※この作品はR-18です。

俺の妹が最高のオカズだった   作:風見 源一郎

90 / 100
テクノブレイク

 

 美優は遺伝子的に、あるいは生物的に近い人間しか好きになることができない。

 その体質ゆえに美優は兄である俺を好きにならざるを得なかった。

 俺と美優が両想いになって初めてその事実を明かされたとき、俺は美優のことを不幸な女の子だと思った。

 その他の優秀な男子生徒からの告白をすべて断り、俺のような冴えないオタクにしか性的興味を持つことができなかったからだ。

 

 しかし、俺の肉棒を美味しそうに咥える美優を見ていると、考えを改めさせられる。

 

「はむっ……じゅるぶっ……ぐぢゅっ……ちゅぷっ……」

「っ、はぁ、美優……俺、もう二回も射精してるから…………あっ、ううっ……」

 

 自室で突っ立ったまま、パンツをずり下ろされた俺は床に膝を突いている美優にフェラチオをしてもらっている。

 小さな口で逞しくなった俺のペニスを咥え込んで、喉まで使わなければ入れられない根元にまで唇の位置が達していた。

 頭を動かすたびにパジャマに作られた乳袋もゆっさゆっさと揺れている。

 

「だってお兄ちゃんが制服でのエッチは特別にしたいとか言うから予定が狂っちゃったんだもん」

 

 美優が呼吸をひと休みさせる間にボヤいて返した。

 フェラ抜きを望まれたら最後まで口だけでご奉仕するのが信条である美優は、小ぶりとは言えなくなってしまったペニスをしゃぶって射精させるのにもノーハンドを貫いている。

 もちろん、そのほうが俺を喜ばせられるからだ。

 

 玄関で始まったエッチはキスの後に軽くしゃぶってもらっただけで、あとはお風呂に二人で入って美優の泡まみれのおっぱいでパイズリ抜きしてもらうプレイに変更していた。

 美優からしたらむしろ特別感を出したくないからこだわらなかったのだろうが、制服でのセックスはもっと渋々な交渉の末に行いたいので、こんな自販機で買うより容易くその権利を手に入れたくはないのだ。

 

 難儀な性癖だとは自分でも理解している。

 でもこれは、美優に植え付けられた性癖でもあって。

 

「うっ……み、美優っ……! で、出るよ…………ああっ……!」

 

 ドクドクとペニスが脈打って、その度に精液が尿道を通り抜けていく。

 たかだか敏感な部分を粘液によって擦られるだけの刹那的快楽が、どうしてこうも欲しくなってしまうのか。

 美優はそんな俺の欲求を汲み取って射精をさせてくれる。

 そして口内に吐き出された精液を満足げに喉に流すのだ。

 

「ごちそうさま。それじゃあ私は隣で続きをしてくるね」

 

 美優は俺の部屋を出て自分の部屋へと移動する。

 俺の精液を飲んでムラムラしてるからオナニーをして性欲を解消してくるということだ。

 本来ならそれも俺の役目なのだろうが、賢者タイムの男にそれをやらせるのは苦痛になってしまうことを美優もよく理解している。

 

 美優は俺の精子が好きでどうしようもないほどの生殖本能を身の内に宿している。

 ともなれば中出しをされるのが最も好きなはずなのだが、俺に口内射精をされながら愛を育んできた美優にとって、フェラチオは本番以上に好きな行為のようだった。

 自身がイクことより俺が射精することに満足感を覚える美優とのエッチでは、男側の前戯やセックスの技量など二の次で、どれだけ量と回数を多くして射精できるかが重要となる。

 

 俺の側にも特殊体質みたいなものはあって、妹の美優をオカズにしているときは性欲も精液も際限なく湧いてくる。

 それを考えると、美優が俺を選んだこと、いや選ばざるを得なかったことは、むしろ本来的すぎるほどの人間らしいセックスパートナーの選び方であったとも考えられる。

 世の男女が遺伝子相性をニオイなどの要素で判断するのと同じように、体質の相性が一番いいのが兄である俺であることを無意識下で感じ取っていたからこそ、生まれたときから他の男を一切寄せつけなかったのではないかと思うわけだ。

 

 ともなれば今の美優は最高に幸せなはずで、俺はその大切な妹の幸せのためにこの身を捧げるべきなのだと、そう思う。

 ひたすら毎日をイチャラブして、そうやってエッチ三昧をするエロ漫画に憧れていた時期もあった。

 その正に真っ只中にいるこの境遇は、俺にとっても幸福以外の何物でもないはずなのに。

 

 美優がオナニーから戻ってきて共寝した翌朝、美優は俺が目を覚ましたときからペニスをしゃぶっていた。

 

