※この作品はR-18です。

オルタはお嫌いですか?   作:濁り丸

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番外編:愛の神は、愛に溺れる-3

 始めは唇同士を軽く触れ合わせるような、付き合いたての恋人同士がするキスであった。

 

 

「…………んっ♡♡♡ ――んぅ♡♡」

 

 

 その優しいリップキスだけで白髪の美女――愛の神 カーマは、頭の天辺に向かって微弱な電気が流れるようなビリっ♡と痺れる快感に身悶える。閉じた上唇と下唇の間から漏れる低い呻き声のような嬌声は、唇が塞がれていなければ甲高く甘ったるいメスの哭き声を上げていたことだろう。

 

 彼女が身に纏っている金の装飾が施された衣装は、豊かな乳房の殆どが丸見えとなっていた。

 

 辛うじてギリギリではあるのだが、乳輪と乳首は金の装飾によって隠されている。しかし、隠れていることが女性らしく美しい肢体の淫靡さを抑えている訳では無く、見えていないからこそ妄想することが出来てしまう。

 

 

 ――結果的に、ただ裸でいるよりも何倍も淫靡に見えていた。

 

 

 そんな黄金の装飾によりギリギリ隠されているが、桜色の乳輪はプックリと膨らみ、乳首は痛いと感じるくらいに硬くシコっていた。もしもその充血した乳首や乳輪に息をフーっと吹き掛ければ、カーマは大きな嬌声を上げると共に、全身をビクンっ♡♡♡と震わせていることだろう。

 

 誰かを『愛する』ことはあっても、『愛される』ことが無かったがために"歪んだ"愛の神は、青年――人類最後のマスター"藤丸 立香"から与えられる愛情を伝えるキスによって、過剰なまでに"敏感な身体"になっていた。

 

 それこそ唇同士が触れ合うだけで唇を中心に、ビリビリと電流が流れるような甘い痺れが全身を駆け巡り、一切触れられてもいない秘所が湿り気を帯びてしまう。それ程までに誰にも愛されることの無かったカーマにとって、マスターから与えられる愛はどんなに高純度な媚薬よりも強力な効能を秘めていた。

 

 ある意味――世間一般で『キメセク』とも呼ばれる、違法薬物を用いた依存性の高いセックスが可愛らしく思える程に、彼女にとっての"愛"とは全ての毒を凌駕する程に劇薬である。

 

 そして、何物にも代え難い、甘美な酒のようなものであった。

 

 愛の神であるカーマにとっての"与えられる愛"とは、麻薬よりも中毒性が高いモノだ。一度でもその甘美な毒を知ってしまえば永遠に忘れることも出来ず、雛鳥が親鳥に餌を求めて鳴くように、彼女はマスターに愛を求めてしまうだろう。

 

 そんなリップキスだけで強い快感を得てしまうカーマに対して、潜在的に嗜虐心が強い傾向にある彼は更に深い口付けを行おうとする。最早、語るまでも無いことではあるのだが、彼女はそのキスを拒むことが出来ない。

 

 ――世界を滅ぼす"愛欲の獣の力"を持っていようと、たった一人の人間にも勝てはしないのだ。

 

 

「んぅ゛――――っ♡♡♡ ちゅぅ♡♡ んぅ゛っ♡♡♡ んちゅっ♡ ん゛~~~~~ぅっ゛♡♡」

 

 

 甘い痺れを伴う快感によってカーマの固く結んだ唇は、次第に弛んでふにゃふにゃになってしまう。そのことを見逃さなかったマスターは、彼女の上唇と下唇の間に出来た隙間を縫うように、唾液に濡れた舌先を彼女の口内に遠慮なく侵入させた。

 

 

「ぅ゛~~~~~っっ゛!?♡♡♡ ん゛ちゅぅ♡♡ ぢゅちゅぅ♡♡♡ ぢゅっ、ちゅるる゛っ♡♡」

 

 

 困惑と快感の混じった悲鳴を口内で上げるカーマは、柔らかい内頬や歯茎の溝となっている部分を、彼の舌先が隙間なく舐め上げる。

 

 彼女は初めてキスをした少女のように上手く呼吸が出来ない状態に陥り、酸欠に近い状態となって思考が上手く纏まらない脳に、強い幸福感と快感が半強制的に与えられる。カーマの口を閉じていた力は次第に弱まっていき、唇を固く結んでいた時と同じように開いてしまう。

