憑依状態注意!
エロシーンが入ってます。
「それに、俺が見てたほうが作業効率が良くなるだろ? 絶対」
嘲笑を浮かべて絵美佳はそう吐き捨てた。腕の中で由梨佳がびくりと身体を震わせる。再び暴れようとしていた腕を力なく下ろし、由梨佳は唇を噛んで横を向いた。喉の奥で嗤い、絵美佳はずれた由梨佳の身体を抱え直した。
腕の中の由梨佳を見下ろす。由梨佳は懸命に欲望を堪えているようだ。それでも由梨佳は無駄な努力を続けている。腕を振り、絵美佳の腕から必死で逃れようとしている。その様は絵美佳にとって笑えることだった。
なのにどうして。絵美佳は内心で苛立ちの声を上げた。どうして自分はこうまで欲情しているのだろう。何故、由梨佳を抱きたいと思ってしまうのか。そして次第に疑問を感じる心は鈍くなりつつある。
廊下を渡りきって靴を脱ぐ。自宅の二階に続くドアをくぐり、絵美佳は真っ直ぐに寝室を目指した。由梨佳が絵美佳の腕の中で悲鳴を上げる。
「いやっ!」
由梨佳は頭を振って絵美佳の胸を叩いた。絵美佳はだが足を止めなかった。二階の自分と優一郎の部屋を過ぎて角を曲がる。廊下の奥にあるドアを開ける。
「ほら、寝室についたぞ。下ろしてやるから暴れるな」
そう告げて絵美佳は由梨佳をベッドに放り投げた。小さな悲鳴を上げて由梨佳がベッドに倒れる。絵美佳は嗤いながら後ろ手にドアを閉めた。由梨佳が慌ててベッドから降りようとする。絵美佳は大股でベッドに近づき、由梨佳の肩を押さえた。
「ほら、さっさと脚開いて、メカマンコを晒せ」
「お願い……許して……」
嘲笑混じりの絵美佳の声に由梨佳が涙を流して訴える。だがその足はさっきからずっと震えている。絵美佳は舌打ちをしてめくれかかったスカートを一気にまくりあげた。由梨佳が悲鳴を上げて身体をよじる。
抱け、と心の底から声がする。欲望に駆られた絵美佳の身体が無条件に声に従おうとする。嫌がる由梨佳の身体をベッドに押し倒し、絵美佳はその腰にまたがった。歯を食いしばって白衣に手をかける。
「メカマンコをウィンウィン言わせてアイドリングさせながら、何、かわいこぶってるんだよ」
深い嗤いを頬に刻み、絵美佳は一気に由梨佳の服を引き裂いた。白い肌が露になる。由梨佳は真っ青になって暴れようとした。その腕を押さえつけ、絵美佳は少しだけ腰を浮かせた。破れかけた服を握った手に力を込める。由梨佳の上半身は剥き出しになった。
平静であったなら絵美佳は違和感に気付いただろう。幾ら男の身体になったと言っても服を簡単に引き裂いてしまうことなど、通常の絵美佳には出来ない。だがこの時の絵美佳はそんな違和感を覚える暇もないほどの欲望に晒されていた。悲鳴を上げて逃げようとする由梨佳の下着に手をかける。
「おまえが自分で脱がないからこうなるんだよ!」
そう叫びを叩きつけて絵美佳は下着を引き裂いた。本格的に恐慌状態に陥ったのだろう。由梨佳は先ほどまでより激しく暴れている。絵美佳は力ずくで由梨佳の身体を押さえ込んだ。
「おまえがぶっこわれたら困るから、協力してやってるんだろ? そっちがその気なら、さっさとぶっ挿してやる」
腿を強引に開かせて足を入れる。由梨佳の腿は絵美佳の身体に押されて宙に浮いた。絵美佳は素早く自分のベルトを外し、いきり立ったペニスを晒した。悲鳴を上げて由梨佳が身体をよじる。
「いやああああああああああああっ、きゃあっうふううん!」
由梨佳の身体が弓なりに反る。絵美佳は由梨佳の腰を強く握り、一気にペニスを膣内に突き入れた。
絵美佳の意識は挿入の瞬間、真っ白になった。何かが遠くで手を振っている気がする。待ち侘びて、待ち続けて、けれど決して叶わない夢だった筈なのに。時間だけが過ぎ、街がその様相を変え、人々の魂が流転する。
一気に視界が開ける。そこは緑の生い茂る竹林の中だった。ひっそりと建った小さな家で驚きの表情を浮かべる子供がいる。窓から見える子供の頭には小さな角が二本生えている。紫の髪が風に流れ、紫の瞳が見開かれる。
時が急速に流れてゆく。その子供が周囲の全てを滅ぼして一人残った時、決めた。決して離れない。何があっても守ろうと。子供が秘めていた力を放出してまで助けてくれたのが判ったから。
再び意識が切り替わる。夜の情景の中に一人の青年が佇んでいるのが見えた。遠く、月を仰いでいる。京紫の髪が風になびく。気付いたように青年はこちらを向いて微笑みを浮かべた。
一瞬で全てが流れた。気付くと絵美佳は由梨佳に覆い被さって涙を零していた。身体に染み込む気配を感じて目を閉じる。奇妙な達成感が心に満ちている。
「……き。俺……」
由梨佳は挿入の瞬間に果ててしまったらしい。身体を震わせて喘いでいる。絵美佳は涙を拭って無造作に由梨佳の腰を抱え直した。強く腰を揺すってペニスを抜き差しする。絵美佳の表情は冷たく、一片の笑みも浮かんでいなかった。
「あっ、んっ! そういちろう……さぁん! ああっ!」
腰をひくつかせながら由梨佳が高く鳴く。絵美佳は揺れている乳房に手を伸ばした。膨らみを強く握って揉み始める。すると由梨佳が艶かしく腰を振り始めた。同時に由梨佳の膣壁がうねってペニスを擦り始める。
「もう、ないのか? 俺、もっと……ほしいのに」
絵美佳は唇を舐めて横たわっている由梨佳を見た。静かに目を閉じる。少し気配を吸ったことでそれまで狂ったように暴れていた欲望は僅かだが鎮まっている。
構図的には近親相姦ではあるんですけども。