「お兄ちゃん、おはよう。んーむっ……ちゅっ……じゅるぷっ……」

「う、あっ……朝から、そんな……うあっ、ああっ……」

「だってお兄ちゃんの、おっきくなってたんだもん」

 

 一晩も寝れば俺の精液はある程度は充填される。

 それが精力や性欲に繋がるかはまた体力的な都合はあるが、とにかく射精をすることはできるのだ。

 

「んっ……ぢゅっ……はぁ……。でもさすがに毎日フェラだと顎が疲れてくるかも」

 

 俺のペニスがまだ小さいままだったら、フェラだけをする期間があってもよかったのかもしれない。

 しかし、美優の口の小ささも穴の狭さも考えずに肥大化してしまったこのイチモツは、ずっと同じプレイだけを続けるには少々難があるようだった。

 

「ナカでもいい?」

「俺は構わないけど、美優はいいのか? 今日も学校があるし」

「朝にシャワー浴びるようにするから大丈夫だよ。夜だってエッチいっぱいして汗はかいてるから」

 

 美優は俺の上に乗っかると、肉棒の径に対する膣のキツさに「んっ……」と顔をしかめながら、ゆっくりと腰を落としていく。

 

「美優の穴って、ほんと広がる気配がないよな……ふぅ、くっ……こんだけ挿れてるのに、締めつけキツすぎ……」

「んっ、んんっ……はぁ、んっ、私だって、お兄ちゃんのでお腹がパンパンになって苦しいんだもん……」

 

 穴の狭さが変わらないアソコにペニスを咥え込んで、それでも美優の腰の振り方は少しずつ上手くなっているから、俺とのセックスにだいぶ染まった感じは見て取れた。

 美優はスローテンポで根元から先端まで大きくストロークさせて、また腰を下ろすと、根元側の太い陰茎が入りきるたびにミチッと肉が無理やり広げられる音がする。

 

「んっ……はぁ、気持ちいい……お兄ちゃんと繋がってるの、とっても幸せ……んんっ、んっ、ふうっ……ああっ……」

 

 美優が腰を上下させる速度を高めていく。

 それに合わせて俺の肉棒も射精の準備に入った。

 美優には山本さんほど膣を自在に動かす技術はないが、その膣道の狭さが手コキと同等の圧を俺に与えてきて、美優に至っては何を考えずに腰を振るだけで俺を射精に導くことができた。

 

「ああっ、ぐ、はぁ……美優っ……もう出るよっ……っ……!!」

「お兄ちゃん……私もっ……んんっ……!!」

 

 どぷどぷっ、と精液が美優の膣内で弾けて、美優も俺の射精に合わせてイった。

 膣と陰茎で繋がったまま倒れ込んできた美優が俺の胸の上で息を乱している。

 額に汗が浮かんで、長い髪をよける仕草が事後のエロスを醸していた。

 

 俺の精子を子宮にかけられると、美優は半ば強制的に達してしまう。

 人間は周期的に排卵をする生き物なので、動物と違ってオーガズムをしても意味がないと言われてはいるが、美優の体質を考えれば絶頂で排卵する動物的な機能が本能に色濃く残っていても何ら不思議ではないと俺は思う。

 

「ふぅ。んふふっ。朝イチだと精液がドロッとしてるね」

「中出しでわかるの?」

「一回目と三回目ぐらいなら、出された後の棒と擦れる感覚で違いはわかるよ」

「それはさすがというか」

 

 お兄ちゃんの精子で孕むために生まれてきた妹だからな。

 存在がもうエロすぎる。

 

「シャワーを浴びてくるね」

 

 美優は割れ目から精液が漏れないように慎重にベッドから立ち上がって、自分の手で陰唇をぴっちりと閉じると、歩幅を小さくして部屋を出ていった。

 ああすると中出しされた後でも膣内に精液を隠したまま動けるらしい。

 山本さんとは別方面でセックスに都合のいいように作られている体だ。

 中出しセックスをするために完成されている。

 

 そうしてまた学校に行って、学校から帰ってから美優とエッチな時間を過ごし、学校と家との往復をするだけの日常は、半年前と比べると妹との性関係によって劇的に変化していた。

 

 今日は美優が先に帰っていて、ミニスカートにエプロン姿というとてもエッチな格好で出迎えをしてくれていた。

 エプロンはウエストに紐を巻くので巨乳との相性も非常にいい。

 

「おかえり、お兄ちゃん」

「ただいま、美優。んっ」

 

