幼稚園の時でっけぇちんちん持ってた親友が逆レ監禁してきたって話 作:ギャレギャレの実を食った逆レ人間
胸元に擦り付けられる湿り気で目を覚ます。
控えめに言って最悪の目覚めに数えられるだろうソレは、俺が覚醒した事に気付いた下手人によってさらにひどいものとなる。
「あ、起きた? ヤマト。じゃあこれしゃぶって」
「……」
「自分からしゃぶるのと開口器付けられるのどっちが良い?」
なんてことを、笑顔で。
宣いやがるのである。
あの日から俺は、舟足家に監禁されている。
否、正確に表現するのならば
ふたなり。ショウ自身の言うように彼……もとい、彼女の体質は特殊だ。特異だ。だってふたなりなんてのは創作上のソレか、あるいは余程の病においてのみ生じる異常。男性器も女性器も有し、腰の括れや体の丸みなどは女性的で胸も大きい、なんてのは、こう、生物の構造上もそうだし、色々な所から色々なソースを以て論破されそうな不思議生物だ。
無論、こうして。今こうしてショウが存在している以上、あり得ない、なんて言葉を吐くことは無いのだが、特異であることに変わりはない。
故にだろう、舟足の家は頭を抱えたらしい。
彼女の体質がおかしいことは生まれた時からわかっていて、けれどそれでもと愛され育てられてきたショウ。彼女以外の子には恵まれず、なれば後継ぎは外から迎え入れるしかない、となっていたこの家が目を付けたのが、まぁ俺だ。
子供の頃にショウと仲の良かった、何よりもショウ本人が強く希望した相手。
ショウの両親としても、誰彼構わずお見合いをさせるのは嫌だったらしいし、舟足としてもショウの特異体質が世に広まるのは避けたい所。となると、ショウが好んでいる俺を引き入れて、しかし口封じも兼ねて"飼う"しかないと……そういうわけだ。
うーん。
なにがそういうワケだ、なんだ。
「なぁ、夏休みだから今はいいけど、普通に開けたら高校あるんだが」
「退学するかこっちに転校するか、どっちがいい?」
「その二択なら転校だけど、そっちの高校ならなんか良いのか」
「全員ウチの息がかかってるよ」
「うひゃあ」
俺にとって予想外だったのは、ショウの愛され度合いと、舟足家のデカさ。
敷地面積的な話でなく*1、権力的な意味合いでデカいのだ。色々と無理が出来るヤバさなのだ。
それをしてか、この辺りにある小さな高校の一つを庭にしているらしい。それ法的に大丈夫なのか。
「じゃ、転校手続きの書類出させとくね」
「……まじかー。ちなみにあっちの友達にLINEしたりはしていい感じ?」
「いいけど、ボクのカラダの話はしないでね。すると多分パパが……」
「怖い怖い。つかしねーよ、なんだって小学校来の友人が実は女でふたなりだった、なんて話をすることがあんだよ」
「え、ボクは高校の友達にヤマトの事"自分からおちんちん扱いてくれて、ボクを大量射精に導いてくれた大好きな人"って説明してるよ」
「まさか高校まで変態の巣窟かぁ?」
なお、ショウのペニスから出る精子は、子種としては機能していないらしい。後継ぎの話でどうして婿が必要だったのかと言えば、ショウが女性を孕ませる事は不可能だから、だ。女性器や子宮を持っているショウが男の精子で孕む事は普通に可能なようで、だから構造がどうなってるんだ、とか思わないでもないんだけど、お前の性器のレントゲン見せてくれよ、なんて変態的な要求は出来ないので不思議は不思議のまま、と。
何が言いたいかって、ショウがどれだけ女に手を出したところで孕ませる心配は無い、って話。
