一応ストーリーも考えていますので、よろしくお願いします。
追憶と事後の朝☆
弾丸の嵐が飛び交う中を、黒い影が常人と思えない速度で駆け抜けていった。
黒いコートに一メートル近くある打刀を腰に下げ、歯を食いしばりながら弾丸を避け、貨物を盾にしながらコートをたなびかせる。
発砲音はそれだけで恐怖心を人に与え、足を竦ませる効果があると言うが、彼はむしろ逆だ。
死という脅威が近づいてくるにつれ、血の巡りが早くなり、心臓が早鐘を打つ。恐怖心よりも高揚感が勝り、気が付けば口元にギラリとした獰猛な笑みが浮かんでいた。
「四、五、六、七……十三人か……舐められたもんだな……」
壁に穴が空き、天井の窓ガラスが割れて月明りが差し込んできた。黒い影が照らされ、姿が露わになる。黒いコートに手甲を付け、神秘的な光を纏う大人びた顔立ちだが、未だ二十歳にもなっていない少年だ。彼を襲うのは、不気味な仮面やマスクで顔を隠した黒衣の集団だ。瞳に光は無く、ただ作業のように少年の命を奪おうとしてくる。
上等だ。そちらがその気ならば本気で迎え撃ってやろう。巨大な貨物の影から走り出した少年を狙い、四方八方から集中砲火が降り注ぐ。だが当たらない。彼には何処から狙われているのか見えているのだ。一歩踏み込み、残骸となった貨物を踏み台にしながら跳躍し、鯉口を切る。
敵の銃口が上へと向き、発射される弾丸が少年を狙い火花を散らす。だが彼に恐れはない。
一つ、二つ、三つと、抜き放たれた打刀が襲い掛かる弾丸を斬り伏せる。頬や肩、脇腹を掠めたものはどうでも良い。僅かな出血も、致命傷にさえならなければ無いのも同じだ。弾かれ、両断された銃弾が向かった先は物陰に控えていた敵の脳天だ。撃ちぬき、断末魔さえ上げないまま三人が絶命する。
「残りは……十」
降下する自重を刃に乗せ、正面にいた敵を兜割の要領で斬り伏せる。構えられたライフルを盾にするが、そんなものは在って無いようなものだ。
押し込み、振りぬいた刃が通り過ぎれば、脳天から股下まで見事に両断され、血と臓物の臭いを巻き散らす。
だがそれでは終わらない。
打刀がコンクリートの地面に着く直前に刃が返され、隣で銃を構えていた相手を逆袈裟の一撃で両断した。
「九、八……っ!」
再び駆けだそうとした時、残り八人の銃口が向いていることを感じ取った。命を刈り取ろうとする死の空気が肌を叩いてくる。だが下がってはいけない。死に打ち勝つには、背を向けてはいけない。死骸となった敵の下半身、そこに下げられていた小太刀を引き抜き、引き絞って投擲する。
ガウンッ! という空気を裂くような音が響き、一番前で銃を構えていた敵の肩を貫く。仕留めきれずとも構わない。怯ませ、隙を生むのが目的だ。
「グ、ラァァ!」
僅かな瞬間、身体を引き絞った少年が、片手一本で弾丸よりも速く突きを放つ。黒いコートが悪魔がもつ翼のように大きく翻り、心臓を貫きながら敵陣を突き進んでいった。
吐き出された血が地面を濡らし、くし刺しになった敵を盾にしながら弾丸を防ぎ、最も効率的な進路を脳内で導き出せば、後は行動に移すだけだ。
「七、これで、六、五……!」
楯となった死骸から打刀と小太刀を引き抜くと、背後にいた敵の首を小太刀を裂き、隣にいたもう一人の腕を斬り落とす。鮮血に塗れながら返す刃で胴を両断。段々と血糊のせいで切れ味が悪くなっていくのが分かった。
刃こぼれし、流れてこびり付いた血が握りを甘くする。家から逃げ出すときに選ぶことなく持ち出した安物だ。そこまでの期待はしていない。舌打ちをしながら逆手に持ち替え、少し遠くにいる敵へと真っすぐ投擲する。
先ほどとは違う殺意の乗った刃が敵の脳天を貫くと、引き金を引かれたままの銃が滅茶苦茶な方向へと暴発した。
「残り四……これでいいか……」
斬り伏せた敵から安物の刀を抜く。刃こぼれせず、切れ味の落ちない刀があればどれだけよかったことか。弾丸をよけきれず抉れた身体の節々から血が流れ、意識が遠のいていく。
