「あまりに濡れる時は、パンティライナーとか、場合によってはナプキンを使ったほうがいい場合もあるわ」
「それって、誰でも?」
多輝は無意識に問い返した。すると由梨佳が困ったように笑う。
「そうね、少なくともわたしは自分のストレスレベルにあわせて、それぞれ使い分けているわ」
そうか。ストレスがあっても濡れるんだ。多輝はそう呟いて頷いた。再度、指をクリトリスに触れさせる。静かにクリトリスを撫でる。多輝は慣れた手つきで愛撫をし始めた。殆ど無意識にしているにも関わらず、多輝の指の動きはとても滑らかだった。
「んっ……由梨佳先生。こ、こんな感じで、いいんですか?」
「そう、上手よ。優しく弄ってあげてね。女性器ユニットはただでさえ壊れやすいの」
由梨佳の言葉に多輝は黙って頷いた。出来るだけ優しく、と自分に言い聞かせる。すると自然と指の力が弱まり、今度は焦らすように指先が動く。勃起したクリトリスの先端だけをくすぐり、次いで小陰唇の縁をじわじわと撫でる。多輝は自分でしているにも関わらず、思わず熱い息をついた。
「乱暴に弄ったり、さっきのビデオの生身の女性のように野菜とかの異物を挿入するとかの無茶をすれば、簡単に壊れてしまうわ。まあ、普通にしてても週に一度は故障するくらいデリケートなの」
由梨佳はそう言いながら多輝の動きをじっと見つめていた。剥き出しになった陰部を間近で見られることに、多輝は恥ずかしさを覚えた。同時に由梨佳に見せ付けたい、という気持ちになる。何でおれ、こんなこと思うんだろ。多輝は疑問に思いながらも自慰の手を止めなかった。
「どう? 女性器ユニットに異常はない?」
静かに問われる。多輝は頷いて軽く腰をひくつかせた。由梨佳によく見えるように小陰唇を指で割り開く。
「せんせい……これで……いいんですか?」
「ええ、上手よ。でも、あなたのそこって本当に綺麗……」
由梨佳がため息をついている。多輝は言われるままに自慰をしながら由梨佳をじっと見つめた。憂いを帯びた表情がやけに艶かしく見える。濡れた唇はあくまでも赤く、柔らかそうだ。多輝は息を潜めて指を小刻みに動かした。指先で快楽を煽りながら由梨佳の首筋から肩にかけてを舐めるように見つめる。
「せんせいも……綺麗、だよ」
興奮に濡れた目で由梨佳を見つめながら多輝はそう呟いた。勃起したクリトリスを指でつまむ。女性器に刺激を与えながら多輝は視線をゆっくりと下げた。目の前にある由梨佳の胸の膨らみを見る。それだけで多輝の口には生唾が溜まった。
「もう、お世辞いっても何もでないわよ。あなたって本当に男の子だったら女の子にもてたでしょうね」
困ったように笑いながら由梨佳が告げる。その顔がうっすらと赤く染まっていることを見て取り、多輝は苦笑した。由梨佳は多輝の姿を見ながら興奮しているのだ。それにさっきもビデオ観てたしな。多輝は内心で呟いてまじまじと由梨佳を見つめた。
多輝の視線を避けるように由梨佳が背を向ける。そそくさと片付け始めた由梨佳の背中に多輝は苦笑を向けた。そっと手を下ろしてスカートを戻す。女性器への指での刺激より、由梨佳の姿を見ている方がなぜか興奮する。多輝は揺れる白衣を静かに見つめていた。時折、由梨佳が身を屈めると白いうなじが現れる。その白いうなじが誘っているように見え、多輝は思わず唇を舐めた。乾ききっていた唇が赤く濡れる。
やりたいなあ。多輝は心の底からそう感じた。どうしてそう思うのかは判らない。だが由梨佳に欲情していることは確かだ。多輝は息を潜めて試しに股間に触れてみた。さっきまでより愛液が零れている。間違いない。自分は由梨佳を見て興奮しているのだ。
「それでは、そろそろ今日の授業は終わりに……! あっ!」
振り返りかけた由梨佳ががくん、と膝をつく。多輝は慌ててソファから跳ね起きると急いで由梨佳を支えた。大丈夫、と言う由梨佳は酷く苦しそうだ。
「そんな、大丈夫じゃないだろ」
「なんでもな……あっ!」
由梨佳が震えながら多輝の腕にしがみつく。そこで多輝は気付いた。由梨佳を支えるために伸ばしていた腕に、由梨佳の胸が当たっているのだ。多輝はゆっくりと瞬きをした。震える由梨佳の肩から手を滑らせる。白衣に包まれた背中を優しく撫でると、それだけで由梨佳はびくりと身体を震わせた。
「ごめんなさい……、立城さんを、呼んできて……」
弱々しい声で由梨佳が告げる。多輝はさりげなく腕を由梨佳に押し付けた。多輝の腕に由梨佳の胸が軽く押し潰された格好になる。
「あっ、だめ……」
「やっぱり欲情してるんだろ、由梨佳先生」
腕にすがりつく由梨佳を見つつ、多輝は口許に笑いを浮かべた。欲望のままに由梨佳の首筋にキスをする。理由なんてどうでもいい。由梨佳を抱きたい、という欲求に多輝は従うことにした。
「おれ、先生とやりたい」
髪をかき分け、由梨佳の耳に口づける。多輝は唇を由梨佳の耳に触れさせたまま、そう囁いた。すると由梨佳が掠れた声を上げる。
「やめてっ! わたし故障してるの。だから! あっ!」
がくん、と由梨佳の身体が崩れる。多輝は静かに由梨佳の身体を抱き上げた。慌てたように由梨佳が腕を上げる。だがその腕が急にかくん、と落ちる。どうやら由梨佳の言う故障とは、運動機能に関してのもののようだ。身体が麻痺した状態らしい。多輝はふうん、と呟いてベッドまで由梨佳を運んだ。
向かい合っておなにーとかエロいと思うのですがどうでしょう。
機械ですけどね!w
(書けてませんが……)