀願してきて、コテとスプレーでカッチリと固定した二つ結びの巻き髪もどこか力なかった。

 ここまで妹にお願いをされて応えないのでは兄として失格だ。

 俺は狙いを裂け目に絞って、伸ばした舌を近づけていく。

 

「んっ、んっ、あっ……そんな、舐め方……あっ、あっ……!!」

 

 俺はいきなり陰唇の内側まで舌を入れることはせず、美優の股にある溝の端から端までを舌先でなぞって、溢れてくる愛液と美優の反応を堪能した。

 クリトリスの下からお尻の近くへと、スジを割るか割らないかの加減でツーっと舌を移動させる。

 美優のふとももの筋肉がビクビクと動いていていた。

 たったこれだけの快感に、美優は立つことさえ必死だった。

 

「イヤらしい舐め方、しないでっ……んっ、あんっ……。もっと、グチョグチョに舌を入れてください……」

 

 美優は俺の舌を膣内に入れようと腰を前後させている。

 スカートをたくし上げて、自分こそどれだけイヤらしい動きをしているのかわかっているのだろうか。

 頭が真っ白になるぐらいにイカされまくったほうが美優としても楽なのだろうが、俺が求めているのは陵辱されてなお性感に喘ぐ美優の姿なのだ。

 

 故にまだ、まだ舐めない。

 アソコは舐めるが、膣は刺激しない。

 全身性感帯なほど開発されているといっても、その肢体のどこよりも、美優は膣がよわよわですぐに理性がヘタるからだ。

 

「美優、次の頼みがある」

「なんですか。次は妹にどんな酷いことをさせるんですか」

「両手の指でクリの皮を剥いて俺に舐めさせてくれ」

「お兄ちゃんの鬼畜……!!」

 

 どんなに酷い要求だろうと、言うことを聞く約束だ。

 だから、美優は俺を親の仇が如く睨みつけながらも、最後にはスカートを口に咥えて、両指でクリの皮を剥いて俺に突き出すのだ。

 股間部に短い鋭角の包皮を纏っていたそこが、ピンク色の芽を出して俺の目の前に晒されている。

 

 そこに俺が唇を被せるようにして、チュッと吸い付いてから触手が這い回るように舌をペロペロと動かすと、美優は凄まじい勢いで腰をくの字に引いた。

 

「んんんンッ……!! んぐぅううっ……!! あっ、んあらめっ、あっ、ああっ……!!」

 

 直後、俺の頭にスカートが落ちてきて、辺りが真っ暗になった。

 俺はすぐにクリ舐めを中断してスカートから顔を出す。

 

「美優、スカートが落ちてくると暗くて何も見えない。きちんと咥えておいてくれ」

「そんなこと言ったって……声が出ちゃうもん……」

「いいから、ほら」

 

 俺が仕切り直しをさせると、美優は泣きそうな顔でまたスカートの端を咥えた。

 

「では…………んぢゅ……ぢゅるるっ…………ちゅるっ……ちゅっぱぁ……」

「ん、ンッ、ンッ、んん……!! ふあ、はぁ、あっ……!! んっ、アアッ……!! ごめなひゃい……これ、むり……!!」

 

 数秒もしないうちに、美優にしては根性もなくまた口からスカートを放してしまった。

 どうやら美優が声を出さずに耐えられるような快感のレベルではないらしい。

 

「イキそうなのか?」

「もうイッてるってば! こんなとこ舐められたら、誰だってイキます……!」

 

 たしかに、直にクリを舐められてイク人は少なくないだろう。

 だが、たった数秒だぞ。

 普段から散々と人を早漏扱いしておいて。

 

「お願いだから、片手で許してください……」

「仕方ない。その代わり、俺が舐めやすいようにちゃんと皮を剥くんだぞ」

「は、はい……」

 

 美優は不満そうに口を真一文にして、それでもやはり約束は破れないので、ツイストされたツインテールと前髪の触覚をぶんぶんと振って気合いを入れ直した。

 それから、片手でスカートをたくし上げて、空いた方の手を股に添えて、人差し指と中指で包皮をめくった。

 

「こ、これで、お願いします……」

 

 美優の用意ができて、俺は改めて美優の股間に顔を近づける。

 荒い鼻息が剥き身のクリトリスに吹き掛かるだけで、美優はビクビクと感じていた。

 

「んんむっ……じゅるっ……ぢゅぱっ……へろれろぉ……じゅるるるっ……んんっ……」

「あ、あ、ああっ……あああっ……! んっ……んんっ……! はぁ、ああがっ……はぁ、はああっ……んんンッ……!」

「ぢゅるっ……ちゅぱっ……ぢゅるるるっ……んん……ぐちゅ……チュパっ……はぁ……はあ……んんぅ……ぢゅうっ……」

「ひぁあっ、ああっ……ひっ、ああっ……!! もう、イッてる、からあっ……もっと、やさしく、してぇっ…………あっ、あっ……んっ……ああんあっ……!!」

 

 美優は俺にクリトリスを舐められて感じている。

 恥ずかしさに顔を赤くして、それでも快感のあまりに口角が緩んで、だらしない表情になっている──はずなのだ。

 しかし、せっかく美優が恥ずかしい格好で絶頂しているのに、顔を美優のアソコに密着させていると、視線を上に向けてもそこには服に圧縮しきれない大きな乳袋が見えるだけだった。

 

「んっ……じゅるっ……ちゅっぱっ……ん、美優。おっぱいが邪魔で美優の顔が見えないんだが」

「ふぇ、はぁ、ふう……し、知りません、こんな格好させてるのが……んっ……んんっ……はぁ、っ……悪いん、でしょうが……!」

 

 美優が裸であれば、おっぱいを左右にどけてもらうことで、顔を見ることはできたかもしれない。

 であれば胸だけでも出して顔を見せてもらうか? とも思ったが……。

 どうにもそれを美優に要求するのは違うように思えた。

 

 エロビデオなんかではロリコスしておっぱいだけ丸出しの格好はとても卑猥に映えるのだが、俺がいま求めているのは趣味としてロリコスを楽しんでいる妹のアソコを舐めることなのだ。

