あっ、不倫警報とか出すべき!?(汗)
「お気の毒な総一郎様……。あの女に騙されていらっしゃったのですね」
豊満な栄子の胸に優一郎の手が触れる。優一郎は微かに眉を上げた。だがすぐにいつもの微笑みを顔に貼り付ける。大きく開いた胸元から目を逸らす。そんな優一郎の様子は栄子でなくとも照れて困っているように見えた。
「父は研究一筋の人ですからね。恋よりも科学をとったと。栄子さんも、そういう父だからこそ、好きになったんじゃないですか?」
色気に耐えかねたという振りで優一郎はそっと栄子の手を解いた。指先が離れたと思った時、栄子が優一郎に身を乗り出した。肘当てに優一郎の腕が当たる。栄子は殆ど優一郎に圧し掛かるようにして頷いた。
「そうなんですの。私、総一郎様のそういうところが大好きで……ああ、本当にあなたは総一郎様そっくり……」
「えっ栄子さん!」
優一郎は慌てた声を上げた。だがその声はすぐに消える。栄子が優一郎にしなだれかかり、その唇を塞いだからだ。むせるような花の香りに包まれ、優一郎は思わずきつく目を閉じた。母のそれとは全く違う。だが栄子の色香は何故か由梨佳を思い出させる。優一郎は引きずられそうになる意識を懸命にたぐり寄せた。
艶かしく動いた舌が優一郎の唇をそっと割り開く。滑り込んだ舌が口の中を弄り始める。優一郎は震える腕を栄子の腰に回し、その口づけに応えた。栄子はすっかりその気になっているのだろう。貪るように唇を合わせている。優一郎はそっと目を開け、静かに左手をずらした。ポケットからチェッカーを取り出して見える高さに翳す。針はやはり力の強さを示し、振り切られたままだ。
総一郎様、と栄子が呟く。優一郎はされるがままで目を閉じた。栄子の手が優一郎の頬から首筋に滑り、シャツのボタンを外していく。綺麗にマニュキアの塗られた指先がシャツの内側へと潜っていく。栄子は優一郎の首筋に口づけを滑らせ、指先で愛撫をし始めた。慣れた手つきで優一郎の肌を弄る。
これで一応は風の主の罠に嵌ったことになるのかな。ぼんやりと優一郎はそう考えた。恐らく、背後にいる誰かは栄子にその身体を用いて優一郎を誘惑させようとしていたのだ。意図はまだ判らない。だが優一郎にとってはいい機会だった。栄子はその意志を誰かに操られている。それが風の力の持ち主だ。龍神の力と見て間違いない。その力を物理的に遮断できる、という画期的な兵器を開発したばかりなのだ。
「えっ栄子さん、ちょっと、うわっ」
慌てた声を上げて優一郎は身をよじろうとした。まだ女性経験の少ない男性ならば当然の反応だろう。少なくとも演じた優一郎はそう思っていた。栄子の手が優一郎の股間に伸びている。
「総一郎様……ああ……こんなに」
栄子は勃起した優一郎のペニスを服の上から弄った。他者の刺激を受けて優一郎のペニスが張りつめる。指と手のひらで巧みに愛撫しつつ、栄子はじりじりと身体を下げた。ブラウスのボタンを外して胸を露にする。
勃起しきったペニスが剥き出しにされる。栄子はブラジャーのホックを片手で外し、優一郎の股間辺りで屈み込んだ。豊かな膨らみが両側からペニスを柔らかく挟む。その先端を栄子が口に含む。優一郎は思わずため息をついて目を細めた。天井を見つめてその感触をじっくりと堪能する。栄子は乳房でペニスを巧みに弄りつつ、唇と舌でその先端を執拗に攻めた。
「んっ!」
低い呻きを発して優一郎は腰をひくつかせた。迸った精液を栄子が舌で受け止める。栄子は息をついてペニスを口に咥えた。そのまま唇で優一郎のペニスを根元まで扱く。再び先端へと唇で吸い上げられた時、優一郎は思わず眉を寄せた。ペニスに残っていた精液を吸われたのだ。
「美味しい」
口の端に残っていた精液を赤い舌が舐め取る。優一郎は妖艶な栄子の姿にしばし見とれていた。力を失いかけていたペニスが頭をもたげてくる。栄子は艶やかに笑うと優一郎の身体から離れた。大胆にスカートをめくり上げて下着をずらす。黒い下着を床に放り捨て、栄子は改めて優一郎に迫った。
ソファの肘当てに寄りかかりながら優一郎は放心した顔をしていた。豊満な胸の膨らみが目の前に迫ってくる。優一郎は恐る恐る乳房に手を伸ばした。ためらいがちに乳房を揉む。
ヒューマノイドの質感とは明らかに違う。栄子の胸は大きさに比例して少し垂れていた。だが感触そのものは悪くない。吸い付くような肌に指を滑らせ、優一郎は心の中で比較していた。人の身体は左右対称には出来ていない。栄子のそれもやはり同じだった。ごく僅かに左の乳房の方が右のそれより大きい。乳首の感触も斎姫のそれとはまるで違う。柔らかな乳輪の真ん中で一部分だけがしこっている。だがそれもごく自然だ。中にばねが仕込まれているといったことは決してない。
「んっ、あっ! いいわっ!」
つい、いつも斎姫にするように優一郎は栄子の乳首を口に含んでいた。声を耳にして、あ、と気付く。だが栄子に気付いた様子はない。まあ、いいか。優一郎はそう思いながら目を細めて舌で乳首を転がした。自然と手が動いて栄子の腿を弄る。ここまでくれば演技の必要もないだろう。誘惑目的でしなだれかかってきた女性を愛撫するのはごく普通の行為だ。
「栄子さんのここ、見たいな」
指先をじりじりと進め、優一郎は栄子の秘部にそっと触れた。壊れものを扱うようなその手つきに栄子が艶やかに笑う。そして栄子は優一郎をまたいでソファの上に膝で立った。だがそれでははっきりと陰部を確認することは出来ない。優一郎は困った顔で周囲を見回した。ソファセット、観葉植物、そして最後に優一郎は大きな執務机を見つけた。
「もっとはっきり見たいんだけど、だめかな?」
そう告げて優一郎は執務机を指差してみせた。すると栄子は優一郎の手を引いて立ち上がった。ソファを離れて執務机に近づく。優一郎は手を引かれながら栄子に従った。
「私のあそこはどう?」
執務机に座り、栄子は大胆に足を開いてみせた。黒いストッキングに包まれた足が宙に揺れる。腿を手で支え、栄子は潤んだ目で優一郎を見つめている。優一郎の姿は栄子の脳裏で完全に総一郎と重なっているのだろう。上気してはいるが照れた様子はない。それどころか栄子は陰唇を自分から割り開いてみせた。
「可愛いですよ」
女性の秘部が見たい、というのは年頃の男性であれば当然の欲求だ。だからきっと誰も不審には思わない。優一郎はそう思いながらも栄子の秘部をヒューマノイドたちのそれと比べていた。栄子の陰唇は斎姫たちのそれとは違い、少し褐色味を帯びている。生きた人間らしくその形も整ってはいない。爪の赤く塗られた指先が開いた陰唇は微妙に歪んでいる。優一郎はまじまじと栄子の秘部を観察した。
筋金入りのメカフェチなので、優一郎はとっても冷静です。