※この作品はR-18です。

11月第2週(人間に発情期のある世界で即イキかます生き物のお話)   作:瓜結亜実

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性暦2021年
これは並行宇宙の何番目かに確かにある近くて遠い惑星のお話



辻 有利の場合1(邂逅編)

11月2日

「センパーイ、今年どっちで昨日出すんですかー?」

「アンタわかってて聞いてるでしょ…何、彼氏できたの?」

「そうなんですよー♡だから私今年から住所指定なんです♡」

「ハイハイ、お幸せに」

「センパイ彼氏作んないんですかー?」

「うっさい」

 

ったく、どーせあたしは今年も自由希望ですよ。

フォーラムの自由希望にチェックを入れ、「選択:自由希望 間違いありませんか?」で「はい」を押す。

 

令和2年度 性交日調査

ID:4k4co72i

名前:辻 有利

性別:女

自由希望

 

登録完了

 

あーあ、あたしも早く住所指定にしたいなァ。

 

 

 

11月6日

 

朝起きていの一番にメールを確認する。

「去年は広島だったからなァ、今年は遠いかも」

表示された内容に目を疑う。

流石に…間違いだよね…?

 

令和2年度 性交日自由希望者性交場所指定通知

北海道○○市△△町

 

マジですか…

「クッソ…マジで…クッソ…」

北海道は遠ぇよ…飛行機じゃん…タダだからいいけど…

北海道って何が…あ、鮭とばだ。トランク出すかァ。

あー、マジめんどくさ

…ペペロペン♪トゥーン、トゥントゥン♪♪

…ペペロペン♪トゥーン、トゥントゥン♪♪

「…はいもしもし」

「ぁセンパーイ!どこでしたー?」

「朝からうっさいわね、北海道よ」

「ぇマジっすか、ウケるー!関西から北海道飛ばされるとか都市伝だと思ってましたよ」

「んっと腹立つわねー」

「あ、センパイ、クッキーお願いします!箱で!」

「はァ?、彼氏持ちにやる菓子なんかないわよ!」

「うわセンパイみみっちー」

「あんたのお土産マリモね」

「あすみませーんー!安物でいいですからー!」

「ったく、気が向いたらね!」

「あざーす!」

ピッ

現金な後輩にも程があるだろう、早朝にお土産の催促とは

 

布団の中から下着を引っ張り出す。

「教育しくったかなぁ…」

頭を掻きながら旅支度をする。

 

 

 

 

新人と呼ばれる霊長が生まれて20万年、文明が生まれて約8000年

この世界の人類は、宗教科学法律哲学のいずれをしても完全には解決できない難問を抱えていた

それは

 

 

発情期

 

 

である

 

 

他のありとあらゆる生物に違わず、この世界の人類には発情期があった

ところで皆さん、「人間は年中発情期」という言葉を聞いたことはないだろうか

本来動物では特定の期間にのみ多量の性ホルモンが分泌されるが、人間は1年を通して一定量の性ホルモンを分泌するが故の言葉である

この世界の人類は、本来1年間毎日少しずつ分泌されるはずの性ホルモンが、極めて短期間に一気に分泌されるのである

つまるところ、それがもたらす結果は――

 

 

「すーーーーっ♡♡♡♡♡んぐふぅ?♡♡んほぐっ♡♡♡♡んほぐっ♡♡♡♡ほぼぉぉぉ♡♡♡あひぐっ♡♡あひ♡♡♡♡ひぎっ♡♡♡♡ひおひ♡♡♡♡♡しゃは♡♡♡♡♡♡ひぐっ♡♡♡♡ひっ♡♡♡ひって♡♡♡♡ひふぼぉ♡♡♡♡♡」

 

辻の北海道に現着して9時間余り3分。11月7日零時参分の姿である。20秒前に初めて出会った男の竿と金玉の付け根の部分の匂いを嗅ぎ、足はピン立ち、無様にもヘコっ♡ヘコっ♡と腰をくねらせイき散らかしている。

 

「あぐふぅ♡♡♡♡ごれ♡♡♡♡ひゃばぁぁ♡♡♡♡もどって♡♡あふ♡♡こへぇぇぇぇ♡♡♡♡」

 

男は無情にも辻の後頭部を鷲掴みにし、自らの股へと押し付けた。辻の脳内はもはやピンクを通り越してサイケデリックな色に染まり、ドーパミンやエンドルフィンの分泌量は通常の人間の許容量を遥かに超えている。

 

「あひ♡♡♡♡だへ♡♡♡♡いば♡♡にぼいつよくされると♡♡♡あひ♡♡あ♡♡もどってこへな♡♡はぎぎきぃぃぃ♡♡♡♡♡♡」

 

言わずもがな辻の意識はエクスタシーの向こう側へと漕ぎ出しており、股ぐらから出る液体はもはや滴るという表現では不適、控えめに言っても壊れた蛇口とでも言い表すのが適当であろう。

とはいえそれは男も同様であった。

辻から発せられる発情期の雌の強いフェロモンに男の脳内はかき乱され、ニューロンの一つ一つが耐えきれない量の快楽信号に悲鳴をあげている。

 

「あ♡♡♡にほい♡♡♡もっとでてきた♡♡♡もっと♡♡♡きぼちよくなる♡♡♡♡あひっ♡♡♡あ♡♡♡んぐひぃぃ♡♡♡♡あし♡♡おがじくなる♡♡♡あだしのおばんご♡♡♡もう♡♡♡♡あぐひいぃぃぃ♡♡♡♡」

 

日付変わって4分余り、辻の絶頂回数は15回を記録していた。以外にも少ないように思われるかもしれないがそれもそのはず、辻は1分前に14回目の絶頂を迎えたきり今の今までイき続けていたのだ。ようやくエクスタシーの波が引いたと思うのもつかの間、コンマ5秒で即イき。

もはや常人の思考力は快楽に塗りつぶされ、IQにして測定することは叶わないだろう。

 

 

これが、この世界の発情期である。

 




初投稿です
これでええんやろか…?
お解りの方もいらっしゃるかもしれませんがhentai提督様のファンです。
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