とにかく警報です!
エロシーンあります!
鎖が微かに音を立てる。水輝の首輪につけられた鎖は真也の手首に巻きついていた。決められた通りに水輝が真也の唇に触れる。真也は無言で目を細めた。合わせた唇から温かな気配が流れ込んでくる。目を閉じると立城の面影が脳裏に浮かぶ。草原の中に佇む立城が真っ直ぐに月を見上げている。
赤く、丸い月を見つめる立城が何かを呟く。だが真也には立城の唇が刻んだ言葉が読み取れなかった。風が吹き、草原がさざなみのように揺れる。風に流れた京紫の髪を押さえ、立城が静かに視線を動かす。
真也は静かに水輝を引き剥がした。水輝が不思議そうに瞬きをする。
「そこに座れ。先に嵌めなきゃ出しちまうだろ、てめえは」
言われるままに水輝がベッドに腰掛ける。既に水輝の目には意志はない。真也の言うままに動く人形と化しているのだ。ベルトを外し、ズボンの前を開く。微かに震えつつも水輝はじっと何かを堪えるように目を閉じた。
勃起しきったペニスが露になる。真也は無言でペニスの根元に拘束のための小さな輪をはめ込んだ。大分、慣れて来たのだろう。水輝は一声も発さない。時折、苦しそうに顔を歪めるだけだ。
立城の気配を真也に伝え尽くさなければ、あの香りは手にすることが出来ないと判っているのだろう。水輝が目を潤ませて真也に手を伸ばす。真也は黙ってベッドを降りた。水輝の目の前に立つ。ベルトに手がかかる。真也は静かに水輝を見下ろしていた。
唇がペニスを咥え込んだ瞬間、真也は掠れた声を上げて目を固く閉じた。水輝と触れている場所から勢いよく気配が流れてくる。同時に瞼の裏側に情景が浮かぶ。月を見上げていた立城の傍にいつの間にか真也自身が並んで立っている。それを見た真也は息を飲んだ。
震える手を立城に伸ばす。だが立城は黙って月を見上げているだけだ。傍らに立つ真也には全く気付いた様子はない。真也は眉間に皺を寄せて更に手を伸ばした。立城の肩先に触れる。だが指先は立城の身体を通り抜け、感触は全くない。真也は驚いて手を引っ込めた。何度か試してみるがやはり立城には触れられない。
どうして、と真也は苦しみに満ちた声で叫んだ。何故、こんなに近くにいるのに触れられないのだ。意識の下の情景の中で真也は夢中で腕を伸ばしていた。真也の器が何かを探すように腕を伸ばす。実体の方の腕はそのまま水輝の頭をつかんだ。
それが僕たちに与えられた罰だよ。どんなに近くとも決して触れ合うことのないよう、断罪の主が世界に祈った結果なんだ。だから。
声が頭の中に響く。真也はその場に硬直して目を見開いた。情景の中の立城は遠く、月を見つめたままだ。だがその唇だけが動いていた。
もう、おかえり。
「嫌だ! 折角、動けるようになったのに! 立城に会えなかったら、地上に来た意味なんてねえじゃねえか!」
真也は腹の底からそう叫んだ。後にどんな罰を受けてもいい。立城に一目会えればそれでいいと思ったのに。真也は水輝の頭を強く抱え、震えながら俯いた。
「お前は俺に会いたくねえのかよ! ずっと待ってたのは俺だけだったのか!?」
叫びながら真也は水輝の頭を揺すった。こみ上げてくる切ない思いとは裏腹に衝動だけが強くなる。真也は歯を食いしばって水輝の頭を抱え込んだ。痛みにも似た快感が迸る。低く呻きながら放った真也の精液を水輝が無言で飲み下した。
「……俺は知ってるぞ。お前、泣いてたじゃないか。会えないって、寂しいって、そう思ったからなんだろ?」
呻き混じりの呟きに応える声はない。舌打ちをして真也は水輝の頭を解放した。ペニスにまとわりついた精液を水輝が丁寧に舐め取っていく。
「ほら、さっさとケツ向けろ。アレ、欲しいんだろが」
言いながら真也は乱暴に水輝を蹴った。ベッドに倒れた水輝がのろのろと腰を上げる。自分からうつ伏せになった水輝は膝を立てて腰を少し上げた。震えながら腕に顔を伏せている。
立城は黙って月を見上げている。真也はその情景を頭から叩き出し、水輝のズボンを一気に引き下ろした。緊張に狭くなった肛門に強引にペニスを突き入れる。掠れた悲鳴を聞きながら真也は笑い始めた。たまらないほどの欲望と寂しさと、水輝を組み伏せているという爽快感が同時にこみ上げてくる。
力任せにねじ込んだペニスが音を立てて出入りし始める。血に塗れたそれを見下ろし、真也は高く笑った。
それにしても水輝はやられすぎ。