 

 口が弛んだ状態になったのを確認したマスターは、一度だけカーマの唇を開放する。

 

 そして、より深い口付けを行うことを彼女に対して伝える。それは逃げることの出来ないカーマにとって、死刑宣告の判決にも等しかった。

 

 再び唇同士が元からそうであったかのように繋がり合い、更に奥深くまでマスターの長い舌が彼女の口内に侵入していく。

 

 目を大きく見開いて驚くカーマだったが、襞のように凸凹している硬口蓋や口腔底、緊張によって力が入り硬くなった舌まで入念に愛撫される。明らかに豊富な経験を持っているマスターの巧みな舌使いを受けて、彼女の口内はまるでプリンであるかのように柔らかく蕩けていった。

 

 彼の舌先がツンツンと彼女の柔らかくなった舌を小突き、奥の方に縮こまっている舌を伸ばすように無言で催促をする。自分を愛してくれるマスターからの命令に逆らえないカーマは、彼に促されるままにおずおずと舌先を伸ばしてしまう。

 

 その差し出された舌をマスターは長い舌で絡め取り、口の外へと出た舌先を上唇と下唇で挟むように優しく拘束する。

 

 本来は簡単に抜け出せる拘束は愛に飢えた彼女にとって、絶対に抜け出すことの出来ない強固なものであった。それは例えるならば北欧神話で有名な怪狼"フェンリル"を拘束した、グレイプニルと呼ばれる足枷に縛られるのと同義である。

 

 逃げ出そうとする気持ちやその力も無いカーマは、口内で絶叫にも近い悲鳴と嬌声の混じった声を上げる。

 

 しかし、そんな口内に響く悲鳴は次第に小さくなっていく。否、悲鳴は切なくも甘い嬌声に置換されていった。緊張で硬くなっていた彼女の舌がマスターの愛撫によって柔らかくなっていたように、彼女の元から脆弱な理性もドロドロに溶解する。

 

 ――その結果、彼の舌の動きに合わせるように、カーマもぎこちなく舌を動かし始めた。

 

 お互いの唾液を混ぜ合わせる『じゅるじゅるっ♡♡』と、卑猥な水音が部屋の中で鳴り響く。ナメクジの行う交尾のように二人の舌が艶めかしく動き、互いの舌がネットリと離れることの無いように絡み合う。

 

 相手を愛し合っているからこそ、相手の唾液を何故か甘いと感じてしまった。

 

 マスターが唾液をじゅるじゅると水音を立てて啜るように、気付けば彼女も舌を絡め合う中で泡立った唾液を、ゴクリと喉を鳴らして飲み込んでいた。蝶が花の蜜を求めて吸うように、カーマは彼の唾液を求めて啜る。

 

 

「ぢゅるる゛るる゛っ゛♡♡♡ じゅるるっ♡♡ ん゛ぅっ♡♡ ぢゅっちゅぅ……っ゛♡♡♡ じゅるぢゅぢゅっ♡♡ ん――――っっ゛♡♡♡」

 

 

 二人の口元から響く濁音混じりの水音は更に大きくなり、快感に呻くカーマは全身をこれまで以上に震わせた。縦に割れた美しいお臍の少し下の辺りから、絶頂へと至る波がじわじわと込み上げてくる。

 

 最早、彼女にその絶頂を止める術は万に一つも無く、愛しい人に愛される幸福感で胸が一杯になってしまう。

 

 

(~~~~~~~っっ゛♡♡♡ まっ、マスターのキスぅ♡♡ ぅまっ、上手すぎますっ♡♡♡ こっ、こんなのされたらっ♡♡ イっちゃいますぅ゛♡♡♡ ィ゛――っ♡♡)

 

 

「じゅるる゛っ♡♡♡ ん゛ちゅっ゛♡♡ ちゅち゛ゅぅ……っ♡♡ ん゛ぅ~~~~~~っっ゛♡♡♡♡ ん゛ぅぅ゛ぅっ゛♡♡♡」

 

 

 そこから先は語るまでも無いことである。

 絶頂への我慢が効かない愛の神は、この日初めてのアクメを迎えてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

「――ぢゅるるっ♡♡ ちゅぅっ……んぅ♡ ちゅるるっ゛♡♡♡ じゅるるるっ♡♡ ――んぅ゛っ♡♡♡」

 

