※この作品はR-18です。

南雲ハジメは悪魔にエロ技能を与えられた!   作:木崎楓

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濡れ場あり∶白崎香織、八重樫雫



 少し難しかったです。先に注意ですが、なんか天之河光輝がイカレた行動をしています。原作準拠にしたつもりですが……おかしかったらすみません。

 それと今回も一応濡れ場はあるのですが、少し短めです。というのも、女の子同士のプレイという、今作では初めてのものなので。
 そういうのが苦手な方は、その部分を飛ばしていただければと思います。そしてもし好評であれば、本格的なのを、次回以降の幕間で挟もうと思います。


幕間1 王宮にて

 時間は少し遡る。

 

 あの後、宿場町ホルアドで一泊し、早朝には高速馬車に乗って一行は王国へと戻った。とても、迷宮内で実戦訓練を続行できる雰囲気ではなかったし、無能扱いだったとは言え勇者の同胞が死んだ以上、国王にも教会にも報告は必要だった。

 それに厳しくはあるが、こんな所で折れてしまっては困るのだ。致命的な障害が発生する前に、勇者一行のケアが必要だという判断もあった。

 

 それに加え、最悪なことに、光輝が使用していた聖剣と聖鎧が消失したのだ。神の使徒は現状の世界でもトップクラスの重要人物でもあるため、宿泊していた宿には厳重な警備がされていたのだが……何者かが警備をすり抜けて奪っていったらしい。

 現在も何人かがホルアドに残って調査を行っているが、それでも何もわかっていないようだ。最初は魔人族の仕業とも考えられたが、それなら勇者である光輝を殺すし……と、本当に、誰が何の目的のために奪ったのか、分からなかったのだ。

 

 帰還を果たしハジメの死亡が伝えられた時、王国側の人間は誰も彼もが愕然としたものの、それが“無能”のハジメと知ると安堵の吐息を漏らした。

 国王やイシュタルですら同じだった。強力な力を持った勇者一行が迷宮で死ぬこと等あってはならないこと。迷宮から生還できない者が魔人族に勝てるのかと不安が広がっては困るのだ。神の使徒たる勇者一行は無敵でなければならないのだから。

 

 しかし“無能”とはいえ、ハジメも神の使徒ではある。それなのに、一切の捜索すらされないのは違和感があるだろう。普通なら、外部にバレないように秘密裏にそういうことが行われるはずだ。しかし実際は行われていない。

 

 その理由は、ハジメが裏切り者と認定されたからだ。

 

 メルド団長を中心にした騎士団員により、既にハジメがベヒモスと戦った時の報告は行われている。しかしその時に、普通ではあり得ない報告がされたのだ。それは『ハジメが詠唱せず、魔法陣も発生させずに魔法を発動させた』というものだ。

 こんなことができるのは、魔力操作ができる魔物しかいない。そしてハジメは、その魔物と同様のことを行っていた。それはすなわち……ハジメは、悪しき魔物の力を持っていたということを指す。教会は、これを許すことができなかった。

 

 だからであろうか。ハジメは魔人族側に寝返った裏切り者であると、教会に認定されてしまったのだ。辛うじて運が良かったのは、ハジメが死亡したことになったので、異端者にはならなかったことくらいか。

 

 これに反対する生徒は……ほとんどいなかった。特に男子については、龍太郎と、あともう一人くらいを除いて全員が、ハジメを裏切り者だと信じ込んだ。

 大半の女子達については、ハジメが『周囲に、特に天之河光輝に迎合しろ』と指示を出しているので、表向きには『ハジメは裏切り者だ』と信じ込んでいるかのような態度を取っていた。

 

 そうして、ハジメは最悪の裏切り者として、人間族の恥だと王都で言われることとなったのだ。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 香織は現在、雫の部屋へと向かっていた。雫はハジメが死んだことで病んでしまった、という設定でふるまうようにとハジメに指示されているので、基本的には部屋に閉じこもっている。

 それに加えて、現在は女子以外は雫の部屋に入ることができなくなっていた。というのも、リリアーナ王女が、そういう風にしろと命じたためだ。そのため女子の部屋が集まる区画は、多くの王宮のメイド(性奴隷)によって警備されている。