 オナニーをするときでも衣装はきっちりと着る美優の、そのコスチュームから美優らしさを奪ってしまうのは何か違う。

 

「なら仕方ない。俺はこっちに集中させてもらうか」

 

 俺はいよいよと美優の割れ目に焦点を合わせる。

 心の中で合唱をして、汁の滴るその裂け目へと舌の先端を入れると、美優のぴっちりした肉ひだに堰き止められていた愛液が俺の舌を伝って流れてきた。

 ウイスキーボトルの最後の一滴を舌を伸ばして味わうように。

 美優の淫汁が俺の喉を潤したその瞬間に、ジュルルルッ──!! と俺は美優のアソコにむしゃぶりついた。

 

「あっ、んあああっ!! あっ、あああっ!! お、おにぃ、ひゃんああぅ、ひああああぁっ!!」

「んむっ……んうぅ……じゅるるっ、じゅるっ、ぢゅうっ……!! はぁ……へろっ……えろっ……んっ……くぢゅっ……ぢゅっ……ぐちゅぷっ……」

「ひあっ、あっ、あっああっ……!! 奥らめっ、舌、入れちゃっ……んっ、んんぅうっ!! あああっ、ひっ、いぐっ……あっ、そこっ、だめぇ、ナカに舌、入れないで……!!」

 

 美優の愛液をひとしきり味わってからは、毛の一本すら遮る物のない女陰にぴったりと口を密着させて、舌を膣の奥まで伸ばした。

 ザラザラとした膣壁の感触が舌の全体から伝わってきて、これまで俺が何度もペニスを擦っていた肉洞は、こんなにもエロく気持ちよさそうな場所だったのだと再認識することができた。

 

「ああアッ……ううぅうっ……おに、ひゃ、ああっ……!! ごめんなさいっ……もう、だ、だめ……あっ、ああっ……イッ……っ……ンンッ──!!」

 

 俺が卑猥な音を立てながらアソコを吸っていると、ついに美優はその快感に耐えきれずにガクンと膝から崩れ落ちた。

 プレイとしては困るのだが、俺もだいぶ射精の限界が近くて、床は美優の膣から垂れた愛液と我慢のギリギリで単発の発射だけがなされた精液で汚れていた。

 

「あの……私、もうかなりイッてるから、立つのしんどい……」

「しんどいって。まだ何分も舐めてないだろ」

「だってぇ……」

 

 美優はウルウルとした瞳で俺を見つめてくる。

 エッチに責められるとなると途端にヘタるなこの妹は。

 加えて俺が妹に弱いと知っての甘えぶりだ。

 度し難くはあるが、可愛いすぎて怒るに怒れなかった。

 

「なら、立ってスカートをたくし上げるのはもういいから」

「ほんと!?」

「その代わり、ベッドで四つん這いになってお尻をこっちに向けてくれ」

 

 俺が次の指示を出すと、美優は見慣れたジト目で俺を蔑んできた。

 そんなことをしても俺を喜ばせるだけだというのに。

 俺にはどれだけ罵倒されようともこの強気な妹のアソコを舐め尽くす覚悟がある。

 こうともなったら意地でも曲げてやらん。

 

「あまりにも要求が酷いので医療行為だと思い込むことにします」

 

 美優は素っ気なくベッドに登って、俺にお尻を向けて腰を突き上げた。

 

 なんの医療行為だと思い込むつもりだ。

 兄の性欲治療という点では医療行為に相違ないが。

 いや相違はあるな。

 世間一般にこんなエロい治療法があってたまるか。

 

「美優がうずくまってても舐められるには舐められるんだけど。やりにくいから、できるだけ腰は上げてくれな」

「お兄ちゃんが優しく舐めてくれればそうします」

 

 美優はベッドに肘を突いて、声を我慢する用に枕を顔の下に置いて、いつでもどうぞと目線で俺に合図してきた。

 

「優しくか」

 

 興奮のあまりについベロベロと舐めてしまったが。

 じっくりと責めて美優の体を味わうのも悪くはない。

 

 俺は美優のお尻の下に回って、膝を広げているおかげで半分ほど開かれていたヒダを視界に収めつつ、美優のピンク色の穴を観察するだけしてから、臀部の下あたりから陰唇の外側を丁寧に時間をかけて舐っていった。

 唾液による舌の湿り気を途切れさせないようにして、硬く尖らせることもないように。

 いつも美優にしてもらうフェラの逆算によってクンニの経験の少なさを補っていく。

 

「っ……っ……!!」

 

 美優はふーふーと息を荒くして枕に顔を埋めていた。

 性感帯を直に舐められなくても、アソコの周囲を舐められるだけでかなり具合が良いらしい。

 俺も山本さんにはお尻から股下までかけて丹念にご奉仕フェラをしてもらった経験があるからな。

 このあたりを舐められる気持ち良さはわかっているつもりだ。

 

 美優がずいぶんと気持ち良さそうにしているので、口技と同時にふとももへのフェザータッチを折り混ぜていく。

 これも山本さんのフェラチオマッサージで何度もやってもらったこと。

 股下から膝の裏側に向けて、軽く触れるぐらいの力で撫で上げていくと、それだけで性感は何倍にも膨れ上がる。

 

「ふ……っ……ンッ……!! ぁんっ……ぁっ……っはぁ……!! ぁぅ……ふぁ……ふぅ……っ……!!」

 

 美優は快感に苦悶して、嬌声を堪えるのに必死だった。

 元よりふとももは遥によって重点的に開発されていた部分。

 そこを撫でられながら穴周辺を責められたとなっては、美優もいつまで正気でいられるか。

 俺だって過膨張したペニスがムズムズして、刺激を欲しがってグパグパと開いている美優の肉穴に突っ込みたくてしかたないのを我慢して舐めるのに徹しているのだ。

 美優にはまだまだ感じてもらわないと。

 