 

 部屋の中では何かの液体を啜るような卑猥な水音と、二人の口内で反響し合うくぐもった嬌声が絶え間なく響いていた。他に耳を澄ませて聞こえる音を挙げるとすれば、微かに聞こえる二人分の息使いだろう。

 

 特に女性の『ふーーっ♡♡ ふーーっ♡♡』と、性的興奮と酸素不足から抑えようと思っても漏れ出る荒い鼻息は、男性の規則正しい鼻息に比べて大きく不規則であった。

 

 その荒い息使いを聞くだけで女の理性が蜂蜜のようにドロドロに蕩けており、現在進行形で行われている"行為"に対して、夢中になっていることが手に取るように分かる。

 

 

「じゅる゛っ♡♡♡ じゅぢゅっ♡♡ じゅるちゅぅ゛♡ ぢゅるる゛る゛っ♡♡ んく゛……んん゛っ♡♡ じゅるる――っ゛♡♡♡」

 

 

 聴覚だけでは無く視覚で"彼ら"を観察して見れば――処女雪のように真っ白な長髪が目を惹く美女が、深い口付けの快感にビクビクと全身を震わせていた。

 

 詳細に説明すればキスをする相手である"黒髪の青年"が、舌先を動かす度に華奢な肩を『ピクっ♡♡ ピクっ♡♡』と悩まし気に震わせ、唾液を啜られると肉付きの良いお尻を『ビクンっ♡♡ ビクンっ♡♡』と左右に振るように揺らす。

 

 例え声を満足に出すことが出来ない状況であろうとも、彼女が快感を感じていることは間違いようが無かった。

 

 本来ならばもっと声を上げて快感を少しでも逃したかったのだが、青年の長い舌に口内を蹂躙されているため、満足に大きな嬌声を上げることすら叶わない。初めて口付けをされた年若い少女のように、彼女は彼の巧みな舌の動きに翻弄されるばかりであった。

 

 しかし、口内の全てを貪られる美女が思い感じていることは、青年への愛しいと想う気持ちと愛されることへの幸福感の二つだけである。彼に愛されているこの時だけは、自分に対して向けていた"負の感情"や劣等感が綺麗さっぱりと消え去っていた。

 

(マスター……っ♡♡ 好きっ♡♡♡ 好き好き好き――大好きです……♡♡ あっ、愛してるマスターとディープキスっ♡♡♡ こんなに激しくて気持ち良いキス知らなぃ……♡♡ こっ、こんにゃのお口でセックスしてるのと変わらないですっ♡♡♡ マスターとお口セックス……っ♡♡ ぃ゛~~~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡)

 

 口付けの快感と幸福感に抗えない白髪の美女は、簡単に絶頂へと昇り詰めてしまう。精神的に絶頂を拒む気持ちが欠片も無かったからこそ、耐えたり我慢するということが不可能である。

 

 

 ――ぷしゅ……♡♡ ぷしゅっ♡♡♡ ぷしゃぁぁ――――っ♡♡♡

 

 

 これで"何度目"になるのか分からないが、尿道口から大量の体液をお漏らしでもするように噴き出す。小さな孔である尿道口から噴き出した体液は、アンモニアの特有の刺激臭を伴う黄金色の尿では無く、メスのフェロモンをタップリと含んだ"潮"と呼ばれる体液だった。

 

 腰を前後にカクカクと揺らしながら潮を吹く彼女は、目の前が真っ白な閃光に覆い尽くされている。脳内では赤黒い炎がメラメラと立ち上り、正しく脳髄を焼くような快感に無防備なままに晒された。

 

 

「ん゛ぅ~~~~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡」

 

 

 音にもなっていない嬌声を口内で上げる白髪の美女は、背中と首を可動する限界まで反らす。しかし、青年はその瑞々しい桜色の唇を離してはくれない。それどころかより深くまで繋がろうと、彼は更に深い口付けをする。

 

 碌な抵抗をすることが出来ない彼女は、されるがままに口内を蹂躙されてしまう。

 

(ィ゛っ♡♡ イ゛っへりゅ♡♡♡ イ゛ってるのにぃ……♡♡ こんなのバカになっちゃいますっ♡♡ ずっと幸せで、気持ち良いのが止まらなぃ♡♡♡)

