※この作品はR-18です。

南雲ハジメは悪魔にエロ技能を与えられた!   作:木崎楓

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 今回からアズールレーンとのクロスがはじまります。とりあえず今回は色々やることがあるので、濡れ場無しです。

 ちなみにタイトルは、アズールレーンを作ったYostarの社長が、インタビューの時に発した名言です。インタビューの過程で「アズレンはエロいと自白しましたよね?」といったツッコミが出た際に、「いや何を今更なんですかね?」と社長が言ったのが元ネタです。

 他にもこの社長は「我々は、国籍ではなく性癖を見ているんです」という、実にぶっ飛んだ素晴らしいことをおっしゃっているんですよね。

 この言葉に共感したら、みんなもアズレンやろう!


異世界侵略Ⅱ『アズールレーン』
「アズレンはエロいと?」「何を今更!」


 異世界観測装置。

 

 ハジメはそれを見ていたのだが、どうもおかしな世界があるのだ。

 

「観測するたびに世界の情報が書き換わる……なんだこの世界は?」

 

 大抵の世界は、神がいるかいないかに関わらず、割と簡単に情報を集めたり、その世界の様子を観測したりすることができる。流石に別世界に住む特定の人物に関する個人情報など、そういった細かな情報を集めるのはほぼ無理だが、そうでなければ、基本的には大体の情報を集めることができる。

 

 だが、現在観測している世界は別だ。観測する度に、あらゆる情報が大きく書き換わるのだ。これは、観測装置が動作不良を起こしているのか、あるいはそういう世界の性質なのか……。

 

 とにかく、危険である可能性は非常に高い。

 

「ま、面白くはある」

 

 が、ハジメはほぼ不死身と言っていい。すなわち、どんな危険に遭っても、大体どうにかなるということだ。

 

「よし、この世界に行くか」

 

 ハジメはその世界を指定し、転送装置を起動する。装置の上に立つと、それは回転し、青い光を発し始め、ハジメは包み込まれる。

 そして、光がハジメを完全に包み込むと、それは急速に小さくなっていき……ハジメは、いなくなっていた。

 

 

 

 ――観測装置付近に置かれた、開かれたノート。そこには、今まで行った世界の名前が記されている。

 一つ目の世界は『インフィニット(I)ストラトス(S)』と名付けた世界。

 

 そして二つ目の世界は『アズールレーン』と名付けられた世界。

 

 この世界は、観測するたびに情報が大きく変わる。だがもちろん、全く変わらない情報もある。

 第一にKAN-SENという、艦船が擬人化した女性のような存在。第二にセイレーンという、KAN-SENと似た性質を持った女性の存在。

 そして、KAN-SENが“アズールレーン”と“レッドアクシズ”という派閥に分かれ、争っている点。

 

 このことから、この世界は、KAN-SENの陣営名の一つである“アズールレーン”と名付けられた。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

「……指揮官?」

 

 声が聞こえる。

 誰かが――呼ぶ声だ。

 

「ん……んぁぁ。えっと、なんだ、ここは……」

 

 ハジメは目を覚まし、周囲を見渡す。

 

 見た感じでは、パッと見では社長室か何かのように見えなくもない。いや、社長室と呼ぶには少し狭く、豪華さが足りないかもしれない。

 そして窓からは、海が見渡せる。青い、青い海だ。だがこの部屋からは、砂浜は見られない。海岸の形状的に、港のような場所に見える。

 

 とりあえず、直ちに危険がある世界というわけではなさそうだと分かる。

 

「……あの、指揮官?」

「ん?」

 

 指揮官、と呼ぶ声に、ふとハジメは振り返る。

 

 そこには、真っ白な髪に、ケモミミみたいな機械を頭に付けた、大人しそうな少女がいた。だが何よりも際立つのは、その服装だろう。

 一応、セーラー服にスカートといった服装ではある。だがセーラー服は胸を隠す程度しか布地がなく、お腹は丸出し。そしてスカートに関しては、少し風が吹けば中身が丸見えになってしまうのではないかと、不安になるほどに短いものだった。流石のハジメも、これには困惑した。

 

 だがすぐに取り繕い、普通を演じる。

 