しかし気絶などしてはいけない。残り四人を退けなければどのみち助からない。ならば全員刈り取らなければと、短く息を吐いて残りを睨みつける。
だが……
「おいおい……よりによって、アンタかよ、穿鬼、刃魔……」
視線の先にいたのは四人の兵隊ではない。それらよりもずっと厄介で、殺意と実力を兼ね備えた脅威の存在だ。少年の居た家、そこで最も戦闘能力を持っていた四人のうちの二人が、新たな敵として立ちふさがっていた。
「お久しゅうございます、このようなことになり、残念です」
白く長い髪にしわがれた声と鬼の仮面をつけた、穿鬼が恭しく礼をする。礼儀正しい風を装っているが、少年を追い詰めて隊を率いてきたのはこの男だ。忍び装束と呼ぶに相応しい老人を睨みつけながら刀を下段に構えなおすと、もう一人が鞘から刀を抜き、切っ先を向けてきた。
「兄上殿……いや、違うな。アイツにそこまでの度胸はない。親父か?」
「その通り。御館様は、貴方の存在を最早お認めになりはしない。ここで死ぬことが、名誉だとさえ思ってらっしゃいます」
逆立った髪に、顔の下半分を鬼の仮面で隠した壮年の男、刃魔が返答した。無駄を省いたた佇まいに、空気を締め付ける剣圧。この二人ならば刃魔の方が厄介だ。万全の状態ならば分からないが、今の少年では甘く見積もっても互角と言ったところだろう。
「死ぬことが名誉か、言ってくれるねぇ」
クックッとした喉の奥で鳴らすような笑いを少年が漏らす。
少しでも時間を稼ごうと、体力を回復させようと言葉を繋ぎ、自らの装備をひそかに確認する。
持っているのは安物の刀にクナイが数本。残りは……、そう確認しようとした時、視界から刃魔が姿を消した。
「ッ、この、クソが!」
それと同時に、肩から腰に掛けて鋭い斬撃の痛みが走る。暗闇に溶け込まれ、疲労で肉体が思うように付いてこなかったせいで防ぐことも出来なかった。連なる二撃目は致命傷こそ避けたものの、一撃目と交差するように切り裂かれてしまった。
「ッくく……おいおい、容赦ねえな本当に………ッガァ!」
自嘲気味な笑みを漏らしていた少年の脚がガウンッ!という銃声と共に撃ちぬかれる。穿鬼が率いている御庭番の狙撃だろう。
正確な上に、動きを止めるには充分すぎる。致命傷にならないというのが余計に厄介だ。
「どうか、これ以上抵抗の無きよう。出来ることならば、我々も痛めつけるなどと言うことはしたくありません故」
「良いのかよ。少なくとも、俺はあの兄上殿よりは優秀だぞ。次期当主になれば、腐りきった、飛城を変えることが出来る」
本心だった。
そうしたいからこそ、裏で様々な画策をしていた。
四天衛鬼の内、二人を味方につけ、麻薬の流通を抑制し、傘下の暴力団達が行ってきた悪事を警察に密告。
彼らからの助けを切り捨て、悪党を少しずつ減らしていった。
「それを、我らが御館様は望まないのです。お分かりください。貴方様は優秀過ぎる」
そう刃魔が刀を少年の首へと添える。その答えは予測していたはずで、自分を狙うのならば最も分かりやすい理由なはずだ。だが、彼の内に生まれてくるのは諦観と落胆を綯い交ぜにしたような混沌とした感情に支配されていた。
それに気が付いたとき、少年の手は刀から離れ、力なく垂れさがっていた。
心臓の音が小さくなっていく。
諦めが思考を支配していく。
血が止まらない。
戦う意志が、崩れていく音がした。
ザクッーー
その心臓を、刃魔の刀が突き刺した。
「どうか、安らかに。来世では幸福になられることを願います」
背後から穿鬼の声が聞こえてくる。
瞼が降りていき、命の火が吹き消される。
だが。
『いつか、私を奪いに来てほしいな』
記憶の片隅で、自分を鍛えてくれた女性の声が蘇る。
ああ、本当に、溜息が出てしまうほど未練がましい小僧だ。
そう自嘲気味な笑いを漏らした少年が、刃魔の刀を素手で掴み、最後の最後まで残していた唯一の現代兵器を取り出す。
「悪いけど、お断りだね」
手のひらサイズながら、人を殺すには充分以上の威力を持つ手榴弾のピンを引き抜き、放り投げる。
