――パチュンっ♡♡ パチュッ♡♡♡ パチュンっ♡♡
「…………ッ♡♡♡ ――ィっ♡♡ ……っ♡♡♡」
ラブホテルに設置されていそうなガラス張りの立方体の中では、シャワーのお湯が流れる水音と共に、肉同士のぶつかり合う子気味良い破裂音が、密閉空間特有の反響をしながら鳴り響いていた。鼓膜を揺さぶるイヤらしいリズムは、聞く者の理性を徐々に奪っていくだろう。
その本来ならば一人だけでの使用を想定されているガラス張りのシャワー室では、一組の男女が絡み合っている。茶髪の美女は床に両足の先端すら着いておらず、青年に対して背を向けたまま肉付きの良いムッチリとした両脚を持ち抱えられていた。
「ィ~~~~~っっ゛♡♡ ぃ……っ♡♡♡ ぁ゛――っっ゛♡♡♡」
ガラスで出来た壁に両手を突き、豊満な乳房や膨れているお腹が押し潰れている。
女は肉同士のぶつかる破裂音がする度に、開いた口からピンク色の舌を突き出しながら、何らかの声を出そうとしているのだが、既に声を出すことすら出来なくなっていた。声を出す代わりになのか、快感を伝えるために秘肉の割れ目から、雌のフェロモンを大量に含んだ透明な体液を噴き出している。
女性らしさの塊である丸くイヤらしい肉の付いた桃尻は、度重なる打ち付けで真っ赤に腫れ上がっていた。今もマスターの鍛えられた硬い下腹部が叩き付けられており、イジメられるのが大好きな媚尻に開発されている。
青年のいきり立った剛直はトロトロに解れた膣孔に埋没しており、親指よりも深い段差のあるカリ首でゴリュゴリュと掘削を続けていた。そんなカリ首に掻き出された泡立ったお粥のような濃厚な精液は、シャワーの流水によって流されている。
一日以上の時間をまぐわいに費やしているのだが、一般人である筈の青年――藤丸 立香は未だ元気である。逆に星の触覚や精霊に近い存在である筈の美女――虞美人の方が、精魂尽き果てたグロッキーな状態であった。
四肢に力が入っておらず、快感に溺れる瞳もどこか虚ろである。
それもその筈、このまぐわいが始まってから一切の休みは与えられず、性行為かご奉仕をさせられ続けているのだ。絶頂で気を失ってしまうことがあったとしても、直ぐに次の絶頂で叩き起こされてしまう。
常に脳髄を焼くような快感を与えられ続け、脳がトロトロに蕩けている。
豊かに実った果実のような乳房を念入りに揉みしだかれながら、トロトロに解れ調教され切った膣孔や尻孔を蹂躙され続けており、獣のマーキングのように白濁とした精を注がれ続けていた。普段は小さな窄まりでしか無い尻穴が、今はぽっかりと穴が拡がったまま締まらなくなっている。
ゴプゴプと卑猥で粘っこい水音をさせながら、お粥のような白濁とした濃い精を溢れさせてしまう。
「汗塗れでセックスするのも気持ち良いですけどっ! こうやってシャワーでさっぱりしながらするセックスも気持ち良いですねっ!」
――じゅっ……パンッ♡♡♡ パチュンっ♡♡ バっチュンッ♡♡♡
「――――っッ゛♡♡♡ ぃひ……っ゛♡♡ ィ――ッ♡♡♡」
(バカこうはぃ……ィっ♡♡♡ こっちはずっと気持ち良いのよぉ♡♡ ィク――ッ♡♡♡ わっ、私じゃなかったらとっくに死んでるぅ゛♡♡ あっ、後で絶対に怒ってやるんだからぁ……ッ♡♡ ィ゛……イっク゛ぅ~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡)
絶頂した状態から戻って来れなくなっている虞美人は、両膝の裏側を持ち抱え上げられながら、完全に逃げる手段の無い中で子宮を突き上げられる。彼女の細腕よりも遥かに太く長いペニスが、クタクタになるまで性的暴行を受けた子宮を押し潰していた。
一番弱い性感帯に調教されているG-スポットを圧迫される度に、尿道口から尿か潮かも分からない体液を満潮時の間欠泉のように噴き出す。虞美人は絶頂癖と共に潮吹き癖まで付けられており、簡単に尿道口を決壊させてしまう。
シャワー室に流れる水音とは違う、卑猥な水音が混じっていた。