 

 幸福と快感によって作り出された半透明な桃色の沼に、つま先の先端から頭の天辺までドップリと沈む"愛の神"は、彼から与えられる愛に溺れるただの女でしか無かった。

 

 彼女が絶頂している間も止まることの無い青年の舌の動きに新たな快感を感じ、ヒクヒクと開閉を繰り返す卑猥な膣口から、トロリとした粘っこい愛蜜を溢れさせる。

 

 

(ぃっ、ぃひっ♡♡ まっ、まりゃ――っ♡♡♡)

 

 

 ――彼女が次の絶頂に達するまで、そう時間は掛からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

「――ぅ゛~~~~~~~~~~っっ゛♡♡♡♡♡」

 

 

 マスターの口内で大きな嬌声を上げるカーマは、今日だけで"七度目"の潮を吹いてしまう。

 

 花の形を模った黄金で出来たショーツのような秘所を隠す装飾の隙間から、雌のフェロモンをタップリ含んだ潮や愛蜜がお漏らしをしたように溢れ零れている。びちゃびちゃとイヤらしい水音がシーツの上で鳴り、清潔感を感じさせる純白のシーツに大きな染みを作り出す。

 

 成熟した女のむっちりとした太ももの内側は、ヌルヌルとした粘っこい愛蜜や汗でじっとりと濡れている。ムチっ♡♡ ムチっ♡♡と擬音すらしそうな肉付きの良い太ももの間には、照明の光でキラキラと反射するような透明の糸が何本も引いていた。

 

 水溜まりのようになっている濡れたシーツからは、メスの濃い淫臭のする湯気が立ち昇る。

 

 カーマの全身の毛穴からは大粒の汗が噴き出し、甘酸っぱい汗の匂いが部屋中に広がる。何度も何度も絶頂を繰り返した女の淫臭は、噎せ返ってしまう程に濃くなっていた。

 

 全身にじっとりと汗を掻いた彼女は、オイルでも塗ったかのようにイヤらしい光沢を放っている。本来、汗とは不潔で臭いといったイメージを持つかもしれないが、カーマの汗にそう言った負の感情を持つ男性など存在しないだろう。

 

 彼女の甘酸っぱい汗のニオイは雄の獣性を刺激しており、白く透き通るような肌に浮いた汗は理性が無ければ舐め回したい衝動に駆られるに違いない。男とは美しい女を前にした時には、常識やモラルと言ったものが極端に下がるものだ。

 

 破壊神 シヴァの邪魔をしたことによって焼き殺された結果、シヴァの宇宙と同化してしまった憐れな愛の神。カーマは再臨を重ねて本来の力を取り戻しつつあったがために、しなやかな四肢や白く長い髪の内側が宇宙や青い炎のようなものと同化しているような見た目である。

 

 明らかに一般人とは違う特異な見た目である筈なのだが、正しく"女神"のように美しい彼女の前では些事でしかない。寧ろ白髪の美女のまるで精巧に作られた芸術品のように綺麗な容姿と、しなやかでありながら女性らしい丸みを帯びた肢体には、安直な表現だが"似合って"いた。

 

 そんなこの世に二人といない唯一無二の美しさを持ったカーマは、数多くいる女達の中でも最弱の部類に入りそうな程に快感に対して貧弱であったのだ。この表現も適切では無いかもしれない、彼女にとってマスターという存在だけが"最大の弱点"になっていた。

 

 それこそディープキスだけで絶頂を迎える程に、敏感で我慢の一切出来ない程である。しかし、ただのキスをしただけで、男女の"愛を確かめる行為"が終わる筈も無かった。

 

 ずっと唇同士が繋がった状態であった、マスターがゆっくりと口を離れる。二人の唇の間には透明な唾液の糸が引いており、それはまるでまだ繋がっていたいと表現しているようだ。

 

 露骨に名残惜しそうな表情を浮かべる彼女は、目尻に涙まで浮かべながら半開きになった口から荒い呼気を吐き出す。口端からはダラダラと唾液が垂れており、その唾液は形の良い顎先から豊かな胸元へ向かってポタポタと零れ落ちる。

 

 

「じゅるる゛っ♡♡ んぐっ♡♡ ん゛ぅ゛……ん゛っ♡♡ ――ぷはぁっ♡♡♡ はぁ゛ーーーっ♡♡ はぁ゛ーーーっ♡♡♡」

 

