※この作品はR-18です。

魂の座 一部 凍えた魂   作:伊駒辰葉

94 / 240
超短いです。
足りない分は水増ししました(汗)


現実逃避したいなあ

「いい天気だよね……」

「……はあ」

 

 立城はにっこりと笑った。ばらで埋め尽くされた庭先には真っ白なテーブルと椅子がある。そこについて立城と蒼は茶を飲んでいた。立城はテーブルの上に零れたチョコレートをつまみあげ、包みを丁寧にむいた。

 

「あの……立城様。お茶が零れています」

 

 テーブルの上で二つのカップは見事にひっくり返っていた。それをぼんやりと見つつ蒼が告げる。立城は微笑みを浮かべてああ、と返事した。倒れたカップを起こし、新しく茶を注ごうとポットに手を伸ばす。だがポットはテーブルからなくなっていた。先ほど置いていた場所から視線を動かしてポットを探す。どうやらこちらはテーブルから落ちたらしい。立城は困った顔でテーブルの下からポットを取り上げた。

 

「新しくいれないと駄目だね」

 

 心底残念そうに立城は告げた。高価なポットは真っ二つに割れている。蒼は立城の手から壊れたポットを引き取り、深々とため息をついた。

 

「お気持ちは判りますが、早く処置した方がよろしいのでは?」

「うーん」

 

 立城は眉を寄せて返答してから空を仰いだ。雲一つない綺麗な空を鳥が横切る。蒼は心の底から疲れたため息をついて立城の背後を指差した。立城は仕方なくそちらを振り返った。

 

 地面に半ば埋まるように多輝が倒れている。その機体は半壊していた。

 

「僕、出来ればもう少し現実逃避していたいな」

「……」

 

 蒼が言葉もなく首を振る。立城は駄目? と目で蒼に問い掛けた。蒼は困った顔で上を向く。屋敷の二階のその場所は窓が割れ、壁が壊れ、その瓦礫が今もまだ時折、崩れ落ちている。

 

「主に代わってお詫びいたしますので、何とぞ多輝様の手当てを」

 

 蒼は疲れたようにそう告げて深々と頭を下げた。立城はため息をついてやれやれ、と肩を竦めた。仕方なく立ち上がる。嫌な予感が当たったかな、と内心で呟きつつ、立城は多輝に歩み寄った。

 

 

*****

 

まさかの700字!!!><

これは前のやつにくっつけるべきでは!!

 

……とか思ったのですが、別シーンなので分けました。

蛇足がまたつきます。すみません。

 

この時点で立城の様子はちょっと変です。蒼は通常営業なんですけどねw

この二人がやり取りしてる時って大抵、不穏な感じでして(汗)

今後も出てきますがろくなシーンはありません。

(エロシーンも確かあった気が……うろ覚えですが)

 

そもそも蒼は水輝の使い魔として造られたモノですが、実際には微妙というかー。

水輝が使い魔をまともに使ってることってあんまりなくて。

昔の話で一度くらいはあったかな……??

という感じです。




長いシーンに短いシーンを挟むことはよくあります。
こういう発表の機会を得るとは、当時は思っていなくて。
なーんも考えずに書いたらこうなりました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。