「しょーがないじゃん。幼稚園の頃からボクのちんちんは勃起してたし精通してたし、えっちなことへの興味もちっちゃい頃からあってさ。常にバキバキだったんだよね。もう、小学校高学年になっちゃったら耐えられないくらいに」
「あー……。え、ってかお前ってどっちで興奮すんの?」
「どっちも。女の子の柔らかい匂いも、男の子の汗っぽい匂いも、どっちもクる。……けど、あの事件のせいで自分でヌいても女の子に出し入れしても、全然気持ちよくなくてさ。責任取ってよね、ってコトだよ、これは」
「おう全然つながってないなその話は」
ところで、今の姿勢はまだ起き抜けのままだったりする。
つまり、俺は全裸でベッドに寝かされていて。
最初は胸板に、今は腹に馬乗りになったショウがいて。そのペニスの先からは、どろどろと先走り汁が出ていて。
「ボクだって親友のヤマトに苦しい思いをしてほしいとか、つらい思いをしてほしいとか、そういう事は思ってないんだよ。だから自分からやってくれたら凄く助かる。今朝みたいな失神はあんまりしたくないでしょ?」
「あんまりというか二度とというか」
「だから、自分からやってほしいんだ。ボクがやると興奮して無理矢理になっちゃう。ホントはもっともっと激しい事したいのを必死で抑えてるんだから、それくらいはね?」
「凄い、お金持ちのお嬢様が我儘で自分勝手、という幻想を体現したかのような奴だ。昔のお前はそんなんじゃなかっただろショウ」
「あの頃は勃起を隠すので精いっぱいで、傍から見たら内気気味に見えただろうね」
「なるほど、常にもじもじしていたのはそういうことか」
綺麗な思い出が全部穢されていくのを感じる。
……いやまぁ、クソガキセクハラ小僧だった俺自身を思えば、興奮はせども手を出さなかったコイツのが偉い……ようにも、考えられなくもなくもなくもなくもなくもなくもなくもないんだが……。
「一日六回」
「……マジで言ってる?」
「最低限、一日六回ヌかないと……ボクは多分暴走する。誰彼構わず捕まえて押し倒してレイプ、をしてしまう。今まではメイドたちでなんとかなってたけど、ヤマトの匂いを嗅いでからそれも多分無理になっちゃった。夏休み中はずっと一緒に居られるからいいけど、明けたらヤバイから、学校でもお願いすると思うな」
「ちなみにそれ最高どんだけやったことあるんだ?」
「梓と72時間フルセックスが最高かな……」
「死ぬよ」
はぁ、と溜息を吐く。その吐息が彼女のペニスに触れたのか、びくりと肩を震わせるショウ。
その様子にもう一度溜息を吐きつつ、俺の腹にべったり押し付けられているペニスに触れる。
「……改めて思うけど、デカすぎんだろ」
「あ、ぁあ……そう、だよね。ふふ、お風呂でも、さっきも、ヤマトのちんちん見たけど……ボクの十分の一くらいだったし……んんっ」
「うっせ」
人差し指の爪で、ショウのペニスのカリ首裏をごりっとひっかく。
「あひぃっ!?」
「ふたなりがどうとか以前に異常だろ……何cmあるんだ、直径」
「ひ、ぅ、……フルボッキで、8cmだったかな、前、測った時は……っ!」
「自分がやべーこと言ってる自覚ある?」
8cmって。
日本人の平均チン径が3~4cmじゃなかったか?
ちなみによく引き合いに出される馬は6cmくらい。
「ああ、その高速ゴシゴシ気持ちいいっ! カリ裏、あぅぁっ、はぁあ!」
「つーかこれが挿入るメイドさん達って……いや、やめとこう」
「んんっ、あふ、ふふ、ふふふ、そ、そういうね、弛緩剤があるんだ……大丈夫、健康に害は無いよ……」
「健康に害のない筋弛緩剤とは」
弛緩してる時点で害では?
というか何。それを常時持ってるの? それともここのメイドさん全員が服用してるの?
怖くない?