 帰ったら手洗いより前にまずキスをして、舌を絡めてのディープキスをしてから、高まった気分のままに玄関を上がる。

 今日こそは美優が予定してくれていたエッチをするために、美優は俺がアソコを舐めやすいようにパンツを脱いでくれていた。

 正面で至近距離に立った俺は美優にキスをして、その間にズボンを脱がされて、肉棒を手コキされる。

 自分だけがアソコを見せるのは恥ずかしいので俺のアソコも見せろということのようだった。

 

 興奮が高まったところで美優はエプロンをめくり上げた。

 限界まで短くされたスカートはもはや衣服としての意味を為しておらず、股下のスジの部分だけがチラ見えしている。

 あまりに淫靡なスジチラだった。

 

「どうぞ、お兄ちゃん」

 

 しかし、俺はエプロンを持ち上げて微笑む美優の顔を見て、悟ってしまった。

 美優のしていることは酷くイヤラシイし、あの真面目な妹がこんなエッチな格好をしているのだと思うと、その見た目のインパクトに性欲は爆発する。

 それでも、俺の頭の片隅にはどこか、もっと冷たい目で見下ろしてほしいと願ってしまう自分がいたのだ。

 

 美優とラブラブになって、積極的にエッチをおねだりしてもらって、それは俺が美優に望んでいたことなのに、俺の体は無責任にも美優が熱を出す前の頃のようなドライな視線を求めている。

 

「うっ……み、美優……」

 

 それでも俺の舌は美優のアソコに伸びていって、ラブジュースに満たされた割れ目にその先端をねじ込んでしまう。

 舌先から根元に滴ってくる妹の愛液に俺は勃起を一層鋭くして、それでも考えているのは別のこと。

 

 たとえば、こんなエロエロに迫られるなら、山本さんがいい。

 ご奉仕精神に溢れた山本さんの、自分の淫乱さを曝け出すようなあの笑み、あの腰つきで俺を誘って、陰唇を自らの指で開いて俺の舌を導いてほしい。

 情けない姿の俺の頭をヨシヨシして、俺がエッチで頑張っていることをダダ甘な判定基準で褒めてくれたら、それだけで心が満たされる。

 

 俺は美優の陰唇と口づけをしてからジュルジュルと吸っては舐めてを繰り返し、ビクつく美優をさらに責め立てるように、舌をピンと伸ばして膣奥まで貪っていく。

 そんなことが許される恵まれた身分でありながら、俺の脳裏にはいつかのメイドご奉仕をしてくれた美優の姿がフラッシュバックしていた。

 鉄のスカートでも持ち上げているかのようなあの動きの重さ、憎しみさえ込めて見えるほどの目元の強張りと、俺をゴミのように見下ろす瞳が、俺の陰茎に詰められた綿を石のように堅固なものにしていく。

 

 あれだけアソコを見られるのを嫌がっていた美優はクリトリスと膣ヒダを舐められる快楽にすっかりハマっていて、俺の後頭部に手を回して口が離れないようにしていた。

 そんなことをしなくても俺は美優のアソコを舐めるのをやめないし、なんなら俺の額に手をついて押し返すようにして俺の卑劣な行為を蔑んでほしい。

 そうしてくれたら俺はどれだけ無様でも必死に舌を伸ばして舐め続けるし、そんな俺に腹の底からの「気持ち悪い……!」を投げつけて涙目になりながらイく美優が相手なら、俺は日に十回だって射精することができるのに──。

 

「はあっ……あっ、ヤバっ……出るっ! ごめん美優……もう出そう……!」

 

 妄想が行き過ぎて射精欲が限界を超えてしまった。

 俺は陰茎の根元を握って立ち上がり、グンとせり上がってくる睾丸から精液が送り出されてくるのをギリギリまで耐えるが、射精のスイッチが入ってしまったからにはもう止められない。

 

「ふあっ、えっ!?」

「美優、ほんとごめん……ッ!」

 

 俺は美優に壁際で脚を上げさせて、正面から割り入るように美優の膣穴へとペニスを挿入した。

 咄嗟の無理な体勢だったため浅いところまでしか入れられなかったが、どうにか美優の膣を受け皿にして俺はどくどくと精液を送り込み、床に撒き散らさずに射精を終えることができた。

 陰裂が陰茎で破られて、亀頭だけが入っている状況で、美優は突然のことに呆然としている。

 

「あっ、え……? これ、出てるよね……?」

「ああ。ごめんな。我慢ができなくて」

「もう……」

 

 美優は俺にペニスの先だけをアソコに挿れられてトイレのドアに背中を預けながらムッとしている。

 アソコを舐めているだけで俺が射精してしまったことが、もはや最近では普通になってきていて、そんな俺への諦観がかつての美優を呼び起こしたのか、自分の体の内部が精液を飛び散らせないようにするためだけに使われたことに美優はちょっぴり怖い顔で俺を睨んできた。

