本日、2/19は俺の彼女である倉田ましろの誕生日だ。
別段、特別なことはない。
いつもと同じことをして、夜にプレゼントを渡して終わりだ。
「あっ...」
それなのに今。
どうして俺は。
「えへへ...今日はずっとこうしてるからね、あやくん」
「は、い...っん」
彼女に跨られてるんだろうか。
遡ること2時間前、俺は微かな重さと、温かさに包まれながら目を覚ました。
「あれ...ましろ...?」
幸い、俺のつぶやきは彼女には聞こえていないようだった。
「さて、飯でも作るか...」
ましろを起こさないように布団を抜け出してから、キッチンに立つ。
「今日は...とりあえず朝はパンでいいか」
食パンにチーズをのせ、そのままトースターに突っ込む。
オレンジジュースを二人分に分け、焼きあがったパンをさらに乗せ、対面上に置く。
「...起こすか」
「ましろ、起きろ」
「んっ...あと2分...」
「寝かしてやりたいけどご飯あるからな、早く起きないと冷めるぞ」
「んえ...起きる...起きるからぁ...」
そう言って目をこすりながら起き上がるましろ。
寝巻がずり下がって肩までがっつり見える。
「おはよう、ましろ」
「う...おはよう、あやのくん」
「さっさと顔洗って寝ぐせとかして来い、後寝巻ちゃんと直して来い、肩見えてるぞ」
「うゆ...」
そう言ってぽてぽてとゆっくり歩くましろ。
「可愛いのなんの...眼福」
...自分で言っててあれだが、相当に気持ち悪い。
「お待たせ...」
「お、来た来た。座れ座れ」
「はぁい...」
向かい合うようにして座り、手を合わせる。
「「いただきます」」
私は、不安だった。
今日、ここに至るまで、あやくんが何かしてくるそぶりを全く見せていない。
「うーん...」
「どうした?味足りない?」
「うん...」
「はいケチャップとマヨ。他いる?」
その問いを半分ぐらいしか聞いてなかった私は、思ってることがそのまま出てしまっていた。
「...あやくんからの、プレゼント...あ」
気付いて急いで取り繕うと思ったけど、あやくんは優しく笑った。
「あはは。そんなに欲しい?」
悪戯っぽい顔で、こちらを窺ってくる。
ここでほしいと言ってしまうのがいいか、それとも...。
「そんなに迷わなくても、ちゃんとあげるよ。心配しないで」
「うん。...ありがとう、あやくん」
「まだあげてないけどな、じゃあこれ食い終わったらあげる」
プレゼントがあるっていう事実だけで、心が安らぐのを感じた。
けど、乞食っぽく見えてないかな?
「大丈夫だよ、欲しくなる気持ち、わかるから」
「「ごちそうさまでした」」
「皿とか置いといていいぞ、後はやるから」
「えっ...そんな、悪いよ...」
「いいから座ってろ、お前の日なのにお前が働いてどうすんだよ」
「私の...日...えへへ...」
ましろの機嫌を取って、座らせたままにする。
一通り食器を洗い終わって、手を拭いて座ると、ましろが席を立って、俺の膝に上に座った。
「ん?どうした?」
「今日は私の日、何でしょ?」
「まぁ、そうだな」
何だろう、いやな予感がする。
「私の日ってことは...私の言うこと聞いてくれる?」
「ん~...その命令によるなぁ...」
「えへへ...じゃあ...今日は、私と一緒にいて?」
「あぁ、それくらいなら全然...待て、お前どこ触ってんだ?」
「あやくん...大きくなってるよ?まだ何もしてないのにね?」
...そして冒頭に戻る。
「えへへ...えへ...あやくんの...あったかくて、大きいね...」
「ッ...どうしたんだ、今日は...随分と...積極的だな...」
「あやくんが最近構ってくれないから...私からって思って...ね?」
「ね?」の威力がすごい。
今現在やってることは非常にあれだが、なんだか可愛さが残る。
「あっ...あやくん、また大きくなってる...?」
「さぁ...どうだろうな...」
俺の上で腰を振る彼女は顔を赤くして、妖艶に微笑んでいる。
「あやくん...そろそろイキそう...っ?」
「あっ...もうちょい耐えたかったんだけどな....」
「いいよっ...出して...?いっぱい、ちょうだい...?」
ましろの誘いで、限界に達する。
「ましろ...出すぞ...」
「っは...出して...♡いっぱい、ちょうだい♡」
「っ...!」
目の前が白く点滅する。
結合部熱が移動していく感覚を覚えつつ、力を抜く。
「...随分と...攻められた気がするなぁ...」
「今日は私の日っていうから...いっぱいしてもいいかな...なんて...」
「...こういう時って、『今日は俺がプレゼントだ』って言っといた方が良いのか?」
「...あやくん、今の言葉、取ったよ?」
「取った...?」
「今日は...逃げられると思わない方が良いよ...♡」
「(あぁ...調子乗ったらこうなるのか...)」
...どうやら今日は、ましろに行動を制限されるようだ。
まぁ、ぶっちゃけ悪い気はしない。
というか、かわいい彼女をずっと見れるんだし、役得と思っておこう。
「もっと...♡もっとぉ...♡」
いささか淫乱っぽく見えるが、まぁ、それはそれだ。
まじで行為シーンをどう書いていいのかわからない