※この作品はR-18です。

俺の妹が最高のオカズだった   作:風見 源一郎

95 / 100
理性が強い妹

 

 俺はベッドに座って膝に肘をつき、股間を勃起させながら険しい表情を美優に差し向けていた。

 美優は床に正座をしてバツが悪そうに俺を見上げている。

 

「……これをどうしてくれるかだが」

 

 長い沈黙の後に俺から話し始めた。

 性欲を煽られながら四日間も溜められた精液の処理と、そんなオナ禁の期間中に自分だけ自慰行為に耽っていた妹の処遇を決めなければならない。

 

 美優を犯すことは決定している。

 ただし、一口に犯すと言っても、強引に挿入して肉穴として使うだけを指すものでもないし、その手のやり方が元から好きでなかった俺にとっては由佳や山本さんを相手にやや食傷気味である。

 せっかく美優が理性的に戻ったのだから、ここはそのままの美優に普段はできないお願いをしてみるのがよいだろう。

 この妹の魅力といったらなんと言っても責任を取らなければ気が済まないタチであることだ。

 

「お兄ちゃんはとても怒っているのでな。悪いが美優にはそれなりにエッチなことをしてもらうことになる」

「承服しております」

 

 美優は制服が着物に見えるほどスッと背筋を伸ばして真顔で受け答えをする。

 これから実の兄に犯されるというのになんと涼しい表情か。

 俺だって、たかだか射精をするためだけに妹に酷いことをしたいわけではないのだが、ここまでオナ禁をさせたからには生優しいイチャラブセックスでは済まされない。

 

「とりあえず制服のままセックスしていいか」

「えっ……あ、はい」

 

 美優は早速ささやかな抵抗を兄に見せて、それでも自分の立場を弁えてすぐに同意をしてくれた。

 あれだけエッチで服が汚れるのを嫌がっていた美優からしたらかなり簡単に折れてくれた方だ。

 

「それとだな」

 

 俺は美優の机の引き出しを指差す。

 

「そこにいかがわしい動画が保存されてるだろ」

「いかがわしいかいかがわしくないかで言えば、いかがわしい方の動画はSDカードに入っています。それをいつ知ったのかはまあ予想がつくので聞きませんが」

 

 美優も以前に俺にローターを取りに行かせたときにどうなったのかを理解している。

 あるいはそんなものがあると知っても俺なら勝手に見ることはないと信頼したからこそ隠しもしなかったのか。

 

「それと本件とでどのような関係が?」

「美優にはこれから理性を保ったままセックスをしてほしくて。努力義務で終わるのもなんだから、一回イッたら一つ動画を見るってことにして、イかないように頑張ってほしい」

「予想のだいぶ上を行く酷さで妹は泣きそうです」

 

 ああわかっている、わかっているとも。

 負け確定の勝負に罰ゲームが用意されているようなものだ。

 しかし、そもそもがこの怒張を鎮めるためのお仕置きなのだから、美優はどれだけの羞恥プレイを要求されようとも、それを飲まなければならない。

 

 文字通り自らで撒いた種なわけだからな。

 美優の膣できっちり回収してもらわないと。

 

「じゃあ……私はそこに寝転がって耐えてればいい?」

「いや、俺が寝る。美優はパンツを脱いで俺の上に跨ってくれ。挿入さえしてくれれば俺をイカせる方法は任せる」

「私が騎乗位で射精させなければならないように聞こえるのですが?」

 

 美優は顔を引き攣らせて訊く。

 その顔が見たかった。

 

 美優はセックスで自分から動くことを極端に嫌うからな。

 エッチな女の子に見えるからという無駄な理由により、能動的に射精させることはセックスにおける主義に反する。

 たぶんフェラをしているときも『私が咥えていたら勝手に射精した』とか自分に言い訳をしているタイプだろう。

 少なくともドライなモードの美優はそういう性格をしている。

 

「セックスでご奉仕と言ったら騎乗位だ。世の中の常識だろう」

「うぐっ……昨日までの私はどうしてあんなことを……」

 