 

「妹の膣をティッシュの代わりにするのはどうかと思うのですが」

 

 美優の氷柱で刺すような声に、俺はまた美優の膣内でドクッと精液を一発漏らしてしまった。

 それを膣から感じ取った美優はクールな表情を保ちながらも顔を逸らし、なんだかんだと精液処理のために体を使ってもらえたことが嬉しかったようで、手の甲で口元のニヤけを隠すその奥には照れ恥ずかしそうな頬の赤みがあった。

 

 結局のところ、俺は妹とセックスをしてなお、妹をオカズにしてセックスをしていたのだ。

 もはや自分でも何を言っているのかわからないほど哲学的にまで至ったこの性癖は、しかし射精をするためには向き合わなければならない問題だった。

 

 俺がペニスを引き抜こうとすると、浅いところで射精したからほとんどの精液が床に垂れてしまうと美優が待ったをかけてきた。

 こうなっては美優のぴっちりしたスジマンも堰き止める役割を果たさない。

 

 だが、お互いにアンバランスな格好にあることに加え、手の届く範囲に代わりとなる受け皿はなかった。

 ということで、俺は美優の体を抱き上げて、美優には俺の上半身に抱きついてもらった。

 

「わあっ、あっ、んっ……、これは、ちょっと……!」

 

 正直、無理だと思っていた。

 しかし、美優や山本さんとのセックス三昧で鍛え上げられたこの体幹は、五十キロそこそこの女の子であれば持ち上げられてしまうようになっていたらしい。

 

「んあっ、あっ……待って、これ……ふあっ、あっ……お、奥まで入っちゃう……!」

 

 俺に抱きかかえられた美優は、上向きに挿入されたままのペニスを、自重によって膣の深くまで咥え込んでいく。

 それが俺の興奮にも繋がって、美優がやや抵抗を示しているのが逆に俺の性欲に火をつけてしまっていた。

 俺は美優の体を上下に揺すり、必死になって俺の腰に足を絡ませてしがみついている美優に、膣奥への刺激を与えていった。

 

 俺は美優を持ち上げる勢いを前方への推進力として、美優の体重による振り子の力で風呂場に進みながら歩行とピストンを同時に行っていく。

 浴室の中に移動し終わる頃には美優の膣から溢れた愛液と精液で俺の下半身はびしょ濡れになっていて、床を汚さないためのこの行為に、性的な気持ちよさ以外の意味があったのかと言われるとそれはわからない。

 でもとにかくこの新鮮なスタイルと美優の恥じらう姿が俺の勃起を堅持させていて、再び射精をする以外には収まりがつきそうになかった。

 

「これっ、ん、ああっ……あっ、あっ……これ、AVみたいで、イヤっ……! だめえっ、恥ずかしいっ……もう……っ……んんっ、ああぅああぁ……ッ!」

「美優っ……めちゃくちゃ気持ちいい……! ものすごくムラムラしてるから、落ち着くまで出させてくれ……!」

「ひあっ、あっ、んっ……何回出すの、もう、だめっ、あっ、イクっ……イクイクイクぅ……ひぎゅうっ──!!」

 

 美優は強引なセックスにイって、それでも俺は美優の体を持ち上げ続けた。

 女の子を抱えての挿入は、下手をすれば陰茎を骨折する可能性すらあるとは聞いていたが、それでも俺はこの情欲を止めることができなかった。

 

「美優、美優っ……!! またイクよっ……膣内に精液出すからな……!!」

 

 最後に美優を持ち上げて下ろしてのタイミングに腰の突き出しを合わせ、美優の子宮口にペニスをねじ込んで射精した。

 美優は声にならない喉奥からの音を漏らし、気を失いそうになりながら失禁するみたいに潮吹きして、俺に床に下ろされると精液と愛液を割れ目から垂らしながら脚をガクつかせていた。

 

 そんな美優がいつになく可愛かった。

 俺の性欲がおかしくなっている。

 二回も射精したのに陰茎は硬さをちっとも失っていない。

 

「美優。そこの壁に手をついてお尻を向けてくれ」

「も、もう無理……待って、ほんとに子宮壊れちゃう……!」

「大丈夫だから。今どうしようもなく美優とセックスしたいんだ。頼む」

 

 俺がお願いの体裁だけを取り繕って無理やり美優を反対向きに膝立ちさせて、従うしかないような流れでバックからペニスを挿入させてもらった。

 

