※この作品はR-18です。

BIOHAZARD sexual invasion   作:MIYOSHI

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Ep: Alex(1976)

 朧げな照明で照らされた倉庫。部屋には整頓されてはいるもの埃が被った木箱とダンボール。

 殺風景なその密室の中で、物言わぬはずの荷物が喚き声を響かせていた。

 

「出せ! ここから出せぇ!!」

 

 鉄格子を手が白くなるほど掴み、猿のように金切り声を上げる金髪の少女──アレックス。

 元は相当な美人だったろうに、その面影は見る影もない。髪はボサボサ。着ていた白スーツのジャケットは見るも無残に汚れ、ズボンは股間を中心に黄色いシミができていた。

 

 そんな猛獣の声を聞きつけてか、倉庫の扉が開かれて二人のメイドが入ってくる。

 

「も~、躾けがなってないお猿さんね。黙ってることもできないの~?」

 

 ふわりとしたクリームブロンドの長髪を揺らしながら、満面の笑みで毒のある言葉を投げかける少女。

 

「ロ、ローラ。お、お猿さんなんて言い方……」

「え~、ダメ?」

「ううん。でも、な、なんか……卑猥だなって……ふへへ」

 

 オリーブブラウンの髪を三つ編みにした眼鏡の少女がニヤついた笑いを浮かべる。「フェリシアは相変わらずだね~」とローラは笑みを返した。

 

「お前達! 私をここから出せ! 私はスペンサーに命じられて不老不死の研究をしていた! 研究は後一歩のところで完成する! 協力すれば、お前達にも永遠の命を分け与えてやるぞ!」

 

 ここから脱出するべく必死にそう懇願する。もちろん、研究は未だ第一歩も踏み出せていない状態だ。

 ローラとフェリシアは、何を言ってるんだこいつはとばかりに顔を見合わせている。

 

「永遠の命だって~。フェリシア、どう思う?」

「ありふれ過ぎて小説のネタにはなりませんね……それに、後一歩で完成するというのなら、この館に連れてこられたりするはずはないと思います」

「だよね~」

 

 呑気に談笑を楽しむ二人。メイド服は着ているが、その風貌は薄暗い倉庫の中でも輝いて見えるほどに華やか。片や、今まで蔑まれた経験もないアレックスは奴隷のように見すぼらしい姿。

 疲弊している中で何とか脱出の糸口を掴もうとしていた彼女の苛立ちは急激に高まっていく。

 

「貴様ら……人類の発展に何一つ貢献できない虫の分際で、この私に舐めた真似をしてただで済むと──」

 

 呪詛の言葉が強制的に中断される。ローラがその背中に隠し持っていた鉄パイプでいきなり檻を殴りつけたのだ。

 甲高い金属音が鳴り響いて反響し、「ひっ!?」と縮こまるアレックス。

 

「ッチ……あんたさ~、自分の立場分かってないわけ? そのご大層な脳みそは飾りか? あ゛?」

 

 もう一振り、二振り。普段の天然で朗らかな印象を受ける雰囲気を豹変させて、ローラは鉄パイプを乱暴に振り回す。金属音が鳴り響き、格子同士が共鳴してお互いの振動を増幅していく。

 

「いっ……ひっ! ……や、やめて! やめてぇ……!」

 

 鼓膜を襲う不快な高音に、アレックスは両耳を抑えてその場に塞ぎ込む。

 

「あははっ! やめてぇ、だって! さっきまでの態度はどうしたの~?」

「そ、創作意欲が湧いてきます。監禁モノ、書いてみようかな……ローラ、もう一回殴ってみてください」

「いいよ~。私も何だか楽しくなってきちゃった」

 

 愉快そうに笑うローラは再びその細腕で鉄パイプを振り上げて──

 

 

「──何してるの?」

 

 

 後ろからかけられた声にピタリとその手を止める。

 振り向かなくても彼女達にはその声の主が瞬時に分かった。ローラは目にも留まらぬ速さでフェリシアに鉄パイプを押しつけ、フェリシアは押しつけられたそれをさらに蓋の開いたダンボールへと放り投げる。そして、二人同時に振り返った。

 

 そこにいるのはもちろん、愛しの小さなご主人様。

 彼の後ろにはメイド長のジェシカとその娘のリサが控えている。

 