刃魔も穿鬼も気が付いたようだ。秒読みを始めるより先に二人の鬼が逃走を始め、少年も突き刺さった刀を抜くことすらせずに走り出す。見っともなくてもいい。無様でも、惨めでも構わない。
生きて、必ず約束を果たして見せる。
「義に殉じようとは思わないのか、誠児殿!」
刃魔が叫ぶ。少年、誠児は爆発に巻き込まれる刹那の瞬間、彼らへと中指をたて、吐き捨てる様に叫んだ。
「くそくらえだ、そんなもん」
**********
ふと、目が覚めて時計を見る。時刻は未だに午前五時。
用事があるとは言え、流石に早すぎる時間帯だ。一年以上も前のことを夢に見るとは、意外にも自分はセンチメンタルだったのかもしれない。
苦笑いした彼、誠児がベッドから出ると軽く伸びをしながら台所へと向かうため立ち上がろうとした。
衣服は身に纏っておらず、弾痕や裂傷跡がある鍛え上げられた肉体が晒されていた。白い髪を短く切り揃え、半開きになった紅い瞳を擦れば、未だに十五歳かどうかという端正な容姿が僅かに歪む。
「早いけど……朝飯でも作っとくかぁ」
欠伸をしながらベッドの周りに散らかった下着を探す誠児。
しかし、そんな彼のを引き留める手がベッドの中から伸びてきた。しなやかでホッソリとした美しさを持ちながらも、男性を引き留めるだけの力を持っていた。
「んぅ……どうしたの、誠児くん……まだ起きるには早いでしょう……?」
布団から這い出てきたのは、誠児と同じように色素が抜けた長く美しい髪を垂らした美女だった。大きな瞳に高い鼻、綺麗な形をした唇など、妖艶な大人の女性だ。そんな彼女が欠伸をしながら掛け布団を退けると、その姿が露わになった。
細く長い手足に、引き締まったウェスト。しかしながらも胸部と臀部には、肉と脂が淫らに実っており、軽く伸びをすれば彼女の顔よりも大きな乳肉がダプン♡と音を立てて揺れる。きめ細かく一つの染みや、無駄な脂肪の無い肢体には寝汗が浮かび、甘い雌の臭いを漂わせていた。
「師匠……ちょっと早く目が覚めたんで、朝ごはんでもって、ちょ!」
「ん~、もう、駄目よぉ♡ 訓練時以外は、ちゃんと友子って呼んでくれないとぉ♡」
立ち上がろうとした誠児に美女、友子が体を起こして抱き着いてくる。ありとあらゆる男性が欲望を抱く乳肉が押し付けられれば、生唾を呑んで下半身を熱くさせざるを得ない。事実、誠児もその一人だった。吐こうとしたボクサーパンツを床に落とし、ベッドの上に座りなおす。
「ゆ、友子さん、その……当たってます……けど?」
声が上ずりそうになるのを必死で抑え、消えかけている理性に待ったを掛けながら絞り出した問いかけだったが、友子はクスリと笑みを零して誠児へ顔を寄せる。そのせいで乳肉の柔らかさと大きさがハッキリと分かってしまう。
そんな彼を嘲笑うかのように、友子が甘ったるい吐息をふぅ~~♡っと耳元に吹きかけた。
「こういうのって、当ててるのよ♡ って言うんでしょ♡ 昨日、たっくさんザーメン射精したのに♡ 朝勃ち収まらない旦那様の絶倫おちんぽをぉ♡ 興奮させるためのドスケベ誘惑おっぱい♡」
甘ったるく、媚びを売るような声音に誠児は息を荒くする。
歩くたびにメートル越えの乳肉と、安産型の巨尻を揺らしてしまう二十歳近くの美女。
鋼のような肉体と、一晩で回復する性欲の有り余った十代の中学生男子。
この二人が一糸まとわぬ姿でベッドを共にしているということは、言わずもがな
「ちゅ♡ ん、ふぅ……♡ Mカップの、メートル越えおっぱい♡ 誠児くんも大好きでしょう♡ 雄フェロモンムンムンなおちんぽ♡ 昨日もパイズリで、三回射精しちゃったものね♡ 可愛い声出しながら腰振るわせて♡ ちゅ♡ ちゅる♡ 濃厚で、あっつい種付けザーメン♡ びゅるるる~って♡ んはぁ♡」
誠児の首筋に軽くキスをし、長くイヤらしい舌で舐め上げる友子が、身体をくねらせながら乳肉を背中へと擦り付ける。手は鍛え上げられた胸板をなぞり、スルスルとその下で熱く怒張しているものへと添えられる。臍を通り越すほど長く、ペットボトルよりも太い雄の象徴。触れるだけで下腹部が熱くなった友子がチロリ♡と唇を舐めると、張り出した亀頭に爪を立てた。