「ああごめんね。ちょっと寝ぼけていたみたいだ」

「そうでしたか……改めまして」

 

 そう言うと、少女は敬礼して言う。

 

「綾波……です。『鬼神』とよく言われるのです。よろしくです」

 

 綾波……ハジメは一応、軍艦系についてもある程度の知識はあり、有名な艦船は知っている。綾波というのは、第二次世界大戦・太平洋戦争時代の日本の駆逐艦だ。彼女の言う通り、確かに『鬼神』と呼ばれることもあった。

 

(そういう時代の船が、女性……いや、KAN-SENになったと? これはまた珍しい……というか、この世界でも第二次世界大戦とかってあったんだ)

 

 どうやらハジメは、KAN-SENと呼ばれる存在の指揮官になったようだ。綾波の言葉からも、これは確実なことだろう。

 

 だが、それ以外の情報が足りなさ過ぎる。推測は可能ではあるが、確実な情報はほぼ無い。

 KAN-SENの指揮官となれば、海も近いので、今いるのは母港と言うべきだろう。そして気配的に、KAN-SENの数は異常に少ないどころか、綾波を含めても三、四人程度しかいないように感じる。ここから、自分は新任の指揮官であることを、ハジメはなんとなく察した。

 

「ああ、これからよろしく」

 

 そうして、綾波との挨拶は終わった。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 その後は業務に慣れるために、秘書艦である綾波に様々なことを教えてもらっていた。やはりと言うべきか、ハジメは新任の指揮官だったようだ。

 とはいえ、業務は大したものではない。最初に色々と教えてもらったが、普通の人ならともかく、ハジメなら一秒で終わる。

 

 そうして一通りの業務に関する説明が終わり、施設の案内に入る。おそらくは、ごくごく普通の軍施設なのだろう。KAN-SENの宿舎に、食堂や講堂、あとはドックや研究室など、様々な施設が存在していた。

 

 その中でも、特にハジメが興味を持ったのが、建造装置である。

 目の前にあるそれは、小さな部屋一つ分くらいの大きさはある。パッと見では、近未来的な見た目などではなく、かなりゴチャゴチャした機械だった。

 

「……指揮官は、建造に興味を持っているです?」

「まぁ、一応。この設備でKAN-SENが生まれる……僕もこういう機械系にはそれなりに詳しいけど、聞くほどに疑問が出てくるよ」

「では、一度やってみるです?」

「えっ、いいの?」

「今は資材が少ないですが、一度くらいなら多分いいです」

 

 どうやらこの建造設備を動かすには“キューブ”と呼ばれるモノを使用しなくてはならないらしい。原理は不明だが、これを利用することで、世界の記録や記憶からKAN-SENのデータを抽出し、少女として具現化させることができるのだとか。

 

「そういえば、です」

「ん?」

「たまに、建造装置が特殊な動作を起こす場合があるらしいです。その時は、普段は建造されない強力なKAN-SENが、建造できるかもです」

「へぇ、それはまた……」

 

 そしてその都合上、有名だったり、名が知られている艦船ほど、強力な力を持って生まれてくるのだとか。つまりは、多くの人に優秀と思われている艦船、強いKAN-SENになるのだという。

 そしてそういう艦船は、一部期間にしか建造できなかったりするらしい。おそらくは、特定期間に集中して、人の想いや感情が集まる状況があるのだろう。

 

 だが大きな問題があるとすれば、どんなKAN-SENが出てくるかが分からないという点だろうか。

 一応、小型艦(駆逐艦や軽巡洋艦など)か大型艦(重巡洋艦や戦艦など)、あるいは特型艦(空母や潜水艦など)といった指向性を変更することはできても、狙ったKAN-SENを建造することはできない。

 

(……まぁ)

 

 本来であれば。

 

(僕なら確率操作できるんだけどね)

 

 ハジメは神、故に確率操作など容易い。わずかにでも建造できる可能性があるKAN-SENであれば、因果を操作し、確実に建造することができる。

 しかもハジメなら、期間限定で建造できるようになるKAN-SENでさえ、常に呼び出すことができる。過去の確率を引っ張ってきて、それを現在の建造に使用することで、強引に建造できるのだ。

 

(でも、どうするべきかねぇ……)

 