 美優に息を整えさせる時間をとることもなく、俺は美優の腰を掴んで背中を反るようにペニスを突き出して膣に竿の根元までねじ込んだ。

 パンパンと下腹部と臀部がぶつかる音と合わせ、浴室には美優の声がよく響いて、これがもっと遅い時間であれば夕食を作っているお隣さんにも聞こえていたかもしれない。

 そんな悲鳴にも近い喘ぎ声を出しながら、美優はイキっぱなしで俺の陰茎の打ち付けを受け続けた。

 

 手をついた真正面には、お風呂の鏡がある。

 美優はそれが視界に入りそうになるたびに首を強く横に振っていた。

 エプロンの紐を結ぶことで作られた乳袋が、俺が腰を打ちつけるたびに前後に揺れている。

 お尻を突き出したこの体勢ではなおのこと丈の短いスカートがその意味をなしておらず、めくる必要もなくお尻の丸みも竿に広げられた膣穴も丸見えだった。

 

 卑猥としか形容しようのない妹の姿に、俺は興奮するし、美優も視界の端に映る自身の姿に興味を引かれて体位を崩せずにいた。

 美優の体力を考えればとっくにイキ果てているはずなのに、バックで兄にハメられている自分の姿が好きでやめたくないというただそれだけの理由で壁に手を突いている。

 

「美優っ……また出るぞ……射精するからなっ……!」

 

 俺が美優の背中に覆いかぶさって腰を振って、美優は返事をすることもできずに俺の獣のような腰振りに絶叫しながら中出しをされた。

 俺のピストンが止まると美優はペタンと座り込んで、後ろから見えるわずかに浮き上がったその割れ目から、おびただしい量の体液を風呂場の床に垂れ流しにしている。

 

「はぁ、はぁ……っ、美優……」

 

 俺が美優に呼びかけると、美優は震える腕と足でどうにかこちらを向いてくれた。

 そして、それから泣きそうなぐらいの涙目になった。

 俺の陰茎はまだ隆々と青筋を立てていたのだ。

 

 自分でもなぜこれほど興奮しているのかはわからなかった。

 妹とのイチャ甘な生活を望んでいたはずの俺は、妹に罵倒されるか妹をイキ果てさせなければ真なる興奮には至れなくなっていた。

 拗れる、という言葉は、こういった事象を指すものなのかもしれない。

 

 イキっぱなしで精液まみれの美優を前に、三回も連続で射精したはずの俺のペニスはまだ勃起している。

 しかし、もうこれ以上は美優に負担をかけてもツラい思いをさせるだけだと俺の本能のデキた兄としての別側面が悟っていて、残った性欲は美優のおっぱいを勝手に使って処理させてもらうことにした。

 

 そのお願いを聞いた美優は膝を突く位置を三点で上手く支えるように調整してから、エプロンごとTシャツを持ち上げて谷間に陰茎を挟んだ。

 精液の粘性で、下からすっぽりと、容易く入ってしまった。

 

 美優の巨乳が下着に締め付けられて俺のペニスを力強く包んでいる。

 ミニスカとたくし上げられたエプロンしか身につけていない美優はほとんど裸に近いのに、その少ない布による境界線があるだけで、美優のおへそやふとももの存在がより強調されて俺の性欲を増幅させる強烈な視覚効果として役立っていた。

 

 尻に代わって美優の下乳に腰を打ち付けて、俺は懸命に腰を振って射精をするための刺激をイチモツに与えた。

 美優は後ろに倒れそうになる体を腹筋の力でどうにか支えて、俺の腰が乳にぶつかるたびに美優のウエストが締まるのがまたエロかった。

 もうセックスをしている最中の美優の筋肉の動きを見るだけで興奮してしまう。

 限界まで力を使い果たしたふとももはピクピクと痙攣しているし、俺を早く射精させたいからと乳を左右から挟んで圧迫する二の腕は閉じられた肘によってその肉が盛り上がって、普段は見られない脂肪の揺れが現れている。

 

「うっ……ううっ……美優っ……!!」

 

 俺が射精しそうになってゴクリと嚥下される喉も、陰茎を一心に見つめる瞳の向きも、ピストンのたびに揺れる腰元の毛先も前髪も、美優のあらゆる部位に興奮する。

 なにより自分の体をオモチャみたいにして射精のために使われている現状を受け入れてくれているという事実が、俺に最大限の肉棒の膨張をもたらしていた。

 

「出るっ……うううっ……で、出るうぅっ……!!」

 

 それは発射するというより絞り出すような感覚に近かった。

 美優の乳の中に生クリームを注入するように、びゅるびゅると白濁液が注ぎ込まれていって、谷間から染み出してきた精液が乳房の曲線によって前方に流れ出してエプロンにシミをつけていった。