 美優は苦々しい顔をしながらも立ち上がって俺のところにやってきた。

 力なく揺れるスカートが美優の心中を物語っているようだ。

 本能側の性格は今の美優からしたらほとんど他人である。

 

 美優はパンツを下ろし、ベッドに上って、兄の下半身へと股を開く。

 それだけでも美優からしたら大変な屈辱だろう。

 俺は制服を着崩したように中途半端にシャツを開けてズボンを足元まで下ろしていた。

 裸でもよかったのだが、せっかくの制服エッチなのだし、雰囲気は大事だ。

 

 美優が履いていた薄桃色のパンツは床に畳んで置かれている。

 反省の色が見えて悪くないので貰うなどはせずそのままにしておくことにした。

 

「ところで、なんで急に正気に戻ったんだ?」

 

 俺は服が汚れないようにスカートの広げ方を迷っている美優に尋ねる。

 

「う、うーん……な、なんでだろうね」

 

 美優は歯切れ悪く誤魔化すだけ。

 ということはそれなりに思い当たる節があるということだ。

 

「いえまあ、実はその、最近のお兄ちゃんとのエッチには不満がありまして……」

「あれだけ自分から迫ってきてたくせに!?」

 

 まさかの発言に驚いていると、そんな最中にも美優は割れ目に亀頭を押し当てて挿入を始めようとしていた。

 性感に集中してしまわないようにあえて雑談を挟んでいる。

 

「エッチそのものに不満があったわけじゃないんだけどね。私ってさ、お兄ちゃんに挿れられると、すぐアレになるでしょ?」

「そうだな」

 

 本能剥き出しの淫乱モードにな。

 

「だから、こう……」

 

 美優は喋りながらゆっくりと腰を低くして肉棒を下の口に咥えていく。

 その表情は、今日に至ってはすぐに蕩けることはなく、あえて表情筋から力を抜いているのかと思うくらい意図的な真顔に努めていた。

 

 そして、そのまま腰を上へ下へと、騎乗位のセックスが始まる。

 美優の秘所の濡れやすさは変わらないまま、無表情での肉穴ご奉仕に、ぐちょぐちょとした音のいやらしさが俺を興奮させてきた。

 締まりのキツさとぬるぬるとした感触に、俺の陰茎は硬さを増し、溜まりに溜まった精子は早く妹の膣に出て子宮に行きたいと尿道の入り口に行列を作っている。

 

「ふぅ……っ……本番エッチになると負けるのは、私の方は悔しかったりしたので……ん、ぁ……お兄ちゃんをイかせる側になってみたいな……などと、思っていたら、お兄ちゃんとしてないうちに正気に戻ってました」

 

 どうやらあのラブラブ期間の中でもふと我に返ることはあったらしい。

 そして、それはセックスを通して積もった不満によるものではなかったようだ。

 元から淡白なエッチを望んでいた理性側のセックスへの要望は、一度はあの性欲ドロドロの本能によって消し飛んでいたものの、ここにきてまたその勢力を盛り返してきている。

 

 素の美優の性癖は孕まされることではなく性処理に使われることに悦びを見出すものだからな。

 なおかつ事務的な作業として射精させることを好む美優からしたら、即落ち二コマみたいなセックスは大いに不満だっただろう。

 

 俺にとっては悲しくもあり嬉しくもあり、ただいずれにしても、それは俺たちには必要なことだった。

 エッチをするたびに性本能が剥き出しになってしまうのでは今後の美優の生活に差し障る。

 ならばこれは美優の理性がどこまで精液への渇望に勝てるかの試験にもなるわけだ。

 お兄ちゃんがしっかりと監督してあげよう。

 

 その美優はといえば上体を前傾気味に腰をくの字に曲げて浅い挿入を繰り返している。

 というより俺の陰茎が大きくなりすぎで半分しか入らない。

 

「これも妹としては大いに不満です」

「実は俺も逆に物足りなさを感じてるよ」

 

 ペニスが強くなることは男にとって憧れであり誇りだ。

 お仕置きをする立場であれば逞しい陰茎であるに越したことはない。

 しかし、それは美優と比べても俺が優位に立つということ。

 俺としてもこの身分にはしっくりきていなかった。

 