「ね、ね、朝みたいに、亀頭ゴシゴシするのやってよ」
「はいはい」
アレがお気に召したらしい。
自らの掌程もあるその亀頭にべったりと手を押し当てて、ゴシゴシと擦る。人間の掌には指紋だけじゃなく様々な凹凸があり、その摩擦力も高い方だ。ろくな潤滑油もない状況で生まれる摩擦はそれはもうとんでもないもので、場合によっては自らの全体重を支えられる程となる。
それを、亀頭に。
強く強く、擦り付ける。
「ひ、ひぃぃっ! こ、腰抜ける、ああ、足裏熱い、いひ、ひひっ!」
「悲鳴なのか笑い声なのかわからないな……」
亀頭をすっぽり覆い込むように両手でドームを作り、全指で爪を立て、三次元的な動きでわしゃわしゃと刺激する。腹に押し付けられている刀身部分が一回り、また一回りと大きくなっていくのを感じつつ、そしてほとんど過呼吸に近い音を漏らすショウに気を遣う事無く、これでもか、これでもかと亀頭責めを続ける。
続けて。
「あ、もうだめ」
「イくのか。まぁいいよ、後でシャワー浴びさせてもらえれば、射精しても──」
「挿入れるよ」
「──うぶっ!?」
何を言われたのか、そして何をされたのか一瞬判らなかった。
それよりも先に来たのは圧迫感──胃を、腸を押し上げる感覚。
先程までショウの顔を見ていた。だから視点を下ろして、そこを見る。
「ふ、うぅっ! あぁ、あぁああ!」
「うぐっ、げっ、うぷっ……おい、ちょ、うぐ、ショウ! 待て、っふ」
「気持ちいい! 気持ちいいよ、気持ちいいよヤマト!
ドズンドズン、ズドンズドン。
何度も何度も強烈なボディブローを食らっている感覚。打撃ではないからそっちの痛みは無いけれど、内蔵へ直接響く圧迫感に不快感が湧きあがる。
臍だ。腹の真ん中。先走り汁でどろどろになった腹はさぞかし滑りやすいだろう。そこへ、そのど真ん中へ、まるで杭でも突き立てるが如く、ショウはそのペニスをピストンしている。
「待っ、うぐぁ……! し、知らないなら教えてやるが、そこは穴じゃない、そんなに広くないし、がっ、そ、そんなに奥行ぶふっ!?」
「凄い、凄い凄い凄い! ヤマトのお腹、筋肉もあって、狭くて、ボクのちんちんを押し返してくる……! 女の子の柔らかいお腹じゃ出来なかったけど、ヤマトのお腹はボクが打ち込んでも、あぁ、気持ちいい硬さだよ! 凄いよ!」
「人生で最も嬉しくない褒められ方、ぐっ!」
一応部活等々でそれなりの腹筋は有している。
だが痛いモンは痛いし苦しいモンは苦しい。どんだけ堅い腹筋を有してる奴だって相撲取りの張り手を食らったら苦悶の声を上げるだろう。
ショウの突きは張り手程の威力は無いものの、質量が質量だし、長さもある。ここまでバキバキに硬くなった直径8cmの棒が腹に突き刺さるのだ。苦しくないはずがない。
「出す出す出すよ! 射精してもっと続ける! ねぇ、ねぇ、これナカまで届かないかな!」
「怖い事言うな! つか、ちょっと止めろ、止まれショウ! 流石にそれは苦しっ、うあっ!?」
ヘソは筋肉や皮下脂肪を突き抜け、直に腹膜へ届く構造をしている。
だから腹筋で受け止められる衝撃とは別に、ヘソそのものへの刺激はまた別途の苦痛が発生する。そこへ、だ。
穴とはいうには小さすぎるそのくぼみに、ショウのペニスの鈴口が突き込まれる。
突き込まれて──ビクン、と大きく脈動するショウのペニス。
「う──グ、ぁ……!?」
今朝は喉で体感した異常量の射精。それが、その精液が、小さなヘソのくぼみをこれでもかとこじ開けて進む。否、進める程の深さは無い。腹にそこまでの拡張性は無い。だからショウがどれほど強い力でペニスを突き立てていようとも、皮膚と亀頭の隙間から精液が漏れて行く。
どびゅる、ぶびゅると粘性の高い音を立てて──止まることなく。
「──は、っはぁ、っはぁ……はぁっ!」
「っつ……うう、ぐ」
「ヤマト……ごめん、ごめん。ボク、ダメだ。ヤマトの身体は、えっちすぎて……勃起止まんない……」
立ち上がり、こちらの顔の前に来て。
「開けて。口」
「っ! ……せめて、体勢を」
「開けて!」
仰向けの状態だ。彼女のペニスを受け入れるには奥行きが狭すぎると思っての提案だったのだが、我慢しきれなかったらしい。
