※この作品はR-18です。

コードギアス 姦虐のルルーシュ   作:夜叉五郎

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皇歴2010年8月10日。
神聖ブリタニア帝国は日本に宣戦布告。
ブリタニアの新兵器ナイトメアフレームにより、日本は開戦からわずか一ヶ月で蹂躙され・・・。
自由と、権利と、そしてその名を奪われた。

それから七年。
エリア11と名を変えた日本。
名と共に誇りを失い、見えない明日に足掻く日本人たちが住むこの地に、俺は生きていた。
嘘の人生、その果てについに俺は本当の自分と記憶を取り戻す。
ギアスという約束された力と共に。
ハーレム建造という夢と共に。


STAGE2 『抑制 の 白き 精子』

C.C.の額に穿たれた銃痕を確認する。

コードの力によりC.C.は不死である。

黙って待っていれば復活するはずなのだが・・・。

 

確か胸を撃たれたときはすぐに立ち上がってきたよな?

どうやら脳という重要な器官を損傷した場合は、大分時間がかかるらしい。

 

《ドガガッ》

 

「くっ」

 

我慢できずC.C.の胸を弄っていたら案の定サザーランドが突っ込んできた。

ようやくか。

待っていたよ、ヴィレッタ・ヌゥ。

 

『ここで何があった!ブリタニアの学生が何でこんなところにいる。答えろ。さもなくば』

 

《ダダダダ》

 

サザーランドの銃撃でトタンの壁の落書きに盛大に穴が開く。

 

『答えろ!』

 

まあ芸はないが、、、

 

「私はアラン・スペイサー。父は公爵だ。内ポケットにIDカードが入っている。確認して欲しい。保護を頼みたい」

 

『公爵だと? 手を上げたままでいろ。IDは私が出す』

 

疑いもせずサザーランドから降り、こちらに銃を向けてくるヴィレッタ。

やはり地位や爵位には弱い女だ。

結局扇とくっついたのも、あいつが日本国の総理大臣になったからじゃないのか?

 

しかし、凄いな。

ハイレグぴちぴちのパイロットスーツのせいで、余計にその胸と褐色の肌が引き立っている。

出世のためには色香も利用する、か。

確か今はジェレミアに取り入ってるんじゃなかったか。

 

顔もスタイルもいい。

褐色スキーにはたまらんな。

それにヴィレッタモードと千草モード、一粒で二度美味しいキャラだ。

千草モードの彼女も出来ればぜひ見てみたい。

 

・・・ゴクリ。

 

いかん!

見蕩れている時間は無い。

さっさとギアスをかけないと!

 

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。【性奴隷として我に仕えよ!】」

 

・・・やってしまった。

なんて単純なギアス!

もうちょっと捻れよ自分!

 

でも仕方ないじゃないか。

正直なところ、先ほどから収まらない魔チンを早く何とかしたかった。

バッキバキで痛くて堪らん!

 

「イ、イエスマイマスター。何なりとご命じ下さい」

 

服従の意を表すヴィレッタ。

その表情は先程までと違い、随分柔らかくなっている。

頬を染め、潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。

 

ゴクッ。

随分とエロティックな表情だ。

従順そうな千草の面が強く出ている。

 

ギアスで女を思うがままに操るという夢のようなシチュエーション。

言いようのない背徳感が俺に愉悦を与える。

フラフラとそのままヴィレッタにムシャブリ付きたくなる。

 

イカン。

何をやってるんだ俺は!

焦るんじゃない。

そうだな。

時間も無いことだしここは・・・。

 

「・・・まず最初に、これを咥えてもらおうか!」

 

ブルン!と魔チンを開放する。

 

「はい。ご主人様」

 

柔らかい動作で俺の前でしゃがみ込み、魔チンを大事そうに手に取るヴィレッタ。

パープルルージュの唇を俺の魔チンに近づけ、そっと亀頭に口付けする。

 

「では、失礼します」

 

そしてその小さな口を開け・・・、俺を天国に連れていってくれた。

 

一度では満足できず何度も射精してしまった。

俺の、ルルーシュの童貞はヴィレッタの口マンコで卒業ということになる。

だが一片の悔いも無し!!

 

ゴフッゴフッと飲みきれない精液をタラリと零すヴィレッタ。

褐色の肌に俺の吐き出した白い精子が映える。

 

ヴィレッタの股間もひどいことになっている。

もともとの性癖もあるだろうが、性奴隷というキーワードが特に効いたらしい。

奉仕する行為に興奮を覚えるらしく、魔チンを口マンコでシゴク度にビクビクと彼女自身腰を震わせていた。

最後にはハイレグにシミができるほど大洪水である。

 

あまりのエロティックさに再び強引にヴィレッタの口マンコを犯す。

なんて万能感!

 

「フフフ、ファハッハッハッハ!」

 

従順なヴィレッタの口内に魔チンを差し込んだまま、仁王立ちの俺は狂ったように哄笑する。

日本人とブリタニア親衛隊の死体に囲まれながら、銀髪褐色美女の奉仕を受ける学生。

冷静に考えると、なんともシュールな光景だった。

 

 

 

 

 

俺はサザーランドの機内でこれからの作戦を練る。

原作とは異なりヴィレッタから奪ったサザーランドではない。

ヴィレッタを囮に誘き寄せて強奪した、他のブリタニア兵のKMFである。

 

原作どおりヴィレッタからサザーランドを奪ってしまうと彼女の軍内での地位が低下する。

それはまずい。

ヴィレッタには上手くシナリオが進まなかった場合に備えて埋伏の毒になってもらう必要があった。

そのため、彼女の色香を利用してKMFを強奪した後、乗機を軽く被弾させてそのまま戦線から下がらせていた。

(下がらせる前に、もう一回口で抜いてもらったのは内緒である。)

 

さて一番進めやすいのは兄上、クロヴィス第三皇子をギアスで従えるシナリオだ。

影から日本を、その後はブリタニアを徐々に支配していく。

ただしその方法だと原作との乖離が激しくなる。

逆に立ち塞がる敵を排除する契機が掴み辛くなり、かえって手間がかかる恐れがあった。

 

敵。

 

ざっと列挙すると、スザク、マオ、コーネリア、V.V.、シャルル、マリアンヌ、シュナイゼルあたりか。

どいつもこいつも一筋縄ではいかない連中だ。

 

特にV.V.のコードは絶対に奪取しなければならなかった。

二つのコードを継承する。

それがこの世界がトゥルーエンドへ至るための鍵だと俺は知っている。

 

V.V.からコードを奪うまで、極力リスクを低下させた形で話を進めるのも手だ。

奴を誘き出すために、第一期の間は可能な限り原作の知識を利用する方がいい。

であれば、やはりクロヴィスの兄上にはご退場頂いた方がいいか?

 

一応念のため確認しとかないとな。

 

 

 

 

 

<トゥルルルルル、ガチャ>

 

『ルル、大丈夫? 今どこにいるの!? また無理して倒れたんじゃないかと心配』

 

「すまないシャーリー、そこにテレビはあるか」

 

『テレビ?』

 

「ごめん。とても大事なことなんだ」

 

『もう。待ってて。ちょっとごめん。これ貸して』

 

他の女生徒たちとやり取りする声が聞こえてくる。

この時間、水泳部の更衣室か。

 

「ニュースを見て欲しい。今、新宿で何か起こってるかな」

 

『ニュース?交通規制で他にはないけど』

 

「規制の理由は?」

 

『わかんない。出てないし』

 

なるほど。

原作と変わり無しか。

 

『ねえ、またリヴァルに誘われて変な賭け事をやってるんでしょう。前にも言ったけどそういう危ない』

 

電話越しに耳に心地よいシャーリーの折笠ボイスを聞きながら、俺は彼女のことを考えていた。

 

シャーリー・フェネット。

水泳部兼生徒会所属の17歳。

元気いっぱいの美少女。

当然ターゲットの一人である。

 

主要女性キャラ陣の中でも上位に位置するポテンシャルのボディを有する。

そして、彼女にはスクール水着という飛び道具もある。

真っ当な学生恋人エッチを楽しみたいなら、彼女が適役だろう。

 

ただし、嫉妬深いのが玉に瑕だ。

あと放っておくと自分から死地にガンガン踏み込んでしまう傾向がある。

それだけ俺、ルルーシュのことを好いてくれるているということではあるが・・・。

 