「アダム様ぁ! 別にぃ、何もしてませんよ~」

「そ、それより、どうされたんですか? メイド長とリサさんまで……」

 

 妙に息の合った反応に苦笑いを零すアダム。特にローラは女優なだけあって切り替えが早い。

 

「ちょっとそこの…‥アレックス、だっけ? その人と話がしたくて」

「え~? こんな人と話したって楽しくないと思いますよ? それより~……」

 

 スキップするような軽やかな足取りでアダムの傍に歩み寄り、彼に絡みつくようにして背中に回ってしなだれかかるローラ。

 

「も~っと楽しくて、気持ちいいこと、しよ?」

 

 耳元で息を吹きかけながら、 ねっとりとした口調で誘う。

 アダムはびくりと股間を揺らしたが、隣にいるリサから射殺されかねないほどの視線を感じ、慌てながらも顔には出さず返す。

 

「ダメ。ローラは今朝たくさん出してあげたじゃないか」

「そうよ。さ、早く他の子達の手伝いに行ってきて。フェリシアも」

 

 小さな主人とジェシカに言われ、ローラは「ちぇ」と不満げにしつつも、舌をベッと出して倉庫を出ていく。

 

「ア、アダム様。終わったら、か、感想の方、聞かせてください。今度書こうと思ってる小説の参考にするので……ふへ」

 

 フェリシアも気持ち悪い笑みでそう言い残し、ローラに続いて倉庫を後にした。

 あれで眼鏡を外せば、他の娘達はおろか女優のローラさえも超えるほどの整った顔立ちをしているのだが。どちらにせよ口を開けばあれなので、残念美人なのには変わりない。

 

 二人が出ていくのを確認すると、アダムは檻に閉じ込められたアレックスを見やった。彼の赤い瞳を見たアレックスは包丁を向けれられた時の恐怖が蘇ったのか、顔を強張らせて後ずさる。

 

「ジェシカ。本当に、いいの?」

「……ええ。必要なことですから」

 

 ジェシカは、最愛の娘であるリサがこのアレックスに暴力を振るわれたと聞かされて憤慨していた。

 もちろん、彼女もスペンサーの被害者だ。その点では同情の余地がある。だが、母親として、娘を殺されかけている以上、ここから脱出させてあげようと思えるほどの情は浮かばなかった。

 

 それに、仮に脱出できたとしても、既にスペンサーの手が回っている以上どこにも助けてくれる味方はいない。いくら優秀といえど、何の後ろ盾もなくやっていくのは難しい。

 だから彼女にとっても、他のウェスカーチルドレンと同じくここで共に生活していくのが最善。それには、あの傲慢で他者を顧みない性質を矯正させなければならない。

 

「旦那様。これは彼女のためでもあります。それに、旦那様はこれから世界中の女性を虜にしていく方。そのためにも、彼女のような反抗的な女性との経験もしておくべきだと思いますわ」

 

 主人への心酔と若干の私怨が混じった瞳で、そう促すジェシカ。

 

「それなんだけど……どうして父様はぼくが女の子達とセックスしても何も言わないんだろう? リサは恋人をたくさん作るのは最低だって言ってたよ?」

「そのことについては……旦那様が大きくなられたら、オズウェル様も説明してくださると思いますわ」

 

 アダムは「そっか……」と少し思い悩みながらも、次いでリサに視線を寄越す。リサはまだ彼と目を合わせるのに慣れていないのか、少し頬を赤らめてそっぽを向いた。

 

「す、好きにすれば? 別に今さらだし……それに、その女が二度とあんなことしなくなるっていうなら私は構わない」

 

 それを聞いたアダムは、意を決する。

 檻に歩み寄ると、鍵を使って扉を開いて中へ。続けて、隙を見て逃げたりしないよう格子越しにジェシカへ鍵を渡し、再度錠をかけてもらう。

 

「あ……あ……」

 

 無言で近づいてくるアダムにアレックスはさらに後ずさるが、すぐに背中が冷たい金属で阻まれてしまう。

 自分よりはるかに小さい背をしているというのに、比べ物のならないほどの存在感を醸し出して見上げてくるアダム。目の前の幼児に、アレックスは完全に気圧されていた。恐怖していた。

 

「裸になって」

 

 アダムがそう投げかけるが、ただ恐怖に震えるだけで何も答えることができないアレックス。

 この言い方じゃダメかな、と思ったアダムは言い直す。

 