 

「お兄ちゃんってば……こんなに妹の体を汚して……」

 

 美優が肘を広げると、Tシャツの間からドボドボと精液が垂れ落ちてきて、今度は美優の両ふとももの溝に体液溜まりができあがった。

 それを見て、美優は上に着ていた服を脱いで脱衣所に放り投げてから、ふとももの隙間に手を突っ込んで掬えるだけの精液を飲んだ。

 指と指の間に入った精液も丹念に舐めとって、精子の一匹も逃さないようなしゃぶり尽くしに引き抜かれた指先が艶かしかった。

 

 その後に微妙な沈黙が流れた俺たちは、湯船にお湯が溜まるまでの時間をさらに無言で過ごして、それから仲良く二人でお風呂に入ることにした。

 順番に体を洗っていつもの前後の位置で一緒に風呂に入り、美優は体育座りをして水面を覗き込んでいる。

 

「どうかしたのか?」

「んっ……いや……その……」

 

 美優はお湯の熱さとは違う頬の赤みを残したままだった。

 エッチが終わった後からどうにも美優がよそよそしいというか、気まずそうにしている。

 

「お兄ちゃんのすごかったなって……」

 

 下を向いたままポツリと呟いた。

 デレデレな状態はまだ続いていて、俺とのエッチが気持ちよかったことに間違いはなかったようだった。

 だというのに、このところは一緒にお風呂に入ればいくらでも胸を揉ませてくれるしアソコも見せてくれていた美優は、膝をぴったりと閉じて体を丸くして恥ずかしいところを見えないようにしている。

 

「美優?」

 

 俺が声をかけても美優は半ば心ここにあらずで。

 その理由が判明したのが寝る前のこと。

 パジャマに着替えて寝る支度ができたので、まだ少し早い時間ではあったが、最近の尋常ではない射精量に疲れて寝ることにした。

 

「お兄ちゃん。寝る前にチューしてって言ったら怒る?」

 

 布団に入って密着状態だった美優が、再び顔を赤らめて訊いてきた。

 俺が美優からキスをせがまれて怒るはずなどありえようはずもないのに、どうしてそんなことを尋ねたのかと不思議に思いながらも、美優のご要望のとおりにキスをした。

 

 寝る前なので、唇を触れさせるぐらいのキスを、数回だけ繰り返した。

 美優は「えへへ」と口角を緩ませて喜んでくれていて、しかし、それが満足だったのかと言われるとそうでもなかったようで。

 

「ベロでチューしたい……」

 

 美優はチロと舌を出してその続きをねだってくる。

 それも恋人らしいイチャイチャだと思ったし、何よりデレ顔で甘えてくる美優が可愛くて俺が我慢ならなかったから、美優のご要望どおりに俺は舌を絡めるキスをしてあげることにした。

 舌先で舐め合う感触の確かめ合いから始まったそれは、やがて互いの舌にしゃぶりつくものに変わって、唇を波打たせながら鼻から抜く息に喘ぎを含ませて、何分もずっとそうしていた。

 

 それが原因だったわけではない。

 もっと早くに気づくべきだった。

 その言葉をはっきりと口にされるまで、俺はむしろどうして気づかなかったのかと今更ながらに思った。

 

「寝る前に一回だけ、シちゃだめ?」

 

 俺の胸に手を置いて、ピトッとくっついてきた美優が上目でそう尋ねてきた。

 

「うえっ……えっ!?」

 

 セックスのお誘いをされているのだ。

 大量射精を四連発もしたその日の晩だというのに。

 美優だって体力はもう残っていないはずで、それなのにエッチがしたいとせがまずにはいられないほど、子宮は性感を求めて疼いているらしい。

 理由はほかでもなく俺とセックスしている姿を鏡を使って美優自身に見せつけてしまったからで、あれは俺が想像していたよりもずっと強力に美優の性欲を煽るようだった。

 

「美優、実はだな。俺、最近はセックスをしてないときでも、脈がちょっと激しめになってて……」

「うん。だから、一回だけ」

 

 美優はただセックスがしたい一心で俺を見つめてくる。

 それ以外のことは二の次のようだった。

 

「でもほら、たぶん今したらそのまま寝ちゃうだろうし。もう何日も中出しして寝てるから、美優だってニオイがするのは嫌だからお風呂前だけにするって言ってただろ」

「だからゴムつけてしよ」

 

