※この作品はR-18です。

南雲ハジメは悪魔にエロ技能を与えられた!   作:木崎楓

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 アイデアが浮かんできたので、半日で作りました。よろしくお願いします。

 それと初回は二話投稿です。一話目のここでは、エロシーンはありません。エロシーンをお求めの方は、次話に飛んでください。


第0章
悪魔の気まぐれ


「何様のつもりだゴラァ!!」

「邪魔なんだよテメェ!!」

「引っ込んでやがれ!!」

 

 ある秋の金曜日の昼下がりのことだった。一人の中学生男子が、三人組の不良に囲まれて暴力を受けていた。

 中学生……南雲ハジメがこんなことになってしまったのには、一つ理由があった。

 

 それが、ハジメの後ろで震えている小さな男の子とおばあさんだった。

 元々は、男の子が不良にぶつかってしまった際、持っていたタコ焼きをべっとりと付けてしまったのが原因だ。男の子はワンワン泣くし、それにキレた不良がおばあさんにイチャもんつけるし、おばあさんは怯えて縮こまるし、中々大変な状況だった。

 偶然通りかかったハジメもスルーするつもりだったのだが、おばあさんが、おそらくクリーニング代だろう――お札を数枚取り出すも、それを受け取った後、不良達が、更に恫喝しながら最終的には財布まで取り上げた時点でつい体が動いてしまった。

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 本当に許してやってください!」

 

 そうして不良達と、男の子とおばあさんの間に入ったハジメは、ひたすらに土下座して、大声で謝り続けた。

 

 ただ、そんなことをしていると、流石に不良の方も申し訳なくなってくるらしい。盛大に土下座し謝る人を目前にすると、流石にいたたまれなくなるものだ。

 

「……チッ、もういい。行くぞ!」

 

 やがて、不良のリーダーのような人物が舌打ちしてそう言うと、その場を去っていった。

 

 そうして不良達が去った後、暴力によって痛む体を起こそうとしたハジメ。しかしその瞬間、不思議なことが起こった。

 

ヒュゥゥゥゥゥウウ……

 

 何か北風のような音がするのとほぼ同時に、周囲の景色が色あせたものになっていったのだ。そしてあろうことか、周囲のあらゆるモノが、停止していた。

 

「え……なにこれ……」

 

 風が吹くことは無い。色あせた周囲の人間も、空を飛ぶ鳥も、一切動いていない。動けているのは、色あせていないハジメと、それともう一人。

 

「いやぁ……君、すごいね! よく勇気を出して助けようとしたね!」

 

 先程までおばあさんと一緒にいた小さな男の子だけだった。男の子は、ハジメの行動を賞賛していた。

 

「え……あ、ありがとう。それと、この状況は……」

 

 賞賛は素直に受け取りつつも、困惑していたハジメは、この状況について説明を求めた。なんとなく、いや確実に、目の前にいる男の子は、普通じゃないからだ。

 

「ああこれはねぇ、僕が一時的に時を止めたんだ! 君と少しお話がしたくてね」

「時間を……じゃあ、君は一体……」

「僕の正体? けどなぁ……僕の真の姿を見た人間はほぼ確実に発狂しちゃうから、流石に見せられないなぁ。あっ、でも名前は……うん、“混沌の悪魔”とでも呼んでくれればいいよ」

 

 男の子は、自分のことを悪魔だと言った。本来なら切り捨てるようなことではあるが、しかし実際に超常現象を起こしたと思われる存在の言葉だ、もしかしたら……とは思った。

 

「混沌の悪魔……それで、僕には何を?」

「一つ聞きたいんだ。どうして助けたの? 君は()()()()()()()()強いわけでもなさそうだし、物凄くケンカが上手いとか、そういう風にも見えない。なのになんで、自分の身を犠牲にするようなことをしたの?」

 

 男の子の疑問も尤もだ。ハジメは別段頭が良いわけでもなく、身体能力が高いわけでもない。どれもそれなりのレベルだ。

 それなのに、何故危険に飛び込んで助けようとしたのか、助けてくれたのか。それは誰であろうと、少しは疑問に思うことだろう。

 

「う~んと……なんというか……見ていてものすごい、嫌な気分になったから、かな?」

「ふ~ん?」

「あの、ほら。おばあさんが謝って、慰謝料? っぽいものを出そうとしてたでしょ? それでも脅しみたいなことをしてたから、流石に見過ごせなくなって……」

 

 ハジメはその時の感情を、可能な限り言葉で表現した。その表現方法は拙かったが、しかし充分に理解はできるものだった。

 

「なるほどねぇ。でもこんなことをする人間、このご時世にはそうそういないよ」

 

 男の子は、ハジメの感情に理解を示し、そしてその行動を高く評価した。

 

「……うん、君なら適任かな? 助けてくれたお礼に、君に面白い能力をあげるよ!」

「えっ?」

「ちょっとデメリットがあるけど……でも、中学生の君には嬉しい能力だと思うよ! くれぐれも暴走することなく、上手く使ってね!」

 

 そう言った瞬間、周囲の景色に色が付き、そして時間は流れ出した。周囲の人は動き出し、弱い風が吹き、鳥のさえずりが聞こえてくる。正常な世界に戻った。

 

「助かったよぉ。今日はありがとね」

「お兄ちゃん、ありがとう!」

 

 後ろから声が聞こえた。そこには先程助けたおばあちゃんと小さな男の子がおり、ハジメに対してお礼を言った。

 男の子の方も、先程の態度とは打って変わって、年相応の態度になっている。

 

「ど、どういたしまして……」

 

 若干苦笑いしつつハジメはそう返す。その後は、二人ともその場を後にした。

 