 

「脱げ」

 

 

 瞳を血の如く輝かせて放たれた命令。

 アレックスの手は脊髄反射を起こしたかのように動き出した。

 

 ジャケットを投げ捨て、その下の紺色のキャミソールも破る勢いで脱ぐ。続いてジャケットと同じ白のズボンに手をかけようとするが、靴が邪魔をして失敗。慌ただしく靴を放ってから下着ごとズボンを下げる。

 

 目に見えて分かるほどにガタガタと震える、生まれてから十六年の身体。

 威張り散らかしていた頃とは打って変わって、アレックスはまるでどこのでもいる普通の少女のように自身の大事な箇所を両手で隠した。

 

 不思議な気分だ。

 ジェシカやリサとセックスする時とは違う、別の高揚感にアダムは思わず鼻で息を吸う。

 

「隠すな。腕は頭の後ろに回せ」

 

 びくりと揺れるアレックスの肩。

 なぜこの私が。なぜこんなガキに。頭の中では丹精込めて培ってきたプライドが全力で拒否の声を上げている。

 だが、その裏にある本能が、今まで自身を形作っていたそれを紙切れ同然に突き抜けて、両手を退けろという命令を中枢神経を通して出す。

 

 ゆっくりと、せめての抵抗とばかりに小刻みに震え続ける腕を大事な部分から持ち上げ、後頭部へと回していく。

 アダムの言葉に逆らえない。今までスペンサーを除けば誰からも命令をされたことがない、彼の後ろ盾のもとで常に上の存在として君臨していたアレックスには、耐え難いを超えて舌を噛み切ってもおかしくないほどの屈辱。

 

「…………っ」

 

 目尻から、物心ついてから初めてであろう涙が零れ落ちた。

 

 アダムはほぅ、と感嘆の溜息を吐く。彼女の肢体は非常に均整が取れていた。

 決して小さくはない形の良い美乳としなやかなくびれからできる稜線。研究職でなければすぐにでもモデルとして活躍できそうなほど完成度に満ちている。

 

 おもむろに床に落ちたアレックスの小便臭い下着を拾う。

 後ろでリサが「あ」と声を漏らす。彼女によると、赤に染まったそれはイタリア製の最高級ブランドの物らしい。タンガという尻を包まない形状をした、いわゆるセクシーランジェリー、Tバックの一種である。

 

「ふぅん……恋人は? いるの?」

 

 唐突な質問に、アレックスは口紅が完全に剥げた唇をわなわなと震わせながらも、最低限発声できる分だけ口を開いて答える。

 

「…………そ、そんなものは、いない」

「え? じゃあ、どうしてこんなエッチで派手な下着を履いてるの?」

 

 ジェシカやリサを始め、アダムは館にいる娘達の下着は全て目を通している──というより見せつけられている──が、元からこんな下着を着ていたのはローラを初めとしたメディアへの露出が多い仕事をしている子ぐらいだった。

 もっとも、着心地や下着のラインが響かないという理由であえてそういった下着を選ぶ人もいる。これはそう言い訳すれば済む話。

 

 が、アレックスは見る間に頬をカァッと赤くさせ、唇を引き結んだ。

 基本的に彼女は身に纏う物も自身に釣り合う物をと選んでいる。最高級の人間に扱われるに値するのは最高級品のみ、最高級品を扱うに値するのは最高級の人間のみ。アダムの手にしている下着もそうして選んだ一つである。

 

 ただ、なんとなく、その中でも一番扇情的な色とデザインの物を選んだ。特に深く考えもせずに。恋人を作る気もないのに、どうしてそんな下着を選び、好んで着ていたのか。

 単純に似合っていると思ったから? ではなぜ似合っていると思った? 頭の中で姿見の前に立つ下着姿の自分が思い浮かぶ。考えれば考えるほど、彼女にとっての低俗(・・)が自身にも備わっていることを嫌でも意識させられてしまう。

 

「……はぅ!?」

 

 突如股間に走った刺激に、アレックスの腰がバネのように跳ねる。アダムが彼女の女陰を、自身の唾液で濡らした指で下からなぞったのだ。

 

「ここもしっかり手入れされてるね。とっても綺麗だ。やっぱり、下着を見せる相手が欲しかったんじゃない?」

 

