※この作品はR-18です。

魂の座 一部 凍えた魂   作:伊駒辰葉

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ガチでBLエロシーンです!
苦手な人は逃げて下さい!

エロシーンです。


まどろみの中で 1

 ふらりと水輝が姿を現したのは、その日の夕方近くだった。執務室にいた立城は驚きに顔を上げた。まさか一度、屋敷を出た水輝がそう簡単に戻ってくるとは思わなかったのだ。

 

 声をかけようと口を開きかける。だが立城は目を細めて声を喉の奥に押し留めた。水輝はジャケットを羽織ってシャツの裾をだらしなく出している。水輝がそんな格好をしていること自体が珍しい。しかも水輝のシャツやジャケットには何かの染みがついていた。

 

「……水輝? もしかしてまた人に手をかけたの?」

 

 言いながら立城はゆっくりと腰を上げた。ため息をついて椅子から降りる。だが水輝は執務室の入り口付近に立ったまま、一言も発さない。

 

 不意に立城の傍で空気が揺れる。立城は軽く息を飲んで一歩だけ退いた。空気が甲高い音を立てて振動する。その場に現れたのは蒼だった。屈み込んだ状態で姿を現した蒼が、慌てたように顔を上げる。

 

「お逃げください! 立城様! 早く!」

 

 蒼が叫ぶ。立城は目を見張って蒼を見下ろした。身体のあちこちに深い傷がある。蒼の身体から流れた血がじゅうたんに染み込んでいく。立城ははっと我に返って顔を上げた。水輝の服を染めていたのは蒼の血だ。

 

「立城様! 多輝様も既に主に倒されているのです! お早く!」

 

 蒼の叫びは最後まで聞き取れなかった。立城の目の前が突然、真っ白になる。気付くと立城は水輝の腕に捕らえられていた。蒼が懸命に体を起こし、水輝を止めようとする。水輝はそんな蒼に容赦のない力を放出した。窓硝子をぶち破って蒼の身体が外に投げ出される。

 

「水輝! 一体、どうして」

 

 立城は拘束から逃れようと身体をよじった。だが水輝は強い力で立城を抱いている。立城は再び水輝に呼びかけようとして息を飲んだ。間近に見える水輝の目がいつもと違っている。

 

 甘い香りが漂う。立城はぐらりと揺れそうになる意識をすぐに立て直した。香りは水輝が発しているのだ。近づくと余計にそのことがはっきりと判る。立城は目を細めて水輝を押しのけようとした。

 

 不意に目の前が暗くなる。立城は驚愕に目を見開いた。水輝が立城の首筋に腕を絡め、唇を合わせたのだ。硬直した立城の唇を温かいものが割り開く。立城は濃く匂うその香りに思わず目を閉じた。

 

「……ん、ふぅ……た、つきぃ」

 

 甘い声で囁きながら水輝がうっとりと目を潤ませる。立城は頭の芯がぐらりと揺れるのを感じた。水輝の体内に満たされた気配に酔いそうになる。立城は顔を逸らして何とか水輝の口づけを避けた。すると今度は首筋に何かが触れる。立城は歯を食いしばって水輝の胸に手を押し付けた。だが拘束が頑として離れない。

 

「水輝っ、いいかげん止めないと」

 

 だがその先の言葉は続けられなかった。水輝の舌が立城の首筋を艶かしくなぞっていく。立城は思わず息を飲んで固く目を閉じた。触れ合った場所から甘い気配が入り込んでくる。

 

 唇が肌に跡を残す。立城は注がれる気配に徐々に酔いつつあった。駄目だと思うと余計に酔いが深くなる。立城は自分でも気付かないうちにその場に膝をついていた。水輝がシャツを開いて唇と舌で立城を愛撫する。

 

「……あっ」

 

 掠れた声を上げて立城は身体を震わせた。胸の奥深いところに気配が入り込んでくる。水輝は立城の乳首を唇でくすぐるように弄っていた。舌先が小さな乳首を撫でる。立城は理性を懸命にかき集めて身体をよじろうとした。

 

 水輝はとろんとした顔つきで立城を弄っていた。呼吸が次第に速くなる。立城の身体を両手に抱きかかえ、愛撫を繰り返す。立城の抵抗する力は徐々に弱くなっていった。緊張の解け始めた立城の体内に気配がどんどん入ってくる。気がつくと立城は床に押し倒されていた。

 

 艶かしい動きで手が服越しに股間を弄る。立城は小さく呻いて片目を開けた。滲んだ視界の向こうで水輝がとけそうな目をしている。普通じゃないということは立城にも理解できた。が、理性を圧倒的に上回る甘い気配が立城の心を支配しつつあった。されるがままに欲情していく。

 

 唇と舌が立城の肌を這い回る。立城は荒い息をつきながら懸命に衝動を堪えた。いつの間にかズボンの中に水輝の手が入っている。だが立城はそのことすら理解出来なかった。激しい欲求が生まれる。

 

 金具の触れ合う音が響く。水輝がその場に立ち上がりズボンと下着を落とす。続いて水輝は立城のズボンに手をかけた。つたない手つきでベルトとボタンを外し、ジッパーをさげる。立城は無言で身体を起こし、水輝の手にそっと触れた。導くように指を絡める。

 

 現れたペニスは勃起しきっていた。脈打つそれを水輝が手にそっと握る。立城は深い息をついて首を振った。指を絡めて水輝の手をペニスからはがす。

 

「……口に咥えて」

 

 立城は水輝の耳元にそう囁いた。ゆるゆると水輝が股間に顔を埋める。立城は自分の口に絡めた水輝の指を入れた。軽く指先を噛む。立城は水輝の指を舌で舐め始めた。熱い息をつきながら指に舌を這わせる。その度に水輝が小さく身体を震わせた。

 

 やがて衝動が強くなる。立城は目を細めて水輝の頭を両手でつかんだ。唇と舌がペニスをなぞっていく。立城は俯いて上半身を屈めた。水輝に覆い被さって掠れた声で告げる。




二人ともフツーじゃない状態です♪
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