「なので、これからは、妹がきっちりお兄ちゃんの性欲を管理します」

 

 そうして美優は激しく腰を振ってペニスを責め立ててきた。

 ベッドに両手をついて脚を屈伸させるように、ブレザーに包まれた乳房が揺れるほどの激しさで肉棒を膣コキをする。

 

「うっ……美優……っ……!」

 

 上下の運動に合わせて挿入角度が変わり、膣の入り口が俺のペニスの裏筋を滑らかに愛撫する。

 美優は喘ぐこともなく、文字通り自分の体を使って、ローションまみれのオナホを被せるように肉棒をシゴき続けた。

 ドライなままでする初めての騎乗位に、美優が興奮しすぎてイクのを我慢できなくなるまで。

 

 それが約二十秒ほどのことである。

 

「んっ……あっ……ふぅ……お、お兄ちゃん……ど、どう? イキそう? 私、あの、そろそろ……」

「もういつでもイけるぐらい気持ちよくなってるよ。でも、先にイッて恥ずかしがる美優も見たいから我慢してる」

「いじわる……」

 

 いち、に、さん、と腰を上下させて、また美優の動きが止まる。

 その後も少し動いては止まりを繰り返して、童貞が早漏を我慢しながらする初めてのセックスみたいな出し入れをしたあとは、美優は完全に静止してお腹をピクピクさせるだけになった。

 

「ん、んっ……うぅ……どうしよう……」

「動けないのか?」

「次でもうイキそうというか……こうして入れてるだけでも達しそうな感じが……あっ、あ、あっ……」

 

 キュッと唇を噛み締めて、喘ぎも漏らさず、体をできるだけ硬直させて、膣内部からじわじわと伝播してくる快感に耐えていた。

 しかし、俺が肉棒を差し込んだわけでも美優が腰を動かしたわけでもなく、ただ挿入されてるだけの気持ちよさで臨界を超えてしまって、美優は水が表面張力を失うような唐突さでビクッ、ビクッ、と体を震わせた。

 そこからはしばらく無言の時間が続いて、次に赤らんだ顔の美優と目が合う。

 

「ふぅ……っ…………うぅ……」

「何か言うことは?」

「……………………い、イキました」

 

 このセックスにおける絶頂のカウントは申告制である。

 しかし、美優は立場が悪くなると嘘をつけないので、イッたら正直に言うしかない。

 たとえ口にするのがどれだけ恥ずかしかったとしても。

 

「ならこれで一回だな。続きを頼む」

「う、うん」

 

 美優は騎乗位でのセックスを再開した。

 できるだけ深く入れないように穴を使う美優の腰使いは、よく締まる穴の入り口だけでペニスをシゴいているようで、これはこれでまた新鮮だった。

 

 だんだんと挿入が浅くなるのは美優がイったせいで膣内が敏感になっているからで、やがては穴から肉棒を抜いては入れてを繰り返す行為へと変わっていった。

 しかし、それは美優からしたら挿入直後の快感を何回も味わうようなもので、快楽から逃れるための手段としては悪手だった。

 

 やがては肉穴がペニスの径に広げられる快感に美優は知らず知らずのうちに夢中になり、なんのために浅い腰振りをしていたかも忘れてまたオーガズムに達した。

 ビクッと体が震えて、快感と共に脳天から煩悩が飛んで、その直後に美優の正気が戻ってくる。

 

「す、すみません。またイッてしまいました」

「ああ、知ってるよ。じゃあこれで動画二本視聴は確定だな」

「はい……」

 

 美優は続けての挿入の直前に、引き出しへと目をやって、自らが犯してしまった誤ちの重大さを認識する。

 イけばイっただけロリコス撮影動画を兄に見られるのだ。

 たとえそこに裸姿が映っていなかったとしても、フリフリの服を着て上機嫌に撮影をしているところを見られるのは、美優からしたら堪らない羞恥だろう。

 絶頂の引き換えに失うのはそうした人間性なのでもっと頑張ってほしい。

 