原作のような悲しい結末はごめんだ。

彼女には早めにギアスを掛けておいた方が良さそうだ。

ただ、いったいどういうギアスにするべきか。

彼女の個性は消したくない。

 

うーむ、悩むな。

あと彼女の父親もヤバイ仕事をしているらしいので、それも何とかしないと。

 

「ああわかってるって。大丈夫。危ないことはしてないよ。【俺の言うことを信じて。】シャーリー」

 

シャーリーの息づかいを電話越しに堪能しつつ、その柔らかそうな唇の感触を想像し、甘い言葉を紡ぐ。

 

『・・・うん』

 

「今日は生徒会に顔を出せないって会長に伝えておいてくれ。じゃあ』

 

ああ、早くシャーリーともセックスしたい・・・。

やらなければならないことがいっぱいあるな。

さっさと片付けてしまおう。

 

 

 

 

 

KMF輸送中の軍用貨物列車をギアスで奪取。

自動走行で西口方面に走らせる。

 

因みにC.C.の遺体はあの場所に放置した。

下手にコクピットに抱え込んでしまうと、対スザク戦の邪魔になりかねないからである。

いずれ復活して俺の元にやってくるのは目に見えている。

コードを奪うのはそれからでいい。

 

準備が整ってからカレンの無線に指示を飛ばす。

 

「西口だ」

 

『え?』

 

「線路を移動して西口方面まで移動しろ」

 

『誰だ。どうしてこのコードを知っている?』

 

「誰でもいい。勝ちたければ私を信じろ」

 

一方的に切る。

これでいい。

カレンならば従うはずだ。

 

 

 

 

 

俺は西口の線路に面したビルにサザーランドの身を隠し、カレンを待つ。

絶好の狙撃ポイントである。

 

『おいっ。これからどうすればいいっ?』

 

よし、いい娘だ。

カレンのグラスゴーがブリタニア軍のサザーランドを二体引き連れてやってくる。

 

《ピイイイイイイイイ》

 

軍用貨物列車が予定通りに到着する。

 

「私を信じたからには勝たせてやる。この上に飛び移れ」

 

『わかった!』

 

先頭のサザーランンドが正面から貨物列車を止める。

カレンのグラスゴーを追うために飛び上がったもう一騎のサザーランドを・・・。

 

《バシュッ》

 

容赦なくスラッシュハーケンで撃ち落とす!

油断していたそのサザーランドは、もろにハーケンを食らって一撃で戦闘不能に陥った。

 

『貴様、どこの部隊だ!敵は片腕』

 

《ガガガガガッ》

 

貨物列車を止めていたサザーランドからの通信を無視し、一方的に射撃を浴びせる。

 

『まさかテロリスト!?』

 

この声?

そうか。

あのサザーランドに乗っているのはオレンジか。

 

オレンジ。

ジェレミア・ゴットバルト。

ブリタニア辺境泊。

我が母マリアンヌ王妃を敬愛してやまない純血派の領袖。

 

最終的には俺の腹心の地位に収まる男だが・・・。

 

《ガガガガガッ》

 

『き、貴様っ、うぁおおおおおーーーーーー!?』

 

あ、しまった!

気がついたら容赦無く直撃させまくっていた。

自分の射撃系スキルがMAXになっているのを忘れていた。

原作と異なり致命傷を与えてしまう。

 

銃弾をウィークポイントに叩き込まれ続け、踊るように激しく跳ねるジェレミアのサザーランド。

慌てて脱出機能を動作させようとするも、横倒しの状態でインジェクションシートが射出。

 

《バシュ・・・ザザー・・・ゴカンッ!》

 

瓦礫のビルに激しくぶち当たってしまう。

ジェ、ジェレミア大丈夫か?

 

彼の忠誠心と彼がこれから得るはずのギアスキャンセラーの力はとても有用だ。

ここで死なれると大変こ、困るのだが。

あ、いかんカレンがとって返してきてしまった。

・・・まあいいか。

ジェレミアは後回しだ。

 

『助かったよ。でもどうやってサザーランドを。あれ?どこに?』

 

カレンの呼びかけを無視し場所を変える。

これからが本番だった。

原作から逸脱するが、このタイミングで試したいことがある。

 

それは、このタイミングでの枢木スザク撃破であった。

 

 

 

 

 

よくよく考えると、原作と違ってこの世界での俺はスザクとはあまり親しくない。

これは日本に飛ばされたのが俺一人だったことが影響してた。

(ナナリーは母上暗殺事件のときに俺がうまく立ち回ったため無傷。婚姻外交の駒としてブリタニアに留め置かれた。)

 

スザクとは初対面のときに険悪な雰囲気となった後、互いに極力関わりを避けていた。

そのため、先ほどの地下道での遭遇時も互いに互いのことがわからなかったのである。

この乖離が今後このストーリーにどのような影響を及ぼしていくのか、それが読み切れない。

先ほどのジェレミアの件もあり、素直に原作ルートを選択できない所以である。

 

スザクの潜在能力は圧倒的で、最恐の敵にも最大の味方にもなる存在だ。

ただし原作どおりの性格ならば、ハーレム建造を悲願とする俺に敵対してくるのは確実。

今の自分にとってイの一番に排除すべき敵であろう。

 

スザクにとってもこの戦場はランスロットに乗っての初陣。

まだKMF操縦技術は成長していないはず。

だがこちらのKMF操縦系スキルのレベルはすでにMAX。

それにプラスしてこちらには扇グループの戦力と、何よりスザクに匹敵する技量のカレンもいる。

叩くなら今であり、封印が解かれた今の自分の能力を確認する絶好のチャンスでもあった。

 

第七世代のランスロットと第五世代のサザーランドと機体の差はあるだろうが、恐らくちょうどいいハンデだろう。

もしここでスザクを倒せたら、クロヴィスをギアスで操って陰から日本を支配する非原作ルート。

倒せなかったら出来るだけ原作ルートに沿って。

俺はそう方針を決めた。

 

それが大いなる油断だと気づかずに・・・。

 

 

 

 

 

指示どおりカレンたちレジスタンスが合流したようだ。

 

『カレン、さっきの通信は誰だ』

 

『え、扇さんたちにも?』

 

『ああ、吉田たちももうすぐこっちに』

 

そろそろいいだろう。

対スザク戦の準備を始めようか。

扇の無線に呼びかける。

 

「お前がリーダーか」

 

『あ、ああ』

 

「そこに止まっている列車の積荷をプレゼントしよう。勝つための道具だ。これを使って勝ちたければ私の指揮下に入れ」

 

『はっ?』

 

『こんなにどうやって』

 

扇やカレンたちの驚く声が聞こえてくる。

 

「グラスゴーの女」

 

『は、はいっ!』

 

「お前のKMFの操縦技術には目を見張るものがある。お前には特別な機体を用意した。列車の最後尾に積んでる機体に乗り換えろ」

 

『・・・わかった』

 

カレンにはケイオス爆雷装備の機体を渡す。

彼女には対ランスロット戦の切り札になってもらおう。

 

「リーダー、そうだなP1と呼ばせてもらおうか。適当なメンバを見繕ってグラスゴーに乗せろ。その機体は撹乱に向いている」

 

『り・・・了解した。じゃあ玉城を乗せよう』

 

た、玉城か。

不安だ。

まあいい。

奴なら逃げ足も速いから大丈夫・・・か?