 ハジメは、建造できるらしいKAN-SENの名前を頭に浮かべる。ただ、思い浮かべるのは名前だけで、顔は決して思い浮かべないようにする。なんせ、そっちのほうが面白いから。

 

(日本のKAN-SENだと、長門とか、幸運艦として有名な雪風や時雨……って、三笠? かなり昔の船だったよな……? アメリカとかだと……エンタープライズ、ニュージャージー、ボルチモア……有名な名前もちらほら)

 

 建造するとなると、目移りしてしまうものだ。とはいえ、現状の艦隊に足りない戦力を考えると……

 

「駆逐艦、軽巡洋艦あたりの前衛艦が来てほしいかな?」

 

 矢面で戦うことが多い駆逐や軽巡、あるいは重巡といった艦種が欲しいところ。なんせ現状で前衛で戦えるKAN-SENは現状、綾波しかいないのだから。

 

「綾波との兼ね合いも考えると……日本のKAN-SENが来てほしいところ」

 

 その綾波との兼ね合いも考えると、日本のがいい。が、特に駆逐艦に関しては、えげつない種類がいるので、ここは早々に諦めた。

 

(軽巡だと、長良型に川内型、あと阿賀野型とか。重巡だと青葉型や妙高型や高雄型……華の二水戦だし、神通が建造できればよかったんだけど……いや、ここは)

 

 ハジメは、建造する艦を決定した。キューブを一つ、建造装置へ投入する。

 

 すると、建造装置にから蒸気が絶え間なく漏れ出し、部屋全体を、謎の光が包み込む。

 

 やがて光がゆっくりとおさまり、蒸気を発しながら機械の扉が開かれると、そこから少女が出てくる。

 

 黒く艷やかな黒髪に、普通の黒のセーラー服とタイツと、黒を中心とした服装だからか、とても真面目そうな雰囲気に見える。それに建造直後だからか、艤装が装備されており、背には大太刀を携えている。

 だが一番目を惹くのは、額から伸びた二本の角だろう。普通の人間には無い、細く伸びた角は、鬼の角だろうか。

 

「本日着任しました、阿賀野型二番艦の能代と申します。お互い自分の価値を相手に証明できるよう、共に努力しましょ?」

 

(はい狙い通り)

 

 ハジメは、狙い通りのKAN-SENを建造することができた。

 

 ハジメは史実にはそこまで詳しくないが、綾波が駆逐艦ということで、神通に代わる二水戦の旗艦だった能代を呼ぶことにしたのだ。

 関わりがあったかどうから分からないが、まぁ同じ日本出身だし、どうにかなるだろうという安直な考えで。

 

「僕がこの基地の指揮官だ。能代、これからよろしく」

 

 そうして、二人目の前衛艦を招くことに成功した。




・南雲ハジメ∶地球で家族の手伝いをする過程で、艦船関連の知識はある程度身につけていた。

・綾波∶アズレンにおける初期艦の一人。おとなしい割には、えげつない魚雷火力を出してくる。

・能代∶作者がアズレンで一番好きな子。アズレンには露出の多いドスケベを体現したキャラが多いけど、この子はかなり珍しい、露出が少ない清楚系のキャラ。だからといって頭の中が真っピンクというわけでもなく、ゲーム内で胸をタッチすれば恥ずかしがるし、そういう所もいい。普段は流麗な立ち振る舞いで、理知的な性格だから、とっても落ち着いた雰囲気を出してくるけど、周りから見れば誰でも分かるくらい指揮官好き好きオーラ出してて、信頼していて心を許してるって所もいいよね。結婚したら事ある毎に能代を抱きしめて顔を赤くするところが見たい。結婚するまでは顔を真っ赤にして叱ってくるんだろうけど、結婚したら顔を真っ赤にしながらもされるがままになるんだろうなぁ~! それでほんの一瞬だけメス顔晒しちゃうんだろうなぁ~その姿見たいなぁ~!





 ちなみにですが、ハジメの能力をアズレンのゲームに当てはめると……

①好きな子を狙って建造できる。
②資源が尽きることがない。
③ハジメが犯した子は即座にLV125、好感度200、最大限界突破、強化値MAX、(改造がある場合は改造完了)になる。

 という感じになります。普通にチートですね。
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