 どうあってもセックスをしないと美優の性欲は収まらないようだった。

 ともなればどうするか。

 もちろんセックスをするしかない。

 俺の体、ひいてはオスとしての生殖機能は美優のためにあるのだから、美優がセックスをしたいと言ったのであればいかなる状況であれしなければならない。

 

 ひと月かそこらぶりのコンドームの箱を引き出しから取ってきて、美優がフェラで勃たせてくれたペニスに被せると、ゴムの締め付けがやたらとキツく感じられた。

 消費期限が一ヶ月もないとは考えられないし、もうサイズが合わないのかもしれない。

 

「やっぱりゴムつけるとこれからエッチするんだって感じがしてドキドキするね。私が勝手に動くから、お兄ちゃんは休んでていいからね」

 

 美優はそんな優しさを見せてくれて、ズブッと腰を落としてセックスを開始した。

 俺は陰茎を硬くさえしていればいい。

 あの射精回数の後で、一般的な人からしたら何よりそれが困難なのであろうが、俺はこの体質なのでできてしまうのだ。

 そして、性器を膣で擦られたら、どうしたって快感は覚えてしまうもので。

 

「うっ……ふぅっ、うっ、ぐっ……!」

 

 美優の膣が被さって、竿が引き抜かれ、それを繰り返すたびに体は反応してしまう。

 わずかながらではあるが、しかし確実に体はビクついていて、そうして我慢しているのが美優にとってはむしろエッチな気分を煽るようだった。

 

「お兄ちゃん、感じてるの可愛い。射精したいときにしていいからね」

 

 腰のストロークこそ大きかったが、美優の動きも激しくはなかった。

 美優自身の筋力も限界だというのもあるだろうが、美優にとってセックスとは俺の肉棒と繋がって子宮が刺激されていることが大事なので、それ以外の刺激はむしろ膣内の感度を下げるから邪魔なのだ。

 

「うっ、ううっ…………美優っ……!!」

 

 そして、俺はそんな美優に一方的に騎乗位で絞られて、ベッドで仰向けになったまま行為の後には汚れを拭き取る余裕すらなく寝落ちしてしまったのだった。

 

 その翌日。

 

 俺はもう何度目かの金縛りにあっていた。

 

 体が動かない。

 筋肉的な疲労もあるだろうが、それだけではなかった。

 動く意志力が失われているのだ。

 精力が美優に吸い尽くされて、俺は吸血鬼に血を抜き取られたゾンビのように天井を見つめているだけだった。

 

「お兄ちゃん、おはよう」

 

 美優が俺の顔を覗き込んで挨拶をしてきた。

 美優のほうはツヤっつやだった。

 髪の毛が三割増しで照明を反射している。

 肌艶がよすぎてもう洗顔まで済ませてきたのかと思った。

 

「んふふ。昨日もいっぱいしちゃったね」

 

 美優は寝起きからデレデレで俺の腕に頬ずりしてくる。

 もう最近は美優とエッチをしている記憶しか残っていない。

 もはやカレンダーの予定なんてあってないようなもので、日に四回以上も抜かれることになるとは思わなかった。

 

「ゴムつきでするのもいいよね。どれだけ出してもらったのかわかりやすいし」

 

 ベッドボードに視線をやっていた美優は、体を起こしてそこに手を伸ばし、使用済みのコンドームを手に取った。

 そこには精液が溜まって口が縛られているコンドームが二つあった。

 

「あ、あれ……? なんで、もう一個あるんだ……?」

「ん? 覚えてないの? あのあともう一回したんだよ? ゴムがちょうどなくなるからって」

 

 どうやら俺はあの状況で更に美優に搾り取られていたらしい。

 しかも、ゴムがちょうどなくなるから二回したとか、じゃあ三つ残っていたらどうなっていたんだという話だ。

 どうりでここまで体が動かなくなるわけだな。

 

「じゃあ朝一番の搾りたて、頂いちゃうね」

「えっ……お、おいおい、待て! 待て美優……! あっ、ああっ……!」

 

 ある意味でカレンダーの予定通りの寝起きフェラに、抵抗しようと思っても体は動かず、俺はこの精液大好き妹にせっかく一晩寝て回復した分の精液を抜き取られることになった。

 

「あっ……あっ、あっ、あっ……」

 

 全身を張り巡らされている血管の、その末端から生命力のようなものが吸い寄せられていって、下腹部の一点に集約されていく。

 きっとエロゲをやりすぎた俺の脳がそのイメージを実感として俺に与えているだけなのだろうが、リアルすぎるほどに寿命を削って射精している感覚があった。

 

「ん~……ぢゅるるるっ……ちゅっ、ぢゅるっ……」

「ああああっ、ああぅあああっ……!!」

 