 

「・・・グラスゴーのエナジーフィラーをニューパックに換装しておけ。十分後に次の指示を連絡する」

 

ふふ。

意外と簡単だな。

しかし油断は禁物だ。

こんな面白いゲーム、そう簡単にゲームオーバーにはできんよ。

 

 

 

 

 

『おい、ほんとに大丈夫か。敵の罠とかさぁ』

 

『戦況は全てにおいて向こうが優位なんだ。罠なんて必要ないだろ。それより玉城、ちゃんと指示されたポイントに』

 

「P1、動かせるか。基本は今までのと変わらないはずだ」

 

『君は何者だ。名前だけでも』

 

「それはできない。通信が傍受されてたらどうする。それよりP5は予定通りにその場を動くな。23秒後に敵のサザーランドがそこに現れる。おそらく二機。壁越しに撃ちまくれ」

 

『けっなんだよ、えらそうに』

 

『みんな武器を確認しろ』

 

『おっおい、本当に敵が来やがったぞ!たっ助けっ』

 

「3、2、1。撃てーーー」

 

敵の識別信号を元に適宜戦略を立てていく。

今のところ原作どおり扇グループは俺の指示に従ってくれている。

このままいけばランスロットを討つ条件はクリアしたも同然だろう。

 

「P1、P4、P7。100m右へ移動し、スラッシュハーケンを三時の方向へ。P5はポイントA7に急げ!』

 

『よーし。この声に従え!』

 

『ったくシカタネーナ』

 

ただ囮役の玉城が一々ごねてくるのがうざったい。

きちんとメンバーを指定すればよかったな・・・。

 

「まだかP5!」

 

『変な呼び方すんな!』

 

ブリタニア軍はこちらが識別信号を読み取ってることに気づき、コードの変更を何度も試みてくる。

だが、このルルーシュの魔的な頭脳にかかればコードの解析など児戯にも等しい。

5回目のコード変更に即座に対応し、矢継ぎ早に指示を送る。

 

「R2、アンカー発射」「B7、UN弾を」「Nグループはそのまま前進」

 

面白いようにブリタニア軍のKMFが撃破されていく。

これは楽しいな。

リアルシミュレーションゲームだ。

 

 

 

 

 

囮のラズロー隊をわざと撃破。

ブリタニア軍の陣替えを誘発するように仕向ける。

ここでの敵の選択肢は5つだが・・・。

 

陣形を崩して敵部隊が突出してくる。

なんだ、やっぱり原作と同じか。

 

「Q1、地図は正しいんだな」

 

『ああ、旧市街は。しかし現物も見ずに!』

 

「充分!」

 

シンジュクゲットーの中心点にこちらの部隊が集結していると思い込み、怒涛の勢いで包囲網を縮めてくるブリタニア軍。

相変わらずチェスは苦手のようですね、クロヴィス兄さん。

 

「ミッションナンバー3の準備はいいな」

 

カレンたちに地下道に退避するよう指示を出す。

あとはタイミングを合わせるだけ。

 

「フ、やれ!」

 

敵の戦力が中心点に集中するが、すでにそこにはこちらの戦力は存在しない。

地下道を通って移動済みである。

合図を送った瞬間、殿のカレンが積層構造の区画の要となる柱を破壊。

地盤の崩壊が始まる。

 

《ぴーーーーーーーー》

 

直上に密集してしまっていたブリタニア軍の兵力が、崩壊に巻き込まれてどんどん潰れていく。

大量の識別信号が瞬時に消えていく。

異変を知らせるアラーム音がコクピットに鳴り響く。

これで第一段階クリアだ。

 

「ははははははははは。全て同じじゃないか原作と。やれるぞ。ハーレムルートに一直線だ!」

 

 

 

 

 

鶴翼の陣を張る。

 

「よし、 これからが本番だ。各自指示されたポイントで待機」

 

中央にカレンと井上。

右翼には扇と玉城。

左翼には南と杉山と吉田。

自分はカレンの背後に機体を配置する。

 

中央でランスロットの進撃を受け止め、カレンと俺の連携プレイでランスロットを倒す。

仮に倒せなかった場合はその動きを封じることに専念。

右翼と左翼を閉じて包囲し、火力で圧倒してタコ殴りという作戦である。

 

『すまない。聞いても構わないか? なんで一気に攻めないんだ?』

 

突然の布陣変更の指示にレジスタンスの連中も困惑しているようだ。

代表して扇が質問を投げかけてくる。

 

「確かに先の罠でクロヴィスはこの戦場での戦力をほとんど失った。しかし今の奴の指揮下には第二皇子シュナイゼル直属の特別派遣嚮導技術部がいる。第七世代KMFが出てくるぞ」

 

『第七世代だって?』

 

ここが重要だぞ。

レジスタンスたちが指示に従わないと、万が一のときにスザクを打ち漏らすことになりかねない。

出来るだけ詳細に説明を行い、作戦意識の統一を図る。

 

「我々が今乗っている第五世代のサザーランドに比べて、その性能は圧倒的だ。まずはその第七世代KMFを数で叩く。クロヴィスの乗艦G-1ベースを攻めるのはそれからだ」

 

『ほんとにいるんかよ。そんなやつ。めんどくせいなー、もう攻めちまおうぜ』

 

「・・・P1、P5から目を離すな。軽挙妄動は慎ませろ」

 

『わ、わかった。玉城、お前はまたそうやって・・・』

 

右翼からの通信を一度切る。

玉城か。

あいつの存在は頭が痛い問題だ。

あれでも存外扇グループの中では人望?が厚い。

仮に玉城を切り捨てた場合、扇グループ全体から反発が生じるだろう。

奴を放逐する良い方法はないものか。

いやまずこの戦場に集中しないと。

 

 

 

 

 

「Q1、識別信号を発信。気をつけろ、奴は速いぞ。合図と同時にケイオス爆雷を射出し、即時に遮蔽物の陰に入れ。RグループはQ1のケイオス爆雷起動と同時に、両側面からミサイルランチャーを一斉射撃」

 

『きたっ!』

 

「今だ!」

 

カレンのサザーランドがケイオス爆雷を射出する。

 

スピードを緩めるどころか、逆に上げてくるランスロット。

ブレイズルミナスを頭上に展開し、ケイオス爆雷の弾丸を全て防御。

側面からのミサイルランチャーの一斉射は全て華麗に回避。

そのまま速度緩めずにカレンとの間合いを一気に詰める。

 

感嘆すべき運動性能だった。

 

『何よコイツ!速すぎる!』

 

カレンの悲鳴が無線から響く。

 

まずい!

奴の動きに見蕩れている場合ではない。

このままではカレンが撃破されてしまう!

 

『なんて運動性能!これじゃ援護なんて無理よ!』

 

クソッ!

実物はこんなに速いのか!

井上の技量ではカレンのバックアップもままならない。

 

予定よりも早く潜伏地点から飛び出し、カレンの援護に入る。

死角からカレンを狙ってきたランスロットのハーケンを撃ち落とし、前に出る。

 

『あ、ありがとう』

 

「奴の右を抑えろ!私は左から攻める!」

 

『わかった!』

 

 

 

 

 

それからは悪夢のような時間だった。

ランスロットの動きはとにかく速すぎた。

壁走りを多用して三次元的な動きで迫ってくるため、冗談ではなく三倍近くのスピード差に感じられる。

パワーも二倍の差があり、力くらべでも二機同時で挑まなければ押し負けてしまう。

 

だが本当の問題はランスロットではなく、自分の乗っているサザーランドの鈍重さにあった。

ランスロットの動きに自分の目と躰は十分に反応出来ている。

しかし肝心のサザーランドが追従してこない。

まだまだスザクの操縦に粗さが目立つのが唯一の救いだ。

 

4機のスラッシュハーケンも厄介だが、MVSが特に凶悪だった。

スタントンファでなんとか対抗するも、油断するとあっさり斬り落とされてしまう。

基本回避するしかないのだが、間合いがスタントンファの三倍はある。

カレンと連携して致命傷は避けつつ戦い続けるも、ガリガリ機体を削られていく。

井上を含めた周りの部隊からの援護を受けて、なんとか戦線を維持できているような戦況だった。

 

苦戦を強いられながらも対抗出来ていたのは、戦っているうちに俺とカレンの息が合ってきたからである。

連携の練度が目に見えてメキメキと上がっていくのがわかる。

しかしそれが逆にいけなかった。

俺とカレンのサザーランドのペアが手強いと見てとったスザクは、攻撃対象を変えてきたのである。

周りの援護役の機体から潰しにくる。

 

『きゃあーーー!だ、脱出するわ!』

 

機体を一瞬でバラバラにされ、井上がインジェクションシートで脱出していく。

まずい。

援護を潰されると、あの速さはどうにもならなくなる。

もはや全軍の火力を集めての飽和攻撃に出るしかない。

右翼左翼はまだか!?

集結を急ぐように無線で連絡を入れる。

 

「P1、何をしている!? 遅いぞ!早く両翼を閉じろ!!」

 

『すまない!もう少しで最終防衛線を突破できそうなんだ!もうちょっと我慢してくれ!』

 

「何を言っている!?」

 

『たかだか一騎じゃねーか。真ん中の部隊だけで十分だろ。そんなことより敵の本陣を突く方が先だっての! オラオラオラオラ、俺様に続けーー!!』

 

お、愚か者がー!

 

玉城の扇動に乗せられて、右翼部隊だけでなく左翼部隊も勝手に敵本陣に向けて突撃してしまったらしい。

扇では玉城の暴走を止められなかったか!

