※この作品はR-18です。

南雲ハジメは悪魔にエロ技能を与えられた!   作:木崎楓

28 / 103
 今回は濡れ場無しです。というのも、今後の方針というか、ハジメの目的というか、そういうのを話す必要があったからです。



 それと、だいぶ後の話になるんですが、アフターのアイデアがいくつかあるんですよね。唐突ですが、その内のいくつかを紹介します。

①淫らな日常編∶ハジメと性奴隷達が、トータスやら地球やらでイチャイチャしまくります。めっちゃ濡れ場中心になる予定。

②性奴隷学園編∶地球にて、別の能力者が能力を悪用して、性奴隷養成学校を作り上げていた。ハジメは悪魔の依頼で、そこを潰しに向かう。ついでに性奴隷として調教されていた女子生徒達をお持ち帰りするお話。

③魔界都市東京編∶魔力場の影響か、突如として異界との門が開き、東京が異界化してしまった。ハジメ達は東京の平穏を取り戻すために動き出す。そうして東京へ向かうと、そこには女を苗床にして増えた化け物が蔓延っていた。

 適当に思いついた感じのものです。いつかは書いてみたいなぁ、と思っています。特に②のやつは色々とアイデア浮かびまくっているので、ぜひ書きたいですね。


地球を守るために

 ハジメは、体全体が何か温かで柔らかな物に包まれているのを感じた。随分と懐かしい感触だ。これは……そう、ベッドの感触である。頭と背中を優しく受け止めるクッションと、体を包む羽毛の柔らかさを感じ、ハジメのまどろむ意識は混乱する。

 

(ん……うん? なんでベッドで……?)

 

 一瞬だけ思考が混乱するがすぐにハジメは眠る直前のことを思い出した。

 

 確か、ノイントとユエと一緒に風呂に入ったのだ。その時に興奮したハジメは、三日三晩かけて二人を犯し倒したのだ。身体を洗いながら、床に押し倒して、風呂に入りながら……二人の身体に精液を染み込ませた。

 

 流石に三日三晩も二人と交わったせいか、今までにないほどの疲労感をハジメは味わった。なので最初の方に見つけたベッドルーム的な場所、つまりは神殿のような場所へ二人を担いで向かい、眠ったのだ。

 

 なのでハジメの隣では、ノイントとユエが一糸まとわぬ姿で寝息を立てていた。美しく、可愛らしい二人。思わず抱きしめたくなってしまう。

 

 ハジメは身体を起こすと、まずユエを抱きしめた。

 

「んっ……あ、ハジメ……」

「おはようユエ。……あぁ、ユエ可愛い。大好き」

「っ、私もハジメのこと大好き。愛してる」

 

 二人で抱き合い、耳元で互いに愛を囁き合っていると、その隣のノイントも目を覚ます。

 

「んん……主様、おはようございます」

「ノイントもおはよう」

「あっ、ん……あるじ、しゃま……」

 

 そう言って、さらにハジメはノイントを抱き寄せ、頭を優しく撫でた。こうしてハジメに可愛がられるのは、性奴隷にとっては垂涎ものの行為だ。だからだろうか、直接的な性行為をしているわけではないのに、二人の表情は蕩けていた。

 

「ねぇユエ、ノイント。僕のこと好き?」

「はい……主様、愛しています♥」

「私も……♥ ハジメ、大好き♥」

 

 潤んだ瞳で見つめながら言う二人を、ハジメは改めて抱きしめた。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 そんなこんなで、二人に服を着させて、ハジメ達はこの住居の探索を行った。一応敵対存在がおらず、技能でどのような部屋あるかはある程度は分かっているが、詳しくは目で見ないと分からない。

 

 そうして探索を始めたのだが……早速、妙なことに気づいた。

 

「……あれ、三階がある?」

 

 実を言うと、ここに来て技能で確認した時には、ハジメはこの岩壁住居は二階層だと思っていた。しかし何故か、実際に目で見てみると三階もあった。おそらくは、魔術的に隠された部屋なのだろう。

 一応ではあるが、他の部屋も見て回った。一部の部屋については、魔術的な鍵がかけられていたが、内部の構造くらいは判別できた。どうも工房や書斎などかあったようだ。

 

