※この作品はR-18です。

魂の座 一部 凍えた魂   作:伊駒辰葉

105 / 240
エロシーンの続きです。
BL警報! TS警報!
苦手な方は避けて下さい。


狂気の呼び声 2

 

「あっ、たつき、たつきぃ! 来てえ! お願い!」

「ようやく開いたね……」

 

 真っ黒な紙に針先で穴を空けたように一点の輝きが意識に留まる。順は目を細めてその輝きを探った。絵美佳の放った力が結界に僅かな隙間を生んだのだ。

 

「ほら、気持ちいい? 彼の気配を感じるでしょ?」

 

 そう言いながら順は絵美佳のペニスを強く握った。悲鳴じみた声を上げて絵美佳が射精する。順はゆっくりと手を上下させてペニスを扱いた。

 

「たつきっ、たつきぃ! 俺、ここにぃ!」

 

 たっぷりと噴射された精液を手に絡め、再び絵美佳を焦らしにかかる。絵美佳の呼びかけは空気を裂いて一点の穴を目指して駆けて行く。それと同時に隙間から漏れていた力に異変が起こる。歪みを帯びた力が真也の魂の絶叫をつかみ取る。

 

「オレもそろそろ出したいなあ。ねえ、真也くん。もっと気持ち良くなろうか」

 

 順はおもむろに絵美佳の身体を抱え上げた。その頭からヘッドセットを取り上げる。顎の下でヘッドセットを留め、順は目を閉じた。ノアが自然と床に横たわる。順は目を開いて絵美佳の身体をノアの上に下ろした。

 

「んっ、立城! どうして、たつきぃ!!」

「でも気持ちいいでしょ? リンクしてるもんね」

 

 薄笑いで絵美佳の叫びに応え、順は腰を前に押し出した。絵美佳のペニスがノアの膣に埋まっていく。ノアは歓喜の声を上げて絵美佳を受け入れた。

 

「見えない、聞こえない、やだっ! たつきぃ! なんで! なんでぇ!!」

 

 それがキミに与えられた唯一の罰だから。順は心の中だけでそう応えた。

 

 かつて一つだった魂が分かれる。だがその魂は互いに惹き合っていた。立城は真也を、そして真也もまた立城を求めていた。もしかしたらそれは世界の意志だったのかも知れない。だが断罪の主はそれを許さなかった。

 

 共に世にいても決して交わることが出来ぬよう、その魂に枷をつけよう。

 

 その言葉を聞いたのがいつだったのかはもう覚えていない。順は目を閉じて過去に思いを馳せた。

 

 結界は静かに溶けつつある。だが中にいる彼らはそのことに気を留めている余裕はない筈だ。順は薄く嗤ってゆっくりと腰を引いた。次いで、絵美佳の胸をつかんで激しく腰を打ち付ける。

 

「もっと、呼んで。もっと求めないと駄目だよ」

 

 順はこみ上げてくる欲望を抑えて熱っぽい声で囁いた。狂った力に酔う。そして順は自分の胸にそっと手を伸ばした。

 

「たつきっ! たつきぃ! たつきぃいい!!」

 

 胸に指を突き入れる。絵美佳から発された力が痛みを快楽へと変える。順は吐息をつきながら自分の胸に手を埋めた。腰が無意識に動く。絵美佳を犯す順の目には狂気じみた悦びが宿っていた。

 

「こんなに気持ちいいのは久しぶりだなあ……ほら、もっと呼んでよ。真也くんも気持ちいいでしょ?」

 

 手が一つの輝きを握る。順は低く呻いてそれを胸から取り出した。その瞬間に激しい快感が走る。順は絵美佳の膣内に勢いよく射精した。

 

「んっ、だめだ! たつきぃ! たつきでないと、やだぁっ!」

「……そんなこと言わないでよ。これでも……かなり頑張ってるんだからさあ」

 

