だから、存在しない√で、null√。
行為シーンはないからN判定だけど、最後は少しだけグロ注意かも
...本編、進まないね
「ほら、逃げない。かえって痛いよ?」
「ん...!!くっ...!」
「だから、暴れないの」
私を諭すように優しく語り掛ける彼は、いつもの彼ではなかった。
私を縛り、喋れなくして、見えなくして、隣にいる。
「...もうちょっと素直になったら?」
「...!」
「そんなに首振って、だめだよ、首痛めちゃうでしょ?」
私の頭を優しく抑えて、耳元で、繰り返しダメと囁く彼。
いつから、おかしくなってしまったんだろう。
思えば、彼が私を見るときの眼が、少し歪んでいるような気がしていた。
それに掛ける言葉も。
そうだ。思えば、何もかもが妖しく、優しく、歪んでいた。
だとするならば、彼は最初から、歪んでいたのかもしれない。
「考え事?ダメだよ」
「っ...!?」
少し怒って言いながら、私の胸を乱暴に揉む。
いつもなら、痛いと言って抗議するところだけど、喋れないうえぜか痛さすらも快感に感じているため、頭の中が勝手に「気持ちいい」と変換してしまっている。
「あはっ。腰跳ねてる。気持ちいいんだ?こんなに乱暴にされて」
「っ...!んっ...!」
やられていることは強姦と何ら変わらないはずなのに、体が勝手に反応してしまっている。
彼に触られるところなら、どこでも気持ちいいと、勝手に思ってしまっている。
「あーあ。今の状態、わかる?」
「っ...」
「ただ胸掴んで揺すってるだけなのに、腰揺らして。誘ってる?」
「...!!」
「だーかーら。そんな激しく首振らない。痛めるでしょ?」
分からない。わからない。
なぜ痛める行為を禁止するのに、彼は痛みを与え続けるのだろう。
「...ねぇ、ボーっとしないでくれる?」
「っ...!?」
突然、パチンという音と共に腹に痛みが走った。
どうやら、彼によって叩かれたらしい。
それすらも快感に変換して体に伝わってしまい、体が勝手に震える。
「...ねぇ、今まで知らなかったけど。もしかして君って」
「
「ん...!?んっ...っ...!!」
思いがけないことを言われ、思わず暴れてしまう。
「はぁ...暴れるってことは、また叩かれたいってこと、だよね...っ!」
パチンと、もう一発。
叩かれた部分が熱を持ち、痛覚として脳に伝える。
しかし、痛覚を受けた脳は快楽としてそれを変換し、それを体に伝える。
それを受け取った体は、勝手に震える。
「...だんだん馴染んできたかな。この感覚は」
「...?」
「君が、だんだん痛みも気持ちよくなるようになってきたかなって」
「...ん...!」
「...うめき声だけじゃ、だんだん物足りなくなってきたな。外すか」
そう言って、私の口のタオルを取った。
「...っは...!」
「ねぇ。痛いの、好き?」
「...嫌いに決まってるじゃん」
「へぇ...そっか」
「はっ...ぁ...!?」
もう一発、張り手が襲う。
どうしても痛みを快感と取ってしまうこの体は、もう取り繕えない位に震えている。
「あはは。君、やっぱり痛いの好きでしょ?」
「すきじゃ、ない...!綾乃くんが、こうしたんでしょ...!!」
「いいや?
おかしい。
自分の体ではなく、彼の言動に。
考えれば、さっきから、私の名前ではなく、ずっと「君」と呼んでいた気がする。
「あやくんは、僕なんて言わないし、私のことは名前で呼ぶ」
「...あぁ、そうそう。一人称を変えたんだ。他人ぽくした方が、ちょっと良くなるかなと思って」
「...だとしたら似合ってないし、嘘もやめた方が良い」
「はぁ。どうしてこいつの彼女は、こんなに鋭いんだ?こいつはヘタレで鈍感だっていうのにさ」
そういいながら、私の目隠しを取る誰か。
目を光に慣らすため、少しずつ目を開けていくと、そこに映ったのは。
「あ、綾乃、くん...?」
服の一部分が赤く染まり、その部分から金属の刃が飛び出ている、彼の姿だった。
初めてこんなの書いた。
可哀想だから書きたくないけど