彼女が潮や尿を噴き出す度にマスターが褒めるせいで、虞美人はお漏らしをすることへの抵抗感というものが無くなってきている。今の状態の彼女に彼がお願いをすれば、恥ずかしながらも放尿をしてくれる所を見せてくれるだろう。
「先輩――ッ。顔だけで良いんで、こっち向いて下さいっ。もう射精そうなんで、キスしながらシたいですッ! ――んっ」
「んむっ゛♡♡ じゅるるっ♡♡ ちゅっ♡♡ ぢゅるるるっっ゛♡♡ ちゅぢゅぅっ♡♡ じゅるるる゛る゛ぅ゛――っ♡♡♡」
(きっ、キスしながら突くの反則っ♡♡ はんしょくぅ……っ♡♡♡ ごっ、強姦みたいに容赦なく犯す癖に、和姦みたいなキスで誤魔化されるっ♡♡ 唇同士だけじゃ無くて、子宮とオチンポでもディープキスされ――ぃひぃっ゛♡♡ イ゛ッ~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡)
一切の加減も無く長大なペニスで子宮を突き上げられながら、艶やかな桜色の唇を新婚の夫婦がするような熱い口付けで奪われる。何の遠慮も無しにマスターの長い舌が、虞美人の甘ったるい唾液に濡れた口内を蹂躙していた。
彼女の子宮がキュンキュンと痛い位に疼き、既に満タンであるのにも関わらず新しい精液を求めてしまう。その証拠に彼女の膣はこれまで以上にキツく締まり、硬く怒張したペニスから種を乞うように自然と動いていた。これのせいで膣襞や膣肉が深いカリ首に掘削され、より強い快感を感じてしまう。
虞美人本人は絶対に認めないだろうが、唾液を『じゅるじゅる』と水音を立てて啜られながら膣や尻孔を長大なペニスで犯され、その後は精と愛蜜で汚れたペニスを無理矢理に口内に挿入されることが好きにされていた。自分の膣孔や尻孔に挿入されていたペニスのお掃除フェラチオをさせられながら、オナホールのように扱われるのが大好きなマゾメスにされている。
食道の奥深くまでオナホールのように容赦無く犯されながら、クタクタのトロトロになった子宮や腸内と同じように、グツグツに煮立った精を際限なく注ぎ込まれ、胃の中でチャプチャプと音が鳴るまで精で満たされていた。
「じゅるる――はぁっ、先輩ッ! もう直ぐ射精ますッ……今日こそ孕ませますからねっ!」
「~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡ ばっ、ばかぁ……んむっ♡♡ んちゅ♡♡♡ ぢゅるるぅ……っ゛♡♡♡ じゅるる――っっ゛♡♡」
(毎度、毎度ぉ……っ♡♡♡ ぁっ、赤ちゃんばっかり強請るなっっ゛♡♡ ただの人間となんて出来る方がおかしいって、毎回説明してるでしょ……っ♡♡♡ 私だって産めるんならとっくにぃ――――ッっ゛♡♡♡♡)
肌を重ねることを許した者にしか見せてはいけない、淫らな表情を浮かべている虞美人の括れた細いお腹は、マスターが望んでいる妊婦のように膨らませている。そして、心の奥底では彼女自身も望んでいるのだろう。
シャワー室の中では男女の淫らな臭いが立ち籠っているのだが、シャワー室を出た外側には更に濃密な男女の淫臭が噎せ返ってしまう程に籠っていた。部屋中に男女のまぐわった痕跡が残されており、白濁や透明、黄色など様々な色の水溜まりが出来上がっている。
壁にも犬がマーキングしたかのような尿の後が残っており、虞美人が様々な体位や場所でマスターに犯されていたことが伺えた。実際に一般的に男女がまぐわう場所となるベッドの上だけでは無く、トイレや壁、机の上などで彼女は、獣のように卑猥なポーズをしながら何度も種付け交尾をしている。
マスターのことを"二番目"と言いながらも彼女は、彼の人並み以上どころか人外の域に入りつつある性欲の全てを受け入れていた。それこそ日頃から一切の避妊をしていない彼との間に、愛の結晶と言っても過言では無い、子供が出来てしまっても良いと考えているのだ。
二人は蛞蝓同士の交尾のように舌を密着させ絡め合いながら、ラストスパートに向かって動いていく。マスターの腰の動きはこれまで以上に激しくなり、虞美人は子宮口を緩めてより奥で精を受け止めようとする。