うかつ!

くぅ、このままでは!

 

 

 

 

 

第七世代KMFの力を読み誤ったのが俺の敗因である。

すでに中央に配置した援護部隊は全滅。

俺はカレンと連携しつつ、二人だけで絶望的な戦いに身を投じていた。

 

『あう!』

 

MVSで右手を切り飛ばされ、追い打ちの回転蹴りで吹き飛ぶカレンのサザーランド

僅かに出来た隙を突いてランスロットに向けてハーケンを射出するも、どうしてもワンテンポ遅れる。

ハーケンを余裕で受け止められてしまい、逆に巻き取られてしまう。

 

「まずい!」

 

アサルトライフルで狙うも、壁走りで回避され直上からMVSで切りかかってくる!

なんとか回避するが、急制動のため機体が流れてしまった。

返す刀で左手と左足のランドスピナーをやられる。

 

「うわっ」

 

今の一撃で俺のサザーランドは機動力を半分失い、継戦能力がガタ落ちしてしまった。

かくなる上は最終手段しかない。

街を破壊し、スザクの気を引いてその隙に脱出を図ろう。

 

しかし俺がアサルトライフルの引鉄を引く前に、ランスロットが急遽転身。

猛烈な勢いで去って行く。

 

 

 

 

 

なぜだ?

・・・まさか。

 

戦況を見る。

扇たちの右翼部隊と左翼部隊が敵の最終防衛線を突破し、後退するG-1ベースを攻め落としにかかっていた。

本陣からの救援要請を無視出来なくなったか。

 

『な、何で?』

 

「本陣の救援に向かったのだろう」

 

今あのランスロットが敵の本陣に引き返したら、扇たちは確実に全滅する。

そのことにカレンも気づいたようだ。

 

『!? 行かせない、白兜!!』

 

ギギギと軋んだ音を立ててなんとか起き上がるカレンのサザーランド。

中破している機体を無理クリ動かして、スザクの後を追おうとする。

 

「追っても無駄だ。今のお前の機体では奴には勝てん」

 

『でも!このままじゃ扇さんたちが!』

 

「待て!そんな機体で駆けつけても無駄だというのがわからないのか!?」

 

『・・・部外者は黙ってて! 大切な仲間たちなのよ!』

 

ええいっわからず屋が!

 

「Q1、今お前を失うわけにはいかない!【 私の傍から離れるな!!】」

 

思わず聞き分けのないカレンを一喝し、動く右手で彼女のサザーランドを抑え付ける。

 

『あ・・・』

 

カレンを黙らせ、扇たちに撤退命令を出す。

応答したのは玉城だった。

 

『うっせー!あと少しで敵のでかいのをぶっ壊せんだよ!黙ってろ!!《ブチッ》』

 

・・・あいつらはもう見捨てるしかない。

向こうにランスロットがいる以上、最早扇たちを救う術はない。

機体を失った後、徒歩で脱出するには奴らは深入りし過ぎている。

 

さて、ではこちらの脱出ルートの確認作業を行わなくてはな。

ブリタニア軍の残存部隊に囲まれる前に立ち去らないと。

俺とカレンの機体、どちらも駆動系を損傷している。

逃げるにはここで乗り捨てて行った方がいいだろう。

 

しかし、スザクめ!

この屈辱は忘れんぞ!

あと玉城もだ!

あいつは絶対に許さん!

 

 

 

 

 

『クロヴィス討ち取ったりー!!この俺、玉城様がやってやったぜー!!』

 

ん?

・・・そうかクロヴィス兄さんを殺してしまったか。

人質に取ることもせず。

やはり扇は戦時の司令官の器ではなかったということだな。

理解していたことではあるが。

 

討たれてしまった以上、クロヴィスを裏から操るシナリオはもう使えない。

当初の予定通りプランBへ移行だ。

ただし若干の計画修正が必要になったな。

黒の騎士団の基幹幹部はカレンを除いて扇グループから他に差し替えないと。

サイタマを使うか?

 

『やったやったぞ!クロヴィスを倒したんだ。聞こえるか? 俺たちの勝利だ!な、なんだこいつ、うわーーー』

 

『扇さん!? 逃げて!そいつには勝てない!』

 

カレンが必死に無線で白兜の危険性を訴えるが、もう遅すぎる。

しかし予想より随分早い到達時間ではないか。

第七世代KMFの力、肝に命じないとな。

やはりランスロットに対抗するためには紅蓮弍式が必要のようだ。

キョウトとの繋ぎを早く用意しよう。

 

『扇さん! 答えて! 玉城! 南! 杉山! 吉田!』

 

カレンが懸命に呼び掛けを続けている。

あの様子では説得が大変そうだ。

仕方が無い。

時間もそれほど残されていないし、ここでギアスを使うか。

 

 

 

 

 

「撤収だ。機体を捨てて付いて来い」

 

カレンに無線で呼び掛け、さっさとサザーランドから降りる。

俺の言葉に従ったのか、カレンもコクピットハッチを開けてサザーランドから顔を出す。

そして俺の姿を見つけ、驚愕の表情を見せる。

 

「ブリタニアの学生? 嘘・・・なんで?」

 

「行くぞ、早くしろ。ブリタニアの追撃部隊が来る前にここを離れる」

 

慌ててサザーランドから駆け下りてくるカレン。

 

「その制服・・・、アシュフォードの?」

 

まだ混乱しているようだ。

 

「何を驚いているんだ? カレン・シュタットフェルトさん。ブリタニアの伯爵家ご令嬢が日本人のレジスタンスに参加している方が、もっと驚きだと思うのだけど」

 

「・・・私の名前を?」

 

「始業式しか学園に顔を出さないなんて良いご身分だな。さすがはシュタットフェルト伯爵家」

 

「お前は誰だ!」

 

今にも飛びかかってきそうな顔で睨みつけてくる。

涼しい顔で受け流し、カレンの全身を舐め回すように観察する。

彼女のレジスタンススタイルを正面から見るのは、これが初めてになる。

 

ううむ。

さすがコードギアスのお色気担当。

C.C.と並ぶ二大ヒロイン。

日本人とブリタニア人のいいとこ取りの見本のような容姿だった。

整った顔に透き通るような肌。

スラリとして優美な肢体に、そこだけ少女の域を完全に脱してる自己主張の激しい胸元。

しかし実物は凄いな。

レジスタンスの衣装でその過激なボディラインが強調されまくってる。

まさにロケット。

 

「くっ」

 

俺の視線がどこに向いてるか気づいたらしい。

ボッと頬を染め、胸を抱きかかえる。

自分では気付いてないようだったが、その姿勢は胸元をより強調してしまっている。

 

「ほぉ」

 

思わず賞賛のため息が出る。

ふふふ、今直ぐあれを思う存分に揉みしだいてやるぞ。

 

「さて、俺の言葉に従ってもらうぞ。カレン・シュタットフェルト、【俺のものになれ!】」

 

「な、な、な、何をいきなり!」

 

羞恥から動揺にカレンの表情が切り替わる。

ギアスが効かない?なぜだ!?

 

「くっ【俺に従え!】」

 

「まさか脅すつもり? そ、 そっちがその気なら容赦しないよ!」

 

「な、なぜだ!」

 

驚愕の表情を浮かべてしまう俺。

反対にカレンは完全に俺のことを自分の躰目当てのエロ脅迫犯と認識したらしい。

まぁある意味で間違ってはいないが・・・。

リンゴのように顔を赤らめて、サッとナイフを構えて威嚇してくる。

 

 

 

 

 

微妙な距離で対峙する俺とカレン。

俺は困惑し、カレンの方は俺の思惑を図りかね、両者ともに動けない。

事態は膠着状態に陥りそうになっていた。

均衡が破れたのは第三者の登場によってだった。

 

「カレンから離れなさい!」

 

「井上さん!」

 

「カレン、そいつは誰? 」

 

ランスロットに撃破されて先に脱出していた井上が、俺たちの言い争いに気付いて銃を片手に駆けつけてきたらしい。

あれが井上直美か。

原作ではブラックリベリオンで死んだモブキャラだったな。

充分いい女じゃないか。

 

黒髪ロングの優しげな表情をした女性だった。

年齢は二十代前半と見た。

日本人の女にしては背が高く、なかなか良いスタイルをしている。

カレンの面倒もよく見ていたはず。

ちょうどいい。

 

「先ほどまであなたたちの指揮を採っていたのは俺ですよ」

 

「なんですって!?」

 

「あなたたちのリーダーだった男。扇と言ったっけ。彼は俺の指揮を無視して無謀にも敵本陣に攻めかかり、勝てる戦を落として生死不明というわけだ。さてこれから君たちはどうする?」

 

押し黙る二人。

 

「指揮官が不在ではいろいろ大変だろう。俺が代わりに君たちのリーダーを務めてあげようじゃないか。【私をリーダーとして認めろ!】」

 

「・・・わかりました」

 

「えっ? 井上さん、なんで!?」

 

あまりに急な展開に、信じられないという表情で振り返るカレン。

 

「私は彼をリーダーとして認めるわ」

 

「な、何を言ってるの? どうしてこんな奴を!?」

 

「扇では玉城を抑えきれなかった。カレン。それが理由よ」

 

・・・やはりギアスの力は失われていないか。

しかし何故井上は何も命じていないのにカレンに説明を?