声を発した事で開いた俺の口に、無理矢理ペニスが突っ込まれる。
開き切っていなかった口。その上下歯が彼女の亀頭を噛み撫でるけれど、驚くことに文字通り歯が立たない。人間の顎の力がどれだけだと思っているのか、恐ろしい事に彼女のペニスはそれを上回る硬度をしていた。
「んごぁ……!」
「はぁっ、はは、あはは! 凄い、これ、この体勢もきもちいい!」
その姿勢から、喉奥に、背骨側の喉壁にペニスが押し当てられる形となって、そのまま食道へ挿入されていく。8cmなんて大きさのものが通れるはずのない喉をギチギチと押し広げながら、ショウの体重を頼りに少しずつ少しずつ降下していくペニス。
当然息なんかできない。鼻を突く彼女の精液の匂いを嗅ぎ取りながら、またも薄れゆく意識の中で、それを見た。
直上。
上気した頬と吊り上がった口角、何よりも嬉しくてたまらないといった風に笑う彼女の目。
獲物を捉え、今まさに食べんとしている肉食獣の目。
「ああ、裏筋を舌のザラザラが、っはぁあっ!」
男ヤマト、本日二度目のイラマチオにて、二度目の失神である。
目を覚ました。
「お目覚めになられましたか?」
「……あ、楓さん」
「はい。お久しぶりですね、ヤマト君」
先程のベッドであるのは間違いないが、あれだけ撒き散らされていた精液はおろか、充満しきって臭かった性臭までもが無くなっている。どういう消臭技術だ。全国の男子高校生に分けてやって欲しい。
そんなベッドに寝ていた俺の、その傍らにいたのが、またもメイドさん。
幼少期に会った事のある、ショウの従妹のお姉さん……だと思っていた人。
「あ、手……」
「握らせてもらっておりました。不快でしたか?」
「いえ、そんなことは」
仄暗い部屋。時刻は夕暮れらしく、カーテンから夕陽が零れ落ちているのがわかる。
「紫陽様はお勉強中です。ふふ、あんなでも、一日中性欲大魔神、というわけではないのですよ」
「あんなでも、って……」
「あら、失言でしたね。お嬢様には内緒でお願いします」
そう言って、楓さんはウィンクをする。
「……紫陽様のこと」
「はい?」
「お嫌いになったりは、していませんか?」
「ああ、それは大丈夫です。まぁ、ぶっちゃけかなり乱暴に扱われてるのはわかってますけど……割とアイツが焦ってるのも伝わってきてるんで」
「まぁ」
驚いた、と言わんばかりに両手で口を覆い、目を丸くする楓さん。
昔からだけど、リアクションの大きい人だ。
「素晴らしいです。紫陽様の内面まで汲み取ってくださるなんて」
「じゃあやっぱり合ってるんですね」
「はい。紫陽様は貴方様を逃がしたくないので、なんとしてでも留まってもらうために、最速で墜としてやろう、の意気込みで頑張っておられます」
「ううん性教育」
まぁ、そういう事だ。
先も述べたけど、ショウは特異体質で、婿を貰うにも嫁に行くにもかなり特殊な準備が必要になる。なにより彼女は俺を好いてくれているらしく、なれば知らない誰かに気を遣って、あるいは気を遣わせて結婚生活を送るより、再会してすぐに彼女がふたなりであることを受け入れた俺を伴侶にした方が精神的に安心できるのだろう。
なんとしてでも手ばしたくない、という思いは伝わってくる。同時に性欲が抑えきれなくてレイプ気味の行動を起こしてしまっているようだが。
「"実は紫陽様も焦っておられるのです"……とか言いに来たんじゃないですか?」
「ふふ、正解でございます。勉学部屋へ向かう途中、紫陽様が大変後悔しておりましたので。"また酷いことをしてしまった"、"絶対嫌われてる"、"嫌われたくない"と……」
「やっぱアイツの内気、体質云々だけじゃないですね」
「内気というよりかは、当然の反応かと? 言っては何ですが、ヤマト君が寛容すぎますわ」
「そうですかね」
コロコロと笑う楓さん。彼女は未だに理解の及んでいない俺に対し、"じゃあ、たとえば"と言いながら──その指を、俺の胸元に這わせてきた。
「か、楓さん?」
「たとえば、今ここで私がヤマト君の乳首を弄ったとして、ヤマト君はそれを許してくれますか?」