 

 まぁ、これらの発案は全て香織なのだが。彼女はハジメの言う通りに、王宮の性奴隷達に真実を伝え、そしてまとめ上げた。

 雫が本当は病んでいないことを悟られないようにするため、リリアーナに指示を出して、男子との接触をさせないようにした。特に光輝はこれに反対したが……リリアーナがそれっぽい理由を言ったので、一応は納得してくれたみたいだ。とはいえ、隙を見つけては忍び込もうとしているようだが。

 

 そして今も……

 

「通してくださいっ! 雫には、俺が直接会って話さないといけないんだ!」

「お止めください勇者様! 雫様は精神を病んでいます! 過度な干渉をすればより悪化する可能性が――」

「そんなことはない! 俺ならそんなことにはならない!」

 

 光輝は雫の部屋へと向かおうとしており、数人のメイド(性奴隷)がそれを止めていた。これには香織も呆れるしかなかった。

 

 そんな時、光輝は香織の存在に気づいた。

 

「香織! お願いだ! メイドさん達を説得してくれ! 俺は雫に会って話さなきゃならないんだ!」

「……何を話すの?」

 

 内心で少し苛立ちながらも、香織は光輝に尋ねる。香織は光輝とはそれなりに長い付き合いなので、彼の言うことに関しては、なんとなく想像がついていた。

 

「南雲の死を乗り越えないといけないって、そう言ってやらなきゃいけないんだ! 死んだ裏切り者のことを引きずるなって、雫に伝えなきゃいけないんだ!」

 

 案の定と、思わずため息を漏らしそうになるが、ぐっとこらえる香織。そして、おそらく光輝が直視できないであろう事実をここで述べた。

 

「ねぇ。雫ちゃんは、ハジメくんのことが大好きなんだよ? ……もちろん私も、ずっとハジメくんのことが大好きだった。もちろん今も」

「……え? いや、なんで……そんなことはあり得ない。香織や雫が、あんな悪い所しかない奴のことを好きになるわけがない」

「悪い所しかない? そう言うってことは、天之河君は、ハジメくんの全てを知ってるの? ハジメくんの家族構成は? 両親の仕事は? ハジメくんの普段の家での行動は? それらを全て知った上で、悪い所しかないって言ってるの?」

「そ、それは……」

 

 光輝は反論できない。それもそうだ。彼はハジメについて、ほとんど何も知らないのだから。だから、香織の挙げた例にすら、知っていると言えない。そして知らないから、それを元にしてハジメを悪く見ることもできない。

 

「もしかして、分からないの? 分からないのに、ハジメくんには良い所は無いって言い切るの?」

「それは……」

「あっ、話が逸れちゃったね。とにかく、雫ちゃんはハジメくんのことが大好きなの。そんな大好きな人を悪く言われたら絶対に怒るでしょ?」

「いや、そんなことは……だって南雲を好きになるなんてあり得ない……それは間違っているんだから……話せば分かる」

 

 改めて、香織は呆れた。ハジメを好きになることは間違っているとまで言われたのだから仕方無いだろう。ここまで言われれば、香織は光輝のことを冷たい目で見ることしかできなくなっていた。

 

「……それじゃあ。もし天之河君が『私や雫を好きになるのは間違ってる』って言われたら、どう思う?」

「そんなの、怒るに決まってるじゃないか! 誰を好きになるのかは、自由だ!」

「じゃあ、私や雫ちゃんも同じだよね? 誰を好きになっても自由だよね? それに、好きな人を好きでいることを否定されたら怒る。それは私達も同じなんだよ?」

「え? でも南雲は悪い奴で――」

「こんなことも分からない人を雫ちゃんに近づけたら、雫ちゃんが傷ついちゃう。だから帰って」

 

 そう言うと、香織は光輝の首筋に手刀を入れる。いくらステータスが高かろうと、技能が多かろうと、流石に不意打ちに対抗することはできない。光輝は意識を落とした。

 