 

 

 

 

 

「彼の指示は的確だったわ。あの玉城のバカがまた暴走しさえしなければ!」

 

堰を切ったように怒りをあらわにする井上。

 

「彼が何人だろうと学生だろうと関係ない!私たちには指導者が必要なのよ!扇のような調停役としてのリーダーじゃなくて、非常時にちゃんと私たちを導いていける人が!ナオトのような人が!!」

 

「・・・ッ」

 

行方不明の兄の名前を出されてカレンが動揺する。

そうか。

井上はこの事変に先立つ作戦で、親友を玉城のせいで失ったのだったな。

ギアスの強制力と己の意志に矛盾が生じないよう、勝手に自分で理由付けをしたか。

もしかして。

もしかして俺は勘違いしているのではないか?

俺のギアスは絶対遵守の力ではない?

 

井上は一転して抑えた口調でカレンに告げる。

 

「ブリタニア人の彼がなぜ私たちに協力してくれるのかはわからない。でも彼は確かに日本人を虐殺するブリタニア軍を止めてくれた。ブリタニア人なのに自分たちの皇子であるクロヴィスを討つ術を教え示してくれたわ。玉城のせいで作戦が狂ってしまったけど、彼のおかげでクロヴィスを討てたことは確かなのよ。私は彼を信じるわ」

 

潤んだ目で熱く俺を見つめてくる井上。

 

「井上さん・・・」

 

その狂信的とも言える井上の眼光にカレンは圧倒されている。

あの井上の恍惚とした反応。

俺をリーダーとして認めるというギアスの強制力に従っているのは確かだが、自ら阿って行動しているようにも見える。

つまり俺のギアスは単純な強制だけではなく、かつてC.C.が保持していた「誰からも愛されるギアス」に似たような属性があるということか。

 

ありうる。

十分にありうるぞ。

原作のルルーシュの"絶対遵守の力"は、彼自身の"思い通りにならない世界を思い通りにしたい"という願いが具現化したもの。

だが今のルルーシュは俺なのだ。

異なる力が発動してもおかしくない。

 

 

 

 

 

「私のことは、そうだな。ゼロと呼んでほしい。それと私がブリタニア人の学生であるということは、他人には秘密にしておいてくれないか。カレンのように考えるメンバーも多いだろうから」

 

生き残った扇グループを纏めてシンジュクから逃げるよう、逃走ルートの情報も添えて井上に命令を下す。

井上がカレンをどうするのかと目線での問いかけてくる。

 

「ああ・・・彼女は私が説得するから心配はいらない」

 

「了解しました。ではゼロ様。ご連絡をお待ちしております」

 

去り際にウィンク一つ残して颯爽と立ち去る井上。

その姿に扇グループが事実上壊滅してしまったことに対する悲壮感や焦燥感は一切無い。

逆に躍動感に溢れていた。

 

カレンは井上の後ろ姿を呆然と見送っている。

 

さて。

井上にはギアスが効いたことは確かだ。

では何故カレンには効かない?

ギアスの属性の違いか?

いや、他に考えられる理由はないか?

・・・すでに俺のギアスにかかっている?

いつだ?

いつそんなことが。

彼女と向き合って視線を交わしたのは先ほどが初めてのはず。

まさか!?

 

属性が変わったように発動条件も変わっている?

俺の得たギアスは光情報で掛けるタイプではない?

もしかしてLOST COLORSの聴覚情報タイプか!?

無線での命令伝達時にギアスをかかった?

つまり俺のギアスはすでに暴走状態にあるということか?

いや待て。

MAXにしたのは身体能力値と戦闘系スキルのみのはず。

ギアスのパラメータは弄くってない。

では何がトリガーになった?

ギアスを使った時の感覚を思い出せ。

 

・・・そうか、感情が昂まった状態で命令を発するとギアスが発動してしまうのか。

では我を忘れて強くカレンに言葉を発したのは何時だ?

彼女がランスロットを追おうとしたときか?

あのとき俺は何と命令した?

 

"Q1、今お前を失うわけにはいかない!【 私の傍から離れるな!!】"

 

“傍から離れるな“

これがカレンにかかってしまったギアスなのか?

 

 

 

 

 

彼女の立ち位置を確認する。

先ほどより随分こちらに近づいてきているように思える。

これはギアスの影響?

 

推測が正しければ何というギアスの無駄遣いだろう。

ギアスは一人一回まで。

あの魅惑のボディを味わうには、真っ向から口説かなければならないってことか。

 

ん?

いやまてまて!

そんな単純な話じゃない気がする!

 

“傍から離れるな“

これは何時如何なる時でもカレンがストーキングしてくるってことじゃあないのか。

それはそれで非常に問題が・・・。

 

カレンは非常にグレードの高い女だ。

トップクラスと断言できる。

喜んで抱ける。

だがこの世界に来た以上はカレンだけで満足する気は毛頭ないのも事実。

カレンと同レベルの女は全て手に入れたいのだ。

それなのにカレン一人のせいでその目的を達成出来なくなるとしたら泣くに泣けない。

た、確かめなければ。

 

「彼女は俺を新たなリーダーとして認めてくれたようだ。先ほどは言葉足らずですまなかった。出来れば君にも俺を受け入れて欲しいんだけど。ああ、どうせ学園に行けば君にはバレるんだ。先に自己紹介しておくよ。俺の名前はルルーシュ・ランペルージ。君と同じクラスだ。生徒会で副会長をやっている」

 

観察しているのをおくびも出さずにさり気なく先ほどの失態を取り繕いつつ、握手のためにスッと手を差し伸ばす。

 

「え?・・・あ」

 

急激にフレンドリーになった俺の態度に戸惑い、差し出された俺の手をじっと見つめるカレン。

そろそろと手を伸ばしてくる。

触れるのを怖がってる?

やがて覚悟を決めたのか、一歩踏み込んで俺の手を握った。

その瞬間、カレンはビクンと躰を震わせたのがわかった。

 

「よろしく」

 

嫋やかな指の感触。

キュッとその手を握りしめシェイクする。

 

「よ、よろしく・・・」

 

顔を赤らめてきょどってる。

こちらの目を見ようとしない。

だがその手はいつまでも俺の手を握ったままで握手はやめようとしない。

 

「えーと、そろそろ離してもいいかな」

 

「ご、ごめん!」

 

慌ててパッと手を離す。

 

「あ・・・」

 

名残惜しげな目で俺の手を見つめているカレン。

これはいよいよ“離れるな“が怪しいな。

それにあの反応。

逃走中にいろいろ試してみよう。

 

「そろそろ行こうか。急がないとブリタニア兵に捕捉されてしまう。君の仲間たちのことも含めて、詳しい話はここを離れてからにしよう。さあこっちだ!」

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

 

 

 

 

レジスタンスとの激しい戦いで封鎖線は既にボロボロになっており、俺たちは労せずしてシンジュクを離れることができた。

井上たちレジスタンス生き残りのメンバーも同様のようだった。

総督のクロヴィスの死がブリタニア全軍に動揺を与えていたのかもしれない。

 

ちなみにシンジュクの無差別殺戮はクロヴィスの死と共に止まった。

バトレー将軍の名前で正式に中止命令が下ったのである。

総督の死でそれどころではなくなったのだろう。

今頃は本陣を襲ったレジスタンス(扇たち)を殺害・捕縛するために軍が駆けずり回っているはずだ。

 

そしてカレンにかけたギアスは“離れるな“で確定のようだ。

逃走中何度かはぐれるよう仕向けたのだが、ことごとく追尾されピタリと併走される。

もともとカレンの身体能力はブリタニアのナイトオブラウンズ級である。

例えこちらの身体スペックがMAXだろうと、土地勘の差もあってそう簡単に撒けるものではなかった。

 

離れると不安になるのか表情に余裕が無くなる。

距離が縮まるとほっとした表情を見せる。

逆に近づき過ぎると恥ずかしいのか顔を赤らめる。

 

ある程度(半径85cm)以上は近寄ってこないので邪魔にはならないが、その代わりいつも視線を感じる。

カレンほどの美少女に熱く見つめ続けられるのは嬉しいことは嬉しい。

だが、これから四六時中一挙手一投足を監視されるとなると、さすがに厳しいだろう。

 

原作にない展開。

これはなんとかしないと拙いな。

反逆生活にも日常生活にも支障をきたすことになる可能性が高い。

どうすればいい?