「んあっ……ん、あっ……だめっ……いっ……んんっ──ンッ!!」

 

 そう願っていた俺の体の上では、腰を振るごとに無様にイってしまう妹の姿があった。

 一度イってからはその次までの周期が短くなっていて、俺も射精がしたいのにいまいちタイミングが掴めない。

 もしここで膣内を精液まみれにしたら自分で動けなくなったりしないだろうか。

 

 美優はベッドに手をついて息を切らしている。

 呼吸を落ち着けようとしている肺の動きに合わせてブレザーの胸部をパツパツにさせている乳房が揺れていた。

 

「何回イった?」

「えっと…………よんかいくらい……」

「そうか」

 

 ここまで絶頂に対して根性がない様子だと回数を覚えきれなくなりそうだ。

 俺としても本意ではないが、美優への忠告も含めて体に刻んでおくしかない。

 

「スカートを上げて。イッただけ正の字を書いてくから」

「そんなエロ漫画みたいに……!」

 

 抵抗は見せつつも全部自分が悪いので美優も嫌とは言えない。

 美優のペン立てから取り出した筆ペンで、俺は美優の体に一つの正の字と追加の横線を書き加えた。

 もはや細い筆でふとももを撫でるだけで美優はイきそうである。

 

「美優にはもっとやってほしいことがあるんだ。とりあえずもうそろそろ射精させてくれ。もう限界なんだ」

「お兄ちゃんにいま中出しされたらちょっと理性が危ない」

「お詫びなんだからできるだろ」

「はい」

 

 義理は論理に優先する。

 美優はどうあれ俺を騎乗位で中出しさせなければならない。

 その結果として何回イクことになっても。

 

 そして、俺をイかせるためにはもう深くまでペニスを入れるしかないことも美優は理解している。

 だから美優は腰を下にまで落として、その瞬間にも脚をガクつかせて、引き上げる際にカリが膣壁を擦る快感に抑えきれない吐息を漏らしながら、俺の竿全体を膣で刺激してくれた。

 

「くうっ……いいぞ……美優、イクからな……」

 

 ペニスがピクピクと脈打って、それを射精の合図として受け取った美優は、愛液を垂れ流しにしながら一生懸命に腰を振った。

 スカートで隠されたそこを射精の直前に開くと、剃ることもなくツルツルの曲面を維持したアソコが肉棒を咥え込んでいるのが見えて、結合部を見られる恥ずかしさに美優がギュッと膣肉をいきませたタイミングで俺は精液を放出した。

 

 外に出していたら細長い線となって飛んでいたであろう精液が肉襞の隙間を埋めるように滲み出して、精子が子宮を目がけて肉襞を這い上っていく。

 何度も美優の膣の細部を知覚してきたペニスの感触が俺にその立体構造さえ認識させて、外側を観察していながら断面を見るように、白濁液を注ぎ込む映像が俺の脳裏に浮かんでいた。

 

「お、お兄ちゃんの精子……すっごい量……」

「まだまだ貯蓄はたっぷりあるからな」

「それはちょっと嬉しいかも」

 

 反省しているのかしていないのか。

 

 美優は挿入したままの竿に白く濁った体液が滴り落ちるのを眺めている。

 ちょうどスカートをめくってくれているので、俺は美優の申告に従って正の字をまた一つ追加した。

 

「今度はそうやってスカートをたくし上げたまましてくれ」

「こんな丸見えの状態でするのは恥ずかしいです」

「それはもう今さらじゃないのか……?」

「冷静になってみると想像以上にエッチなとこまで見えてて」

 

 美優はスカートを抱えて股の間を覗き込むように視線を下ろす。

 ペニスを挿入した状態でのクリトリスは穴が広げられる分だけ内部から押し広げられるので、クリトリスの包皮までがめくれてしまい核の部分が露出するのだ。

 いつかクリ舐めをさせてもらったときのように、単にアソコを見せてもらうだけのときとはまた違った卑猥さがある。

 

 つまるところ、それは俺にとっても新しい刺激になるわけで、諦めるわけにはいかなかった。

 パイパンとは人の目に晒されてこそ意味があるもの。

 