「あっ、あぐっ……あ……はのっ……おにいっ……ちゃん……それ、もう、やめて……あたまがどうにかしそう……」

「そんなに気持ちいいのか?」

「きもちいい……うぅ……すごいきもちいい…………。おねがいですから……もうイかせてください……」

 

 美優は腰を上下させて俺の舌を膣穴に入れようとしてくる。

 あれだけ嫌々言っていたくせに、されるとなったら舐められたがりな妹だ。

 美優がお尻を振るのに合わせて、その身を上品に着飾っているフリルスカートが揺れて、膝の間から見える景色の向こうではおっぱいがたゆんと揺れ動いていた。

 

 今日に限っては妹に容赦をしたくはないが、ここまで無様な姿をサービスをしてもらって譲歩しないのもどうかと思い、俺は美優の膣ヒダを両手の親指で開いてひと思いに舌をねじ込んでやった。

 

「ああんっ……ああっ……んぅぅあああっ!!」

 

 上下左右に届く限りの性感帯を舌で刺激して、その後は擬似的なピストンとして舌を前後運動させることで美優の膣奥にまで刺激を送っていく。

 執拗なまでに時間をかけて、じゅぱじゅぱと下品な音もできるだけ大きくなるように空気を混ぜながら、美優が枕に顔を埋めてもいられなくなるまでクンニで責め立てていった。

 

「んうぅぅうぅ……!! ああっ、あっ、あああっ……いい……イイっ……ひゅごいきもちいいッッ!! あんっ、ああっ、はあああっ!! あんっ、あああっ、はぁ、あっ……んんんっ……はぁ、いい、いいっ……!! イクッ、イクッ……あ、あ、あああアアッ!!」

 

 美優はお尻を突き上げながら何度もイッた。

 膣舐めの刺激から逃れようと腰を上げて、それでも舐め続けられて絶頂して、脚に力が入らなくなって蛙のように股を広げて崩れ落ちるのと、それでも気張って子鹿のように震えながら腰を上げるのを繰り返す美優は、その高貴なドレスによく似合うぐらいに品の欠片もなかった。

 

「ふあ、ああっ、あっ……っ、んんっ!! あっ、ま、まって……!! ちょっと、ダメッ、お兄ちゃん……すとっぷ!! あっ、ああんっ……あっ、だめっ、ほんとにだめだってばぁ!!」

 

 美優が急に俺の頭を手で押し退けて、本気の声で中断を要請してきた。

 さすがにどうしたことかとクンニを止めると、美優はキツく閉じた股を塞いで、イキそうになる体を抑えるのに必死になった。

 片方の手で強くシーツを握って、何かから意識を逸らそうとしている。

 その体勢で我慢しているってことは、まさか、そういうことなのか。

 

「み、美優、大丈夫か?」

「はぁうぅぅぅ……うっ……はぁ…………と、とりあえず、しばらくは大丈夫そう……」

 

 ベッドの上なのでどうしようかと焦ったが、どうにか波が引いた美優は全身から力を抜いてゆっくりと呼吸を落ち着けた。

 美優は慎重にベッドから足を下ろして、それでもイッた直後の体では踏ん張れずに俺に抱きついてきて、俺たちは至近距離で見つめ合う形になった。

 

「なあ、美優」

「な……なに……?」

「それ、おしっこじゃなくて、潮を吹きそうだったんじゃないのか?」

「ち、違うって! いまだって、したいもん」

 

 美優はゴスロリスカートの中で膝を擦り合わせてモジモジしている。

 イキすぎて潮を吹きそうだったのかと思ったが違ったみたいだ。

 

「でも……ということは……あのまま舐めてたら……」

 

 俺がアソコに口を付けたまま、美優が我慢できなくなっていたら、図らずともそういうプレイになってたわけだよな。

 

「口に出してとか言ったらビンタだからね」

「言わないって」

 

 いくら相手が大好きな妹でも、俺にだってできないことはある。

 無論、美優のほうから強く望まれたりしたら、また話は変わってくるけれども。

 

「でもどうして急に尿意なんか」

「もしかしたらお兄ちゃんをお出迎えする前に飲んだハーブティーが原因かもしれません」

「もしかしなくてもそれしかないだろ」

 

 原因と結果が明確じゃないか。

 エッチが絡むとどうしてこの妹はこうも頭が弱くなるのか。

 

「だって、いざお着替えしたら、緊張しすぎて舐めさせるどころじゃなかったんだもん」

「それは……まあ、そういうことなら、しょうがないが……」

 

 過ぎたことをあれこれ言っても意味がない。

 美優のアソコは充分に堪能できたしな。

 

「というわけでトイレに行かせてください」

 

 美優が俺にそう頼んできた。

 俺が手を貸さないともうトイレにも行けないらしい。

 

 そうした都合もあって俺は美優と一緒にトイレに入った。

 美優は便座に腰を落ち着けて、スカートの余りは汚れないように腕に抱える。

 

「ん。あの。したいんですけど」

 

 なかなかトイレから出ていかない俺に、美優から批難する視線が飛んできた。

 俺も美優の小水に興味があったわけではないのだが、このときの俺には天啓的に閃くものがあって、どうしてもそれを試したくなってしまったのだ。

 

「美優って、もし今イッたら、もう我慢はできない?」

「絶対に無理……だけど……。どうしてそんな質問を……?」

「いや、ちょっと、思うところがあってだな」

 

 妹の排尿にはそれほど興味はない。

 だが、排尿を見られて羞恥に悶える妹には大いに興味がある。

 

「美優って、ローターを持ってたよな?」

 

 俺のその言葉に、美優は凍りついた。

 一瞬にして俺の意図を理解したらしい。

 

「お兄ちゃんって自分がどれだけ変態かわかってる? たぶんお兄ちゃん自身が想像してる十倍は変態だよ? 妹に何をさせようとしてるのかもう一度ちゃんと考えてみて?」

「いや……俺はただ、美優が我慢の限界を迎えるまでローター責めをしたいだけで……」

「ただじゃないでしょうが! 妹にも女の子としての尊厳があるんだからね! もうお兄ちゃんのこと嫌いだもん!」

「あっ、こら。嫌いって言うのは禁止の約束だぞ」

 