「主様、どうしますか?」

「まぁ……行くしかないよなぁ」

 

 そういうわけで、未知の三階へと上がっていく。階段を上っていくと、その先には一つの扉があった。ここに来ても、技能を用いて扉の先を覗くことはできなかった。

 

 ハジメは一度深呼吸をして、扉を開ける。

 

「……これは」

 

 奥の扉を開けると、そこには直径七、八メートルの今まで見たこともないほど精緻で繊細な魔法陣が部屋の中央の床に刻まれていた。いっそ一つの芸術といってもいいほど見事な幾何学模様である。

 

 しかし、それよりも注目すべきなのは、その魔法陣の向こう側、豪奢な椅子に座った人影である。人影は骸だった。既に白骨化しており黒に金の刺繍が施された見事なローブを羽織っている。薄汚れた印象はなく、お化け屋敷などにあるそういうオブジェと言われれば納得してしまいそうだ。

 

「おや、もしやあれは……」

 

 ハジメが軽く驚いていたところに、ノイントはそう呟いた。ハジメとユエの二人は、反射的にそちらの方を向く。

 

「主様、あの白骨死体を調べてもよろしいでしょうか?」

「ん? ノイントは、あの死体? が誰のなのか、心当たりがあるのか?」

「はい」

「なら調べて」

 

 そう指示を出すと、ノイントは魔法陣に触れないように骸に近づく。そして色々と触れてみて探っていると、何かを手に取り、ハジメの方へ戻ってきた。

 

「おっ、どうだった?」

「やはり私の予想通り、あの死体は、オスカー・オルクスのものでしょう。これがその根拠です」

 

 ノイントはそう言って、ハジメに一つの指輪を渡してきた。その指輪には、とある紋章が刻まれていた。開かない部屋に刻まれていたものと同じ紋章だ。

 

「この紋章は……」

「反逆者……いえ、解放者のものです。オスカーでなくても、解放者であることは間違いないでしょう」

 

 ハジメは既に、ノイントから解放者の話を聞いている。そしてその中心的メンバーの一人が、オスカー・オルクスだった。

 魔力操作の技能を持ち、他とは隔絶した力を持っていた。それ故に、神との戦いに敗れても生き残り、ここに隠れ家を作ることができたのだろう。

 

「そしてもう一つ。ここが解放者が作った場所となれば、あの魔法陣は危険なものではないでしょう」

「なるほど……じゃあ、入ってみるか」

 

 そう言って、ハジメは魔法陣へと足を踏み入れる。そして、ハジメが魔法陣の中央に足を踏み込んだ瞬間、カッと純白の光が爆ぜ部屋を真っ白に染め上げる。

 

 まぶしさに目を閉じるハジメ。直後、何かが頭の中に侵入し、まるで走馬灯のように奈落に落ちてからのことが駆け巡った。

 

 やがて光が収まり、目を開けたハジメの目の前には、黒衣の青年と、地球でハジメに能力を与えてくれた悪魔が立っていた。まぁ、青年の方はホログラムのようになっている所から、映像のようだが。

 

「なっ……」

「やぁ久しぶり」

 

 悪魔はそう言った瞬間、周囲の空間が急激に色褪せる。そして、ハジメと悪魔以外の全ての時が止まった。

 

「……まさかこんな風に出てくるとは思いませんでした」

「ハハハ、ちょっとしたサプライズみたいなものだよ。それと僕のことは、君以外には見えてないから安心して。それに君なら、オスカーの話は聞かなくていいと思うし」

「オスカー……あの黒いローブの?」

「そう。まぁ簡単に僕が話を要約すると、この世界で起きてる人間族と魔人族の戦争は、全てエヒトによって仕組まれたことだった、って感じだね」

「ああ、うん」

 

 どうやらオスカー……の映像が話してくれることは、既にハジメが知っている内容だったようだ。能力で悪魔も嘘は言ってないと分かったので、ハジメは軽く頷いた。

 