「じゃあ、後はお願いします」

「はい」

 

 その場にいたメイド(性奴隷)に光輝を任せて、香織は雫の部屋へと向かう。そうして到着すると、三回ノックをする。

 

コンコンコン。

 

「雫ちゃん。私よ、入っていい?」

 

 そう言うと、扉越しから小さく「うん……」と声がしたので、ゆっくりと扉を開けた。

 

 雫の部屋は、基本的にはかなり整頓が行き届いている。そして雫はというと、暗そうな表情でベッドに座っていた。

 ハジメが死んでいないということは分かっていても、やはり恐怖というものはある。それにハジメと会えないことで、少し憂鬱な気持ちになっているのだろう。

 

「雫ちゃん、大丈夫?」

「私は……大丈夫よ」

「本当に? 今の雫ちゃん、暗い顔してるよ」

 

 そう指摘すると、さらに雫は俯く。

 

「ハジメがいないから不安なの。どうしても、もし死んでたらどうしようって、そう考えちゃって……」

 

 雫はとても賢い。故に色々なことを考えてしまうことも多い。それに加え、周囲からは分かりにくいが、彼女は精神的にかなり脆い。その二点が合わさり、不安に襲われているのだろう。

 

 流石にこれは難しいと、香織は思った。不安を無くすなんてことはできないと感じた。なんせ自分自身も、少なからず不安を感じているから。

 

 だが、彼女も性奴隷だ。故にこういう時のハジメのやり方は知っていた。

 

「雫ちゃん……ちゅっ♥」

「んむぅ!?」

 

 香織は徐に顔を近づけると、雫にキスをした。突然のことに、雫も目を白黒させる。

 

「んっ♥ ぷちゅっ♥ くちゅっ♥ れろぉっ♥ くちゅっ♥ ぐちゅっ♥ ちゅぱぁっ♥」

「んぅぅぅっ♥ んっ♥ んんっ♥ ……んちゅっ♥ ちゅるっ♥ ちゅぷっ♥」

 

 ハジメほどの快感は得られない。しかし何度も何度も重ねた行為、その模倣を行うことで、雫の心はだんだんと安らいでいった。

 

 舌の先をこつんとぶつけ合い、舌を絡めた。香織と見つめ合い、吐息を掛け合い、唾液を塗り合った。この行為に、思わず身体が反応してしまう。

 

「んっ、ちゅっ……♥」

 

 ハジメの時の様に、頭が真っ白になるような快感があるわけではない。しかし頭が蕩けて、幸せに感じる。脳がハジメとの行為を行っていると、勘違いしているが為に、心地良くなっていた。

 

「ねぇ雫ちゃん♥」

「うん……なに♥」

「ハジメくんみたいにはできないけど……でも私も、雫ちゃんを落ち着かせることくらいはできるよ♥」

 

 香織は服を脱いでいき、その後にゆっくりと雫の服も脱がせる。そうして露わになるのは、ハジメのために手入れされた、二人の綺麗な身体。肌は瑞々しく、無駄な毛は全て処理されて……というか生えなくなっている。剃毛され、小学生のようなつるつるのおまんこからは、雌の匂いと液体が溢れ、テラテラと光っている。

 

「うふふっ♥ こうやって見ると……えっちな身体だなぁ雫ちゃん♥ おっぱい吸っちゃえ♥」

「んあっ♥ あ、ああんっ♥ おっぱい、吸われてる……♥」

 

 雫の薄ピンクの乳首に吸い付く香織。やさしく唇で摘むと、ちゅうちゅう♥ と吸い始めた。性奴隷の中でも古株で、全身を開発されつくした雫は、母乳を出すだけで身体をビクビクと震わせる。

 

「んもぅ、香織ったら♥ 私も……♥」

「んんっ♥」

 

 ごくごく♥ と、喉を鳴らしながら美味しそうに母乳を飲む香織。雫はその頭を撫でながら、香織のおまんこにいたずらをした。

 

「ああっ、雫ちゃん♥ これっ♥ 気持ちいいっ♥ 腰とまらないよぉ♥」

 