 美優はムスッとした顔で俺を睨んでくる。

 それから、フリフリのスカートから両手を放すと、静かに膝の上に置いた。

 トイレの照明で化粧の目立った顔を不満げに、しかし、自分から言い出したことなので、俺の命令にはどんなにイヤなことでも逆らうことができない。

 

「机の右側の引き出しの上から二番目」

 

 実に不服そうに美優はそう言った。

 俺は感謝を述べてからトイレを後にして、美優の部屋でローターを探すことに。

 

 美優から教えてもらった引き出しを開けると、そこには本体だけがそのまま置かれたコード付きのシンプルなピンクローターが入っていた。

 遥とのプレイで使っていたならもっと高級なリモコン式なんかを持っていそうだったが、自分がオナニーしている姿を絵にしたときのそれっぽさが重要な美優にとって、あえてこの安物を使っている理由が俺にはわかった気がした。

 

「……ん?」

 

 美優に失礼だし、時間もなかったしで、不用意に漁るつもりはなかった。

 それでも、引き出しを開けた瞬間に目に入った物からは、目をそらすことができなかった。

 

 大量のSDカードが透明なボックスの中に整理されていたのだ。

 内部には間仕切りが幾つかあって、その間仕切りに付けられたラベルと対応する記録内容と思われる、同名のラベルが付いたノートがその下に入れられていた。

 

「『遥と旅行』『スタジオで撮影』か……。結構、本格的に楽しんでたんだな」

 

 それが何かの琴線に触れて、つい独り言になった。

 エッチをするための格好として、美優に無理を言ってロリコスを要求してしまったが、今後はセックスの道具としては使わないほうがいいのかもしれない。

 今日の衣装は美優が俺とエッチをするために急いで仕上げてくれたものだけど、美優はあの衣装だって、真面目に作り込んで撮影に使いたかった可能性もある。

 あれだけ可愛く着飾ってくれた妹を尿意の限界でローター責めするのはやりすぎだったかな。

 なんて、そんな考えまで過ぎってしまった。

 

「……ん? ん!?」

 

 が。

 

 しかし。

 

 そんな俺の感傷は一瞬で吹き飛んだ。

 

 美優が撮影をした場所を示していると思われるそのラベルの中に、『お兄ちゃんの部屋』といういかがわしいニオイのプンプンする文字を発見してしまったのだ。

 しかも、その容量は遥との撮影で溜め込んだデータと同等のカード数が使われている。

 俺は自分の部屋がコスプレ撮影に使われていたなんて一言も聞いていないので、こっそり俺の部屋で撮影をしたことは間違いないが、であればその利用頻度からするとこのデータ量は普通ではない。

 

 たまにこっそり撮るだけのコスプレ写真だけでテラバイトまで容量を食いつぶすはずがないのだ。

 加えて、あの遥が男である俺の部屋で撮影をするはずもないので、これは間違いなく美優一人が個人で撮ったもの。

 

 ここから推察するに、この記録媒体に保存されているほとんどは、写真ではない。

 

 動画だ。

 

 では、美優はポージングを決めるに不適当な殺風景きわまりない俺の部屋で、何の動画を個人撮影していたのか?

 

 そんなもの、問うまでもなかろう。

 ノートの中を覗けばどんなプレイに及んでいたかは明らかだが、もはやその必要すらない。

 

 俺の知らない間に一人きりでそんなエッチなことを楽しんでいたなんて。

 

 ローターを手に部屋を出た俺には、睾丸が煮えたぎるほどの怒りが湧き上がっていた。

 

「美優」

 

 威風堂々とトイレのドアを開けて俺は戻ってきた。

 鍵をかけていなかったのはさすが我が妹と、そこだけは褒め称えてやりたい。

 

「なんですかその目は」

「俺も射精がしたくて我慢ができなくなってきた」

「あとでちゃんと中出しさせてあげるってば」

 

 美優はできるだけつまらなそうに努めて、ローターの振動部を膣内に入れてから、黙ってツマミを渡してきた。

 

「はい。お好きなだけ妹の尊厳を奪ってください」

 

 仏頂面でそうのたまった妹に、俺はみっちりと密度の詰まった肉槍を見せつけながら、電源に指をかけた。

 このスイッチを押せば美優は絶頂しながら漏らすという恥ずかしい姿を俺に晒すことになる。

 ……と、当初は考えていたものの、いざこのような流れになるとそれほど簡単ではないように思えてくる。

 

 実際に使ってみるとそれなりの振動があってびっくりする強さはあるが、たかだかローター程度の刺激だ。

 なにより、美優は単に物理的な刺激に弱いのではなくて、俺とセックスをしている実感に興奮してエクスタシーに達するタイプの、いわばお兄ちゃん好き好き絶頂体質なのだ。

 ドライに徹している美優を堕とすためにはもうひと工夫いる。

 

「美優のフェラで俺がイクのと、ローターで美優がイクのと、どっちが早いか勝負してみないか? 俺が先にイッたら普通に排尿をしていい」

「……イヤです」

 

 美優は淡々と断った。

 そして、俺のギンギンに勃起したイチモツに目をやってから、また俺を睨みつける。

 

「お兄ちゃんのそんなモノを咥えながら膣内を刺激されたら間違いなく私が先にイクので。そしたらお兄ちゃん、私が大変なことになってる最中でもお構いなしに口の中で射精してくるじゃないですか」

 

 さすが冷静になっているだけあって未来予知じみた洞察力がある。

 

「ダメかな?」

「ダメです」

「ならこうしよう」

 

 俺はローターのつまみを少しだけ回してスイッチを入れた。

 

「んんっ……あっ、急に……ヒドい……!」

「振動は最弱にしてあるからまだ耐えられるだろ」

「うっ……うぅ……これならなんとか我慢できるけど……」

 

 美優は突然の刺激に驚いて、それでもまだイクことはなかった。

 ごく微弱な振動音だけが美優の膣内部から響いて、しばらくするとローターの刺激にも慣れて美優の表情から硬さが抜けてきたので、俺は強度設定をそのままにしてコントローラーを美優に返した。