 そして、なんだかんだと言いながらも、美優も覚悟が決まったようで。

 

「これもすべて悪い方の私のせい……」

 

 自分をエッチな女の子だと認めたくない美優が、俺の精子を欲しがる体質を盾に生み出した性欲全開の側面。

 というより、それも含めて美優の性格の一部に過ぎなかったものを、別人格のように扱っていただけなのだが。

 美優も最近では俺に対して性欲に正直になってくれるようになったので、これはある意味でその無用の精神性に決別をするための行為でもある。

 美優からすれば自戒のための自罰だ。

 

 だからこそ、今回に至っては美優は強い抵抗を見せることもなく、スカートをたくし上げたままの騎乗位セックスを続けてくれた。

 今度は体を垂直に起こして、喘ぎ漏れそうになる声を押し殺して腰を上下させている。

 あまりの羞恥に一周回って美優の真顔がさらに固くなっていて、騎乗位どころかそれはもはやディルドスクワットに近かった。

 

「どうですか、お兄ちゃん。妹が頑張っているのですから射精してください」

「そう言われると弱いんだよな……くっ……」

 

 もはや俺たちにとっては物理的な刺激などさして意味をなさない。

 元から言葉一つで射精ができた俺だ。

 性欲側の美優がセックスのテクニックを習熟させたが故に性感帯への摩擦に意識がいっていたが、本来なら俺の体はとうの昔から美優には逆らえないのだ。

 

 俺を見下ろして膣を使い、ただ兄を射精させる事務行為と成り果てた騎乗位セックスは、美優に快感に耐えさせるだけの余裕を与えていた。

 調子づいた美優が煽るようにペニスを下の口で咥え込んで、「お兄ちゃん。精子、早く」とねだられてしまっては俺もイクを我慢できるはずもなく、搾り取られるようにして俺は再び妹の膣に射精をした。

 

 これではお仕置きなのかどうかもわからない。

 事実、もしこの流れが続いていたら、俺はベッドに横たわっているだけで金玉の精子を干上がらされていた。

 

 ところが、異変が起こったのは俺が三回目の射精をした後のことだった。

 すでに精液を溜める空間のない膣から白濁液が垂れ流しになって、美優のベッドが俺の精子で汚れ始めた頃。

 それまで悠々と腰を振っていた美優の動きが緩慢になった。

 

「ふうっ……はあ……お兄ちゃん、三回も中に出したのに、なんでまだこんなに硬いの……んっ……ううっ……」

 

 勢いは急激に衰えて、ようやく一つ腰を下ろしたかと思ったら、美優が膣から愛液とともに大量の精液を吹き出してイッてしまった。

 それから呼吸を整えてまたお尻を上げ、自重でペニスを奥にまで挿入するが、そこでもまた美優はイッてしまう。

 

「あっ……ふあぐうっ…………ううっ……も、もう……むり……あっ、あっ、んんっ……ふぅうっ……ああっ……!」

 

 それからも、弾みをつけて腰を浮かしては自重でペニスを挿れ、そこでもまたイき、ぷるぷると膝を震わせながらの騎乗位が続いていく。

 その表情は精液を求める獣の顔ではなく、乙女チックに頬を赤らめて何かに没頭していて、うっとりとしているようにさえ見えた。

 俺の顔も結合部すらも見ていないその目線に、俺はどこか覚えがあった。

 

「たまに美優は本当に変態だなって思うことがあるよ」

「っ……お兄ちゃんに、言われたくはないです……!」

 

 その口答えこそ俺の想像が当たっている証拠だった。

 美優は膣を使った本番セックスでさえ事務的に性処理をしている自分に興奮しているのだ。

 

 性処理に使われることに悦びを覚える美優は、正確には義務として兄の性欲に使われている自分に興奮していて、結局のところ自分のエッチな姿こそが何よりの美優のオカズなのである。