「それで、わざわざこうして現れた理由は何ですか? 理由無しに出てくることは無いでしょう?」

「うん。君には天之河光輝の処分を依頼したけど、それに加えてもう一つ、やってほしいことがあるんだ」

「それは?」

「……この世界の王として君臨してほしい」

 

 その言葉に、ハジメは一瞬ゾクリとした。

 

「君は既に、エヒトの目的を知ってるよね?」

「はい。確か地球を支配して、新たな環境で人間を弄ぶつもり……ですよね?」

「そう。だがそれを僕達(神々)は許さない」

 

 初めて。初めて、悪魔はハジメを前に、怒りのような感情を露わにした。

 

(僕達)は皆、人間のことが好きなんだ。神でないにも関わらず、(僕達)と同じように感情を持っているイレギュラー的な存在……しかしそれ故に愛おしい。それにどうしても、人間を同族のように感じてね……放ってはおけないんだ」

 

 普段とは違う。その言葉には、明らかに強い感情が込められていた。

 

「だからこそ、異世界の存在に地球の人間が虐げられるなど、僕達は許せないんだ。そしてそんなことを、二度と起きないようにしたい」

「……!」

「おっと、ようやく目的が分かったかい?」

 

 悪魔の言葉に、ハジメはゆっくりと頷く。

 

「つまり、僕がトータスの新たな神となり、第二第三のエヒトを生まないようにしろ、ということですね?」

「そういうことだ。そうすれば、少なくともこの世界から地球へ侵略してくる存在は消えるからね」

「ちなみに、僕が第二のエヒトになる可能性は?」

「いや〜、僕は無いと思うね。なんせ性格的に能力を悪用しなさそうな、というか悪用できなさそうな人を選んだからね」

 

 こうして、ハジメは第二の依頼を受け取った。それは光輝を処分するという第一の依頼よりも過酷なものであった。

 なんせ相手は“トータスの人間族・亜人族・魔人族全員”なのだから。それら全員を性奴隷にし、ハジメが新たな支配者として君臨する。加えてそれらを裏で操るエヒトを何とかしなければならないときた。普通に考えると、不可能に近い。

 

「でも……トータスを支配、なんてできますかね?」

「難しいけど、不可能じゃないはずだよ。方法は二通りだ。一つはこのトータスの住人を虐殺すること。もう一つは、このトータスの住人全員を性奴隷にすることだ。そして君の能力であれば……全員を性奴隷にすることが可能なはずだ」

「とは言ってもなぁ……全ての男を女にして、かつ全ての女を性奴隷にするってことでしょう? たしかに不可能じゃないけど……」

「そこで使うのが“神代魔法”じゃないか。魔法陣に乗った時点で、君はその一つを修得しているはずだ」

「え……あっ!」

 

 悪魔の言葉で、ハジメは思い出した。魔法陣に乗った時点で頭の中へ入ってきた知識を。

 

 悪魔の言う“神代魔法”とは、全ての魔法の根源となっている七種の魔法のことだ。ハジメはその内の一つである“生成魔法”を修得した。

 簡単に言ってしまえば、鉱物に新たな性質を付与する魔法とでも言うべきだろう。そうすることで、アーティファクトを生成できるのだ。

 

「……そうか!」

「気づいたかい? 性奴隷化はともかく、女体化が難しい理由は、すぐに周囲にバレるから。でも例えば“心理掌握”の能力を付与したメガホンとかを作ったら? 一気に男を女体化させることも不可能じゃないはずだ」

「そう! 確かにこの力があれば、それでも難しいだろうけど、不可能ではないはずだ……!」

「まぁそういうわけだから、頑張ってね」

 

 そう言うと悪魔は消え、色褪せた空間は色を取り戻していく。そして、時の流れは正常なものへと戻った。

 

「――話は以上だ。聞いてくれてありがとう。君のこれからが自由な意志の下にあらんことを」

 

 と同時に、目の前のオスカーのホログラムも会話が終わる頃だった。悪魔が色々とやったのだろう。

 

 そう話を締めくくり、オスカーの記録映像はスっと消えた。やがて、魔法陣の光も収まる。

 

「ハジメ……大丈夫?」

「ああ、うん。しかしこれはまた……」

「……主様は、これからどうしますか?」

 

