「たまには着たまましよっか」
そう言って順はブラウスのボタンを外さず、裾をスカートのベルトから抜いた。胸元までブラウスを引き上げてブラジャーの上から乳房を揉む。栄子は口許に微かな笑みを浮かべて自分からブラジャーのホックを外した。
「そうですわね。たまにはいいかも知れませんわ」
「だよね?」
順も栄子と同じように笑ってブラジャーの隙間に指を差し込んだ。乳首を愛撫しながら栄子に口づける。栄子は順の背に手を回し、口づけに応えた。
「そういえばさ。要ちゃんの学校に吉良優一郎くんっているでしょ?」
帰ってきた都子はとても嬉しそうだった。そして都子は戻ってきた経緯を順に語った。あろうことか都子は順の最大の敵に助けられたというのだ。それを聞いた順は驚くより先に怒り狂った。よりによってどうしてあいつに。だが順は都子にその怒りをぶつけることはなかった。都子にとっても順にとっても、その生還はある意味では奇跡だったからだ。
そして都子は今では屋敷で静かに暮らしている。順の画策した今回の件を都子は全く知らない。今ごろはティルームで茶でも飲んでいるかな。順はふと都子を思って胸の中でそう呟いた。
「順さん?」
動きが止まったことを訝ったのだろう。栄子がそっと順を呼ぶ。順はごめん、と詫びて再び栄子の身体を弄りはじめた。
訊ねながら順は栄子のブラジャーをそっとたくし上げた。白くたわわに揺れる乳房に顔を埋め、唇で乳首を吸う。順の愛撫を受けながら栄子は考えるように唇に指をあてた。
「確か……そう。吉良絵美佳さんの……弟さん?」
軽く吐息をつきながら栄子が答える。順はそう、と笑って肌を指でなぞった。乳首を唇と舌で愛撫しながらスカートの中へと手を進める。下着を脱がせようとした順の手をふと何かがつかむ。順が目を上げると栄子は笑って首を横に振った。
「着たままでしょう?」
「あ、そっか。じゃあ」
下着の上からするりと指を入れる。順は下着の中で濡れるクリトリスにそっと触れた。ぴくり、と栄子が身体を震わせて息をつく。順は豊かな乳房に頭を乗せ、ゆっくりと栄子の陰部を弄った。
「あの子がもうじき栄子さんを訪ねて来ると思うんだ」
「……んっ……そうなんですの?」
軽く顔をしかめながら栄子はそう答えた。その足は徐々にひらいている。順は巧みに指先でクリトリスを刺激しながら薄く笑った。
「うん。きっとね。だからね」
そう告げて順はするりと指を運んだ。小陰唇の間で満ち溢れていた愛液を指にすくう。すくった愛液をなすりつけ、執拗にクリトリスを攻める。そうしながら順は静かに頭を下げた。
「出来れば優一郎くんに協力してもらおうと思ってね」
下着の底を分け、濡れた陰部を剥き出しにする。順はクリトリスをこねながら目を上げた。興奮した眼差しで栄子がじっと順を見つめている。
「次はオレの番ね」
舌先でクリトリスを舐める。最初は焦らすように少しだけ触れる。そんな順の愛撫を受けながら栄子は小さく頷いた。
「わかり……ました。その子に……出来るだけ……」
「気付かれないようにね」
軽く笑いながら答え、順は大胆にクリトリスに吸い付いた。翳りを分けて包皮ごと口に含むと、微かに栄子が声を上げる。甘い息を混ぜ、栄子は告げた。
「もちろんですわ。順さんの名を汚すような真似、決していたしません。……あっ」
性的快楽に興奮していても栄子はまだ快感に溺れてはいない。真面目に順に答えている。順はそうそう、と笑いながら舌で小陰唇を両側に分けた。舌を細くして膣口に差し入れる。水音を立てて舐めると、栄子が次第に熱い息を漏らし始めた。
「栄子さんの身体なら充分に期待に応えてくれると思うよ」
満足を込めて告げ、順は小陰唇の間に指を滑らせた。焦らすように膣口だけを弄る。耐えかねたように栄子が潤んだ瞳で順を見つめた。
「くあっ、順さんっ」
「声を出したら要ちゃんに気付かれちゃうよ?」
勃起しきったクリトリスを舌でなぞり、順は含み笑いをした。すると栄子が順を睨むように見ながら首を振る。
「また意地悪なことを……くうっ!」
出来るだけ焦らした方が挿入する時の快感が増す。順はこれまでの経験から栄子が好く行為の形を知り尽くしていた。片手で乳房を揉み、もう片方の手で膣口を弄る。そしてクリトリスを唇で攻める。この三点を同時に攻められるというやり方が、栄子がもっとも好む形だった。
栄子が薄い唇を噛む。順は嘲笑を浮かべて膣口を攻めた。時折、愛液に塗れた指で腿を愛撫する。
「オレたち、不倫してるんだよ? もうちょっと静かにしなきゃ、さ」
栄子を嬲るように言いながら順は指を少しだけ押し進めた。興奮に開いた膣口の奥へと指を進める。すると栄子は熱い息をついて胸に手を伸ばした。順の指に絡めるようにして自分でクリトリスを弄る。
不倫とかゆってますけど……まあ……。
旦那がちゃんとしてればこんなことには(棒