 無表情で騎乗位搾精するセックスが完成してしまったからこそ、実際にそれを行っていることに興奮して美優は絶頂してしまった。

 割り切ることで快感をシャットダウンしていた脳もそれを期に再び美優の神経から快楽パルスを受信するようになり、もはやひと擦りで一回イク体になってしまった。

 

「さすがにもうこれ以上頑張れって言うのは可哀想だな」

「お情けを頂ける枕詞には聞こえませんが……」

「だから最後にそこの鏡の前で立ちバックでハメさせてくれ」

「やっぱり鬼畜じゃないですか……! 妹をセックスするための何だと思ってるんですか……!」

 

 セックスをするための何かではあるらしい妹を俺は抱き上げ、バックへ移行するその間に、対面座位でのピストンをして美優の脚に正の字を足していった。

 一画を書いてはまた腰を振り、また一画を書いては腰を振って、泣きそうな顔でイキ続ける美優にペニスを差し込みながら、気づけば美優は絶頂の記録は五文字目にまで突入していた。

 

「ねえ、お兄ちゃん、あの、あと何回射精するつもり……?」

「俺はまだ三回しかイッてないからな。あと三回はイかないとスッキリしないよ」

「じゃあ……あといくつ正の字が増えちゃうの……?」

「それは美優次第だよ。スペースがなくなってきたからお尻のほうにも書くからな」

 

 俺は全身鏡を壁に立てかけて、その両サイドに手がつくように美優を立たせた。

 お尻を突き出した美優のふとももには大量の精液が垂れていて、内もものあたりは文字を書くのには使えなくなっている。

 前かがみで手を突っ張る美優には、これからペニスで突かれるために広げた股と、自分を犯す兄の姿の両方が見えていて、おそらく美優も俺とセックスしていることをこれほど強く自覚できる光景を目にしたことはないだろう。

 その瞳は恐怖と期待による興奮に潤んでいた。

 

「待って待ってねえお兄ちゃんこれ私死んじゃう」

「もとからこれはそういうお仕置きだよ」

「またエッチな私になったらどうするの……?」

「大丈夫だよ。そうはならない。そうならないように、美優は頑張るよ。多分な」

「そんな人任せな……あっ、ああっ……!!」

 

 俺が後ろからペニスを挿入して、その刺激だけでは、美優はイかなかった。

 背後は腰を振る兄の姿があり、腰を打ちつけられるたびに揺れる乳房があって、このプレイを成り立たせるために必死に体を支えている自分がいる。

 そうした情報のインプットによって、美優はイっていた。

 急激な膣の収縮に、本来であれば力が抜けてしまうはずの下半身は、呻くように声を出すことで快楽を上へ上へと流し、立った状態をなんとか維持してくれた。

 

「うぐぅうああっ、あ、あ、あっ……おにぃ、ちゃん……はぁうぁっあっ、ああっ……うううぅ……ん、んぐぁっ、ふあっ、ああっ……」

 

 性欲に溺れた獣のような声は、理性を残したままの美優からしたらどんな手を尽くしてでも抑えておきたかったはず。

 あるいは、可愛らしくあんあん叫んで恋人っぽいセックスの雰囲気にしてしまえば、美優の体は保ったのかもしれない。

 でもそうしなかったのは、きっと美優が鏡に映る自分に一方的に使われるだけの存在であってほしいと願ったからだ。

 

 美優はそういうセックスに興奮するから俺の指示に対して従順だった。

 従順でいる自分を鏡で眺めるのが好きだから美優はこれだけ頑張れていた。

 何より、そんな自分が一番に兄に愛されることを知っていて、だからこそ美優は変態的な性癖に高ぶる姿を晒すことにさえ迷うことがなかったのだ。

 

 俺もその愛しさの分だけ美優にたっぷりと中出しをした。

 イクときだけはピストンを止めて、引き攣る美優のお腹の中へ精液を流し込む瞬間を、美優に見せてあげた。

 そのたびに美優は「うぐぅううぅ」と悔しそうな声を喉奥に籠もらせて、せめて俺が宣言した三回目の射精まではと、自分が射精のために使われる姿をその目に焼きつけたのだった。

 