 

「これは……何の真似ですか……?」

「これぐらいの刺激なら美優もフェラができるだろうと思って」

「そんなにフェラしてほしいならするけどさ……正直、ローターとか関係なくもう漏れそうなのですが……」

 

 美優は膝をぴったりと合わせて、俺に慈悲を懇願してくる。

 

「だから、これから一分で射精させてくれ。そしたらここから出てくよ」

「むぅ……一分あれば……お兄ちゃんなら射精させられそうだけど……」

「だろ?」

 

 これまで俺が美優に本気でフェラをしてもらって、事実として一分も耐えられたことがない。

 美優にとっても非常にフェアな提案のはずだった。

 

「だから、もし一分で俺をイかせられなかったら、そのツマミを美優が自分で強にしろ」

「ふえ……? じ、自分で、するの……? お兄ちゃんって実は真性のサディストなのでは……?」

「美優の兄だからな」

「それを言われてしまうと返す言葉がありません……」

 

 美優は急に弱気になって、渡されたローターの線が自らの膣と繋がっていることを再認識して、またほんのりと顔を赤らめた。

 

「じゃあこいつを咥えてくれ」

 

 俺は反り上がったペニスを手で前に向けて、美優に口を近づけさせる。

 美優はついに抵抗をやめて、亀頭から数センチをしゃぶって先走り汁を吸った。

 

「長いし太いしで咥えづらい……前のがよかった……ちゅーちゅーするだけですっごく苦いのが出てくるし……」

「これだけ待たされたんだ。しょうがないだろ」

 

 美優の愛液にはペニス増大と精力増強の効果がある。

 俺側の体質なのかもしれないが、その神秘はこの体によって証明されていた。

 

「どうやって時間を測ればいいの?」

「体感でいいよ。美優が諦めるまで俺は耐える」

「お兄ちゃんがイクまで時間を無視してお口でするかもしれませんが」

「いいよ。美優が負けを認めたときが一分だからな」

「うぐっ……そうやって話を運べば、私が律儀に時間を守ると思ってるんでしょ。残念ながら今回だけはアテが外れてるからね」

 

 美優は「絶対に負けなんて認めてやらないから」と吐き捨ててから、俺の腰を両手で支えてペニスにしゃぶりついてきた。

 

「むぐっ……んっ……じゅるっ……じゅぷっ、じゅるぱっ……はぁ……おにいちゃんの……はんっ……おっきぃ……はぁ……んむっ……んっ……」

 

 美優は開始直後から激しく首を前後させて、口内では繊細な舌捌きでカリを擦って、視覚と触覚の両方から絶妙に男のツボを突いてくる。

 口だけでは足りないとみると、喉奥までを使って、美優は根元深くにまで唇を被せてきた。

 その間には長いストロークを織り交ぜて、AV女優なんて目ではないぐらいのロリ顔フェラで俺を責め立ててくる。

 眼下で動く美優の頭に、帯の広いフリル付きカチューシャが観察しやすくなって、そこに俺を睨みつける美優の上目が加わってとても刺激的だった。

 

「ぐじゅっ、じゅるるっ……ぐじゅぶっ、がぷっ……ぐっぽっぐっぽっ、ぐちゅるるっ……じゅぱっ……はぁ……はれ……なに、これっ……んっ……じゅぷっ……」

 

 それでも俺は大雨に打たれる巨木のごとく耐えていた。

 フェラは気持ちいいし、その気になればいつでも射精できる。

 だが、今の俺には、射精をしないという選択肢を取ることもできるようになっていた。

 

 美優は一心不乱に俺のペニスをしゃぶって、頑張りすぎて息も絶え絶えになっているのに、ただ負けたくない想いだけで喉奥までのフェラを続けていた。

 酸素が足りなくなって頭がクラクラしている様子ですらあっても、それでも美優は俺を射精させるために口淫をやめない。

 

「あぁ……美優……気持ちいいよ……頑張ってる姿もすごく可愛い……」

 

 俺が刺激に強くなったわけではない。

 ましてや美優のフェラが下手になったわけでもなかった。

 

 セックスとは、心でするものなのだ。

 俺がこれまで美優や山本さんに情けなくやられていたのは、美優たち美少女に対して自分が絶対的な下等生物だと思っていたことが原因。

 それが、これまでのあらゆるイベントを乗り越えて、対等の人間として向き合えるようになった。

 そして今日という日に、俺はようやく、この妹をして精神的優位に立つことができたのだった。

 

「むぐっ……んっ、じゅるっ……ううううぅ……!」

 

 美優もそれはわかっていた。

 なぜなら、これが全て俺の地力だなんてことはなくて、美優自身が心の奥底で好きな人に従わされたい欲求を抱えていたからこそ、あんなチケットまで俺に渡してきたのだから。

 

「もうそろそろ一分になるな」

 

 俺の言葉に、もうとっくに負けを認めていた美優は、その強気な目に悔しさを滲ませてローターのコントローラーを握りしめた。

 強弱の調整部に親指をかけて、恨みと羞恥が入り混じった瞳で俺を睨んでくる。

 勝負事には規律を重んじるこの妹が、罰を承知で始めたプレイを投げ出すわけもなく。

 

「ふぅっ……ふぅぅっ…………ううっ……んうっ……うぐうぅうううっっ……!!」

 

 浅く短い呼吸を繰り返しながら、美優は震える指で振動最大にまで自らツマミを押し込んだ。

 直後に美優は便器に座りながら脚をガクガクと痙攣させて、快楽と屈辱に俺のペニスを咥えながら嗚咽する。

 俺は涙目の美優と目が合って、可哀想だという気持ちもなくはなかったが、勝負事での情けは美優に失礼なので、早く俺をフェラ抜きさせろと目線で催促をした。

 

 美優はそこで完全に屈服して、先ほどまでのフェラテクが見る影もない、口をただ前後させるだけの拙いフェラで、下半身をイキ震わせながら俺のペニスを刺激してくれた。

 