「それは別に、全然問題ないってか……男なら誰だって許すと思いますよ。楓さん、美人ですし」
「ふふ。では、ヤマト君のペニスを扱きたい、と言ったら?」
「それも別に……」
「セックスをしたい、と言ったら?」
「ゴム有なら、まぁ」
「あなたのアナルを舐めたい、と言ったら?」
「汚いですけど、それでも良いなら良いですよ」
「……やっぱり」
何がやっぱりなのか。
いや、楓さんも梓さんも、そしてショウも美人美少女なのだ。
そんな子にソウイウ事されたい、って言われたら、全然OK出すだろう。俺おかしいかな?
「──じゃあ、ヤマト君のアナルに、腕を突っ込みたい、と言ったら?」
「う、腕ですか?」
「フィストファック、ですよ。どうです、流石に嫌がり──」
「いやまぁやりたいなら、というか、それで楓さんが気持ちいいならいいですけど……」
「……」
痛そうだが、その辺は楓さんならなんとかしてくれるだろう。その弛緩剤とやらを使う、とかで。
ただただ単純に俺を傷めつけたくて、とかなら全力で拒否するし抵抗するけど、性処理に使いたい、というのならまぁ受け入れる。
勿論彼女らが見目麗しいからだ。誰でも彼でも、ってほど博愛主義じゃないぞ。
「では」
「え」
「大丈夫、ご安心ください。
楓さんは、その笑みを一層深め、俺の手を離し、立ち上がり……ベッドの下の方へと回る。
そこで。掛け布団越しに見えないそこで、何かカチャカチャと音を立てながら、ベッドへと身を乗り出した。
「うつ伏せにはなれますか? お尻を突き出す形で、膝を立てる形で」
「え、え」
「なれなければそのままやりますね」
ふと、肛門に何か細いものが入って来た。
そしてその先端から、冷たい液体が注入される。どこか座薬に似たソレは──しかし。
「う、ぁ……?」
「大丈夫。ヤマト君が眠っている間に、膀胱の中身も、腸の中身も出しておきましたので」
弛緩する。
腰から下がふわっとする。
おいおい、血液にいれるとか、筋肉に直接、とかでもない麻酔が、粘膜に馴染ませるだけの薬品がしてていい即効性じゃないぞ。
マジでヤバイ薬なんじゃ。
「大丈夫、健康に害はありませんから」
「同じ文言は怖い……」
絶対ある奴じゃん。
「さて」
ふわ、っとした下半身は、けれど感覚が無いわけじゃない。
菊穴に冷たい感覚があった。四つの粒。否──指先。
そこに、恐らくローションだろう、更に冷たい液体がかけられる。
「う──ぅぅっ!?」
ぐちゅ、と卑猥な音を立てて。
それは──楓さんの五指は、入って来た。初めは四指。次いで五指。そして拳。
弛緩剤。なるほど、本来は力を抜け、などの指示があるのだろう場面で、しかし力の入れようがない。内肛門括約筋が完全に仕事をしていない。ふわふわとした感覚の中、腸内の感覚だけは明確に明瞭に明白に伝わってくる。
腕だ。紛う方なき腕。それが腸壁を擦りながら、こじ開けながら、ゆっくりゆっくり昇ってくる。
「……凄い」
「なに、が……ですかっ、ぁ……」
「一度目、ですよ。まだ開発もしていない素の状態。それで、肘まで入るなんて」
「うぅ……」
「逸材。逸材です。流石はお嬢様……確かに
コレて。
いやいいんだけどね。そこまで目くじら立てるつもりはない。
「うっ!?」
「感じますか? 貴方の腸内で、私が手を開いたり閉じたりしている感覚が」
「か、感じます……凄く、不快な、感覚……うう」
「お嬢様の通常勃起サイズはここまで来ます。フルボッキサイズとなるとさらに奥まで行きますが、通常時奥行きはこの程度です。直径は今私が手を開いている程度」
「だ……だいぶ、すね、っ」
「ここに更にピストンが加わります。……本来はお嬢様のためにあらかじめ簡易開発をしておこう、と思っておりましたが、気が変わりました。ピストンの衝撃は、そのファーストインプレッションは、お嬢様から直接頂いた方が良い」
言って、楓さんはずりずり、ずりずりと腕を引き抜いていく。
「う、っふぅぅー……んん」
「嘘です」
「──ゴッぁ!?」
突然、さっきの位置まで突き戻される腕。唐突過ぎる衝撃に事実を受け止め切れず、目が白黒する。
か、楓さん?
