見方によってはR18G、R18別れる作品となっております。
それでは、ごゆるりと。
帰り道、何らかの原因で意識を失っていたらしい俺は、椅子に座らされ、腕を胴体ごとぐるぐるに、足は椅子の足と一緒にぐるぐる巻きにされ縛られていた。
頭は動くので、ぐるっと回りを見てみると、見知った後姿が見えた。
それは俺の方を向くと、「気が付いたんだ」と冷たく言い、俺の目の前のあったベッドに腰掛けた。
唯斗「あの......りん?これは?」
一応聞いてみる。
これをやった意図を知るために。
燐子「分からない?椅子に座らせて縛ってるんだけど?」
違うそうじゃない。
俺は状況を聞きたいのではない。
「
唯斗「いや、それはわかるんだけど。なんで俺こうなってんのって」
そう言うと、りんはがっくりと肩を落として
燐子「はぁ......」
と大きいため息をついた。
そして続けて、
燐子「今日の唯斗君ね、私以外の女の子としゃべってる時間が異様に長かったんだ。それを問いただそうと思ってね?」
と言った。
わざわざそんなことまで記録してるのかと思い、また疑問も生まれたので、ちょっと質問してみる。
唯斗「はい、それはRoseliaメンバーも含む?」
と、りんの目つきがまた鋭くなる。
燐子「
出来の悪い子供をしかりつける母親のようだ。
唯斗「左様ですか、ごめんなさい」
思わず反射的に謝ってしまったが。
燐子「で、まずは友希那さんね。何話してたの?」
あ、もう尋問タイムですか。
言い方変えれば拷問タイムでもあるんだろうが。
唯斗「え~......確か、歌詞に入れる英語の文法チェックだったかな」
当たり障りのない、と言うか、事実のみの返答をする。
燐子「ふーん。じゃあ次、氷川さんとは?」
どうやら、メンバー分を聞くまで終わらなそうだ。
結局あの後、Roseliaメンバー以外の女子との交流についても根掘り葉掘り聞かれ、精神的に疲弊してきたところで、あることに気付く。
唯斗「答えることは全部答えたんですけど、まだ解いてくれないんですかね」
と言うと、りんの口角が上がる。
燐子「......あはっ」
唯斗「......りん?」
少し心配になって声をかけると、俺の顔を撫でながら、
燐子「やっと捕まえたのに、放すわけないでしょ?」
と言った。
唯斗「え......?」
口からはそんな音は出ず、喉の奥の方で空気が漏れた音がそう聞こえた。
初めて、女性に対して、「怖い」と言う感情を抱いた気がする。
燐子「やっと、二人きりになれたんだから......」
そう言って、りんは俺の唇を塞ぎにかかった。
唯斗「っ......は、あ......」
息ができない。
視界がぼやける。
俺は今まで、何をしていた?
燐子「ふふっ。ごちそうさま、ゆいくん」
間違いなく視界の真ん中にいるはずの俺の彼女の顔は、ひどく歪んで見えた。
唇の端に液体を垂らしながら、トロンとした顔で俺のことを見ている。
燐子「あはっ。困惑してる顔もかわいい......そんな顔してると、もう一回食べちゃうよ?」
後半部分は耳元でささやかれ、びっくりして後ろに下がろうとするが、椅子に縛り付けられて動けないため、喉の奥から引きつった悲鳴が漏れる。
唯斗「っは......!」
それを聞いて、顔を綻ばせながら、俺の頭を優しくなでる。
燐子「ふふっ、嘘だよ。でも、他の子といたのは許せないから......」
俺の顔の横、耳元に近づいて。
「いただきます」
そう言った。
燐子「怖がらなくても大丈夫。いっぱい、気持ちよくなるからね?♡」