ギアスキャンセラーなんてどうやって入手すればいいんだ?

 

シンジュクを出てからが問題だった。

詳しい話は明日学校でしようと提案するも速攻で却下されてしまう。

 

「もう陽も暮れる。ここで一旦解散しないか?」

 

「待って。まだ私はあんたのことを信用してない」

 

意地でも離れようとしないカレン。

逃げられないようにと腕を取られる。

 

押し付けられる胸。

潤んだ瞳。

朱に染まった頬。

か、可愛い。

 

《ドキューーーン》

 

どこかでハートが撃ち抜かれる音がした。

 

「う・・・」

 

「あ・・・」

 

しばし固まり、俺とカレンは互いに見つめあってしまう。

な、なんだこの甘酸っぱい雰囲気は!?

 

もしかしてカレン。

俺に固執してしまう不自然さを一目惚れによる恋愛感情と勘違いしているのではないだろうか。

願ってもない話ではあるが、いいのかこんな簡単な展開で!?

 

ここでいつまでもバカップルの真似事をしてても仕方が無い。

抱えられた腕はそのままに強引にカレンの自宅まで連行されることになった。

 

 

 

 

 

途中駅のコインロッカーからカレンの制服を回収する。

いつも駅のトイレの個室で着替えているらしいのだが・・・。

一人でトイレに入れば、当然俺から離れることになる。

さてどうする?

 

しばらくウンウン悩んだ後、ふぅーと大きく息を吐くカレン。

 

「一緒に来て!」

 

羞恥心よりギアスの強制力が勝ったらしい。

結局個室の中まで同行するようカレンに強制される。

もとより望むところではあるが、どの程度までギアスの力が影響するのか焦らしてカレンの反応を確認する。

 

「いや、外で待つよ」

 

「逃げられたら困るから」

 

「さすがに・・・それは女の子としてどうなのかな」

 

「いいから来るっ!」

 

恥ずかし過ぎるのか、カレンの顔は真っ赤に茹っている。

人目がないことを確認し、急いで中に入る。

ちなみに女子トイレではない。

空いていた広い身障者用トイレを拝借させてもらうことになった。

 

「目を開けたら殺すから!」

 

奥に俺を押しやり、恥じらいを捨ててエイヤーと着替えに取り掛かるカレン。

バサバサと衣連れの音がトイレに響く。

美形女子学生の生着替えである。

こっそり覗くのは礼儀というものだろう。

 

カレンの目線が逸れるタイミングで鏡越しにじっくり観察。

ニット地のトップスをガバッと脱いだ瞬間が一番のハイライトシーンだった。

うーん、ブラは黒か。

しかし大きいな。

確実にGカップはありそうだ。

おっと拙い。

 

人目を引くほどの巨乳美少女なのに、性格的に女子力があまり高いとは言えないカレンである。

着替えはスピード重視。

髪はバンダナ取って強引に撫でつけるだけ。

テロ潜入用の厚めのメイクは温水と洗顔剤でジャバジャバ落としていく。

随分といい加減な身支度だったが、短時間であら不思議。

アシュフォード学園の女の子女の子している学生服が良く似合う、嫋やかな美少女学生に早変わりである。

所要時間は僅か十分だった。

やはり素材が超一級品ってことなのだろう。

 

「ずいぶん乱暴な着替えだな」

 

「黙ってて。行くわよ・・・あっ」

 

照れ隠しなのかカレンが乱暴にドアを開けると、そこにはブリタニア人の駅員の姿が。

 

「・・・君たち」

 

若いブリタニアの学生男女が個室トイレに二人。

女の子の方の服や髪に若干の乱れが残る。

これでは何をしていたか邪推するのも当然だ。

 

「もう用は済みましたんで、それじゃあ」

 

「えっ?あっ」

 

親しげな風を装ってカレンの肩を抱き寄せ、一気に駆け去る。

 

「ま、待ちたまえ!」

 

駅員の制止の声を振り切り、二人で改札に駆け込んだ。

 

 

 

 

 

カレンの自宅に到着した頃にはもう夜になっていた。

自宅というより城館だ。

さすがは今をときめくシュタットフェルト伯爵家。

エリア11設立直後に他家に先駆け逸早く日本に拠点を移し、クロヴィスの取り巻きとして今では本国との貿易の大部分を掌握していると聞く。

 

「あ、カレンお嬢様、お帰りなさいませ。あら?」

 

エントランスホールに引き込まれると、一人のメイドが待ち受けていた。

年は四十前後の日本人だった。

カレンの帰りを待っていたらしい。

 

「友人よ。私の部屋に連れていくから。誰も近づけないで」

 

つっけんどんに応じるカレン。

オロオロするメイド。

あれがカレンの本当の母親か。

娘がいきなり男を連れて帰ってきたら動揺もするだろう。

 

そこに冷ややかな声が。

 

「この家に男まで連れ込むなんて。なんて恥知らずな。血は争えないわね」

 

吹き抜けになっているホールのスロープから金髪の女が侮蔑の声を投げかけてくる。

あちらが正妻か。

確かに少しケバいな。

 

「不登校に朝帰り。ゲットーに入り浸ってるだけじゃなく男まで」

 

「・・・彼はルルーシュ・ランペルージ君、クラスメイトよ」

 

「ランペルージ? 知らない名前ね。大方何処ぞの庶民の子でしょう。お父様が本国にいらっしゃることをいいことに」

 

「父の留守を楽しんでるのはあなたの方でしょう」

 

「なんですって」

 

激発しそうになる血の繋がっていない母と娘。

女同士のヒステリーなど犬も食わんぞ。

さてどうするか。

ん?

 

横を見るとさりげなく立ち位置をずらしたカレンの実母が、ホールに飾っている高そうな壺を事故に見せかけて倒そうとしていた。

 

「おっと。壷に罪はない」

 

「あっ」

 

倒れかけた壺を止める。

邪魔された実母が驚きの表情でこちらを振り返る。

涙ぐましい努力ではあるが、それはカレンを余計に追い詰めるだけだ。

 

 

 

 

 

「この売女の娘が! なぜお前のような者がこの家にいられるか、わかってないみたいね。 所詮は政略結婚の駒でしかないわ。いずれお父様が決められた男の下に嫁ぐことになる。大概の事は大目に見てきたけれども、男を作るなんて許されるわけがないでしょ。身の程をわきまえなさい!」

 

正妻の怒声がホールに響く。

完全にキレて客人がいることも忘れてしまったらしい。

まあ庶民など客とも思っていないようだが。

 

ちょうど夕食時だったらしく、ホールの奥から似たような顔をした奴らがわらわらと湧いてくる。

シュタットフェルト家のご親族一行らしい。

 

「どうなされました?」「おやカレンお嬢様のご学友ですか。こんな時間に関心いたしませんなぁ」「まぁなんて破廉恥な」

 

ニヤニヤと面白そうに見物する者、正妻と同じように汚物を見るような目でカレンを見つめる者、皆カレンのことを毛嫌いしているらしい。

さすがにこれ以上付き合ってられん。

全員揃ってるなら丁度いい。

 

「ふふふ、フハハハハハ! カレンを娶るにはある程度の家格が必要ということか。では私にもその資格はあるのかな?」

 

哄笑を上げて注目を引く。

 

「何をいきなり? お前はなんです!? 無礼な!」

 

「無礼はどちらかな? 私の真の名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。今は亡きマリアンヌ皇妃の長子、第十七皇位継承者ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ」