「はぁ、はぁ……美優の中、わけわかんないぐらいとろっとろだな……。とりあえず、溜まってた分はスッキリしたよ」

 

 真顔でありながら俺の肉棒を受け入れてくれるのがいい。

 その美優はといえば、俺が美優の腰を掴んでいた手を離しても、美優は鏡をぼーっと眺めたまま。

 しかし、それは意識がトンでいたのではなく本当に鑑賞をしていただけのようで、しばらくすると美優は床にペタンと座って鏡越しに俺と目を合わせてくれた。

 

 予想外にも美優は最後まで犯される姿を楽しめていたようだった。

 俺が射精するたびに美優にイッた回数を申告させていたので、もしかしたら数字をカウントさせるという制限が、ギリギリのところで美優の理性を繋いでいたのかもしれない。

 

「絶対に制服にお兄ちゃんの精液ついた」

「ま、まあ、あと何ヶ月も着ないものだから、許してくれ」

 

 美優はスカートの周囲をぐるりと確認してから、俺が渡したティッシュ箱を容赦なく軽くして床に飛び散った二人分の体液を拭いてくれた。

 服のことを気にしていられる余裕があるなら大丈夫そうだな。

 数分休んでからは立つこともできるようにもなっていた。

 

「さて」

 

 これで終わりではない。

 美優にはこれから自分がどれだけの咎を背負ったのかを認識してもらわなければならない。

 

「えーっと……私から見えない位置にも書いてあるようなんですが……」

「言っただろ。ふとももは濡れて使えないから。鏡を使って頑張ってくれ」

「まったくお兄ちゃんは射精するとなったらふてぶてしい」

 

 どれも自らが招いた業であるが、軽口を叩けるぐらいのほうが好きなので見逃すこととする。

 美優は改めて鏡の前に立ち、スカートを捲って下半身に筆ペンで書かれた正の字を数えていった。

 後ろの文字を確認するために脚を上げたり、背中向きで体をねじったりすると、奥に溜まっていた精液がヴァギナから漏れてきて、それを律儀にも無言で拭う美優がまた可愛らしかった。

 

「いくつあった?」

「んと。うん。六十二画ほど」

 

 美優は呟くように小さな声で俺に告げる。

 数秒経ってから目が合って一瞬で逸らされた。

 

「六十二回もイッたのか」

「は、はい」

 

 美優は癖になった長い髪で顔を隠す仕草で照れ恥ずかしさを誤魔化す。

 六十回もイクというのは男からしたらありえない数字だ。

 女の子だからこそ実現できるエッチの奇跡だった。

 

 しかも、これは美優が一回一回、イッたと認識した数をカウントしたもの。

 連続で絶頂した分を数えていたら三桁はいっている。

 それで立っていられるなんて美優もだいぶ体力がついたな。

 そこは俺のおかげだろうか。

 

「それで、実はですね」

 

 美優は数え終わった後も鏡に映る自分の姿に目線をチラチラとやっていた。

 スカートさえ下ろせば普通の女学生に戻るのがまた逆方向のギャップになっている。

 

「自分のあられもない姿を見ていたらムラムラしてきたのですが」

 

 美優は申し訳なさそうに俺に言った。

 これだけセックスをしてなおエッチを求めてしまっていることへの恥ずかしさもあり、お仕置きをされている立場で追加を望むのは身分違いだということもあり。

 そうした物を弁える精神性がこの期に及んでもはっきりと要求をできなくしている。

 

「ならもう一発やるか。カウントはなしで」

 

 俺のほうはまだ頑張れる。

 美優がセックスをしたいと言うならいつでもする。

 いつでも性処理に使っていいと美優が言ってくれるのは、その逆に俺がいつでも美優の性欲に付き合えるからでもあるのだ。

 俺たちの微妙な関係はそうやって成り立っている。

 

「えっと。あのさ」

「どうした」

「元々はさ。我慢させた分、私に飲ませるって言ってたじゃん」

「当初はその予定だったよ。つまり、そうか」

「うん」

 

