唯斗「......あれ?なんだ、ここ」
燐子「唯斗、くん......?」
唯斗「りん?」
おかしい。
俺は確実に自分のベッドで寝たはずだ。
隣にりんもいなかった。
なのに、なんでりんがいる?
いや、りんがいること自体は嬉しい、が。
燐子「なんだか、不気味、ですね」
唯斗「あぁ......何も、無い」
俺たちは何もない部屋にいる。
白い壁、白い床、白い天井。
どこを見ても白い。
陰によって多少はグレーに見えるが、白すぎて目が痛い。
「ん、なんだここ」
「なんか、真っ白だね」
唯斗「......ん?」
もう一組、この白い空間に
「何だ、先客がいるのか」
唯斗「呼んだのはあんたたちか?」
「いや、俺たちも呼ばれた口だ。ここがどこだか......わかるわけないか」
唯斗「当たり前......とは威張れないな」
男二人で向かい合って噴き出した。
とはいえ、状況は変わらない。
というか、変わるわけはないけどな。
燐子「倉田さん......お久しぶり、ですね」
「あ、えっと......白金、先輩」
唯斗「......あっちはあっちで、緊張してるみたいだけど」
「いやぁ、なんかどっちも似た性格っぽいなぁ......」
唯斗「それは同意する......というか、名前、聞いていいか?」
「あぁそっか。名乗ってねえな。俺は黒見綾乃で、あっちの白髪が倉田ましろだ」
唯斗「じゃあ俺の番だな。青闇唯斗、あの黒髪の子が白金燐子」
仲良く繰り広げられる百合を見ながら自己紹介を終わらせると、突然白い壁に赤い光が反射する。
咄嗟に女子二人を護る体制になった。
すると、ちょうど男女ペアに分けられるように部屋が真っ二つになり、すぐに壁が現れた。
side唯斗×ましろ
唯斗「っ!!しまった......!」
お互いの彼女が入れ替わる形でそれぞれの部屋に閉じ込められてしまった。
唯斗「綾乃!りんを頼む!!」
聞こえてるかわからないが、壁によって完全に閉じきる前に叫んだ。
向こうからも同じような声が聞こえた気がする。
綾乃にとっては大事な子であることは、目線からよくわかった。
唯斗「分かってる。絶対護りきってやる」
言い換えればこれはNPCの保護クエスト。
それとは重みが段違いだけど、やることは一緒。
とにかく危険なものを護衛対象には触らせない。
唯斗「......なぁ」
「は、はい」
唯斗「あんまり、その、なんだ。手当たり次第に見えたもの触ろうとしないでくれ」
「えっと、それはどうして......?」
唯斗「君を無傷で綾乃のところに返せなくなる」
「わかり、ました」
さて、どうやったら脱出できるかを考えないとな。
side綾乃×燐子
「はぁ......別れちまったか」
唯斗の方にはましろが行き、代わりにこっちには白金燐子という人がいる。
確かに見惚れる外見をしているが、唯斗が惚れたのは外見ではなく内面だろう。
「なぁ、あんた......白金さん、だっけ」
燐子「は、はい」
「あぁ、合ってるのな。とりあえず、こういう状態だし......あんま動き回んなよ」
燐子「わかりました......」
アンケートは4/1まで貼り付けておきます
キャラと人への耐性説明
唯斗:ロゼリアートオンラインから
主人公。女性耐性が壊滅的。
燐子:ロゼリアートオンラインから
ヒロイン。男性耐性は人より下。
綾乃:健気な彼女から
主人公。女性耐性は人より上。
ましろ:健気な彼女から
ヒロイン。人耐性が人より下。