 

「!?」

 

「お前たちシュタットフェルト家の後ろ盾となっていた我が兄クロヴィスは、先程シンジュクでテロリストに討たれた」

 

「なっ」

 

「おそらく後任には我が姉コーネリアがやってくるだろう。あそこの派閥とは随分仲が悪いそうじゃないか。シュタットフェルト家も先行きが厳しかろう」

 

「何を言って・・・」

 

「それ故こう命じよう。【我が忠実なる臣となれ、シュタットフェルト家の者どもよ!】」

 

ギアスを使う。

 

「「「「・・・イエス・ユア・ハイネス!」」」」

 

正妻を含めたシュタットフェルト家一同の無条件の忠誠を一瞬で勝ち取る。

 

「ブ、ブリタニア?」

 

隣にいたカレンは大きく目を見開き、こちらを呆然と見つめていた。

 

 

 

 

 

スロープを急いで駆け下り、俺の前に跪くシュタットフェルト家正妻とその親族ら。

俺の隣に立つカレンは状況の余りの変遷についていけず、目を白黒するばかり。

後ろのカレンの実母もオロオロしている。

 

「ルルーシュ殿下。七年前に亡くなられたとお聞き致しましたが、生きておられたのですね!」

 

「ああ、アシュフォードに世話になった。今も彼らのところに身を寄せている」

 

「おぉご苦労なされたのですね。もう心配はいりませんわ。我れらシュタットフェルト家が貴方様の皇族復帰を全面的に支援させて頂きます」

 

やはり絶対遵守の力ではないな。

勝手に向こうから都合のいい方向に話を進めてくれる。

一々指図する必要がない。

これはこれで楽でいい。

 

「その忠誠ありがたく受け取ろう。だがすまない。今は思うところあってまだ身を隠しておきたいのだ。さしあたってそなたの娘、カレンとの仲を許して欲しい」

 

カレンが何を言っているの!?と驚愕の表情で顔を向けてくるが無視だ。

 

「あぁなんて果報者なんでしょう。カレン、この方に誠心誠意仕えるのですよ。シュタットフェルト家の名を辱めないように」

 

「え、ええっ!?」

 

先ほどまでと打って変わった正妻の態度に驚きの声を上げるカレン。

ふ、これで一応親の了承は得たわけだ。

とりあえず今はもうこいつらに用はない。

当主の来日時に一対一で対面する機会を作ることと、しばらく私の存在を隠し通すことを約束させ、正妻一同引っ込ませる。

 

「さ、行くぞ。お前の部屋に案内してくれるんじゃなかったのか?」

 

カレンの部屋に入ろうとすると、視線を感じた。

柱の影からメイド姿のカレンの実母が心配げにこちらの様子を伺ってる。

・・・ああ、あっちも後でフォローしておかないとな。

 

 

 

 

 

カレンの部屋は随分広かった。

シャンデリアに天蓋付きの広いベッド、グランドピアノ。

私物がほとんどないのが寒々しい。

 

唯一と言っていい私物の写真立てには母親と二人の子供。

しかしその母親の顔にはシールが貼られている。

その写真を眺めつつ、機先を制してこちらから疑問を投げつける。

 

「あの日本人のメイド。君の何なのだ?」

 

「あっちが私の本当の母親で、父さんの妾だった女。今はなぜかこの家でメイドなんてやってる。ハーフなのよ私。複雑な家庭環境って奴。それが私がレジスタンスに参加している理由。そんなことより! ブリタニア・・・ですって?」

 

「ああ、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。それが俺の名前だ。ランペルージは世を忍ぶ偽名だよ」

 

「なんでその皇子様が私達に協力を?」

 

「今のブリタニアの支配体制を壊すためさ。動機は君とそう変わらんよ。複雑な家庭の事情って奴だ。母を殺され、父に見捨てられ、妹は籠の中の鳥だ。グレて反抗したくなるのも当然だろう?」

 

「そのために実の兄を殺したっての?」

 

「殺すつもりは無かったさ。あそこで奴らが暴走しなければ! いや言い訳だな。君たちレジスタンスを掌握出来なかったのは俺の落ち度だ。だが後悔はしていない。我が兄クロヴィスは制裁を受けるに足る非道をあのシンジュクで行ったのだから」

 

「自分の復讐のために日本を、私達を利用するつもり?」

 

「悪いようにはしない。過程がどうあれ結果独立できれば問題ない。違うか?」

 

しばし睨み合う。

だがすぐにカレンの目から鋭い眼光は消え去り、力なく視線が落ちてしまう。

 

「語るべきことは語った。あとは君次第だ。そろそろ失礼させてもらうよ。生徒会の仕事が残ってるの思い出したんだ」

 

「あ、待って!」

 

扉に向かうと、カレンが後ろから縋り付いてくる。

 

「・・・どうした?」

 

「何で?どうして!? 私、、、私ダメだ。ダメになっちゃった。シンジュクの人たちがたくさん死んだのに。扇さんたちがどうなったかもわからないのに!」

 

ぎゅーっとその巨乳を押し付けてくる涙声のカレン。

 

「あなたの傍から離れたくない!こんな気持ち初めてなのよ!」

 

背中に感じる乳の柔らかさに俺は即座に決断を下す。

よしここでカレンを抱いてしまい、俺無しではいられない躰にしてしまおう。

据え膳食わぬは男の恥と言うではないか!

 

 

 

 

 

実を言えば焦らされていたのは俺も同じだった。

我慢するにはカレンの躰は魅力的過ぎる。

ガバッと振り向き抱きしめる。

密着した状態でそのままキス。

 

「んぅ」

 

驚いて目を見開くカレンだったが、抵抗は見せなかった。

より距離が縮まり嬉しいらしい。

ではこれはどうだ。

 

「んんん!? ちゅぷ」

 

ぷるぷるの唇を割り開き舌を差し込む。

鼻息も荒くカレンの口内を蹂躙する。

 

初めは目を白黒させてたカレンであったが、すぐに順応していく。

ベロチューに慣れてくると、カレンも自分から積極的に舌を絡めてくるようになる。

やがて舌を引っ込めようとすると、俺を離したくないのか必死に舌に吸い付いてくるまでになる。

ふふふカレン、可愛いじゃないか。

 

頃合いを見て溜まった唾液をトトトトと流しこむ。

途端にビクビクッとカレンの躰が震える。

 

「んんんんーーーー、ぷはっ、はぁはぁはぁ」

 

クテッ。

どうやら初めてのキスでイったらしい。

俺の首筋に顔を埋め、荒い息を吐くカレン。

密着するカレンの躰のラインを撫で回し、そのメリハリの効いた柔らかい造形を堪能する。

落ち着いたのを見計らってキスを再開。

 

「あ、いやっ、んん」

 

しばらくネトネトのディープキスを堪能。

都合キスだけで三度イかせてしまった。

 

 

 

 

 

広いベッドの上に全てを剥ぎ取られたカレンの瑞々しいボディが横たわっている。

やはりカレンは乳だ。

全身を隈なく愛撫した後、そのロケット乳を愛でる作業に没頭してしまう。

カレンの反応が一々エロいので嬲る手が止まらない。

 

口だけで乳房を愛撫し、乳輪ごと吸い付いて引っ張ってみる。

巨乳だけあって乳肉の重さでチュポンと口が外れてしまう。

 

「や、やぁ」

 

そうすると無意識に自ら背を反らせ、乳を突き出して愛撫を強請ってくるのだ。

離れたくないんだろう。

何遍でも繰り返してしまいたくなる。

 

俺に触れられる度に躰を震わせ、もうカレンはメロメロになってしまっている。

普段なら答えられないような質問にも、素直に答えてくれる。

その問答によると俺が傍に寄ると躰が熱くなり、触られると気持よくて幸せになるそうだ。

 

「はぁはぁ、おっぱいとか、おしりとか特にすごいっ。ああっ」

 

「・・・あとここも?」

 

「だめっ」

 

これまた欲情を誘うすらりと長い脚の合間に手を差し込み、秘唇に指を這わせる。

もうそこは処女とは思えないほどの濡れっぷりだった。

 

「感じ過ぎじゃないのか」

 

「こ、こんなの嘘よ、ああ」

 

秘唇の奥に指を侵入させ、くちゅくちゅと弄ってやる。

 

「あ、あああ」

 

