ちょっとかわいそうな描写がある、が。
皆さん。この小説の男の子は、ヘタレです。
もう、わかるね?
「いやっ...あっ..あぁ...あっ...」
「っ...!」
また、ナカに出された。
これで5回目だけど、いまだに彼はやめようとしない。
というか、もう3回目ぐらいからずっと彼の体を押しはがそうとしてるんだけど、全然動かない。
どうしてこうなったかは、約30分前にさかのぼる。
「なぁましろ。これ引いて」
「...『設定』...?」
「そう」
「何の?」
「...今から、することの」
彼は、今日の情事を、私が引いた設定に応じてやる気だという。
「へぇ...わかった、引くよ」
「ん。...何出た?」
「...」
引いた紙に記された内容は、「セックスフレンド」。
つまり、体を重ねるだけの関係ということ。
設定としては、自分と彼は恋人ではなくセフレであり、お互いの性欲を晴らし終えたら、さっさと帰る...と言ったところだろうか。
「...セフレ、だって」
「...じゃあ、それで。『今日もよろしく』」
声色を変えてわざとらしく演技をする。
だから、それに付き合って同じようにする。
「...!...『私のペースも、考えてほしいんだけど』」
「『...なんで考えなきゃいけねえんだよ』」
乱暴な物言いに、ちょっと悲しくなるが演技を続ける。
「『気絶したら、あんた責任とれんの?』」
「『気絶したらしたで抱きつぶしてやるよ。彼氏のなんか目もくれねえほどやってやるからな』」
そして、今に至る。
演技じみた台詞なんてもう言えないし、言われない。
私を抱いているのは、人ではないから。
こちらのペースなんて考えず、好き勝手腰を振る。
獣のような行為に、胸が苦しくなる。
その痛みに思わず涙がこぼれるけど、それを見ても止まらない。
むしろ、スピードを上げてる気さえする。
「もっ...やめっ...あっ...」
「...うるさい...出すぞ...っ!」
拒絶の言葉ををうるさいで片づけ、ひときわ大きく腰を打ち付けた。
そのまま彼の遺伝子が中に入っていく。
彼はそこまで溜まっていたというのか。
彼は肉棒を抜くと、そのまま自分だけ片付けて、部屋を出ていった。
「...え?」
これでは、まるで本物の...
そこまで考えたところで、彼が戻ってきた。
「あ、あやの、く...」
「ごめんよ、ほんとに。濡れタオル、持ってきたから」
「あっ...」
彼はさっきとは打って変わって、優しく私の体を拭き始めた。
汗で濡れていた部分も拭われて、いろんな液が混ざり合った部分まで、丁寧に拭かれる。
「...大丈夫?喉痛いとか、腰痛いとか、ない?」
「...うん...大丈夫」
「はぁ...良かった...途中から、ヤバいなって思ったんだけどさ。体力切れでへたったらダサいと思って...その、勢いで...ごめん」
さっきとは別人みたいに謝る彼。
こっちがいつもの彼だから、もう何も言えなくて、涙があふれる。
「え!?泣くほどつらかった!?...あ、いやそっか。途中泣いてたもんな。...ごめんよ、止めれなくて」
「ううん...あやくんが、いつものあやくんで、よかった」
泣きながら笑うと、彼も笑い返してくれた。
「俺も冷静になれてよかったよ。言い方はあれだけど、もしあそこでましろが泣いてくれなかったら、俺ずっとしてたかも」
「えっと...そんなに溜まってた...?」
「...いや、さっきも言ったとおり、意地だよ。ホントは、もう出ない」
「そっか...」
「あ、その...お詫びって言っちゃ、変だけど、さ」
彼が言葉を選び始めた。
「その、もういっかい、しない?いつもみたいに、さ」
「...うん。もっと、優しくしてくれないと、私、倒れちゃうよ?」
「あはは...善処します」
そう言って、優しく抱きしめられて、キスをされた。
その後は、さっきとは打って変わって、すごく丁寧に優しく抱かれました。
割とノリノリで書いてたかも。
ま、推しだしね