「んっ――はぁ、本当はもっとキスしたかったんだけど、カーマが可愛いくて我慢出来ないから……"次"に進んで良い?」

 

 

 何度も迎えた絶頂の余韻で呂律が回っていないカーマは、声を微かに震わせながらマスターの言う次について尋ねる。

 

 

「はぁ゛ーーっ♡♡ はぁ゛ーーっ♡♡♡ つっ、次れすか?♡♡」

 

「うん、次はおっぱいが触りたい」

 

「~~~~~~~~~~~~~っっ゛♡♡♡ ぉっぱぃ♡♡ おっぱいはぁ……♡♡ そっ、そんなの駄目れすっ♡♡ キスだけでこんなに♡♡ イっちゃったのにオッパイもイジられたら……っ♡♡♡」

 

 

 彼女は自分が彼に乳房を口付けの時のようにタップリと愛撫され、キスとは比べものにならない程の絶頂と痴態を晒してしまうことを危惧する。しかし、マスターの要望に対して拒める訳も無いことは、カーマ自身が一番良く分かっていた。

 

(女の気持ち良い所を分かってるマスターに、敏感になったおっぱい触られたら……♡♡♡ こっ、壊されちゃいますっ♡♡ キスでイっても許してくれなかったのに、おっぱいでイっても許してくれる筈も無いです♡♡♡ ~~~~~~~っ♡♡)

 

 容易に想像が出来る自身の恥ずかしい未来を悟りながら、彼女は言葉を発しようとする。しかし、それよりも早くに、彼が耳元でカーマにとって逆らえ無くなる言葉を囁いた。

 

 

「――もっと愛したいから、自分でおっぱい見せて?」

 

「――――っ♡♡♡ もっ、もっと愛してくれる……♡」

 

 

 愛される悦びを既に知ってしまった彼女は、マスターの『もっと愛したい』という言葉の誘惑に簡単に屈してしまう。もっと自分が蕩けて彼に依存してしまうことを知りながら、震える指先を胸元を隠していた頼りない装飾へと近付ける。

 

 

 ――プチっ……タプン♡♡♡

 

 

 結局、愛への誘惑に勝てなかった愛の神は、胸元を隠していた装飾を外したのだ。

 

 窮屈な拘束具から開放された豊かな乳房は、たゆんっ♡♡と大きく大胆に揺れた。ウエストがキュッと引き締まっているせいで、カーマの巨乳は体感ではそれ以上のサイズに見える。

 

 汗でテラテラと光沢を放つ桜色の乳輪や乳首は、外気に触れただけでジンジンと沁みるような快感を感じ取っている。そして彼女が感じている快感は乳首や乳輪が外気に触れるものだけでは無く、マスターの熱すら感じそうな視線にも気持ち良くなっていた。

 

 実際には数秒程度の出来事ではあったのだが、カーマにとっては数十分にも感じる彼からの視姦に、柔らかそうな乳房をプルプルと揺らす。後ほんの数秒でも視姦が続けば、それだけでアクメしてしまいそうな彼女に向かって、両手をゆっくりと伸ばすマスターが声を掛ける。

 

 

「最初は優しく触ろうと思ったけど――――ごめんね。手加減出来そうも無い」

 

「ぁ~~~~~~~~~~っっ゛♡♡♡」

 

 

 ――ぴゅっ♡♡

 

 

 彼の言葉によって極度の興奮状態に陥ったせいなのか、それとも相手の望む姿になろとするカーマの能力が発動した結果なのかは定かでは無いが、殆ど音になっていない声を上げる彼女の乳房の先端からは、真っ白な母乳が確かに噴き出ていた。

 

 それを目撃したマスターの目が飢えた獣のような眼に変わり、カーマの未来が更に愛と快楽に溺れることが確定してしまう。どちらにしても逃げることなど彼の部屋へと入った時点で不可能である彼女は、母乳を噴き出す快感に身悶えることしか出来ない。

 

 

 愛の神を性愛に堕落させるマスターの魔手が、両の掌にも収まらない程に豊かな乳房へと触れる。

 

 

「――――っ♡♡♡」

 

 

 絶対に逃げることの出来ない部屋の中で、蜂蜜よりも甘ったるい女の嬌声が響き渡った。




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