 たかが指一本。それも五歳児の。だが、ゆっくりとイヤラシく秘裂をなぞるその指の動きは、まるで舌で舐め上げられているよう。

 そして時折、触れるか触れないかという位置からほんの僅かにクリトリスに触れてくる。

 

 十二歳で大学を卒業して以来、スペンサーによってほぼ軟禁に近い状態で不老不死の研究を強いられる日々を過ごしてきた。従う限り望めば何でも手に入ったが、他者との接触は制限されており、その数えるほどの者も自身に従うだけの人形同然。

 例外として、唯一兄と呼べるような存在がウェスカーチルドレンにいたが、成績は自分の方が上。恐らく研究職に就いたとしても途中で挫折するだろうと、内心では見下していたのだ。

 

 そんな彼女は当然、十六歳とは思えぬ大人の美貌を持っているにも関わらず男性経験は一切ない。今まで会ってきた相手は全員、自分より劣った人間なのだから。

 最高級の自分に相応しい、最高級の相手。それがいないのであれば、一人で構わない。必要もない。そう思っていた。

 

「おっ、おお゛ぉぉ……!」

 

 膣内を犯すアダムの人差し指と中指。敏感なクリトリスへ何度もそよ風のようなもどかしい刺激を与えられていたアレックスの膣は、自ら飲み込むようにして指の侵入を許していた。

 

 ──何だ? 何なんだ? この子供は?

 

 全神経が股間に集中させられ、まるで自身が女性器そのものになったかのような感覚。

 腰は電気を流されているかのように震え、息を吐く度に下品な喘ぎ声を漏らす。

 

「すごく気持ち良さそうに鳴くんだね」

「……お゛……ぉ……んっ、ぅ……」

 

 言葉を投げかけられたアレックスは、何とか霧散しかけていた意識を手繰り寄せて口を噤む。腰はガクガクと子鹿のように揺れたままだが。

 

「あれ? どうしてやめちゃうの? 聞きたいなぁ、アレックスの可愛い声」

「……ぅ……る、さいっ」

 

 林檎のように顔を真っ赤にさせたアレックスの心中の叫びをかろうじて声に出す。だが、それとは裏腹に彼女の胸は高鳴っていた。

 

 可愛いだって? そんなこと、一度も言われたことがない。

 大学でも、研究所でも、皆が私を褒め称えていた。天才。神童。美女と。

 

 でも、本当にそうなのか? 本当にそう思われていたのか? 

 取り入って美味い思いをしたくて、バックにいるスペンサーの存在を恐れて、おべっかを並べ立てていただけなのではないか?

 

 アレックスは疑心暗鬼に囚われ始める。

 文字通り全てをさらけ出した状態でかけられる言葉が、アダムの言葉こそが、真実なのではないかと。

 

「ねぇ」

 

 焦らすように、処女膜を破らないよう気をつけながら、二本の指で膣壁をかき混ぜるようにねぶるアダム。

 

「聞かせろ」

 

 膣内を犯す指の動きがどんどん激しくしていく。

 そうしながらも、外の親指はクリトリスと皮一枚の距離で器用に曲げ伸ばしを繰り返す。

 

「‥…………‥ぁ、おっ」

 

 固く閉じていた口が溶けるように口端を歪めていく。そうしてできた隙間から、彼の求める声が漏れ出る。

 頭の後ろに回した両手を使って口を塞がなければ。ああ、でも、それは彼に逆らうことになる。どうして? なぜ逆らってはいけない? 私は──

 

「おっ! お、おぅっ! お゛ぉっ!」

 

 再び、オットセイのような無様な喘ぎ声で鳴き始めるアレックス。

 

「ははっ、いいね! 本当に可愛いよ! アリー(・・・)!」

 

 加虐的な行為に楽しさを感じてきたアダムは、昂ぶる高揚感に身を任せて指の動きに追い込みをかけ始める。膣を弄っていない方の左手は揺れる乳房を揉みしだき、乳首をつねる。

 

「おお゛っ! おほぉっ! ほっ、ん゛おおぉぉっ!」

 

 獣の如き嬌声とクチュクチュという激しい水音が密閉された倉庫に響き、反響してアレックスの耳を二重に犯していく。

 まるで、第三者の立場から快感に悶える自身の乱れた声を聞かされているかのように。 

 

 

「──さぁ、ご褒美だよ」

 

 

 アダムはそう告げると、膣に入れた二本の指を勢い良くしゃくり上げる。それと同時に、今まで遊ばせていた親指で痛々しいほどに勃起しているクリトリスを押し潰した。

 

 瞬間、アレックスの視界が真っ白に染まる。

 

 

「ん゛っ、おおおお゛ほおぉぉぉぉーーっ!!」

 

 

 プシィッ! プシャ! プシャアァァァーッ!