「美優、すげぇエロい……このまま口の中で出すからな……溢さずに全部飲んで……っ……あっ、あっ……出るっっ!!」

 

 びゅるるるっ、びゅくっ、ごぷっ、ごぷっ──! と、精液が尿道を通るたびに、下水管を水が流れるようなゴポゴポという音が鼓膜まで響いてきた。

 俺の精液を飲むことで性感が高まった美優は、そこで目に見えてわかるほどに全身をビクつかせて絶頂した。

 

 直後、ギュポッ、と聞き慣れない音がした。

 その後にはカランと硬い物がぶつかる音が続いて、美優は口内射精されてイキながら排尿を強制されるという筆舌に尽くしがたい醜態を晒しながら、俺の射精を口で受け止め続けた。

 

「うぐっ……んむうっ……げほっ……っかはぁ、はぁ…………ううっ……うううぅ……」

 

 美優は目を真っ赤に腫らして、敗北の涙に咽せなびいた。

 それでも丁寧なお掃除フェラで尿道に残った最後の一滴までを吸い取ってくれて、美優はお腹をさすりながら喉の引っ掛かりを何度も飲み下そうとする。

 

「お兄ちゃんの精液、久しぶりにこんな苦いの飲んだ…………ドロドロでお腹きもちわるい……」

 

 美優はキュッと口を強く閉じて、込み上げてくるものをなんとかやり過ごす。

 焦らされての一発目なのでかなり濃いのを出してしまった。

 それでも呑んでくれるのだから、愛を感じてしまうな。

 

「そんな状況で、申し訳ないんだが。挿れていいかな?」

「ふえっ……?」

 

 美優は勃起したままのペニスを見て、ちょっと絶望した顔になった。

 だいぶ溜め込んだので、一回の射精だけでは出し足りない。

 美優と山本さんとセックスを繰り返したせいで俺の性欲はもう普通ではなくなっているのだ。

 

 回答に困っている美優を待つことなく、俺は姿勢を低くして美優の両足を持ち上げた。

 美優は便座の上で股を広げられて、ガーターベルトの中央で開かれたその秘裂は、まるで俺とセックスをするための穴として挿入を待っているようだった。

 

「え、えっ……待って待ってまだ拭いてない……!」

「大丈夫だよ。前に色々あって調べたけど、おしっこ自体はキレイなものらしいから。美優が気になるなら俺が舐めてもいい」

「そういう問題じゃありません! というか、この体勢……めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど……!」

「四の五の言うな。今日は逆らうの禁止の日だぞ」

「うぐぐっ! 悪魔! 鬼畜! お兄ちゃんのエッチ!」

 

 口の悪さの直らない妹に、俺もだんだんとお仕置きがしたくなってきて、俺は中腰になって美優の狭い穴にペニスの先をフックさせてから、一気に肉棒を奥まで押し込んだ。

 久しぶりの全開のセックスに、美優の膣はミチッと悲鳴を上げて、それでも肥大化したイチモツの径を一番太いところまで受け入れてくれた。

 

「あっ、あっ、ああっっ!! ひぎゅっ……ううっ……んあああっ!! お、おっきっ……あ、うぐっ……ひゅごい、んんっ、ぐるしっ……うっ……んあっ、ああっ!!」

 

 俺はプレス気味に腰を振って、美優の両足を持って秘所を下半身を引きつけながら、オナホにも近い粗雑な扱いでペニスを膣コキした。

 先端はゴリゴリと子宮口を抉って、そのたびに美優が歓喜の悲鳴を上げる。

 

 たしかに少し前までのペニスの方が美優の体には優しかった。

 Gスポットを刺激するだけなら控えめなぐらいのほうが都合がいい面もある。

 普通の男女のセックスならそれほど竿の大きさは必要ないのだろう。

 だが、俺たち兄妹にとってはそうではなかった。

 

「美優ッ……ああっ……美優、美優ッ……!! 亀頭が美優の子宮で擦れて…………最高に気持ちいい……!!」

「はあぅぐっ、ひあっ、あああっ!! おにいひゃのおっ、ごりごりくりゅろっ……あんんっ、はああ……ぎもひいっ……!! あんっ、あっ、んあっ!!」

 

 美優はスカートを抱きしめて、脳天まで迸ってくる快楽にやられまいと髪を振り乱した。

 その表情は苦悶しつつも満足げで、ようやく美優が求めていたものを与えられたのだと、それが俺の性欲を満たすことにも繋がっていた。

 

 美優の最も敏感な性感帯は、正確には膣ではない。

 膣で感じる刺激だけでは、それが本番行為であれ美優からしたら前戯でしかないのだ。

 美優が一番に刺激を欲しているのは子宮であって、どの体位にあってもその最奥にペニスを届かせるためには、ある程度の長さがいる。

 だからこそ、俺はペニスをここまで元通りにする必要があった。

 

「ふうっ、はぁ……美優は、小さい方がいいとか言ってたけど……っ、ああ……やっぱり、こっちのが良いだろ……!」

「むぐっ、ふぅううっ……ううっ……ひゃんと、げんきになったんならっ……! いちゃいちゃしたかったのにぃいっ……! おにいちゃんのばかばかっ! もうほんとにキライだもんっ!」

 

 嫌い嫌いって、禁止しているのに、そこだけは約束を守れない妹だ。

 俺は苛立つ陰茎を美優の膣に擦りつけて、V字に開いた股間に何度も腰を打ち付けた。

 射精のときが近づいている。

 

「そんなに嫌いなら、精子は外に出すからな……!」 

「んっ、んんっ……ふえっ……へっ……!? や、やだ……中出しじゃないとやだ……!! おねがいしますっ……はあっ、んはぁっ、あんぐぁっ……中に、出してください……っ!」

「ふぅっ、っ……今日は、俺の命令は……どんなことでも従うんだろ……! そんなにわがままだと……っ、はあっ……やり直しにするぞ……!」

「それでもイヤっ……! やりなおしでもいいから中に出して……!」

 