 香織のおまんこから、ちゅぽ♥ ちゅぷっ♥ ぷしゅっ♥ という淫らな音がする。下腹部を包み込むような甘い快楽に、香織の腰は勝手に動き、雫の指でオナニーしようとする。

 

「可愛いって言われたけど……んっ♥ 香織もえっちで可愛い♥」

 

 慈しむような表情で、淫らに母乳を飲みながら腰を振る香織の頭を撫でる。すると香織は気持ちよさそうに目を細めて、さらに雫のおっぱいを揉んでいく。

 

「ひゃっ♥ あっ、だめっ♥ 香織っ、もうイくっ♥ イっちゃう♥」

「んあっ♥ し、雫ちゃん♥ イこっ♥ 一緒にイクよっ♥ あっ、ああっ――」

 

 どんどんと速くなっていく腰振り、強くなっていく吸い付き。女の子同士だというのに、二人はどんどん発情していき、感度が上がり、そして絶頂へと達した。

 

「「んああああぁぁぁああっ♥♥ イクぅぅぅぅうううっ♥♥」」

 

 ぷしっ♥ ぷしゅっ♥ ぷしゅぷしゅっ❤ と、二人は共鳴するかのように絶頂し、潮を振り撒く。そうして二人の身体からは力が抜けてしまった。

 

「あっ……ああ……♥ 雫ちゃん……♥」

「香織……♥ きもちよかったよ♥」

 

 ゆっくりと、二人は互いに声を掛け合い、そして貪るような口づけをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どことも知れない、極彩色の空間。そこに一体の影があった。いや、影というよりかは――魂、あるいは思念体のような何か、と表現すべきかもしれない。

 

 そこに、一体の戦乙女のような者が現れた。白を基調としたドレス甲冑、そして背中には双大剣が担がれている。そう、あのノイントと同じ容姿をした存在が、そこにはいた。

 

「アハト、主様の命にて参上しました」

 

 ノイントのような姿の存在は、アハトと名乗った。そして彼女がそう言うと、空間に声が響く。

 

『ご苦労。さて、要件を手短に話すが……貴様はノイントの居所を知っているか?』

「……いえ、分かりません。連絡を取ろうにも、そもそも連絡が繋がりません」

 

 神の使徒は、互いに自動的に情報共有を行うようになっている。また、連絡を取ろうと思って念じれば、すぐに連絡を取ることもできる。だからノイントに連絡をしようとしたのだが……繋がらない。

 

 それもそうだ。ノイントは既に“神の使徒”ではないのだから。アハト達は知らないが、彼女はもう、ハジメの性奴隷となっているのだ。

 

『では、ノイントの最も新しい情報は?』

「はい。南雲ハジメを殺害した後に、主様へ連絡をしている所です。それ以降の情報はありません」

『やはりか』

 

 どうやらアハトや思念体にとっては、ノイントはハジメを消した後に、行方知れずになったらしい。地上をいくら探しても見つからず、共有された記憶内にも、ノイントが何者かに倒されそうになっている記憶は無い。完全に原因不明であった。

 

『ならば、貴様はいつも通りにしろ。ノイントの空いた席はいつでも埋められる。そして今は、別に埋める必要は無い』

「了解致しました」

 

 それだけ淡白に言うと、アハトは空間から消え去った。そうして残った思念体は、少しだけ呟く。

 

『ノイントは一体何者に……どのようなイレギュラーに倒されたのだ?』

 

 その呟きは、空間全体へと響き渡った。




・白崎香織∶相変わらずメンタルが強い。香織から、王宮での女の子同士のプレイが広まった。女の子同士だと、どっちかというとS。

・八重樫雫∶少し憂鬱になってたけど、香織と色々とヤッたからある程度満足。女の子同士だと、どっちかというとM。

・天之河光輝∶作者的に扱いにくい。というか原作準拠で書くと、とんでもなくアンチっぽいキャラになってしまうのが本当に……辛い。



寝子の子様
NGL様
まいせんpamm様
爆焔特攻ドワーフ様
汐林檎様
キャラスト様
(:3 っ)3二二二つ様

評価していただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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