 

 尿道から吹き出す大量の潮。

 壊れた機械のようにガクガクと揺れる、下品に大股開きとなった両脚。

 

 初めて受ける絶頂の快楽に、口端からは涎が垂れて舌がはみ出ている。才女の欠片も残っていない、見るも無残なはしたない顔。

 いや、これは悦びの顔だ。アレックスは理解した。理解してしまった。

 

 鳥籠から逃げるには、鳥が変わる必要がある。

 そして、変わった鳥は、新たな鳥籠へと舞い降りたのだ。

 

「──はぁ……っ……ぁは……」

 

 腰砕けになってしまい、その場に崩れ落ちてしまうアレックス。

 真正面から潮を浴びて全身びしょびしょのアダムはその脱力した身体を支え、座り込んだ彼女の背中を格子に預けさせた。そして、つい先ほどまで膣内を犯していた指をペロリと舐めて味わう。

 

「あぁ……もう、我慢できないっ」

 

 アダムはカチャカチャと音を鳴らしてベルトを外し、ズボンを下着ごと脱ぐ。窮屈な中で勃起していたペニスが跳ねるようにして飛び出た。

 

「──ッ!?」

 

 自身の顔に突きつけられたそれを見てアレックスは朦朧としていた意識を一気に覚醒させる。

 例によって、五歳児のサイズではない。不老不死の研究では死体はもちろん、連行したホームレスを生きたまま解剖したりなどしてきた。当然その際は裸にさせており、数多くのペニスをその目で見てきている。そんな彼女でも見たことがないほどの立派さであった。

 

 アレックスの痴態を堪能したことで、アダムの興奮は高まり呼吸が荒くなる。

 

「はぁ……はぁ……しゃ、しゃぶ──おぅッ!?」

 

 ペニスをしゃぶれと命令しようとしたが、その前に彼女が自分から身を乗り出すようにしてしゃぶりついてきた。

 一心不乱に、アダムのことを上目遣いで見つめながら、顎が外れんばかりに大口を開けて巨根を頬張る。

 

「んっふ……れろっ……じゅぽっ、ぐぽっ、ちゅ」

 

 さすが才女なだけあって、初めてのフェラチオにも関わらず、すぐに要領を得て弱い部分を探ってきている。

 

「あぁ……い、いいよ…………って、あれ?」

 

 アダムは拙さの中で急成長していく舌技を堪能するが、急にその股間への刺激が突然増えたことで快感に閉じていた瞼を開けた。

 

「はむっ……んっ、じゅる」

「んん……ちゅ、はぁ……」

 

 そこには、アレックスを真ん中に挟む形で、全裸のジェシカとリサが座っていた。

 ジェシカはアダムの垂れ下がった睾丸を口に頬張り、リサは竿を中心に舌を這わしている。

 

「ジェ、ジェシカ……リサも……」

「んっ……申し訳ございません、旦那様。我慢できなくなってしまって……」

「わ、私は……一人だけ見てるのも退屈だから……」

 

 答えながら、主人への奉仕に夢中になっている二人。

 

「そ、そっか。待たせてごめん……でも、何で裸なの?」

「何をおっしゃいますか。"脱げ"と命令されたのは、旦那様でしょう?」

「ああ……なるほど」

 

 苦笑いしつつも、二人の頭を撫でてその愛らしい行動を労うアダム。

 

「ぐっぽ! ぐっぽ! ん、ぢゅっ!」

「ちょっと。先っぽ、独り占めしすぎっ」

 

 頭を激しく動かして亀頭を責め続けるアレックスに、対抗心を燃やしたリサが頬を押しつけるような形でカリ首に舌を伸ばす。

 だが、アレックスはそんなリサをギロリと睨み、彼女を押し退けるべく一気にアダムのペニスを根元まで咥え込んだ。

 

「えっ!?」

 

 リサは弾かれてペニスから口から離し、ジェシカも目を丸くして睾丸の奉仕を止めてしまう。

 アダムのペニスは30cmに迫るほどの長さを誇る。それを根元まで咥えるなんて、最も彼と身体を重ねた回数が多いジェシカでもしたことがない。

 

 普通なら嗚咽を漏らして咳き込んでしまうところを、アレックスは苦しんでいる様子もなく、むしろ至上の悦びを絵に描いたような笑みでやってのけた。

 そして、くっきりとペニスの形が浮かび上がるその喉を絞り、締めつける。

 

「ア、アリー! お゛っ、あああ゛ぁぁぁ!!」

 

 ビュルッ! ブビュルルルル! ビューーッ!!