「ふぅ。あれは夢だっ――!?」

 

 先程の超常現象を思い返そうとしたその時、ハジメの脳内に情報の波が押し寄せてきた。

 

「ぐあっ……ぅあああ……!?」

 

 異様なほどの激痛に頭を押さえ、壁に手を付けて下を向く。しかし激痛は数秒で治まっていき、痛みが無くなっていけばいくほどに、今まで持っていなかったはずの知識を鮮明に認識できるようになっていった。

 

「これ、は……」

 

 そして、痛みが完全に無くなった時、ハジメは自分が能力を得たことを確信した。得た能力の詳細が、全て脳内に刻み込まれていた。

 

 ハジメの知った能力の詳細はこうだ。

 

①魔根化:南雲ハジメの陰茎を巨大化させ、精力を無限にする。いくら射精しても萎えることはなく、射精する精液の量も非常に多い。常にフェロモンを発しており、身体的に女性である者のみが感じ取ることができる濃厚な匂いがする。陰茎の匂いを嗅ぐか、陰茎を見ると、身体的に女性である者は即座に発情してしまう。

 

②体液媚薬化:身体的に女性である者に対しては、南雲ハジメの体液が媚薬として作用する。もちろん無差別に作用するわけではなく、南雲ハジメが効果を発動させようとしなければ発動しない。ただし南雲ハジメが興奮している時は強制的に発動してしまう。

 

③淫紋契約:女性の同意を受け取れば、身体的に女性である者を性奴隷にする契約を行うことができる。またハジメに腟内射精されると、強制的に契約が行われる。これを行うと、対象の体の臍下あたりに淫紋が浮かび上がる。そこから性行為を繰り返すほどに、淫紋は成長していき、淫紋が最大まで成長すると、その性奴隷の持つ能力を自分も修得することができる。また、性奴隷の数が増えるほどに、南雲ハジメの能力が強化される。

 

④心理掌握:他人の心を読むことができる。また、言葉一つで他人の思考誘導したり、洗脳することができる。しかし洗脳を行う場合、一人ずつしか行えない。

 

⑤幻術:周囲の人間の五感に干渉することができる。幻覚を見せたり幻聴を聞かせたりすることができる。また逆に、本来認識できるモノを認識できなくしたり、聞こえるはずの音を聞こえないようにすることもできる。集団に対して使用することが可能。

 

⑥女体化:男性の肉体を女性のものへと変化させることができる。ただしそのためには、男性に「自分は女性である」と思わせ、一リットル以上の南雲ハジメの精液を対象の身体にかける必要がある。以上の過程を経ることで、男性の肉体を女性のものへと変異させることができる。なお、変異した時点では、女体化させられた女性は性奴隷ではない。

 

⑦性奴隷変異:性奴隷にした女性の肉体を、南雲ハジメの意思で自由に変異させることができる。ただし変異は即座に発生せず、時間をかけて緩やかに進行する。

 

※なお能力を得た南雲ハジメは、定期的に暴走し、周辺の女性を襲うようになる。暴走を止めるためには、定期的に女性との性行為を行わなければならない。

 

「ウッソだろ……」

 

 もちろんだが、これらの能力により作ることができる性奴隷に関する情報も、ハジメは持っていた。簡単に言えば、絶対服従である。性奴隷にした場合、その女性はハジメの命令に逆らえなくなるのだ。他にも情報はあるが、重要なのはそれくらいだろう。

 

 ハジメの中では驚きの方が大きくはあったが、しかし興奮していないわけがなかった。ハジメとて中学生だ。中学生男子がこんな能力を手に入れたとして、興奮せずにいられるだろうか。いや、それは不可能に近い。

 

 しかし、最後の制約の部分。いや、デメリットと言ってもいいだろうか。どうやら性行為を行わなかったら、正気を失って女性を襲うのだとか。

 もし仮にそんなことになってしまえば、犯罪者になってしまう。一応“幻術”やら“心理掌握”やらの能力で何とかできなくはないが……正気を失っている時に使えなかったら意味はない。

 

 つまり、自分の身のことを考えると、どうあがいても誰かと性行為を行い、性奴隷を作らざるを得ないのだ。そうしないと、暴走して見知らぬ人をレイプすることになる。

 正直、八方塞がりだった。誰かを捕まえて“幻術”や“心理掌握”で隠れてレイプを行うか、あるいは暴走して見境なくレイプするか。彼女を作るのは……時間的にほぼ不可能だから、そうせざるを得ない。

 要するに、過程は違えど、ハジメのやることは確定していた。

 

 流石にこれには、ハジメも唸ってしまう。そんな時だった。

 

「あの……大丈夫、ですか?」

 

 不意に、後ろから女の子の声がした。




ハジメの能力の簡易説明。

①魔根化:いわゆるマジカルチンポ。女性に見せるだけで発情させます。半ば洗脳みたいなものですね、はい。

②体液媚薬化:ハジメの体液は、女性にとって超強力な媚薬となります。精液を飲ませるとヤバいことになる。

③淫紋契約:女性を性奴隷にするやべー能力。性奴隷はハジメには逆らえない。しかも増やせば増やすほど、ハジメのスペックが上昇するという。

④心理掌握:心が読めます。洗脳できます。ヤバい。

⑤幻術:周囲の人間の五感に干渉できる。野外プレイの時にもってこいの能力。

⑥女体化:発動は面倒だけど、発動したら即座に性奴隷化させることができます。多分一回か二回しか使わないと思う。

⑦性奴隷変異:性奴隷にした女性が魅力的になります。その性質上、基本的には性奴隷は不老になります。死ぬときは死ぬけど。
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