何百回とまぐわっているからこそ、射精のタイミングが本能的に分かってしまうのだ。
――バッチュンっッ♡♡♡ バチュンッ♡♡ バっチュンッっ♡♡♡
「ぢゅるっ゛♡♡ ぢゅるるっ゛♡♡ ぢゅちゅぅ……っ♡♡♡ ん゛ぅ゛~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡」
――びゅぶぶっ♡♡ ぶびゅっ♡♡♡ ぶびゅっ♡♡♡ ぶびゅるるるるるっ♡♡ びゅぶっ♡♡ びゅぶっ♡♡♡ びゅぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ♡♡♡ どぴゅっ♡♡ どぴゅっ♡♡♡ どびゅびゅびゅびゅびゅびゅっ♡♡♡ びゅるる…………びゅ
何度目になるかも分からない子宮内への直接吐精が行われる。古い精が膣や膣口から溢れるように追い出され、ずっしりと重たい睾丸の中で煮詰まった新鮮で元気な精が注がれた。
マスターの口内で蜂蜜よりも甘ったるい嬌声を上げる彼女は、お腹が膨れる圧迫感と全身に高圧電流が流れるような快感に晒される。目の前を全てが光りに包まれるような閃光に覆い尽くされ、尿道口から黄金色の体液が放物線を描きながら出ていた。
女神や鬼、果てには龍すら孕ませる、化け物のような精子達が子宮内を埋め尽くす。
――しかし、二人の間には"まだ"子供が出来る気配は無かった。
互いに子供が出来なかったことを本能で悟ったのか、マスターは再び腰を動かし始める。虞美人もまた絶頂の中でされるがままにではあるが、絡ませ合ったままの舌を動かす。
ガラス張りのシャワー室の中では、二つの人影が重なり合ったままである。
―――――――――――――――――――――――――――――
――『聖晶石』という名の、夜空に輝く星の形を象った八面体の結晶。その結晶は雨上がりに掛かる虹のように光り輝き、聖なる力の宿った概念的な物質である。
数多の未来を確定させる"概念"を結晶化させた物質であり、魔術的な名称として"疑似霊子結晶"とも呼ばれる。多くのリソースを必要とする聖晶石とは、貴重で稀少な資源の一つであるため、"人理継続保障機関 カルデア"に於いても一定数の確保が重要とされていた。
……無数にある並行世界のマスターの中には、"色々なもの"を削った末に、聖晶石を手に入れている剛の者もいるらしい。
聖晶石には様々な使用用途が存在しているのだが、最も重要な使用方法は聖晶石を三つ消費して行われる"カルデア式英霊召喚"だろう。"シールダー マシュ・キリエライト"が持つ、『平等を意味する卓』を原型に作られた"盾"を用いて行われる召喚儀式である。
――人的資源が慢性的に不足しているカルデアに於いて、戦力を増強する唯一の手段だ。
カルデア式英霊召喚について端的に説明すると、"座"と呼ばれる死後も"語り継がれる英雄"が死んだ後に"魂"が保管される場所があり、召喚を行うマスターと"縁を紡いだ英霊達"を座から現世へと召喚するというものだ。
基本的に特異点で縁を紡いだサーヴァント達が、その縁を辿って召喚されることが多い。しかし、英霊達が存在している『座』には、過去や未来などの"時間"という概念が存在していないのだ。
――その結果、マスターにとっては遥か遠い未来の出来事であろうとも、縁を紡いでさえいればサーヴァントとして召喚されることがある。座に時間という概念が存在していないからこそ、英霊側にとっても"予期せぬ再開"があるのだ。
――"虞美人"と"マスター"の出会いが、正しくそうであった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
「――二つ、三つ……うん、数も大丈夫だね」
黒髪の青年は足元に置いた三つの聖晶石を、人差し指を動かしながら数え直す。
彼はこれから行う"詠唱"に間違いが無いか、脳内で確認作業をしていた。既に三桁近い召喚を行っているため、詠唱自体は完全に暗記しているのだが、半ばルーティンのようなものとなっている。