 歪んだ力が真也の意識を捉える。そしてその力は真也の力と強引に混ざり始めた。順は手にした闇色の宝珠に唇を寄せて苦笑した。

 

「たつき! どこっ? たつきぃ! 来て! たつき……たつきぃい!!」

 

 真也にはきっと立城の姿は見えないだろう。そして恐らく立城にもその姿は見えない。だが互いの意識は混ざりつつある。順はふ、と口許に笑みを浮かべて目を上げた。ノアに突き入れながら絵美佳が仰け反る。だがその頬には涙が伝っていた。

 

 静かに宝珠を絵美佳の背中に触れさせる。順は目を閉じて一気にその手を絵美佳に押し付けた。闇色の宝珠が絵美佳の体内に埋められていく。

 

「たつき、たつきぃっ!!」

 

 欲望を司る力の欠片が絵美佳の体内で発動する。順はその瞬間に絵美佳からペニスを抜いた。しっかりと腕で絵美佳を抱きしめる。そして順はおもむろに絵美佳の服を脱がせ始めた。白衣を取り、ネクタイを外す。スカートを引き千切ったところで順はにやりと唇を歪めた。

 

 絵美佳の髪が一瞬で染まり変わる。そしてその髪が長さを変えた。抱いた身体から胸の膨らみが消える。順は絵美佳の胸板を指先で確かめるようになぞった。

 

「ほら、気持ちいいよね。彼とキミの意識、今ひとつになってるよ」

 

 歪んだ力が狂った叫びを捕えている。順は低く喘ぐ絵美佳の尻に手を伸ばした。絵美佳に突き入れられているノアは今はもう、声もなく横たわっている。完全に動力が尽きてしまったのだ。

 

「居ない、居ないよ! 立城、たつきぃ!!」

「大丈夫。もう少ししたらそれも判らなくなるから」

 

 そう告げて順は絵美佳の肛門を指先で弄った。びくりと絵美佳が身体を震わせる。力なく嫌がる絵美佳を押さえつけ、順は指を肛門に押し込んだ。ねっとりとした液体が肛門から滲んでくる。どうやら女性器の名残らしい。

 

「たつき、たつきぃ! たつき、たつき、たつきぃ!!」

「キミ、随分とここ使い込んでない? うわあ。すごいなあ。もうこんなに開いちゃったよ」

 

 緩んだ肛門を二本の指で弄る。声を上げて絵美佳は身体を起こした。力なく横たわるノアの膣からペニスが抜け出る。順は嗤いながらそれをつかんだ。

 

「やっ、たつき! たつきがいい! たつき。どうして? やだっ! たつきぃ!!」

「狂うほどよくしてあげるから。だからもっと呼んでごらん」

 

 屹立したペニスを絵美佳の肛門に突き入れる。細身の少年の身体が大きく震える。絵美佳はこの時には完全に性を男のそれへと変えていた。

 

「ぐっ、やっ、立城! たつきぃいい!!」

 

 腸内を順のペニスが擦りたてる。次第に絵美佳の呼吸が速くなる。順は同時に絵美佳のペニスを扱き始めた。剥き出しになった細い背中に口づけを散らす。

 

「たつき、俺、もう! やだ! あいたい! たつきぃいいい!」

 

 細い身体が大きく反り返る。順は絵美佳が達したことを知った。手の中に生暖かい精液が注がれる。

 

「オレが動かなくても大丈夫そうかな。もう、あっちも訳わかんなくなってるみたいだし」

 

 順は小さくそう呟いて手の中に舌を這わせた。若々しい精液を啜る。まだ絵美佳は立城を呼んでいる。その力は狂気を伴って結界を越え、立城の元に届いている。だがそれを例え感知しても水輝はすぐに動くことは出来ないだろう。

 

 そっと絵美佳を抱え直す。順は欲望のままに絵美佳を犯し続けた。




損な役回りなのはデフォルト(謎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。