 ユエはハジメを心配し、ノイントは今後のことを尋ねる。ハジメはそんな二人のことを見つめて堂々と口を開いた。

 

「僕はエヒトを倒し、この世界の神となる」

 

 完全なる宣言。新たなる神として君臨することを二人に伝えることで、そこへ向かうことを実質的に約束した。

 

「トータスの神……」

「そう。エヒトを倒し、男は全員女体化させ、女は全員性奴隷にする。そうして新たなトータスを築くんだ」

 

 そう言うと、ハジメはユエとノイントを引き寄せ、目を見つめる。

 

「新たなトータスは平和な世界だ。全員が性奴隷で、誰もが僕のために尽くすのが幸せだと考える。だから争いなどは生まれない」

 

 ハジメの性奴隷は例外無く、ハジメに尽くすのが幸福なのだ。ありとあらゆる行為は、全てハジメのため。もし休み無く労働を続けさせられたとしても、それがハジメの命令であれば、文句など無く、むしろ喜んでそれを受け入れることだろう。

 その結果として実現するのは、究極の世界平和。全ての人間族・亜人族・魔人族がハジメのために動く世界になれば、決して反乱など起きない。また、ハジメは争いを望まないので、性奴隷同士で争いが起こることもないだろう。なにせ争いを起こすことそのものが、ハジメを不快にさせることになり、それは性奴隷にとっては苦痛としか言いようのないことだから。

 

「そして何よりも……第二第三のエヒトを出させないようにする。エヒトは地球……僕の故郷を侵略しようとしているけど、地球出身者としてはやっぱり許せない。そういった行為をする者が出ないよう、僕が新たな神となるんだ」

 

 神として君臨する目的は二つ。一つは悪魔の依頼であり、第二第三のエヒトが現れ、地球を侵略するのを防ぐためだ。ハジメ個人の考えでも、地球を侵略されるのは防ぎたいと感じていた。

 そしてもう一つは……こちらは非常に個人的な話で、単に神として君臨すれば、あらゆる女性を好きにできるからだ。能力を得て、多くの女性を虜にしてきたが……その度に、ハジメは優越感と支配欲が強まっていった。その高まりもあり、トータスを支配しようと決めたのだ。

 

「ハジメが、神様……」

「そう。あと、特にユエとかノイントは……女神、とでも言えばいいかな? ずっと僕の側にいてもらう予定だから、というか側にいてほしい」

「女神……私達が、ですか?」

「うん。僕の側に仕えるんだから、単なる性奴隷じゃ勿体無いでしょ? だから女神様。神様に仕えるわけだし、丁度いいんじゃない?」

 

 半分冗談で、しかし半分本気でハジメは言う。ハジメは本気で、ユエとノイントのことを気に入っているのだ。だからこそ、ずっと側にいてほしいと言ったのだ。

 

 そんなハジメの言葉に感極まった二人は、すぐにハジメの目の前に平伏した。いや、平伏すどころか、五体投地と言ってもいいほどだ。

 

「主様……! これからも私は、誠心誠意主様にお仕えいたします……!」

「私も……ハジメのためなら、なんだってする……」

 

 今ここで、ハジメは二人にとっての神様となった。神様の命令は絶体。神様を喜ばせるためなら、なんだってする。ユエとノイントは、心からそう誓ったのであった。

 

「さぁ二人とも、とりあえず立ち上がって。あの魔法陣に入れば、神代魔法の一種“生成魔法”が手に入る。特にデメリットとかは無いから、二人も手に入れておいた方がいいよ」

「ん、わかった」

「了解いたしました」

「じゃあ僕はやることがあるから。お先に失礼するね」

 

 そうして、ハジメは二人に指示を出すと、とあることをするために、一人で部屋を後にした。




・南雲ハジメ∶悪魔の新たな依頼もあり、トータスの神になることを決意する。まぁ女の子を好き勝手できて優越感あるしね。

・悪魔∶人間臭い性格に見えるけど、むしろ逆で、人間の性格や思考が神様や悪魔に似ているだけ。だからこそたまに好き勝手に人に能力を与えることがある。



heartscry様
なのは様

評価していただき、ありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。