目をギュッと瞑り、下半身から襲ってくる快感に翻弄されるカレン。

頃合いを見てすっと手をひく。

 

「あ・・・?」

 

身悶えしていたカレンの躰は、その瞬間確かに自ら脚を割り開いて恥骨を押し出すように俺の指を求めてしまっていた。

そうか、そんなに俺が欲しいのか。

 

「ち、ちがうの、そんなんじゃないっ」

 

自分が恥じらいを忘れ何をしたのかに気付き、カレンの顔が真っ赤に染まる。

可愛すぎてめちゃくちゃにしてやりたくなる。

早く俺色に染めてやろう。

 

俺の魔チンはとっくの昔に臨界状態である。

体勢を入れ替え、仰向けで横たわるカレンの正面に回る。

 

俺の雰囲気が変わったのに気付き、カレンもついにその時が来たことを意識したようだ。

ゴクリと唾を飲み込み身構える。

 

「もっと近づこうか、カレン」

 

「う、うん」

 

俺はカレンの長い脚を抱え、伸し掛かっていった。

 

 

 

 

 

カレンは正真正銘初めてだったが膜自体は無かった。

KMFの激しい訓練で破けてしまっていたらしい。

破瓜の血もほとんど流れなく開通を果たす。

 

俺の躰は魔チンのサイズだけは巨体の父親譲りではある。

処女のカレンには厳しいかと思ったがヌレヌレ過ぎて余裕だった。

カレンの体質もあるかもしれないがやはりギアスの力が大きい。

カレンの躰はカレンの心情に関わらず、もっと密着しようとグイグイと俺の魔チンを引き込んでいった。

 

カレンの身を張った協力?により俺のギアスの力もだいたい読めてきた。

"堕落遵守の力"

エロい世界を望む俺の願望と、本来のルルーシュの望みが合体して生まれたギアス。

 

このギアスを掛けられた対象者の潜在意識には"命令遂行=快感発生"という方程式が無条件に刷り込まれる。

命令に従うと対象者の心は高揚感で満たされ、躰は欲情を通して性感が喚起される。

遂行率や難易度が高ければ高いほど比例して得られる快感も大きい。

 

つまり今のカレンは、俺とより密着すればするほど大きな快感を得ることが出来るのだ。

セックス以上に男女の物理的距離を縮める方法があるだろうか。

いやない。

 

逆にそれがカレンにとって幸運だったかと言えば・・・どうなんだろう?

初体験がこんなに強烈になってしまったら、確実に人生観が変わってしまうんじゃないだろうか。

 

かく言う俺自身もそんなに余裕があったわけではない。

俺もこの躰でセックスをするのはこれが初めてであり、この世界での記念すべき一回目である。

童貞のルルーシュの躰が初セックスに興奮して荒ぶるのは当然だったし、俺もリミッターは解除していた。

 

ロケットおっぱいが縦揺れするほど腰を叩きつけていく。

魔チンの挿入による快感だけでなく、ギアスによって一突き毎にフイゴのように幸福感を喚起されるカレン。

その意識は完全に飛んでしまっているようだ。

 

「あっあっあっあっ」

 

あれ?

大事なことを忘れているような・・・。

あ、そうだ!

 

「カレン、今日は大丈夫な日か!?」

 

「んっんっあっあっあーーー」

 

お嬢様なカレンと童貞なルルーシュがスキンを常備しているはずもなく。

当然のことながら生である。

と言うか、エロに夢中でこの世界が現実であることを今の今まで忘れていた。

さ、さすがにこのタイミングで妊娠させるのはまずいっ!

 

「くぅっ、カレン、離せ!」

 

「あ~~~~~っ!」

 

<どぴゅう>

 

 

 

 

 

・・・本当に危なかった。

間一髪のところで合体を解くのに成功する。

ギリギリのところで中出しは回避された。

 

「はぁはぁはぁ」

 

カレンは脚と秘唇をくぱぁと開いたままの格好で、掴んだシーツを離さず荒い息を吐いている。

その腹から胸にかけて俺の射出した大量の皇帝液が肌を白く染めていた。

我ながら出し過ぎだな。

カレンのロケット乳の谷間に精液溜まりが出来るほどの量だった。

 

しかしこの娘はやっぱりエロい躰をしているな。

抱いて自分の女にしたばかりのカレンの躰をシミジミと観察する。

本当にこの世界にやってきて良かった。

十七年間も予想外に無駄に年月を重ねてしまったが、その甲斐があったというもの。

 

ギアスの使い方は予定と違ったけれど、無事にカレンを抱くことが出来た。

最後まで手を出さなかった原作と違って、この俺は見事にカレンの処女を頂戴してエロエロな関係になった。

その一点だけでも原作のルルーシュを超えたと言えるだろう。

そう考えると感慨深いものがある。

 

この調子で他の女の子たちもゲットしていきたい。

そうだ、記念すべき一人目だ。

携帯で数枚写真でも撮っておこうか。

 

<パシャッ、パシャッ、パシャッ>

 

いろいろなアングルで汗に光る全身や絶頂に惚ける顔、精液に汚れた乳、徐々に閉じつつある秘唇を撮影する。

 

「・・・ん」

 

おっとまずい。

意識を取り戻しそうだ。

携帯を隠して取り繕う。

 

「大丈夫か?」

 

「・・・うん、すごかった」

 

まだ夢見心地のようだ。

よかった。

ばれてない。

 

「あ、これ」

 

自分の胸の谷間にぷるぷるとゼリー状の白濁液が盛られているのに気づいたようだ。

 

「すまない。汚してしまった」

 

「これが精液って奴なのね。本当に白いんだ」

 

慌てて拭くものを探そうとするがカレンに止められる。

 

「ううん。いいのこのままで。暖かい」

 

そういって俺の分身である白濁液に愛しそうに指を這わせ、ホワンと笑うカレン。

可愛かった。

思わずその唇にキスをしてしまうほど。

 

 

 

 

 

さて、勢いに任せてカレンを抱いてしまったわけだが、これからどうするかだ。

"傍から離れるな"というギアスがある以上、どこに行ってもカレンは無理くり付いてくるはず。

 

シュタットフェルト家はもう俺の手中に収めた。

学園から遠いという理由を付けてクラブハウスに移らせるか?

それにはミレイ会長の助力がいるな。

 

まずはシャワーを借りるか。

トウキョウでの戦闘と先ほどのセックスで汗をかきすぎた。

 

「カレン、汗を落としたい。シャワーを浴びに行こう」

 

「・・・私はいいわ。このまま眠りたい気分」

 

「え?」

 

「外のメイドに案内してもらって」

 

ど、どいうことだ?

ギアスの効果が消えた?

そのときカレンの指の動きが目に飛び込んでくる。

惚けたままカレンは俺の精液の絡まった指を己の唇に持っていこうとしていた。

 

「ん、苦い、でも幸せな味がする」

 

俺に見つめられているのにも気付かず、頬を染めながら指をしゃぶるカレン。

指に付いた分を舐め終えた後も、精液溜まりを弄るその指の動きは止まらなかった。

 

まさか。

いやそうだ。

そうに違いない!

 

カレンは俺の精液を精子を、俺の分身と認識している。

つまりカレンが俺の精子に触れている限り、俺は彼女の拘束から開放されることになる。

これは・・・使える!

 

「あ、ああ、わかった。一人でシャワーを浴びるよ。風邪をひかないように」

 

さすがに今朝の毒ガス奪取テロからシンジュクでの激しい戦闘。

戦闘よりも激しいセックスの連戦にカレンの体力も限界のようだ。

一人羽化登仙の極地に至っているカレンを置いて、一人カレンの部屋から出る。

 

<バタン>

 

ドアを閉じる。

これで俺はカレンの視界から完全に消えたことになる。

しばらくその場で部屋の様子に変化がないか待つ。

 

・・・。

 

数分待ってもカレンがドアを開けて追ってくることはない。

 

「よしっ!」

 

自然とガッツポーズが出てしまった。

 

ん?

 

柱の影からなんとも恨みがましい視線を感じる。

誰かがこちらをじっと伺っている。

 

あれは・・・。

 

カレンの母親か?

 

 

 

 

 

 

 

 




無理だと思っていた。

アラフォーの女性に手をだすなんて。

現実的じゃない。

ちょっと考えればわかることさ。

しかし、その女が美人だったなら。

多分俺が取るべき選択は・・・親子丼。(嘘)



次回 [STAGE3] 操り の クラス メイト
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