“カリカリ♡ すり♡ くに♡ しゅくしゅく♡ カリカリ♡ くちゅ♡“
「ほらぁ♡ おちんぽも、我慢できないみたいよ♡ ぶっとい幹も、カリ高で真っ黒な亀頭も♡ ビクンビクンって跳ねちゃって♡ んれぁ♡ 種付けしてやる~って唸ってるもの♡ 誠児くんの凶暴なヤリまくりおちんぽ♡ 私の身体つかって、たくさんコキ捨てていいのよ♡」
肉棒を軽く摩られるだけで、誠児の興奮は最高潮にまで上り詰める。並みの男ならば、これだけで果ててしまっていることだろう。視線を友子の方へと向ければ、頬を紅潮させた彼女と見つめ合う形になる。
潤んだ瞳が色っぽく、半開きになった唇は化粧をシッカリしていないというのに艶やかだ。
「ね、しましょ♡ 誠児くんの極悪なおちんぽで♡ 私のドスケベおマンコ押しつぶす、乱暴なセックス♡ 性欲を発散することしか考えてない、種付け動物交尾♡ いろんなこと忘れて、淫水まみれになるまでシちゃいましょう♡」
何を言えば雄が興奮し、肉欲を抑えきれずに襲いかかってくるのか。それを友子は誠児本人よりも深く理解していた。肉棒がより硬さを増し、ビクンと跳ねて我慢汁を床に垂らす。理性のダムが決壊するまで、あと一押しといったところだろう。
「ゆ、友子さんは、大学があるし、俺も、その……学校なんですけど……?」
それは最終確認と言えるだろう。医学部に通っている友子にとって単位は当然ながら重要だ。誠児もとある人物の厚意によって学校に通わせてもらっている。出席日数は問題ないが、事情がない限りは出たいのが本音だ。
しかし、友子は小さく微笑むだけで離れる素振りを見せない。むしろイヤらしい吐息を漏らしながら、我慢汁で滑りの良くなった肉棒を扱き、興奮と発情で精液を大量生産している陰嚢を揉みほぐす。
「今日は休講よ。大事な会議があるんですって。だ・か・らぁ♡ 望月先生に呼ばれてる夜まで暇なの♡ ん、ふぅ♡ パイズリフェラでも、おマンコセックスでも♡ いくらでもする時間はあるのよ♡ 学校なんか休んで、きもちよ~くザーメン射精しちゃいましょ、ん、きゃう♡」
ねっとりとした声音に発情した雌の臭いを漂わせる友子に、誠児の我慢が限界を迎えた。振り返りながら彼女の爆乳を鷲掴みにし、力任せにベッドに押し倒す。息を荒げ、熱くそそり立つ肉棒を押し付ける姿は、肉欲に塗れた獣のソレだ。
友子はそんな誠児を見ながら、彼の雄としての力強さを感じながら、ズクン♡と下腹部を疼かせた。普段のような礼儀正しく、青少年めいた彼のこともお気に入りだが、今のような本能に狂う彼こそ、友子が愛している誠児の姿だった。
「友子さん、加減とかしませんからね……!」
「あ、んぅ♡ ちゅ♡ ぢゅるる♡ んはぁ♡ れろぉ♡ ちゅ♡ ちゅぱぁ♡ は、ぁん♡ キス、はげしい♡ あむ♡ ぢゅずず♡ んふふ♡ いいわ♡ おマンコが誠児くんのザーメンでいっぱいになって、臭い取れなくなるくらい♡ 光姫や桜田が嫉妬しちゃう濃厚なセックス♡ 期待してるわよ、旦那様♡」
舌を絡ませ、唾液を啜る友子が身体をくねらせる。一糸纏わぬ肉感的な下半身に、陰毛が綺麗に整えられた恥丘を肉棒に擦らせると、手をまわして誠児へと密着させる。
結局、二人の獣じみた交尾は夜まで続き、学校をサボった誠児は、保護者である女性たちから冗談では済ませないほど叱られたのだった。
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―では一つ、とある男の歌劇をご覧あれ
―その筋書きは在り来たりで、背徳に満ちているが
―なにに変えても、役者が良い
―世界と言う舞台の上で、至高と信ずる
―故にきっと、退屈はさせまい
―苛烈で、淫靡で、狂気に満ちた物語を、愉しんでいってくれたまえ
戦闘シーン、これで大丈夫なのかいつも不安になります。
時系列的には、柩さんと出会う半年前くらいです。
感想、ご意見、お待ちしています。