 お仕置きなので何も言わなかったが、美優は不服なのだ。

 あれやこれやと無理やりやらされるのは覚悟していたものの、そのいずれであっても、美優が一番に望んでいたことは叶えられると思っていたんだ。

 美優もこうして反省することにしたのだし、シメとしては美優の気持ちに寄り添ってあげるべきだな。

 

「この状態で構わないか?」

「大丈夫」

 

 美優は下半身を露出させたままの俺の前に正座した。

 さり気なく鏡から見える位置に移動したことへの配慮には頬を膨らませていたが、一度やったことには抵抗しないのが美優である。

 

「はむっ……んっ……」

 

 小さくなりかけていた陰茎を美優が口に含んで丸呑みにする。

 そこからは射精をするまで言葉を交わすことはなかったが、美優がフェラに夢中になってくれているだけで俺には満足だった。

 

 本能むき出しの美優を犯すために、あるいは山本さんとのセックスのために、俺の肉棒は鍛え上げられて逞しくなった。

 だが、いまこうして俺のペニスを咥えている美優は、純粋に兄のイチモツと精液の味を楽しみたい妹としての美優なのだ。

 久々のフェラにはお仕置きセックスをするときと変わらないぐらいの興奮があったが、不思議なことに俺の肉棒は美優が喉を使えばギリギリで根元まで口に入れられるサイズに留まっていた。

 

 俺が一日に複数回の射精ができるのも、こうして美優の望む形に勃起できるのも、すべては思いやりであり愛である。

 孕みたがりの美優が俺の精液を飲むことを好むようになったのは、果たして体質的なものだったのか元からの性癖だったのか、今となっては問い正す気もないのだが。

 こうしてたまにふと兄のモノを咥えたくなる美優が俺は好きだった。

 

「美優。出るよ」

 

 腰を動かすこともなく、美優も激しくしゃぶったりすることはなく。

 俺は美優が陰茎を舐めることを楽しんでいるうちに自然と限界を迎えて、美優も俺の精液が出てくるまでの一連のことを楽しんでいた。

 びゅっ、びゅっ、と静かに美優の口に精液を出して、今日のエッチは終わった。

 

 その後に俺は動画のことに話をしたかったのだが、どうやら自分の口に射精されている瞬間を鏡越しに見てしまっていたらしく、「ちょっとだけ一人の時間をください……」と言われて俺は自室へ戻ることになった。

 あれだけのセックスをした後なのでオナニーをしているかはわからないが、これまでと違って理性を保ったままエッチを終えたことに対して色々と思い馳せたいこともあるのだろう。

 

 それから二人で別々に食事と風呂を済ませて、いつものように寝る時間に。

 俺の部屋にやってきた美優と、動画のことについて話すのは後回しにして、まずはお土産を渡しながら普段通りになった美優とのお喋りを楽しんだ。

 

「でもまあ、これはこれでいい経験だったかもな。露天風呂旅行に向けた練習にもなったし」

「お外でエッチする気満々じゃないですか」

 

 美優だってそうだったから提案したのではないのか。

 露天風呂が設置されているベランダは、外部から見えなくなっている状態とはいえ、やはり外気に晒されながらのセックスは格別だろうしな。

 露出趣味ではない俺たちからしたら誰にもバレないぐらいがちょうどいい塩梅なので、エッチをしている最中の美優の声は抑えられるに越したことはない。

 

「あ、そういえば。こんなタイミングで言うのは非常に心苦しいんだけど」

「ん? なんだ?」

 

 美優はスマホで何かを確認して、それからベッドに潜り込んで俺を横に誘った。

 

「また二日ほど射精するの我慢してもらっていい?」

「そろそろ、そういうお願いをするときは理由も添えてもらえないか?」

「ん、んと……そ、そうだね。今回は、まあ、何日かしたら言うよ」

「まあ。ならいいが」

 

 これでも少しは進歩したと言えるのか。

 ただ、一つだけ、美優の表情からしてわかったのは、そのお願いが何かの作戦のためではなく、単に口にするのが恥ずかしいことをするためのもののようなので、俺はようやく素直になり始めた妹のためにまたちょっとしたオナ禁をすることにした。

 

 

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