 

 射精音に加え、ドクッ、ドクッとペニスの脈打つ音とアレックスの喉が鳴らす音が交互に響き渡る。

 それが終わり、アレックスはゆっくりと、ペニスを口から引き抜く。最後に亀頭が抜けると、その先っぽから残り汁がぷくりと浮き出ているのを見て、ペロリと舌で平らげる。「ゲップ」とイカ臭い息を口から吐き出し、もはや当初の面影が一切ない満面の笑みを浮かべた。

 

「う、嘘……全部飲んだの?」

「旦那様は沢山射精なさるのに‥…すごいわ」

 

 見れば、アレックスのお腹は大量の精液で胃袋が満たされているのか、ぷっくりとほのかに膨らんでいた。リサとジェシカは驚きと羨望の眼差しを彼女に向けている。

 

「あ゛ぁ……すごく……気持ち良かった。ほんとに、最高だったよ」

 

 心底堪能したとばかりに大きな感嘆の溜息を吐いたアダムは、ズボンを上げていそいそとペニスを仕舞い込み始めた。

 その様子を見て、眉を下げて動揺を隠し切れないでいるアレックス。

 

「こんなに頑張ってくれたんだから、お礼に例の人質計画にぼくも協力してあげる」

「人質…‥けい、かく?」

「自分で計画したのに忘れたの? まあとにかく、これで君は自由になれるんだ」

 

 じゆう? 自由?

 ……違う。私は既に、自由となっている。あなたという籠の中で。

 

 アレックスはペニスを仕舞ったアダムに対して背中を向け、自身の尻を突き出した。

 次いで、両手を股間へと運ぶ。愛液でびしょ濡れのままの秘裂をくぱぁ、と開いて見せ、未だ残る処女膜を覗かせた。

 

「アダム様ぁ……私はもう、解き放たれました。ですが‥…ああっ、この卑しい身体はぁ、まだ貴方様を求めて、止まないのです」

 

  これまでの人生でスペンサーにさえ使ったこともない、これからも使うことはないと思っていた媚びるような口調。

 

 私は、虫だ。鳥から虫に変わったのだ。

 そして、彼は私の主人。私に餌を与える、唯一無二の飼い主。

 

「どうか……どうかぁ……アリー(・・・)にお情けを。ご主人様の蜜をお与えくださいぃ」

 

 そう猫撫で声で懇願しながら、お尻をフリフリと振って誘惑するアレックス──いや、アリー。

 彼女、アレクサンドラは頂点に君臨していた過去(アレックス)を捨て、アダムの女となった現在(アリー)を選んだのだ。

 

 その意思を汲み取ったアダムはニヤリと笑みを浮かべ、ジェシカに視線を送る。彼女はこくりと頷いて返した。それに答えるようにして、上げたばかりのズボンを再び降ろしてペニスを取り出す。

 期待に震えるアリーのお尻を、聖母のような微笑みを携えたジェシカが右から手で支え、少しばかり頬を膨らませたリサが左から手を添える。新たな仲間を迎えるように。

 

 アダムは未だ硬く反り勃つ剛直を、湧き水で濡れた蜜壺に宛てがい──

 

 

「歓迎するよ、アリー」

 

 

 新たな門出を祝し、腰を突き出す。

 さざ波の音に混じって、歓喜に満ちた嬌声が絶海の孤島に響き渡った。

 

 




「REVELATIONS 2」完。

アレックスは原作でも変わり果てた姿になるため、こちらでも別の意味で変わり果ててもらうことにしました。今後登場も少ないと思うので、思い切って名前も変えてます。
仮に不老不死の研究を続けさせたとしても、既に恐怖を経験したため、転生の儀を行えずお蔵入りになるでしょう。

次回はここから二年の時が過ぎた大学編となりますので、よろしくお願いいたします。



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