足りない分は水増ししました(汗)
「いい天気だよね……」
「……はあ」
立城はにっこりと笑った。ばらで埋め尽くされた庭先には真っ白なテーブルと椅子がある。そこについて立城と蒼は茶を飲んでいた。立城はテーブルの上に零れたチョコレートをつまみあげ、包みを丁寧にむいた。
「あの……立城様。お茶が零れています」
テーブルの上で二つのカップは見事にひっくり返っていた。それをぼんやりと見つつ蒼が告げる。立城は微笑みを浮かべてああ、と返事した。倒れたカップを起こし、新しく茶を注ごうとポットに手を伸ばす。だがポットはテーブルからなくなっていた。先ほど置いていた場所から視線を動かしてポットを探す。どうやらこちらはテーブルから落ちたらしい。立城は困った顔でテーブルの下からポットを取り上げた。
「新しくいれないと駄目だね」
心底残念そうに立城は告げた。高価なポットは真っ二つに割れている。蒼は立城の手から壊れたポットを引き取り、深々とため息をついた。
「お気持ちは判りますが、早く処置した方がよろしいのでは?」
「うーん」
立城は眉を寄せて返答してから空を仰いだ。雲一つない綺麗な空を鳥が横切る。蒼は心の底から疲れたため息をついて立城の背後を指差した。立城は仕方なくそちらを振り返った。
地面に半ば埋まるように多輝が倒れている。その機体は半壊していた。
「僕、出来ればもう少し現実逃避していたいな」
「……」
蒼が言葉もなく首を振る。立城は駄目? と目で蒼に問い掛けた。蒼は困った顔で上を向く。屋敷の二階のその場所は窓が割れ、壁が壊れ、その瓦礫が今もまだ時折、崩れ落ちている。
「主に代わってお詫びいたしますので、何とぞ多輝様の手当てを」
蒼は疲れたようにそう告げて深々と頭を下げた。立城はため息をついてやれやれ、と肩を竦めた。仕方なく立ち上がる。嫌な予感が当たったかな、と内心で呟きつつ、立城は多輝に歩み寄った。
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まさかの700字!!!><
これは前のやつにくっつけるべきでは!!
……とか思ったのですが、別シーンなので分けました。
蛇足がまたつきます。すみません。
この時点で立城の様子はちょっと変です。蒼は通常営業なんですけどねw
この二人がやり取りしてる時って大抵、不穏な感じでして(汗)
今後も出てきますがろくなシーンはありません。
(エロシーンも確かあった気が……うろ覚えですが)
そもそも蒼は水輝の使い魔として造られたモノですが、実際には微妙というかー。
水輝が使い魔をまともに使ってることってあんまりなくて。
昔の話で一度くらいはあったかな……??
という感じです。
長いシーンに短いシーンを挟むことはよくあります。
こういう発表の機会を得るとは、当時は思っていなくて。
なーんも考えずに書いたらこうなりました。