※この作品はR-18です。

魂の座 一部 凍えた魂   作:伊駒辰葉

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エロシーンありです~。


レンズ越しの蜜時

 甘い声が響く。官能の声を上げながら指先が白い肌を辿る。たどり着いた翳りを分け、指がその奥へと消えていく。小刻みに上下する指の動きに目を細め、優一郎は静かに息をついた。

 

 大きく開いた足の間で指が忙しなく動く。赤く勃起したクリトリスが指の隙間に見え、優一郎は思わず熱い吐息を漏らした。いつ見ても素晴らしい出来だ。自然と優一郎の股間は膨らみ、服の中でペニスが熱く屹立する。

 

 次第に呼吸が速くなる。一際高い声が上がり、それまでクリトリスだけを攻めていた指がするりと動く。愛液の満ちた膣の中に指が入ると、それだけで陰部がぐっしょりと濡れる。優一郎はため息をついて食い入るようにその画面を見つめた。

 

 いつ見ても飽きない。画面の中で悶えているのは優一郎の母、由梨佳だった。由梨佳は白衣を着たまま、研究室の一室で淫らに自慰をしているのだ。優一郎が仕掛けた隠しカメラの存在にも気付いた様子はない。

 

 その映像は数日前に録画されたものだ。優一郎はこれまで何度もチェックした映像をじっと見つめていた。淫らな声を聞くだけで射精してしまいそうになる。優一郎は苦しげな表情を浮かべて震える手を股間に伸ばした。

 

 二日前、それまで順調に行われていた多輝の機体のログの採取が突如出来なくなった。その原因も優一郎にはよく判っていた。だが今、手元にいない多輝の機体を優一郎が直接にチェックする訳にはいかない。優一郎は憂鬱な気分を解消するためにとっておきの映像を引っ張り出したのだ。

 

 喘ぎ声を上げながら由梨佳が膣を攻める。それを見ながら優一郎はズボンのジッパーを下げた。画面を食い入るように見つめながら自慰を始める。熱く屹立したペニスを指で巧みに愛撫しつつ、優一郎はちらりと視線を動かした。

 

 ここは研究所の更に下、地下三階に作られた優一郎の専用スペースだ。優一郎以外にここに入ってくる者はない。恋人である斎姫ですらここの存在を知らないのだ。並ぶ実験台の上には作りかけのヒューマノイドの機体が寝かされている。優一郎は並ぶ機体を順繰りに眺め、再度画面に目を戻した。目の前にある端末画面の中で由梨佳が激しい声を上げる。

 

 中学生の頃から優一郎は母親である由梨佳に欲情するようになった。実際に触れてみたいと何度も思ったが、結局のところはその姿を見るだけの日々が続いた。由梨佳は人ではない。だからこそ優一郎は由梨佳への情欲をヒューマノイドたちに注ぐようになった。

 

 機械の女性器に欲情し、それでなければ抱きたいとは思わない。そんな自分のことを一時は悩んでいたこともある。だが、優一郎はとある夏にその悩みを解消することが出来た。斎姫という人形の姫を手に入れることが出来たからだ。彼女は優一郎なしでは己を維持することが出来ない。優一郎の意志のままに欲情し、機械的な痴態を晒すことで更に快楽を得る。そして優一郎は斎姫を手に入れることで心の平穏をようやく手に入れたのだ。

 

 だが時折、心に言いようのない苛立ちが訪れる。たとえヒューマノイドの機体を幾つも作っても、斎姫と激しい情欲に溺れても、それは代替行為でしかない。結局のところ、あの機体を抱きたいとどうしても思ってしまうのだ。

 

 母さん。優一郎はそう呟きながら強くペニスを握った。画面の中の由梨佳は優一郎の欲情を煽るように淫らな痴態を晒している。機械仕掛けの女性器を見つめ、優一郎は荒い息をつきながらペニスを扱いた。

 

 あれから何体かのヒューマノイドを作った。そして一番最近に作った機体のことを優一郎は思い出してみた。人と殆ど変わりない女性器を与え、美しい肢体を模し、それでいてなお精神的には男性なのだと言い張っていたあの機体は、今は手元にはいない。何度も交わるうちに優一郎の名を呼ぶようにはなったが、それでも優一郎はあの機体を手に入れたとはどうしても思えなかった。

 

『あっ、総一郎さん! いいっ! いいです!』

 

 画面の中で由梨佳が叫ぶ。優一郎はその声に手の動きを激しくした。衝動が一気に強くなり、腰に鈍い痛みのようなものが走る。

 

「うっ……母さん……っ!」

 

 ペニスの先から白い精液が迸る。優一郎は左の手に握っていたビーカーの中に音を立てて射精した。荒い息をつきながら何度も射精する。

 

 やがて優一郎はふらりと身体を起こして椅子から立ち上がった。ビーカーの底には必要量の精液が溜まっている。机にビーカーを置き、優一郎は乱れた服を整えた。ペニスの先に残っていた精液をきれいに拭き取る。

 

 ちらりと画面に目をやる。由梨佳は激しい快楽に溺れ、まだ自慰を続けている。この先は見なくても知っている。自慰をし過ぎた由梨佳は唐突に動きを止める。機体が負荷に耐えられずに壊れてしまうのだ。

 

 優一郎は黙って席を離れた。ビーカーを片手に実験台に戻る。そこには一体の美しいヒューマノイドが横たえられていた。




あ、機械ですけど機械が書けてないのでごめんなさい。・゚・(ノД`)・゚・。
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