 美優は俺にしがみついて、形振り構わずに懇願してきた。 

 久しぶりの本気セックスなのでどんなことがあっても中出しをされたいらしい。

 嫌いな男の精子であれば膣内に出されたいはずがないのだが、俺も意地悪がしたいわけではないので、美優に一つのチャンスを与えることにした。

 

「なら……本音は俺のことが好きだって言うなら、このまま中に出してやるぞ……っ!」

 

 美優を犯し続けたい想いにピストンは止められず、そんな状況で美優のわがままに焦らされて、射精したいのをどうにか堪えながら俺は最後に猶予を美優に委ねた。

 すると美優は、狭い膣にペニスをねじ込まれて、その被虐快楽によって喘ぎ苦しみながらも、だらしがないぐらいの喜びをその表情に浮かべた。

 

「やったっ、中出しっ……して、もらえるのっ……! しゅ、しゅき……! わたしほんとはお兄ちゃんのことしゅきらもん! おにいちゃんらいひゅきっ、あんぁっ……んきゅっ、ぐっ……はぁ……しゅきしゅきっ……おにいちゃんしゅきぃっ……!!」

 

 その瞬間に美優の股が自らの意思で開かれた気さえした。

 逡巡すらすることなく手の平返しをするなんて。

 最初からわかっていたことだからいいのだが、中出しをしてもらうこととなると、なんと翻す身の軽いことか。

 

「ふんっ、はぁ、はっ……そんなに好きなら……これまで溜めた精子、美優のナカにたっぷり出すからな……!!」

「ああっ、あっ……しゅき……しゅきなのでっ……あっ、んあっ……なからしおねがいしまひゅ……!! らいひゅきなっ、おにいちゃんのせーしくださいぃっ……!」

 

 美優は緩んだ口から舌まで出して俺にキスをせがんできて、その可愛さと興奮で俺の脳に射精のスイッチが完全に入った。

 俺は美優と両手を正面から恋人繋ぎに組んで、美優が開いてくれるその秘所の穴に、力の限りにペニスを打ち込んでいく。

 

「んぐっ……むちゅっ……ふぅっ……みゆっ……んっ、もうイクッ……んぢゅっ、んんっ!!」

「ちゅっ、ぢゅるっ、はむんっ……チュッ、ん……おにいひゃん、きてっ……んっ、はあぁ……こいのっ、らひてえっ……!!」

「美優…………美優ッ……!! 出る、出るぅうっ……っ……んああっ……出るッッ!!」

 

 びゅるるるっ、びゅくっ、びゅくびゅくっ、びゅるるっ、びゅっ、びゅびゅっ、びゅぅうっ──!!

 

 腰と臀部が密着するほど深く膣内を穿って、俺と美優はピッタリとくっついたまま二人の共同作業で子宮へと精子を送った。

 大量の精液を注がれた瞬間に、美優は力を振り絞って繋いでいた手を強く握ってきて、俺のペニスが射精に脈打つたびに絶頂する体をなんとか股を開いたままにしてくれた。

 射精が終わってからは、俺は美優の脚を下ろして、静まり返った個室の中で何度も美優とキスをした。

 

「んっ……んむっ……ちゅぷぁ……はあ、はあ……美優……可愛かった……」

 

 俺が美優を解放すると、美優はトイレのタンクを背にして壁にもたれかかった。

 股を開きっぱなしにした割れ目からは精液が垂れ落ちている。

 それから呼吸が落ち着くまでの数分間で、美優も意識を取り戻して、自らの惨状に気づいて脚だけは閉じたのだが、便座からはしばらく動けそうになかった。

 

「ふぅ。濃いのが出ると、こっちも気持ちいいよ。美優も久々の感覚はどうだった?」

「うっ……うぅ……知りません……妹の尊厳を根こそぎ奪っておいて……」

 

 悲しみにむせなびく美優は、ひとしきり嘘泣きをしてスッキリすると、上体の余力で姿勢を正して、アイラインを強めに引いた目を鋭くして俺を睨んできた。

 

「まさか、あんな態度まで取っておいて、まだ嫌いだとか言うんじゃないだろうな」

「嫌いなものは嫌いです。ぷぃっ」

 

 わざとらしい口調で美優は俺から顔をそむけた。

 上からも下からもあれだけ濃い精液を注がれてなお、これだけ冷静でいられるとは、よほど理性側の羞恥が気付けに効いているらしい。

 とはいえ振る舞いに見えるほど余裕はないはずだ。

 

「ひとつ聞いておきたいんだけど、そのガーターベルトとストッキングって購入品?」

「ん? 購入品だよ? 自作したかったけど、お兄ちゃんとのエッチを考えると強度が難しくって……」

「ならふとももにぶっかけてもいいのかな」

「いいわけがありません」

 

 美優はしかめ面で即座に否定をした。

 しかし、二度も射精したはずの俺のペニスがまだ勃ったまま萎えないことに気づいた美優は、俺が持て余している性欲に、なぜか顔を赤くして少し照れたのだった。

 まあこの性欲の全てが美優に向けらているものには違いないが。

 最近はまたわかりやすくなったな。

 可愛い妹だ。

 

「や、やっぱり男の人は、射精したらとりあえずスッキリするぐらいが、ちょうどいいと思います」

「俺が何回も射精しないと満足できないんじゃなかったのか?」

「それは私がお兄ちゃんを射精させたいときの話です。お兄ちゃんが好き勝手に私の体を使うときは、二回も出したら満足してください」

 

 美優は調子の良い言い訳をして、よれたストッキングとガーターベルトを引っ張り上げて、両手で頭の状態を確かめながらカチューシャの位置を直した。

 それから、乳揺れのせいでシワだらけになったシャツを伸ばし、そこに俺が両手を出して美優がそれを掴むと、条件反射で美優が立ち上がった。

 

「はっ」

 

 美優がしてやられたと気づいたときにはすでに遅くて、フラフラな足でも立てるようにタンクに手をつかせてから、俺は後ろからスカートを捲り上げてビンビンに勃起したままのペニスを美優の割れ目に擦り付けた。

