※この作品はR-18です。

オルタはお嫌いですか?   作:濁り丸

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今週も投稿となります!
基本、日曜日投稿となるかも?


番外編:愛玩の獣は反省させられ、屈服交尾で孕み堕ちる-2

「——マスター、お持ちしました」

 

 

 正統派な洋装である漆黒のロングドレスを身に纏っている処女のように色白な肌と濡れ鴉の黒羽根のように艶やかな黒髪の麗人——紫式部は漆塗りのお盆を両手で持っているのだが、その上には文字や紋様にも見える何かが描かれたお札が等間隔に巻かれた神社のしめ縄を彷彿とさせる拘束具が載せられていた。

 

 

「こちらがご依頼の品となります。実際に試すことは出来ておりませんが、始皇帝様や太公望様も出来栄えに太鼓判を押しておりました。性能に関しては間違い無いでしょう」

「薫子さんも協力してくれて本当にありがとう! この縄があれば……コヤンのことを懲らしめられるんだね」

 

 

 安倍晴明の弟子である香子や始皇帝、妲己との因縁浅かぬ太公望など、強大な力を持った妖狐を始めとした獣を退治するのに最適なメンツに道具作成を依頼したマスターは、遂に獣の力を完全に封じることが可能な拘束具を手に入れたのである。コヤンスカヤはカルデアに召喚された後も人間が破滅する姿を楽しむために精力的に活動していたため、道具製作者達も協力的で想定していたよりも早く完成したのであった。

 

 

「コヤンを部屋に呼び出してるんだけど、反省してくれるならこの縄は使わないかも」

「はい、それでよろしいかと思います。使用しないに越したことは無いですからね」

 

 

 香子との会話からもこの時点でのマスターはコヤンスカヤが反省してくれるのならば、縄で拘束したりせずに許そうと中立・善の属性らしい考え方をしていたのである。だが、これから相対する彼女は正真正銘根っからの悪女であるため、彼が思っているような平和的な解決を迎えられる筈が無いのであった。

 

 

「それじゃあ頑張ってくるね」

「はい、上手くいくことを祈っております」

 

 

 

 

 

 

 

———————————————————————————————————————————

 

 

 

 

 

 

 

「——失礼致します」

 

 

 スライド式の自動扉が開かれた機械音の直後にピンヒール特有のコツコツという床を叩く小気味良い音が断続的に響き、ライダースーツのような衣装を完璧に着熟しスーパーモデルのような歩き方のコヤンスカヤはマスターが待ち構えているマイルームに入室した。傾国の美女という表現が余りにも似合い過ぎている彼女はその場にいるだけで空間を支配しており、見慣れている筈の彼でさえ見惚れてしまい気圧されてしまいそうである。

 

 だが、何度も自分や他の人を騙してきた悪辣なコヤンスカヤを反省させるという明確な目的があるため、背後に隠し持っている縄をギュッと握り締めることで気合を入れ直したマスターは声を掛けたのだ。

 

 

「ちゃんと来てくれてありがとう」

「まさかマスターから呼び出されるとは思っておりませんでした。本日はどういったご用件でしょうか? 言っておきますが一度結んだ契約は、解除することは出来ませんので悪しからず」

「くぅ……っ、今日という今日はコヤンの思い通りにはいかないよ?」

「あらあら、何やら策があるようですが。この前のようにまた唇の誘惑に負けてしまうのが関の山。今回も素敵な契約をご用意しておりますっ」

 

 

 用事があるとマスターにマイルームまで呼び出されたコヤンスカヤは、また彼のことを揶揄い倒して更なる悪徳契約を結ばせるつもりであり、また人間を弄べると機嫌が良いため桃色のふんわり尻尾を左右にフリフリと揺らしている。

 

 普段とは様子が違っているマスターに対して多少なりとも違和感を覚えているコヤンスカヤであったが、貧弱な人間では自分を脅かすことは出来ないと彼女は高を括っているため余裕タップリな態度を崩すことは無かった。

 

 

「今度はちゃぁんと唇に口付け致しましょうか?♡♡」

「————っッ」

 

 

 普段のマスターであればここで誘惑に負けてしまうのだが、今回は文字通りの”秘密兵器”があるため最後の忠告を行う。

 

 

「今までのことを謝ってくれて、これから悪いことしないなら許して上げるよ」

「ふふっ、そもそも謝るようなことはしておりませんわ! 私の魅力に惑わされて、騙されてしまう方が悪いのでは?」

 

 

 余りにも正統派で清々しさすら感じられる悪女といった態度を取るコヤンスカヤに対して、反省させるためにちゃんとしたお仕置きが必要だと判断したマスターは、背後に隠し持っていた縄を彼女に向かって突き付けたのである。

 

 

「使わないで済むのが一番だったけど、反省しないコヤンが悪いんだよ」

 

 

 最初は抵抗可能な令呪でも突き付けられたのかと甘くみていたコヤンスカヤであったが、幾つものお札が巻かれた縄を視認した瞬間に目を見開きながら驚いてしまう。

 

 

「んぅ……っ、な——っッ?!! まっ、マスター。大変清らかで忌々しい力がヒシヒシと感じるその縄はなんでしょうか? 私の本能がそれは危険だと告げておりますっ」

 

 