人理継続保障機関カルデアに所属する人類最後のマスター "藤丸 立香"は、第三特異点"封鎖終局死海 オケアノス"の攻略が終了したばかりであり、まだまだ戦力が不足していることを痛感していた。
実際にギリシャ神話の大英雄 ヘラクレスに山中を追い回され、比喩抜きに死にそうになったことも記憶に新しい。
そのためカルデアの施設内にある通称"召喚部屋"にて、新たな戦力となるサーヴァントを召喚をする準備を行っているのだ。今回も"海神 ポセイドン"をしばいて聖杯を奪った、頼りになり過ぎる"船長"を筆頭に、多くの英霊と縁を繋ぐことが出来たため、誰かが召喚に応えてくれる可能性は非常に高かった。
英霊召喚用の魔法陣の前に立った彼は、赤い令呪の輝く右手を魔法陣に向かって伸ばす。
深く息を吐いた後に閉じていた目をカッと見開き、英霊を召喚するための詠唱の言葉を口にする。流れるように紡がれる言の葉は、まだまだ未熟ではあるがマスターが一廉の魔術師であることの一端が垣間見える。
「――告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に……聖杯の寄るべに従い、人理の轍より応えよ。汝、星見の言霊を纏う七天。降し、降し、裁きたまえ、天秤の守り手よ――ッ!」
彼のまるで歌うような詠唱が終了すると共に、目の前の召喚サークルが金色に回転しながら輝き始めた。目を開けていられなくなる程の眩い光に視界が包まれ、至近距離に居たマスター自身も思わず目を閉じてしまう。
この発光現象はサーヴァントの召喚が成功した証であり、カルデア式の英霊召喚では"概念礼装"と呼ばれるモノが"摘出"されることもある。そのため今回の彼は、運が良い方であった。正しくカルデア式の英霊召喚とは"ガチャ"に近しいものがあるため、サーヴァントの召喚が出来ない時には本当に出来ないのだ。
因みに完全に余談となってしまうのだが、基本的にはサーヴァントの召喚が出来た方が嬉しいに決まっている。しかし、一部の稀少な概念礼装については、無数にある並行世界の中で喉から手が出る程に欲しているマスターが存在しているらしい。
視界が眩む程の光が徐々に収束していくと、栗色の長髪を三つ編みした黒縁眼鏡を掛けた女性――"虞美人"が呆けた表情のまま現れる。暫くの間、口を半開きにしたまま放心していた彼女だったが、不機嫌な様子を少しも隠していない声色で、目の前のマスターへと話し掛けた。
「あのねぇ、よくもまぁ抜け抜けと……よりにもよってお前が私を召喚するなんて、一体どういう神経してるの!? ――ふん、まあいいわ。縁があったのもまた事実。サーヴァント、アサシン。その契約に応じてあげる」
虞美人は不満や困惑、驚愕といった負の側面が強い感情の入り混じった、露骨に不機嫌そうな表情を浮かべており、人畜無害そうな彼の顔をキッと睨み付けている。何となくいきなり引き取られた野良猫のようであり、怖いという思いよりも可愛らしいと思えてしまう。
初対面である筈の彼女が明らかに既知の人物への対応をしてくるため、若干だが困惑の表情をマスターは浮かべてしまう。しかし、持ち前の基本的に誰とでも仲良くなれる柔軟さを発揮して、普段通りの挨拶を返した。
「えっと……初めまして藤丸 立香です。これからよろしくお願いします」
「…………?」
握手のために右手を差し出した彼に対して、小首を傾げながらも心根が優しい虞美人は、咄嗟に握手を返してしまう。握手をしたまま少しの間があって彼女は、『自分とマスターが"異聞帯"で戦った』時よりも"過去"に召喚されたのだと気が付き、驚きの余りカルデア中に響き渡るような大声を上げる。
「はっ、はぁ~~~~~~~~~~ッ!!?」
こうして二人の邂逅の結果は、マスターの聴覚が暫くの間失われることで幕を閉じた。
彼と虞美人との出会いは、ある意味で最悪に近いものである。そして、彼女にとって最も居心地の悪い、"未来で裏切ることになるカルデア"での生活が始まることとなった。
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