 射精を渇望している美優にフェラチオをされて我慢をするのは不可能で、俺は命をすり減らしながらも美優の口に精液を吐き出してしまうのだった。

 

 もう一歩も動ける気がしない。

 今日は学校を休もう。

 日中も睡眠に費やせば、またしばらくの精力は確保することができる。

 

「お兄ちゃん、起きないの?」

「起きないんじゃなくて起きられないんだよ美優。俺のことは気にせずに支度をしてくれ。今日は学校を休もうと思う」

「えっ、そうなの」

 

 美優は俺の発言に目を輝かせてお腹に乗っかってきた。

 

「じゃあ私も休もうかな」

「起きる!! 起きるよ!! 実は起きれるから!!」

 

 脊髄反射で体を起こした。

 その後もなんとか歩くことはできたが、脳が動けと命令してから常に一秒ぐらいの遅延を伴っている感覚だった。

 いま制服に着替えないと学校にいく気が失われそうだったので、俺は制服に着替えてネクタイまでを締め上げた。

 美優はまだパジャマでデレデレしている。

 可愛い妹め。

 

「美優は俺のこと好きすぎるな」

「大好きなお兄ちゃんですから」

「可愛い妹に愛されて俺も幸せだよ。美優のためならこの命も惜しくない」

「えへへ。ほんとは一秒だって離れたくないけど、妹は学校だから仕方なく別々の時間を過ごすことにしているのです」

 

 着替え終わった俺を見て俺が学校に行くことを確信した美優は、ニコッと笑顔を一つ残して俺の部屋を出ていった。

 

 そうした日々が常態化した。

 俺と美優は顔を合わせれば欲情して、あるいはイチャイチャと何十分ものキスに及んで、俺が一日に射精する回数が三回を下回ることは一度もなかった。

 世界中のどんなカップルよりもラブラブしている自信を持てるほどの日々に、しかし俺の体は着実に何かを失いつつあった。

 

 ほぼ無意識に寝落ちして、無意識に登校して、知らないうちに授業が終わって休み時間になっていたりする。

 日中はほとんど気絶したように授業を受けていた俺は、昼食休憩となる昼休みの時間に、ペンを指に挟んだまま頭をふらふらさせて席に座っていた。

 視界が二割ほど狭まっていて、黒色の領域が多くなっている。

 おそらくはこの暗闇の世界へとシャットアウトされたとき、俺の命の火も燃え尽きるのだろう。

 テクノブレイクというものだ。

 

「ソトミチくん、大丈夫?」

 

 学校で久しぶりに聞いた山本さんの声。

 心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。

 俺と山本さんが仲良くなったことはクラスのみんなは知っているので、今となっては他人を装う必要はないのだが、どうしてだかこの頃の山本さんは忙しそうというか、放課後もすぐに帰ってしまうことが多かった。

 

「目の下のクマすごいよ? クレヨンでメイクしたみたい」

「ああ……だ、大丈夫……ではないかもしれない……」

 

 家に着くとつい美優が可愛くてイチャイチャしてしまい、こんな状況にあっても俺から手を出すことがあったりもしたので、そろそろクールダウンをするべく美優と今後の過ごし方を話し合わなければならない。

 親公認となったお祝いとしてのイチャラブセックス期間は、それで一区切りだ。

 

「あなたがぼーっとしているのは構わないのだけれどね。今日が期限だから、さっさと回答してくれない?」

 

 山本さんの陽だまりのような柔らかな声とは対照的に、疲弊した脳を追い打ちで突き刺すような鋭い声の持ち主である川藤奈々子が、珍しく俺の席に近づいてきた。

 

「え……期限って、なんだっけ?」

「バカにしてるの? グループチャットで何度もリマインドしてるでしょ。修学旅行の自由時間、どこを回るか候補を出し合うことになっていたわよね」

 

 山本さんを押しのけて俺の眼前に立ちふさがった強面少女。

 その圧に頭のモヤが吹き飛んで、ようやく思考回路が稼働し始める。

 

「……修学旅行?」

 

 急な話に、血の気が引いた。

 いや、急な話ではかった。

 ずっと学校で話し合われていたことなのに。

 

「い、いつ!? 何泊だっけ!?」

「来週。三泊四日。プリントも配られたでしょう。奏といい、何が忙しいのか知らないけれど、やることはやってもらわないと困るの」

 

 川藤に叱られて、それでも俺はもうそんなどころではなかった。

 

 来週からの修学旅行。

 それも四日間も家からいなくなる。

 

(修学旅行…………共有カレンダーに、予定を入れてない……)

 

 指から力が抜けて。

 

 教室の床にペンが転がった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。