 桃色をした狐を彷彿とさせる獣耳やフワフワの尻尾がピンと立って毛を逆立てているコヤンスカヤは、マスターが手にしているお札付きの縄が自分を脅かすだけの力を秘めた危険な代物であると本能が告げていた。普段は見られない警戒や怯えにも似た感情がありありと表情に浮かび上がっている彼女に対して、彼はこの拘束具を作ってくれた面子とその効力について自信満々に説明する。

 

 

「これは香子さんや始皇帝、太公望にお願いして作ってもらったコヤン専用の拘束具だよ。能力や腕力を含めた全ての力を完全に封じるから、縛られたら人間の女性よりも非力な状態になるって太鼓判を貰ってる」

「ちょっ、ちょっとメンツが本気過ぎませんことっ?!! 一体全体、私に何の恨みがあるのでしょうか」

「そうやってしらばっくれようとするんだね」

「ぁ——っ」

 

 

 どうにかこの縄や場所から逃れようとコヤンスカヤが思考に集中し過ぎた結果、自分は恨まれるようなことをしていないと安易に発言してしまい、それが余計にマスターの神経を逆撫でするのであった。絶対にお仕置きして反省させなければならないと決意した彼は、縄を突き出したままジリジリと詰め寄っていく。

 

 

「ひぃ……っ、その表情で近寄られると怖いのですけれどっ。縄が近付くと静電気のようなビリビリを感じますっ」

 

 

 このままでは本当に力を封じられて拘束されてしまうコヤンスカヤは、自然とベッドが鎮座している部屋の奥側に向かって後退りしていった。膝裏が寝台にコツンと当たるまで追い詰められてしまっている彼女に対して、最後の慈悲としてマスターは謝罪するなら許そうと心に決めながら声を掛ける。

 

 

「何か言い残したいことはある?」

「コホンっ。私やられたことは決して忘れませんので、お覚悟の程よろしくお願いします」

「……”縛”っ!」

「ぎゃ——っッ?!!」

 

 

 この追い詰められた状況で丁寧口調ではあるが”後で覚えていろ”と口にしたため、完全に容赦する必要はないと判断したマスターは縄を起動させる言葉を呟いた。眩い輝きを放ち始めたお札付きの縄は対象である彼女に向かって宙を駆ける蛇や龍のように自動で飛び掛かり、抵抗する暇さえ与えずに両の手首を縛り上げるのと同時にヘッドボードに巻き付くことによってベッドに拘束したのである。

 

 

「くぅ……っ、本当に力が封じられておりますっ」

「言ったでしょ。コヤンを普通の女性よりも非力にするって」

 

 

 物理的に縛り上げられただけで無く能力も封じられてしまったコヤンスカヤは、縄を振り解こうと腕を動かしてみるのだが文字通りビクともしていない。想像していた以上に彼女は縄によって無力化されており、この状況では本当にマスターにお仕置きされてしまうと背中に冷や汗がタラリと伝う。

 

 見下ろしているマスターの視線からも本気であることは明白であるため、コヤンスカヤはあくまでも余裕な態度を表面上は取りながら拘束を解いて貰おうとお願いする。

 

 

「まっ、マスター? 今なら一時の気の迷いということに致しますし、今回のことは水に流して差し上げます。ですから”これ”、外して頂けませんか?」

「駄目だよ、絶対に反省するまで外さないから。コヤンと契約を結んでいるマスターとして、今度という今度はタップリ懲らしめて反省させる」

「そんなぁ。こっ、この前の契約書も特別に解除致しますから……っ。ね?」

 

 

 少しずつ条件を提示しながら拘束を解いて貰おうとするコヤンスカヤであったが、マスターは既に許して上げる段階を過ぎているため寝台の上に乗るのであった。そして、手首を縛られて両腕を上げているせいで余計に強調されている美巨乳に向かって、彼は両手を伸ばすとそのまま鷲掴みにしてしまう。

 

 

「こっ、これまでのことはあやま——」

「もう遅いっ!!」

 

 

 ——むぎゅぅ゛うう゛ぅ゛————っっッ゛!!!♡♡♡♡♡

 

 

「りぃ゛いい゛ぃ゛い゛ぃ゛〜〜〜〜っっッ゛!!???♡♡♡♡♡♡」

「毎回、毎回谷間と上乳を見せ付けてきてっ! 態とおっぱい押し当てて誘惑してきたの反省しろっ!!」

 

 

 これまでのたわわに実った乳房を用いてコヤンスカヤに誘惑されてきた出来事をマスターは思い出しており、ライダースーツを思わせる分厚いラバー素材のような生地越しでも柔らかさが感じられる柔肉を揉み潰していく。

 

 

 ——ぎゅぅ゛〜〜っ♡♡♡♡ むぎゅぅ゛う゛ぅ゛〜〜〜〜っッ゛♡♡♡♡♡

 

 

「ん゛ひぃ゛〜〜っッ?!!♡♡♡ お゛ッ♡♡ おっぱぃ強過ぎますぅ゛うう゛ぅ゛〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡」

「もう二度と誘惑も悪徳契約も出来ないように、今日はタップリお仕置きするから覚悟してよ」

「ひっ、ひぃ゛〜〜〜〜〜〜っっッ♡♡♡♡♡♡」

 

 

 これから起こることをコヤンスカヤは想像してしまい、マイルームに響き渡る悲鳴を上げるのだが完全な自業自得であった。




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