 

「いいよな?」

「あっ…………はい……」

 

 こうともなると美優も文句は言えないので、大人しく挿れられるだけになる。

 後背位から肉棒を挿入された美優の体から、だいぶトイレに流れたはずの精液がまだ押し出されて溢れてきた。

 粘質をまとった穴と竿がぬちょぬちょと擦れて、垂れ落ちた体液が便器内の水面を叩くと、スカートで結合部が見えないはずの美優もそこがどうなっているのかを理解させられて恥ずかしそうだった。

 

「さっきの話の続きだけど。次はふとももに射精させてくれないか」

「ダメにっ、決まっています。だいたい、せっかくのエッチなんですから……んっ、ぁ……中出ししてくれればいいのに……イジワルなお兄ちゃんなんて、ふぁんっ……んぁ……キライ、です……!」

 

 スローテンポで始まったセックスに、会話をしながらもピストンをされて、「んっ……んんっ……」と美優は性感に声を漏らす。

 

「ならやっぱり中に出すか」

「えっ……な、なんで、急に……っ」

「美優が中出ししてほしいって言うから。このまま射精することにするよ」

「んっ、あっ……はぁ……そ、そう……ですか……」

 

 スローセックスといっても、腰は雑に前後させるだけ。

 俺のペニスを膣で感じすぎると、美優は快楽のあまりに頭がおかしくなるので、会話をしたいときは焦らしてはならない。

 

「美優。俺のこと、好き?」

「それはっ……あっ……だって、嫌いっていうの、禁止だから……はぁん、っ、はぁ……好きって言うしかないので、その……」

「じゃあその命令は取り消す。嫌いと思ったら素直に嫌いと言っていいよ。その上で答えてくれ」

「ふぇ……ぅ……んっ……」

 

 嫌いと言わない約束がなくなって、俺に中出しをしてもらえることにもなって。

 美優には俺を嫌いと言う理由がなくなった。

 

「ううぅ……好きだってば……ばか……」

 

 美優はあれだけの羞恥責めをされて、今でも強引にバックからハメられて、それでも兄に精液を注いでもらえるとなったら、美優にとってはそれまでの過程などは些事でしかない。

 

「なら、そろそろ射精するけど……美優は、こう……奥に、挿れられるのと……。こうして、引き抜かれるのだと、どっちのが気持ちいいんだ……?」

 

 俺は背中側だけめくりあげたスカートが落ちないように押さえながら、もう片方の手で美優の腰を支えて、力加減を変えながらのピストンをして美優に尋ねる。

 

「そ、それは……奥のグリグリがなければ……引き抜かれるときのほうが……っ、すき、です……」

 

 美優は室内が静かだから聞こえるぐらいの小さい声で答えた。

 

「お兄ちゃんが、腰を引くと……ふぅ……ぅんっ……膣の中が、無理やりキュッてさせられるから…………その……っ……それが、とてもよくて……」

 

 美優の膣穴は小さくて、本来であれば平均的なサイズのペニスでさえ痛くて入らないキツさをしている。

 それなのに、俺とセックスをするときは、美優の膣はちょうどよく筋肉が緩んで挿入を受け入れられるようになる。

 それは裏を返せば、俺のペニスを体内に受け入れる以上の空間が全くないということで。

 そんな状態でペニスを引き抜くと、美優の膣内は空気圧が急激に下がって、強制的に膣を締めさせられるのだ。

 

「これが気持ちいいのか?」

 

 美優の好みに合うように、ペニスを一番奥深くまでピッタリと膣に挿入した俺は、美優のお腹に腕を回して膣道を締めつけるように抱きしめながら引きを意識したピストンに切り替えた。

 

「ああっ、ううああっ……だめっ、それ、ほんとだめっ……きもちいい……はあっ、はあああっ……んんっ、ああっ……きもちいい……きもちいいよぉ……!!」

 

 片手をタンクから離して、美優が手を握ってきた。

 気持ちいいと叫ぶ美優の声が普通ではなかった。

 

「ああっ、んんあああっ……!! お兄ちゃん、もう、ほんとにダメぇっ……!! ああっ、ん、ああっ……わたしっ、んっ、ぁ、ひああっ、あああっ……セックスしか、できない女の子になっちゃう!!」

 

 美優の理性が、精神が、本当に崩壊してしまう予兆を感じて、俺はいつものような粗雑で乱暴なセックスでペニスを擦った。

 お腹に回していた腕で美優の腰を持ち上げて、美優が爪先立ちになるぐらいに体を浮かせてから、射精に向けて腰を強く打ち付けた。

 

「はぁ、はあっ……美優、中に出すぞ……残りの精子、全部美優の中に出すからな……っ!!」

「ああっ、んうぅああっ、おにぃ、ちゃん……!! お兄ちゃん、お兄ちゃんっ!! 好きっ……好きぃっっ……お兄ちゃん……大好きなのぉっ……んぅっああっ、ひゎあああっ!!」

 

 ドクドクッ、ドピュルルルッ、ドプンッ、ビュルルッ、ビュルッ、ビュッッ、ドクッ、ドクッ、ドクン──ッ!!

 

 美優の膣内に、金玉の精子が枯れるまで、長い長い射精が行われた。

 一度は整えられた美優のロリータコスチュームも、全身の布はヨレて、ふとももには二人の体液が伝い、カチューシャは床に落ちていた。

 汗と尿と精液と、淫猥なニオイの立ち込める狭い個室に、美優はトイレのタンクにもたれかかってか細く息を切らして、やがて気絶するように眠りについた。

 

 引き抜いたペニスの先から白い糸が床に伸びて、同じようにして股から精液を垂れ流しにしている美優の後ろ姿に、俺は底知れない背徳感と優越感を覚えていた。

 

「全部出た……」

 

 放心して、天井を見上げて、心臓の音が落ち着いた頃に再び目にしたその惨状に、美優をこのまま放置しておくのはあまりにも可哀想だったので、俺は自分の部屋に運んで寝かせることにした。

 

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