「...ここ、は...?」
周りを見渡せば、独房としか言いようがない部屋。
辺りには何もなく、灰色で塗り固められた部屋。
俺は、手足を縛られてそこにいた。
「どう、なってんだ...!」
いくら力を籠めようとも、ちっとも外れない。
そこに正面の扉が開く音。
「あ、おはよぉ♡」
「...ましろ...?」
幼馴染の倉田ましろが入ってきた。
しかし、なんだか様子がおかしい。
「起きたんだね?体痛くない?大丈夫?」
「手足が痛い、外してくれ」
そう言うとましろは、途端に不機嫌になった。
「...ふーん。ここから出たいんだぁ...?」
「違う。血が止まって手足が落ちそうだから取ってくれ」
半分ホントで半分嘘。
手が止まりそうなのはほんとだけど、ここから脱出しないというのは嘘。
しかし、そんな考えは見破られていたようで。
「うーん...じゃあ...こうしちゃおうかなぁ...♡」
「なん...ん...!?」
俺の唇を、自らの唇で塞いできた。
「えへへ、ふにゃふにゃになっちゃったね?」
おかしい。
ましろにキスをされた程度で動かなくなる体ではないはず...。
「お薬が効いてて嬉しい♡」
「薬...?」
睡眠薬か痺れ薬か媚薬かの三択だが、たぶん媚薬だ。
体の内側が熱くなる感じ、身に覚えがある。
「ふにゃふにゃになったからぁ、解いてあげるね?」
手足の拘束は取れたのに、足を踏み出すことが出来ない。
「ほらぁ、やっぱり逃げようとした...だーめ♡」
「ぐっ...んむ...」
さっきまで拘束されてたベッドに再び押し倒され、キスをされる。
「体はふにゃふにゃだけど...」
「や、めろ...!」
俺のズボンの中に手を入れる。
「ここは...おっきくて、固いね?」
「手、放せ...!」
感度が上がってる上に触られたらまずい。
「なぁに?もう出ちゃうの?」
「そ、だから...はな、せ...」
「えへへ、やーだ♡」
そう言ってズボンの中で扱き始める。
もうやばい。
と思ったら、止まった。
「うーん...ズボンが汚れたらだめだよね...」
ズボンを膝ぐらいまで下ろすと、口に含み始めた。
「やめっ...」
「...ぷはっ、出したかったら、お口の中にいいよ?はむっ...」
もう限界だった。
「っ...くっ...」
「んっ、んむっ...ん、んっ...ぷはっ...」
吐き出した欲を、彼女はすべて飲み込んだ。
「ごちそうさま♡」
「何が、狙いだ...」
吐き出したことで少し落ち着き、その時間で狙いを聞く。
「え?ただ、いっぱいイチャイチャしたいだけだよ♡」
「ちょ、やめっ...」
彼女にとって夜は、まだ始まってすぐらしい。