「あ、っはぁ……」
「あ、の……?」
「良い声で啼きますね、ヤマト君。ふふふ、思わず濡れてしまいました」
「しまったこの人もちゃんと変態うぶっ!」
引き抜いて、戻されて、引き抜かれて、戻して。
ピストンの衝撃。ファーストインプレッション。そんなこと知るかとばかりに動かされる腕と、俺が呻く度に熱い水分の籠った息を吐く楓さん。
やばいなー。この家。
「言い訳をしますね?」
「ぐぶ、う、うぅっ!」
「私達はお嬢様の性処理係としてずっと連れ添ってきました。お嬢様がたとえ満足せずとも身を粉にして。お嬢様は男性らしい性臭を撒き散らし、精液をそこいらじゅうに飛ばし、男性器をアリアリと見せつけてきますが──反応は女の子なのです」
「ふぅっ……っふ、ぅ」
「私達に出し入れしようと、私達からご奉仕しようと、紫陽様は女の子らしい反応しか返してくれません。当然、あの方は男性器以外はほぼ女性なので、それ以外の反応など出来るはずもないのですが。けれど、私達メイドとしては、男性器を弄った際に、あるいはその体を刺激した際に、男性であるにもかかわらず出るメス声が──聞きたいのです。甘い声。苦悶を圧し潰す声。私達はそれに飢えています」
自分がやべーこと言ってる自覚あります?
「覚えておりますか? 貴方は過去、私のスカートを捲っただけでなく、クリトリスまで触ってきました。勿論幼い頃のヤマト君はクリトリスなんて言葉自体知らなかったのでしょうが、あの時の私と二人だけの空間で、"いたずらで触ると楓お姉さんが面白い声を出す場所"として散々に弄ってくださりましたね」
「割合死んだ方が良い気がしてきました過去の俺」
「ふふふ、もう遅いです。他にもたくさんいますよ? あの頃の無邪気なヤマト君の被害者は。覚悟しておいてくださいね?」
「え、いや俺梓さんと楓さん以外にはそんなに……」
「はい、今回はこれでおしまいです」
「うっ!?」
ずりゅりゅっ、と腕が抜き取られる。
一気に排泄をしたかのような感覚。快感で腰が抜けそうになるけど、そもそも弛緩してるので抜けてるようなものだ。
「貴方のアナルはお嬢様のペニスケースです。もし貴方がお嬢様のペニスの全てを受け入れることが出来なければ、こうしてあの方に隠れ、メイドたちが開発をしに来ますので……お忘れなきよう」
「いや、俺側の努力どうこうでどうかなるもんじゃない気がするんですけど」
「それでは失礼いたします。ああ、お勉強終わりのお嬢様には、ねぎらいの言葉をかけてあげてくださいね。内容によっては夜のセックスの激しさが軽減するかもしれませんから」
……いや。
全然、ふつーに──ドッと疲れたよ。ショウが来るまで、もうひと眠りさせてもらおう……。
人体構造とか薬物とかは全部「創作物だから」で片付けてください。
ファンタジーです。